JP2009251670A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドライバの状態を加味した適切な運転支援を行うことができる運転支援装置を提供する。
【解決手段】 運転支援装置のECUは、前サービス位置でドライバが運転支援を受けた場合、その支援レベルが警報または介入か、或いは注意喚起または情報提供かを判断する。ドライバの受けた支援レベルが警報または介入である場合に、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であるときは、本サービス位置では注意喚起からの支援を行うようにする。ドライバの受けた支援レベルが注意喚起または情報提供である場合に、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であるときは、本サービス位置では情報提供からの支援を行うようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ドライバに対して支援レベルの異なる複数の運転支援を行う運転支援装置に関するものである。
従来の運転支援装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、車両の周囲に存在する障害物と衝突する危険があると判定される場合に、ドライバが視覚により認識すべき物体に関する情報量(必要視覚情報量)とドライバの視覚情報のキャパシティとの大小関係を比較し、この大小関係に応じて、実行すべき運転支援の度合いを変更するものが知られている。
特開2005−122390号公報
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、必要視覚情報量が視覚情報のキャパシティと同等以下の場合には、ドライバが車両の周囲から運転に必要な視覚情報を全て取得できていると想定され、運転支援の度合いを低くなるように変更することで、ドライバに対して煩わしい注意喚起等を行わないようする。しかし、ドライバの状態によっては運転支援の度合いを高くするのが望ましい場合もあり、たとえドライバが運転に必要な視覚情報を全て取得できていても、適切な運転支援とならないことがある。
本発明の目的は、ドライバの状態を加味した適切な運転支援を行うことができる運転支援装置を提供することである。
本発明は、車両外部情報を取得し、車両外部情報に基づいて支援レベルの異なる複数の運転支援を行う運転支援装置において、所定時間内に先の運転支援を受けたかどうかを判断する支援判断手段と、支援判断手段により所定時間内に先の運転支援を受けたと判断されたときに、先の運転支援に関する情報に応じて、次の運転支援を開始する支援レベルを決定する支援レベル決定手段とを備えることを特徴とするものである。
例えば短時間の間に連続して運転支援を実施する場合、先の運転支援で受けた支援レベルが高かったときには、ドライバは安全な運転を行っていなかったと考えられる。この場合には、次の運転支援を開始する際にも、ドライバの状態としては先の運転支援を受けた時に近い状態にあると考えられるため、煩わしさ解消の観点から通常通りの運転支援を行うと、危険回避行動が間に合わなくなる可能性がある。そこで本発明では、所定時間内に先の運転支援を受けたと判断されたときは、先の運転支援に関する情報に応じて、次の運転支援を開始する支援レベルを決定する。このとき、先の運転支援に関する情報に基づいて、先の運転支援を受けた時点でのドライバの運転行動(安全な運転を行っていたか否か)が推定され、ひいてはその時点でのドライバの状態(正常状態または居眠りや脇見等の状態)が推定される。従って、次の運転支援を開始する支援レベルとしては、先の運転支援を受けた時点でのドライバの運転行動に適した支援レベルとする。これにより、ドライバの状態を加味した適切な運転支援を行うことができる。
好ましくは、先の運転支援に関する情報は、先の運転支援で受けた支援レベルの情報を含む。先の運転支援で受けた支援レベルは、その時点でのドライバの運転行動及び状態に対応するものである。従って、先の運転支援で受けた支援レベルの情報を得ることにより、その時点でのドライバの運転行動及び状態を確実に推定することができる。
このとき、支援レベル決定手段は、次の運転支援を開始する支援レベルを、先の運転支援で受けた支援レベルよりも低いレベルとすることが好ましい。一般にドライバの危険度が高くなるほど、運転支援の支援レベルを高くする必要がある。従って、次の運転支援を開始する支援レベルを、先の運転支援で受けた支援レベルよりも低いレベルとすることにより、早めに運転支援が開始されることとなるため、ドライバに対して十分な注意力を与えることができる。
