JP2009254784A - サイクロン分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】捕集対象物に対する圧縮力を解除しても,固く圧縮された状態を維持することが出来るサイクロン集塵装置を提供すること。
【解決手段】内周面が略円筒状の捕集容器を備え,捕集容器の円周部にその周方向に設けられた空気流入口から吸い込まれた空気を略円筒状の内周面に沿って旋回させた後,捕集容器の中心部からフィルタ手段を経て排気することにより,空気に含まれる比較的大きい捕集対象物を前記捕集容器の底部で捕集すると共に,比較的小さい捕集対象物を前記フィルタ手段において捕集するサイクロン分離装置の捕集容器内に,捕集容器の垂直中心軸を中心とする螺旋状曲面を備え,前記垂直中心軸の周りに回転可能な圧縮部材を備えてなるサイクロン分離装置。
【選択図】図2

Description

本発明は,捕集対象物を遠心分離するサイクロン分離装置に係り,特に,捕集された比較的大きい捕集対象物の捕集量を増加させることの出来るサイクロン分離装置に関するものである。
従来から,略円筒状の捕集容器の中心部に設けられた排気部から前記捕集容器内の空気を排気することにより,前記捕集容器の円周部に設けられた空気吸い込み部から吸い込まれた空気を前記捕集容器の内周面に沿って旋回させた後,フィルタ手段を経て前記排気部から排気し,前記空気に含まれる比較的大きい塵埃を前記捕集容器の底部で捕集すると共に,比較的小さい塵埃を前記フィルタ手段において捕集するサイクロン分離装置の一例としてのサイクロン集塵装置が,特許文献1として知られている。
このサイクロン集塵装置は,比較的大きい塵埃を旋回させることで遠心力によって捕集し,空気流に乗って飛翔する比較的小さい塵埃については,空気流中においたフィルタ手段によって捕集するものであるため,騒音が少なく,集塵効率についても改善されたものである。
上記のようなサイクロン集塵装置を一般家庭で使用すると,布団や衣類から生じる綿ホコリが集塵ごみ容積の大半を占める。この綿ホコリを構成する繊維等は,それ自体が弾性を持つため,塵埃の密度は小さく,頻繁に集塵部から取り除く(捨てる)必要がある。また,このような塵埃は,軽くて容易に飛散するため,外部のごみ箱等に廃棄する際,塵埃が舞い散って再飛散することで使用者が不快に感じるという問題がある。
しかしながら,上記特許文献1に記載のサイクロン集塵装置は,あくまで空気の流れに頼って塵埃を捕集するものであるため,捕集された前記繊維などの低密度の埃を一定以上に圧縮することが出来ず,限られた塵埃の捕集空間における塵埃の集積度をそれほど向上させることが出来るものではない。従って,捕集された塵埃を頻繁に捨てないと捕集効率が低下するので,ゴミを捨てる手間がかかる点,あるいは,塵埃を捨てる時に,塵埃が硬く圧縮されておらず,空気中で分散されやすいので,ごみ箱等に廃棄する際,塵埃が舞い散って再飛散することによる不快感を解消することが出来ないという問題を解決することが出来ない。
このような課題を解決するためには,捕集された塵埃を出来るだけ固く圧縮する必要がある。このような,塵埃の圧縮手段を備えた従来の集塵装置として,特許文献2に記載の機械的な圧縮手段を備えた集塵装置がある。
このような機械的な圧縮手段を備えた集塵装置では,捕集された塵埃を硬く圧縮することが出来るので,長時間連続的に使用しても集塵効率が低下することがない。
特開2006−75584号公報 特開2005−13312号公報
しかしながら,上記特許文献2に記載の集塵装置では,ドーナツ状の圧縮円板を,人によって操作されるハンドルを介して,集塵部上方より押し下げることにより塵埃を圧縮するものであるため,基本的に使用者の手間を煩わせるという新たな問題を生じるものである。
また上記特許文献2の集塵装置では,上記圧縮円板を押し下げることで,埃などを単純に直線的に(回転を伴わずに)圧縮するだけなので,次回運転開始時に上記ドーナツ状の圧縮円盤を上昇させると,綿ホコリ等の形状が復元しやすい塵埃は,圧縮前に近い容積となり,結局圧縮動作の効果が損なわれる結果となってしまうという課題がある。
上記したような課題は,電気掃除機のような集塵装置に限らず,空気中に含まれる粉体や繊維などの材料,あるいは粒度のことなる各種材料を含む空気から材料を粒度の違いによって分離するサイクロン分離装置において,等しく生じる問題であり,本発明は,上記した典型的な集塵装置のみでなく,広く各種の材料などを分離するサイクロン分離装置における,上記問題の解決に向けたものである。
従って,本発明は上記事情に鑑み創案されたものであり,圧縮部の回転によって捕集された捕集対象物を圧縮することで,捕集対象物を排出する時に捕集対象物に対する圧縮力を解除しても,固く圧縮された状態を維持することが出来,従って,大量の捕集対象物を捕集容器に蓄積しても吸い込み力が低下せず,長時間にわたって高い捕集効率を維持でき,さらに,上記のように捕集対象物について固く圧縮された状態を保持することで,捕集対象物を排出する時に圧縮力を解除した時にも,再度空中に飛散するような問題を生じない,優れたサイクロン集塵装置を提供することを目的とする。
さらに,圧縮部の小型化を図って圧縮部の駆動負荷の軽減と装置全体の小型化を図ることにも考慮した,サイクロン集塵装置を提供することである。
上記目的を達成するために,本発明は,
内周面が略円筒状の捕集容器を備え,該捕集容器の円周部にその周方向に設けられた空気流入口から吸い込まれた空気を前記略円筒状の内周面に沿って旋回させた後,前記捕集容器の中心部からフィルタ手段を経て排気することにより,前記空気に含まれる比較的大きい捕集対象物を前記捕集容器の底部で捕集すると共に,比較的小さい捕集対象物を前記フィルタ手段において捕集するサイクロン分離装置において,
前記捕集容器内に,該捕集容器の垂直中心軸を中心とする螺旋状曲面を備え前記垂直中心軸の周りに回転可能な圧縮部材を備えてなることを特徴とするサイクロン分離装置として構成されている。
具体的には,前記捕集容器の上部に,前記フィルタ手段を経て排気される空気の排気部を備えた分離装置本体が設けられてなるものが考えられる。
前記圧縮部材による捕集対象物の圧縮の態様としては,前記圧縮部材の回転により,該圧縮部材の前記螺旋状曲面が前記垂直中心軸の周りに回転されることにより,前記捕集容器に貯まった捕集対象物を前記螺旋状曲面によって前記捕集容器の底部に向かって押し出して圧縮してなるものが考えられる。
前記圧縮部材の前記螺旋状曲面の形状として,前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,該螺旋状曲面を螺子と想定したときに,該圧縮部材の回転により螺子が後退するように形成されてなるものがあげられる。このような,螺旋状曲面を螺子と想定したときに,螺旋状曲面が回転することにより,捕集対象物を移動させるものの典型例として,スクリューポンプとしてのアルキメディアンスクリューが挙げられる。
