JP2009252796A - 半導体装置及びその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】長さが長い線状ビームを照射する際に、線状ビームの長さにわたって被照射物にピントを合わせて処理することを課題とする。
【解決手段】レーザ発振器と、前記レーザ発振器から発振したレーザビームを線状ビームに変える線状光学系と、前記線状ビームが照射される基板を設置するステージと、前記ステージは、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形させ、かつ、支持手段を有することを特徴とするレーザ照射装置を用いたレーザ照射方法に関する。さらに、前記基板上に半導体膜を形成し、前記半導体膜を前記線状ビームにより結晶化あるいは活性化する半導体装置の作製方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ照射装置、レーザ照射方法、及び半導体装置の作製方法に関する。
レーザ発振器から発振されたレーザビームを線状に整形して線状ビームとし、線状ビームを照射することにより加熱工程を行う技術が研究されている(特許文献1参照)。例えば、線状ビームを照射し、非晶質半導体膜を結晶化して結晶性半導体膜を形成し、得られた結晶性半導体膜を用いて、半導体素子やディスプレイなどを含む電気機器を作製することが盛んに行われている。
また線状ビームのエネルギー分布を均一化するために、様々な手段が検討されてきている(特許文献2参照)。
特開2003−68668号公報 特開2001−242413号公報
また、半導体素子やディスプレイなどを含む電気機器を作製するために用いる基板の大面積化はますます進んでいる。1枚の大面積基板を用いて、複数の液晶表示装置用パネルなどの半導体装置を作製する方がスループットが高く、コストの低減が実現できるためである。
そのため、大面積基板に対して線状ビームを照射するために、線状ビームの長尺化が求められている。
しかし線状ビームを照射してレーザ加工するために必要な線状ビームのエネルギー密度は気張っているので、光学系にて常に長尺化すればよいというわけではない。
ここで、線状ビームのビーム幅をきわめて細く集光すれば、エネルギー密度を変えずに線状ビームを長尺化することは可能である。
しかしながら、その場合は焦点震度が極端に浅くなってしまうという問題を生じる。
例えば、線状ビームに整形されたYAGレーザの第2高調波(グリーンレーザ波長532nm)を用いて、大面積、例えば550mm×650mm以上のガラス基板上に形成された厚さ50〜100nm程度の非晶質珪素膜を、結晶化して結晶性珪素膜を形成する場合を挙げる。
本明細書では、線状ビームの照射領域を長方形とみなす。長方形の短い方の辺の長さを幅、長い方の辺の長さを長さとする。
大面積のガラス基板は、レーザ照射装置のステージに固定しようとしても、歪みが大きくなってしまい、線状レーザのレーザビームの焦点深度を下回ってしまう。このため被照射物である非晶質珪素膜にピントを合わせて処理することは困難である。
そこで本発明では、焦点深度が浅い線状ビームを用いる際に、被照射物にピントを合わせて処理することを課題とする。
550mm×650mm以上、、すなわち第三世代の大型ガラス基板は、上述の通り比較的歪みやすい。そこで基板を載せるステージに複数のアクチュエータを組み込み、基板の形状を線状ビームの焦点に合わせるように変化させる。これによって、線状ビームの長さを長くしても、例えば100mm以上にしても、エネルギー密度を変えずに、均一な照射処理が行える。
本発明は、レーザ発振器と、前記レーザ発振器から発振したレーザビームを線状ビームに変える線状光学系と、前記線状ビームが照射される基板を設置するステージと、前記ステージは、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形させ、かつ、支持手段を有することを特徴とするレーザ照射装置に関する。
また本発明は、レーザ発振器からレーザビームを発振し、線状光学系により、前記レーザビームを線状ビームに加工し、基板をステージ上に設置し、前記ステージに設けられた支持手段により、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形し、前記ステージ上の、前記表面形状を変形された基板を前記線状ビームで照射することを特徴とするレーザ照射方法に関する。
また本発明は、レーザ発振器からレーザビームを発振し、線状光学系により、前記レーザビームを線状ビームに加工し、基板上に半導体膜を形成し、前記半導体膜が形成された基板をステージ上に設置し、前記ステージに設けられた支持手段により、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形し、前記ステージ上の、前記表面形状が変形された基板に形成された半導体膜を、前記線状ビームで照射することを特徴とする半導体装置の作製方法に関する。
本発明において、前記半導体膜は、前記線状ビームの照射により結晶化される。
本発明において、前記半導体膜に添加された一導電性を付与する不純物元素が、前記線状ビームの照射により活性化される。
本発明において、前記半導体膜は、シリコンを含む半導体膜、または、ゲルマニウムを含む半導体膜である。
本発明において、前記支持手段は、ピエゾアクチュエータである。
