JP2009252969A - サセプタおよび気相成長装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制し、かつパーティクルの混入を抑制するサセプタおよび気相成長装置を提供する。
【解決手段】サセプタ1aは、本体部2と、第1および第2のコーティング部5、6とを備えている。本体部2は、基板100を載置する載置面3と、基板100の側面100aを支持する支持部4とを含んでいる。本体部2の表面2aは、支持部4において載置面3の延在方向に沿った方向に伸びる領域を含み、かつ載置面3の外周を囲む第1の領域2a1と、第1の領域2a1の外周を囲む第2の領域2a2とを有している。第1のコーティング部5は、第1の領域2a1上に位置し、Siを含まない材料よりなる。第2のコーティング部6は、第2の領域2a2上に位置し、SiCよりなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、サセプタおよび気相成長装置に関する。
従来より、半導体製造工程において、気相反応成長法により基板の表面に膜を形成している。このような気相反応成長の際に、基板を保持するためにサセプタが用いられている。このサセプタとして、たとえば、特許第3227353号公報(特許文献1)のSiC(炭化珪素)膜被覆部材が挙げられる。この特許文献1には、厚さ20μm以上のSiC膜が基材表面に形成されたSiC膜被覆部材が開示されている。
特許第3227353号公報
上記特許文献1に開示のサセプタは、基材の表面がSiC膜のみで覆われている。このサセプタを窒化物半導体を成長させるために用いると、窒化物半導体の原料であるアンモニアおよび水素を含む高温の雰囲気中に、SiC膜が配置されることになる。この雰囲気中では、SiC膜はエッチングされ、Si(シリコン)を遊離する。成長させる窒化物半導体にこのSiが取り込まれると、Siはn型のドーパントとして振舞うので、取り込まれた部分のキャリア濃度が高くなる。したがって、この窒化物半導体のキャリア濃度の面内均一性が低下するという問題があった。
このため、SiC以外の材料の膜で基材の表面を覆う技術が考えられる。しかし、SiC以外の材料は、窒化物半導体などの膜との格子間隔の違い、回転対称性の違い、熱膨張率の違いなどにより、成長する膜との密着性が悪い。このため、成長した膜がSiC以外の材料の膜から剥がれやすい。成長した膜がこのSiC以外の材料の膜から剥がれると、パーティクルとして成長する膜に取り込まれる。
したがって、本発明は、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制し、かつパーティクルの混入を抑制するサセプタおよび気相成長装置を提供することである。
本発明のサセプタは、表面上に膜を成長させるための基板を保持するためのサセプタであって、本体部と、第1および第2のコーティング部とを備えている。本体部は、基板を載置する載置面と、基板を載置した状態で基板の側面を支持する支持部とを含んでいる。第1および第2のコーティング部は、本体部において載置面および支持部が形成された表面を覆っている。本体部の表面は、支持部において載置面の延在方向に沿った方向に伸びる領域を含み、かつ載置面の外周を囲む第1の領域と、第1の領域の外周を囲む第2の領域とを有している。第1のコーティング部は、第1の領域上に位置し、かつSiを含まない材料よりなる。第2のコーティング部は、第2の領域上に位置し、かつSiCよりなる。
本発明者は、SiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて窒化物半導体などの膜を成長させる場合に、以下のことを見出した。すなわち、基板においてSiCとの距離が近い部分上に成長させる膜に取り込まれるSiの量は多く、基板においてSiCとの距離が遠い部分上に成長させる膜に取り込まれるSiの量は少ないことを見出した。
このため、本発明のサセプタは、基板が保持される周辺にSiを含まない第1のコーティング部を配置している。これにより、保持される基板と第2のコーティング部との距離をあけることができるので、第2のコーティング部を構成するSiCがエッチングされることにより生成されるSiが、成長させる膜に取り込まれることを抑制することができる。したがって、ドーパントとして振舞うSiが膜に取り込まれることを抑制することができるので、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制することができる。
また、本発明のサセプタは、第1のコーティング部の外周側にSiCよりなる第2のコーティング部を配置している。基板上に膜を成長させると、第2のコーティング部上にも膜が成長する。SiCよりなる第2のコーティング部は、成長させる膜との密着性が高い。このため、成長させた膜が第2のコーティング部から剥がれることを抑制することができる。したがって、剥がれた膜によるパーティクルが、成長させる膜に混入することを抑制することができる。
