JP2009249728A - 熱交換器用押出扁平多穴管および熱交換器 - Google Patents

熱交換器用押出扁平多穴管および熱交換器 Download PDF

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Abstract

【課題】外表面に形成したZn皮膜のZn濃度が不均一であることに起因する耐食性の劣化を防止でき、高い耐食性を有する熱交換器用押出扁平多穴管を提供する。
【解決手段】質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であり、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとを含むろう付用組成物層が外表面に設けられていることを特徴とする熱交換器用押出扁平多穴管とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、カーエアコンなどの自動車用熱交換器に好適に用いることができる耐食性に優れた熱交換器用押出扁平多穴管および熱交換器に関する。
従来から、カーエアコンのコンデンサやエバポレータなどの自動車用熱交換器として、複数のヘッダパイプと、これらのヘッダパイプ間に架設された複数の多穴管と、各多穴管に接合されたフィンとを備えたものが知られている。また、このような自動車用熱交換器を構成する多穴管としては、純アルミニウムやアルミニウム合金を押出加工してなるものが用いられている。
また、このような多穴管では、組立性、ろう付け性、熱交換器の強度・耐食性などについて所定の条件を満たすことが要求されている。さらに、このような多穴管は、一般に、幅5〜50mm、高さ1〜5mmの断面形状とされており、所定の寸法精度や表面粗さなどの条件を満たすことが要求されている。
このような条件を満たす多穴管を実現できる材料としては、押出性の良好な純アルミニウムや、少量のCuが含有されたアルミニウム合金などが挙げられ、広く使用されている(例えば、特許文献1)。アルミニウムにCuを添加することで、耐食性が良好なものとなり、強度を向上させることができるとともに、高温での変形抵抗を低減させることができ、押出性を向上させることができる。
また、多穴管の耐食性を向上させる技術として、多穴管の外表面にZn皮膜を形成する方法がある。外表面にZn皮膜の形成された多穴管では、熱交換器の製造時に多穴管とフィンやヘッダパイプなどの他部材とをろう付けする際などの熱処理により、Znが多穴管の内部へと拡散される。Znが内部に拡散された多穴管では、Znの犠牲陽極効果によって局部腐食の進行が抑えられるので、耐食性が向上する。
多穴管の外表面にZn皮膜を形成する方法としては、ロールコート方式などを用いてZnフラックスの塗布を行う方法や、Zn溶射を行なう方法がある。また、熱交換器用チューブの表面に、Si粉末とZn含有フラックスとを含むフラックス層を設けたものもある(例えば、特許文献2)。
特開2001−26832号公報 特開2004−330233号公報
しかしながら、Zn溶射を行なうことによりZn皮膜を形成した場合、溶射量を正確に制御することが難しく、溶射量のバラツキが大きくなってしまうため、十分な耐食性が得られない場合があった。また、ロールコート方式を用いてZnフラックスの塗布を行う方法よりZn皮膜を形成した場合においても、安定して均一に塗布することが難しいため、Zn皮膜のZn濃度が不均一となり、十分な耐食性が得られない場合があった。
また、従来の技術では、多穴管を腐食環境下で使用した場合に、短期間で孔食などの局部腐食に起因する貫通孔が形成されてしまう場合があり、耐食性を向上させることが要求されていた。特に、軽量化・薄肉化された多孔管では、比較的早期に貫通孔が形成されてしまうため、問題となっていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外表面に形成したZn皮膜のZn濃度が不均一であることに起因する耐食性の劣化を防止でき、高い耐食性を有する熱交換器用押出扁平多穴管を提供することを課題としている。
また、本発明は、本発明の熱交換器用押出扁平多穴管を用いた、耐食性に優れた熱交換器を提供することを目的とする。
本発明の熱交換器用押出扁平多穴管は、質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であり、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとを含むろう付用組成物層が外表面に設けられていることを特徴とする。
