JP2009254347A - 緑化棚ユニット - Google Patents

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【課題】 前後両面に緑化棚を有する緑化棚ユニットにすることができ、且つ、擁壁などの壁面の緑化棚ユニットとすることもできる緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
【解決手段】 支柱3に傾斜凹形態で間隔をあけて4箇所形成された、植生材支持板2を嵌め傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部5と、前記複数の支柱3、3の前記支持板傾斜支持部5に前記植生材支持板2を架渡し支持して形成した4段の植生支持棚6と、支柱3に貫通されて設けられたボルトを通すためのシャフト通し孔7a、7b、7cと、前記支柱3を上下に連結する支柱連結部材8aと、前記支柱3の背部に設けられた、前記支柱連結部材を嵌めるための連結部材嵌め込み溝9とからなっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、前後両面に緑化棚を有する緑化棚ユニットにすることができ、且つ、擁壁などの壁面の緑化棚ユニットとすることもできる緑化棚ユニットに関する。
従来の緑化棚ユニットとして、横長板形態の植生材支持板(土留板3)と、この植生材支持板(土留板3)の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する複数の支柱(板架け部材2、2)と、この支柱(板架け部材2)の支柱本体の前方を開口させて縦溝形態に設けられた角杭体(杭体1)が嵌る嵌合溝(嵌合溝20)と、前記支柱本体の左右側部に前部側から下に向けた傾斜凹形態で縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板(土留板3)を嵌めて且つ該植生材支持板(土留板3)を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部(傾斜溝22)と、前記複数の支柱(板架け部材2、2)の前記支持板傾斜支持部(傾斜溝22)に前記植生材支持板(土留板3)を架渡し支持して形成した複数の植生支持棚とからなり、背土壁面や擁壁面などの壁面の前に該壁面から少し離して一対の杭体1を地面に立設し、この杭体1を嵌合溝(嵌合溝20)に嵌めて嵌らして(板架け部材2)を立て支持状態にして、支持板傾斜支持部(傾斜溝22)に植生材支持板(土留板3)を嵌め込んで緑化棚ユニット(組立柵工)を形成する技術が知られている。(例えば特許文献1)
特開2001−342632号公報 特になし
上述した従来技術は背土や擁壁などの壁面に緑化棚を形成することはできるが、前後両面に緑化棚を形成してなる塀、プランター、仕切りなどを形成することができないという欠点を有するものであったし、両面緑化棚とする課題も技術的思想もそれを示唆する内容も一切ないものである。
また、植生材を積めてから種を蒔き育成させる、植生材を積めてから苗や球根を植えて育成させるといものであったため、(1)生育する前の期間は緑化状態とはならない、(2)植物が生育しても中には成長不十分なものがあるなどで生育密度などにバラツキが生じて、全面隈なく緑化が得られ難いとともに、植えたしなどの全面隈なく緑化のための作業が多くなる、(3)植生材棚内につめこんでからの植生あるいは種まきであるので、仕切り間に形成される開口に露出面となる植生材の定着力が弱いために、強風によって表面の植生材が吹き飛ばされてしまう、などの問題を有するものであった。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、前後両面に緑化棚を有する緑化棚ユニットにすることができ、且つ、擁壁などの壁面の緑化棚ユニットとすることもできる緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
さらに本発明は、緑化棚組立完成時に全面隈なく緑化を実現するとともに、植生材が強風などで飛散し難い緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、次に述べるような構成となっている。
<請求項1記載の発明>
横長板形態の植生材支持板と、この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する複数の支柱と、この支柱の支柱本体の前部側から下に向けた傾斜凹形態で縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板を嵌めて且つ該植生材支持板を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部と、前記複数の支柱の前記支持板傾斜支持部に前記植生材支持板を架渡し支持して形成した複数の植生支持棚と、前記支柱本体に前部から後部に貫通されて設けられたボルトやネジ棒などの締め付けシャフトを通すためのシャフト通し孔とで緑化棚ユニットを構成している。
<請求項2記載の発明>
植生材支持板が支持板傾斜支持部に嵌る支持部嵌り部位と、該支持はまり部位と一体的に成形されてなる支柱の外側に位置される湾曲形態の湾曲板部位からなる形態であることを特徴とする請求項1記載の緑化棚ユニットを構成している。
<請求項3記載の発明>
支柱が筒形態、前面開放溝形態、後面開放溝形態である内側を空間としてなる空間部を有し、この空間部に挿入されて上段の支柱と下段の支柱を連結するための連結体を設けてなることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の緑化ユニットを構成している。