なお、上記「第1および第2のコーティング部は、本体部において載置面および支持部が形成された表面を覆っている」とは、第1および第2のコーティング部がこの表面の全体を覆っている場合と、この表面の全体を覆っていない場合とを含む。つまり、この表面において、基板を保持したときに露出している部分に第1および第2のコーティング部が形成されていればよい。言い換えると、本発明は、載置面および支持部の少なくとも一方には、第1および第2のコーティング部が形成されていない場合を含む。
上記サセプタにおいて好ましくは、第1の領域と第2の領域との境界は、第1の領域の内周側から11mm以上離れた位置である。
本発明者は、SiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて窒化物半導体などの膜を成長させる場合に、以下のことを見出した。すなわち、基板の成長面の端部から11mm未満の領域にSiCよりなるコーティング部を配置するとSiが多く取り込まれ、基板の成長面の端部から11mm以上離れた領域にSiCよりなるコーティング部を配置するとSiが取り込まれる量を大幅に低減できることを見出した。
このため、第1の領域の内周側から11mm以上離れた位置に第1の領域と第2の領域との境界があると、第2のコーティング部を構成するSiCがエッチングされることによるSiが、成長させる膜の全面に取り込まれることを抑制することができる。したがって、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化をより効果的に抑制することができる。
上記サセプタにおいて好ましくは、第1のコーティング部は、pBN(窒化ホウ素)、TaC(炭化タンタル)、熱分解炭素、ガラス状炭素、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニウム)およびAlxInyGa(1-x-y)N(0≦x≦1、x+y≦1)(窒化アルミニウムインジウムガリウム)からなる群より選ばれた少なくとも一種の物質よりなる。
これらの物質は、窒化物半導体などの膜の原料ガスに対する耐性が強い。このため、サセプタの耐性を向上することができる。
上記サセプタにおいて好ましくは、第1のコーティング部は、本体部に対して着脱可能な部材である。
これにより、第1のコーティング部が着脱できない状態、つまり第1のコーティング部が本体部と一体に形成されているサセプタに比較して、容易に製造することができる。
上記サセプタにおいて好ましくは、上記膜は、窒化物半導体である。窒化物半導体を成長させる際の雰囲気に対して、本発明のサセプタは特に効果を有する。このため、膜として窒化物半導体を成長させるための基板を保持する際に、このサセプタは特に好適に用いられる。
本発明の気相成長装置は、上記いずれかのサセプタと、このサセプタを内部に配置した成長容器とを備えている。
本発明の気相成長装置によれば、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制し、かつパーティクルの混入を抑制するサセプタを備えている。このため、窒化物半導体などの膜を成長させる気相成長装置は、高性能な膜を成長することができる。
本発明のサセプタによれば、基板が載置される周辺にSiを含まない第1のコーティング部を配置している。これにより、ドーパントとして振舞うSiが取り込まれることを抑制することができるので、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制することができる。また、本発明のサセプタは、第1のコーティング部の外周側にSiCよりなる第2のコーティング部を配置している。これにより、成長させた膜が第2のコーティング部から剥がれることを抑制することができるので、成長させる膜にパーティクルが混入することを抑制することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態および実施例を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照符号を付してその説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態におけるサセプタを示す概略斜視図である。図2は、図1の線分II−II線に沿った断面図である。図3は、本実施の形態のサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。図1〜図3を参照して、本実施の形態におけるサセプタについて説明する。図1〜3に示すように、本実施の形態におけるサセプタ1aは、表面100b上に膜(たとえば後述するGaN膜110)を成長させるための基板100を保持する。
具体的には、サセプタ1aは、本体部2と、第1のコーティング部5と、第2のコーティング部6とを備えている。本体部2は、載置面3と、支持部4とを含んでいる。第1および第2のコーティング部5、6は、本体部2において載置面3および支持部4が形成された表面2aを覆っている。
