JP2009250638A - ガス濃度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出することができるガス濃度検出装置を提供する。
【解決手段】CPU61は、雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別し、還元雰囲気であると判別したときに定電圧回路3を制御して電極22A、22B間に流れる電流が飽和するような電極22Aを陽極、電極22Bを陰極とする印加電圧0.3V〜0.8Vを印加して、このときの出力電流に基づいて還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度を検出する。CPU61は、酸化雰囲気であると判別したときに定電圧回路3を制御して電流22A、22B間に流れる電流が飽和するような電極22Aを陰極、電極22Bを陽極とする印加電圧−0.3V〜−0.8Vを印加して、このときの出力電流に基づいてH2濃度を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス濃度検出装置に係り、特に、還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出するガス濃度検出装置に関するものである。
限界電流式センサは気体中の酸素濃度測定の分野で主に使われている。限界電流式センサは、基準酸素分圧を不要としながら、その出力電流が酸素濃度にほぼ比例し、しかも応答性に優れ、高温に耐える等の特徴を有し、各種用途への応用技術が活発に行われている。図1に示すように、限界電流式センサ2において、安定化ジルコニアからなる固体電解質21の両面の少なくとも一部には、白金などからなる多孔質の電極22A及び電極22Bが設けられ、さらに、固体電解質21の一面には電極22Aを挟んで、拡散律速された酸素ガスを供給するガス律速体としてのアルミナ多孔質基板23が設けられている。そして、アルミナ多孔質基板23には、固体電解質21を400℃以上に加熱して、酸素イオンの伝導率を良くするためのヒータ24が設けられている。
また、上述した限界電流式センサ2の電極22A及び電極22Bには、固体電解質21に電圧を印加するための定電圧回路3がそれぞれ接続され、定電圧回路3には固体電解質21内の酸素イオンの伝導をキャリアとして流れる電流を出力電流として検出する電流検出回路4が直列に接続されている。上述した構成の限界電流式センサ2の動作を以下説明する。アルミナ多孔質基板23により律速された酸素ガスは、電極22Aを介して固体電解質21に対して供給されている。このとき、定電圧回路3により電極22A、22Bを介して固体電解質21に電圧を印加すると、酸素ガスは電極22Aと固体電解質21との境界面にて定電圧回路3から供給される電子を受け取って酸素イオン(=O2-陰イオン)に変換される。変換された酸素イオンは固体電解質21中を伝導し、電極22Bに到達し、電極22Bと固体電解質21との境界面にて、電子を放出して再び酸素ガスに戻る。
上述した固体電解質21中を伝導する酸素イオンをキャリアとして発生する電流は、固体電解質21に対する印加電圧が大きくなるに従って増大するが、印加電圧が所定値以上となると飽和して印加電圧を大きくしても増大しなくなる。これは電極22Aに対する酸素ガスの供給量がアルミナ多孔質基板23により律速され、電流のキャリアとなる酸素イオン数が制限されるためである。上述した飽和時の電流である飽和電流は、図10に示すように周囲の酸素ガスの濃度に対応した値となる。
このような限界電流式センサ2において、酸素イオンを透過する固体電解質21に印加する印加電圧を調整することにより、雰囲気中の酸素のみならず水蒸気及び二酸化炭素(以下CO2)に対しても感度を持たせるようにできることが知られていた。ここで、水蒸気及びCO2濃度測定に用いる試みがなされた(例えば特許文献1)。
図11〜図12に示すように、水蒸気及びCO2が混合された酸化雰囲気中においては、飽和電流が2段に現れる。そして、低電圧側の飽和電流は水蒸気及びCO2濃度には影響されず酸素濃度に応じた値となる。これは、低電圧側では水蒸気、CO2及び酸素のうち酸素のみが分解して酸素イオンとなるためである。これに対して、高電圧側の飽和電流は水蒸気、CO2及び酸素の三者に応じた値となる。これは、高電圧側では水蒸気、CO2及び酸素の三者が分解して酸素イオンになるためである。なお、水(H2O)とCO2との理論分解電圧はそれぞれ1.148V、1.263Vと非常に近いため、高電圧側の飽和電流は水蒸気、CO2及び酸素の混合濃度に応じた値となる。
そこで、まず、酸素濃度の影響を排除するため、固体電解質21へ印加する印加電圧を高低2段の電圧で交互に切り替える。即ち、固定電解質21表面で酸素が分解して酸素イオンとなるがH2O、CO2は分解しない低電圧(0.3V〜0.8V)及び酸素分子もH2O、CO2も分解して酸素イオンが発生する高電圧(0.9V〜1.6V)とを交互に切り替える。そして、低電圧を印加したときの限界電流式センサ2の出力電流を酸素濃度に対応する値として測定し、高電圧を印加したときの限界電流式センサ2の出力電流を酸素濃度、水蒸気及びCO2の混合濃度に対応する値として測定する。その後、上記測定値の差から水蒸気及びCO2の混合濃度を算出する。
