JP2009250132A - 冷却装置及び電子機器 - Google Patents

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Takashi Kayama
俊 香山
Yukiko Shimizu
有希子 清水
Takashi Sawada
高志 澤田
Atsuhiko Hirata
篤彦 平田
Takeshi Kamiya
岳 神谷
Midori Sunaga
みどり 須永
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】吐出流量を向上させると共に吐出させる際の騒音の発生を抑制できる冷却装置及び電子機器を提供すること。
【解決手段】冷却装置15のポンプ室36から噴出した気体を一端18aから流入させ、他端18bから吐出するまでに慣性効果を持たせる第1の流路24を具備することとしたので、吐出した気体は慣性を有しており、それにより先行技術文献1のような逆流を防止でき、吐出される流量も多くすることが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば携帯型ビデオカメラなどの携帯型電子機器に搭載されたハードディスクドライブなどを冷却するために用いられる冷却装置及び電子機器に関する。
従来から、携帯型電子機器に搭載された電子部品を冷却するための技術として、冷却ファンにより筺体内を強制排気することがよく知られている。
しかしながら、このようなファンによる空気の強制排気ではファンや通気路確保のために容積が大きくなり、最近の携帯型電子機器の小型化や薄型化を阻害する要因となっている。また、ファンから発生する騒音の問題もある。
これらを解決する技術として、例えばトランスジューサの動作が駆動体を屈曲させるように構成された超音波駆動体と、当該トランスジューサ若しくは基板上に配設されるか、又はトランスジューサ若しくは基板と一体に形成される第1膜体と、駆動体と略平行に取り付けられると共に、駆動体から所与の距離だけ離隔された第2膜体とを有し、膜体の1つは有孔であり、これによりトランスジューサを駆動した際の駆動体の超音波屈曲が有孔膜体を経てガス流を生じさせるようなガス流発生器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特表2006−522896号公報(段落[0006]、図19b,図20b)
上記したガス流発生器をヒートシンクと一緒に用いることで、例えば特許文献1の図20bに示すように当該ガス流発生器が二重ヒートシンクの上面から短い距離だけ隔てられている場合は、当該有孔膜体の面に沿って流れるガスは、該ヒートシンクの上面に沿ってチャンネル内を流れる。また、有孔膜体からのジェット流は当該ヒートシンクの中心を経て通過し、次いで、ヒートシンクの下面上のチャンネルを経て通過してヒートシンクを冷却することができる。
しかし、当該ガス流発生器は吐出されるガスの慣性が不十分であってヒートシンクの中心で、逆流が生じ、十分な流量が得られないという問題が考えられる。
また、吐出の流量が十分でないなどの原因から、吐出の際に風切り音や吐出する孔付近の振動による振動音などが生じるという問題も考えられる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、吐出流量を向上させると共に吐出させる際の騒音の発生を抑制できる冷却装置及び電子機器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却装置は、外部から流体を導入し、内部から流体を噴出する圧電ポンプ部と、前記噴出した流体を一端から流入させて慣性を生じさせ、他端から吐出させる流路部とを具備する。ここで、「流体」とは例えば空気などの気体をいうが、これに限られるものではなく電子部品などを冷却できるものであればよい。
本発明では、圧電ポンプ部から噴出した流体を一端から流入させ、他端から吐出するまでに慣性効果を持たせる流路部を具備することとしたので、吐出した流体は慣性を有しており、それにより先行技術のようなヒートシンク中での逆流を防止でき、吐出される流量も多くすることが可能となる。また、吐出口から慣性力を有して流体が吐出するので吐出する際の風切り音や吐出口付近の振動による騒音の発生が抑制される。しかも、圧電ポンプは薄型化が容易に可能であることから、本発明に係る冷却装置が搭載される例えば携帯型電子機器の小型薄型化に寄与することが十分可能である。
前記流路部は、前記一端で流体が流入する流入口から前記他端で流体が吐出する第1の吐出口までの管状の内壁により形成された第1の流路を有する。これにより、流体が第1の流路を流れるときにその管状の内壁により流れが整えられて、その流れを維持しようとする慣性が生じ、慣性効果が得られる。
前記第1の流路は、前記流入口から第1の吐出口までの間の少なくとも一部で同じ内径で形成された流路を有する。これにより、同じ内径の所定の長さの流路を流体が流れることでその流れが整流され、その流れを維持しようとする強い慣性力が生じ、吐出口から当該慣性効果の生じた流体が吐出されることとなる。