一方,螺旋状曲面の形状を,前記捕集容器の内周面に沿って旋回下降する気流の方向との関係で捉えると,前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,前記捕集容器の内周面に沿って旋回下降する気流の回転方向と一致する方向に形成されてなるものが一例として把握される。
逆に,本発明においては,前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,前記捕集容器の内周面に沿って旋回下降する気流の回転方向とは反対の方向に形成されてなるものも含みうる。
また,前記圧縮部材を回転駆動する駆動手段をさらに備えてなることも考えられる。
この場合,例えば,前記圧縮部材を,捕集対象物の捕集工程の終了後に自動的に回転駆動するように制御したり,前記圧縮部材を,捕集対象物の捕集工程の途中で回転駆動するように制御することが出来,省力化が進められる。
後者の場合には,前記圧縮部材を,捕集対象物の捕集工程の途中で,間欠的に回転駆動するように制御することも可能である。
前記いずれの場合にも,前記圧縮部材は,前記捕集容器内周面との間に略円筒状の空間を介して前記捕集容器内に収納されてなるサイクロン分離装置であることが望ましい。この場合,前記捕集容器内面との間の略円筒状空間の半径方向の幅を,下方に向かって小さくなるように構成することも出来る。
前記いずれの場合にも,前記圧縮部材の螺旋状曲面は,前記捕集容器の内周面に沿って,少なくとも該内周面の1周分以上にわたって形成されてものが考えられる。
あるいは逆に前記圧縮部材の螺旋状曲面を,前記捕集容器の内周面に沿って,該内周面の1周分未満にわたって形成するようにしてもよい。これによって圧縮部材の小型化が図られる。
またこの場合,前記圧縮部材は,その垂直中心に設けられた回転軸部と,前記回転軸部の周囲に形成された前記螺旋状曲面と,前記螺旋状曲面の上方に設けられた円盤状遮蔽部材とを備えて構成され,前記螺旋状曲面と前記円盤状遮蔽部材との間に垂直方向の隙間が介在するものが考えられる。
その場合において,前記螺旋状曲面が,前記捕集容器の上部開口部側の始端部から前記捕集容器の下部底面側の終端部にかけて形成されたものであり,前記始端部外縁が,圧縮部材の中心部から外周部にかけての半径が徐々に大きくなる曲線状に形成されてなるような形状にすることで,前記始端部に繊維くずなどがひかからないようにすることができる。
以上述べた,サイクロン分離装置は,前記捕集対象物が塵埃である場合には,サイクロン集塵装置として用いることが可能である。
本発明は上記のように,内周面が略円筒状の捕集容器を備え,該捕集容器の円周部にその周方向に設けられた空気流入口から吸い込まれた空気を前記略円筒状の内周面に沿って旋回させた後,前記捕集容器の中心部からフィルタ手段を経て排気することにより,前記空気に含まれる比較的大きい捕集対象物を前記捕集容器の底部で捕集すると共に,比較的小さい捕集対象物を前記フィルタ手段において捕集するサイクロン分離装置において,
前記捕集容器内に,該捕集容器の垂直中心軸を中心とする螺旋状曲面を備え前記垂直中心軸の周りに回転可能な圧縮部材を備えてなることを特徴とするサイクロン分離装置として構成されているので,前記圧縮部の回転によって,捕集された比較的大きい捕集対象物を,その回転によって圧縮することができる。
その結果,塵埃などの捕集対象物に対する圧縮力を維持することが出来,同時に該螺旋状曲面の上面側は集塵容器の空間として確保される。従って,大量の捕集対象物を捕集容器に蓄積してもサイクロン分離装置部分の性能が維持されるため吸い込み力が低下せず,長時間にわたって高い捕集効率を維持できる。
さらに本発明によれば,上記のように捕集対象物について固く圧縮された状態を保持することで,圧縮力を解除した時にも,再度空中に飛散するような問題を生じず,またそのままの形で後処理に回したり,捨てたりすることが出来る,優れたサイクロン分離装置を提供するものである。
さらにまた本発明においては,回転駆動される圧縮部材の小型化を図ることができ,圧縮部材の駆動負荷の低減と装置の小型化を図ることができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は,本発明の実施の形態に係る電気掃除機Xの外観図,図2及び図3は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を説明するための断面図,図4は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yに設けられた螺旋状回転圧縮部を説明するための図((a)は,下方から見た斜視図,(b)は,上方から見た斜視図),図5は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yに設けられた上部フィルタユニット13を説明するための図,図6は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を螺旋状回転圧縮部を中心として説明するための断面図,図7は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を説明するための分解斜視図,図8は,本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの螺旋状回転圧縮部への回転力伝達経路を説明するための断面図,図9は,螺旋状回転圧縮部の回転によって,塵埃が圧縮・積層される状況を説明するサイクロン集塵装置Yの断面図,図10は,螺旋状回転圧縮部への塵埃の貯まり具合を説明するサイクロン集塵装置Yの断面図,図11は,直円筒状の集塵容器が用いられた場合のサイクロン集塵装置Yの断面図,図12は,螺旋部の設定位置を説明するためのサイクロン集塵装置Yの断面図,図13は,螺旋部の設定位置を説明するためのサイクロン集塵装置Yの斜視図,図14は,集塵容器に形成されるリブを説明するためのサイクロン集塵装置Yの側断面図,図15は,集塵容器に形成されるリブを説明するためのサイクロン集塵装置Yの水平断面図,図16は,螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図6相当図,図17は,螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図7相当図,図18は,螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図8相当図,図19は,螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の螺旋部の斜視図,図20は,螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の始端部を円弧状とした螺旋部の斜視図(a),(b),及び平面図(c)である。