本発明において、AlFeSi安定相とは、EDX(Energy Dispersive X−ray Spectroscopy)により測定したFe、Si原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が3.5未満であるものを意味する。
また、上記の熱交換器用押出扁平多穴管においては、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFe相の占める面積率が0.3%以下であるものとすることができる。
本発明において、AlFe相とは、EDXにより測定したFe、Si原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が7.0以上のものを意味する。
また、上記の熱交換器用押出扁平多穴管においては、前記Zn含有フラックスがZnF,ZnCl,KZnFのいずれか1種又は2種以上からなるものとすることができる。
本発明の熱交換器は、上記のいずれかに記載の熱交換器用押出扁平多穴管がろう付けされてなることを特徴とする。
本発明の熱交換器用押出扁平多穴管は、質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満のものであるので、高い耐食性を有する優れたものとなる。
しかも、本発明の熱交換器用押出扁平多穴管は、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとを含むろう付用組成物層が外表面に設けられているので、ろう付用組成物層のZn濃度が不均一であることに起因する耐食性の劣化が効果的に防止でき、十分に高い耐食性が得られる。
さらに、本発明の熱交換器用押出扁平多穴管では、ろう付け後のマトリックスへのSi固溶を抑止することができ、Siによる犠牲陽極効果の阻害を防止できるので、ろう付け後のZnによる犠牲陽極効果が効果的に得られる。
また、本発明の熱交換器は、本発明の熱交換器用押出扁平多穴管がろう付けされてなるものであるので、耐食性に優れたものとなる。
以下、本発明に係る熱交換器用押出扁平多穴管について例を挙げて詳細に説明する。
図1は、本発明の熱交換器用扁平多穴管の一例を示した斜視図である。図1に示す熱交換器用扁平多穴管1は、複数の冷媒通路穴4を有する断面視偏平状のものであり、外表面にろう付用組成物層2が設けられている。
図1に示す熱交換器用押出扁平多穴管1は、質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であり、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとを含むろう付用組成物層2が外表面に設けられているものである。
[アルミニウム合金の成分組成]
以下に記載する各元素の含有量は、特に規定しない限り質量%である。
「Si」0.01〜0.4%
アルミニウム合金にSiを含有させることにより、マトリックス中にAlFeSi安定相を生じさせることができる。また、Siを含有させることにより、強度、耐食性、押出性を向上させることができる。
Siの含有量が0.01%未満であると、マトリックス中にAlFeSi安定相を生じさせる効果が十分に得られず、耐食性を十分に向上させることができない場合がある。また、Siの含有量が0.01%未満であると、強度が不十分となるため好ましくない。また、Siの含有量が0.4%を超えると、マトリックス中に固溶しているSiの量が多くなって、Znによる犠牲陽極効果が阻害されてしまう。また、Siの含有量が0.4%を超えると、低融点化合物が形成されやすくなり、高速押出の押出加工熱に起因するピックアップが生じやすくなる。
「Fe」0.01〜0.3%
アルミニウム合金にFeを含有させることにより、マトリックス中にAlFeSi安定相を生じさせることができる。また、Feは、分散強化によってアルミニウム合金の強度を向上させる一方、粗大な晶出物を生成しやすく、合金の腐食速度を増大させて、耐食性を低下させる虞がある。また、Feを含有させることによって、生成した晶出物が再結晶の核となるため、ろう付時の再結晶粒が微細となり、耐ろう侵食性が低下する場合がある。このため、Feの含有量は、質量%で0.01〜0.3であることが望ましい。Feの含有量を0.01〜0.3とすることにより、耐食性、ろう付性を劣化させることなく、強度を向上させることができる。