<請求項4記載の発明>
連結体に支持板傾斜支持部に嵌められた植生材支持板が入る連結体側支持板入り部が設けられてなることを特徴とする請求項3記載の緑化ユニットを構成している。
<請求項5記載の発明>
種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜複数個で埋め尽くす横長の所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニット。
<請求項6記載の発明>
種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜3個で埋め尽くす横長さとし且つ上の植生材支持板の下部端からその下の植生材指示板の上部端までの開口を塞ぐあるいは略3cm以下の開口幅にする前後幅である所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニットを構成している。
<請求項7記載の発明>
植物生育済み植生材ブロックが通気性と通水性および植物の根がケース外の他の植生材に伸びることが可能とされたケースに収納されてなる形態であることを特徴とする請求項5、6いずれか記載の緑化ユニットを構成している。
「通気性と通水性および植物の根がケース外の他の植生材に伸びることが可能とされたケース」としては、根が十分に通り伸びてゆくことができ大きさの穴が開いたケース、生分解してしまうケースなどが考えられる。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
横長板形態の植生材支持板と、この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する複数の支柱と、この支柱の支柱本体の前部側から下に向けた傾斜凹形態で縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板を嵌めて且つ該植生材支持板を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部と、前記複数の支柱の前記支持板傾斜支持部に前記植生材支持板を架渡し支持して形成した複数の植生支持棚と、前記支柱本体に前部から後部に貫通されて設けられたボルトやネジ棒などの締め付けシャフトを通すためのシャフト通し孔とで緑化棚ユニットを構成しているので、
支柱本体に前部から後部に貫通されて設けられたボルトやネジ棒などの締め付けシャフトを通すためのシャフト通し孔を設けた構成としたので、
支柱を壁面に固定することにより擁壁などの壁面に緑化棚を簡単に形成できるとともに、支柱同士を背中合わせにして合わさったシャフト通し孔にボルトを通し締め付け背中合わせ状態の支柱同士を連結固定することにより、前後に緑化棚を有する緑化棚ユニットを簡単に形成できるという効果を奏する。
「常緑多年性植物」としては、笹、竜のひげなどの密生植物がよく、特に笹が適している。
<請求項2記載の発明の効果>
植生材支持板が支持板傾斜支持部に嵌る支持部嵌り部位と、該支持はまり部位と一体的に成形されてなる支柱の外側に位置される湾曲形態の湾曲板部位からなる形態であることを特徴とする請求項1記載の緑化棚ユニットを構成しているので、請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに次に述べるような効果を奏する。
(1)植生材支持板の湾曲板部位の凸湾曲面を上に凹湾曲面を下にした第1の差込形態と、湾曲板部位の凸湾曲面を下に凹湾曲面を上にした第2の差込形態という二つの差込形態が選択できるという効果を奏する。
これにより、図30に示すように、植物が育成された鉢を入れた状態での緑化とする場合、第1の差込形態(図30の右図)に例示するように、凹湾曲面により鉢が第2の差込形態(図30の左図)より、この例では22度起きた状態である70度となって、植物の茎への負担の少ない植物に優しい立ち上がり形態を実現するものである。
(2)第2の差込形態(図30の左図)においては、湾曲形態の湾曲板部位により植物が育成される部位の手前側(単に平な植生材支持板では浅くなる)が深くなるとともに、全体として植物が育成される部位の植生材体積が大きくなり、植物の育成にとって良好な植生部位を形成できる。
また、棚が湾曲仕切板(植生材湾曲支持板)による形態となるので、緑化棚ユニット全体の景観が膨らみのある穏やかな景観美を形成できる。
従来技術は、真平な植生材支持板(仕切り板)を45度〜50度の傾斜で一対の支柱に差し込む形態であるために、植物20が育成された鉢54を入れても45度〜50度の傾斜となり、植物の茎に負担が大きくなるという欠点を有するとともに、植生材を敷き詰めた形態においては手前に来るにしたがって植生材層が著しく薄くなり植物の植生に適さない状態が形成されるという欠点を有するものであった。
本請求項の植生材支持板(仕切り板)は上述したように、この従来技術の欠点を解消したものである。
<請求項3記載の発明の効果>
支柱が筒形態、前面開放溝形態、後面開放溝形態である内側を空間としてなる空間部を有し、この空間部に挿入されて上段の支柱と下段の支柱を連結するための連結体を設けてなることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の緑化ユニットを構成しているので、
請求項1、2いずれか記載の発明の効果に加えて、中空とすることにより支柱を軽量化と材料費の軽減を実現するとともに、支柱に設けた空間部に連結体を挿入して下段の支柱と上段の支柱を簡単で素早く且つ強固に連結できるという効果を奏する。
連結体も中空とするのが軽量化と材料費の軽減を実現するので好ましい。
