JP2009248647A - 駆動車輪用軸受装置 - Google Patents

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学 星野
Kazuhiro Muramatsu
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Abstract

【課題】 プレートのコーティング前の表面粗さを規定することにより、コーティング材の密着性を向上させる。
【解決手段】 内周に複列の外側軌道面52,54が形成された外輪50と、一端に車輪取付フランジ14を有すると共に外周に複列の内側軌道面12,22を有するハブ輪10および内輪20と、外輪50の外側軌道面52,54とハブ輪10および内輪20の内側軌道面12,22との間に介装された複列の転動体30,40とを備え、ハブ輪10の軸孔に等速自在継手60の外側継手部材62から延びるステム部66を圧入してスプライン嵌合させた駆動車輪用軸受装置において、外側継手部材62の肩部61とハブ輪10の加締め部13との対向面間に、基板81の表面をコーティングすることにより摺動特性の優れた環状プレート80を介在させ、コーティングされる基板81の表面粗さをRz=0.2〜15.0とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車の懸架装置に対して駆動車輪(FF車の前輪、FR車の後輪、4WD車の全輪)を回転自在に支持する駆動車輪用軸受装置に関する。
自動車の軸受装置には、従動車輪用と駆動車輪用があり、それぞれの用途に応じて種々の形式のものが提案されている。例えば、図10は駆動車輪用軸受装置を例示する。この軸受装置は、ハブ輪110および内輪120、複列の転動体130,140、外輪150、等速自在継手160を主要な構成要素としている。
ハブ輪110は、その外周面にアウトボード側の内側軌道面112が形成されると共に、車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ114を備えている。この車輪取付フランジ114の円周方向等間隔に、ホイールディスクを固定するためのハブボルト116が植設されている。このハブ輪110の外周面に形成された小径段部118に内輪120を嵌合させ、この内輪120の外周面にインボード側の内側軌道面122が形成されている。このハブ輪110の軸孔の内周面には、後述の等速自在継手160をトルク伝達可能に連結するための雌スプライン111が形成されている。
内輪120は、クリープを防ぐために適当な締め代をもってハブ輪110の小径段部118に圧入されている。ハブ輪110の外周面に形成されたアウトボード側の内側軌道面112と、内輪120の外周面に形成されたインボード側の内側軌道面122とで複列の内側軌道面を構成している。この内輪120をハブ輪110の小径段部118に圧入し、ハブ輪110の小径段部118の端部を外側に加締めることにより、その加締め部113でもって内輪120を抜け止めしてハブ輪110と一体化し、軸受部170に予圧を付与している。
外輪150は、内周面にハブ輪110および内輪120の内側軌道面112,122と対向する複列の外側軌道面152,154が形成され、車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ156を備えている。この車体取付フランジ156は、車体の懸架装置(図示せず)から延びるナックルに取り付け孔158を利用してボルト等で固定される。
軸受部170は、複列のアンギュラ玉軸受構造で、ハブ輪110および内輪120の外周面に形成された内側軌道面112,122と外輪150の内周面に形成された外側軌道面152,154との間に転動体130,140を介在させ、各列の転動体130,140を保持器132,142により円周方向等間隔に回転自在に保持した構造を有する。
軸受部170の両端開口部には、ハブ輪110と内輪120の外周面に摺接するように、外輪150とハブ輪110および内輪120との環状空間を密封する一対のシール134,144が外輪150の両端部内径に嵌合され、内部に充填された潤滑剤の漏洩ならびに外部からの水や異物の侵入を防止するようになっている。
前述したハブ輪110に等速自在継手160の外側継手部材162を連結することにより、軸受装置が構成される。等速自在継手160の外側継手部材162は、ドライブシャフトを構成する中間軸(図示せず)の一端に設けられ、内側継手部材、ボールおよびケージからなる内部部品(図示せず)を収容したカップ状のマウス部164と、そのマウス部164の基部から軸方向に一体に延びるステム部166とで構成されている。このステム部166の外周面には、前述のハブ輪110をトルク伝達可能に連結するための雄スプライン168が形成されている。
