JP2009250267A - フィルム逆止弁および風船構造体 - Google Patents

フィルム逆止弁および風船構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】 風船構造体に空気を封入する際のストローを不要とするフィルム逆止弁の提供。
【解決手段】 フィルム逆止弁は、可撓性のフィルムで作られた筒状の弁本体6aと、その弁本体6aの後端部にフィルムで一体に突設され、後端部分の口径を拡大して、その後端開口内に人の口が当接できる程度大きく形成した空気吹込み口8が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体と、2枚の可撓性シートを互いに接合して形成した弁本体を風船本体の膜体に貫通させたフィルム逆止弁とを有する風船構造体に関する。
従来から、イベント等でキャラクター宣伝用として表面にイラストや写真などを表現した風船が使用されている。このような風船は、可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体と、風船本体の一部に設けたフィルム逆止弁とを有する構造体(以下、風船構造体という。)になっている。
図8は従来の風船構造体の1例を示す正面図である。風船構造体1は可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体2と、風船本体2に設けたフィルム逆止弁3を備えている。フィルム逆止弁3から風船本体2の内部に空気を封入することにより、図示のような立体的な風船形態が形成される。フィルム逆止弁3は2枚の可撓性シートを互いに接合して形成した弁本体6aにより構成されている。なお図示の例は比較的平坦な頭部4と底部5を有するキャラクター宣伝用の風船構造体1である。
図8の従来の風船構造体1において、フィルム逆止弁3を通して風船本体2内に空気を封入するには、先ず筒状の比較的硬質なストローTを用意し、そのストローTを風船本体2の外側から弁本体6aに挿通する。次にストローTの後端に口を付けて空気を吹き込むことにより、風船本体2が目的とする立体的な風船形態になる。
次いで、空気の吹き込み後にストローTを弁本体6aから引き抜くと、風船本体2の内側に延長した弁本体2の部分が風船本体2内の圧力により押しつぶされる。それによって2枚の可撓性シートは互いに密着するので、風船本体2に吹き込んだ空気が弁本体6aを通じて外部に漏洩することを防止している。
しかし、従来の風船構造体1を構成するフィルム逆止弁3は、空気の封入に際してストローTを用意しなければならない。そのためストローTの保管や取り扱い等の煩雑性が避けられず、その改善が要望されていた。そこで本発明はこのような問題を解決することを課題とし、ストローTを用いることなく簡単に空気を吹き込めるフィルム逆止弁および風船構造体を提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、可撓性のフィルムで作られた筒状の弁本体6aと、その弁本体6aの後端部にフィルムで一体に突設され、後端部分の口径を拡大して、その後端開口内に人の口が当接できる程度大きく形成した空気吹込み口8が設けられていることを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、前記空気吹込み口8は、後端に向かってテーパー状に口径が拡大するテーパー部9を有することを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、前記空気吹込み口8は、前記弁本体6aを形成する2枚の可撓性シートを互いに離反してその間から空気を吹き込むためのシート未接合部12が設けられていることを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項4に記載の本発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記弁本体6aは2枚の方形状の可撓性シートを互いに接合して形成され、弁本体6aの後端部分の口径が拡大するように接合して構成されたことを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項5に記載の本発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、弁本体6aの内部に口径が絞られた逆流防止部10が形成されていることを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項6に記載の本発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、弁本体6aの内面に溶着防止剤11が塗布されていることを特徴とするフィルム逆止弁である。
請求項7に記載の本発明は、可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体2と、その風船本体に貫通する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のフィルム逆止弁を備えたことを特徴とする風船構造体である。