<請求項4記載の発明の効果>
連結体に支持板傾斜支持部に嵌められた植生材支持板が入る連結体側支持板入り部が設けられてなることを特徴とする請求項3記載の緑化ユニットを構成しているので、
請求項3の記載の発明の効果に加えて、連結体側支持板入り部に植生材支持板が入ることにより、連結体が植生材支持板により所定の位置に止め固定されることが実現されるという効果を奏する。
<請求項5記載の発明の効果>
種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜複数個で埋め尽くす横長の所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニットを構成しているので、請求項1〜4いずれか記載の発明の効果に加えて、緑化棚組立完成時に全面隈なく緑化を実現するとともに、植生材が強風などで飛散し難い緑化棚ユニットを実現するという効果を奏する。
<請求項6記載の発明の効果>
種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜3個で埋め尽くす横長さとし且つ上の植生材支持板の下部端からその下の植生材指示板の上部端までの開口を塞ぐあるいは3cm以下の開口幅にする前後幅である所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニットを構成しているので、
請求項1〜4いずれか記載の発明の効果に加えて、緑化棚組立完成時に全面隈なく緑化を実現するとともに、植生材が強風などで飛散し難い緑化棚ユニットを実現するという効果を奏する。
また、「植生材支持板の下部端からその下の植生材指示板の上部端までの開口を塞ぐあるいは略3cm以下の開口幅にする前後幅である所定形体に形成された植生材ブロック」という構成により、植生材ブロックと上段植生材支持板との間に略3cm以下の開口が生じたとしても、メッシュなどの通気性と通水性のあるシートなどで該開口を覆い、その上に植生材を敷き詰めることにより、開口から植生材が強風などにより吹き飛ばされることが生じない構造を実現するという効果を奏する。
<請求項7記載の発明の効果>
植物生育済み植生材ブロックが通気性と通水性および植物の根がケース外の他の植生材に伸びることが可能とされたケースに収納されてなる形態であることを特徴とする請求項5、6いずれか記載の緑化ユニットを構成しているので、
請求項5、6いずれか記載の発明の効果に加えて、搬送と緑化棚へのセットが行いやすいという効果を奏する。
ケースが根が外に伸びる穴を有するケースである場合は、分解し難い塩化ビニールなどの耐久性のあるケースとするのがよい。このようなケースとすることにより、苗や種からの生育をケースに入れた状態で行い、そのまま緑化棚にセットし、かれるなどした場合は、抜き取り(根は切断)新たなものに換えることができるという効果を奏する。
実施の形態の説明は本発明の実施形態例であって、これらのみに本発明を限定するものではない。
<第1の実施の形態(実施例)>
図1〜図11に示す本発明を実施するための最良の第1の実施の形態において1は緑化棚ユニットであって、この緑化棚ユニット1は横長板形態の植生材支持板2と、この植生材支持板2を4枚間隔をあけて傾斜させて一対で支持する支柱3、3と、この支柱3、3の支柱本体4の前部側から下に向けた傾斜凹形態で縦並びに間隔をあけて4箇所形成された、前記植生材支持板2を嵌めて且つ該植生材支持板2を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部5と、前記複数の支柱3、3の前記支持板傾斜支持部5に前記植生材支持板2を架渡し支持して形成した4段の植生支持棚6と、前記支柱本体4に前部から後部に貫通されて設けられたボルトやネジ棒などの締め付けシャフト(図示せず省略)を通すためのシャフト通し孔7a、7b、7c(上から下に向かって)と、前記支柱同士4を上下に連結する支柱連結部材(8a、8b 形成する棚形態によって使い分ける)と、前記支柱本体4の背部に設けられた、前記支柱連結部材8a、支柱連結部材8bを嵌めるための連結部材嵌め込み溝9とからなっている。
植生材支持板2は板本体10と、この板本体10を斜め45度にした場合に上方に垂直に立ち上がった上部縁立ち上がり部11が形成されている。
上部縁立ち上がり部11は緑化棚ユニット1に収納される土などの植生材が外にこぼれ出るのを防止する、シャフト通し孔を設けボルトやビスで支柱3、3を横に連結固定する、直接ビスを打込んで支柱3、3を横に連結固定する役割を持たせることができる。
図3、図4、図5に示すように支柱連結部材8aは次のようになっている。
支柱3と同じ長さの1本の四角柱からなる連結部材本体12と、この連結部材本体12の前部に全長に渡って突出設けられた連結部材本体12よりも幅の狭い形態である連結部材嵌め込み溝9に嵌る嵌込凸部13と、嵌込凸部13からあけられたボルトやビスをねじ込み固定する固定穴14c、14a、14bと、連結部材本体12を擁壁17面に固定するためのボルトやビスなどの固定部材18を挿すための、連結部材本体12の嵌込凸部13の左右に複数設けられたシャフト通し孔形態の固定用孔15とからなっている。
第1段目の支柱連結部材8aは下部を支柱連結部材8aを短くした形態の下敷きアダプター16を地面置いて持ち上げて擁壁17に固定する。第1段目の支柱連結部材8aの最下部の固定穴14cは第1段目の支柱3のシャフト通し孔7bが位置し、固定穴14aは第1段目の支柱3のシャフト通し孔7aが位置し、最上部の固定穴14aは第1段目の支柱3の上部に位置された第2段目の支柱3のシャフト通し孔7cが位置するようになっている。すなわち、第1断面の支柱連結部材8aは第1段目の支柱3と第2断面の支柱3に跨った形態となるものである。
