JP2007058490A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

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雅也 端山
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Abstract

【課題】住宅で日常使用している空気調和機を利用することにより安価な防犯装置とし、住宅内に侵入することを思いとどまらせるようにした制御装置を提供する。
【解決手段】空気調和機の運転を制御するタイマー制御手段3と、居住者が外出中かどうかを設定する外出モード設定手段4と、室内機から室外機の送風ファンの運転を制御することが可能な室外ファン運転制御手段5と、室外機の送風ファン6からなり、外出モード設定手段4により居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外ファン運転制御手段5により、室外機の送風ファン6だけを運転させるとともに、赤外線信号送信手段10により、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯を点灯させるようにしたことにより、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機に具備した制御装置に関し、特に、居住者が外出中の防犯を目的とした制御に関するものである。
従来、住宅の防犯装置として、住宅内や住宅の周囲に人体検知センサを設けて、人体検知センサが作動した場合には、その検知信号を室内照明灯や音響機器に送信し、室内の照明灯を点灯させたり、室内の音響機器で音響を発生させたりして、侵入者が住宅内に侵入することを防止するようなシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−355390号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防犯装置の構成では、住宅の周囲に人体検知センサを設置する必要があり、また、室内の照明灯や音響機器にセンサの検知信号を送信するための送信手段が必要であるため、人体検知センサや送信手段の費用や設置工事の費用がかさむという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、住宅で日常使用している空気調和機を利用することにより安価な防犯装置とし、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることによって、住宅内に侵入することを思いとどまらせるようにした、空気調和機の制御装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機の制御装置は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外ファン運転制御手段により、室外機の送風ファンだけを運転させるとともに、赤外線信号送信手段により、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたものである。
これによって、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができるようになる。
本発明の空気調和機の制御装置は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外ファン運転制御手段により、室外機の送風ファンだけを運転させるとともに、赤外線信号送信手段により、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うことで、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。また、日常使用している空気調和機が利用できるので、新たに人体検知センサを設置したり、防犯専用の装置を設置する必要がないため、設置コストも安くできる。また、室外機の送風ファンだけを運転するので、ランニングコストも安くできる。
第1の発明は、空気調和機の運転を制御するタイマー制御手段と、居住者が外出中かどうかを設定する外出モード設定手段と、室内機から室外機の送風ファンの運転を制御することが可能な室外ファン運転制御手段と、空気調和機の運転状態や検出した温度などの情報を空気調和機のリモコンに表示するために室内機から赤外線リモコンの信号を送信することが可能な赤外線信号送信手段を備えた分離型空気調和機において、前記外出モード設
定手段により居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、前記室外ファン運転制御手段により、室外機の送風ファンだけを連続運転させるとともに、前記赤外線信号送信手段により、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯を点灯させるようにしたことにより、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
第2の発明は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外機の送風ファンだけを断続運転させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことにより、消費電力をおさえつつ侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
第3の発明は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、タイマーで設定された時間になると、室外機の送風ファンを運転、停止させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことにより、居住者の生活パターンに合わせた形で侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれかの発明のタイマー制御手段は、居住者が外出中と設定された場合には、室外機の送風ファンの運転開始時間及び運転終了時間が設定でき、そうでない場合には、空気調和機の運転開始時間及び運転終了時間が設定できるようにしたことにより、空気調和機のタイマー機能を利用することができ、室外機の送風ファン専用のタイマー機能を設ける必要がなくなる。
第5の発明は、特に、第1〜第4の発明の外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止や設定温度などの操作を行うためのリモコンにより設定できるようにしたことにより、外出モードの設定操作を容易に行うことができ、使い勝手をよくすることができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5の発明の外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止の操作を行うために室内機に設けられた本体運転スイッチにより設定できるようにしたことにより、外出モードを設定するための専用の操作スイッチなどを設ける必要がなくなる。
第7の発明は、特に、第1〜第6の発明の赤外線信号送信手段は、居住者が外出中と設定された場合には、送風ファンの運転に同期して室内照明灯の点灯や消灯を制御する信号を送信し、そうでない場合には、空気調和機の運転状態や検出した室内温度や屋外温度、湿度などの情報をリモコンに表示するための信号を送信するようにしたことにより、空気調和機の赤外線送信機能を利用することができ、室内照明灯を制御するための専用の装置を設ける必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における空気調和機の制御装置の構成図を示すものである。図1において、制御装置は空気調和機の運転を制御するタイマー制御手段3と、居住者が外出中かどうかを設定する外出モード設定手段4と、室内機から室外機の送風ファンの運転を制御することが可能な室外ファン運転制御手段5と、室外機の送風ファン6と、空気調和機の運転状態や検出した温度などの情報を空気調和機のリモコンに表示するために室内機から赤外線リモコンの信号を送信することが可能な赤外線信号送信手段10
を備えた構成をしている。
以上のように構成された空気調和機の制御装置について、以下その動作、作用を説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態における動作を示すフローチャートである。まず、スイッチ等の外出モード設定手段4により居住者が外出中かどうかを空気調和機に設定する(ステップST1)。設定された状態を室内機制御部9が判断し(ステップST2)、居住者が外出中でないと判断された場合は、通常の空気調和機の動作を行う(ステップST3)。
居住者が外出中であると判断された場合は、室内機制御部9は空気調和機が運転中であるか停止中であるかを判断し(ステップST4)、空気調和機が運転中であれば、通常の空気調和機の運転を継続する(ステップST3)。空気調和機が停止中であれば、室内機から室外機に対し、室外機の送風ファンのみを運転するように指示を送る(ステップST5)。この指示に基づいて、室外機の送風ファン6の運転が行われる(ステップST6)。またこの時、送風ファンの運転に同期して室内機の赤外線信号送信手段10から室内照明灯に信号を送信し、室内照明灯を点灯させる(ステップST7)。
以上のように、本実施の形態においては、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
また、本実施の形態の空気調和機は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外機の送風ファンだけを断続運転させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことにより、消費電力をおさえつつ侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
また、本実施の形態の空気調和機は、居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、タイマーで設定された時間になると、室外機の送風ファンを運転、停止させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことにより、居住者の生活パターンに合わせた形で侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができる。
また、本実施の形態のタイマー制御手段は、居住者が外出中と設定された場合には、室外機の送風ファンの運転開始時間及び運転終了時間が設定でき、そうでない場合には、空気調和機の運転開始時間及び運転終了時間が設定できるようにしたことにより、空気調和機のタイマー機能を利用することができ、室外機の送風ファン専用のタイマー機能を設ける必要がなくなる。
また、本実施の形態の外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止や設定温度などの操作を行うためのリモコンにより設定できるようにしたことにより、外出モードの設定操作を容易に行うことができ、使い勝手をよくすることができる。
また、本実施の形態の外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止の操作を行うために室内機に設けられた本体運転スイッチにより設定できるようにしたことにより、外出モードを設定するための専用の操作スイッチなどを設ける必要がなくなる。
また、本実施の形態の赤外線信号送信手段は、居住者が外出中と設定された場合には、送風ファンの運転に同期して室内照明灯の点灯や消灯を制御する信号を送信し、そうでない場合には、空気調和機の運転状態や検出した室内温度や屋外温度、湿度などの情報をリ
モコンに表示するための信号を送信するようにしたことにより、空気調和機の赤外線送信機能を利用することができ、室内照明灯を制御するための専用の装置を設ける必要がなくなる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機の制御装置は、侵入者に居住者が住宅内にいると思わせることができ、住宅内に侵入することを思いとどまらせることができるので、防犯専用の装置を設置する必要もなく、安価に防犯機能を実現することが可能となるので、防犯対策に貢献できる空気調和機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の制御装置の構成図 本発明の実施の形態1における動作を示すフローチャート
符号の説明
3 タイマー制御手段
4 外出モード設定手段
5 室外ファン運転制御手段
6 室外機送風ファン
9 室内機制御部
10 赤外線信号送信手段