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る電気掃除機Xの概略構成について説明する。
図1に示すように,前記電気掃除機Xは,掃除機本体部1,吸気口部2,接続管3,接続ホース4,操作ハンドル5などを備えて概略構成されている。前記掃除機本体部1には,不図示の電動送風機,サイクロン集塵装置Y,不図示の制御装置などが内蔵されている。なお,前記サイクロン集塵装置Yについては後段で詳述する。
前記電動送風機は,吸気を行うための送風ファン及び該送風ファンを回転駆動する送風駆動モータを有している。前記制御装置は,CPUやRAM,ROMなどの制御機器を有してなり,前記電気掃除機Xを統括的に制御する。具体的には,前記制御装置では,前記CPUが前記ROMに記憶された制御プログラムに従って各種の処理を実行する。
なお,前記操作ハンドル5には,ユーザが前記電気掃除機Xの稼働の有無や運転モードの選択操作などを行うための操作スイッチ(不図示)が設けられている。また,その操作スイッチの近傍には,前記電気掃除機Xの現在の状態を表示するLEDなどの表示部(不図示)も設けられている。
前記掃除機本体部1は,該掃除機本体部1の前端に接続された前記接続ホース4と,該接続ホース4に接続された前記接続管3とを介して前記吸気口部2に接続されている。
従って,前記電気掃除機Xでは,前記掃除機本体部1に内蔵された前記電動送風機(不図示)が作動されることにより,前記吸気口部2からの吸気が行われる。そして,前記吸気口部2から吸気された空気は,前記接続管3及び前記接続ホース4を通じて前記サイクロン集塵装置Yに流入する。前記サイクロン集塵装置Yでは,吸い込まれた空気から塵埃が遠心分離される。なお,前記サイクロン集塵装置Yで塵埃が分離された後の空気は,前記掃除機本体部1の後端に設けられた不図示の排気口から排気される。
以下,図2〜6を参照しつつ,本発明に係るサイクロン集塵装置の一例であるサイクロン集塵装置Yについて詳説する。
図2及び図3に示すように,前記サイクロン集塵装置Yは,筐体10,内周面が略円筒状で,上記筐体10に対して着脱自在の集塵容器11(捕集容器の一例),内筒12,上部フィルタユニット13,塵埃受部14及び除塵駆動機構15などを備えて概略構成されている。
前記サイクロン集塵装置Yでは,前記集塵容器11,前記内筒12,前記上部フィルタユニット13,及び前記塵埃受部14が,垂直の中心軸Pを中心に同軸状に配置されている。また,前記サイクロン集塵装置Yは,前記掃除機本体部1に着脱可能に構成されている。
上記筐体10は,フィルタ122を備えた内筒12を備えている。
このサイクロン集塵装置Yでは,略円筒状の集塵容器11の中心部に設けられた前記内筒12から前記集塵容器11内の空気を排気することにより,前記集塵容器11の円周部に設けられた空気流入口111a(図7参照)から吸い込まれた空気を集塵容器11の内周面に沿って旋回させた後,フィルタ手段の一例である前記上部フィルタユニット13などを経て前記内筒12を経て排気し,前記空気に含まれる比較的大きい捕集対象物を前記集塵容器11の底部で捕集すると共に,比較的小さい捕集対象物を前記上部フィルタユニット13などにおいて捕集するものである。
前記集塵容器11は,吸い込まれた空気から分離された塵埃を収容するための内周面が円筒状で,且つ外形も円筒状の容器である。前記集塵容器11は,前記サイクロン集塵装置Yの筐体10に着脱可能に構成されている。ユーザは,前記掃除機本体部1から前記サイクロン集塵装置Yを取り出した後,該サイクロン集塵装置Yから前記集塵容器11を取り外して,該集塵容器11内の塵埃を廃棄する。なお,前記サイクロン集塵装置Yの筐体10と前記集塵容器11との間には,環状のシール部材161が設けられている。このシール部材161により,前記筐体10及び前記集塵容器11の間の空気の漏れが防止される。
また,前記集塵容器11の底部には,前記内筒12に設けられた後述の回転軸部123bに嵌合する嵌合部11aが設けられている。前記嵌合部11aの外周部には,前記内筒12の回転軸部123bとの隙間を埋めるための環状のシール部材11bが設けられている。このシール部材11bにより,前記回転軸部123b及び前記集塵容器11の間の空気の漏れが防止される。
さらに,前記集塵容器11には,前記接続ホース4(図1参照)が接続される接続部111が設けられている。前記吸気口部2から前記接続管3及び前記接続ホース4を通じて吸い込まれた空気は,前記接続部111から前記集塵容器11内に流入する。
ここで,前記接続部111の前記集塵容器11への空気流入口(不図示)は,前記接続ホース4からの空気が前記集塵容器11内で旋回するように形成されている。具体的に,前記空気流入口(不図示)は,前記集塵容器11側の出口が該集塵容器11の円周方向に向くように形成されている。従って,前記集塵容器11では,吸い込まれた空気を旋回させることで該空気に含まれた塵埃が遠心力によって分離(遠心分離)される。そして,前記集塵容器11で遠心分離された塵埃は,該集塵容器11の底部に収容される(図2,3の塵埃D1)。
一方,塵埃が分離された後の空気は,前記集塵容器11から矢印(図2)で示す排気経路112に沿って前記掃除機本体部1に設けられた不図示の排気口から外部に排気される。ここで,前記集塵容器11から前記排気口(不図示)までの前記排気経路112上には,前記内筒12,前記塵埃受部14,及び前記上部フィルタユニット13が順に配置されている。
前記内筒12は,前記集塵容器11内に配置された円筒状の部材である。ここで,前記内筒12は,前記塵埃受部14によって回転可能に支持されている。具体的に,前記内筒12は,該内筒12の上端に設けられた環状の凹部12aが,前記塵埃受部14の下端に設けられた環状の支持部14cに支持されることにより回転可能な状態で吊り下げられている。なお,前記内筒12を回転可能に支持する構成は,これに限られるものではない。例えば,前記内筒12の上下の端部を軸支することが一例として考えられる。
さらに,前記内筒12の上端には,後述の傾斜除塵部材134に設けられた係合部134cに係合する複数の連結部12bが設けられている。前記連結部12bは,前記内筒12の上端の開口縁部に上方に突出して設けられたリブである。
前記内筒12は,前記連結部12b及び前記係合部134cの係合によって,前記傾斜除塵部材134に一体回転可能に連結されている。これにより,前記内筒12は,前記傾斜除塵部材134に連動して回転することになる。なお,前記内筒12及び前記傾斜除塵部材134の連結構造はこれに限られない。例えば,前記内筒12及び前記傾斜除塵部材134各々に設けられた嵌合部を嵌合させることにより一体回転可能に連結する構成が考えられる。
