JP2009252493A - 透明導電性フィルムその製造方法及び有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

透明導電性フィルムその製造方法及び有機エレクトロルミネッセンス素子 Download PDF

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Abstract

【課題】導電性、透明性、及びフレキシビリティ性に優れ、かつ平滑性が高くて安価な透明導電性フィルム及びその製造方法を提供する。
【解決手段】透明フィルム基材上に開口部を有する金属パターンから構成される補助電極と、導電性繊維を含有する導電層とを有する透明導電性フィルムであって、該透明支持体とは反対側の表面粗さRa()が5nm以下であることを特徴とする透明導電性フィルムその製造方法及び有機エレクトロルミネッセンス素子。
【選択図】なし

Description

本発明は、導電性、透明性、フレキシビリティ性に優れ、平滑性が高くて安価な透明導電性フィルム及びその製造方法に関する。
液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロクロミックディスプレイ、太陽電池、電子ペーパー、タッチパネルなどに適用される透明導電性フィルムとしては、従来インジウム−スズの複合酸化物(ITO)をポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の透明フィルム上に真空蒸着法やスパッタリング法で設けたITOフィルムが主に使用されてきた。
しかし、低抵抗を得るためには、厚く均一な膜を形成したり、高温処理が必要なために透過率との両立やコスト、フィルムでの低抵抗化に限界があった。この問題を解決するために、開口部を有する金属パターンから構成される補助電極を用いることが知られている(例えば特許文献1参照)。しかし、この方法では、導電性は得られるものの、表面の平滑性が不十分であり、バリア性の低下等十分満足いくものではなかった。特に有機エレクトロルミネッセンス素子や有機薄膜型太陽電池等に使用する場合には、ダークスポットや変換効率の低下等が懸念される。
一方では、表面の平滑性を高める方法として、一度平滑な仮支持体上に透明導電層を形成し、それを樹脂層付のフィルム支持体に写し取る、いわゆる転写法が知られている(例えば特許文献2参照)。しかし、これらの無機酸化物(ITOやIZO等)を用いた場合には柔軟性がないため、転写時にひび割れ等の問題が起こりやすい。特に導電性を向上させるために補助電極を用いた場合には、補助電極部分と開口部の間の凹凸が大きいため十分満足いくものは得られにくい。
また、金属パターンの転写法としては、ハロゲン化銀拡散転写法で作製した格子状の金属微細配線パターンをガラスエポキシやソーダライムガラス上に転写する方法が開示されている(例えば特許文献3参照)が、この方法では面内均一性が悪く、有機エレクトロクロミック素子の発光ムラ等が生じてしまう。
特開2006−352073号公報 特開2006−236626号公報 特開2006−111889号公報
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、導電性、透明性、及びフレキシビリティ性に優れ、かつ平滑性が高くて安価な透明導電性フィルム及びその製造方法を提供することである。
本願発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討する過程において、特に有機エレクトロルミネッセンス素子や有機薄膜太陽電池等の検討において、開口部を持つ金属パターン補助電極を用いた導電性向上と表面平滑性の両立が、重要であることを見出した。
なお、一般に「補助電極」とは、導電性が不十分な電極の抵抗値を下げるために設けられる電極で、バス電極と称される場合もある。
本願発明者らは、上記知見を得ることにより、本願発明に至った。すなわち、本発明に係る上記課題は、以下の手段により解決される。
1.透明支持体上に開口部を有する金属パターンから構成される補助電極と、導電性繊維を含有する透明導電層とを有する透明導電性フィルムであって、該透明支持体とは反対側の表面粗さRa()が5nm以下であることを特徴とする透明導電性フィルム。
2.前記透明導電層の導電性繊維が透明支持体から遠い側に多く存在していることを特徴とする前記1に記載の透明導電性フィルム。
3.前記導電性繊維がカーボンナノチューブまたは金属ナノワイヤを含有していることを特徴とする前記1または2に記載の透明導電性フィルム。
4.前記1〜3のいずれか1項に記載の透明導電性フィルムを有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
5.前記1〜3のいずれか1項に記載の透明導電性フィルムの製造方法であって、予め離型性支持体に前記補助電極、導電性繊維を含有する透明導電層をこの順番に積層した後、該補助電極と透明導電層を透明支持体に転写することを特徴とする透明導電性フィルムの製造方法。
本発明の上記手段により、導電性、透明性、及びフレキシビリティ性に優れ、かつ平滑性が高くて安価な透明導電性フィルム及びその製造方法を提供することができる。
すなわち、本発明の手段により、有機エレクトロルミネッセンス素子、有機薄膜太陽電池等に好ましく適用できるフレキシビリティの高い透明導電性フィルムとその製造方法の提供が可能となる。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明の透明導電性フィルムは、透明フィルム基材上に開口部を有する金属パターンから構成される補助電極と、導電性繊維を含有する導電層とを有する透明導電性フィルムであって、その表面粗さRa()が5nm以下であることを特徴とする。この特徴は、請求項1〜5に係る発明に共通する技術的特徴である。