「Mn」0.05〜0.7%
本実施形態のアルミニウム合金において、Mnは、強度および耐食性を向上させる作用がある。また、アルミニウム合金に含有されたMnは、Alマトリックスに対して貴であって腐食の原因となるAlFe化合物と反応して、AlFeMnを生成することにより、Alマトリックスに対する貴を低下させて、耐食性を向上させるものである。
Mnの含有量が0.05%未満であると、熱交換器用押出扁平多穴管1の強度および耐食性が不十分となるため好ましくない。また、Mnの含有量が0.7%を越えると、押出時の変形抵抗が上昇して高速押出が困難となる恐れが生じるため好ましくない。また、Mnの含有量が0.7%を越えると、高速押出時にピックアップが生じやすくなる。
「Ti」0.05〜0.2%
本発明を構成するアルミニウム合金において、Tiは、熱交換器用押出扁平多穴管1の強度および耐久性を向上させ、押出装置の金型と熱交換器用押出扁平多穴管1との接触部分の高速押出時における潤滑性を向上させてピックアップの発生を抑制するものである。また、Tiを添加することにより、Al−Ti系化合物を形成でき、押出時の金型クリーニング効果が得られる。さらに、Tiを添加することにより、熱交換器用押出扁平多穴管1を構成する合金組織の扁平化を促すことができ、孔食状の腐食による貫通孔の発生を抑制することができる。
Tiの含有量が0.05%未満であると、熱交換器用押出合金の強度および耐久性を向上させる効果が十分に得られなくなる場合があるため好ましくない。また、Tiの含有量が0.05%未満であると、高速押出時における潤滑性を向上させる効果が十分に得られない恐れがある。また、Tiの含有量が0.2%を越えると、押出時の変形抵抗が上昇して高速押出が困難となる恐れが生じるため好ましくない。さらに、Tiの含有量が0.2%を越えると、粗大なTi化合物が発生しやすく、素材の品質を損なう場合があるため好ましくない。
「Si+Mn」0.8%以下
SiおよびMnは、ともに過剰な添加が高速押出時にピックアップ発生の原因となる。SiとMnの添加量の総和を0.8%以下に規制することで、良好な高速押出性を確保することが出来る。
「Cu」0.1%以下
Cuが上記範囲を超えると、CuがAlの原子格子構造の中に入り込んで、Alを変形し難くするため、高速押出が困難となる。
また、Cuが上記範囲を超えると、以下に示す問題が生じて耐食性を劣化させる場合がある。すなわち、加熱や経時変化によりCuがSiとともに析出して、粒界近傍にCu−Si欠乏相が形成され、粒界腐食が発生する問題が生じる。また、マトリックスの電位が貴になってマトリックスとAlTi粒子との電位差が十分に得られなくなる問題や、ろう付用組成物層2による犠牲陽極効果を阻害する問題などが生じる。
[AlFeSi安定相]
また、本実施形態のアルミニウム合金は、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であるものであり、0.2%以上0.3%以下であることがより好ましい。このようなアルミニウム合金は、マトリックス中のSiがAlFeSi安定相として析出されたものとなる。ここで、マトリックス中に分散している粒子のうち粒子面積1.0μm未満の粒子は、粒子の容量が少ないため、押出時の加熱(予熱、加工熱、摩擦熱)によって、容易にSiの固溶が生じ、効果的にSiをAlFeSi安定相として析出させることができないため、好ましくない。上記面積率が0.1%未満であると、SiをAlFeSi安定相として析出させる効果が十分に得られないため、好ましくない。また、上記面積率を0.5%以上としても、Siを析出させることによる効果が飽和するため、耐食性の向上は見られない。
なお、AlFeSi相にはAlFeSi安定相だけでなく、AlFeSi準安定相もある。AlFeSi準安定相は、粒子面積が1.0μm以上であっても、押出時の加熱によって容易にSiの固溶が生じ、マトリックス中のSi固溶量を向上させてしまうので、本発明の目的達成には不利となる。
ここで、「AlFeSi安定相」とは、EDXにより測定したFe、Si原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が3.5未満であるものを意味する。
また、「AlFeSi準安定相」とは、EDXにより測定したFe、Si原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が3.5〜7.0の範囲であるものを意味する。