この外側継手部材162のステム部166をハブ輪110の軸孔に圧入し、ステム部166の外周面に形成された雄スプライン168とハブ輪110の軸孔内周面に形成された雌スプライン111を嵌合させることにより、トルク伝達可能となっている。また、ハブ輪110の加締め部113と外側継手部材162の肩部161との対向面とを突き合わせた状態で、ステム部166の端部に形成された雄ねじ部165にナット172を締め付けることによって、等速自在継手160をハブ輪110に固定する。
ところで、前述した駆動輪用軸受装置では、軸受部170のハブ輪110の加締め部113と外側継手部材162の肩部161とが突き合わされた接触状態にあることから、例えば車両発進時、軸受部170のハブ輪110の加締め部113と外側継手部材162の肩部161との間で、カッキン音と通称されるスティックスリップ音が発生するおそれがある。
このスティックスリップ音は、車両発進時、静止状態にある軸受部170のハブ輪110に対して等速自在継手160の外側継手部材162から回転トルクが負荷されると、雌雄スプライン111,168を介して外側継手部材162からハブ輪110へ回転トルクを伝達しようとするが、外側継手部材162と軸受部170との間の伝達トルク変動と外側継手部材162のねじれにより、ハブ輪110の加締め部113と外側継手部材162の肩部161との間で急激な滑りが発生する。この急激な滑りが原因となってスティックスリップ音が発生する。
前述したスティックスリップ音を未然に防止する手段として、軸受部170のインボード側端部と外側継手部材162の肩部161との対向面間に、摺動特性の優れた材料をコーティングしたプレートを挟み込む手段(例えば、特許文献1,2参照)が講じられている。
これら特許文献1,2では、軸受部170のインボード側端部と外側継手部材162の肩部161との対向面間に前述のプレートを介在させることにより、その軸受部170のインボード側端部と外側継手部材162の肩部161との間での摩擦抵抗を小さくして積極的な滑りが生じるようにして、急激な滑りを発生させることなく、スティックスリップ音が発生しないようにしている。
特開2003−97588号公報 特表2007−508986号公報
ところで、特許文献1,2に開示された軸受装置では、前述したように、軸受部170のインボード側端部と外側継手部材162の肩部161との対向面間に、摺動特性の優れた材料でコーティングされた環状のプレートを介在させることにより、スティックスリップ音の発生を未然に防止するようにしている。
しかしながら、前述した特許文献1,2のいずれにおいても、プレートのコーティング前の表面粗さについては全く開示されておらず、本出願人はこのプレートのコーティング前の表面粗さに着目した。
つまり、プレートのコーティング前の表面粗さが小さすぎると、プレート表面とコーティング材との密着性が低下してしまい、軸受部170と外側継手部材162の肩部との間にプレートを介在させた状態で回転トルクが入力されると、コーティング材の早期剥がれが発生し、コーティング材の機能を十分に発揮させることが困難であった。逆に、コーティング前の表面粗さが大きすぎると、その表面粗さでの凸部の面圧が高くなるため、その部位のコーティング材の早期磨耗などが発生し、この場合もコーティング材の機能を十分に発揮させることが困難であった。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、プレートのコーティング前の表面粗さを規定することにより、コーティング材の密着性を向上させ得る駆動車輪用軸受装置を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内周に複列の外側軌道面が形成された外方部材と、一端に車輪取付フランジを有すると共に外周に複列の内側軌道面を有し、ハブ輪と内輪からなる内方部材と、外方部材の外側軌道面と内方部材の内側軌道面との間に介装された複列の転動体とを備え、ハブ輪の軸孔に等速自在継手の外側継手部材から延びるステム部を圧入してスプライン嵌合させた駆動車輪用軸受装置において、外側継手部材の肩部と内方部材の端部との対向面間に、基板の少なくとも一方の表面をコーティングすることにより所定の摺動特性を有する環状プレートを介在させ、コーティングされる基板の表面粗さをRz=0.2〜15.0としたことを特徴とする。なお、Rzとは、JISで規定された表面パラメータの一つであり、十点平均粗さのことである。
ここで、「基板の少なくとも一方の表面」としたのは、基板の外側継手部材の肩部と対向する表面のみをコーティングする場合、基板の内方部材の端部と対向する表面のみをコーティングする場合、およびそれら両方の表面をコーティングする場合を含むことを意味する。