本発明において、前記レーザ発振器は、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlO、または、サファイア結晶に、Yb、Cr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti、または、Tmをドープした結晶を使ったレーザ発振器である。
本発明において、前記レーザ発振器は、フォルステライト(MgSiO)、Y、ガラス、ルビー、あるいは、アレキサンドライトを用いたレーザ発振器である。
本発明において、前記支持手段は、前記オートフォーカス装置に連動して制御される。
なお、本発明において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる素子や装置全般(例えば、液晶表示パネルに代表される電子装置、およびその電子装置を部品として搭載した電気器具)を含んでいる。
本発明により、メンテナンス性や出力安定性に優れた固体レーザにおいて、幅が数百mmの線状ビームを作成することが可能となる。これにより、固体レーザで、小さな面積の被照射物を照射するだけでなく、大面積の被照射物を照射することが可能となる。
よって、本発明により、小型ディスプレイだけでなく、大型ディスプレイを作製する際の半導体膜の結晶化や活性化等に、固体レーザを使用することが可能となる。
また照射される領域が焦点深度内に維持されているので、均一な照射処理ができ、大面積の被照射物を照射した場合でも、均一な特性を得ることが可能である。
以下、本発明の実施の態様について、図面を参照して説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、以下に示す図面において、同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
本実施の形態を、図1、図2(A)〜図2(B)、図3、図4、図5(A)〜図5(F)、図6(A)〜図6(C)、図12、図13、図14を用いて説明する。
図1は本発明のレーザ照射装置の全体的な構成を示す図である。レーザ発振器101から発振したレーザビーム109は、線状光学系102により、長さ数百mm以上の線状ビーム103となるように加工される。線状ビーム103は、ミラー111によって向きを変えられ、ステージ107上の基板104に照射される。
レーザ発振器101は、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlO、サファイアなどの結晶にYb、Cr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti、またはTmをドープした結晶を使った固体レーザ発振器を用いることができる。さらに、レーザ発振器101として、フォルステライト(MgSiO)、Y、ガラス、ルビー、アレキサンドライトを用いた固体レーザ発振器を用いることができる。なお、固体レーザ発振器においては、基本波の第1高調波〜第5高調波を適用するのが好ましい。
すなわち本発明の固体レーザとして、YAGレーザ、YVOレーザ、YLFレーザ、YAlOレーザ、フォルステライト(MgSiO)レーザ、GdVO、Yレーザ、ガラスレーザ、ルビーレーザ、アレキサンドライトレーザ、Ti:サファイアレーザなどを用いることができる。
またレーザ発振器101として、エキシマレーザ発振器を用いることもできる。
基板104をステージ107に設置する。なおステージ107の走査する方向をY方向、Y方向と垂直な方向をX方向とする。
ステージ107には、基板104の表面形状を保つために、複数の支持手段116が設けられている。本実施の形態では支持手段116として、先端部に吸着穴113を有するアクチュエータ108を用いる。吸着穴113によって基板104を固定する。なお支持手段116は、アクチュエータに限定されるものではない。
支持手段116は、電気的に制御装置115に接続されており、制御装置115は支持手段116の駆動を制御している。制御装置115は、後述する制御手段119(図13参照)、制御手段143(図14)とも電気的に接続されている、あるいは、蓄積されたデータのやり取りが行われることにより、線状ビーム103の焦点位置105の歪みと、基板104の表面形状との状態に応じて、支持手段116の駆動を制御することができる。
また図2(A)〜図2(B)は、図1のA−Bの断面図であり、図3は、ステージ107上の基板104及び線状ビーム103の上面図である。図3に示されるように、線状ビーム103は、上面図では長方形をしており、Y方向の長さaとX方向の長さbを有している。図2(A)〜図2(B)において、105は線状ビーム103の焦点位置を示している。
図2(A)は、基板104が基板公有のうねりにより歪んでいる状態において、線状ビーム103を照射した時の基板104と線状ビーム103の焦点位置105の位置関係を示している。図2(B)は、基板104がステージ107上で水平に維持されている状態において、線状ビーム103を照射した時の基板104と線状ビーム103の焦点位置105の位置関係を示している。
図2(A)及び図2(B)のいずれにおいても、支持手段、例えばアクチュエータを用いない場合は、線状ビーム103の焦点距離が基板表面に一致しない。線状ビーム103の焦点深度は非常に浅いため、これでは一様な加熱処理を行うことが難しい。
また、線状ビーム103の長さが数10cm程度となると、その焦点深度はきわめて浅く数10μm以下となる。これにより、基板104に線状ビーム103のピントを合わせることができなくなる。
基板104の歪みの大きさよりも、線状ビーム103の焦点深度が小さい場合、基板104の照射されるべき領域が線状ビーム103の焦点深度から外れてしまう恐れが生じる。