なお、本願において、「透明」とは、JIS K 7361−1:1997(プラスチック−透明材料の全光線透過率の試験方法)に準拠した方法で測定した可視光波長領域における全光線透過率が70%以上であることをいう。
本発明の好ましい態様としては、導電性繊維が透明支持体から遠い側に多く存在していること、導電性繊維がカーボンナノチューブまたは金属ナノワイヤを含有すること、等を挙げることができる。
本発明の透明導電性フィルムの製造方法としては、予め離型性支持体に金属パターン補助電極、導電性繊維を含有する導電層をこの順番に積層した後、前記補助電極と導電層を透明支持体に転写して形成する方法がより好ましい。
本発明の透明導電性フィルムは、特に平滑性が要望される有機エレクトロルミネッセンス素子に使用されるのが好ましい。
以下、本発明とその構成要素、及び本発明を実施するための最良の形態等について詳細な説明をする。
〔透明フィルム基材〕
本発明に用いられる透明フィルム基材としては、プラスチックフィルムを用いることができる。
プラスチックフィルムの原料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル類、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン、環状オレフィン系樹脂などのポリオレフィン類、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリサルホン(PSF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)、ポリアミド、ポリイミド、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)などを用いることができる。
中でも透明性、耐熱性、取り扱いやすさ及びコストの点から、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、アクリル樹脂フィルム、トリアセチルセルロースフィルムであることが好ましく、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることが最も好ましい。
透明フィルム基材は塗布液の濡れ性や接着性を確保するために、表面処理や易接着層を設けることが好ましい。表面処理や易接着層については従来公知の技術を使用できるが、透明フィルム基材が二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムである場合は、フィルムに隣接する易接着層の屈折率が1.57〜1.63とすることで、フィルム基材と易接着層との界面反射を低減して透過率を向上させることができるのでより好ましい。屈折率を調整する方法としては、酸化スズゾルや酸化セリウムゾルなどの比較的屈折率の高い酸化物ゾルとバインダー樹脂との比率を適宜調整して塗設することで作製できる。易接着層は単層でも良いが、接着性を向上させるためには2層以上の構成にしても良い。
〔補助電極〕
本発明における「補助電極」は、透明導電性フィルム全体の補助電極として機能することができる。本発明に係る補助電極は、単一の金属や合金等の金属材料からなるラインを透明フィルム基材上に、一様な網目状、直線様あるいは曲線様のストライプ状あるいは櫛型等に配置したものや、正三角形、二等辺三角形、直角三角形などの三角形、正方形、長方形、菱形、平行四辺形、台形などの四角形、(正)六角形、(正)八角形などの(正)n角形、円、楕円、星形などを組み合わせた幾何学図形のラインパターンを規則的に組み合わせて配置したものや不規則な形状、不規則なパターンなどで構成することができる。
金属組成としては特に制限は無く、貴金属元素や卑金属元素の1種または複数の金属から構成されることができるが、貴金属(例えば、金、白金、銀、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウム等)及び鉄、コバルト、銅、錫、ニッケルからなる群に属する少なくとも1種の金属を含むことが好ましく、導電性の観点から少なくとも銀を含むことがより好ましい。さらには、導電性と安定性を両立するために、銀と銀以外の少なくとも1種の金属を含むことも好ましい。
本発明に係る補助電極は、フィルム全体への主要な電力供給路として機能するため、抵抗率が低い方が好ましい。抵抗率を低くするためには補助電極パターンのライン断面積を大きくすることが有効であり、本発明における補助電極のライン平均断面積は、1μm〜500μmであることが好ましい。同じライン断面積の場合には、ラインの厚さを厚くする方が透明性と導電性を両立できるため好ましい。補助電極だけの表面抵抗率は、10Ω/□以下であることが好ましく、5Ω/□以下であることがより好ましく、1Ω/□以下であることが特に好ましい。
一方、透明度の観点からは開口率(補助電極の金属ラインパターンが無い部分の面積が全体の面積に占める割合)を大きくすること、つまりライン幅は細くライン間隔は広くすることが好ましい。補助電極の開口率は80%以上が好ましく、90%以上が最も好ましい。
このように導電性と透明度の点から、ラインの幅と厚さは1μm〜100μmが好ましく、ライン間隔は50μmから1000μmが好ましい。