前記第1の流路は、前記第1の吐出口から前記流入口側に向かって内径が小さくなるように形成されている第1の内径部を有する。これにより、前記第1の流路を通過する流れは減速しながら圧力回復して吐出されるので、流量を向上させることが可能となる。なお、第1の内径部は当該第1の流路の一部であってもよいし、その全体であってもよい。
前記第1の内径部は、直線的に内径が小さくなるように形成されていてもよいし、曲線的に内径が小さくなるように形成されていてもよい。曲線的に内径が小さくなるように形成されていると、前記第1の流路を通過する流れはより滑らかに減速しながら圧力回復して吐出されるので、さらに流量を向上させることが可能となる。
前記第1の流路は、前記流入口から形成され、前記第1の内径部の前記流入口側に連続する第2の内径部を有し、前記第2の内径部は、前記同じ内径で形成された流路である。これにより、流入口側の第2の内径部により整流された流体が、第1の内径部に連続的に流れ込み、そこで流れが外側に広がりながら吐出口での流れの乱れを抑制されて吐出できるので、より吐出口からの吐出流量を多くできる。
前記流路部は、前記一端から前記他端までの外径が当該一端から他端に進むに従って小さくなるように形成されている。これにより、吐出口周辺の流体の流れが吐出方向に沿うような流れとなるので、より吐出口での流体の乱れが抑制され、流量が増加する。
前記圧電ポンプ部は、前記流体を内部に導入し、かつ、内部から流体を噴出するための共通の孔が設けられ圧電体によって駆動されるポンプ室を有し、前記冷却装置は、外部から流体を導入する第2の流路を形成できるように前記ポンプ室を覆う壁体を更に具備し、前記壁体は、前記孔に対向し、前記流入口と連通する開口部を有する。このような共通の孔及び流入口と連通する開口部によりベンチュリーノズルを構成することで、前記第2の流路を通って確実に外部から吸入することができる。
前記流路部は、少なくとも前記開口部と一体的に形成されている。これにより、部品点数を減らすことができ、また流路部を壁体に接続する工程も不要とでき、製造コストなどの低減が図れる。
前記冷却装置は、少なくとも前記第1の吐出口を収容し、当該第1の吐出口の中心とずれた中心を有するように離間する第2の吐出口が設けられた流路室を更に具備する。これにより、少なくとも第1の吐出口が流路室に収容されており、第1の吐出口から騒音が発生しても、第2の吐出口でその音波が反射するため、騒音が外部に漏れるのを抑制できる。また、第2の吐出口の位置が第1の吐出口からずれているので、第1の吐出口から騒音が発生してもより確実に当該流路室の外部に漏れるのを抑制できる。
前記第2の吐出口は、前記第1の吐出口と平面的に異なる位置に設けられている。これにより、完全に第1の吐出口と第2の吐出口とは重なっていないので第1の吐出口からの騒音が直接に第2の吐出口から外に漏れることを軽減でき、冷却装置全体からの騒音の発生をより少なくすることが可能となる。
本発明に係る電子機器は、外部から流体を導入し、内部から流体を噴出する圧電ポンプ部と、前記噴出した流体を一端から流入させて慣性を生じさせ、他端から吐出させる流路部とを有する冷却装置と、前記流路部から吐出された流体に基づいて冷却される電子部品とを具備する。
本発明は、冷却装置が圧電ポンプ部から噴出した流体を一端から流入させ、他端から吐出するまでに慣性効果を持たせる流路部を有することとしたので、吐出した流体は慣性を有しており、吐出される流量を多くできるので、電子機器の電気的信頼性をより向上させることが可能となる。また、吐出口から慣性力を有して流体が吐出するので吐出する際の風切音や吐出口付近の振動による騒音の発生が抑制され、電子機器での騒音の発生防止が図れる。
前記流路部は、前記一端に流体が流入する流入口と前記他端に慣性が生じた流体が吐出する第1の吐出口とを有し、前記冷却装置は、前記流路部を収容し、前記第1の吐出口と平面的に異なる位置に第2の吐出口が設けられた流路室を有する。これにより、完全に第1の吐出口と第2の吐出口とは重なっていないので第1の吐出口からの騒音が直接に第2の吐出口から外に漏れることを軽減でき、電子機器からの騒音の発生をより少なくすることが可能となる。
以上のように、本発明によれば、騒音の発生の抑制に優れ、冷却を効率的に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る携帯型電子機器の構成を示す要部分解斜視図、図2はその携帯型電子機器のマイクロフォン及びレンズを含めた断面図、図3はその電子機器の外観図である。ここでは、携帯型電子機器として、携帯型ビデオカメラを例に取っているが、勿論携帯電話やその他の電子機器であってもかまわない。
これらの図に示すように、携帯型ビデオカメラ1では、撮像した被写体映像はカメラ本体2の筺体3内に搭載されたHDD(Hard Disk Drive)ユニット5によってビデオ記録・再生などが行われる。