また,前記内筒12の上部には,前記集塵容器11で塵埃が分離された後の空気を,前記上部フィルタユニット13に向けて排気するための内筒排気口121が形成されている。そして,前記内筒排気口121には,該内筒排気口121全体を覆う円筒状を成す内筒フィルタ122が設けられている。前記内筒フィルタ122は,前記内筒排気口121を通過する空気を濾過する。
例えば,前記内筒フィルタ122は,メッシュ状のエアフィルタ等である。なお,前記内筒フィルタ122は,前記内筒排気口121の内側又は外側のいずれに設けられていてもよい。また,前記排気口121及び前記内筒フィルタ122に換えて,前記内筒12にメッシュ状の孔を形成する構成も考えられる。その場合は,そのメッシュ状の孔が前記内筒排気口121及び前記内筒フィルタ122として機能する。
一方,前記内筒12の下部には,前記集塵容器11内の塵埃を圧縮するための螺旋状回転圧縮部123が設けられている。
ここで,図2及び図3に加えて螺旋状回転圧縮部123の斜視図である図4を参照しつつ,前記螺旋状回転圧縮部123について説明する。
図2〜4に示されているように,前記螺旋状回転圧縮部123には,回転中心である回転軸部123b,上記回転軸部123bの周りに形成された螺旋状曲面からなる螺旋部123a,上記螺旋部123aの上方に設けられた円盤状遮蔽部材123cを少なくとも備えている。
前記回転軸部123bは,前記集塵容器11の底部に設けられた前記嵌合部11aに嵌合される中空円筒である。前述したように,前記回転軸部123b及び前記嵌合部11aの間には前記シール部材11b(図2,3参照)が介在する。
円盤状遮蔽部材123cは,前記集塵容器11内において,後述する旋回流の遠心分離力により塵埃を分離する上側空間の部分(分離部104)と,塵埃を蓄積する下側空間の部分(集塵部105)との仕切りの役割を果たす。これにより,捕集した塵埃が巻き上がり,内筒フィルタ122を詰まらせる事を防ぐ。また,円盤状であるため,サイクロン気流中に含まれる塵埃が引っかかることが無く,塵埃を効率的に集塵容器11の底部へ誘導することができる。
また,前記回転軸部123bには,前記したように該回転軸部123bを中心にして,前記集塵部105の底面に向かって螺旋状に延び,その上下面が,前記垂直中心軸Pを中心とする螺旋状曲面を備えて湾曲した板状の螺旋部123a(圧縮部材の一例)が設けられている。この実施形態では,図4に示すように螺旋部123aが,集塵容器11の上部開口部側の始端部123sから前記集塵容器11の下部底面側の終端部123eにかけて形成されたものであり,上記始端部部123sは,前記円盤状遮蔽部材123cの下面に接続され,終端部123eは,フリーである。但し,本発明に係る螺旋部123aは,このような形状に限定されない。螺旋部123aの始端部123sが,前記円盤状遮蔽部材123cから切り離され,螺旋部123aと円盤状遮蔽部材123cとの間に隙間が介在するものでも良い。このような実施形態については後述される。
前記螺旋部123aは,後述するように前記内筒12が回転されるとき,前記集塵容器11内に蓄積された塵埃を集塵容器11の底部向かって移動させる。この時,前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,該螺旋状曲面を螺子と想定したときに,該圧縮部材の回転により螺子が後退するように形成されていることにより,この螺旋状曲面でゴミを圧縮することができる。
この時,前記螺旋部123aの前記螺旋状曲面は図6矢印Aの旋回気流と同様の傾斜方向をもって形成されていることが好ましい。このような螺旋部123aを図6矢印Aの旋回と反対方向に回転させることで前記集塵容器11内の塵埃は,該集塵容器11内面との摩擦によって,該集塵容器11底部へ移動することになる。
ただし,前記螺旋部123aの前記螺旋状曲面を,前記集塵容器11の内周面に沿って旋回する気流の傾き方向とは反対の方向に傾斜させることも可能である。この時,螺旋部123aの回転方向は,図6矢印Aの旋回気流の旋回方向と同一,即ち,螺旋部123aを螺子と想定したとき,螺旋部123aの回転により螺子が後退する方向になる。
さらに,前記内筒12が回転されるとき,前記集塵容器11の底部まで移動した塵埃に対して前記螺旋部123aは,前記集塵容器11の底部との摩擦によって,上記底面との間で塵埃を回転により回転軸中心から外側に向かって押し出し圧縮することになる。このような構成によれば,塵埃が回転によって固く圧縮されるので,前記集塵容器11の塵埃の蓄積可能量を増加させることができる。従って,例えば前記集塵容器11の小型化を実現することが可能である。また,固く圧縮された塵埃は,容易に解けないので,取り出し時にも空気中に飛散する問題がなく,そのままの形でゴミとして廃棄することが出来る。
一方,前記内筒12の内筒フィルタ122で濾過された後の空気は,該内筒12内を通じて前記上部フィルタユニット13に導かれる。
ここで,図2及び図3に加えて図5を参照しつつ,前記上部フィルタユニット13について説明する。ここに,図5(a)は,前記上部フィルタユニット13を上方から見た斜視図,図5(b)は,前記上部フィルタユニット13を下方から見た斜視図である。
前記上部フィルタユニット13は,HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)131,フィルタ除塵部材132及び傾斜除塵部材134などを有している。
前記HEPAフィルタ131は,前記内筒12から排気されて前記排気経路112上を流れる空気をさらに濾過するエアフィルタの一種である。
前記HEPAフィルタ131は,前記垂直中心軸Pの周りに環状に配置固定された複数枚のフィルタの集合で構成されている。なお,複数枚のフィルタ各々は,例えば図5(b)に示すような骨組みに固定される。また,前記HEPAフィルタ131に含まれた複数枚のフィルタは,略水平方向に凹凸を繰り返すプリーツ状に配置されている。これにより,前記HEPAフィルタ131におけるフィルタ面積が十分に確保されている。なお,前記HEPAフィルタ131の下端と前記筐体10との間には,環状のシール部材162が設けられている。これにより,前記HEPAフィルタ131と前記筐体10との間の空気の漏れが防止される。
また,図2及び図3に示すように,前記HEPAフィルタ131の中央には,後述のフィルタ除塵部材132に設けられた連結部133が嵌挿される中空部131aが形成されている。また,前記中空部131aには,前記連結部133を回転可能に支持する支持部131bが設けられている。
前述したように,前記サイクロン集塵装置Yでは,前記内筒フィルタ122及び前記HEPAフィルタ131の二段階で空気を濾過することにより塵埃の捕集力が高められている。
但し,前記HEPAフィルタ131に塵埃が堆積して目詰まりが生じると,空気の通過抵抗が大きくなる。そのため,前記電動送風機(不図示)の負荷が大きくなり吸塵力が低下するおそれがある。そこで,前記上部フィルタユニット13には,前記HEPAフィルタ131に付着した塵埃を除去する前記フィルタ除塵部材132が設けられている。