本発明では、次のようにして上記の問題を解決する。すなわち、線状ビーム103の焦点位置105の歪みは、レーザ発振器101や線状光学系102内のレンズによる特有のものなので、図1に示すレーザ照射装置により、基板104にレーザビーム103を照射する前に、あらかじめビームプロファイラで調べておく。
図13にビームプロファイラ118により、線状ビーム103の焦点位置105の歪みを計測する方法及び構成について示す。レーザ発振器101から発振したレーザビーム109は、線状光学系102により、長さ数百mm以上の線状ビーム103となるように加工される。線状ビーム103は、ミラー111によって向きを変えられ、さらにミラー117によって方向を変えられ、ビームプロファイラ118に入射する。あるいはミラー111とミラー117は必ずしも設ける必要もなく、さらにあるいは、どちらか一方のみを設ける構成にしてもよい。
ビームプロファイラ118は制御装置119に電気的に接続されており、ビームプロファイラ118で得た線状ビーム103の焦点位置105の歪みを、制御装置119に転送し、データとして蓄積する。あるいは制御装置119によりデータの分析を行ってもよい。なおビームプロファイラ117は、図1に示すレーザ照射装置に組み込まれていてもよい。
次いで、基板104の照射されるべき領域が、あらかじめ調べた線状ビーム103の焦点位置105にくるように、基板104の表面形状をオートフォーカス装置により検出する。
基板104の表面形状をオートフォーカス装置141により検出する方法及び構成について図14に示す。ステージ144上に基板104を設置し、CCD142を有するオートフォーカス装置141にて、基板104の表面形状を検出する。オートフォーカス装置141にて得られたデータは、制御装置143に転送され、データとして蓄積される。あるいは制御装置143によりデータの分析を行ってもよい。なお、オートフォーカス装置141は、図1に示すレーザ照射装置に組み込まれていてもよい。
オートフォーカス装置により検出された表面形状のデータを基に、ステージ107に組み込まれている支持手段116を駆動する。すなわち、支持手段116は、オートフォーカス装置に連動して制御される。基板104が求められる表面形状になるように、支持手段116を上下させてその高さを調節し、基板104を裏側から支持手段116により支える。これにより基板104を求められる表面形状に変形させる。
基板104が求められる表面形状に変形させられたために、線状ビーム103が照射されても、基板104の表面が全て焦点深度内に入っているので、より効率よく線状ビーム103のエネルギーを受けることが可能である。
図4は、ステージ107、アクチュエータ108、基板104、線状ビーム103との位置関係を表した断面図である。
ここで支持手段としてアクチュエータ108が用いられており、アクチュエータ108は、求められる基板104の表面形状に応じてそれぞれ高さが調節され、吸着穴113により基板104を吸着しつつ支持し、基板104の表面形状を維持する。
ステージ107には、複数の貫通孔が形成されており、各々の貫通孔にはアクチュエータ108が設けたれている。アクチュエータ108には、配管を通してアクチュエータ108内の吸気排気を制御する制御装置152と、配線を介してアクチュエータ108の電気的駆動を制御する制御装置151が設けられている。
制御装置152は、アクチュエータ108に設けられた吸着穴113での吸気や排気を制御して、基板104の吸着及び脱着を制御する。また制御装置151は、アクチュエータ108が上下に駆動するのを制御する。
図12は、ステージ107、基板104、吸着穴113を含むアクチュエータ108の位置関係を示す上面図である。。
なお、図4及び図12において、アクチュエータ108の数はこれに限定されず、さらに多くのアクチュエータを設置してもよいし、これにより少ない数のアクチュエータを設置してもよい。
以上により、数百mmの長さを有する線状ビーム103を用いて、線状ビーム103の長さ方向、すなわち図1及び図3においてのX方向、全体に対して、基板104にピントを合わせて照射処理することが可能となる。
また本実施の形態の線状ビーム103を照射して、半導体膜の結晶化を行い、結晶化された結晶性半導体膜を用いて薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor(TFT))を作製する場合について以下に説明する。
まず、ガラス基板である基板104上に、下地絶縁膜122及び半導体膜123を成膜する(図5(A)参照)。
ガラス基板である基板104は、絶縁性を有するものまたは絶縁表面を有するものであり、アルミノシリケートガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、バリウムホウケイ酸ガラスのような電子工業用に使われるガラス基板(「無アルカリガラス基板」とも呼ばれる)が適用される。
下地絶縁膜122は、酸化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜から選ばれた1つまたは複数の膜を積層して形成することができる。
半導体膜123は、シリコンを含む半導体膜でもよいし、ゲルマニウムを含む半導体膜でもよい。本実施の形態では、半導体膜として膜厚50〜100nmの非晶質珪素膜を成膜する。
また半導体膜123として、セミアモルファス半導体膜を用いても良い。
