JP2009250472A - エレベーターの空調機 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な方法で予め定めた設定内容で運転を継続させることのできるエレベーターの空調機の提供。
【解決手段】運転を設定する操作部を有し、設定内容に応じた出力信号を出力するリモートコントロール機器1と、乗かご2に設置されるとともに、出力信号を受信する受信部を有し、設定内容に基づき制御される空調機本体3とを備えたエレベーターの空調機において、乗かご2に、空調機本体3とは別に設置され、リモートコントロール機器1の出力信号を受信し、設定内容を読み取り記憶するとともに、空調機本体3に対し設定内容に応じた出力信号を予め定められる周期で繰り返し出力する運転補助手段4を備え、夜間の電源遮断や停電が発生し、復電時に一旦、空調機本体3が初期状態となっても、予め定められる1つの周期内に空調機本体3の設定が元に戻るようにしたものである。
【選択図】図1
【解決手段】運転を設定する操作部を有し、設定内容に応じた出力信号を出力するリモートコントロール機器1と、乗かご2に設置されるとともに、出力信号を受信する受信部を有し、設定内容に基づき制御される空調機本体3とを備えたエレベーターの空調機において、乗かご2に、空調機本体3とは別に設置され、リモートコントロール機器1の出力信号を受信し、設定内容を読み取り記憶するとともに、空調機本体3に対し設定内容に応じた出力信号を予め定められる周期で繰り返し出力する運転補助手段4を備え、夜間の電源遮断や停電が発生し、復電時に一旦、空調機本体3が初期状態となっても、予め定められる1つの周期内に空調機本体3の設定が元に戻るようにしたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベーターの空調機に係り、特に、リモートコントロール機器により運転を設定可能なエレベーターの空調機に関する。
従来、空調機として、室内の照明の点灯や消灯に連動して、運転の開始や停止を自動的に行うものがある(例えば、特許文献1参照)。また、室内の温度が設定範囲外であることを感知し、空調機の自動運転を強制的に開始させるものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−31385号公報
特開2000−74450号公報
しかしながら、前述した空調機では、電源が入っている場合にのみ、室内の照明の点灯・消灯、或いは、室温に連動して動作するものであり、夜間の電源遮断や停電により電源が一時的に消勢すると、運転の設定が解除され、復電時には初期状態となる。このような空調機をエレベーターの乗かごに取付けると、夜間の電源遮断や停電が発生した後に、必ず管理人等がエレベーターの乗かごに乗込み、リモートコントロール機器により空調機の運転を再設定する必要がある。また、空調機本体に、運転設定を保持する保持手段や、復電に応じて自動起動させる起動手段を設けることは技術的には可能であるが、一般的でないことから空調機の単価が高くなるという問題があるとともに、既存のエレベーターの空調機にこのような機能を付加することは困難であった。
本発明は、前述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、簡易な方法で予め定めた設定内容で運転を継続させることのできるエレベーターの空調機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、運転を設定する操作部を有し、設定内容に応じた出力信号を出力するリモートコントロール機器と、乗かごに設置されるとともに、前記出力信号を受信する受信部を有し、前記設定内容に基づき制御される空調機本体とを備えたエレベーターの空調機において、前記乗かごに、前記空調機本体とは別に設置され、前記リモートコントロール機器の出力信号を受信し、前記設定内容を読み取り記憶するとともに、前記空調機本体に対し前記設定内容に応じた出力信号を予め定められる周期で繰り返し出力する運転補助手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、乗かごに設置された運転補助手段は、まず、リモートコントロール機器の出力信号を受信し、空調機本体に対してなされた設定内容を読み取り記憶する。この後、運転補助手段は空調機本体に対し設定内容に応じた出力信号を予め定められる周期で繰り返し出力する。これにより、夜間の電源遮断や停電が発生し、復電時に一旦、空調機本体が初期状態となっても、予め定められる1つの周期内に空調機本体の設定が元に戻る。このように、設定内容を記憶するとともに、設定内容に応じた出力信号を周期的に出力する運転補助手段を乗かごに設置するという比較的簡易な方法で、夜間の電源遮断や停電が発生しても管理人が乗かごに赴くことを要せずに、予め定めた設定内容で運転を継続させることができる。
本発明によれば、設定内容を記憶するとともに、設定内容に応じた出力信号を周期的に出力する運転補助手段を乗かごに設置するという比較的簡易な方法で、夜間の電源遮断や停電が発生しても管理人が乗かごに赴くことを要せずに、予め定めた設定内容で運転を継続させることができる。これによって、管理人の労力の低減を図ることができるとともに、夜間の電源遮断や停電により初期設定になったまま運転が継続されるという事態を確実に回避することができる。また、運転補助手段は空調機本体とは別に設置されるものであることから、既存のエレベーターの空調機にも容易に対応することができる。
以下、本発明に係るエレベーターの空調機の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係るエレベーターの空調機の一実施形態を示す概略構成図、図2は図1の空調機の動作手順を示すフローチャートである。
本実施形態のエレベーターの空調機は図1に示すように、運転を設定する図示しない操作部を有し、設定内容に応じた出力信号、例えば赤外線Aを発光可能なリモートコントロール機器1と、乗かご2に設置されるとともに、赤外線Aを受光する図示しない受光部を有し、設定内容に基づき制御される空調機本体3とを備えている。また、前述のリモートコントロール機器1は、通常、乗かご1内に据付けられるものではなく、当該エレベーターが設置される建屋を管理する管理人が必要時にのみ持ち出し操作するものである。