本発明では、外側継手部材の肩部と内方部材の端部との対向面間に、基板の表面をコーティングすることにより所定の摺動特性を有する環状プレートを介在させたことにより、内方部材を有する軸受部と外側継手部材との間の伝達トルク変動と外側継手部材のねじれが生じても、その軸受部と外側継手部材との間での摩擦抵抗を小さくして積極的な滑りが生じるようにすることで、軸受部と外側継手部材との間で急激な滑りが発生することなく、スティックスリップ音の発生を未然に防止することができる。
この環状プレートにおいて、コーティングされる基板の表面粗さをRz=0.2〜15.0としたことにより、コーティング材が基板の表面に乗り易くなり、コーティング材の密着性が向上する。その結果、回転トルクが入力されても、コーティング材の早期剥がれや早期磨耗などを未然に防止することができ、コーティング材の機能を十分に発揮させることが容易となる。
本発明では、外側継手部材の肩部に、環状プレートの内径が嵌まり込む凹溝を形成した構造が望ましい。このように、環状プレートの内径が嵌まり込む凹溝を外側継手部材の肩部に設ければ、環状プレートを外側継手部材の肩部に簡単に組み付けることができ、環状プレートを外側継手部材に組み付けた状態で内方部材の端部と外側継手部材の肩部との間に容易に位置決めして介在させることができる。
なお、この凹溝の環状プレートが嵌まり込む最奥部位に盗み部を設けた構造とすることが望ましい。このような盗み部を設ければ、環状プレートを外側継手部材の肩部の凹溝に嵌め込むに際して、その嵌め込み作業が容易となる。
本発明では、環状プレートの内径に爪状の突起を設けた構造が望ましい。このような構造とすることで、環状プレートの装着性の向上が図れる。つまり、爪状の突起は、例えば、環状プレートの内径の周方向に沿う複数箇所に設けられることにより、環状プレートの内径の周方向で突起の部位のみが外側継手部材の肩部と接触することになるため、環状プレートを外側継手部材に装着することが容易となる。
本発明における環状プレートは、フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の少なくとも一方の皮膜でコーティングすることにより所定の摺動特性を有することが望ましい。環状プレートが所定の摺動特性を容易に確保するためには、フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の少なくとも一方の皮膜でコーティングすればよい。
ここで、「フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の少なくとも一方の皮膜」としたのは、フッ素樹脂系の皮膜のみでコーティングする場合、二硫化モリブデン系の皮膜のみでコーティングする場合、およびそれら両方の皮膜でコーティングする場合を含むことを意味する。
本発明では、環状プレートと外側継手部材の肩部との間、あるいは、環状プレートと内方部材の端部との間の少なくとも一方に潤滑剤を介在させた構造が望ましい。このようにすれば、軸受部と外側継手部材との間での摩擦抵抗をより一層小さくして積極的な滑りが生じ易く、スティックスリップ音の発生をより一層確実に防止できる。
ここで、「環状プレートと外側継手部材の肩部との間、あるいは、環状プレートと内方部材の端部との間の少なくとも一方」としたのは、環状プレートと外側継手部材の肩部との間のみに潤滑剤を介在させる場合、環状プレートと内方部材の端部との間のみに潤滑剤を介在させる場合、およびそれら両者に潤滑剤を介在させる場合を含むことを意味する。
なお、この軸受装置は、一方の内側軌道面が形成されたハブ輪の外周面に小径段部を形成し、その小径段部に他方の内側軌道面が形成された内輪を圧入した上でハブ輪の小径段部の端部を加締めたタイプに適用可能で、この場合、ハブ輪の加締め部を外側継手部材の肩部と対向させた構造となる。
また、この軸受装置は、前述したタイプ以外に、ハブ輪の外周面に一対の内輪を嵌合させ、一方の内輪の外周面にアウトボード側の内側軌道面を形成し、他方の内輪の外周面にインボード側の内側軌道面を形成したタイプにも適用可能で、この場合、インボード側に位置する他方の内輪の端部を外側継手部材の肩部と対向させた構造となる。
本発明では、外側継手部材の肩部と内方部材の端部との対向面間に、基板の表面をコーティングすることにより所定の摺動特性を有する環状プレートを介在させた構造としている。これにより、車両発進時、静止状態にある軸受部のハブ輪に対して等速自在継手の外側継手部材から回転トルクが負荷された場合、内方部材を有する軸受部と外側継手部材との間の伝達トルク変動と外側継手部材のねじれが生じても、その軸受部と外側継手部材との間での摩擦抵抗を小さくして積極的な滑りが生じるようにすることで、軸受部と外側継手部材との間で急激な滑りが発生することはない。その結果、スティックスリップ音の発生を未然に防止することができ、静粛性の向上が図れて搭乗者の違和感を解消することができる。