また、本実施形態のアルミニウム合金は、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFe相の占める面積率が0.3%以下であるものとすることが好ましい。AlFe相はSiと結びついていないものであり、AlFe相の占める面積率が0.3%を超えると、AlFeSi安定相の占める割合が少なくなり、AlFe相と結び付くSiが減るので、マトリックス中に固溶されるSiが多くなって、本発明の効果が低下する傾向となり易い。
「ろう付用組成物層」
また、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1においては、耐食性を向上させるために、外表面にろう付用組成物層2が設けられている。ろう付用組成物層2は、少なくともZn含有フラックス(Flux)とSi粉末とバインダとを含むものである。ろう付用組成物層2は、耐食性のばらつきを少なくするために膜厚が均一であることが好ましい。
ろう付用組成物層2に含まれるZn含有フラックスは、ろう付用組成物層2に犠牲陽極層としての機能を付与するものである。Zn含有フラックスは、ZnF,ZnCl,KZnFのいずれか1種又は2種以上を含むものであることが好ましい。このようなZn含有フラックスは、熱交換器用押出扁平多穴管1の外表面に塗布されることより、容易に薄くかつ均一な犠牲陽極層を形成できるものであるため、好ましい。
ろう付用組成物層2中におけるZn含有フラックスの濃度は5g/m以上20g/m以下の範囲であることが好ましい。Zn含有フラックスの濃度が5g/m未満であると、Zn拡散層の形成が不十分となってろう付用組成物層2による防食効果が充分に得られない場合がある。また、Zn含有フラックスの濃度が20g/mを超えると、例えば、熱交換器の製造時に熱交換器用押出扁平多穴管1をろう付けする場合に、熱交換器用押出扁平多穴管と他の部品との接合部に過剰のZnが集中して、接合部における腐食速度が速まってしまう場合がある。
また、ろう付用組成物層2に含まれるSi粉末は、ろう付け時の熱処理によりAl−Siろう合金を形成するとともに、ろう付け時の熱処理におけるZnの拡散を促進させて耐食性を向上させるものである。
ろう付用組成物層2中におけるSi粉末の濃度は1〜5g/mの範囲であることが好ましい。Si粉末の濃度が1g/m未満であると、Si粉末の量が不足して十分なろう付け強度が得られなかったり、ろう付け時の熱処理におけるZnの拡散が不十分となってろう付用組成物層2による防食効果が充分に得られなかったりする場合がある。また、Si粉末の濃度が5g/mを超えると、熱交換器用押出扁平多穴管1の表面におけるSi濃度が高くなり、腐食速度が速まるので好ましくない。
また、Si粉末の粒径は、特に限定されないが、最大粒径10μm〜35μmの範囲であることが好ましく、最大粒径10μm〜25μmの範囲であることがより好ましい。Si粉末の最大粒径が35μmを超えると、Si粉末によるろう侵食が進行して、孔食につながりやすい欠陥を生じさせてしまう場合がある。
また、バインダとしては、特に限定されないが、例えば、アクリル系バインダを用いることができる。
また、ろう付用組成物層2は、Zn含有フラックスとSi粉末とバインダに加えて、Zn非含有フラックスを含有することができる。Zn非含有フラックスとしては、例えば、LiF,KF,CaF、AlF、SiFなどの弗化物や、前記弗化物の錯化合物であるKAlF、KAlFなどが少なくとも1種以上含まれているものなどが好ましく用いられる。
また、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、ろう付用組成物層2の形成される前の熱交換器用押出扁平多穴管1の表面粗さ(Rmax)が、15μm未満であることが好ましい。表面粗さ(Rmax)が、15μm以上であると、熱交換器用押出扁平多穴管1の外表面にろう付用組成物層2を形成する際に、ムラが生じやすくなる。また、表面粗さ(Rmax)が15μm以上であると、例えば、熱交換器の製造時に熱交換器用押出扁平多穴管1をろう付けする場合に、ヘッダーのろうが表面の凹凸溝に導かれて熱交換器用押出扁平多穴管1上を流れやすくなるため、エロージョンが発生しやすくなって熱交換器用押出扁平多穴管1に貫通孔が発生しやすくなる。
[熱交換器用押出扁平多穴管の製造方法]
次に、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1の製造方法について説明する。