本体部2は、たとえばグラファイトなどよりなっている。この本体部2に形成された載置面3は、基板100を載置する。この載置面3は、保持する基板100の形状と同様であることが好ましく、本実施の形態では、円形状としている。また本体部2に形成された支持部4は、基板100を載置した状態で基板100の側面100aを支持する。つまり、支持部4は、基板100の側面100aに外側から内側へ力を加えることで基板100を載置面3に保持している。この本体部2は、載置面3と支持部4とで形成される凹部を有しており、この凹部は基板100を搭載する。なお、載置面3および支持部4で構成される基板搭載部は、複数(図1では7個)であってもよく、1個であってもよい。
本体部2の表面2aは、第1の領域2a1と、第2の領域2a2とを有している。第1の領域2a1は、支持部4において載置面3の延在方向に沿った方向に伸びる領域を含み、かつ載置面3の外周を囲んでいる。第1の領域2a1は、載置面3の外周のすべてを覆っていることが好ましい。第2の領域2a2は、第1の領域2a1の外周を囲んでおり、第1の領域2a1の外周のすべてを覆っていることが好ましい。この第1の領域2a1は、第1の領域2a1と本体部2の外周縁2a3との間に位置している。また、複数の第1の領域2a1が形成されている場合には、第2の領域2a2は、隣り合う第1の領域2a1間に位置している領域を含んでいる。
第1のコーティング部5は、第1の領域2a1上に位置している。第2のコーティング部6は、第2の領域2a2上に位置している。つまり、基板100が載置された状態で上方から見たときに、第1のコーティング部5は基板100の外周のすべてを取り囲むように形成され、かつ第2のコーティング部6は第1のコーティング部5の外周をすべて取り囲むように形成されている。
第1のコーティング部5は、Siを含まない材料よりなっており、pBN、TaC、熱分解炭素、ガラス状炭素、GaN、AlN、AlxInyGa(1-x-y)N(0≦x≦1、x+y≦1)からなる群より選ばれた少なくとも一種の物質よりなることが好ましい。第1のコーティング部5は、成長させる膜にドーパントとして振舞うSiが取り込まれることを抑制するために形成されている。たとえば成長させる膜が窒化物半導体の場合には、Siはn型ドーパントとして振舞う。
第2のコーティング部6は、SiCよりなっている。第2のコーティング部6は、成長させる膜との密着性を向上することで、成長させる膜にパーティクルが混入することを抑制するために形成されている。
第1の領域2a1と第2の領域2a2との境界は、成長する膜にSiが混入することを抑制する観点から、第1の領域2a1の内周側から11mm以上離れた位置(図2および図3におけるxの位置)であることが好ましく、13mm以上離れた位置であることがより好ましい。この第1の領域2a1の内周側とは、基板100を載置したときに、本体部2の表面2aにおいて、基板100の側面100aと接する位置である。言い換えると、基板100を載置したときに、基板100の表面100bにおいて露出している領域の最も幅の狭くなっている端部と接する位置である。
また、第1の領域2a1と第2の領域2a2との境界は、成長する膜にパーティクルが混入することを抑制する観点から、第1の領域2a1の内周側からたとえば20mm以下離れた位置であることが好ましい。
第1のコーティング部5は、基板100を保持した状態で露出しない部分には、形成されていない。たとえば図3に示すように基板100が保持されている状態では、載置面3および支持部4の支持面には、第1のコーティング部5が形成されていない。つまり、本体部2において、載置面3および支持部4が形成された表面2aのうち、載置面3および支持部4の側面以外のすべての領域が、第1および第2のコーティング部5、6で覆われている。なお、載置面3および支持部4の少なくとも一方に第1のコーティング部5を形成してもよい。
第1および第2のコーティング部5、6の厚みは、たとえば20μm以上300μm以下である。また、基板100が載置された状態で、基板100において膜を成長する表面100bと、第1および第2のコーティング部5、6とが同一平面に位置付けられることが好ましい。この場合、原料ガスの気流がサセプタ1aにより乱れることを防止できるので、原料ガスがサセプタに均一に供給される。
図4は、本実施の形態のサセプタ1aにおける第1のコーティング部5の機能を説明するための斜視図である。図4に示すように、第1のコーティング部5は、本体部2に対して着脱可能な部材であることが好ましい。本体部2に対して第1のコーティング部5を装着する場合には、この第2のコーティング部6の内周に位置するように第1のコーティング部5を取り付ける。本体部2に対して第1のコーティング部5を脱着する場合には、この第2のコーティング部6の内周側から第1のコーティング部5を取り外す。本実施の形態では、第1のコーティング部5は、リング状の部材である。
続いて、本実施の形態のサセプタ1aの製造方法について説明する。
まず、載置面3および支持部4が形成された本体部2を準備する。このとき、本体部2の表面2aにおいて、第1の領域2a1および第2の領域2a2は、第1のコーティング部5および第2のコーティング部6との密着性が高い材料でそれぞれ構成することが好ましい。次に、この本体部2の表面2aの第1の領域2a1上にマスクを形成する。本体部2の表面2aの第2の領域2a2上に、SiCよりなる第2のコーティング部6をたとえばCVD(Chemical Vapor Deposition:化学蒸着)法により形成する。その後、第1の領域2a1上のマスクを除去する。次に、第2のコーティング部6上にマスクを形成する。第1の領域2a1上に、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部5をたとえばCVD法により形成する。その後、第2のコーティング部6上のマスクを除去する。なお、第1のコーティング部5を第2のコーティング部6より先に形成してもよい。