また、好ましくは、先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態または車両が所定時間以上停止した状態があったかどうかを判断する手段を更に備え、支援レベル決定手段は、先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態または車両が所定時間以上停止した状態があったときには、先の運転支援に関する情報に応じて決定される次の運転支援を開始する支援レベルを無効化する。先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態や車両が所定時間以上停止した状態があった場合には、先の運転支援を受けた時点とはドライバの状態が変化している可能性が高い。従って、そのような場合には、先の運転支援に関する情報に応じて決定される、次の運転支援を開始する支援レベルを無効化するのが好適である。
本発明によれば、ドライバの状態を加味した適切な運転支援を行うことができる。これにより、ドライバが感じる煩わしさを低減しつつ、必要に応じて危険回避を確実に行うことが可能となる。
以下、本発明に係わる運転支援装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる運転支援装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態の運転支援装置1は、CPU、ROMやPAM等のメモリ、電源回路及び入出力回路等により構成されたECU(Electronic Control Unit)2を備えている。
ECU2には、車両の車速を検出する車速センサ3と、車両の加速度(減速度)を検出する加速度センサ4と、車両の走行距離を検出する距離センサ5と、信号機情報や規制情報(例えば一時停止や制限速度の情報)等といったインフラ情報をアンテナ6aを介して受信する通信機6と、ディスプレイやスピーカー等を含むHMI(Human Machine Interface)デバイス7とが接続されている。
ECU2は、支援内容決定部8と、支援処理部9と、メモリ10とを有している。また、ECU2には、時間を計測するタイマ(図示せず)が内蔵されている。
支援内容決定部8は、通信機6により受信したインフラ情報と距離センサ5の検出値とを入力し、所定の処理を行い、信号機サービス等の運転支援サービスにおいて運転支援を開始する際の支援レベルを決定する。
ここで、運転支援の支援レベルとしては、図2に示すように、「情報提供」、「注意喚起」、「警報」がある。運転支援の支援レベルは、ドライバの危険度(緊急度)が高くなるにつれて、情報提供、注意喚起、警報の順に高くなる。情報提供は、視覚表示をメインとする支援である。注意喚起は、視覚表示を行うと共に警報音を発する支援である。警報は、警報音が必須となる支援である。また、図2には示していないが、警報よりも高い支援レベルとして、更に強制的にブレーキをかける「介入」というものがある。
支援処理部9は、通信機6により受信したインフラ情報と車速センサ3及び加速度センサ4の検出値とに基づいて、支援内容決定部8で設定された支援レベルに応じた運転支援を行う。
例えば信号機サービスにおいて、支援内容決定部8で支援レベルとして情報提供からの支援が設定された場合には、支援処理部9は、以下のようにHMIデバイス7を制御して運転支援を行う。即ち、赤信号となる信号機に自車両が近づいても減速していないときは、HMIデバイス7のディスプレイに危険である旨を視覚表示させ(情報提供)、同信号機に自車両が更に近づいても減速していないときは、HMIデバイス7のディスプレイに危険である旨を視覚表示させると共にHMIデバイス7のスピーカーから警報音を発生させ(注意喚起)、同信号機に自車両が更に近づいても減速していないときは、HMIデバイス7のスピーカーから大きな警報音を発生させる(警報)。また、赤信号となる信号機に自車両が近づいたときに、自車両が確実に減速した場合には、特にそのような運転支援は行わない。
メモリ10には、先に行われた運転支援に関する情報、具体的には、運転支援サービスの内容、運転支援サービスを行った位置(サービス位置)、そのサービス位置の通過時刻、運転支援サービスが信号機サービスの場合には自車両が信号機を通過する時の信号機予測結果、支援内容決定部8で設定された支援レベル、その設定された支援レベルに対して支援処理部9により実際にドライバが受けた支援レベル(ドライバ反応)、ドライバの危険度等の情報が格納されている。
図3は、支援内容決定部8によって実行される支援内容決定処理の詳細を示すフローチャートである。なお、本フローチャートでは、理解しやすくするために信号機サービスを例にとって説明する。
同図において、まず通信機6により受信した信号機からのインフラ情報を取得する(手順S101)。ここでのインフラ情報としては、信号機の赤信号、青信号、黄信号のサイクル及び点灯時間等の情報が挙げられる。
続いて、そのインフラ情報に基づいて、自車両が信号機に達する時の信号機の状態を予測する(手順S102)。具体的には、自車両がこのままの速度で走行した場合、自車両が信号機に達する時に信号機が赤信号、青信号、黄信号の何れになるかを予測する。