この環状プレートにおいて、コーティングされる基板の表面粗さをRz=0.2〜15.0としたことにより、コーティング材が基板の表面に乗り易くなり、コーティング材の密着性が向上する。その結果、回転トルクが入力されても、コーティング材の早期剥がれや早期磨耗などを未然に防止することができ、コーティング材の機能を十分に発揮させることが容易となり、耐スティックスリップ性を長期に亘って確保した駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る駆動車輪用軸受装置の実施形態を以下に詳述する。図1に示す第一の実施形態の軸受装置は、内方部材であるハブ輪10および内輪20、複列の転動体30,40、外方部材である外輪50、等速自在継手60を主要な構成要素としている。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウトボード側(図面左側)と呼び、中央寄りとなる側をインボード側(図面右側)と呼ぶ。
ハブ輪10は、その外周面にアウトボード側の内側軌道面12が形成されると共に、車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ14を備えている。この車輪取付フランジ14の円周方向等間隔に、ホイールディスクを固定するためのハブボルト16が植設されている。このハブ輪10の外周面に形成された小径段部18に内輪20を嵌合させ、この内輪20の外周面にインボード側の内側軌道面22が形成されている。このハブ輪10の軸孔の内周面には、等速自在継手60をトルク伝達可能に連結するための雌スプライン11が形成されている。
内輪20は、クリープを防ぐために適当な締め代をもってハブ輪10の小径段部18に圧入されている。ハブ輪10の外周面に形成されたアウトボード側の内側軌道面12と、内輪20の外周面に形成されたインボード側の内側軌道面22とで複列の内側軌道面を構成している。この内輪20をハブ輪10の小径段部18に圧入し、ハブ輪10の小径段部18の端部を外側に加締めることにより、その加締め部13でもって内輪20を抜け止めしてハブ輪10と一体化し、軸受部70に予圧を付与している。
外輪50は、内周面にハブ輪10および内輪20の内側軌道面12,22と対向する複列の外側軌道面52,54が形成され、車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ56を備えている。この車体取付フランジ56は、車体の懸架装置(図示せず)から延びるナックルに取り付け孔58を利用してボルト等で固定される。
軸受部70は、複列のアンギュラ玉軸受構造で、ハブ輪10および内輪20の外周面に形成された内側軌道面12,22と外輪50の内周面に形成された外側軌道面52,54との間に転動体30,40を介在させ、各列の転動体30,40を保持器32,42により円周方向等間隔に回転自在に保持した構造を有する。
軸受部70の両端開口部には、ハブ輪10と内輪20の外周面に摺接するように、外輪50とハブ輪10および内輪20との環状空間を密封する一対のシール34,44が外輪50の両端部内径に嵌合され、内部に充填されたグリースの漏洩ならびに外部からの水や異物の侵入を防止するようになっている。
前述したハブ輪10に等速自在継手60の外側継手部材62を連結することにより、軸受装置が構成される。等速自在継手60の外側継手部材62は、ドライブシャフトを構成する中間軸(図示せず)の一端に設けられ、内側継手部材、ボールおよびケージからなる内部部品(図示せず)を収容したカップ状のマウス部64と、そのマウス部64の基部から軸方向に一体に延びるステム部66とで構成されている。このステム部66の外周面には、前述のハブ輪10をトルク伝達可能に連結するための雄スプライン68が形成されている。
この外側継手部材62のステム部66をハブ輪10の軸孔に圧入し、ステム部66の外周面に形成された雄スプライン68とハブ輪10の軸孔内周面に形成された雌スプライン11を嵌合させることにより、トルク伝達可能となっている。この実施形態の軸受装置においては、外側継手部材62の肩部61とハブ輪10の加締め部13との対向面間に所定の摺動特性を有する環状プレート80を介在させ、ステム部66の端部に形成された雄ねじ部65にナット72を締め付けることによって、等速自在継手60をハブ輪10に固定する。なお、等速自在継手60とハブ輪10は、前述のナット72以外に、ボルトにより固定することも可能である。