前記フィルタ除塵部材132は,前記HEPAフィルタ131の中央部に設けられた前記支持部131bによって回転可能に支持されている。具体的に,前記フィルタ除塵部材132には,前記支持部131bに回転可能に支持される連結部材133が設けられている。
また,前記連結部133には,該連結部133に設けられたネジ穴133aに前記傾斜除塵部材134がネジ133bで螺着される。これにより,前記フィルタ除塵部材132及び前記傾斜除塵部材134が一体回転可能に連結される。なお,前記傾斜除塵部材134及び前記HEPAフィルタ131の間には,隙間を埋める環状のシール部材163が設けられている。これにより,前記傾斜除塵部材134及び前記HEPAフィルタ131の間の空気の漏れが防止される。
前記フィルタ除塵部材132は,図2及び図5(a)に示すように,前記HEPAフィルタ131の上端部に接触するように該HEPAフィルタ131に沿って所定間隔で配置された二つの接触部132aを有している。前記接触部132aは板バネ状の弾性部材である。なお,前記接触部132aは,板バネ状の弾性部材に限られるものではない。また,前記接触部132aは,一つであっても或いはさらに複数であってもよい。
そして,前記フィルタ除塵部材132には,その外周部にギア132bが形成されている。このギア132bは,図2及び図3に示すように,前記サイクロン集塵装置Yに設けられた除塵駆動機構15に設けられたギア15aに噛合される。
ここに,前記除塵駆動機構15は,図2に明らかな如く,前記掃除機本体部1側に設けられた不図示の駆動モータ(駆動手段の一例)(以下,「除塵駆動モータ」という)に連結される減速器及び該減速器に連結されたギア15aを有している。前記除塵駆動機構15では,前記除塵駆動モータの回転力が前記減速器を介して前記ギア15aに伝達される。そして,前記除塵駆動機構15のギア15aの回転力は,前記ギア132bに伝達される。これにより,前記フィルタ除塵部材132が回転される。
そして,上記フィルタ除塵部材132の回転は,前記したように,傾斜除塵部材134に伝達され,傾斜除塵部材134と一体に回転する内筒12及び内筒12と一体の螺旋状回転圧縮部123が前記垂直中心軸Pの周りに回転する。
なお,本実施の形態では,前記除塵駆動モータによって前記フィルタ除塵部材132が回転される場合を例に挙げて説明するが,前記除塵駆動モータに換えて,前記フィルタ除塵部材132を手動で回転させることのできる機構を設けることも他の実施例として考えられる。
さらに,除塵駆動モータ以外の別のモータによって,螺旋状回転圧縮部123を回転させることも当然考えられる。上部フィルタユニット13の除塵と,螺旋状回転圧縮部123の回転とを別に行いたい場合には,このような別駆動の方を採用することも考えられる。
前記フィルタ除塵部材132が回転されると,該フィルタ除塵部材132に設けられた二つの前記接触部132a各々は,プリーツ状に形成された前記HEPAフィルタ131に断続的に衝突して振動を与える。従って,前記HEPAフィルタ131に付着した塵埃は,前記フィルタ除塵部材132から与えられる振動によって叩き落とされる。なお,前記除塵駆動モータ(不図示)が作動されるタイミングは,例えば前記電気掃除機Xにおける集塵動作の開始前や終了後であることが望ましい。これにより,前記電動送風機による吸気によって前記HEPAフィルタ131に下流側への気流がない状態で,前記HEPAフィルタ131の除塵を効果的に行うことができる。
また,前述したように,前記塵埃受部14は,前記内筒12を回転可能に支持している。具体的に,前記塵埃受部14の開口14a縁部の下端には,前記内筒12の上端に設けられた環状の前記凹部12aに嵌合される環状の前記支持部14cが設けられている。これにより,前記内筒12は,前記塵埃受部14によって回転可能な状態で吊り下げられている。
次に,前記した螺旋状回転圧縮部123の構造についてさらに詳しく説明する。
前述したように,サイクロン集塵装置Yは,概略円筒形状に形成され,上部に配置された上部フィルタユニット13と,下部に配置された集塵容器11とを備えて構成されている。
集塵容器11内に収納された前記内筒12の下端には,分離部104と集塵部105の境界部である円盤状遮蔽部材123cが一体的に接合されている。上記円盤状遮蔽部材123cとその下部の前記螺旋部123aの外径は,ほぼ同じで,分離部104の内径より小さく,円盤状遮蔽部材123cの外周と集塵容器11の内壁との間には隙間(クリアランス)106(図6)が存在している。隙間(クリアランス)106は,分離部104において分離した塵埃を集塵部105へ移動する場合に,ある程度の体積を持つ塵埃においてもスムーズに移動することができ,かつ一度集塵部105に移動・蓄積した塵埃を巻き上げ,内筒フィルタ122を詰まらさないようにするに適した値である。実験によれば13mm程度が望ましいことが分った。
さらにまた,上記螺旋部123aと集塵容器11内面との間の隙間(クリアランス)107(本発明における略円筒状の空間に相当する)は,集塵容器11の径が集塵容器11の底部に向かい小さくなる部分であるため,集塵容器11の底部に向かって小さくなるように構成されている。これにより,塵埃と集塵容器11の内壁側面との摩擦が大きくなり,螺旋状回転圧縮部123による中心軸P方向に塵埃を移動させる力が大きくなるため,されに効率的に圧縮が行なわれる。
また,円盤状遮蔽部材123cは,高さ方向に所定の厚みを持つ。円盤状遮蔽部材123cの高さ方向の厚みは,分離部104における遠心分離性能に影響し,本実施例では,実験により求めた13mm程度としている。
また,螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aは,前記したように上下の螺旋状曲面に挟まれて湾曲した板状に形成されており,円盤状遮蔽部材123cから下方に向かってほぼ垂直に伸びる回転軸部123bを中心にして,集塵容器11の底面に向かって始端部123s(円盤状遮蔽部材123cとの接続部)から終端部123e(下端)までが1周分以上,回転軸部123bの周囲に巻き付くように形成されている。上記巻き付き角度の望ましい数字としては,1.6周分である。このような巻き付きによって,螺旋部123aは,集塵容器11の内周面に沿ったサイクロン旋回気流(図6に矢印Aで示す)の回転方向に沿って下方に向かって傾斜する螺旋状の旋回面が形成されている。
但し,上記螺旋部123aが回転軸部123bに巻き付く角度は,上記の数字に限定されない。例えば,1周分未満として,螺旋部123aの小型化を図ることも必要に応じてなされなければならない。このような小型の螺旋部123aについては,追って説明する。
また,螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの終端(下端)と集塵部105の底面との間には,隙間(クリアランス)108(図6参照)が介在している。これにより,回転軸中心から外側に向け押し出し,圧縮することが出来る塵埃量を大幅に増加することが出来る。