図5において、擁壁17に緑化ユニット1を3段にした緑化棚25を形成している。
図6、図7において植生材19を収納し植物20を植生した状態を示している。
最下部には小石21が敷き詰めてある。
擁壁には垂直面のもの、堰堤などのように急な傾斜面のものがある。
植生材19としては、抗菌性の強いスギやヒノキの樹皮を細かく粉砕(3cm−5cmの繊維状にしたもの)したものと土粒と、肥料を混ぜたもの(以下「抗菌性樹皮繊維植生材」という)が好適である。土粒70パーセントと樹皮30パーセントの混合割合が適当である。
抗菌性樹皮繊維植生材は抗菌性・棒害虫抑制力に優れているために無農薬・無除草剤を実現、保肥性・保土性・保水性に優れているため植物の根張り強さおよび、植生材の長期使用を実現しているものである。
支柱連結部材8aを使用せず、擁壁17面に支柱3を直接固定して緑化棚を形成するのもよい。
支柱3のシャフト通し孔7a、7b、7cに通す締め付けシャフトは、擁壁に設けた雌ねじが螺刻されたアンカーに螺合するボルトや、擁壁に埋め込み固定されたネジシャフト(ナットにより締め付ける)などの形態がある。
一組の支柱3、3に取り付けられる植生材支持板2は本実施例では4枚であるが、複数枚でありこの枚数には限られない、これ以上に多くても少なくともよい。
植生材支持板2を傾斜させて一対で支持する支柱3、3とは、二本以上であっても一対で支持されている形態を含むものである。
支持板傾斜支持部5も本実施例では4箇所であるが、複数であれば良く4箇所に限定されない、これ以上に多くても少なくともよい。
図8、図9において、緑化棚ユニット1を2段にしたものを二組使用して、背中合わせにした支柱連結部材8a、8aを背中合わせで挟んだ状態にしてシャフト通し孔7a、7b、7cに締め付けシャフトであるボルト(図示せず省略)を通し締め付け連結して、前後に植生支持棚6を有する緑化棚22を形成している。
このようにして、塀、囲い、仕切りなどとしても使える両面緑化プランターを実現する。
図10、図11において、緑化棚ユニット1を2段にしたものを二組使用して直接背中合わせ状態にしてシャフト通し孔7a、7b、7cに締め付けシャフトであるボルト(図示せず省略)を通し締め付け連結して、前後に植生支持棚6を有する緑化棚23を形成している。
背中合わせにした支柱3、3の連結部材嵌め込み溝9には、角部材からなりボルト通し孔24、24を有する支柱連結部材8bがセットされ、第2段目の支柱3のシャフト通し孔7cと第1断面の支柱のシャフト通し孔7aに通したボルト(省略)をボルト通し孔24、24に通して固定され、第1段目の支柱3と第2段目の支柱3を一体化している。
植生材支持板2の上部縁立ち上がり部11には固定孔26が設けられ、ボルトやビスなどの固定部材27により支柱3に該植生材支持板2を固定して左右の支柱3を連結状態としている。
支柱3の下部にはL字の脚金具28が取り付けられ、緑化棚23が倒れ難いようにしている。
植生材支持板2の幅を長くして上部に位置する植生材支持板2の下端とその下部に位置する植生材支持板2の上部縁が略同じ高さ位置となるようにしている。
背中合わせにした支柱3、3の間に該支柱3と同じ幅の単なる板材や角材を挟み上下の支柱3同士の連結を行なう形態もよい。この形態の場合、連結部材嵌め込み溝9は無い形態、すなわち支柱3の背面は平らな形態でよい。
以下の実施の形態(実施例)の説明において、前述した実施の形態と同じ構成には同じ符号を附してその説明を省略する。
<第2の実施の形態>
図12〜図18に示す本発明を実施するための最良の第2の実施の形態において30は緑化棚ユニットであって、この緑化棚ユニット30は横長板形態の植生材支持板2と、この植生材支持板2の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する角柱である支柱本体31が筒形態(前面開放溝形態あるいは後面開放溝形態でもよい)である内側を四角の空間部32としてなる支柱33と、前記支柱本体31の前部側から下に向けた傾斜凹形態で前記空間部32の中途に届く深さで縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板2を嵌めて且つ該植生材支持板2を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部5と、前記支柱33からなる下段支柱33aと上段支柱33bの前記空間部32、32に渡って嵌められて該下段支柱33aと該上段支柱33bを連結する四角体形態の連結体本体34、この連結体本体34に設けられた前記下段支柱33aの支持板傾斜支持部5に嵌め込まれた下段側の前記植生材支持板2が嵌る下段支持板嵌り部35、前記連結体本体34に設けられた前記上段支柱33bの支持板傾斜支持部5に嵌め込まれた上段側の前記植生材支持板2が嵌る上段支持板嵌り部36、支柱本体31の後部左右に溝形態で設けられた板材40を上から嵌め込むための板材嵌込凹部41a、41bとからなる連結体37とからなっている。
連結体37の上段支持板嵌り部36と下段支持板嵌り部35への植生材支持板2の嵌り係わり部位は、上下段複数箇所であるもの、一つないし複数飛び越しであるものなども技術的範疇に含まれるものである。
板材40は一枚板材で支柱31と同じ縦幅であるもの、複数枚で支柱31と同じ幅とになるものなどを含むものである。板材嵌込凹部41a、41bに嵌め込まれた板材40は設置する擁壁や建築物などの壁面に植生材が接触し汚すのを防ぐためのものである。
38はシャフト通し孔、43はアンカー、44はボルト、45はナット、46は開口部。
擁壁などの壁面と板材40との間に隙間が形成され形態であるので、植生材側の水が染み出ても該壁面に到達することがなく、壁面を汚さないので、板材40の幅を短くして複数枚を重ね形態として水が染み出る形態とすることができる。