ここで、図3において、4はカメラ部のレンズ、6は撮像時の集音用のマイクロフォン、7はカメラ本体2に回転可能に枢着されたモニタ兼ファインダとなるLCD(Liquid Crystal Display)などの表示部、8は接眼部、9は操作釦群であり、筺体3の底部10には冷却装置15が配置されている。
HDDユニット5のケーシング5aは表側(図1では裏側)がアルミダイカスト等で鋳造した金属部であり、裏側(図1では表側)は駆動用プリント基板で構成されているものが多いので表側の金属部分を下側にして熱伝達シート21aを介して、熱伝導率の高い、例えば銅等の金属から成る熱伝達部20に接合される。
熱伝達部20は帯状銅板の両端を互いに反対方向に折り曲げた形状とし、一方の折曲片20aに熱伝達シート21aを接合し、HDDユニット5に固定する。他方の折曲片20bにも、熱伝達シート21bを接合し、該熱伝達シート21bを密閉ケーシング19の上面に接合して、図2に示すようにHDDユニット5を密閉ケーシング19上に固定させる。
密閉ケーシング19及び冷却装置15はビス23を介して筺体3の底部10に固定される。従って、HDDユニット5で高温度に温められた熱は熱伝達部20に伝達され、この熱が冷却装置15により冷却される。
図4は冷却装置の構成を示す断面図である。
図4に示すように、冷却装置15は、外部から流体としての気体を導入し、内部から気体を噴出する圧電ポンプ部16、その圧電ポンプ部16を覆う壁体17及び圧電ポンプ部16から噴出した気体を一端18aから流入させてその空気に慣性を生じさせ、他端18bから吐出させる流路部18を有する。
図5は冷却装置の分解斜視図である。
ここで圧電ポンプ部16は、図4及び図5に示すように上から順に、外部からの気体を導入する第2の流路31を壁体17との間に形成するための介挿板35、ポンプ室36の天板37、ポンプ室36内の空間を形成するための介挿板38、ダイヤフラム39、ダイヤフラム39の裏面に取り付けられた圧電素子40及び保護リング41を有する。
介挿板35は、例えば略矩形状であり、第2の流路31を形成するために十字の打ち抜き部43を有する。ベンチュリーノズル部43aは壁体17に設けられた開口部42に対応した位置、つまり介挿板35の中央(十字状の打ち抜き部43の交差部)に形成される。
ポンプ室36の天板37は、例えば正方形の各角部が切り取られた8角形の形状をなしている。これらの正方形の各角部が切り取られた部分44は、壁体17の内壁との間で第2の流路31を形成する。天板37は、気体を内部に導入し、かつ、内部から気体を噴出するための共通の孔45が設けられている。すなわち、第2の流路31からポンプ室36内に気体を導入すると共に、ポンプ室36内から開口部42、流路部18の流入口を介して折曲片20b側に気体を噴出するための孔45が設けられている。
ポンプ室36内の空間を形成するための介挿板38も、上記の天板37と同様の形状をなし、切り取られた部分46は、壁体17の内壁17aとの間で第2の流路31を形成する。介挿板38は、ポンプ室36としてある程度空間を形成するための厚さを有する。
ダイヤフラム39も、上記の天板37と同様の形状をなし、切り取られた部分47は、壁体17の内壁17aとの間で第2の流路31を形成する。1辺から水平方向に突起した突起部48は、圧電素子40への配線パターンが形成されている。
圧電素子40は、例えば円形をなし、印加された電圧(交番電圧)に応じて振動する。
図6は、この圧電素子の制御系の概略構成を示すブロック図である。
制御部49が例えば図6に示すように筺体3内の温度検出センサ50により検出された温度に応じた電圧値の電圧を圧電素子40に印加するように電源供給部51により制御している。印加する電圧の周波数としては、例えば非可聴音領域である22kHz以上であることが騒音抑制の観点から好ましい。なお、図示はしないが圧電素子40とダイヤフラム39との間にそれらを接合する機能を有する中間板を設けてもよい。
保護リング41は、上記の天板37などと同様の形状をなし、切り取られた部分52は、壁体17の内壁17aとの間で第2の流路31を形成する。
壁体17は、ポンプ室36との間で第2の流路を形成できるように当該ポンプ室を覆う例えば略箱形状であり、この壁体17の中央には流路部18の後述する流入口と連通する開口部42が設けられている。
流路部18は、例えば図4及び図5に示すように一端18aで気体が流入する流入口24aから他端18bで気体が吐出する第1の吐出口24bまでの内壁24cにより形成された第1の流路24を有する。また外形は、中央に第1の流路24を有する直管状をなし、その内径も流入口24aから第1の吐出口24bまで同じ大きさとなっている。
そして、例えば図4に示すように壁体17の開口部42と第1の流路24の流入口24aとが同じ内径で形成されており、丁度重なるように接続されている。
これにより、ポンプ室36から噴出された気体は孔45、開口部42及び流入口24aを介して第1の吐出口24bから吐出されることとなる。
次に、このように構成された冷却装置の想定される動作を図7(a)〜(e)に基づき説明する。