補助電極を形成する方法としては、公知の方法を用いることができる。例えば、フォトリソグラフィー法でパターン形成する方法や、印刷法やインクジェット法、銀塩感光材料を用いて露光、現像処理してパターン形成する方法、乾燥時に自発的にパターン形成する金属コロイドで被覆・乾燥してもよい。また、無電解メッキや電解メッキを上記の方法に組み合わせて用いてもよい。この中でも印刷法、インクジェット法(特に静電インクジェット法)、銀塩感光材料を用いる方法、自発的にパターン形成する金属コロイド被覆物、あるいはそれらと無電解メッキや電解メッキを組み合わせて用いる方法が、補助電極を高精度に連続的に安価で形成することが可能であるために好ましい。
〔透明導電層〕
本発明に係る「透明導電層」は、導電性繊維を含有することを特徴とする。
ここで、「導電性繊維」とは、導電性を有し、かつ長さが幅に比べて十分に長い形状を持つものであり、概ね長さと幅の比率(アスペクト比)が5以上、好ましくは20以上のものである。形状としては中空チューブ状、ワイヤ状、ファイバー状のものがあり、例えば、金属でコーティングした有機繊維や無機繊維、導電性金属酸化物繊維、金属ナノワイヤ、炭素繊維、カーボンナノチューブなどがある。本発明においては、透明性の観点から太さが300nm以下の導電性繊維であることが好ましく、併せて導電性も満足するために、少なくとも金属ナノワイヤやカーボンナノチューブを含むことが好ましい。
本発明に係る導電性繊維の平均直径及び平均長さは、SEMやTEMを用いて十分な数の導電性繊維について電子顕微鏡写真を撮影し、個々の導電性繊維像の計測値の算術平均から求めることができる。導電性繊維の長さは、本来直線状に伸ばした状態で求めるべきであるが、現実には屈曲している場合が多いため、電子顕微鏡写真から画像解析装置を用いて導電性繊維の投影径及び投影面積を算出し、円柱体を仮定して算出する(長さ=投影面積/投影径)ものとする。計測対象の導電性繊維数は、少なくとも100個以上が好ましく、300個以上を計測するのが更に好ましい。
本発明に係る導電性繊維層形成方法としては特に制限は無く、バインダー樹脂を水や有機溶媒に溶解した溶液中に導電性繊維を分散させた塗布液を透明フィルム上に塗布して形成しても良いが、導電性と透明性の両立のために、水や有機溶媒等に分散させた導電性繊維のみを透明フィルム上に堆積させ、その後で表面から導電性繊維が突出するようにバインダー溶液を塗布して形成することがより好ましい。また、導電性繊維を塗布した後、バインダー溶液を塗布する前に一度ローラー等でカレンダー処理して、導電性繊維同士の密着性を向上させることも好ましい。
〔金属ナノワイヤ〕
本発明に係る金属ナノワイヤとしては、ナノスケールの金属ワイヤであればよいが、平均直径は、透明性の観点から200nm以下であることが好ましく、導電性の観点から10nm以上であることが好ましく、より好ましくは30〜180nmである。平均長さは、導電性の観点から1μm以上であることが好ましく、凝集による透明性への影響から500μm以下であることが好ましく、より好ましくは3〜300μmである。
本発明に係る金属ナノワイヤの金属元素としては、特に制限は無いが、好ましく用いることができる金属ナノワイヤの金属元素としては、Ag,Cu,Au,Al,Rh,Ir,Co,Zn,Ni,In,Fe,Pd,Pt,Sn,Ti等を挙げることができ、導電性の観点からAgを含むことがより好ましい。また、導電性と安定性(金属ナノワイヤの硫化や酸化耐性、及びマグレーション耐性)を両立するために、銀と銀を除く貴金属に属する少なくとも1種の金属を含むことも好ましい。金属ナノワイヤが2種類以上の金属元素を含む場合には、例えば、金属ナノワイヤの表面と内部で金属組成が異なっていてもよいし、金属ナノワイヤ全体が同一の合金組成を有していてもよい。
本発明において金属ナノワイヤの製造手段には特に制限が無く、液相法や気相法などの公知の手段を用いることができるが、特にAgナノワイヤは、エチレングリコ ールやポリビニルピロリドンなどのポリオール中で、硝酸銀などの銀塩を還元する液相法により形状の揃ったAgナノワイヤーを大量に合成することができるために好ましい。合成方法としては、例えばXia.Y,et.al.,Chem.Ma ter.誌14巻,2002,p.4736−4745や、Xia.Y,et.al.,Nanolette rs誌3巻,2003,p.955−960に記載されている。
〔カーボンナノチューブ〕
カーボンナノチューブは、厚さ数原子層のグラファイト状炭素原子面(グラフェンシート)が筒形に巻かれた形状からなる炭素系繊維材料であり、その周壁の構成数から単層ナノチューブ(SWNT)と多層ナノチューブ(MWNT)とに大別され、また、グラフェンシートの構造の違いからカイラル(らせん)型、ジグザグ型、アームチェア型に分けられ、各種のものが知られている。
本発明係るカーボンナノチューブは、上記いずれのタイプも用いることができるが、アスペクト比が大きい、すなわち細くて長い単層ナノチューブを用いることが好ましい。例えば、アスペクト比が10以上、好ましくは10以上のカーボンナノチューブが挙げられる。カーボンナノチューブの長さは、通常1μm以上、好ましくは50μm以上、更に好ましくは500μm以上であり、長さの上限は特に限定されないが、例えば10mm程度である。外径としてはnmオーダーの極めて微小なカーボンナノチューブが知られている。カーボンナノチューブが有機化合物によって表面処理されていることが好ましく、具体的には、界面活性剤を使用して1次粒子ごとの分散性を向上させることが好ましい。併せて、直径の分布は20%以下であることが好ましい。また、これらの種々のカーボンナノチューブを複数混合して用いても良い。