<第3の実施の形態>
図19に示す本発明を実施するための第3の実施の形態において前記第2の実施の形態と主に異なる点は、支柱の形態を擁壁等の壁面17とによって形成される板材嵌込凹部48a、48bとした支柱49とした点ある。
<第4の実施の形態>
図20、図21、図22に示す本発明を実施するための第4の実施の形態において前記第2の実施の形態と主に異なる点は、支柱の形態を板材嵌込凹部無い形態の支柱51とし、板材を左右に側壁なり突出部である離し部47を設けた平面図ではコの字形態の板材52とし、図20のごとく板材50の壁側を擁壁17の壁面側に向けて(後向き)セットすると、植生材を収納敷きつめて植生材に植物を植生する緑化棚とすることができ、図21、図22のごとく板材52の壁側を前向きの植生材支持板2の後部に当接させないし隙間を少しあけた設置状態として、7cm程度から10cm程度のビニール製鉢54に植生した鉢植え植物20を、該鉢植え状態のまま植生材支持板2に載せ置き並べて緑化を行なう。
多様な植物による演出ができるとともに、鉢をただ置き換えるだけで、簡単に短時間で新しい緑化が行なえるという効果を奏する。
<第5の実施の形態>
図23ないし図28、図30に示す本発明を実施するための第5の実施の形態において前記第2の実施の形態と主に異なる点は、植生材支持板が支持板傾斜支持部5に嵌る支持部嵌り部位60と、該支持はまり部位60と一体的に成形されてなる支柱の外側に位置される湾曲形態の湾曲板部位61からなる形態としてなる植生材支持板(仕切り板)62としてなる緑化棚ユニット63を形成した点にある。
また、種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物64が側緑化棚面を実現する大きさに密に育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面を前記植生材支持板62の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱33から隣の支柱33の間を1個〜複数個(ここでは3個)で埋め尽くす横長の所定形体に形成された植生材ブロック65を設け、該植生材ブロック65の後ろ側を他の植生材19を積めた構造とした点にある。
植生材ブロック65とその上段の植生材支持板62との間に略3cm以下の開口が生じており、植生材19が漏れ落ちないメッシュシート66で該開口を覆い、その上に植生材19を敷き詰めている。
植生材支持板(仕切り板)62の湾曲板部位61の凸湾曲面を上に凹湾曲面を下にした第1の差込形態と、湾曲板部位61の凸湾曲面を下に凹湾曲面を上にした第2の差込形態という二つの差込形態が選択できるという効果を奏する。
これにより、図30に示すように、植物20が育成された鉢54を入れた状態での緑化とする場合、第1の差込形態(図30の右図)に例示するように、凹湾曲面により鉢54が第2の差込形態(図30の左図)より、この例では22度起きた状態である70度となって、植物20の茎への負担の少ない植物20に優しい立ち上がり形態を実現するものである。
従来技術は、真平な植生材支持板(仕切り板)を45度〜50度の傾斜で一対の支柱に差し込む形態であるために、植物20が育成された鉢54を入れても45度〜50度の傾斜となり、植物の茎に負担が大きくなるという欠点を有するとともに、植生材を敷き詰めた形態においては手前に来るにしたがって植生材層が著しく薄くなり植物の植生に適さない状態が形成されるという欠点を有するものであった。
植生材支持板(仕切り板)62は上述したように、この従来技術の欠点を解消したものである。
緑化棚ユニット63の1ユニットは3本の支柱33と6枚の植生材支持板62とからなっていて、両端の支柱33、33の中心間の距離は1200mm、隣の支柱の中心間の距離は60mm、支柱33の側面間の距離は550mm、支柱の高さは600mm、支柱の奥行きは100mm、支柱の横幅は50mmであり、支柱の前方に突き出した湾曲板部位61の突き出し距離は40mm、植生材支持板62の上下配置間隔は100mmとしている。
植生材ブロック65は550mmを3ブロックで埋めるようにしているが、2ブロックあるいは1ブロックで埋めるようにしてもよい。
<第6の実施の形態>
図29に示す本発明を実施するための第6の実施の形態において前記第5の実施の形態と主に異なる点は、植生材ブロック65を上部が開口したケース67に収納するとともに、緑化棚ユニット63にセットした状態において、ケース67の後上部縁が上段の植生材支持板62の底部に当る形態とした植生材ブロック68とした点にある。
ケース67は塩化ビニール樹脂製部材などの高耐久性の合成樹脂製部材からなり、通気性、通水性、ケース67外への根の伸びを可能とさせる数センチの穴が多数側面および底面に開けられている。
植生材ブロック68は、ケース67を地中を含む植生材中に埋め設置し、中に植生材を入れ笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物を種から、苗から、あるいは生育したものを植付け十分な生育と根のはりを実現した状態で、地中からケース67ごと取り出し緑化棚にセットしている。
このほかに、植生材上で十分に生育した状態のものを、所定のブロックに抜き取り形成して、植生部材を収納した紙製などの生分解性部材でできたケースに収納してなる植生材ブロックもよい。
[付記1]
<背景技術>
従来の緑化棚ユニットとして例えば特許文献1の技術が知れれている。
<特許文献1> 特開2001−342632号公報
<非特許文献1> 特になし
<発明の開示>
<発明が解決しようとする課題>