続いて、メモリ10に記憶された情報から、前回の運転支援サービスの提供位置(前サービス位置)において実際にドライバが運転支援を受けたかどうかを判断する(手順S103)。
前サービス位置においてドライバが運転支援を受けていないときは、図4にも示すように、今回の運転支援サービスの提供位置(本サービス位置)では警報(通常レベル)からの支援を行うように決定し、その旨の情報を支援処理部9に送出する(手順S104)。
ここで、前サービス位置において信号機予測結果が青信号であった場合には、ドライバは運転支援を受けていないため、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うことになる(図4参照)。また、前サービス位置において信号機予測結果が赤信号または黄信号であったが、ドライバが運転支援を受けていない場合には、前サービス位置においてドライバは運転支援を受ける必要の無い安全な運転をしていたと考えられるため、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うものとする(図4参照)。
なお、本サービス位置と前サービス位置との間の距離及び移動時間が共に短い場合には、本サービス位置においてもドライバは運転支援を受ける必要の無い安全な運転をするものと考えられる。よって、この場合には、本サービス位置では支援無しとしても良い。ただし、前サービス位置においてドライバが運転支援を受ける必要の無い安全な運転をしていても、本サービス位置と前サービス位置との間の距離または移動時間が長い場合には、ドライバの状態が変化していることも予想される。よって、この場合には、本サービス位置では警報からの支援を行う必要がある。
一方、手順S103で前サービス位置において実際にドライバが運転支援を受けたと判断されたときは、受けた支援レベルが警報や介入といった高いレベルであったか、注意喚起や情報提供といった低いレベルであったかを判断する(手順S105)。
前サービス位置においてドライバが受けた支援レベルが警報または介入であったときは、距離センサ5及びECU2に内蔵されたタイマ(図示せず)の計測値に基づいて、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であるかどうかを判断する(手順S106)。
本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm以上または両サービス位置間の移動時間がYs以上であるときは、図4にも示すように、本サービス位置では警報(通常レベル)からの支援を行うように決定し、その旨の情報を支援処理部9に送出する(手順S104)。
ここでは、ドライバが運転支援を受けた前サービス位置から十分な距離と時間が経過していることから、本サービス位置では安全な運転が行えるようにドライバの状態が変化していることも考えられる。よって、この場合には、ドライバが感じる煩わしさを考慮して、通常通り警報からの支援を行うものとする。
一方、手順S106において、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であると判断されたときは、図4にも示すように、本サービス位置では警報よりも1つレベルの低い注意喚起からの支援を行うように決定し、その旨の情報を支援処理部9に送出する(手順S107)。
前サービス位置においてドライバが警報または介入といった高いレベルの運転支援を受けており、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満である場合には、ドライバが危険な運転をしていた前サービス位置からの距離及び経過時間が短いことから、本サービス位置でもドライバの状態は似ており、やはり危険な運転をする可能性が高いと考えられる。よって、この場合には、警報や介入よりも低いレベルである注意喚起からの支援を行う必要がある。
また、手順S105で前サービス位置においてドライバが受けた支援レベルが注意喚起または情報提供であったときは、手順S106と同様に距離センサ5及びタイマ(図示せず)の計測値に基づいて、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であるかどうかを判断する(手順S108)。
本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm以上または両サービス位置間の移動時間がYs以上であるときは、図4にも示すように、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うように決定し、その旨の情報を支援処理部9に送出する(手順S104)。
一方、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であるときは、図4にも示すように、本サービス位置では最も低い情報提供からの支援を行うように決定し、その旨の情報を支援処理部9に送出する(手順S109)。