本発明で使用されるカーボンナノチューブの製造方法は、特に限定されるものではない。具体的には、二酸化炭素の接触水素還元、アーク放電法、レーザー蒸発法、CVD法、気相成長法、一酸化炭素を高温高圧化で鉄触媒と共に反応させて気相で成長させるHiPco法等が挙げられる。また、副生成物や触媒金属等の残留物を除去するために、洗浄法、遠心分離法、ろ過法、酸化法、クロマトグラフ法等の種々の精製法によって、より高純度化されたカーボンナノチューブの方が、各種機能を十分に発現することから好ましい。
本発明に係る透明導電層の形成方法としては、特に制限は無いが、ロールコート法、バーコート法、ディップコーティング法、スピンコーティング法、キャスティング法、ダイコート法、ブレードコート法、バーコート法、グラビアコート法、カーテンコート法、スプレーコート法、ドクターコート法などの塗布法や、凸版(活版)印刷法、孔版(スクリーン)印刷法、平版(オフセット)印刷法、凹版(グラビア)印刷法、スプレー印刷法、インクジェット印刷法などの印刷法を用いることが好ましい。
なお、本発明の好ましい実施態様としては、導電性繊維が透明支持体から遠い側に多く存在することが好ましい。導電性繊維が透明支持体から遠い側に存在するとは、図1の概略断面図に示すように透明導電性フィルムを側面から観察したときに、導電性繊維が透明支持体と表面の中間より表面側に50%以上含有することである。好ましくは、80%以上含有することであり、より好ましくは90%以上含有することである。表面側に多く含有させる方法としては、金属パターン補助電極を形成した後、透明樹脂を補助電極の高さに対して50%以上の厚みになるように形成し、その上に導電性繊維を含む透明導電層を形成する方法や、予め離型性支持体に金属パターン補助電極、導電性繊維を含む透明導電層をこの順番に積層した後、前記補助電極と透明導電層を透明支持体に転写して形成する方法がある。
さらに本願透明導電性フィルムは、前記のように金属パターン補助電極と導電性繊維を含む透明導電層を形成した後、その表面にいわゆる導電性導電性ポリマーやITO、ZnO等の導電性金属酸化物からなる層を形成しても良い。
〔離型性支持体〕
本発明の透明電極の製造方法で用いられる離型性支持体としては、樹脂基板や樹脂フィルムなどが好適に挙げられる。該樹脂には特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの合成樹脂の単層あるいは複数層からなる基板やフィルムが好適に用いられる。更にガラス基板や紙類を用いることもできる。
離型性支持体表面は、透明導電層を転写した後の導電性層表面粗さに影響を与えるため、高平滑であることが望ましく、表面平滑性Ra()≦5nmであるが、Ra()≦3nmであることがより好ましく、Ra()≦1nmであることが更に好ましい。
また、離型性支持体の表面(離型面)には、必要に応じてシリコーン樹脂やフッ素樹脂、ワックスなどの離型剤を塗布して表面処理を施してもよい。
〔その他の添加剤〕
本発明に係る透明導電層には、上述した各種の成分の他に、必要に応じて任意に添加剤を含有することができる。具体的には、界面活性剤、有機溶媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、劣化防止剤、pH調整剤、重合禁止剤、表面改質剤、脱泡剤、可塑剤、抗菌剤、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
界面活性剤としては、一般に知られているアニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤などを挙げることが可能で、これらを任意に用いて良い。尚、本発明では、後述する導電性膜を成膜するに当たり水系溶媒を用いると有利なことがあり、その場合は特に、重縮合系の芳香族系界面活性剤、重合系の芳香族系界面活性剤、芳香族系非イオン性界面活性剤、及び、芳香族系非イオン性界面活性剤とイオン性界面活性剤との組み合わせなどを用いることも好ましい態様の1つである。
〔透明導電性フィルム〕
本発明の透明導電性フィルムは、導電性を持つ表面の平滑性Ra()≦5nmであることが好ましく、Ra()≦3nmであることがより好ましく、Ra()≦1nmであることが更に好ましい。
ここで、Ra()は算術平均粗さ(平均線からの絶対値偏差の平均値)を意味し、値が小さいほど平滑性に優れる。Ra()は、直接測定できる場合には表面粗さ計などを用いて測定し求めることができる。あるいは、ミクロトームで透明導電性フィルムに垂直な断面切片を作製し、10切片以上の電子顕微鏡写真を撮影して画像処理装置などを用いて、表面の粗さ曲線を計測し、算術平均粗さを計算して求めることもできる。
凹凸の大きな金属パターン補助電極を持つ透明導電性フィルムの表面を平滑化させるには、表面の平坦な基材上に予め金属パターン補助電極や透明導電層を形成し、これを所望の透明支持体上に転写する方法や、金属パターン補助電極の開口部を透明樹脂で平坦にし、その上に導電性繊維を含む透明導電層を塗布した後、表面側に加圧または加圧加熱処理を施す方法等がある。加圧方法としては、ロールとロールの間に基材フィルムを通過させながら加圧させるニップロール加圧や、プレート上をロールで加圧する方法等がある。ロールやプレートの材質としては、特に制限されないが、平滑化する効果を高めるためには、金属性のものが好ましい。加圧の大きさは1kPから100MPaの範囲で任意に可能であるが、好ましくは10kPa〜10Mpaの範囲、より好ましくは、50kPa〜5MPaである。加圧が1kPaより少ないと平滑化の効果が得にくく、100MPa以上では、逆にヘイズが上昇するので好ましくない。また、加圧と同時に加熱することは効果的であり、その場合40℃〜300℃の範囲で加熱することが好ましい。加熱の時間は温度との関係で調節されて、高い温度では、短く、低温では長くというようにすることができる。加熱の方法は、ニップロールの場合には、ロールを予め所定の温度に加熱しておく方法やオートクレーブ室のような加熱室内で過熱する方法がある。所定の大きさの試料を複数枚枚葉積層して一度に加熱する方法は、生産性が高いので好適である。