また、図4に示す第1のコーティング部5が本体部2に対して着脱可能な場合には、たとえば以下の工程を実施する。まず、載置面3および支持部4が形成された本体部2を準備する。次に、この本体部2の表面2aの第1の領域2a1上にマスクを形成する。本体部2の表面2aの第2の領域2a2上に、SiCよりなる第2のコーティング部6を形成する。また、たとえばCVD法、金型成形などにより第1のコーティング部5を形成する。第1のコーティング部5が本体部2に対して着脱可能な場合には、本体部2の表面2aにおいて第1の領域2a1および第2の領域2a2の材料は、第2のコーティング部6との密着性がよい材料を選択する。これにより、第1および第2の領域2a1、2a2の材料が同じであっても、第1および第2のコーティング部5、6の一方が剥がれ易くなるという問題を回避できる。したがって、第1および第2のコーティング部5、6を備えたサセプタを容易に製造できる。
以上の工程により、図1〜3に示すサセプタ1aを製造することができる。このサセプタ1aは、基板100の表面100b上に膜を成長するために用いられる。この膜は特に限定されないが、窒化物半導体であることが好ましく、GaNであることがより好ましい。
図5は、本実施の形態の変形例1におけるサセプタを示す断面図である。図6は、本実施の形態の変形例1におけるサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。図5および図6に示すように、本実施の形態の変形例1におけるサセプタ1bは、基本的には図1および図2に示すサセプタ1aと同様の構成を備えているが、本体部2の形状と、第1および第2のコーティング部5、6の形状とが異なっている。
具体的には、本体部2の載置面3は、外周縁(図1における外周縁2a3)を含む第2の領域2a2と同一平面に位置付けられている。支持部4は、載置面3と連なり、かつ載置面3の端部から上方に突出している。
本体部2の表面2aの第1の領域2a1は、支持部4において載置面3の延在方向に沿った方向に伸びる領域(図5において支持部4の上面)と、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面の一部とを含んでいる。第1の領域2a1と連なる第2の領域2a2は、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面であってもよい。
この本体部2の表面2aの第1の領域2a1上に第1のコーティング部5が形成され、第2の領域2a2上に第2のコーティング部6が形成されている。変形例1では、第1のコーティング部5は、支持部4の上面から、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面の一部にかけて(図5および図6におけるxの位置に)形成されている。第2のコーティング部6は、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面の残部から外周縁(図1における外周縁2a3)にかけて形成されている。
なお、第1の領域2a1と第2の領域2a2との境界は、支持部4の上面に位置してもよく、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面に位置してもよく、載置面3および支持部4が形成されていない面に位置していてもよい。
図7は、本実施の形態の変形例2におけるサセプタを示す断面図である。図8は、本実施の形態の変形例2におけるサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。図7および図8に示すように、本実施の形態の変形例2におけるサセプタ1cは、基本的には図1および図2に示すサセプタ1aと同様の構成を備えているが、本体部2の形状および第1および第2のコーティング部5、6の形状が異なっている。また、本実施の形態の変形例2におけるサセプタ1cは、基本的には図5および図7に示す変形例1のサセプタ1bと同様の構成を備えているが、支持部4が爪部4aを有している点および第1のコーティング部5が爪部4a上に形成されている点において異なっている。
具体的には、本体部2の載置面3は、外周縁を含む第2の領域2a2と同一平面に位置付けられている。支持部4は、載置面3と連なり、かつ載置面3の上方に突出している。また、支持部4は、載置面3との間で基板100を挟み込んで、基板100の表面100bから支持する爪部4aを有している。
本体部2の表面2aの第1の領域2a1は、支持部4において載置面3の延在方向に沿った方向に伸びる領域(図7において爪部4aを含む支持部4の上面)を含んでいる。なお、第1の領域2a1は、支持部4において基板100を保持する面と反対側の面を含んでいてもよい。この第1の領域2a1と連なる第2の領域2a2は、図7に示すように、支持部4において基板100を保持する面と反対側の面を含んでいてもよい。