ナット72による所定の締付力(軸力)でもって、外側継手部材62の肩部61とハブ輪10の加締め部13との対向面間に環状プレート80を挟み込んだ構造としている。外側継手部材62の肩部61とハブ輪10の加締め部13との対向面間に介在された環状プレート80は、基板81の表面をフッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の皮膜82でコーティングすることにより所定の摺動特性を有する。また、この環状プレート80のコーティング前の表面粗さ、つまり、コーティングされる基板81の表面粗さをRz=0.2〜15.0としている。この環状プレート80のコーティング前の表面粗さとしては、Rz=0.3〜10.0が好ましい。
なお、この第一の実施形態では、基板81の外側継手部材側表面とハブ輪側表面の両方をコーティングした場合について例示するが、基板81の外側継手部材側表面のみをコーティングしたり、あるいは、基板81のハブ輪側表面のみをコーティングするようにしてもよい。このコーティングされる基板81の表面について、前述した表面粗さ(Rz=0.2〜15.0)を設定することになる。
また、環状プレート80は、優れた摺動特性を確保するため、フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の皮膜82でコーティングする。フッ素樹脂系のみの皮膜82でコーティングする場合、二硫化モリブデン系のみの皮膜82でコーティングする場合、あるいはフッ素樹脂系と二硫化モリブデン系の両方の皮膜82でコーティングする場合のいずれであってもよい。
このように、外側継手部材62の肩部61とハブ輪10の加締め部13との対向面間に、基板81の表面をコーティングすることにより摺動特性の優れた環状プレート80を介在させたことにより、軸受部70と外側継手部材62との間の伝達トルク変動と外側継手部材62のねじれが生じても、その軸受部70と外側継手部材62との間での摩擦抵抗を小さくして積極的な滑りが生じるようにすることで、軸受部70と外側継手部材62との間で急激な滑りが発生することなく、スティックスリップ音の発生を未然に防止することができる。
この環状プレート80において、コーティングされる基板81の表面粗さをRz=0.2〜15.0としたことにより、フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系のコーティング材が基板81の表面に乗り易くなり、基板81の表面に対するコーティング材の密着性が向上する。その結果、回転トルクが入力されても、コーティング材の早期剥がれや早期磨耗などを未然に防止することができ、コーティング材の機能を十分に発揮させることが容易となる。
この実施形態では、基板81の外側継手部材側表面とハブ輪側表面の両方をコーティングした場合について例示していることから、基板81の両面の表面粗さをRz=0.2〜15.0とする必要があるが、基板81の外側継手部材側表面のみをコーティングしたり、あるいは、基板81のハブ輪側表面のみをコーティングする場合には、そのコーティングする外側継手部材側表面あるいはハブ輪側表面の表面粗さをRz=0.2〜15.0とすればよい。
このコーティングされる基板81の表面粗さがRz=0.2よりも小さいと、基板81の表面とコーティング材との密着性が低下してしまい、軸受部70と外側継手部材62の肩部61との間に環状プレート80を介在させた状態で回転トルクが入力されると、コーティング材の早期剥がれが発生し、コーティング材の機能を十分に発揮させることが困難となる。逆に、コーティングされる基板81の表面粗さがRz=15.0よりも大きいと、表面上での凸部の面圧が高くなるため、その部位のコーティング材の早期磨耗などが発生し、この場合もコーティング材の機能を十分に発揮させることが困難となる。
図2(A)および図3に示す環状プレート80が接触する外側継手部材62の肩部61に、図2(B)および図4に示すように、環状プレート80の内径が嵌まり込む凹溝90を形成すると共にその凹溝90の環状プレート80が嵌まり込む最奥部位に盗み部91を設ける。なお、凹溝90は、環状プレート80が挿入される入口部分90aを大径とし、その環状プレート80が嵌まり込む溝底部分90bを小径としている。
このように、環状プレート80の内径が嵌まり込む凹溝90を外側継手部材62の肩部61に設けたことにより、環状プレート80を外側継手部材62の肩部61に簡単に組み付けることができ、環状プレート80を外側継手部材62に組み付けた状態でハブ輪10の加締め部13と外側継手部材62の肩部61との間に容易に位置決めして介在させることができる。また、凹溝90の最奥部位に盗み部91を設けたことにより、環状プレート80を外側継手部材62の肩部61の凹溝90に嵌め込むに際して、その嵌め込み作業が容易となる。