前サービス位置においてドライバが注意喚起や情報提供といった低いレベルの運転支援を受けており、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満である場合には、前サービス位置の更に1つ前のサービス位置においてドライバは既に危険な運転をしていた可能性が高いと考えられる。そして、そのサービス位置からの距離及び経過時間も比較的短いことから、本サービス位置では最も低いレベルである情報提供からの支援を行う必要がある。なお、前サービス位置において既にドライバが最も低いレベルの運転支援を受けていた場合には、より注意力を高めるような運転支援を行う必要があると考えられる。
上記の手順S104,S107,S109の何れかの処理を実行した後、本サービス位置において支援処理部9により実際にドライバが受けた支援内容(支援を受けない旨も含む)のデータを取得したかどうかを判断する(手順S110)。
手順S104,S107,S109で運転支援を開始する支援レベルが設定されると、その支援レベルのデータが支援内容決定部8から支援処理部9に送られ、支援処理部9による運転支援処理が実施されることになる。このとき、支援内容決定部8で設定された支援レベルに対して、ドライバが安全運転を行っていないために実際に運転支援を受けたときは、そのドライバが受けた支援レベルがドライバ反応情報として支援処理部9から支援内容決定部8に送られ、ドライバが安全運転を行ったために運転支援を受けなかったときは、その旨がドライバ反応情報として支援処理部9から支援内容決定部8に送られる。
本サービス位置において実際にドライバが受けた支援内容のデータを取得したときは、本サービス位置、手順S102で得られた信号機予測結果、手順S104,S107,S109で設定された支援レベル、手順S110で取得された支援内容(ドライバ反応)等の情報をメモリ10に格納する(手順S111)。これらの情報は、次のサービス位置において支援レベルを決定するのに用いられる。
以上において、支援内容決定部8の上記手順S103,S105,S106,S108は、所定時間内に先の運転支援を受けたかどうかを判断する支援判断手段を構成する。同手順S107,S109は、支援判断手段により所定時間内に先の運転支援を受けたと判断されたときに、先の運転支援に関する情報に応じて、次の運転支援を開始する支援レベルを決定する支援レベル決定手段を構成する。
次に、図2を用いて、本実施形態の運転支援装置1の動作について説明する。なお、各サービス位置間の距離はXm未満であり、且つ各サービス位置間の移動時間はYs未満であるとする。
まず、任意のサービス位置において支援内容決定部8により警報(通常レベル)からの支援を行うものと決定された場合に、前方の信号機が赤信号になるために減速するというようにドライバが正しい運転を行ったときは、ドライバは運転支援を受けることがないため、次のサービス位置においても支援内容決定部8により通常通り警報からの支援を行うものと決定される(図中のP参照)。
一方、任意のサービス位置において支援内容決定部8により警報からの支援を行うものと決定された場合に、前方の信号機が赤信号になるにもかかわらず減速しないというようにドライバが正しい運転を行っていないときは、ドライバは警報レベルの支援を受けるため、次のサービス位置においては支援内容決定部8により注意喚起からの支援を行うものと決定される(図中のQ参照)。
上記のように注意喚起からの支援を行うものと決定された場合に、ドライバが正しい運転を行ったために運転支援を受けていないときは、更に次のサービス位置においては支援内容決定部8により通常通り警報からの支援を行うものと決定される(図中のR参照)。
一方、同様に注意喚起からの支援を行うものと決定された場合に、ドライバが正しい運転を行っていないために注意喚起レベルの支援を受けたときは、更に次のサービス位置においては支援内容決定部8により情報提供からの支援を行うものと決定される(図中のS参照)。
上記のように情報提供からの支援を行うものと決定された場合に、ドライバが正しい運転を行ったために運転支援を受けていないときは、更に次のサービス位置においては支援内容決定部8により注意喚起または通常通り警報からの支援を行うものと決定される(図中のT,T参照)。
一方、同様に情報提供からの支援を行うものと決定された場合に、ドライバが正しい運転を行っていないために情報提供レベルの支援を受けたときは、更に次のサービス位置においても支援内容決定部8により情報提供からの支援を行うものと決定される(図中のU参照)。
なお、渋滞中では、車両が低速状態であり、ドライバの見通しも通常走行時に比べて良好であるため、運転支援を不要とすることも考えられる。
また、各サービス位置間の距離が近すぎるために注意喚起からの支援を行うとドライバにとって煩わしく、ドライバの混乱を招く可能性がある場合には、支援レベルを下げずに通常通り警報からの支援を行うことも考えられる。