セミアモルファス半導体膜とは、非晶質半導体と結晶構造を有する半導体(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造の半導体を含む膜である。このセミアモルファス半導体膜は、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体膜であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質なものであり、その粒径を0.5〜20nmとして非単結晶半導体膜中に分散させて存在せしめることが可能である。
本明細書では便宜上、このような半導体膜をセミアモルファス半導体(SAS)膜と呼ぶ。さらに、ヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンなどの希ガス元素を含ませて格子歪みをさらに助長させることで安定性が増し良好なセミアモルファス半導体膜が得られる。なお微結晶半導体膜(マイクロクリスタル半導体膜)もセミアモルファス半導体膜に含まれる。
セミアモルファス半導体膜として、例えばセミアモルファスシリコン膜が挙げられる。セミアモルファスシリコン膜は、そのラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしており、またX線回折ではシリコン(Si)結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。
またセミアモルファスシリコン膜は珪素(シリコン)を含む気体をグロー放電分解することにより得ることができる。代表的な珪素(シリコン)を含む気体としては、SiHであり、その他にもSi、SiHCl、SiHCl、SiCl、SiFなどを用いることができる。また水素や、水素にヘリウム、アルゴン、クリプトン、ネオンから選ばれた一種または複数種の希ガス元素を加えたガスで、この珪素(シリコン)を含む気体を希釈して用いることで、セミアモルファスシリコン膜の形成を容易なものとすることができる。希釈率は2倍〜1000倍の範囲で珪素(シリコン)を含む気体を希釈することが好ましい。またさらに、珪素(シリコン)を含む気体中に、CH、Cなどの炭化物気体、GeH、GeFなどのゲルマニウム化気体、Fなどを混入させて、エネルギーバンド幅を1.5〜2.4eV、若しくは0.9〜1.1eVに調節しても良い。
半導体膜123を成膜後、脱水素熱処理を行い、その後本発明のレーザ照射装置を用いて結晶化を行う。
半導体膜が成膜された基板104をステージ107上に配置し、基板104が求められる表面形状になるように、アクチュエータ108を上下させてその高さを調節し、基板104を裏側からアクチュエータ108により支える。
半導体膜123に線状ビーム103を照射すると、照射された領域が、結晶性半導体膜124となる(図5(B)参照)。
線状ビーム103を照射中に、基板104の表面形状の歪みが変わる場合は、アクチュエータ108の高さも基板104の表面形状の歪みに応じて変化させればよい。
アクチュエータ108を用いて線状ビーム103を半導体膜123に照射することによって、半導体膜123の全面をより均一に加熱処理することが可能になる。これにより結晶性が均一な結晶性半導体膜124を得ることができる(図5(C)参照)。
ここで必要であれば、得られた結晶性半導体膜124に、p型を付与する不純物元素、例えばホウ素を添加してもよい。
次いで結晶性半導体膜124をドライエッチングにてエッチングして、島状半導体膜125を形成する(図5(D)参照)。
次いで島状半導体膜125を覆ってゲート絶縁膜126を形成する。ゲート絶縁膜126は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜のいずれか1つ、あるいはこれらの積層膜であればよい。
ゲート絶縁膜126上にゲート電極127を形成する(図5(E)参照)。ゲート電極127の材料としては、アルミニウム(Al)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、ネオウム(Nd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)のいずれか1つ、あるいは複数の膜の積層、さらにあるいは複数の材料の合金を用いることが可能である。
次いで、ゲート電極127をマスクとして、島状半導体膜125に一導電性を付与する不純物元素を導入して、チャネル形成領域128、並びに、ソース領域及びドレイン領域である高濃度不純物領域129a及び129bを形成する(図5(F)参照)。またマスクやサイドウォールを形成する、あるいは、ゲート電極127を二層にする等により、チャネル形成領域128、並びに、高濃度不純物領域129a及び129それぞれとの間に低濃度不純物領域を形成しても良い。
一導電性を付与する不純物元素としては、n型の不純物元素としては、リン(P)、ヒ素(As)等を用いればよい。またp型の不純物元素としては、ホウ素(B)を用いればよい。
次いで島状半導体膜125、ゲート絶縁膜126、ゲート電極127を覆って、層間絶縁膜131を形成する(図6(A)参照)。層間絶縁膜131は、酸化珪素膜、窒素を含む酸化珪素膜、酸素を含む窒化珪素膜から選ばれた1つまたは複数の膜を積層して形成することができる。
次いで加熱工程により、島状半導体膜125に添加された一導電性を付与する不純物元素を活性化する。活性化のための加熱工程も、図1に示すレーザ照射装置により、固体レーザの線状ビーム103を照射してもよい。その際には、ステージ107上に、島状半導体膜125、ゲート絶縁膜126、ゲート電極127、層間絶縁膜131が形成された基板104を設置し、アクチュエータ108により、基板104の表面形状を維持し、線状ビーム103を照射する。