この本体部2の表面2aの第1の領域2a1上に第1のコーティング部5が形成され、第2の領域2a2上に第2のコーティング部6が形成されている。変形例2では、第1のコーティング部5は、支持部4の爪部4a(図7および図8におけるxの位置に)形成されている。
なお、第1の領域2a1と第2の領域2a2との境界は、爪部4aに位置してもよく、支持部4において基板100の側面100aを保持する面と反対側の面に位置してもよく、載置面3および支持部4が形成されていない面に位置していてもよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるサセプタ1a〜1cによれば、支持部4の周辺に位置する領域(第1の領域2a1)上にSiを含まない第1のコーティング部5が形成され、それ以外の領域(第2の領域2a2)上にSiCよりなる第2のコーティング部6が形成されている。
SiCよりなる第2のコーティング部6は、支持部4に対して第1のコーティング部5よりも外周側に配置されている。これは、SiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて窒化物半導体などの膜を成長させる場合に、本発明者が以下の知見を得たことによる。つまり、膜の成長により、コーティング部を構成するSiCがエッチングされてSiが拡散する。特に、窒化物半導体を成長させる際の、高温でアンモニアおよび水素を含む雰囲気では、SiCのエッチングレートが速く、Siが拡散しやすい。載置面3と支持部4とで保持される基板100において露出している表面100bの端部からの距離が遠いと、この拡散したSiが成長した膜に取り込まれることを抑制することができることを見出した。このため、本実施の形態では、SiCよりなる第2のコーティング部6を第1のコーティング部5の幅だけ支持部4から距離をあけて配置している。したがって、SiCがエッチングされることにより生成されるSiが、成長させる膜に取り込まれることを抑制することができる。
なお、Siと同様にドーパントとして振舞う元素としてO(酸素)、Ge(ゲルマニウム)などが挙げられる。しかし、一般的に、Oの混入を抑制する方法は別途あり、Geはもともと含まれる量が少ない。このため、成長させる膜へのSiの混入を抑制することで、成長させる膜のキャリア濃度を制御することができる。したがって、第1のコーティング部5をSiを含まない材料とすることにより、成長する膜のキャリア濃度のばらつきを効果的に抑制できる。
また、膜を成長させると、第2のコーティング部6上にも膜が成長する。しかし、SiCよりなる第2のコーティング部6は、成長させる膜との密着性が高い。特に膜が窒化物半導体である場合には、SiCと窒化物半導体とは、格子間隔、回転対称性、熱膨張率などの違いが小さいため、密着性が非常に高い。このため、SiCよりなる第2のコーティング部6は、成長する窒化物半導体の膜との密着性が非常に良好である。このため、成長した膜が第2のコーティング部6から剥がれることを抑制することができる。したがって、剥がれた膜によるパーティクルが、成長させる膜に混入することを抑制することができる。
また、サセプタ1a〜1cは、基板100が載置される周辺にSiを含まない第1のコーティング部5を配置している。これにより、SiCがエッチングされることにより生成されるSiが、成長させる膜に取り込まれることを防止することができる。特に、第1のコーティング部5が11mm以上の幅を有している場合には、成長させる膜の全面にSiが取り込まれることを効果的に防止できる。したがって、ドーパントとして振舞うSiが膜に取り込まれることを抑制することができるので、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制することができる。
(実施の形態2)
図9は、本実施の形態における気相成長装置を示す概略断面図である。図9を参照して、本実施の形態における気相成長装置を説明する。本実施の形態における気相成長装置は、たとえばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相堆積)装置である。
図9に示すように、MOCVD装置10は、成長容器11と、実施の形態1で説明したサセプタ1aと、第1、第2および第3のフローチャネル12、13、14と、ヒータ15とを備えている。
成長容器11内に設けられた第1、第2および第3のフローチャネル12、13、14は、所定の軸に沿って配置されている。第1のフローチャネル12は、原料ガスを第2のフローチャネル13に導く。第1のフローチャネル12は、たとえば窒素ガスおよび水素ガスを流す第1のライン12aと、III族有機金属ガスおよびキャリアガスを流す第2のライン12bと、アンモニアおよびキャリアガスを流す第3のライン12cとを含んでいる。