本実施形態においては、上記のアルミニウム合金を均質化処理する工程を備え、アルミニウム合金を均質化処理する工程において、第1熱処理と冷却工程と第2熱処理とを順に行なう製造方法を例に挙げて説明する。
「第1熱処理」
第1熱処理においては、上記のアルミニウム合金を560℃〜620℃の範囲の温度、より好ましくは590℃超〜610℃の範囲の温度で1時間〜18時間、より好ましくは3時間〜10時間保持する。
第1熱処理を行なうことで、CuやSiなどの各元素を均一に分布させることができる。
第1熱処理の処理温度が上記範囲よりも低い場合や処理時間が上記範囲よりも短い場合には、Si、Cuなどの元素の分布が不均一となる。また、第1熱処理の処理温度が上記範囲よりも高い場合や処理時間が上記範囲よりも長い場合には、アルミニウム合金の一部が溶解する恐れがあるし、第1熱処理を行なうことによる費用が大きくなり、経済的に不利となる。
「冷却工程」
冷却工程は、第1熱処理の後、第2熱処理の前に、第1熱処理によって高温となったアルミニウム合金を常温とする工程である。
アルミニウム合金中に析出されたTi化合物は、押出装置の金型と熱交換器用押出合金との接触部分の高速押出時における潤滑性を向上させてピックアップの発生を抑制するとともに、金型の磨耗性を向上させる。Ti化合物からなる析出物(サイト)の大きさは、均質化処理における温度が高温であるほど大きく、低温であるほど小さくなり、析出物(サイト)の数は、均質化処理における温度が高温であるほど少なく、低温であるほど多くなる。したがって、冷却工程により、析出物(サイト)の核となる大きさの小さい析出物を多数形成しておくことで、第2熱処理において、冷却工程で形成された小さい析出物を軸としたTi化合物の析出を促進することができる。
冷却工程においては、第1熱処理後のアルミニウム合金を、好ましくは20℃/hr〜100℃/hr、より好ましくは40℃/hr〜60℃/hrの冷却速度で冷却する。冷却速度を20℃/hr未満としても、冷却工程を行うことによるTi化合物からなる析出物の核の形成効果に変化はないし、冷却工程に要する時間が長くなるため好ましくない。また、冷却速度が100℃/hrを超えると、冷却工程を行っても、Ti化合物からなる析出物の核が十分に形成されない恐れがある。
このように、アルミニウム合金を均質化処理する工程において、第1熱処理の後、第2熱処理の前に冷却工程を行った場合、第2熱処理において、冷却工程で形成された小さい析出物にSi、Cu、Mnの結合を促進することができ、大きい析出物を多数形成することができ、より一層、ピックアップの発生を抑制することができるとともに、より一層、金型の磨耗性を向上させることができる。また、第1熱処理の後、第2熱処理の前に冷却工程を行うことにより、AlFeSi相の析出物を効果的に析出させることができる。
「第2熱処理」
第2熱処理は、第1熱処理後のアルミニウム合金を450℃〜520℃の範囲の温度、より好ましくは480℃〜510℃の範囲の温度で2時間超〜18時間、より好ましくは3時間〜10時間保持する。
第2熱処理を行なうことにより、第1熱処理によって一旦固溶したSi、Cu、Mnを前記冷却工程で形成した析出物(サイト)と結合させることで、押出装置の金型と熱交換器用押出合金との接触部分の高速押出時における潤滑性を向上させ、ピックアップの発生を抑制するとともに、金型の磨耗性を向上させることができる。
第2熱処理の処理温度が上記範囲よりも低い場合や処理時間が上記範囲よりも短い場合には、AlFeSi安定相の析出物を十分に析出させることができない恐れや、アルミニウム合金中に析出物を十分に拡散させることができない恐れが生じる。また、第2熱処理の処理温度が上記範囲よりも高い場合は、アルミニウム合金中における元素の拡散が活発となり、アルミニウム合金中の元素が拡散してAlFeSi安定相の析出物が析出されにくくなり、上記範囲よりも処理時間を長くしても、得られる効果は変わらず、むしろ経済的に不利となる。
なお、上述した実施形態では、アルミニウム合金を均質化処理する工程において、第1熱処理と冷却工程と第2熱処理とを順に行なったが、第1熱処理と第2熱処理のみを行なってもよい。この場合においても、十分な強度および耐食性を有し、高速押出により多穴管を製造した場合に表面にピックアップの発生しない多穴管を製造できる。また、冷却工程を行なわない場合、第2熱処理のために常温から所定の温度まで再度加熱する必要がないので、冷却工程を行なう場合と比較して、製造に必要なエネルギーを削減できる。また、冷却工程を行なわない場合、冷却工程を行なう場合と比較して、製造工程を削減できるので、製造効率を向上させることができる。