上述した従来技術は背土や擁壁などの壁面に一段の緑化棚ユニットを形成することは容易であるが2段、3段と上に重ね高さのある緑化棚を形成して行くには、杭体1を長いものにしなければならないというものであるので、所定の段数が完成させた緑化棚ユニットに後で緑化棚ユニットを増やして行くことができ難い、逆に、複数段の完成させた緑化棚ユニットの段数を減らした場合は、杭体1が上部に剥き出しで残ってしまい景観を損ねるという欠点を有するものであるとともに、下段支柱と上段支柱を連結する連結手段がなく、下段と上段の支柱同士の連結と解体を容易にするということを課題としていないものである。
<発明の目的>
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、複数の支柱で横長板形態の植生材支持板を傾斜させて支持する緑化棚ユニットにおいて、複数段にすることができ、且つ、擁壁などの壁面の緑化棚ユニットとすることもできる緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
<請求項1>
横長板形態の植生材支持板と、
この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する支柱本体が筒形態、前面開放溝形態あるいは後面開放溝である内側を空間部としてなる支柱と、
前記支柱本体の前部側から下に向けた傾斜凹形態で前記空間部の中途に届く深さで縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板を嵌めて且つ該植生材支持板を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部と、
前記支柱からなる下段支柱と上段支柱の前記空間部に渡って嵌められて該下段支柱と該上段支柱を連結する連結体本体、この連結体本体に設けられた前記下段支柱の支持板傾斜支持部に嵌め込まれた下段側の前記植生材支持板が嵌る下段支持板嵌り部、前記連結体本体に設けられた前記上段支柱の支持板傾斜支持部に嵌め込まれた上段側の前記植生材支持板が嵌る上段支持板嵌り部とからなる連結体と、からなることを特徴とする緑化棚ユニット。
<発明の効果>
「内側を空間部としてなる支柱と、前記支柱本体の前部側から下に向けた傾斜凹形態で前記空間部の中途に届く深さで縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板を嵌めて且つ該植生材支持板を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部と、前記支柱からなる下段支柱と下段支柱の前記空間部に渡って嵌められて該下段支柱と該上段支柱を連結する連結体本体、この連結体本体に設けられた前記下段の支柱の支持板傾斜支持部に嵌め込まれた下段側の前記植生材支持板が嵌る下段支持板嵌り部、前記連結体本体に設けられた前記上段の支柱の支持板傾斜支持部に嵌め込まれた上段側の前記植生材支持板が嵌る上段支持板嵌り部とからなる連結体と、」という構成としたことにより、
下段支柱と上段支柱の空間部渡るよう連結体が嵌め込まれ、この連結体の固定支持が下段支柱と上段支柱に嵌め込まれた植生材支持板の下段支持板嵌り部と上段支持板嵌り部への嵌りによりなされるものであるので、連結体を固定するためのボルトなどの固定部材を使用しなくてよい、植生材支持板の嵌込操作で連結体の固定と上下支柱の強固な連結が素早く簡単に行なえる、植生材支持板を抜き取るだけで連結体による連結固定を解除できるので簡単で素早い解体作業を実現する、連結体を短い形態のものにでき且つボルトなどの締め付け部材を必要としないので低コストを実現するとともに、部品揃えや部品管理がしやすいという効果を奏する。
[付記2]
<背景技術>
従来の緑化棚ユニットとして例えば特許文献1の技術が知られている。
<特許文献1> 特開2001−342632号公報
<非特許文献1> 特になし
<発明の開示>
<発明が解決しようとする課題>
上述した従来技術はコンクリート擁壁や建築物の壁面に設置した場合には該壁面に土などの植生材が接触するものであるので、該壁面が汚れてしまうという欠点を有するものであった。
<発明の目的>
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、複数の支柱で横長板形態の植生材支持板を傾斜させて支持する緑化棚ユニットにおいて、コンクリート擁壁や建築物の壁面に設置した場合には該壁面が土などの植生材により汚れることが無い緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
<請求項1>
横長板形態の植生材支持板と、
この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する支柱本体、この支柱本体の後部に設けられた板材を嵌め込むことができる板材嵌込部を有してなる支柱とからなることを特徴とする緑化棚ユニット。
<発明の効果>
横長板形態の植生材支持板と、この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する支柱本体、この支柱本体の後部に設けられた板材を受けから嵌め込むことができる板材嵌込部とからなる支柱とからなることを特徴とする緑化棚ユニットを構成しているので、
板材嵌込部に板材を嵌め込み擁壁や建築物の設置する壁面を該板材により覆うことにより、土などの植生材が該壁面に接触しないようにできるので、該壁面が植生材により汚れないようにできるという効果を奏する。
[付記3]
<背景技術>
従来の緑化棚ユニットとして例えば特許文献1の技術が知られている。
<特許文献1> 特開2001−342632号公報