しかしながら、余剰酸素が零で還元性の未燃ガス(例えば水素H2)の含まれる還元雰囲気下では水蒸気、CO2の分解が印加電圧0V付近から起こる。このため、従来の方法では、還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度を算出することができない、という問題があった。
特開平10−221300号公報
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出することができるガス濃度検出装置を提供することを課題とする。
本発明者らは、還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出することができるガス濃度検出装置を鋭意探求したところ、還元雰囲気中において固体電解質の両面に設けられた電極対のうちガス律速体側の一方を陽極、ガス律速体から離れた側の他方を陰極とする定電圧を固体電解質に印加したときの飽和電流が未燃ガスに影響されず水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度に応じた値であることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、請求項1記載の発明は、還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出するガス濃度検出装置であって、酸素イオン伝導性を有する固体電解質、該固体電解質の両面に設けられた電極対、及び、前記固体電解質の一面に前記電極対の一方を挟んで設けられたガス律速体からなる限界電流式センサと、雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別する酸化・還元判別手段と、前記電極対間に定電圧を印加する定電圧回路と、前記酸化・還元判別手段が還元雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする第1定電圧を印加する第1電圧印加手段と、前記第1電圧印加手段により前記第1定電圧が印加されているときに前記電極対間に流れる電流に基づいて前記還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出する還元濃度検出手段と、を備えたことを特徴とするガス濃度検出装置に存する。
請求項2記載の発明は、前記第1電圧印加手段が、前記酸化・還元判別手段が還元雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記第1定電圧、及び、前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陰極、他方を陽極とする第2定電圧、を交互に印加するように設定され、前記還元濃度検出手段が、前記第1電圧印加手段により前記第2定電圧が印加されているときに前記電極対間に流れる電流に基づいて可燃性ガス濃度を検出するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載のガス濃度検出装置に存する。
請求項3記載の発明は、前記酸化・還元判別手段が酸化雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする低電圧、及び、前記低電圧を印加したときよりも高い値で前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする高電圧、を交互に印加する第2電圧印加手段と、前記第2電圧印加手段により前記低電圧を印加したときに前記電極対に流れる電流、及び、前記高電圧を印加したときに前記電極対に流れる電流、の差に基づいて前記酸化雰囲気中の水蒸気及び前記二酸化炭素の濃度を検出する酸化濃度検出手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス濃度検出装置に存する。
請求項4記載の発明は、前記酸化・還元判別手段は、前記還元雰囲気中に電極対間に流れる電流が飽和する電圧領域よりも大きい、前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする第3定電圧を印加したときの前記電極対間に流れる電流に基づいて判定するように設定されていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載のガス濃度検出装置に存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出することができる。
請求項2記載の発明は、単一の限界電流式センサにて還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度の検出と、還元雰囲気中の未燃ガス濃度の検出と、の両者の検出を行うことができる。
請求項3記載の発明は、単一の限界電流式センサにてさらに酸化雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度の検出と、酸化雰囲気中の酸素濃度の検出と、を行うことができる。