本発明の透明導電性フィルムの厚さには特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、一般的に10μm以下であることが好ましく、厚さが薄くなるほど透明性が向上するためより好ましい。
本発明の透明導電性フィルムにおける全光線透過率は、70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましい。また、本発明の透明導電性フィルムにおける電気抵抗値としては、透明導電膜としての機能性の観点から、表面抵抗率として30Ω/□以下がよく、10Ω/□以下が好ましく、3Ω/□以下であることがより好ましい。
〔有機エレクトロルミネッセンス素子〕
本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子は、本発明の透明導電膜を有することを特徴とする。本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子は、本発明の透明導電膜を陽極として用い、有機発光層、陰極については有機エレクトロルミネッセンス素子に一般的に使われている材料、構成等の任意のものを用いることができる。有機エレクトロルミネッセンス素子の素子構成としては、陽極/有機発光層/陰極、陽極/ホール輸送層/有機発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール注入層/ホール輸送層/有機発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール注入層/有機発光層/電子輸送層/電子注入層/陰極、陽極/ホール注入層/有機発光層/電子注入層/陰極、等の各種の構成のものを挙げることができる。
また、本発明において有機発光層に使用できる発光材料またはドーピング材料としては、アントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、トリス(5−フェニル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ピラン、キナクリドン、ルブレン、ジスチルベンゼン誘導体、ジスチルアリーレン誘導体、及び各種蛍光色素及び希土類金属錯体、燐光発光材料等があるが、これらに限定されるものではない。またこれらの化合物のうちから選択される発光材料を90〜99.5質量部、ドーピング材料を0.5〜10質量部含むようにすることも好ましい。有機発光層は上記の材料等を用いて公知の方法によって作製されるものであり、蒸着、塗布、転写などの方法が挙げられる。この有機発光層の厚みは0.5〜500nmが好ましく、特に、0.5〜200nmが好ましい。
本発明における有機エレクトロルミネッセンス素子は、自発光型ディスプレイ、液晶用バックライト、照明等に用いることが出来る。本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、大面積を均一にむらなく発光させることが出来るため、照明用途で用いることが特に好ましい。
以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、実施例において「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量%」を表す。
実施例1
(金属パターン補助電極フィルムの作製)
〔金属パターン補助電極フィルム1〕
反応容器内で下記溶液Aを34℃に保ち、特開昭62−160128号公報記載の混合撹拌装置を用いて高速に撹拌しながら、硝酸(濃度6%)を用いてpHを2.95に調整した。引き続き、ダブルジェット法を用いて下記溶液Bと下記溶液Cを一定の流量で8分6秒間かけて添加した。添加終了後に、炭酸ナトリウム(濃度5%)を用いてpHを5.90に調整し、続いて下記溶液Dと溶液Eを添加した。
(溶液A)
アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 18.7g
塩化ナトリウム 0.31g
溶液I(下記) 1.59ml
純水 1246ml
(溶液B)
硝酸銀 169.9g
硝酸(濃度6%) 5.89ml
純水にて317.1mlに仕上げる。
(溶液C)
アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 5.66g
塩化ナトリウム 58.8g
臭化カリウム 13.3g
溶液I(下記) 0.85ml
溶液II(下記) 2.72ml
純水にて317.1mlに仕上げる。
(溶液D)
2−メチル−4ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラアザインデン 0.56g
純水 112.1ml
(溶液E)
アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 3.96g