また,上記隙間108の幅は,集塵部105の底部に押し付けられ,圧縮された塵埃が螺旋部分の終端と集塵部105底部の間に詰まることによる破損や,異物等の詰まりを起こすことを防ぐことができる値である。本実施例では,IEC規格に基づくDMT標準ゴミTYPE8を試験ゴミとして10g使用した実験により求めた上記隙間108の幅を6〜13mm程度としている。
以上のように構成された電気掃除機の動作について,以下に説明する。
図3,図6に示すように,分離部104の周方向に形成された接続部111の空気流入口111aから集塵容器11の分離部104に入った気流は,図6の矢印Aのように,分離部104の円筒状の内周面に沿って高速で旋回する。旋回気流中の比較的大きい塵埃には遠心力が作用して気流から分離され,集塵容器11の内壁へ押し付けられる。図2に示すように,空気の排気口121が,下方にあるため,その後,気流は旋回しながら,集塵部105に入る。図6において二点鎖線で示す矢印Aのように旋回する気流(主流)は,集塵部105の底面に到達した後は上昇に転じる。図6の例では,この螺旋状回転圧縮部123のまわりの間隙107を旋回する気流の回転方向と螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの傾き方向が一致しており,サイクロン旋回気流を妨げることがない。このため,圧力損失が少なく効率的な遠心分離が可能であり,高い吸い込み仕事率が得られる。
また,図6に二点鎖線で示す矢印Aの気流により運ばれる塵埃は,螺旋部123aの終端部(下端部)と集塵容器11の底面との間の空間112aに引っかかり(トラップされ),蓄積され,螺旋部123aの螺旋形状の湾曲面に沿って下側から順に積層されていく。このため,さらに圧力損失の増加を防ぐことができる。
さらに,螺旋状回転圧縮部123のまわりの間隙107を旋回する気流の回転方向と螺旋状回転圧縮部123の螺旋部123aの傾き方向が一致しているため,蓄積・積層された塵埃は,気流によっても若干圧縮される。これにより,蓄積・積層された塵埃の容積が小さくなり,より効率的な塵埃捕集を達成できる。
次に,塵埃の空気流による蓄積と積層の作用について説明する。
前述したように,吸引された塵埃は,分離部104において分離され,隙間106(図6)を通り,集塵部105へ導かれる。集塵部105においては,塵埃は隙間107を通り,隙間108によりせき止められる(トラップされる)ことにより,蓄積される。この蓄積は,螺旋状回転圧縮部123が回転されるごとに既に蓄積された塵埃の上に積層されていく。そのため,この集塵装置では,螺旋部123aに沿って,偏ることなく積層が成長していくため,集塵部105内で偏って蓄積されていくことがなく,同容積の集塵部と比較して集塵可能容量が飛躍的に向上する。
また,螺旋部123aは,サイクロン旋回気流の回転方向に沿って下方に向かって傾斜する方向性をもつ螺旋形状とすることが出来る。この場合には,サイクロンの気流による圧縮効果も得られる。これにより,さらに集塵可能容量が向上する。
次に,回転圧縮の作用について具体的に説明する。
たとえば,送風駆動モータの駆動が停止されると,気流が旋回を止める。送風駆動モータの駆動停止が確認された後,除塵駆動機構15が駆動されると,上述したように内筒12,排気口121,円盤状遮蔽部材123c,螺旋状回転圧縮部123,回転軸部123bが一体となって,垂直中心軸Pを中心として,図8の矢印D方向(上面から見て,反時計方向)に回転する。このようにして,除塵駆動機構15による回転が,図8に示される第1の回転軸線152と第2の回転軸線153を介して回転軸部123bに伝達される。
こうして螺旋状回転圧縮部123が回転すると,螺子の原理により,回転軸方向(図9の矢印Eで示す垂直下向き方向)に推力が発生する。この推力により,集塵部105に蓄積されている図9の塵埃200は,回転軸方向に押し出され,集塵容器11の底面に押し付けられることにより回転軸方向に圧縮される。
ところで,螺旋部123aが回転しない従来のサイクロン集塵装置では,塵埃が図10における300(ほぼ螺旋部123aの始端の位置)よりも上部まで積層された場合,上側から新たに塵埃201(図9参照)が吸引されて来ても,塵埃201は引っかかる部分がないため積層・集積することができず,内筒12の回りを回転し続けてしまう。回転し続けることにより,内筒フィルタ122に大量の塵埃が付着し,吸引力が急激に低下する。また,送風駆動モータに大きな負担がかかり,製品寿命を低下させる。
しかしながら,この集塵装置Yでは,螺旋部123aの回転によって集塵容器の底面との間に蓄積した塵埃に回転を与え,これによって軸中心から外側に向かって押し出すことで圧縮するので,螺旋状回転圧縮部123と集塵容器11の底部との間の塵埃200は,一度圧縮されると,回転停止後,さらには,集塵容器11を解放して圧縮力が解除された後も,圧縮状態が保持される。
このように,圧縮状態が保持されることにより,塵埃は高さ300よりも下部で保持されることになり,上方から新たに塵埃201が吸引された場合でも,塵埃は集積され,螺旋状回転圧縮部123の回転により,新たな塵埃201をさらに圧縮することが出来,効率的な連続圧縮を行うことが出来る。その結果,実験によれば,同容量の集塵部において約3倍の集塵可能容量向上効果が確認された。
また,この集塵装置Yでは,一度の吸引によって,大量の塵埃を捕塵し,塵埃の高さが図10における300まで到達した場合でも,螺旋部123aと接触している塵埃と一体となり,回転軸方向へ押し出され,圧縮を行うことができる。
また,螺旋状回転圧縮部123が回転し圧縮動作を行うものであるため,螺旋状回転圧縮部123の回転によって塵埃に軸回転中心から外側向きの力が発生する。そのため,塵埃は円筒状の回転軸部123b部分にはあまり付着しない傾向があり,メンテナンス性が飛躍的に高まる。さらに,塵埃が螺旋状回転圧縮部123に付着した場合においても,螺旋状回転圧縮部123が回転することによって,塵埃を下方へ押し出し圧縮する際に塵埃により,剥がされていく。このように,螺旋状回転圧縮部123のメンテナンス性は非常に高い。
さらに,前記したように,圧縮後の塵埃はドーナツ型に固められ一体化しているため,ゴミ捨て時のゴミ飛散やこぼれ落ちなどを防ぐことができ,効率的なゴミ捨てが行える。
螺旋状回転圧縮部123の回転を,モータなどの駆動手段によって行なうことにより,送風駆動モータの駆動中(吸引中)に螺旋状回転圧縮部123を自動的に回転させることができる。この動作によって,塵埃を捕集・集積すると同時に塵埃を圧縮することができる。これにより,さらに効率的に圧縮することができ,上記の効果がさらに高まる。また,一度に大量の塵埃を吸引した場合でも圧縮が可能なため,長時間連続して掃除を行うことができる。