本発明のフィルム逆止弁は、請求項1に記載のように、可撓性のフィルムで作られた筒状の弁本体6aと、その弁本体6aの後端部にフィルムで一体に突設され、後端部分の口径を拡大して、その後端開口内に人の口が当接できる程度大きく形成した空気吹込み口8が設けられていることを特徴とする。このように口径の拡大された空気吹込み口8を設けることにより、その空気吹き込み口に直接口を付けて空気を吹き込むことが可能になるので、従来のフィルム逆止弁に用いられていたストローを用意する必要がない。
上記フィルム逆止弁において、請求項2に記載のように、空気吹込み口には、後端に向かってテーパー状に口径が拡大するテーパー部を設けることができる。このようなテーパー部を設けることにより、口を付ける拡大部を容易に形成することができる。
上記いずれかのフィルム逆止弁において、請求項3に記載のように、前記空気吹込み口に、前記弁本体を形成する2枚の可撓性シートを互いに離反してその間から空気を吹き込むためのシート未接合部を設けることができる。このような離反部を設けると、空気吹込み口8を容易に広げることができる。さらに空気吹込み口をそれほど拡大しなくても容易に空気を吹き込むとこができる。
さらに上記いずれかのフィルム逆止弁において、請求項4に記載のように、2枚の方形状の可撓性シートを互いに接合して前記弁本体を形成し、その際、風船本体の外側に突出する弁本体の後端部分の口径が拡大するように接合することができる。このように構成すると、方形に切断した可撓性シートで口径の拡大した部分を有する弁本体を形成できるので、大きな面積の可撓性シートから無駄なく多数の弁本体を作ることができる。
さらに上記いずれかのフィルム逆止弁において、請求項5に記載のように、前記弁本体の内部に口径が絞られた逆流防止部を形成することができる。このような逆流防止部を形成すると、風船本体等に空気を封入する際に、空気の一部が逆流する可能性を低減できる。
さらに上記いずれかのフィルム逆止弁において、請求項6に記載のように、弁本体の内面に溶着防止剤を塗布することができる。このように溶着防止剤を塗布すると、風船構造体の製造過程において、風船本体に弁本体を溶着する際に、溶着熱により2枚の可撓性シートが互いに全面的に溶着して閉鎖することを防止できる。
次に、本発明の風船構造体は、可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体2と、その風船本体に貫通する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のフィルム逆止弁を備えたものである。このように構成することにより、従来の風船構造体に用いられていたストローを用意する必要がない
次に、図面に基づいて本発明の最良の実施形態を説明する。図1は本発明のフィルム逆止弁6を有する風船構造体の1例を示す正面図である。風船構造体1は風船本体2とフィルム逆止弁6を備えている。即ち、風船本体2は可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体2と、2枚の細長い可撓性シートを互いに接合して形成した弁本体6aを風船本体2の膜体に貫通させたフィルム逆止弁6とを備えている。
風船本体2を形成する可撓性の膜体としては、例えば可撓性の塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等のプラスチックシートを使用することができる。弁本体6aを形成する可撓性シートも同様な可撓性の塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン等のプラスチックシートを使用することができる。
図2は、図1に示すフィルム逆止弁6の部分拡大断面図である。フィルム逆止弁6を構成する弁本体6aは、風船本体2にその貫通部で溶着により固着されており、風船本体2の外側に突出する弁本体6aの後端部分に口径が拡大した空気吹込み口8が設けられる。この空気吹込み口8は弁本体6aの後端に向かってテーパー状に口径が拡大するテーパー部9により形成されている。なお2枚の細長い可撓性シートはその縁部を互いに溶着して形成される。
風船本体2の内側に突出する弁本体6aの部分は、その内部に口径がテーパー状に絞られた筒状の逆流防止部10が形成されている。この逆流防止部10は弁本体6aと同様な材料で作られ、弁本体6aの内側に溶着や接着により固着される。さらに、風船本体2を貫通する弁本体6aの内面には溶着防止剤11が一例として十字状に塗布されている。
次に上記風船構造体1の風船本体2に空気を吹き込む方法を説明する。図3は空気吹き込み部8を利用してフィルム逆止弁6に空気を吹き込んでいる状態を示す斜視図である。空気の吹き込みに際して、先ず両手で空気吹込み口8を丸く広げ、次にその広げた部分の開口内に人の口を付けて弁本体6aに空気を吹き込む。空気吹込み口8に連なる弁本体6a部分は2枚の可撓性シートを重ね合わせて形成されているので、常時は2枚の可撓性シートが重なって全体が偏平になっている。しかし空気の吹き込み時には空気の圧力で偏平な弁本体6aが円形に変形し、弁本体6aの内部を空気が流通できるようになる。