請求項4記載の発明は、限界電流式センサを用いて酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別することができ、コストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ガス濃度検出装置1は、限界電流式センサ2と、定電圧回路3と、電流検出回路4と、ヒータ制御部5と、マイクロコンピュータ(以下μCOM)6と、を備えている。限界電流式センサ2は、固体電解質21と、電極対の一方としての電極22A及び電極対の他方としての22Bと、ガス律速体としてのアルミナ多孔質基板23と、ヒータ24と、から構成されている。
固体電解質21は、酸素イオン伝導性を有する例えば安定化ジルコニアから構成されている。一対の電極22A、22Bはそれぞれ、白金などの多孔質の電極材で設けられている。一対の電極22A、22Bはまたそれぞれ、固定電解質21の両面に設けられている。アルミナ多孔質基板23は、固体電解質21の一面に電極22Aを挟んで設けられていて、固体電解質21に拡散律速された雰囲気を供給する。ヒータ24は、アルミナ多孔質基板23の一面に設けられていて、固体電解質21を400℃以上に加熱して、酸素イオンの伝導率を良くする。
定電圧回路3は、上記一対の電極22A、22B間、即ち固体電解質21に定電圧を印加する回路である。この定電圧回路3は、後述するμCOM6によって制御される。電流検出回路4は、上記一対の電極22A、22B間、即ち固体電解質21に流れる電流を検出して、その電流値を出力電流としてμCOM6に対して出力する回路である。ヒータ制御部5は、ヒータ24を制御して固体電解質21を400℃以上に加熱する回路である。このヒータ制御部5は、後述するμCOM6によって制御される。
μCOM6は、処理プログラムに従って各種の処理を行う中央演算処理ユニット(以下CPU)61と、CPU61が行う処理のプログラムなどを格納した読出専用のメモリであるROM62と、CPU61での各種の処理過程で利用するワークエリア、各種データを格納するデータ記憶エリアなどを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM63と、を有し、これらがバスラインによって接続されている。
次に、上述した構成のガス濃度検出装置1の検出原理について説明する。まず、還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度とH2濃度との検出原理について説明する。本発明者らは、H2O=2%、H2=1%の還元雰囲気中、H2O=2%、H2=2%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて固体電解質21に対する印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を測定した。結果を図2及び図3に示す。なお、本実施形態においては、印加電圧のプラス(+)は電極22A側を陽極、電極22B側を陰極とする電圧を表し、電流のプラス(+)は電極22A側から電極22B側に流れる電流を表している。また、印加電圧のマイナス(−)は電極22A側を陰極、電極22B側を陽極とする電圧を表し、電流のマイナス(−)は電極22B側から電極22Aに流れる電流を表している。
図2及び図3(A)に示すように、電極22A側を陽極、電極22B側を陰極とする印加電圧が印加される第1象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、H2濃度に影響しない値であることが分かった。一方、図2及び図3(B)に示すように、電極22A側を陰極、電極22B側を陽極とする印加電圧が印加される第3象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、H2濃度が大きくなるに従って大きくなる。
次に、本発明者らは、H2=2%、CO2=10%、H2O=5%の還元雰囲気中、H2=2%、CO2=10%、H2O=10%の還元雰囲気中、H2=2%、CO2=10%、H2O=15%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を測定した。結果を図4及び図5に示す。図4及び図5に示すように、第1象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、H2O濃度が大きくなるに従って大きくなる。一方、図4に示すように、第3象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、H2O濃度に影響しない値であることが分かった。
さらに、本発明者らは、H2=2%、H2O=2%、CO2=0%の還元雰囲気中、H2=2%、H2O=2%、CO2=5%の還元雰囲気中、H2=2%、H2O=2%、CO2=10%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて固体電解質21に対する印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を測定した。結果を図6及び図7に示す。図6及び図7に示すように、第1象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、CO2濃度が大きくなるに従って大きくなる。一方、図6に示すように、第3象限において固体電解質21に流れる飽和電流の大きさは、CO2濃度に影響しない値であることが分かった。以上のことから第1象限の飽和電流領域である印加電圧0.3V〜0.8Vを印加したときの出力電流が水蒸気及びCO2の混合濃度に応じた値として得られることが分かった。また、第3象限の飽和電流領域である印加電圧−0.3V〜−0.8Vを印加したときの出力電圧がH2濃度に応じた値として得られることが分かった。