図7(a)〜(e)は、冷却装置の動作を説明するための図である。
図7(a)に示す状態において、圧電素子40に交番電圧を印加することにより、図7(b)に示すようにダイヤフラム39を屈曲変形させ、ポンプ室36の容積を増加させる。これにより、外気を導入口25から第2の流路31内に導入し孔45を介してポンプ室36内に取り入れる。
図7(c)及び図7(d)に示すようにダイヤフラム39を屈曲変形させ、ポンプ室36の容積を減少させる。これにより、孔45を介してポンプ室36内の空気が壁体17の開口部42に向けて吐出され、そのまま流入口24aから第1の流路24内に入る。
そして、例えば図7(d)に示すように第1の流路24内の同じ内径に形成された内壁24cにより流れる気体の移動方向が整えられ、その方向に慣性が生じることとなる。
第1の流路24を流れた気体はやがて第1の吐出口24bから外部に吐出することとなるが、吐出される気体の流量は上述した慣性が生じている分損失がなく全体として吐出流量は増加することとなる。
また、そのとき孔45及び第1の吐出口24bにより構成されたベンチュリーノズルにより、第2の流路31内の空気を同時に第1の吐出口24bから噴出し、流量の更なる増大を図っている。この結果、図2に示す密閉ケーシング19に空気を噴き付けて、熱伝達部20を介してHDDユニット5を冷却する。
図7(e)に示すようにダイヤフラム39を屈曲変形させ、再びポンプ室36の容積を増加させる。これにより、第2の流路31を介して再び外気を孔45からポンプ室36内に取り入れる。なお、この間も第1の流路を流れた気体は、第1の吐出口から外部に吐出され続ける。
このように本実施形態によれば、冷却装置15のポンプ室36から噴出した気体を一端18aから流入させ、他端18bから吐出するまでに慣性効果を持たせる第1の流路24を具備することとしたので、吐出した気体は慣性を有しており、それにより先行技術文献1のような逆流を防止でき、吐出される流量も多くすることが可能となる。
また、流路部18の一端18aで気体が流入する流入口24aから他端18bで気体が吐出する第1の吐出口24bまでの管状の内壁24cにより形成された第1の流路24を有することとしたので、気体が第1の流路24を流れるときにその管状の内壁24cにより流れが整えられて、その流れを維持しようとする慣性が生じ、慣性効果が得られる。
さらに圧電ポンプ部16は、気体を内部に導入し、かつ、内部から気体を噴出するための共通の孔45が設けられ圧電素子40によって駆動されるポンプ室36を有し、当該ポンプ室36との間で外部から気体を導入する第2の流路31を形成できるようにポンプ室36を覆う壁体17を更に具備する。したがって、共通の孔45及び連通する開口部42によりベンチュリーノズルを構成することができ、圧電ポンプ部16の呼吸動作による流量の増大を更に図ることができる。
また、圧電素子40を用いたことで、静粛性に優れ、しかも低消費電力化が実現できる。さらに圧電素子40は圧電ポンプ部16の薄型化が容易に可能であることから、本発明に係る冷却装置15が搭載される携帯型電子機器、例えば携帯型ビデオカメラ1の小型化薄型化に寄与することが十分可能である。
次に、冷却装置の第一実施例について説明する。
(1)冷却装置15の各構成部分の寸法は、ポンプ室36の高さは0.15mm、直径16mmであり、天板37の厚さは0.05mm、中心に設けられた孔45の直径は0.6mmである。また、壁体17は天板37から0.5mmの間隔をおいて設置されており、その厚さは0.1mm、中心に設けられた開口部42の直径は0.8mmである。
さらにダイヤフラム39は厚さ0.08mmのFe−42Ni合金からなり、厚さ0.15mm、直径11mmのSUS304の中間板を挟んで、厚さ0.2mm、直径11mmの圧電素子単板を貼り付けてユニモルフ駆動させるような構成になっている。
また、流路部18は直管状のノズル形状をなし、内径が0.8mm、流入口24aから吐出口24bまでの長さ(高さ)が1.6mmとなっている。
(2)上述の冷却装置15を動作周波数25kHzで駆動させたところ、当該流路部18を壁体17の開口部42に設けない場合の当該開口部42での流量が0.37L/minであったのが、当該流路部18を開口部42に設けたときは、0.86L/minに向上した。
このことから、本発明に係る流路部18により吐出口からの流量が増加することが判明した。
次に、冷却装置の第二実施例について説明する。
表1は開口部に直管状の第1の流路を有する流路部を設けた場合の当該流路部の高さ及び内径と流量との関係を示す表である。
上記表1は、同一の冷却装置で流路部18のみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の流路部18の第1の吐出口24bから排出される流量の測定結果である。
当該測定結果によれば、壁体17の開口部42に本発明に係る流路部18を付設することで流量を増加させることができ、かつ高さ(t)及び内径(φ)の調節により適切な流量が得られることが判明した。