図4は図3に示す方法で、風船本体2の内部に空気を吹き込んでいる状態を示す図である。なお図4は図3に示すフィルム逆止弁6の部分のIV−IV矢視断面図として示しており、矢印は空気の流通方向である。
図5は、フィルム逆止弁6の他の例を図2に準じて示す拡大図である。図5の例が図2の例と異なる部分は空気吹き込口8の構造であり、そのほかは同様に構成される。従って、図2と同じ部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示すフィルム逆止弁6は、空気吹込み口8が弁本体6aの後端に向かってテーパー状に口径が拡大するテーパー部9と、弁本体6aを形成する2枚の可撓性シートを互いに離反したシート未接合部12により構成され、シート未接合部12はテーパー部9の後端から延長している。
図5の空気吹込み口8から風船本体2に空気を吹き込むには、先ずシート未接合部12の2枚の可撓性シートを両手で広げ、その広げた間に、人の口を付けて空気を吹き込めばよい。空気吹込み口8をこのように構成すると、前記のように空気吹込み口8を容易に広げることができる。
図6はフィルム逆止弁6のさらに他の例を図2に準じて示す拡大図である。図6の例が図2の例と異なる部分は弁本体6aの構造であり、そのほかは同様に構成される。従って、図2と同じ部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図6の弁本体6aは、2枚の方形状の可撓性シートを互いに接合して形成される。その接合に際しては、風船本体2の外側に突出する弁本体6aの後端部分の口径が拡大するように接合する。すなわち図6の示すように、弁本体2の風船本体2内側から外側の途中までは空気流通路を形成する小口径部分を形成するように幅の広いシート接合部13を形成し、空気吹込み口8を形成する部分はテーパー部9を形成して口径(空気流通路の口径)が拡大するように次第に幅が狭くなるシート接合部14を形成する。図6のように形成した空気吹込み口8も実質的に図2に示す空気吹込み口8と同様な操作により空気を吹き込むことができる。
次に図7は、図6の変形例であり、図6と異なる点は、溶着部を各縁部分のみにしたものである。それと共に、逆流防止部10を上下非対称に段差状に形成し、逆流防止効果を高めたものであり、さらに後端部にシート未接合部12を設けたものである。
本発明のフィルム逆止弁および風船構造体は、キャラクター宣伝用などに用いられる風船構造体として利用できる。
本発明のフィルム逆止弁6を有する風船構造体の1例を示す正面図。 図1に示すフィルム逆止弁6の部分の拡大断面図。 図2に示すフィルム逆止弁6に空気を吹き込んでいる状態を示す斜視図。 図3のようにして、フィルム逆止弁6を介して風船本体2に空気を吹き込んでいる状態を示す断面図。
本発明のフィルム逆止弁6の他の例を図2に準じて示す拡大断面図。 本発明のフィルム逆止弁6のさらに他の例を図2に準じて示す拡大断面図。 本発明のフィルム逆止弁6のさらに他の例を図2に準じて示す拡大断面図。 従来のフィルム逆止弁3付き風船構造体を示す正面図。
符号の説明
1 風船構造体
2 風船本体
3 フィルム逆止弁
4 頭部
5 底面
6 フィルム逆止弁
6a 弁本体
8 空気吹込み口
9 テーパー部
10 逆流防止部
11 溶着防止剤
12 シート未接合部
13,14 シート接合部
T ストロー

Claims (7)

  1. 可撓性のフィルムで作られた筒状の弁本体6aと、その弁本体6aの後端部にフィルムで一体に突設され、後端部分の口径を拡大して、その後端開口内に人の口が当接できる程度大きく形成した空気吹込み口8が設けられていることを特徴とするフィルム逆止弁。
  2. 請求項1において、前記空気吹込み口8は、後端に向かってテーパー状に口径が拡大するテーパー部9を有することを特徴とするフィルム逆止弁。
  3. 請求項1または請求項2において、前記空気吹込み口8は、前記弁本体6aを形成する2枚の可撓性シートを互いに離反してその間から空気を吹き込むためのシート未接合部12が設けられていることを特徴とするフィルム逆止弁。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前記弁本体6aは2枚の方形状の可撓性シートを互いに接合して形成され、弁本体6aの後端部分の口径が拡大するように接合して構成されたことを特徴とするフィルム逆止弁。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかにおいて、弁本体6aの内部に口径が絞られた逆流防止部10が形成されていることを特徴とするフィルム逆止弁。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、弁本体6aの内面に溶着防止剤11が塗布されていることを特徴とするフィルム逆止弁。
  7. 可撓性の膜体で作られた密閉性で袋状の風船本体2と、その風船本体2に貫通する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のフィルム逆止弁を備えたことを特徴とする風船構造体。
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