酸化雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度とH2濃度との検出原理については、上述した背景技術で既に説明してあるのでここでは詳細な説明は省略する。次に、雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別する方法について説明する。図8に示すように還元雰囲気中では固体電解質21の分解が印加電圧0.8Vを超えてから起こり、第1象限の飽和電流領域を逸脱する。この結果、印加電圧0.8Vを超えた範囲では、印加電圧の増加に従って出力電流も増加して大きな値となる。これに対して、酸化雰囲気中では固体電解質21の分解は還元雰囲気よりも大きい印加電圧1.8Vを超えてから起こる。このため、印加電圧0.8Vを超えた範囲において出力電流は還元雰囲気と酸化雰囲気とで大きな差が生じる。例えば、印加電圧1.2Vのとき還元雰囲気の出力電流は3mAを下回ることがなく、酸化雰囲気の出力電流は3mAを上回ることがない。そこで、本実施形態では、印加電圧1.2Vのときの出力電流が3mA以上であれば還元雰囲気と判別し、3mA未満であれば酸化雰囲気であると判別する。
次に、上記概略で説明したガス濃度検出装置1の詳細な動作を図9に基づいて参照して説明する。まず、電源のオンに応じてCPU61は、ステップS1〜S3に進んで、酸化・還元判別手段として働き、雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別する。即ち、CPU61は、定電圧回路3を制御して上述したように還元雰囲気中に固体電解質21に流れる電流が飽和する飽和領域よりも大きい、1.2V(=第3定電圧)の印加電圧を固体電解質21に印加する(ステップS1)。このとき、CPU61は、電極22Aを陽極、電極22Bを陰極となるように1.2Vの印加電圧を固体電解質21に印加するように定電圧回路3を制御する。次に、CPU61は、電流検出回路4から固体電解質21に流れる出力電流を取り込む(ステップS2)。その後、CPU61は、取り込んだ出力電流が3mA以上であれば(ステップS3でY)還元雰囲気と判別してステップS4〜S9に進んで還元雰囲気中のH2濃度と水蒸気及びCO2の混合濃度とを検出する。
即ち、CPU61は、第1電圧印加手段として働き、定電圧回路3を制御して印加電圧0.3V〜0.8V(=第1定電圧)を固体電解質21に対して印加する(ステップS4)。このとき、CPU61は、電極22Aが陽極、電極22Bが陰極となるように印加電圧を固体電解質21に印加するように定電圧回路3を制御する。次に、CPU61は、電流検出回路4から固体電解質21に流れる出力電流を取り込む(ステップS5)。そして、CPU61は、還元濃度検出手段として働き、ステップS5で取り込んだ出力電流に基づいて水蒸気及びCO2の混合濃度を検出する(ステップS6)。
次に、CPU61は、第1電圧印加手段として働き、定電圧回路3を制御して印加電圧−0.3V〜−0.8V(=第2定電圧)を固体電解質21に対して印加する(ステップS7)。このとき、CPU61は、電極22Aが陰極、電極22Bが陽極となるように印加電圧を固体電解質21に印加するように定電圧回路3を制御する。次に、CPU61は、電流検出回路4から固体電解質21に流れる出力電流を取り込む(ステップS8)。そして、CPU61は、還元濃度検出手段として働き、ステップS8で取り込んだ出力電流に基づいてH2濃度を検出した後(ステップS9)、ステップS1に戻る。
これに対して、CPU61は、取り込んだ出力電流が3mA未満であれば(ステップS3でN)酸化雰囲気と判別してステップS10〜S14に進んで酸化雰囲気中のH2濃度と水蒸気及びCO2の混合濃度とを検出する。即ち、CPU61は、第2電圧印加手段として働き、定電圧回路3を制御して印加電圧0.3V〜0.8V(=低電圧)を固体電解質21に対して印加する(ステップS10)。このとき、CPU61は、電極22Aが陽極、電極22Bが陰極となるように印加電圧を固体電解質21に印加するように定電圧回路3を制御する。
次に、CPU61は、第2電圧印加手段として働き、電流検出回路4から固体電解質21に流れる出力電流を取り込む(ステップS11)。その後、CPU61は、定電圧回路3を制御して印加電圧0.9V〜1.6V(=高電圧)を固体電解質21に対して印加する(ステップS12)。このとき、CPU61は、電極22Aが陽極、電極22Bが陰極となるように印加電圧を固体電解質21に印加するように定電圧回路3を制御する。次に、CPU61は、電流検出回路4から固体電解質21に流れる出力電流を取り込む(ステップS13)。
そして、CPU61は、酸化濃度検出手段として働き、ステップS11で取り込んだ出力電流とステップS13で取り込んだ出力電流との差から酸化雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度を検出すると共にステップS10で取り込んだ出力電流に基づいて酸化雰囲気中の酸素濃度を検出した後(ステップS14)、ステップS1に戻る。