次に、冷却装置の第三実施例について説明する。
図8は、直管状の第1の流路を設けた場合の流路部の高さと騒音の関係を示すグラフである。縦軸に相対風切音レベル(dB)、横軸に周波数(kHz)をとり、背景雑音を破線とし流路部高さ0.8mm、1.6mm、2.4mm、3.2mm、4.0mmをそれぞれ異なる線で表している。
なお、図8は上述した第一実施例に示した同一の冷却装置を用いて流路部18のみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の第1の吐出口24b付近の音量の測定結果であり、流量は約0.85L/minに統一してある。
その測定結果は、図8から明らかなように流路部18の高さが高くなるほど当該第1の吐出口24b付近の騒音は下がっていた。
以上から、流路部18の高さが高くなる程当該第1の吐出口24b付近の騒音が確実に抑制されていることが判明した。
次に、冷却装置の第四実施例について説明する。
図9(a)から(f)は壁体の開口部のみと直管状の複数の流路部の断面図、図10は図9の(a)から(f)での第1の吐出口からの吐出流量と騒音との関係を表す棒グラフである。ここで、図9(a)は壁体の開口部のみの場合(以下「なし」という。)であり、図9(b)から(f)は開口部とその上に接続された流路部を表している。
図10は、上述した第一実施例に示した同一の冷却装置を用いて直管状の第1の流路を設け、流路部18の内径を0.8mmと共通にし、その高さのみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の第1の吐出口24b付近の音量と流量の測定結果である。
騒音は、流路部18の高さがt0.8でなしの場合より大きくなっていたが流路部18の高さt1.6からt4.0まではいずれもなしの場合の半分程に小さくなっており、t3.2までは高くなるほど当該第1の吐出口24b付近の騒音は下がっていた。
一方、流量はt0.8からt4.0までのいずれもなしの場合の約1.6倍と増加しており、各流路部の間ではt0.8からt1.6で増加し、t1.6からt4.0でやや減少傾向が見られた。
以上から、流路部18が設けられていることで明らかに第1の吐出口24bからの吐出流量が大きくなり、かつ、その付近の騒音も抑制されたことが判明した。また、少なくともt3.2までは流路部18の高さが高くなるほど当該第1の吐出口24b付近の騒音が小さくなることが判明した。
図11は、他の実施形態に係る流路部の断面図である。これ以降の説明では、上記の実施の形態に係る冷却装置の部材や機能について同様なものは説明を簡略または省略し、異なる点を中心に説明する。
流路部118は、例えば図11に示すように気体が流れて慣性効果を生じる第1の流路124を有する。そして第1の流路124は、第1の吐出口124bから流入口側に向かって内径が小さくなるように形成された第1の内径部126と当該第1の内径部126の流入口側に連続する第2の内径部127を有する。
ここで、第2の内径部127は、流入口124aから第1の内径部126の流入口側まで同じ内径で形成されている。
このように本実施形態によれば、第1の流路124は、第1の吐出口124bから流入口側に向かって内径が小さくなるように形成されている第1の内径部126を有することとした。したがって、第1の流路を通過する流れは減速しながら圧力回復し吐出されるので、流量を向上させることが可能となる。
次に、冷却装置の第五実施例について説明する。
図12(a)から(c)及び図13(d)から(f)は、第1の内径部が形成されている場合の当該流路部の高さを変えた複数の断面図、表2は図12(a)から(c)、図13の(d)から(f)での第1の吐出口からの吐出流量を示す表である。
表2は、上述した第一実施例に示した同一の冷却装置を用いて流路部のみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の第1の吐出口124bからの流量の測定結果である。
なお、図12及び図13、表2では各流路部の第1の内径部の第1の吐出口124bの内径はφ1.3mmであり、第2の内径部の流入口124aの内径はφ0.8mmとなっている。
流路部118に第1の内径部126を設けたことによる効果を検討するために表1の流量と表2の流量を比較する。例えば流路部の高さが約1.6mmのときの第1の内径部126がない場合は表1から0.86(L/min)であり、テーパ状の流路である第1の内径部126が設けられている場合は表2から0.85(L/min)とほとんど変化が見られなかった。
しかし、流路部の高さが約2.4mmのときの第1の内径部126がない場合は表1から0.86(L/min)であるが、テーパ状の流路である第1の内径部126が設けられている場合は表2から1.01(L/min)と増加した。
以上から、第1の内径部126が設けられていることで少なくとも流路部の高さが高い場合は第1の吐出口124bからの吐出流量が大きくなったことが判明した。