ところで、インフラ情報を利用したドライバへの運転支援システムでは、煩わしさの観点から、通常は警報レベルからの支援を行っている。しかし、短い時間や近い距離で連続してドライバに対して運転支援サービスを提供する場合、前サービス位置で警報や介入といった高いレベルの支援を受けたドライバは、安全な運転を行っていなかったことから、例えば一時的に居眠りや脇見をしていたことが考えられる。そのような高いレベルの支援を受けたドライバは、次のサービス位置でも極めて近い状態にあると考えられるため、その時のドライバの状態によっては、通常通りの警報レベルからの支援では危険回避行動が間に合わなくなる可能性がある。
これに対し本実施形態では、前サービス位置において実際にドライバがどのような運転支援を受けたかを検知することにより、ドライバの運転行動(安全な運転をしたか、危険な運転をしたか)が分かり、ドライバの運転行動からその時のドライバの状態(正常状態であるか、居眠りや脇見等をしている状態であるか)を推定することができる。そして、前サービス位置においてドライバが安全な運転を行ったために運転支援を受けていない場合や、前サービス位置と本サービス位置との間の距離及び経過時間が所定値よりも長い場合には、本サービス位置では警報(通常レベル)からの支援を行うものとする。また、前サービス位置においてドライバが安全な運転を行っていないために警報レベルや注意喚起レベルの支援を受けており、前サービス位置と本サービス位置との間の距離及び経過時間が所定値よりも短い場合には、本サービス位置では前サービス位置で設定された支援レベルよりも1つ低いレベルからの支援を行うものとする。
このように前サービス位置で実際にドライバが受けた支援内容からドライバの状態を推定し、これを本サービス位置で決定する支援レベルに反映させるようにしたので、ドライバにとっての煩わしさを出来る限り排除しつつ、ドライバの状態を考慮した適切な運転支援を実現することができる。これにより、ドライバに十分な注意力が与えられるため、ドライバは適切な危険回避行動をとることが可能となる。
図5は、本発明に係わる運転支援装置の他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。図中、上述した実施形態と同一または同等の要素には同じ符号を付し、その説明を省略する。
同図において、本実施形態の運転支援装置20はECU21を備え、このECU21にはアクセサリスイッチ22が接続されている。ECU21は、上記の支援内容決定部8に代えて支援内容決定部23を有している。車速センサ3の検出値は、支援処理部9だけでなく支援内容決定部23にも送られる。
図6は、支援内容決定部23によって実行される支援内容決定処理の詳細を示すフローチャートであり、図3に示すフローチャートに相当するものである。
同図において、手順S106で、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であると判断されたときは、前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間がないかどうかを判断する(手順S121)。
前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間があるときは、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うように決定する(手順S104)。
一方、前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間がないときは、車速センサ3及びタイマ(図示せず)の計測値に基づいて、前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間がないかどうかを判断する(手順S122)。
前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間があるときは、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うように決定する(手順S104)。一方、前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間がないときは、本サービス位置では注意喚起からの支援を行うように決定する(手順S107)。
また、手順S108で、本サービス位置と前サービス位置との間の距離がXm未満であり、且つ両サービス位置間の移動時間がYs未満であると判断されたときは、前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間がないかどうかを判断する(手順S123)。
前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間があるときは、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うように決定する(手順S104)。