上述したガス濃度検出装置1によれば、CPU61が、雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別し、還元雰囲気であると判別したときに定電圧回路3を制御して一対の電極22A、22B間、即ち固体電解質21に流れる電流が飽和するような電極22Aを陽極、電極22Bを陰極とする印加電圧0.3V〜0.8Vを印加し、このときの出力電流に基づいて還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度を検出する。これにより、還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度を検出することができる。
また、上述したガス濃度検出装置1によれば、CPU61が、還元雰囲気であると判別したときに定電圧回路3を制御して上記印加電圧0.3V〜0.8V、及び、固体電解質21に流れる電流が飽和するような電極22Aを陰極、電極22Bを陽極とする印加電圧−0.3〜−0.8V、を交互に印加し、印加電圧−0.3〜−0.8Vが印加されているときの出力電流に基づいてH2濃度を検出する。これにより、単一の限界電流式センサ2にて還元雰囲気中の水蒸気及びCO2の混合濃度の検出と、還元雰囲気中のH2濃度の検出と、の両者の検出を行うことができる。
また、上述したガス濃度検出装置1によれば、CPU61が、還元雰囲気中に固体電解質21に流れる電流が飽和する電圧領域0.3V〜0.8Vよりも大きい、電極22Aを陽極、電極22Bを陰極とする印加電圧1.2Vを印加したときの出力電流に基づいて、酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判定している。これにより、限界電流式センサ2を用いて酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別することができ、コストダウンを図ることができる。
上述したガス濃度検出装置1は、陶芸釜の還元雰囲気中の湿度管理に用いることができる。焼き物の色、焼き上がり状態は焼成中の還元雰囲気状態、湿度に影響されるので、それらをモニタすることで、生産管理の効率化が図れる。また、バイオマスプラントでの湿度管理に用いることができる。バイオマス燃料は有機物を発酵させ、メタンガスの抽出によって得られる。発酵工程で精度の高い湿度管理を行うことができれば製造工程の省エネルギー化を図ることができる。
なお、上述した実施形態によれば、ガス濃度検出装置1は、還元雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度に加えて還元雰囲気のH2濃度、酸化雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度、酸化雰囲気の酸素濃度を検出できるように構成されていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、還元雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度のみを検出できるようにしてもよいし、還元雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度とH2濃度のみを検出できるようにしてもよいし、還元雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度と酸化雰囲気の水蒸気及びCO2の混合濃度のみを検出できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかは固体電解質21に流れる出力電流に基づいて判定していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、特開平1−119749号公報に記載されているように、ガス温度の変動を受け入れず空気過剰率λ=1のところで抵抗が急減する電極対を固体電解質21の両面に設けて、電極対間の抵抗に基づいて判定することも考えられる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明によるガス濃度検出装置の一実施の形態を示す図である。 2O=2%、H2=1%の還元雰囲気中、H2O=2%、H2=2%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて固体電解質に対する印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を示すグラフである。 (A)はH2O=2%の還元雰囲気中のH2濃度を1%、2%と変えたときの第3象限における飽和電流を示すグラフであり、(B)はH2O=2%の還元雰囲気中のH2濃度を1%、2%と変えたときの第3象限における飽和電流を示すグラフである。 