すなわち、高さの高い直管状の第1の流路をテーパ状にすることにより、さらに第1の吐出口からの吐出流量を増加させることができることが判明した。ここで、上記した結果は上記の条件でのものであり、流路部の内径及び高さを調整することにより、さらなる流量の向上が期待できる。
なお、上述した直管状の第1の流路をテーパ状にすることにより、流量が増加する点について第1の流路の形状を変えた複数の断面図である図14(a)から(c)での第1の吐出口からの吐出流量を示した棒グラフである図15によりもう一度検討する。
図15は、上述した第一実施例に示した同一の冷却装置を用いて流路部のみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の第1の吐出口124bからの流量の測定結果である。
なお、図14(a)は流路部の内径φ0.8mm、流路部118の高さ1.6mmとなっており、(b)は流入口124aから高さ3.6mmまでの内径がφ0.8mmで同じであり、高さ3.6mmから高さ6.0mmの第1の吐出口124bまでの内径がφ1.3mmで同じになるような二段の内径の異なる直管により形成されている。また、図14(c)は流入口124aから高さ1.6mmまでの内径がφ1.0mmで同じ直管状であり、高さ1.6mmから高さ6.0mmの第1の吐出口124bの内径がφ1.4mmとなるようなテーパ状に形成されている。
図15の測定結果より明らかなように第1の流路124が直管状である場合より、その高さが高くテーパ状に形成された場合の方が流量は大きいことが判明した。図14(b)の二段直管状に形成された場合は、高さも低く単一な直管状である図14(a)よりは流量は増加しているが、テーパ状形状の場合よりその増加量は小さくなったことが判明した。
以上から、図14(a)から(c)の中では流路部118の高さを高くしテーパ状の形状とすることにより一番流量を増加させることができることが判明した。
図16は、他の実施形態に係る流路部の断面図である。
この流路部218は、例えば図16に示すように気体が流れて慣性効果を生じる第1の流路224を有する。そして第1の流路224は、第1の吐出口224bから流入口側に向かって内径が曲線的に小さくなるように形成された第1の内径部226と当該第1の内径部226の流入口側に連続する第2の内径部227を有する。例えば図16に示すように曲率半径R2で外側に広がるように第2の内径部227の内壁が形成されている。
ここで、第2の内径部227は、流入口224aから第1の内径部226の流入口側まで同じ内径(直管状)で形成されている。
このように本実施形態によれば、第1の内径部226が曲線的に内径が小さくなるように形成されているので、気体はより滑らかに減速しながら圧力回復して吐出されることになり、さらに流量を向上させることが可能となる。
次に、冷却装置の第六実施例について説明する。
図17(a)から(c)は、内径が曲線的に小さくなる(以下「Rを付けたテーパ状」という。)第1の内径部が形成されている流路部の複数の断面図、表3は図17(a)から(c)での第1の吐出口からの吐出流量を示す表である。
表3は、上述した第一実施例に示した同一の冷却装置を用いて流路部のみを変更し、同一の電圧条件で圧電素子40を駆動した場合の第1の吐出口224bからの流量の測定結果である。
なお、図17、表3では各流路部の第2の内径部の流入口224aの内径はφ0.8mm、流路部218の高さは1.6mmとなっている。
流路部にRを付けたテーパ状の第1の内径部226を設けたことによる効果を検討するためにRを付けないテーパ状の第1の内径部の流量を示す表2の流量と表3の流量を比較する。例えば流路部の高さが約1.6mmのときのRを付けないテーパ状の第1の内径部の場合は表2から0.85(L/min)であり、Rを付けたテーパ状の流路である第1の内径部226が設けられている場合は表3から例えばAタイプ(図17(a))で0.91(L/min)と流量が増加した。
この結果は上記条件でのものであり、Rの付け方や流路部の内径及び高さを調整することにより、さらなる流量の向上が期待できる。
以上から、テーパ状の第1の流路の出口にRを付けることにより、出口にRを付けない場合に比較してさらに流量を増加することが判明した。
図18は、変形例に係る流路部の断面図である。
この流路部318は、例えば図18(a)から(c)に示すように流路部318の一端318aから他端318bまでの外径が当該一端318aから他端318bに進むにしたがって小さくなるような円錐台状に形成されている。勿論、他端318bに進むにしたがって小さくなればよく円錐台状に限られるものではない。なお、図18(a)から(c)では、いずれも他端の外径はφ1で一端の外径はφ2(φ1<φ2)となっており共通である。
ここで、図18(a)は第1の流路324が流入口324aから第1の吐出口324bまで同じ内径で形成されており、その流路部318の高さはh1である。図18(b)は第1の流路324が流入口324aから高さh2までは同じ内径であり、高さh2からh1まではテーパ状に形成されている。さらに図18(c)は第1の流路324が流入口324aから高さh2までは同じ内径であり、高さh2からh1まではRを付けたテーパ状に形成されている。