次いで、層間絶縁膜131上に、高濃度不純物領域129aと電気的に接続される配線132a、並びに、高濃度不純物領域129bと電気的に接続される配線132bを形成する(図6(B)参照)。以上の作製工程により、薄膜トランジスタが作製される。
なお、ゲート電極127の側面にサイドウォール134a及び134bを形成し、それを用いて、チャネル形成領域128及び高濃度不純物領域129aとの間に低濃度不純物領域135a、並びに、チャネル形成領域128及び高濃度不純物領域129bとの間に低濃度不純物領域135bを形成した例を、図6(C)に示す。
図5(E)の構造が得られたら、ゲート電極127をマスクとして、一導電性を付与する不純物元素を島状半導体膜125に低ドーズ量で添加し、低濃度不純物領域を形成する。
次いで、島状半導体膜125及びゲート電極127上に絶縁膜を成膜し、異方性エッチングにより、ゲート電極127の側面にサイドウォール134a及び134bを形成する。
次いで、ゲート電極127、サイドウォール134a及び134bをマスクとして、一導電性を付与する不純物元素を島状半導体膜125に高ドーズ量で添加し、高濃度不純物領域129a及び129bを得る。
島状半導体膜125中、サイドウォール134a及び134bに覆われた領域は、低濃度不純物領域135a及び135bとなり、ゲート電極127、サイドウォール134a及び134bに覆われていない領域は、高濃度不純物領域129a及び129bとなる。
次いで図6(A)の作製工程に基づいて、層間絶縁膜131を形成し、図6(B)の作製工程に基づいて、配線132a及び132bを形成すればよい。
[実施の形態2]
本実施の形態では、本発明を用いて作製された表示装置について、図7(A)〜図7(B)および図8(A)〜図8(B)を用いて説明する。
図7(A)〜図7(B)は、液晶表示装置の構成例を示す図面である。図7(A)は液晶表示装置の画素の平面図であり、図7(B)は図7(A)のE−E’の断面図である。
図7(A)において、画素は、島状半導体膜259を含むトランジスタ241、島状半導体膜259と交差している走査線245、走査線245と交差している信号線248a、画素電極249、画素電極249と島状半導体膜259を電気的に接続する電極248bを有する。
図7(B)に示すように、基板221上に、下地絶縁膜222、島状半導体膜259、ゲート絶縁膜244が形成されている。島状半導体膜259には、チャネル形成領域242、n型の高濃度不純物領域243が形成されている。トランジスタ241のゲート電極は走査線245に含まれ、ソース電極またはドレイン電極の一方は信号線248aに含まれている。
基板221、下地絶縁膜222、島状半導体膜259、ゲート絶縁膜244、ゲート電極234は、それぞれ実施の形態1の基板104、下地絶縁膜122、島状半導体膜125、ゲート絶縁膜126、ゲート電極127と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
島状半導体膜259、ゲート絶縁膜244、走査線245を覆って層間絶縁膜246を形成する。層間絶縁膜246は、層間絶縁膜131に基づいて形成すればよい。層間絶縁膜246上には、層間絶縁膜247を形成する。
層間絶縁膜247は、ポリイミド、アクリル、ポリイミド、ベンゾシクロブテン、ポリアミド、エポキシ等の、耐熱性を有する有機材料を用いることができる。また上記有機材料の他に、低誘電率材料(low−k材料)、シロキサン系樹脂、酸化珪素、窒化珪素、窒化酸化珪素、PSG(リンガラス)、BPSG(リンホウ素ガラス)、アルミナ等を用いることができる。シロキサン系樹脂は、置換基に水素の他、フッ素、アルキル基、またはアリール基のうち少なくとも1種を有していてもよい。なお、これらの材料で形成される絶縁膜を複数積層させることで、層間絶縁膜247を形成してもよい。
なおシロキサン系樹脂とは、シロキサン系材料を出発材料として形成されたSi−O−Si結合を含む樹脂に相当する。シロキサン系樹脂は、置換基に水素の他、フッ素、アルキル基、または芳香族炭化水素のうち、少なくとも1種を有していてもよい。
層間絶縁膜247の形成には、その材料に応じて、CVD法、スパッタ法、SOG法、スピンコート、ディップ、スプレー塗布、液滴吐出法(インクジェット法、スクリーン印刷、オフセット印刷等)、ドクターナイフ、ロールコータ、カーテンコータ、ナイフコータ等を用いることができる。
層間絶縁膜247上には、信号線248a、電極248b、画素電極249が設けられている。層間絶縁膜247上には、柱状スペーサ251が形成され、信号線248a、電極248b、画素電極249および柱状スペーサ251を覆って、配向膜252が形成されている。
基板256には、対向電極255、対向電極255を覆う配向膜254が形成されている。柱状スペーサ251は、基板221と基板256の隙間を維持するために形成される。柱状スペーサ251によって形成される隙間に、液晶層253が形成されている。
信号線248aおよび電極248bと高濃度不純物領域243との接続部は、コンタクトホールの形成によって層間絶縁膜247に段差が生じるので、この接続部では液晶層253の液晶の配向が乱れやすい。そのため、この段差部に柱状スペーサ251を形成して、液晶の配向の乱れを防ぐ。