溶液I(下記) 0.40ml
純水 128.5ml
(溶液I)
界面活性剤:ポリイソプロピレンポリエチレンオキシジコハク酸エステルナトリウム塩の10質量%メタノール溶液
(溶液II)
六塩化ロジウム錯体の10質量%水溶液
上記操作終了後に、常法に従い40℃にてフロキュレーション法を用いて脱塩及び水洗処理を施し、溶液Fと防バイ剤を加えて60℃でよく分散し、40℃にてpHを5.90に調整して、最終的に臭化銀を10モル%含む平均粒子径0.09μm、変動係数10%の塩臭化銀立方体粒子乳剤を得た。
(溶液F)
アルカリ処理不活性ゼラチン(平均分子量10万) 16.5g
純水 139.8ml
上記ハロゲン化銀乳剤に対し、チオ硫酸ナトリウムをハロゲン化銀1モル当たり20mg用い、40℃にて80分間化学増感を行い、化学増感終了後に4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン(TAI)をハロゲン化銀1モル当たり500mg、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾールをハロゲン化銀1モル当たり150mg添加して、ハロゲン化銀乳剤EM−1を得た。このハロゲン化銀乳剤EM−1のハロゲン化銀粒子とゼラチンの体積比(ハロゲン化銀粒子/ゼラチン)は0.625であった。さらに硬膜剤(H−1:テトラキス(ビニルスルホニルメチル)メタン)をゼラチン1g当たり200mgの比率となるようにして添加し、また塗布助剤として、界面活性剤(SU−2:スルホ琥珀酸ジ(2−エチルヘキシル)・ナトリウム)を添加し、表面張力を調整した。こうして得られた塗布液を厚さ100μm、表面粗さRa=1nmのコロナ放電処理を施した離型性PET支持体離型面上にGelの付量が0.13g/mになるように塗布した後、50℃、24時間のキュア処理を実施した。
上述のようにして作製したフィルムに対して、ライン幅が7μm、ライン同士の間隔が206μmの格子状のフォトマスクを介して、紫外線ランプを用いて露光を行い、下記現像液(DEV−1)を用いて25℃で60秒間現像処理を行った後、下記定着液(FIX−1)を用いて25℃で120秒間の定着処理を行った。さらに、下記物理現像液(PDEV−1)を用いて25℃で10分間物理現像を行った後、水洗、乾燥処理を行った。
(DEV−1)
純水 500ml
メトール 2g
無水亜硫酸ナトリウム 80g
ハイドロキノン 4g
ホウ砂 4g
チオ硫酸ナトリウム 10g
臭化カリウム 0.5g
水を加えて全量を1リットルとする。
(FIX−1)
純水 750ml
チオ硫酸ナトリウム 250g
無水亜硫酸ナトリウム 15g
氷酢酸 15ml
カリミョウバン 15g
水を加えて全量を1リットルとする。
(PDEV−1)
下記A液、B液を処理の直前に混合する。
(A液)
純水 400ml
クエン酸 10g
リン酸水素2ナトリウム 1g
アンモニア水(28%水溶液) 1.2ml
ハイドロキノン 3g
(B液)
純水 10ml
硝酸銀 0.4g
物理現像処理の後に、下記電解めっき液を用いて25℃で電解銅めっき処理を施した後、水洗、乾燥処理を行った。なお電解銅めっきにおける電流制御は3Aで1分間、次いで1Aで12分間、計13分間かけて実施した。めっき処理終了後に、水道水で10分間洗い流して水洗処理を行い、乾燥風(50℃)を用いてドライ状態になるまで乾燥した。
(電解めっき液)
硫酸銅(五水和物) 200g
硫酸 50g
塩化ナトリウム 0.1g
水を加えて総量を1000mlに仕上げる。
以上のようにして、幅10μm、間隔200μm、高さ6μmの金属パターン補助電極フィルム1を作製した。
〔金属パターン補助電極フィルム2〕
厚さ125μm、表面粗さRa=1nmのコロナ放電処理を施した高耐熱性ポリイミドフィルムの片面に、公知のノズル先端部内径10μmの静電インクジェットプリンターを用いて、Agペーストインクで、幅10μm、間隔160μm、高さ4μmのパターンを付与し、250℃で15分間焼結して金属パターン補助電極フィルム2を形成した。
〔金属パターン補助電極フィルム3〕
厚さ100μm、表面粗さRa=1nmのコロナ放電処理を施した離型性PETフィルムの片面に、下記の自発的にパターン形成する金属コロイド溶液をウェット膜厚40μmで塗布した後、50℃で乾燥した。これをギ酸水溶液に浸漬、乾燥し、幅5μm、間隔100μm、高さ2μmの金属パターン補助電極フィルム3を形成した。
〈金属コロイド溶液〉 質量%
BYK−410(BYKケミー製) 0.11
SPAN−80(東京化成工業製) 0.11
ジクロロエタン 75.63
シクロヘキサノン 0.42
銀粉末(平均粒径70nm) 3.59
BYK−348(0.02%水溶液;BYKケミー製) 19.98
ZonylFSH(デュポン製) 0.08
Butver B−76(Solutia製) 0.08
(導電性繊維分散液の作製)
〔導電性繊維分散液a〕
非特許文献1(Adv.Mater.2002,14,833〜837)に記載の方法を参考に、還元剤としてエチレングリコール(EG)を、形態制御剤兼保護コロイド剤としてポリビニルピロリドン(PVP:PVP:平均分子量130万、アルドリッチ社製)を使用し、かつ核形成工程と粒子成長工程とを分離して粒子形成を行い、銀ナノワイヤ分散液を調製した。
(核形成工程)