さらにまた,送風駆動モータの駆動中(吸引中)に螺旋状回転圧縮部123を間欠的に回転させることにより,塵埃の捕集と同時に圧縮を行うことが出来るとともに,螺旋状回転圧縮部123を長い時間にわたって駆動し続けることがないため,消費電力の増加を防ぎ,駆動機構の寿命に伴う製品寿命を高めることができる。さらに,圧縮部駆動機構が駆動する際の騒音を低減することができ,より静かで使用しやすいサイクロン集塵装置が得られる。
また,集塵容器11の内壁側面に図14に示す縦方向のリブ400を設けることにより,螺旋状回転圧縮部123と集塵容器11とのクリアランスを部分的に小さくすることが出来る。このような構成によって,螺旋状回転圧縮部123による回転軸方向の推力が大きくなるため,さらに効率的に圧縮が行える。また,集塵容器11の内壁側面のリブ400は集塵容器11底面に向かうに連れ螺旋状回転圧縮部123と集塵容器11とのクリアランスが小さくなるようにつけられることで,さらに効率的に塵埃を圧縮することが出来る。
リブ400は,1本でも効果があるが,バランス上,複数,均等に設けることが望ましい。
また,螺旋部123aと集塵容器11の内壁側面との間の塵埃を押し出すための摩擦を発生させるための抵抗を生じさせる構造は,集塵容器11の内壁側面にリブ400に限らず,抵抗となる凹凸や表面処理でもよい。
図11に示す螺旋状回転圧縮部123においては,螺旋部123aの外周端と集塵部105の内壁側面との間に隙間(クリアランス)107を有し,集塵容器11の内周部の径が一定であり,集塵容器11の底部に向かい小さくなる部分がない。即ち,前記隙間(クリアランス)107は,集塵容器11の底部に向かって一定である。その他の構成は実施の形態1と同様である。このような集塵容器11の場合,内径が集塵容器11の底部に向かい小さくなる部分がないため,集塵部105の容積が増加し,かつ一定の回転軸方向の推力で圧縮を行えるため,より多くの塵埃を蓄積・積層することが出来る。また,隙間(クリアランス)107は,集塵容器11の底部に向かって一定であるため,塵埃と集塵容器11の内壁側面との摩擦も変化せず,一定の回転軸方向の推力で圧縮を行えるため,螺旋状回転圧縮部123が,塵埃の詰りによって固定されるロックを防ぐ効果が得られる。
螺旋形状回転圧縮部123がロックせずに回転し続けることで,集塵部105の単位体積当りに集塵できるゴミ容量が多くなり,同じゴミ容量を集塵する場合,よりコンパクトで軽量な電気掃除機を提供することができる。その結果,取り回しを行いやすくなり,ユーザの負担を軽減することができ,ユーザの掃除効率を飛躍的に高めることが出来る。
前記した螺旋状回転圧縮部123による塵埃の圧縮作用から分るように,塵埃の圧縮作用は螺旋部123aの終端部123e近傍で行われ,始端部123sの近くではあまり積極的な圧縮作用は発揮されない。その点からすると,これまで述べた螺旋部123aが,前記集塵容器11の内周面に沿って,少なくとも該内周面の1周分以上にわたって形成されている必要はそれほど大きくないと考えられる。従って,圧縮作用に寄与していない螺旋部123aの始端部123s近傍の部分を削除して,螺旋状回転圧縮部123全体の小型化を考えることが望ましい場合もありうる。その場合には,上記螺旋部123aの巻きつき角度を集塵容器11の内周に沿って一周分未満にすることも考えられる。このように螺旋部123aの巻きつき角度を小さくすることで螺旋部123aあるいはそれを含む螺旋状回転圧縮部123全体の小型化が可能である。このように螺旋状回転圧縮部123を小型化することで,螺旋状回転圧縮部123の回転負荷が軽減されること,及び装置全体の小型化,軽量化が期待できる。
図19に上記のような螺旋部123aの巻きつき角度が1周分未満の螺旋状回転圧縮部123を示す。同図(a)は,螺旋状回転圧縮部123を斜め下から見た斜視図,同図(a)は,螺旋状回転圧縮部123を斜め上から見た斜視図である。
図19に示した螺旋状回転圧縮部123では,その垂直中心に設けられた前記回転軸部123bの周囲に形成された前記螺旋部123aと,前記螺旋部123aの上方に設けられた円盤状遮蔽部材123cとは分離されており,螺旋部123aと円盤状遮蔽部材123cとの間に垂直方向の隙間Wが介在している。隙間Wは,図6に相当する図16及び図8に相当する図18に示されており,明瞭に理解される。
ところで,上記のように螺旋部123aの始端部123s近傍を図16,或いは図18に示すように切除して隙間Wを形成すると,新たに形成された切除された始端部123s´に繊維くずなどの塵埃が付着しやすくなることが考えられる。特に,螺旋状回転圧縮部123が,図18に示す矢印Dで示すように,螺旋部123aの螺旋螺子が後退する方向に回転する例では,始端部123s´に繊維くずなどの塵埃が付着しやすい。このような始端部に繊維くずなどが絡みやすい問題は,切除された始端部123s´が,図19に示すように回転軸部123bの半径方向に形成されている場合に,顕著である。
このような問題を解消するためには,図20に示すように,前記切除された始端部123s´を円弧状に形成すればよい。厳密には,前記始端部123sの外縁部分の螺旋部123aの中心部からの半径が始端部123s′から終端部に向かう方向に徐々に大きくなる曲線状に形成されていることが必要である。即ち,図20(c)に示すように,半径r0の螺旋部123aが備える前記始端部123s′の外縁部分の螺旋部123aの中心点Oからの半径rが,始端部123s′から終端部に向かう方向(矢印Yxで示す方向)に徐々に大きくなる(r1,r2,…rn…r0のように徐々に大きくなる)曲線状に形成されている場合には,繊維くずなどが,上記曲線状の外縁に沿って移動しやすく,繊維くずなどが始端部123s´から容易にはずれて塵埃の付着がしにくくなるので,長時間にわたって,あるいは永久的にその部分の掃除が必要でなくなる。
尚,上記した実施形態では,螺旋部123aの一部を切除した結果,螺旋部123aと円盤状遮蔽部材123cとが不連続となり,両者の間に隙間Wが形成される場合について説明したが,これは一例であって,螺旋部123aの一部を切除せず,螺旋部123aの始端部123sを円盤状遮蔽部材123cに連続的に接続させるような形状として,前記両者の間に隙間をなくしたものでも構わない。