次に、エレクトロルミネセンス表示装置(以下、EL表示装置という)について、図8(A)〜図8(B)を用いて説明する。図8(A)はEL表示装置の画素の平面図であり、8(B)は画素の表示制御用トランジスタ261の断面図である。
図8(A)に示すように、画素は、選択用トランジスタ281、表示制御用トランジスタ261、走査線285、信号線288a、および電流供給線268b、画素電極269を含む。エレクトロルミネセンス材料を含んで形成される層(EL層)が一対の電極間に挟んだ構造の発光素子が各画素に設けられている。発光素子の一方の電極が画素電極269である。
選択用トランジスタ281及び表示制御用トランジスタ261は、基板231及び下地絶縁膜232上に形成されている。基板231及び下地絶縁膜232は、それぞれ実施の形態1の基板104及び下地絶縁膜122と同様である。
選択用トランジスタ281は島状半導体膜279を有する。島状半導体膜279は、実施の形態1の島状半導体膜125と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。島状半導体膜279には、高濃度不純物領域283a及び283bが形成されている。選択用トランジスタ281において、ゲート電極は走査線285に含まれ、ソース電極またはドレイン電極の一方は信号線288aに含まれ、他方は電極288bとして形成されている。
表示制御用トランジスタ261は、ゲート電極265が電極288bと電気的に接続され、ソース電極またはドレイン電極の一方は、画素電極269に電気的に接続される電極268aとして形成され、ソース電極またはドレイン電極の他方は、電流供給線268bに含まれている。
表示制御用トランジスタ261はpチャネル型トランジスタであり、島状半導体膜289を有する。島状半導体膜289は、実施の形態1の島状半導体膜125と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。ただしpチャネル型トランジスタを形成するには、一導電性を付与する不純物元素をp型を付与する不純物元素、例えばホウ素(B)にすればよい。
図8(B)に示すように、島状半導体膜289には、チャネル形成領域262、p型の高濃度不純物領域263a及び263bが形成されている。島状半導体膜289上にはゲート絶縁膜264が形成されている。表示制御用トランジスタ261のゲート電極265を覆って、層間絶縁膜266及び層間絶縁膜267が形成されている。層間絶縁膜267上に、信号線288a、電流供給線268b、電極288b、電極268aなどが形成されている。
また、層間絶縁膜267上には、電極268aに電気的に接続されている画素電極269が形成されている。画素電極269は周辺部が絶縁性の隔壁層271で囲まれている。画素電極269上にはEL層272が形成され、EL層272上には対向電極273が形成されている。補強板として基板275が設けられており、基板275は樹脂層274により基板231に固定されている。
ゲート絶縁膜264、ゲート電極265及び層間絶縁膜266は、それぞれ実施の形態1のゲート絶縁膜126、ゲート電極127、層間絶縁膜131と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。また層間絶縁膜267は、層間絶縁膜247と同様の材料及び同様の作製工程で形成すればよい。
本実施の形態では、液晶表示装置の画素のトランジスタ241の島状半導体膜259、並びに、EL表示装置の選択用トランジスタ281の島状半導体膜279、及び、表示制御用トランジスタ261の島状半導体膜289は、実施の形態1で述べたレーザ照射装置により結晶化された結晶性半導体膜124から形成される。すなわち、基板221及び基板231として大面積の基板を用いることができるので、大型の表示装置を作製することが可能である。
[実施の形態3]
本実施の形態では、本発明が適用される電子機器としてテレビを作製した例を、図9、図10、図11(A)〜図11(B)を用いて説明する。
図9は液晶表示パネル301と、回路基板311を組み合わせた液晶モジュールを示している。回路基板311には、コントロール回路312や信号分割回路313などが形成されており、接続配線314によって本発明を用いて形成された液晶表示パネル301と電気的に接続されている。
この液晶表示パネル301には、複数の画素が設けられた画素部302と、走査線駆動回路303、選択された画素にビデオ信号を供給する信号線駆動回路304を備えている。液晶表示パネル301は、実施の形態2に基づいて作製すればよい。
図9に示す液晶モジュールにより液晶テレビ受像器を完成させることができる。図10は、液晶テレビ受像機の主要な構成を示すブロック図である。チューナ321は映像信号と音声信号を受信する。映像信号は、映像信号増幅回路322と、そこから出力される信号を赤、緑、青の各色に対応した色信号に変換する映像信号処理回路323と、その映像信号をドライバICの入力仕様に変換するためのコントロール回路312により処理される。コントロール回路312は、走査線側と信号線側にそれぞれ信号が出力する。デジタル駆動する場合には、信号線側に信号分割回路313を設け、入力デジタル信号をm個に分割して供給する構成としても良い。
チューナ321で受信した信号のうち、音声信号は音声信号増幅回路325に送られ、その出力は音声信号処理回路326を経てスピーカ327に供給される。制御回路328は受信局(受信周波数)や音量の制御情報を入力部329から受け、チューナ321や音声信号処理回路326に信号を送出する。