<非特許文献1> 特になし
<発明の開示>
<発明が解決しようとする課題>
上述した従来技術は土などの植生材を納めて使用するものであるために、植生材の無い状態として植物が植生された安価なビニール鉢を緑化棚に収納して緑化化を計ることができ、且つ、植生材を納めた状態での該植生材による植生も実現でるという両者を実現できるものではなかった。
安価なビニール鉢は10cm程度の高さであり、植生材を納める形態を実現すると10cm程度の奥行きでは植物の育成には植生材が少なすぎてしまうため、少なくとも15cm以上好ましくは20cm以上の奥行きが必要であり、この奥行きではビニール鉢が収まりすぎる、中に落下してしまうという欠点を有するものである。
<発明の目的>
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、複数の支柱で横長板形態の植生材支持板を傾斜させて支持する緑化棚ユニットにおいて、植生材を納めての該植生材による植物の植生を可能にでき、且つ、植生材の無い状態で植生された(種を含む)ビニール鉢を納め並べての緑化を可能にする緑化棚ユニットを提供することを目的としている。
<請求項1>
横長板形態の植生材支持板と、
支柱本体、この支柱本体に前記植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する支柱と、
この支柱を壁面に設置した状態において、該壁面と前記植生材支持板との間に形成される空間部と、
この空間部に前記植生材支持板の後部に当接状態ないし近接状態でセットして前から該植生材支持板に載せられた植生鉢を受け止めるための、上からの嵌込形態による取付け取り外しが自在の鉢受体とからなることを特徴とする緑化棚ユニット。
<発明の効果>
壁面と植生材支持板との間に形成される空間部と、この空間部に前記植生材支持板の後部に当接状態ないし近接状態でセットして前から該植生材支持板に載せられた植生鉢を受け止めるための、上からの嵌込形態による取付け取り外しが自在の鉢受体という構成によって、
鉢受体をセットすることによる、土などの植生材の無い状態で、植生鉢を植生材支持板に載せおいて緑化を計ることができるとともに、鉢受体が無い状態ないし値生材支持板から離れた状態とすることにより、必要量の植生材を収納させて該植生材による植生を実現できるという、両方の使用を可能にする緑化棚ユニットを実現するという効果を奏する。
本発明は緑化棚やブランターを製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の支柱の側面図および正面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の植生材支持板の正面図、平面図、背面図および側面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の植生材支持板を装着した状態の支柱の側面図および支柱連結部材8aの側面図。 支柱連結部材8a正面図および平面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の擁壁に緑化ユニットを3段とした緑化棚を形成した状態の側面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の擁壁に緑化棚を形成し植生状態を示す断面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の擁壁に緑化ユニットを緑化棚を形成し半分植生状態を示す正面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の前後に植生支持棚を有す2段とした緑化棚を形成した状態の側面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の前後に植生支持棚を有する緑化棚に形成した状態の正面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の前後に植生支持棚を有する別形態の緑化棚に形成した状態の側面図。 本発明を実施するための最良の第1の実施の形態の前後に植生支持棚を有する別形態の緑化棚に形成した状態の正面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の支柱の側面図、平面図および正面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の植生材支持板をセットした状態の側面図および正面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の植生材支持板をセットした状態の平面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の連結体の平面図、正面図および側面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の連結体による支柱の連結状態を示す擁壁面への設置状態での断面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の連結体による支柱の連結状態を示す支柱前後合わせ形態での断面図。 本発明を実施するための最良の第2の実施の形態の支柱前後合わせ形態での植生状態を示す断面図。 本発明を実施するための最良の第3の実施の形態を示す平面図。 本発明を実施するための最良の第4の実施の形態を示す平面図。 本発明を実施するための最良の第4の実施の形態を示す平面図。 