2=2%、CO2=10%、H2O=5%の還元雰囲気中、H2=2%、CO2=10%、H2O=10%の還元雰囲気中、H2=2%、CO2=10%、H2O=15%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて固体電解質に対する印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を示すグラフである。 2=2%、CO2=10%の還元雰囲気のH2O濃度を5%、10%、15%と変えたときの第1象限における飽和電流を示すグラフである。 2=2%、H2O=2%、CO2=0%の還元雰囲気中、H2=2%、H2O=2%、CO2=5%の還元雰囲気中、H2=2%、H2O=2%、CO2=10%の還元雰囲気中のそれぞれにおいて固体電解質に対する印加電圧を−1.5V〜+1.5Vの範囲で変えたときの出力電流を示すグラフである。 2=2%、H2O=2%の還元雰囲気のCO2濃度を0%、5%、10%と変えたときの第1象限における飽和電流を示すグラフである。 酸化雰囲気(H2=0%)、還元雰囲気(H2=2%)のそれぞれにおける印加電圧と出力電流との関係を示すグラフである。 図1のガス濃度検出装置を構成するCPUの処理手順を示すフローチャートである。 (A)は固定電解質に対する印加電圧と出力電流との関係を示すグラフであり、(B)は酸素濃度と出力電流との関係を示すグラフである。 CO2が混合された酸化雰囲気中のCO2濃度を0%、5%、10%、15%と変えたときの印加電圧と出力電流との関係を示すグラフである。 水蒸気(80.4g/m3)及びCO2が混合された酸化雰囲気中のCO2濃度を0%、5%、10%、15%と変えたときの印加電圧と出力電流との関係を示すグラフである。 CO2濃度を変化させたときのH2O濃度と出力電流との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 ガス濃度検出装置
2 限界電流式センサ
3 定電圧回路
21 固体電解質
22A 電極(電極対の一方)
22B 電極(電極対の他方)
23 アルミナ多孔質基板(ガス律速体)
61 CPU(酸化・還元判別手段、第1電圧印加手段、還元濃度検出手段、第2電圧印加手段、酸化濃度検出手段)

Claims (4)

  1. 還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出するガス濃度検出装置であって、
    酸素イオン伝導性を有する固体電解質、該固体電解質の両面に設けられた電極対、及び、前記固体電解質の一面に前記電極対の一方を挟んで設けられたガス律速体からなる限界電流式センサと、
    雰囲気が酸化雰囲気であるか還元雰囲気であるかを判別する酸化・還元判別手段と、
    前記電極対間に定電圧を印加する定電圧回路と、
    前記酸化・還元判別手段が還元雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする第1定電圧を印加する第1電圧印加手段と、
    前記第1電圧印加手段により前記第1定電圧が印加されているときに前記電極対間に流れる電流に基づいて前記還元雰囲気中の水蒸気及び二酸化炭素の混合濃度を検出する還元濃度検出手段と、
    を備えたことを特徴とするガス濃度検出装置。
  2. 前記第1電圧印加手段が、前記酸化・還元判別手段が還元雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記第1定電圧、及び、前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陰極、他方を陽極とする第2定電圧、を交互に印加するように設定され、
    前記還元濃度検出手段が、前記第1電圧印加手段により前記第2定電圧が印加されているときに前記電極対間に流れる電流に基づいて可燃性ガス濃度を検出するように設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のガス濃度検出装置。
  3. 前記酸化・還元判別手段が酸化雰囲気であると判別したときに前記定電圧回路を制御して前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする低電圧、及び、前記低電圧を印加したときよりも高い値で前記電極対間に流れる電流が飽和するような前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする高電圧、を交互に印加する第2電圧印加手段と、
    前記第2電圧印加手段により前記低電圧を印加したときに前記電極対に流れる電流、及び、前記高電圧を印加したときに前記電極対に流れる電流、の差に基づいて前記酸化雰囲気中の水蒸気及び前記二酸化炭素の濃度を検出する酸化濃度検出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス濃度検出装置。
  4. 前記酸化・還元判別手段は、前記還元雰囲気中に電極対間に流れる電流が飽和する電圧領域よりも大きい、前記電極対の一方を陽極、他方を陰極とする第3定電圧を印加したときの前記電極対間に流れる電流に基づいて判定するように設定されていることを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載のガス濃度検出装置。
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