図11(A)に示すように、液晶モジュールを筐体331に組みこんで、テレビ受像機を完成させることができる。液晶モジュールにより、表示画面332が形成される。また、スピーカ333、操作スイッチ334などが適宜備えられている。
また図11(B)に、ワイヤレスでディスプレイのみを持ち運び可能なテレビ受像器を示す。筐体342にはバッテリ及び信号受信器が内蔵されており、そのバッテリで表示部343やスピーカ部347を駆動させる。バッテリは充電器340で繰り返し充電が可能となっている。また、充電器340は映像信号を送受信することが可能で、その映像信号をディスプレイの信号受信器に送信することでができる。筐体342は操作キー346によって制御する。また、図11(B)に示す装置は、操作キー346を操作することによって、筐体342から充電器340に信号を送ることも可能であるため映像音声双方向通信装置とも言える。また、操作キー346を操作することによって、筐体342から充電器340に信号を送り、さらに充電器340が送信できる信号を他の電子機器に受信させることによって、他の電子機器の通信制御も可能であり、汎用遠隔制御装置とも言える。本発明は表示部343に適用することができる。
本発明を図9、図10、図11(A)〜図11(B)に示すテレビ受像器使用することにより、品質のよく大面積の表示装置を備えたテレビ受像器を得ることが可能となる。
勿論、本発明はテレビ受像機に限定されず、パーソナルコンピュータのモニタをはじめ、鉄道の駅や空港などにおける情報表示盤や、街頭における広告表示盤など特に大面積の表示媒体として様々な用途に適用することができる。
本発明のレーザ照射装置を示す斜視図。 基板の表面形状と線状ビームの焦点位置を示す断面図。 本発明のレーザ照射装置のステージと基板を示す上面図。 本発明のレーザ照射装置のステージと支持手段を示す断面図。 本発明の半導体装置の作製工程を説明する断面図。 本発明の半導体装置の作製工程を説明する断面図。 本発明を用いて作製された液晶表示装置の上面図と断面図。 本発明を用いて作製されたEL表示装置の上面図と断面図。 本発明を用いて作製された電子機器の一例を示す図。 本発明を用いて作製された電子機器の一例を示す図。 本発明を用いて作製された電子機器の一例を示す図。 本発明のレーザ照射装置のステージと支持手段を示す上面図。 本発明のレーザ照射装置及びビームプロファイラを示す斜視図。 本発明のオートフォーカス装置、並びに、ステージ及び基板の位置関係を示す斜視図。
符号の説明
101 レーザ発振器
102 線状光学系
103 線状ビーム
104 基板
105 焦点位置
107 ステージ
108 アクチュエータ
109 レーザビーム
111 ミラー
113 吸着穴
115 制御装置
116 支持手段
117 ミラー
118 ビームプロファイラ
119 制御装置
122 下地絶縁膜
123 半導体膜
124 結晶性半導体膜
125 島状半導体膜
126 ゲート絶縁膜
127 ゲート電極
128 チャネル形成領域
129a 高濃度不純物領域
129b 高濃度不純物領域
131 層間絶縁膜
132a 配線
132b 配線
134a サイドウォール
134b サイドウォール
135a 低濃度不純物領域
135b 低濃度不純物領域
141 オートフォーカス装置
142 CCDカメラ
143 制御装置
144 ステージ
151 制御装置
152 制御装置
221 基板
222 下地絶縁膜
231 基板
232 下地絶縁膜
234 ゲート電極
241 トランジスタ
242 チャネル形成領域
243 高濃度不純物領域
244 ゲート絶縁膜
245 走査線
246 層間絶縁膜
247 層間絶縁膜
248a 信号線
248b 電極
249 画素電極
251 柱状スペーサ
252 配向膜
253 液晶層
254 配向膜
255 対向電極
256 基板
259 島状半導体膜
261 表示制御用トランジスタ
262 チャネル形成領域
263a 高濃度不純物領域
263b 高濃度不純物領域
264 ゲート絶縁膜
265 ゲート電極
266 層間絶縁膜
267 層間絶縁膜
268a 電極
268b 電流供給線
269 画素電極
271 隔壁層
272 EL層
273 対向電極
274 樹脂層
275 基板
279 島状半導体膜
281 選択用トランジスタ
283a 高濃度不純物領域
283b 高濃度不純物領域
285 走査線
288a 信号線
288b 電極
289 島状半導体膜
301 液晶表示パネル
302 画素部
303 走査線駆動回路
304 信号線駆動回路
311 回路基板
312 コントロール回路
313 信号分割回路
314 接続配線
321 チューナ
322 映像信号増幅回路
323 映像信号処理回路
325 音声信号増幅回路
326 音声信号処理回路
327 スピーカ
328 制御回路
329 入力部
331 筐体
332 表示画面
333 スピーカ
334 操作スイッチ
340 充電器
342 筐体
343 表示部
346 操作キー
347 スピーカ部

Claims (18)

  1. レーザ発振器と、
    前記レーザ発振器から発振したレーザビームを線状ビームに変える線状光学系と、
    前記線状ビームが照射される基板を設置するステージと、
    前記ステージは、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形させ、かつ、支持手段を有することを特徴とするレーザ照射装置。
  2. 請求項1において、