反応容器内で160℃に保持したEG液100mlを攪拌しながら、硝酸銀のEG溶液(硝酸銀濃度:1.0モル/l)2.0mlを、一定の流量で1分間かけて添加した。その後、160℃で10分間保持しながら銀イオンを還元して銀の核粒子を形成した。反応液は、ナノサイズの銀微粒子の表面プラズモン吸収に由来する黄色を呈しており、銀イオンが還元されて銀の微粒子(核粒子)が形成されたことを確認した。続いて、PVPのEG溶液(PVP濃度:3.0×10−1モル/L)10.0mlを一定の流量で10分間かけて添加した。
(粒子成長工程)
上記核形成工程1を終了した後の核粒子を含む反応液を、攪拌しながら160℃に保持し、硝酸銀のEG溶液(硝酸銀濃度:1.0×10−1モル/l)100mlと、PVPのEG溶液(PVP濃度:3.0×10−1モル/l)100mlを、ダブルジェット法を用いて一定の流量で120分間かけて添加した。粒子成長工程において、30分毎に反応液を採取して電子顕微鏡で確認したところ、核形成工程で形成された核粒子が時間経過に伴ってワイヤ状の形態に成長しており、粒子成長工程における新たな微粒子の生成は認められなかった。最終的に得られた銀ナノワイヤについて、電子顕微鏡写真を撮影し、300個の銀ナノワイヤ粒子像の長軸方向及び短軸方向の粒径を測定して算術平均を求めた。短軸方向の平均粒径は100nm、長軸方向の平均長さは40μmであった。
(脱塩水洗工程)
上記粒子形成工程を終了した反応液を室温まで冷却した後、分画分子量0.2μmの限外濾過膜を用いて脱塩水洗処理を施すと共に、溶媒をエタノールに置換した。最後に液量を100mlまで濃縮して銀ナノワイヤのEtOH分散液を調製した。
この銀ナノワイヤEtOH分散液とウレタンアクリレートの25%メチルイソブチルケトン溶液を銀ナノワイヤの濃度が0.5%になるように混合して導電性繊維分散液aを作製した。
〔導電性繊維分散液b〕
精製済みの高純度単層カーボンナノチューブ(カーボン・ナノテクノロジーズ・インコーポレーテッド社製;以下「SWNT」)0.5部をウレタンアクリレート7部を溶解したメチルイソブチルケトン溶液に分散し、導電性繊維分散液bを作製した。
〔導電性繊維分散液c〕
上記、導電性繊維分散液aと精製済みの高純度SWNT0.5部を分散したEtOH溶液を銀ナノワイヤとSWNTの比率が1:1になるように混合し、導電性繊維分散液cを作製した。
(透明導電性フィルム101の作製)
金属パターン補助電極フィルム1の上に導電性繊維分散液aを銀ナノワイヤの目付け量が0.25g/mとなるように塗布、乾燥し転写用フィルムを作製した。
別途、厚さ100μmの透明PET支持体の片面側に、接着層として紫外線硬化性樹脂(UVPOTミディアム0、帝国インキ(株)製)を30μmの厚みに塗布して、接着樹脂付透明支持体を作製した。前記接着樹脂付透明支持体と前記転写用フィルムを接着層と金属パターン補助電極とが対面するように圧着し、次いで透明支持体側から紫外線を照射して紫外線硬化性樹脂を硬化させた。離型性支持体を剥離して透明導電性フィルム101を作製した。
(透明導電性フィルム102、103の作製)
金属パターン補助電極フィルム1上の導電性繊維分散液aを導電性繊維分散液b、cに変更した以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム102、103を作製した。
(透明導電性フィルム104、105の作製)
金属パターン補助電極フィルム1を金属パターン補助電極2、3に変更した以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム104、105を作製した。
(透明導電性フィルム106の作製)
金属パターン補助電極フィルム1の離型性支持体を易接着加工済み透明PET支持体に変更した以外は同様にして、金属パターン補助電極フィルム1Bを作製した。
次いで、下記の紫外線硬化樹脂組成物1を金属パターン補助電極上に塗布し、80℃で1分間乾燥した後、易接着加工済み透明PET支持体側から120mJ/cmの紫外線を高圧水銀灯で照射して硬化後の膜厚が5μmになるように紫外線硬化樹脂層を設けた。さらにメチルエチルケトンで金属パターン補助電極上の未硬化樹脂を洗い流して乾燥した。
〈紫外線硬化樹脂層塗布組成物1〉
ペンタエリスリトールトリアクリレート 100質量部
ジメトキシベンゾフェノン光反応開始剤 4質量部
メチルエチルケトン 75質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテル 75質量部
その上から導電性繊維分散液aを銀ナノワイヤの目付け量が0.25g/mとなるように塗布、乾燥し、さらに表面を110℃に加熱した金属ニップロール間に1Mpaの圧力をかけフィルムを通すことにより、平滑化処理をし、透明導電性フィルム106を作製した。
(透明導電性フィルム107の作製)
金属パターン補助電極フィルム1の上に平均粒径30nmのITOナノ粒子とポリエステル系樹脂を含む分散液を、乾燥膜厚が300nmになるように塗布した後、110℃にて30分間乾燥して転写用フィルムを作製した以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム107を作製した。
(透明導電性フィルム108の作製)
離型性フィルム上に導電性繊維分散液aを塗布して、転写用フィルムを作製した以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム108を作製した。
(透明導電性フィルム109の作製)
金属パターン補助電極フィルム1を転写用フィルムとして用いた以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム109を作製した。
(透明導電性フィルム110の作製)