なお、上記均質化処理における加熱方法や加熱炉の構造等については特に限定されない。また、均質化処理する工程の後のアルミニウム合金を押出すことにより、熱交換器用押出扁平多穴管が得られる。ここでの押出において、押出形状は特に限定されるものではなく、熱交換器の形状等に応じて押出形状が選定される。また、押出方法(方式)については特に限定されるものではなく、押出形状等に合わせて適宜常法の方法を採用することができる。
続いて、得られた熱交換器用押出扁平多穴管の外表面にろう付用組成物層2を設ける。
ろう付用組成物層2の形成方法は、特に限定されないが、例えば、熱交換器用押出扁平多穴管の外表面に、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとが混合されてなるスラリー状のろう付用組成物を塗布する方法などが挙げられる。なお、ろう付用組成物層2を形成するためのろう付用組成物には、必要に応じてアルコール系溶剤などの溶剤が添加されていてもよい。
このようにして得られた熱交換器用押出扁平多穴管1は、必要に応じて所定の条件で外部形状を整える圧延加工を行なってから、例えば、熱媒体を流通させる熱交換器用扁平多穴管などとして用いられる。また、熱交換器の使用場所は、特に限定されるものではないが、自動車用の熱交換器に好適である。また、自動車用の熱交換器として、具体的にはコンデンサ、エバポレータ、インタクーラ等の用途に好適に使用できる。
本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であり、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダと含むろう付用組成物層2が外表面に設けられているものであるので、高い耐食性を有する優れたものとなる。
しかも、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダと含むろう付用組成物層2が外表面に設けられているものであるので、例えば、熱交換器の製造時に熱交換器用押出扁平多穴管1をろう付けする場合に、ろう付用組成物層2によって溶融ろうが形成され、Znの拡散が促されるとともにZnの濃度分布の均一化が促される。したがって、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、形成時のろう付用組成物層2のZn濃度が不均一であったとしても、ろう付けされる際に均一化されるものとなる。よって、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1によれば、ろう付用組成物層2のZn濃度が不均一であることに起因する耐食性の劣化を効果的に防止でき、十分に高い耐食性が得られる。
さらに、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、ろう付けされる際の熱処理による再結晶の核となるFeを含有するものであるので、ろう付けされる際に、Feを含有することに起因する核とSiとが結びついてAlFeSi相が形成される。したがって、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1では、ろう付け後のマトリックスへのSi固溶を抑止することができ、Siによる犠牲陽極効果の阻害を防止できるので、ろう付け後のZnによる犠牲陽極効果が効果的に得られる。
また、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1は、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であるので、マトリックス中のSiがAlFeSi安定相として析出されたものとなる。したがって、マトリックス中にSiが固溶していることに起因するピックアップの発生を抑制できる。
また、本実施形態の熱交換器用押出扁平多穴管1において、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFe相の占める面積率が0.3%以下であるものとした場合、マトリックス中に固溶されたSiが少ないものとなり、Siによる犠牲陽極効果の阻害をより効果的に防止できるので、ろう付け後のZnによる犠牲陽極効果がより効果的に得られる。