    前記支持手段は、ピエゾアクチュエータであることを特徴とするレーザ照射装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記レーザ発振器は、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlO、または、サファイア結晶に、Yb、Cr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti、または、Tmをドープした結晶を使ったレーザ発振器であることを特徴とするレーザ照射装置。
  4. 請求項1または請求項2において、
    前記レーザ発振器は、フォルステライト(MgSiO)、Y、ガラス、ルビー、あるいは、アレキサンドライトを用いたレーザ発振器であることを特徴とするレーザ照射装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    前記支持手段は、オートフォーカス装置に連動して制御されることを特徴とするレーザ照射装置。
  6. レーザ発振器からレーザビームを発振し、
    線状光学系により、前記レーザビームを線状ビームに加工し、
    基板をステージ上に設置し、
    前記ステージに設けられた支持手段により、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形し、
    前記ステージ上の、前記表面形状を変形された基板を前記線状ビームで照射することを特徴とするレーザ照射方法。
  7. 請求項6において、
    前記支持手段は、ピエゾアクチュエータであることを特徴とするレーザ照射方法。
  8. 請求項6または請求項7において、
    前記レーザ発振器は、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlO、または、サファイア結晶に、Yb、Cr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti、または、Tmをドープした結晶を使ったレーザ発振器であることを特徴とするレーザ照射方法。
  9. 請求項6または請求項7において、
    前記レーザ発振器は、フォルステライト(MgSiO)、Y、ガラス、ルビー、あるいは、アレキサンドライトを用いたレーザ発振器であることを特徴とするレーザ照射方法。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれか1項において、
    前記支持手段は、オートフォーカス装置に連動して制御されることを特徴とするレーザ照射方法。
  11. レーザ発振器からレーザビームを発振し、
    線状光学系により、前記レーザビームを線状ビームに加工し、
    基板上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜が形成された基板をステージ上に設置し、
    前記ステージに設けられた支持手段により、ビームプロファイラで調べられた前記線状ビームの焦点位置に沿うように前記基板の表面形状を変形し、
    前記ステージ上の、前記表面形状が変形された基板に形成された半導体膜を、前記線状ビームで照射することを特徴とする半導体装置の作製方法。
  12. 請求項11において、
    前記半導体膜は、前記線状ビームの照射により結晶化されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  13. 請求項11において、
    前記半導体膜に添加された一導電性を付与する不純物元素が、前記線状ビームの照射により活性化されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  14. 請求項11乃至請求項13のいずれか1項において、
    前記半導体膜は、シリコンを含む半導体膜、または、ゲルマニウムを含む半導体膜であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  15. 請求項11乃至請求項14のいずれか1項において、
    前記支持手段は、ピエゾアクチュエータであることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  16. 請求項11乃至請求項15のいずれか1項において、
    前記レーザ発振器は、YAG、GdVO、YVO、YLF、YAlO、または、サファイア結晶に、Yb、Cr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti、または、Tmをドープした結晶を使ったレーザ発振器であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  17. 請求項11乃至請求項15のいずれか1項において、
    前記レーザ発振器は、フォルステライト(MgSiO)、Y、ガラス、ルビー、あるいは、アレキサンドライトを用いたレーザ発振器であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  18. 請求項11乃至請求項18のいずれか1項において、
    前記支持手段は、前記オートフォーカス装置に連動して制御されることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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