離型性支持体を厚さ100μm、表面粗さRa=6nmのコロナ放電処理を施した離型性PETフィルムに変更した以外は透明導電性フィルム101と同様にして透明導電性フィルム110を作製した。
以上のようにして得られた透明導電性フィルム101から110について、以下の方法にて全光線透過率、表面抵抗率、表面粗さ、ひび割れを求めた。
[全光線透過率]
JIS K 7361−1:1997に準拠して、スガ試験機(株)製のヘイズメーターHGM−2Bを用いて測定した。
[表面抵抗率]
JIS K 7194:1994(導電性プラスチックの4探針法による抵抗率試験方法)に準拠して、三菱化学社製ロレスターGP(MCP−T610型)を用いて、測定した。
[表面粗さ]
表面を原子間力顕微鏡(AFM)で測定し、算術平均粗さにより求めた。
[ひび割れ]
光学顕微鏡で透明導電性フィルムの表面観察を行い、ひび割れの有無を観察した。
上記評価結果を表1に示す。
Figure 2009252493
実施例2
(有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)の作製)
実施例1で作製した透明導電性フィルム101〜110を第1電極とした以外は同様にして、以下の手順で有機EL素子201〜210を作製した。
〈正孔輸送層の形成〉
第1電極上に、1.2.ジクロロエタン中に1質量%となるように正孔輸送材料の4,4′−ビス〔N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ〕ビフェニル(NPD)を溶解させた正孔輸送層形成用塗布液をスピンコート装置で塗布した後、80℃、60分間乾燥して、厚さ40nmの正孔輸送層を形成した。
〈発光層の形成〉
正孔輸送層が形成された各フィルム上に、ホスト材のポリビニルカルバゾール(PVK)に対して、赤ドーパント材BtpIr(acac)が1質量%、緑ドーパント材Ir(ppy)が2質量%、青ドーパント材FIr(pic)が3質量%にそれぞれなるように混合し、PVKと3種ドーパントの全固形分濃度が1質量%となるように1.2.ジクロロエタン中に溶解させた発光層形成用塗布液をスピンコート装置で塗布した後、100℃、10分間乾燥して、厚さ60nmの発光層を形成した。
〈電子輸送層の形成〉
形成した発光層上に、電子輸送層形成用材料としてLiFを5×10−4Paの真空下にて蒸着し、厚さ0.5nmの電子輸送層を形成した。
〈第2電極の形成〉
形成した電子輸送層の上に、第2電極形成用材料としてAlを5×10−4Paの真空下にて蒸着し、厚さ100nmの第2電極を形成した。
〈封止膜の形成〉
形成した電子輸送層の上に、ポリエチレンテレフタレートを基材とし、Alを厚さ300nmで蒸着した可撓性封止部材を使用した。第1電極及び第2電極の外部取り出し端子が形成出来る様に端部を除き第2電極の周囲に接着剤を塗り、可撓性封止部材を貼合した後、熱処理で接着剤を硬化させた。
[発光輝度ムラ]
KEITHLEY製ソースメジャーユニット2400型を用いて、直流電圧を有機EL素子に印加し発光させた。200cd/mで発光させた有機EL素子201〜210について、50倍の顕微鏡で各々の発光ムラを観察した。
発光ムラの評価基準
◎:9割以上が均一に発光している。
○:8割以上が均一に発光している。
△:7割以上が均一に発光している。
×:7割未満しか発光していない。
上記評価結果を表2に示す。
Figure 2009252493
表1、2の結果から、本願発明の透明導電性フィルムは表面抵抗値が低く、表面平滑性が高く、さらに有機エレクトロルミネッセンス素子の電極として使用した場合にも、発光輝度ムラが少ないことがわかる。
すなわち、本発明の手段により、導電性、透明性、及びフレキシビリティ性に優れ、かつ平滑性が高くて安価な透明導電性フィルム及びその製造方法を提供することができる。
実施例3
実施例1で作製した透明導電性フィルム101〜106の表面にBaytron PH510(H.C.Starck社製)にジメチルスルホキシドを5%添加した液を乾燥膜厚30μmになるように塗布して、実施例1、2と同様の評価を行った場合にも、本発明の透明導電性フィルムの優れた性能が確認された。
本発明実施態様の概略断面図
符号の説明
1 透明支持体
2 透明導電層
3 金属パターン補助電極
4 導電性繊維

Claims (5)

  1. 透明支持体上に開口部を有する金属パターンから構成される補助電極と、導電性繊維を含有する透明導電層とを有する透明導電性フィルムであって、該透明支持体とは反対側の表面粗さRa()が5nm以下であることを特徴とする透明導電性フィルム。
  2. 前記透明導電層の導電性繊維が透明支持体から遠い側に多く存在していることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性フィルム。
  3. 前記導電性繊維がカーボンナノチューブまたは金属ナノワイヤを含有していることを特徴とする請求項1または2に記載の透明導電性フィルム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明導電性フィルムを有することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の透明導電性フィルムの製造方法であって、予め離型性支持体に前記補助電極、導電性繊維を含有する透明導電層をこの順番に積層した後、該補助電極と透明導電層を透明支持体に転写することを特徴とする透明導電性フィルムの製造方法。
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