第2のフローチャネル13は、サセプタ1aを設置するための開口部13aを有している。原料ガスは、この開口部13aに位置するサセプタ1a上を流れる。原料ガスの反応により、膜としてIII族窒化物半導体が基板100上に成長される。原料ガスの残余および反応生成ガスは、第3のフローチャネル14を介して排気される。サセプタ1aにおいて基板100を載置する表面2aと反対側には、基板100の温度を調整するためのヒータ15が設けられている。ヒータ15からの熱はサセプタ1aを伝搬して基板100に到達する。
なお、MOCVD装置10は、サセプタ1aを回転するための回転駆動機構などをさらに備えていてもよい。
また、本実施の形態におけるMOCVD装置10は、図1〜3に示すサセプタ1aを備えているが、これに特に限定されない。MOCVD装置10は、たとえば図5および図6に示すサセプタ1b、図7または図8に示すサセプタ1cなどを備えていてもよい。
また、本実施の形態では、気相成長装置としてMOCVD装置を用いて説明したが、特にこれに限定されない。気相成長装置としては、たとえば昇華法、HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy:ハイドライド気相成長)法、MBE(Molecular Beam Epitaxy:分子線エピタキシ)法、MOCVD法などに用いる装置であってもよい。気相成長装置としては、MOCVD装置が特に好適に用いられる。
以上説明したように、本実施の形態における気相成長装置としてのMOCVD装置10は、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制し、かつパーティクルの混入を抑制するサセプタ1a〜1cと、このサセプタ1a〜1cを内部に配置した成長容器11とを備えている。このため、窒化物半導体などの膜を成長させる気相成長装置は、高性能な膜を成長させることができる。
本実施例では、SiCよりなる第2のコーティング部を備えることにより、成長させる膜にパーティクルの混入が抑制される効果について調べた。
図10は、本実施例において、基板上に膜を成長した状態を概略的に示す断面図である。図10に示すように、まず、サセプタに保持する5枚の基板100を以下の方法により準備した。
具体的には、Ga(ガリウム)の原料としてTMGを準備した。窒素の原料として、99.999%以上の純度を有するアンモニアを準備した。キャリアガスとして、99.999995%以上の純度を有する水素および99.999995%以上の純度を有する窒素を準備した。
次に、直径が2インチで、サファイアよりなる下地基板101を5枚準備した。1050℃の温度で100Torrの圧力の水素雰囲気中で、この下地基板101をクリーニングした。その後、雰囲気の温度を500℃まで降温した。500℃の温度で100Torrの圧力の水素雰囲気中で、III族原料の供給モルに対するV族原料の供給モルの比(V/III)が1600の条件で、MOCVD法により30nmの厚みを有する第1のGaN層102を下地基板101上に成膜した。その後、雰囲気の温度を1070℃まで昇温した。1070℃の温度で200Torrの圧力の水素雰囲気中で、III族原料の供給モルに対するV族原料の供給モルの比(V/III)が500の条件で、MOCVD法により第2のGaN層103を第1のGaN層102上に成膜した。これにより、下地基板101と、この下地基板101上に形成した第1のGaN層102と、第1のGaN層102上に形成した第2のGaN層103とを備えた基板100を5枚準備した。
次に、以下の5つのサセプタを準備した。図11は、本実施例において本体部の表面にSiCよりなるコーティング部が形成されたサセプタを示す概略斜視図である。1つ目のサセプタとして、図11に示すグラファイトよりなる本体部2と、本体部2の表面を覆うSiCよりなる第2のコーティング部6とを備えたサセプタを準備した。このサセプタには、第1のコーティング部5は形成されていなかった。図12は、本実施例において本体部の表面にpBNよりなるコーティング部が形成されたサセプタを示す概略斜視図である。2つ目のサセプタとして、図12に示すグラファイトよりなる本体部2と、本体部2の表面を覆うpBNよりなる第1のコーティング部5が形成されたサセプタとを準備した。このサセプタには、第2のコーティング部6は形成されていなかった。また、3〜5つ目のサセプタとして、グラファイトよりなる本体部と、本体部の表面を覆い、かつTaC、熱分解炭素およびガラス状炭素よりなるコーティング部とを備えたサセプタ(図示せず)をそれぞれ準備した。これらのサセプタには、第2のコーティング部6は形成されていなかった。
次に、それぞれのサセプタの1の載置面3および支持部4で1枚の基板100をそれぞれ保持した。この状態で、1050℃の温度で、100Torrの圧力で、アンモニア雰囲気中で、基板100をアニールした。その後、水素でバブリングしたTMG(トリメチルガリウム)と、ドーパントであるSiH4ガスとを反応容器の第1のフローチャネル12に送り、III族原料の供給モルに対するV族原料の供給モルの比(V/III)が1250の条件で、上述したガスを用いて、MOCVD法により、1μmの厚みを有するGaN膜110をそれぞれ成長した。これにより、基板100と、この基板100上に形成されたGaN膜110とを備えたエピウエハを得た。