[熱交換器]
図2は、本発明の熱交換器の一例を示した斜視図である。図2に示す熱交換器は、ヘッダーパイプ5と称される左右一対の管体と、ヘッダーパイプ5の間に互いに平行に間隔を空けて設けられた図1に示す熱交換器用扁平多穴管1と、熱交換器用扁平多穴管1、1同士の間に設けられた波形のフィン6とを備えたものである。図2に示す熱交換器においては、各熱交換器用扁平多穴管1の内部空間とヘッダーパイプ5の内部空間とが連通されている。そして、図2に示す熱交換器では、ヘッダーパイプ5の内部空間と各熱交換器用扁平多穴管1の内部空間とに媒体を循環させることにより、フィン6を介して効率良く熱交換ができるようになっている。
図2に示す熱交換器を製造するには、まず、ヘッダーパイプ5を互いに平行に間隔を空けて配置し、ヘッダーパイプ5に対して熱交換器用押出扁平多穴管1を直角に架設する。その後、各熱交換器用押出扁平多穴管1の端部をヘッダーパイプ5の側面に設けられた開口(図示せず)に挿入し、熱交換器用押出扁平多穴管1の間にフィン6を配置することにより、組立体とする。そして、得られた組立体を加熱炉内で加熱して、熱交換器用押出扁平多穴管1のろう付用組成物層2により熱交換器用押出扁平多穴管1とヘッダーパイプ5とチューブ1とをろう付け固定することにより熱交換器が得られる。
なお、本発明においては、ろう付けの際の雰囲気や加熱温度、時間などの条件について、特に限定されるものではない。また、ろう付け方法も特に限定されない。
図2に示す熱交換器は、図1に示す熱交換器用扁平多穴管1がろう付けされてなるものであるので、耐食性に優れたものとなる。
次に、本発明の実施例および比較例について説明する。
「実施例1〜実施例14、比較例1〜比較例7」
表1に示す成分を含有するアルミニウム合金を鋳造してなるビレットを製作し、このビレットに、表2に示す均質化処理を行なった。そして、均質化処理後のビレットを表3および表4に示す押出速度で押出すことにより、熱交換器用押出扁平多穴管を得た。
Figure 2009249728
Figure 2009249728
Figure 2009249728
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このようにして得られた実施例1〜実施例14、比較例1〜比較例7の熱交換器用押出扁平多穴管に対し、所定の条件で外部形状を整える圧延加工を行なった。
次いで、実施例1〜実施例14、比較例1〜比較例7の熱交換器用押出扁平多穴管に対し、表3および表4に示すZn含有フラックスと表3および表4に示す粒径のSi粉末とアクリル系バインダとが混合されてなるスラリー状のろう付用組成物を塗布して、ろう付用組成物層2中におけるZn含有フラックスおよびSi粉末の濃度が表3および表4に示す濃度であるろう付用組成物層を設けた。その後、600℃で3minのろう付けのための熱処理を行ない、以下に示す評価を行なった。
その結果を表3および表4に示す。
「Zn含有フラックスおよびSi粉末の濃度」
Zn含有フラックスの濃度とは、ろう付用組成物層2中におけるZn含有フラックスの濃度のことであり、ろう付用組成物中に含まれるZn含有フラックスの濃度と、ろう付用組成物の塗布量とから算出した単位面積当たりの質量である。また、Si粉末の濃度とは、ろう付用組成物層2中におけるSi粉末の濃度のことであり、ろう付用組成物中に含まれるSi粉末の濃度と、ろう付用組成物の塗布量とから算出した単位面積当たりの質量である。
「AlFeSi安定相の面積率」
AlFeSi安定相の面積率は、以下に示すようにして算出した。まず、測定面積1mmの測定視野内に存在する全粒子について、EDX(Energy Dispersive X−ray Spectroscopy)によりFe、Si原子濃度を測定した。そして、FeとSiの原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が3.5未満であることをAlFeSi安定相の判定基準とし、以下の式(1)により、AlFeSi安定相総面積率(%)を算出した。
AlFeSi安定相の面積率(%)=AlFeSi安定相総面積÷測定面積×100・・・(1)
「AlFe相の面積率」
AlFe相の面積率は、以下に示すようにして算出した。まず、AlFeSi安定相の面積率と同様にして、Fe、Si原子濃度を測定した。そして、FeとSiの原子濃度の比(=Fe原子濃度/Si原子濃度)が7.0以上であることをAlFe相の判定基準とし、以下の式(2)により、AlFe相総面積率(%)を算出した。