Claims (7)

  1. 空気調和機の運転を制御するタイマー制御手段と、居住者が外出中かどうかを設定する外出モード設定手段と、室内機から室外機の送風ファンの運転を制御することが可能な室外ファン運転制御手段と、空気調和機の運転状態や検出した温度などの情報を空気調和機のリモコンに表示するために室内機から赤外線リモコンの信号を送信することが可能な赤外線信号送信手段を備えた分離型空気調和機において、前記外出モード設定手段により居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、前記室外ファン運転制御手段により、室外機の送風ファンだけを連続運転させるとともに、前記赤外線信号送信手段により、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯を点灯させるようにしたことを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、室外機の送風ファンだけを断続運転させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことを特徴とした請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
  3. 居住者が外出中と設定された場合、空気調和機の運転が停止中であっても、タイマーで設定された時間になると、室外機の送風ファンを運転、停止させるとともに、送風ファンの運転に同期して室内機から室内照明灯の点灯や消灯を行うようにしたことを特徴とした請求項1に記載の空気調和機の制御装置。
  4. タイマー制御手段は、居住者が外出中と設定された場合には、室外機の送風ファンの運転開始時間及び運転終了時間が設定でき、そうでない場合には、空気調和機の運転開始時間及び運転終了時間が設定できるようにしたことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機の制御装置。
  5. 外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止や設定温度などの操作を行うためのリモコンにより設定できるようにしたことを特徴とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機の制御装置。
  6. 外出モード設定手段は、空気調和機の運転、停止の操作を行うために室内機に設けられた本体運転スイッチにより設定できるようにしたことを特徴とした請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機の制御装置。
  7. 赤外線信号送信手段は、居住者が外出中と設定された場合には、送風ファンの運転に同期して室内照明灯の点灯や消灯を制御する信号を送信し、そうでない場合には、空気調和機の運転状態や検出した室内温度や屋外温度、湿度などの情報をリモコンに表示するための信号を送信するようにしたことを特徴とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気調和機の制御装置。
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