本発明の実施の形態に係る電気掃除機Xの外観図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を説明するための断面図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を説明するための断面図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yに設けられた螺旋状回転圧縮部を説明するための図((a)は,下方から見た斜視図,(b)は,上方から見た斜視図)。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yに設けられた上部フィルタユニット13を説明するための図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を螺旋状回転圧縮部を中心として説明するための断面図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの内部構造を説明するための分解斜視図。 本発明の実施の形態に係るサイクロン集塵装置Yの螺旋状回転圧縮部への回転力伝達経路を説明するための断面図。 螺旋状回転圧縮部の回転によって,塵埃が圧縮・積層される状況を説明するサイクロン集塵装置Yの断面図。 螺旋状回転圧縮部への塵埃の貯まり具合を説明するサイクロン集塵装置Yの断面図。 直円筒状の集塵容器が用いられた場合のサイクロン集塵装置Yの断面図。 螺旋部の設定位置を説明するためのサイクロン集塵装置Yの断面図。 螺旋部の設定位置を説明するためのサイクロン集塵装置Yの斜視図。 集塵容器に形成されるリブを説明するためのサイクロン集塵装置Yの側断面図。 集塵容器に形成されるリブを説明するためのサイクロン集塵装置Yの水平断面図。 螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図6相当図。 螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図7相当図。 螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の図8相当図。 螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の螺旋部の斜視図。 螺旋部を回転軸部の周りに一周未満とした実施形態の始端部を円弧状とした螺旋部の斜視図(a),(b),及び平面図(c)。
符号の説明
10…筐体(分離装置本体)
11…集塵容器(捕集容器)
12…内筒
13…上部フィルタユニット
14…塵埃受部
15…除塵駆動機構
104…分離部
105…集塵部
123…螺旋状回転圧縮部
123a…螺旋部(圧縮部)
123b…回転軸部
123c…円盤状遮蔽部材
123s,123s′…始端部
123e…終端部
200,201…塵埃
400…リブ

Claims (17)

  1. 内周面が略円筒状の捕集容器を備え,該捕集容器の円周部にその周方向に設けられた空気流入口から吸い込まれた空気を前記略円筒状の内周面に沿って旋回させた後,前記捕集容器の中心部からフィルタ手段を経て排気することにより,前記空気に含まれる比較的大きい捕集対象物を前記捕集容器の底部で捕集すると共に,比較的小さい捕集対象物を前記フィルタ手段において捕集するサイクロン分離装置において,
    前記捕集容器内に,該捕集容器の垂直中心軸を中心とする螺旋状曲面を備え前記垂直中心軸の周りに回転可能な圧縮部材を備えてなることを特徴とするサイクロン分離装置。
  2. 前記捕集容器の上部に,前記フィルタ手段を経て排気される空気の排気部を備えた分離装置本体が設けられてなる請求項1記載のサイクロン分離装置。
  3. 前記圧縮部材の回転により,該圧縮部材の前記螺旋状曲面が前記垂直中心軸の周りに回転されることにより,前記捕集容器に貯まった捕集対象物を前記螺旋状曲面によって圧縮してなる請求項1あるいは2のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  4. 前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,該螺旋状曲面を螺子と想定したときに,該圧縮部材の回転により螺子が後退するように形成されてなる請求項1〜3のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  5. 前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,前記捕集容器の内周面に沿って旋回下降する気流の方向と略一致する方向に形成されてなる請求項1〜4のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  6. 前記圧縮部材の前記螺旋状曲面が,前記捕集容器の内周面に沿って旋回下降する気流の方向とは反対の方向に形成されてなる請求項1〜4のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  7. 前記圧縮部材を回転駆動する駆動手段をさらに備えてなる請求項1〜6のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  8. 前記圧縮部材が,捕集対象物の捕集工程の終了後に回転駆動されるように制御されてなる請求項7に記載のサイクロン分離装置。
  9. 前記圧縮部材が,捕集対象物の捕集工程の途中で回転駆動されるように制御されてなる請求項7に記載のサイクロン分離装置。
  10. 前記圧縮部材が,捕集対象物の捕集工程の途中で,間欠的に回転駆動されるように制御されてなる請求項9に記載のサイクロン分離装置。
  11. 前記圧縮部材は,前記捕集容器内周面との間に略円筒状の空間を介して前記捕集容器内に収納されてなる請求項1〜10のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  12. 前記捕集容器内周面との間の略円筒状の空間の半径方向の幅が,下方に向かって小さくなるように構成されてなる請求項11に記載のサイクロン分離装置。
  13. 前記圧縮部材の螺旋状曲面は,前記捕集容器の内周面に沿って,少なくとも該内周面の1周分以上にわたって形成されてなる請求項1〜12のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  14. 前記圧縮部材の螺旋状曲面は,前記捕集容器の内周面に沿って,該内周面の1周分未満にわたって形成されてなる請求項1〜12のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
  15. 前記圧縮部材は,その垂直中心に設けられた回転軸部と,前記回転軸部の周囲に形成された前記螺旋状曲面と,前記螺旋状曲面の上方に設けられた円盤状遮蔽部材とを備えて構成され,前記螺旋状曲面と前記円盤状遮蔽部材との間に垂直方向の隙間が介在するものである請求項14に記載のサイクロン分離装置。
  16. 前記螺旋状曲面は,前記捕集容器の上部開口部側の始端部から前記捕集容器の下部底面側の終端部にかけて形成されたものであり,前記始端部外縁が,圧縮部材の中心部から外周部にかけての半径が徐々に大きくなる曲線状に形成されてなる請求項15に記載のサイクロン分離装置。
  17. 前記捕集対象物が,塵埃であるサイクロン集塵装置に適用されてなる請求項1〜16のいずれかに記載のサイクロン分離装置。
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