そして、本実施形態の空調機は、乗かご2に、空調機本体3とは別に設置され、リモートコントロール機器1の出力信号、即ち赤外線Aを受光し、設定内容を読み取り記憶するとともに、空調機本体3に対し設定内容に応じた出力信号、例えば赤外線Bを予め定められる周期で繰り返し発光する運転補助手段4を備えている。この運転補助手段4は、例えば、リモートコントロール機器1から発光される赤外線Aを受光する受光素子4Aと、赤外線Bを発光する発光素子4Bと、赤外線Aの受光に基づき設定内容を読み取り記憶するとともに、空調機本体3に対し設定内容に応じた赤外線Bを予め定められる周期で繰り返し発光させる制御部4Cとを有してなっている。なお、運転補助手段4は、エレベーターの電源とは別の電源体で駆動されるものである。また、空調機本体3は、リモートコントロール機器1から発光される赤外線A、及び運転補助手段4の発光素子4Bから発光される赤外線Bのそれぞれを受光可能であり、赤外線Aに含まれる運転設定、及び赤外線Bに含まれる運転設定に基づき運転されるものである。
次に、本実施形態のエレベーターの空調機の動作手順を図2に基づき説明する。
運転補助手段4の制御部4Cは、手順S1として受光素子4Aによりリモートコントロール機器1から発光される赤外線Aに新たなコード、即ち設定内容が含まれているかどうかを判断する。このとき、新しい設定内容が含まれていることを判断すると、即ち、管理人が乗かご2に乗込み、リモートコントロール機器1により例えば室内温度設定を20度から18度に変更すると、制御部4Cは手順S2としてこの設定内容を記憶する。次に、手順S3に示すように前回の赤外線Bの受光から所定時間、例えば5分が経過したかを判断し、5分が経過したことを判断すると、手順S4として新しい設定内容、即ち室内温度設定を18度としたコードを含む赤外線Bを発光素子4Bから発光する。空調機本体3は発光素子4Bから発光される赤外線Bを定期的に受光し運転設定を更新する。そして、例えば停電が発生すると空調機本体3への電源供給が停止し、復電時に空調機本体3は一旦初期状態となる。しかし、停電期間中も運転補助手段4は設定内容に応じた赤外線Bを予め定められる周期、即ち5分間隔で繰り返し発光しており、復電後、運転補助手段4から赤外線Bが発光された時点で空調機本体3は管理人が所望し設定した設定内容で運転されることになる。
本実施形態によれば、設定内容を記憶するとともに、設定内容に応じた出力信号、即ち赤外線Bを周期的に出力する運転補助手段4を乗かご2に設置するという比較的簡易な方法で、夜間の電源遮断や停電が発生しても管理人が乗かご2に赴くことを要せずに、予め定めた設定内容で運転を継続させることができる。これによって、管理人の労力の低減を図ることができるとともに、夜間の電源遮断や停電により初期設定になったまま運転が継続されるという事態を確実に回避することができる。また、運転補助手段4は空調機本体3とは別に設置されるものであることから、既存のエレベーターの空調機にも容易に対応することができる。
1 リモートコントロール機器
2 乗かご
3 空調機本体
4 運転補助手段
4A 受光素子
4B 発光素子
4C 制御部
A、B 赤外線
2 乗かご
3 空調機本体
4 運転補助手段
4A 受光素子
4B 発光素子
4C 制御部
A、B 赤外線
Claims (1)
- 運転を設定する操作部を有し、設定内容に応じた出力信号を出力するリモートコントロール機器と、乗かごに設置されるとともに、前記出力信号を受信する受信部を有し、前記設定内容に基づき制御される空調機本体とを備えたエレベーターの空調機において、
前記乗かごに、前記空調機本体とは別に設置され、前記リモートコントロール機器の出力信号を受信し、前記設定内容を読み取り記憶するとともに、前記空調機本体に対し前記設定内容に応じた出力信号を予め定められる周期で繰り返し出力する運転補助手段を備えたことを特徴とするエレベーターの空調機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096313A JP2009250472A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | エレベーターの空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096313A JP2009250472A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | エレベーターの空調機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009250472A true JP2009250472A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41311372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008096313A Pending JP2009250472A (ja) | 2008-04-02 | 2008-04-02 | エレベーターの空調機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009250472A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114636220A (zh) * | 2022-04-02 | 2022-06-17 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯空调的控制方法、装置、计算机设备和存储介质 |
-
2008
- 2008-04-02 JP JP2008096313A patent/JP2009250472A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114636220A (zh) * | 2022-04-02 | 2022-06-17 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯空调的控制方法、装置、计算机设备和存储介质 |
CN114636220B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-08-25 | 日立楼宇技术(广州)有限公司 | 电梯空调的控制方法、装置、计算机设备和存储介质 |
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