このように本変形例によれば、流路部318が、一端318aから他端318bまでの外径が当該一端318aから他端318bに進むに従って小さくなるように形成されているので、第1の吐出口324bの周辺からの気体が吐出方向に沿うような流れとなるのでより第1の吐出口324bでの気体の乱れが抑制され、冷却装置の吐出流量が向上する。
図19は、他の変形例に係る流路部の断面図である。
この流路部418は、例えば図19(a)(b)に示すように少なくとも壁体417の開口部442と一体的に形成されている。
例えば図19(a)に示すように流路部418と壁体417とを完全に一体化して当該壁体417の厚みを開口部442付近のみ円錐台状に盛り上がるように厚くして当該流路部418を形成してもよい。
また、図19(b)に示すように流路部418と壁体417とを完全に一体化して当該壁体417の厚みを外周417aから中央部417bに向かって次第に厚くしていき、当該中央部417bに流路部418、第1の流路424、第1の吐出口424bを形成してもよい。
このように本変形例によれば、流路部418は、少なくとも壁体417の開口部442と一体的に形成することとしたので、部品点数を減らすことができ、また流路部418を壁体417に接続する工程も不要とでき、製造コストなどの低減が図れる。
図20は他の実施形態に係る携帯型ビデオカメラの断面図及び図21は冷却装置の構成を示す断面図である。
図20,図21に示すように、冷却装置515は、外部から流体としての気体を導入し、内部から気体を噴出する圧電ポンプ部16、その圧電ポンプ部16を覆う壁体17及び圧電ポンプ部16から噴出した気体を一端18aから流入させてその空気に慣性を生じさせ、他端18bから吐出させる流路部18、少なくとも第1の吐出口24bを収容し、当該第1の吐出口24bの中心とずれた中心を有するように離間する第2の吐出口528が設けられた流路室529を有する。より具体的には、例えば図20、図21では第2の吐出口528は、第1の吐出口24bと平面的に異なる位置に設けられている。
ここで、流路室529は図20及び図21に示すように壁体17の上面に流路部18を収納するように設けられた例えば箱型の形状を有し、その箱型の形状の上面、即ち密閉ケーシング19の裏面に対向する面に第2の吐出口528が設けられている。そして、当該第2の吐出口528は第1の吐出口24bと重ならない位置に密閉ケーシング19の裏面に気体を吐出するように設けられており、当該第2の吐出口528と密閉ケーシング19の裏面とは所定の間隔を有するように構成されている。
次に、このように構成された冷却装置515の動作を図21に基づき第1の吐出口から気体が流路室に吐出した後を中心に説明する。
図21に示すように第1の流路24を流れることで気体の移動方向が整えられ、その方向に慣性が生じて第1の吐出口24bから流量が増加した気体が流路室529に流入する。
流路室内に流入した気体は直接第2の吐出口528へ進むのではなく図21に矢印で示すように一旦、流路室529の内壁529aに当たり、それから流れの向きを変えて内壁
529aに沿うようにして第2の吐出口528から密閉ケーシング内に噴出する。この結果、図20に示す密閉ケーシング19に空気を噴き付けて、熱伝達部20を介してHDDユニット5を冷却する。
このように本実施形態によれば、冷却装置515は、少なくとも第1の吐出口24bを収容し、当該第1の吐出口24bの中心とずれた中心を有するように離間する第2の吐出口528が設けられた流路室529を更に具備することとした。したがって、少なくとも第1の吐出口24bが流路室529に収容されており、第1の吐出口24bから騒音が発生しても、第2の吐出口528でその音波が反射するため、騒音が外部に漏れるのを抑制できる。また、第2の吐出口528の位置が第1の吐出口24bからずれているので、第1の吐出口24bから騒音が発生してもより確実に当該流路室529の外部に漏れるのを抑制できる。
また、第2の吐出口528は、第1の吐出口24bと平面的に異なる位置に設けられており、完全に第1の吐出口24bと第2の吐出口528とは重なっていないので第1の吐出口24bからの騒音が直接に第2の吐出口528から外に漏れることを軽減できるので、冷却装置515全体からの騒音の発生をより少なくすることが可能となる。