AlFe相の面積率(%)=AlFe相総面積÷測定面積×100・・・(2)
「押出速度」
比較例1における押出速度を1とした場合の比(倍)を意味する。
「強度」
熱交換器用押出扁平多穴管を長手方向に引張試験機にて引っ張る方法により測定した。
「ピックアップ評価」
ピックアップの発生の評価として、表面粗さ(Rmax(μm))を測定した。ピックアップが発生すると、扁平押出多穴管の表面は荒れた外観となり、表面粗さの数値が大きくなる。
「SWAAT貫通日数」
実施例1〜実施例14、比較例1〜比較例7の熱交換器用押出扁平多穴管と、両面ろうを有するJIS3003合金からなるフィンとを組み合わせ、600℃で3minのろう付けのための熱処理を行なうことにより図3に示すコア3(試験体)を作製し、SWAAT(Sea Water Acetic Acid Test、人工海水噴霧試験)評価を行なった。図3において、符号10、20は熱交換器用押出扁平多穴管を示し、符号30はフィンを示している。
試験方法は、ASTM(G85−85)規格に則り、以下の条件で(1)および(2)を2サイクル行い実施した。
(1)人工海水(pH=3)噴霧:50℃、0.5時間
(2)湿潤:50℃、1.5時間
表3に示すように、実施例1〜実施例14では、いずれも60(MPa)以上の十分な強度が得られ、SWAAT貫通日数が30日を超える高い耐食性を有していることが確認できた。
また、表3に示すように、マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFe相の占める面積率が0.3%以下である実施例2以外では、いずれもAlFe相の占める面積率が0.3%を超える実施例2と比較して、SWAAT貫通日数が多く、より一層高い耐食性を有することが確認できた。
また、表4に示すように、比較例1では、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%未満であるため、強度が60MPa未満と低く、強度が不十分であった。
また、比較例2〜比較例5では、SiとMnの合計が0.8%を超えているので、強度は高いが、表面粗さが大きかった。
また、比較例6および比較例7では、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%未満であるため、強度は高いが、SWAAT貫通日数が少なく、耐食性が不十分であった。
図1は本発明の熱交換器用扁平多穴管の一例を示した斜視図である。 図2は本発明の熱交換器の一例を示した斜視図である。 図3はSWAAT貫通日数の評価を行なうための試験体を示した断面図である。
符号の説明
1、10、20…熱交換器用押出扁平多穴管、2…Zn溶射皮膜、3…コア、4…媒体通路用穴、5…ヘッダーパイプ、6…フィン。

Claims (4)

  1. 質量%でSi:0.01〜0.4%、Fe:0.01〜0.3%、Mn:0.05〜0.7%、Ti:0.05〜0.2%、SiとMnとの合計が0.8%以下、不可避不純物としてのCuが0.1%以下に規制されている、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなり、
    マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFeSi安定相の占める面積率が0.1%以上0.5%未満であり、
    少なくともZn含有フラックスとSi粉末とバインダとを含むろう付用組成物層が外表面に設けられていることを特徴とする熱交換器用押出扁平多穴管。
  2. マトリックス中に分散している粒子面積1.0μm以上の粒子のうち、AlFe相の占める面積率が0.3%以下であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用押出扁平多穴管。
  3. 前記Zn含有フラックスがZnF,ZnCl,KZnFのいずれか1種又は2種以上からなることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用押出扁平多穴管。
  4. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の熱交換器用押出扁平多穴管がろう付けされてなることを特徴とする熱交換器。
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