本発明を実施するための最良の第4の実施の形態を示す擁壁面に設置し緑化をしている状態の断面側面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態を示す棚のみの右側面図、正面図および平面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態を示す仕切板(植生材支持板)正面図、左側面図、右側面図、背面図、平面図および底面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態を示す緑化ユニットの正面図、右側面図、左側面図および平面図。 図25の底面図および背面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態を示す植物生育済み植生材ブロックをセットし植生材を詰めた状態の断面図、植物生育済み植生材ブロックの右側面図、植物生育済み植生材ブロックの正面図、植物生育済み植生材ブロックの平面図、植生材ブロックの平面図、植生材ブロックの正面図、植生材ブロックの底面図、植生材ブロックの左側面図、植生材ブロックの右側面図および植生材ブロックの背面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態を示す植物生育済み植生材ブロックをセットした状態例を示す正面図および平面図。 本発明を実施するための最良の第6の実施の形態を示す植物生育済み植生材ブロックをセットし植生材を詰めた状態の断面図。 本発明を実施するための最良の第5の実施の形態の植生鉢をセットした状態の側面図。
符号の説明
1:緑化棚ユニット、 2:植生材支持板、 3:支柱、 4:支柱本体、 5:支持板傾斜支持部、 6:植生支持棚、 7a、7b、7c:シャフト通し孔、 8a、8b:支柱連結部材、 9:連結部材嵌め込み溝、 10:板本体、 11:上部縁立ち上がり部、 12:連結部材本体、 13:嵌込凸部、 14a、14b、14c、14d:固定穴、 15:固定用孔、 16:アダプター、 17:擁壁、 18:固定部材、 19:植生材、 20:植物、 21:小石、 22:緑化棚、 23:緑化棚、 24:ボルト通し孔、 25:緑化棚、 26:固定孔、 27:固定部材、 28:脚金具、 30:緑化棚ユニット、 31:支柱本体、 32:空間部、 33、33a、33b:支柱、 34:連結体本体、 35:下段支持板嵌り部、 36:上段支持板嵌り部、 38:シャフト通し孔、 40:板材、 41a、41b:板材嵌込凹部、 43:アンカー、 44:ボルト、 45:ナット、 46:開口部、 47:離し部、 48a、48b:板材嵌込凹部、 49:支柱、 50:支柱、 52:板材、 54:ビニール製鉢、 60:支持部嵌り部位、 61:湾曲板部位、 62:植生材支持板、 63:緑化棚ユニット、 64:常緑多年性植物、 65:植生材ブロック、 66:メッシュシート、 67:ケース、 68:植生材ブロック。

Claims (7)

  1. 横長板形態の植生材支持板と、
    この植生材支持板の複数枚を間隔をあけて傾斜させて支持する複数の支柱と、
    この支柱の支柱本体の前部側から下に向けた傾斜凹形態で縦並びに間隔をあけて複数形成された、前記植生材支持板を嵌めて且つ該植生材支持板を傾斜状態で支持する支持板傾斜支持部と、
    前記複数の支柱の前記支持板傾斜支持部に前記植生材支持板を架渡し支持して形成した複数の植生支持棚と、
    前記支柱本体に前部から後部に貫通されて設けられたボルトやネジ棒などの締め付けシャフトを通すためのシャフト通し孔とからなることを特徴とする緑化棚ユニット。
  2. 植生材支持板が支持板傾斜支持部に嵌る支持部嵌り部位と、該支持はまり部位と一体的に成形されてなる支柱の外側に位置される湾曲形態の湾曲板部位からなる形態であることを特徴とする請求項1記載の緑化棚ユニット。
  3. 支柱が筒形態、前面開放溝形態、後面開放溝形態である内側を空間としてなる空間部を有し、この空間部に挿入されて上段の支柱と下段の支柱を連結するための連結体を設けてなることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の緑化ユニット。
  4. 連結体に支持板傾斜支持部に嵌められた植生材支持板が入る連結体側支持板入り部が設けられてなることを特徴とする請求項3記載の緑化ユニット。
  5. 種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜複数個で埋め尽くす横長の所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニット。
  6. 種あるいは苗から生育された笹あるいは竜のヒゲなどの常緑多年性植物が側緑化棚面を実現する大きさに育成され、上部面である育成面の植生材が強風では容易には吹き飛ばされない定着面とされ、この定着面の前下側面を形成する湾曲面あるいは傾斜面を前記植生材支持板の上部面に当接する当接面とするとともに、支柱から支柱の間を1個〜3個で埋め尽くす横長さとし且つ上の植生材支持板の下部端からその下の植生材指示板の上部端までの開口を塞ぐあるいは略3cm以下の開口幅にする前後幅である所定形体に形成された植生材ブロックを設け、該植生材ブロックの後ろ側を他の植生材を積め満たしてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の緑化ユニット。
  7. 植物生育済み植生材ブロックが通気性と通水性および植物の根がケース外の他の植生材に伸びることが可能とされたケースに収納されてなる形態であることを特徴とする請求項5、6いずれか記載の緑化ユニット。
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