図11および図12に示すサセプタを用いて成長したエピウエハについて、GaN膜110の表面を観察した。その結果、図11に示すSiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長したGaN膜110は、図12に示すpBNよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長したGaN膜110よりもパーティクルの数を減少することができた。
また、5つのサセプタ上に形成されたGaNの密着性を比較した。その結果、図11に示すSiCよりなるコーティング部は、pBN、TaC、熱分解炭素およびガラス状炭素よりなるコーティング部よりもGaNとの密着性が良好であった。
以上より、本実施例によれば、SiCよりなるコーティング部を本体部の表面に形成することにより、GaNとの密着性を向上することができるので、成長したGaNに混入するパーティクルの数を低減することができることを確認した。このため、第2のコーティング部を備えることにより、成長させる膜との密着性を向上でき、パーティクルの混入を抑制するサセプタを実現できることがわかった。
本実施例では、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部を備えることにより、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制できる効果について調べた。
図13は、本実施例で製造したショットキーバリアダイオードを概略的に示す断面図である。本実施例では、図11に示すSiCよりなるコーティング部を備えたサセプタと、図12に示すpBNよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長した実施例1のエピウエハをそれぞれ用いて、図13に示すショットキーバリアダイオードをそれぞれ製造した。
具体的には、まず、それぞれのエピウエハを準備した。その後、GaN膜110上にAu(金)よりなるダブルショットキー電極121、122をそれぞれ形成した。これにより、図13に示す横型のショットキーバリアダイオード120をそれぞれ製造した。
図14は、本実施例におけるGaN膜110を上方から見たときの平面図である。これらのショットキーバリアダイオード120について、容量と電圧との特性を測定することで、GaN膜110の中心からの距離(図14におけるr)に対するキャリア濃度を測定した。なお、GaN膜110の直径は50mm(半径は25mm)であり、中心から2mm毎に18mmの位置まで測定した。その結果を図15に示す。図15は、本実施例において、膜の中心部からの距離とキャリア濃度との関係を示す図である。図15中、横軸は、膜の中心部からの距離(単位:mm)を示し、縦軸は、その位置でのキャリア濃度(単位:cm-3)を示す。
図15に示すように、pBNよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長させたGaN膜110のキャリア濃度は、すべての位置においてSiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長させたGaN膜110のキャリア濃度よりも低かった。このことから、支持部4の周辺に、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部5を備えることにより、ドーパントとして振舞うキャリアがGaN膜110に混入することを抑制できることがわかった。
またpBNよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長させたGaN膜110のキャリア濃度は、中心部と外周縁との差はほとんどなかった。このことから、支持部4周辺に、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部5を配置しても、ドーパントとして振舞うキャリアがGaN膜110に取り込まれることを抑制することができることがわかった。
また、SiCよりなるコーティング部を備えたサセプタを用いて成長させたGaN膜110の外周縁近傍のキャリア濃度(中心から18mmの位置で約2×1016cm-3)は、GaN膜110の中心部近傍のキャリア濃度(中心から11mmまでの位置で約7×1015cm-3)の3倍程度であった。つまり、SiCよりなるコーティング部を備えたサセプタにより成長したGaN膜110は、中心から離れるほど、キャリア濃度が高くなることがわかった。言い換えると、SiCよりなるコーティング部から距離を隔てた位置の基板100上のGaN膜110はキャリア濃度が低い値で一定であった。このため、基板100においてGaN膜110を成長させる面の外周縁から所定の距離をSiを含まない材料よりなる第1のコーティング部5を配置することにより、キャリアが膜に取り込まれることを抑制できることがわかった。