なお、本発明は以上説明した実施の形態や実施例、変形例には限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る携帯型電子機器の構成を示す要部分解斜視図である。 携帯型電子機器のマイクロフォン及びレンズを含めた断面図である。 電子機器の外観図である。 冷却装置の構成を示す断面図である。 冷却装置の分解斜視図である。 圧電素子の制御系の概略構成を示すブロック図である。 冷却装置の動作を説明するための図である。 直管状の第1の流路を設けた場合の流路部の高さと騒音の関係を示すグラフである。 壁体の開口部のみと直管状の流路部の断面図である。 第1の吐出口からの吐出流量と騒音との関係を表す棒グラフである。 他の実施形態に係る流路部の断面図である。 第1の内径部が形成されている場合の当該流路部の高さを変えた(a)から(c)の断面図である。 第1の内径部が形成されている場合の当該流路部の高さを変えた(d)から(f)の断面図である。 第1の流路の形状を変えた断面図である。 第1の吐出口からの吐出流量を示した棒グラフである。 他の実施形態に係る流路部の断面図である。 Rを付けたテーパ状の第1の内径部が形成されている流路部の断面図である。 変形例に係る流路部の断面図である。 他の変形例に係る流路部の断面図である。 他の実施形態に係る携帯型ビデオカメラの断面図である。 他の実施形態に係る携帯型ビデオカメラの冷却装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1,501 携帯型ビデオカメラ
15,515 冷却装置
16 圧電ポンプ
17 壁体
18,118,218,318,418 流路部
18a、318a 一端
18b,318b 他端
24,124,224,324,424 第1の流路
24a,124a,224a,324a、424a 流入口
24b,124b,224b,324b,424b 第1の吐出口
31 第2の流路
36 ポンプ室
40 圧電素子
42,442 開口部
45 孔
126,226,326,426 第1の内径部
127,227,327,427 第2の内径部
528 第2の吐出口
529 流路室

Claims (14)

  1. 外部から流体を導入し、内部から流体を噴出する圧電ポンプ部と、
    前記噴出した流体を一端から流入させて慣性を生じさせ、他端から吐出させる流路部と
    を具備する冷却装置。
  2. 請求項1に記載の冷却装置であって、
    前記流路部は、前記一端で流体が流入する流入口から前記他端で流体が吐出する第1の吐出口までの管状の内壁により形成された第1の流路を有する冷却装置。
  3. 請求項2に記載の冷却装置であって、
    前記第1の流路は、前記流入口から第1の吐出口までの間の少なくとも一部で同じ内径で形成された流路を有する冷却装置。
  4. 請求項3に記載の冷却装置であって、
    前記第1の流路は、前記第1の吐出口から前記流入口側に向かって内径が小さくなるように形成されている第1の内径部を有する冷却装置。
  5. 請求項4に記載の冷却装置であって、
    前記第1の内径部は、曲線的に内径が小さくなるように形成されている冷却装置。
  6. 請求項4に記載の冷却装置であって、
    前記第1の内径部は、直線的に内径が小さくなるように形成されている冷却装置。
  7. 請求項5に記載の冷却装置であって、
    前記第1の流路は、前記流入口から形成され、前記第1の内径部の前記流入口側に連続する第2の内径部を有し、
    前記第2の内径部は、前記同じ内径で形成された流路である冷却装置。
  8. 請求項7に記載の冷却装置であって、
    前記流路部は、前記一端から前記他端までの外径が当該一端から他端に進むに従って小さくなるように形成されている冷却装置。
  9. 請求項3に記載の冷却装置であって、
    前記圧電ポンプ部は、前記流体を内部に導入し、かつ、内部から流体を噴出するための共通の孔が設けられ圧電体によって駆動されるポンプ室を有し、
    前記冷却装置は、外部から流体を導入する第2の流路を形成できるように前記ポンプ室を覆う壁体を更に具備し、
    前記壁体は、前記孔に対向し、前記流入口と連通する開口部を有する冷却装置。
  10. 請求項9に記載の冷却装置であって、
    前記流路部は、少なくとも前記開口部と一体的に形成されている冷却装置。
  11. 請求項3に記載の冷却装置であって、
    前記冷却装置は、少なくとも前記第1の吐出口を収容し、当該第1の吐出口の中心とずれた中心を有するように離間する第2の吐出口が設けられた流路室を更に具備する冷却装置。
  12. 請求項11に記載の冷却装置であって、
    前記第2の吐出口は、前記第1の吐出口と平面的に異なる位置に設けられている冷却装置。
  13. 外部から流体を導入し、内部から流体を噴出する圧電ポンプ部と、前記噴出した流体を一端から流入させて慣性を生じさせ、他端から吐出させる流路部とを有する冷却装置と、
    前記流路部から吐出された流体に基づいて冷却される電子部品と
    を具備する電子機器。
  14. 請求項13に記載の電子機器であって、
    前記流路部は、前記一端に流体が流入する流入口と前記他端に慣性が生じた流体が吐出する第1の吐出口とを有し、
    前記冷却装置は、前記流路部を収容し、前記第1の吐出口と平面的に異なる位置に第2の吐出口が設けられた流路室を有する電子機器。
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