一方、前サービス位置から本サービス位置までの間でアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間がないときは、手順S122と同様に車速センサ3及びタイマ(図示せず)の計測値に基づいて、前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間がないかどうかを判断する(手順S124)。
前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間があるときは、本サービス位置では通常通り警報からの支援を行うように決定する(手順S104)。一方、前サービス位置から本サービス位置までの間で自車両が所定時間以上連続して停止した期間がないときは、本サービス位置では情報提供からの支援を行うように決定する(手順S109)。
以上において、車速センサ3と支援内容決定部23の上記手順S121〜S124とは、先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態または車両が所定時間以上停止した状態があったかどうかを検知する手段を構成する。
前サービス位置から本サービス位置までの間に、自車両のアクセサリスイッチ22がOFF状態になった期間があったり、自車両が所定時間以上連続して完全停止した期間があった場合には、ドライバの状態が前サービス位置から変化している可能性が高いと考えられるため、本サービス位置では警報からの支援を行うようにする。これにより、ドライバにとっての煩わしさをより排除することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、信号機サービスをメインとして説明してきたが、他の運転支援サービスは勿論、複数の運転支援サービスを同時に実施することも可能であることは言うまでもない。複数の運転支援サービスを同時に実施する場合には、例えば各運転支援サービス毎に、前サービス位置においてドライバが実際に受けた支援レベル(ドライバ反応)等から本サービス位置における支援レベルを決定する。
本発明に係わる運転支援装置の一実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した支援内容決定部により決定される支援レベルとその時のドライバの運転行動とサービス位置の通過回数との関係を示す図である。 図1に示した支援内容決定部によって実行される支援内容決定処理の詳細を示すフローチャートである。 前サービス位置においてドライバが受けた支援内容と本サービス位置で決定される支援レベルとを場合分けして示した表である。 本発明に係わる運転支援装置の他の実施形態の概略構成を示すブロック図である。 図5に示した支援内容決定部によって実行される支援内容決定処理の詳細を示すフローチャートである。
符号の説明
1…運転支援装置、2…ECU、3…車速センサ、8…支援内容決定部(支援判断手段、支援レベル決定手段)、20…運転支援装置、21…ECU、22…アクセサリスイッチ、23…支援内容決定部(支援判断手段、支援レベル決定手段)。

Claims (4)

  1. 車両外部情報を取得し、前記車両外部情報に基づいて支援レベルの異なる複数の運転支援を行う運転支援装置において、
    所定時間内に先の運転支援を受けたかどうかを判断する支援判断手段と、
    前記支援判断手段により所定時間内に先の運転支援を受けたと判断されたときに、前記先の運転支援に関する情報に応じて、次の運転支援を開始する支援レベルを決定する支援レベル決定手段とを備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記先の運転支援に関する情報は、前記先の運転支援で受けた支援レベルの情報を含むことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記支援レベル決定手段は、前記次の運転支援を開始する支援レベルを、前記先の運転支援で受けた支援レベルよりも低いレベルとすることを特徴とする請求項2記載の運転支援装置。
  4. 前記先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態または車両が所定時間以上停止した状態があったかどうかを検知する手段を更に備え、
    前記支援レベル決定手段は、前記先の運転支援を受けた後に車両のアクセサリスイッチがオフした状態または車両が所定時間以上停止した状態があったときには、前記先の運転支援に関する情報に応じて決定される前記次の運転支援を開始する支援レベルを無効化することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の運転支援装置。



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