特に、中心から14mm離れた位置まではキャリア濃度は低く、14mmを超えて外周縁(25mm)までの領域のキャリア濃度は急激に高くなることがわかった。つまり、外周縁から11mmまでの領域のキャリア濃度が高くなることがわかった。このため、基板100においてGaN膜110を成長させる面の外周縁から11mmの領域に、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部5を配置することにより、その外周にSiCよりなる第2のコーティング部6を配置しても、Siが取り込まれる量を大幅に低減できることがわかった。また、Siが取り込まれた場合であっても、GaN膜110に均一に取り込まれるため、成長させたGaN膜110のキャリア濃度の面内均一性の悪化は防止されることがわかった。
以上より、本実施例によれば、Siを含まない材料よりなる第1のコーティング部5を支持部4の周辺に配置することにより、成長させる膜のキャリア濃度の面内均一性の悪化を抑制できることが確認できた。特に、基板100において膜を成長させる領域の外周縁から11mm以上離れた位置に、SiCよりなる第2のコーティング部6を配置することにより、キャリアであるSiが取り込まれることを効果的に抑制することができることが確認できた。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1におけるサセプタを示す概略斜視図である。 図1の線分II−II線に沿った断面図である。 本発明の実施の形態1のサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1のサセプタにおける第1のコーティング部の機能を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1の変形例1におけるサセプタを示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例1におけるサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2におけるサセプタを示す断面図である。 本発明の実施の形態1の変形例2におけるサセプタに基板を保持した状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態2における気相成長装置を示す概略断面図である。 実施例1において、基板上に膜を成長した状態を概略的に示す断面図である。 実施例1において、本体部の表面にSiCよりなるコーティング部が形成されたサセプタを示す概略斜視図である。 実施例1において、本体部の表面にpBNよりなるコーティング部が形成されたサセプタを示す概略斜視図である。 実施例2で製造したショットキーバリアダイオードを概略的に示す断面図である。 実施例2におけるGaN膜を上方から見たときの平面図である。 実施例2において、膜の中心部からの距離とキャリア濃度との関係を示す図である。
符号の説明
1a,1b,1c サセプタ、2 本体部、2a,100b 表面、2a1 第1の領域、2a2 第2の領域、2a3 外周縁、3 載置面、4 支持部、4a 爪部、5 第1のコーティング部、6 第2のコーティング部、10 MOCVD装置、11 成長容器、12 第1のフローチャネル、12a 第1のライン、12b 第2のライン、12c 第3のライン、13 第2のフローチャネル、13a 開口部、14 第3のフローチャネル、15 ヒータ、100 基板、100a 側面、101 下地基板、102 第1のGaN層、103 第2のGaN層、110 GaN膜、120 ショットキーバリアダイオード、121,122 ショットキー電極。

Claims (6)

  1. 表面上に膜を成長させるための基板を保持するためのサセプタであって、
    前記基板を載置する載置面と、前記基板を載置した状態で前記基板の側面を支持する支持部とを含む本体部と、
    前記本体部において前記載置面および前記支持部が形成された表面を覆う第1および第2のコーティング部とを備え、
    前記本体部の前記表面は、前記支持部において前記載置面の延在方向に沿った方向に伸びる領域を含み、かつ前記載置面の外周を囲む第1の領域と、前記第1の領域の外周を囲む第2の領域とを有し、
    前記第1のコーティング部は、前記第1の領域上に位置し、かつSiを含まない材料よりなり、
    前記第2のコーティング部は、前記第2の領域上に位置し、かつSiCよりなる、サセプタ。
  2. 前記第1の領域と前記第2の領域との境界は、前記第1の領域の内周側から11mm以上離れた位置である、請求項1に記載のサセプタ。
  3. 前記第1のコーティング部は、pBN、TaC、熱分解炭素、ガラス状炭素およびGaN、AlN、AlxInyGa(1-x-y)N(0≦x≦1、x+y≦1)からなる群より選ばれた少なくとも一種の物質よりなる、請求項1または2に記載のサセプタ。
  4. 前記第1のコーティング部は、前記本体部に対して着脱可能な部材である、請求項1〜3のいずれかに記載のサセプタ。
  5. 前記膜は、窒化物半導体である、請求項1〜4のいずれかに記載のサセプタ。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のサセプタと、
    前記サセプタを内部に配置した成長容器とを備えた、気相成長装置。
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