ここで、環状プレート80の内径をd、その肉厚をtとし、また、外側継手部材62の凹溝90の入口部分90aの径をD、溝底部分90bの径をD、軸方向の長さをLとした場合、D<d<D、t<Lとする。このように設定することにより、環状プレート80を外側継手部材62の肩部61に容易に組み付けることができ、環状プレート80を外側継手部材62に組み付けた状態での取り扱いなどで環状プレート80が外側継手部材62が抜脱することはなく、環状プレート80の組み付け性および取り扱い性が向上する。なお、凹溝90の入口部分90aの径Dと環状プレート80の内径dとの差を0<D−d<0.5と規定することにより、環状プレート80を手で装着できる程度まで容易に組み付けることが可能となる。
以上で説明した第一の実施形態では、一方の内側軌道面12が形成されたハブ輪10の外周面に小径段部18を形成し、その小径段部18に他方の内側軌道面22が形成された内輪20を圧入した上でハブ輪10の小径段部18の端部を加締めたタイプの軸受装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。
例えば、図5に示すように、ハブ輪10の外周面に一対の内輪20a,20bを嵌合させ、一方の内輪20aの外周面にアウトボード側の内側軌道面22aを形成し、他方の内輪20bの外周面にインボード側の内側軌道面22bを形成したタイプの軸受装置にも適用可能である。
図5に示す第二の実施形態では、インボード側に位置する他方の内輪20bのインボード側端部を外側継手部材62の肩部61と対向させた構造となる。従って、第一の実施形態で説明した環状プレート80は、内輪20bのインボード側端部と外側継手部材62の肩部61との間に介在させることになる。
なお、基板81の表面をフッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の皮膜82でコーティングすることにより所定の摺動特性を有し、コーティングされる基板81の表面粗さをRz=0.2〜15.0(好ましくは、Rz=0.3〜10.0)とする環状プレート80である点、外側継手部材62の肩部61に凹溝90および盗み部91を設ける点、環状プレート80と凹溝90との関係でD<d<D、t<Lおよび0<D−d<0.5とする点、およびそれらの作用効果については、前述した第一の実施形態と同様であるため、重複説明は省略する。
以上で説明した第一の実施形態および第二の実施形態では、環状プレート80の内径を円形とした場合(図3参照)を例示したが、本発明はこれに限定されることなく、図6に示す第三の実施形態および図7に示す第四の実施形態のような環状プレート84を使用することも可能である。
なお、第三の実施形態は、第一の実施形態と同様、ハブ輪10の小径段部18に内輪20を圧入した上でハブ輪10の小径段部18の端部を加締めたタイプの軸受装置に適用した場合であり、環状プレート84は、ハブ輪10の加締め部13と外側継手部材62の肩部61との間に介在することになる。
また、第四の実施形態は、第二の実施形態と同様、ハブ輪10の外周面に一対の内輪20a,20bを嵌合させたタイプの軸受装置に適用した場合であり、環状プレート84は、内輪20bのインボード側端部と外側継手部材62の肩部61との間に介在させることになる。
基板85の表面をフッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の皮膜86でコーティングすることにより所定の摺動特性を有し、コーティングされる基板85の表面粗さをRz=0.2〜15.0(好ましくは、Rz=0.2〜10.0)とする環状プレート84である点、外側継手部材62の肩部61に凹溝90および盗み部91を設ける点、環状プレート80と凹溝90との関係でD<d<D、t<Lおよび0<D−d<0.5とする点、およびそれらの作用効果については、前述した第一の実施形態と同様であるため、重複説明は省略する。
第三の実施形態および第四の実施形態では、図8および図9に示すように、環状プレート84の内径に爪状の突起87を設けた構造としている。これらの実施形態では、三つの突起87を環状プレート84の内径に円周方向等間隔で形成している。なお、前述した環状プレート84と凹溝90との関係、つまり、D<d<D、t<Lおよび0<D−d<0.5において、環状プレート84の内径dは、その内径に設けられた突起87の部分での内径となる。
これら第三の実施形態および第四の実施形態のように、環状プレート84の内径に爪状の突起87を設けたことにより、環状プレート84の装着性の向上が図れる。つまり、爪状の突起87は、例えば、環状プレート84の内径の周方向に沿う三箇所に設けられることにより、環状プレート84の内径の周方向で突起87の部位のみが外側継手部材62の肩部61と接触することになるため、環状プレート84を外側継手部材62に装着することが容易となる。なお、この突起87の内方端部がハブ輪10の加締め部13へ向けて屈曲した形状となっていることから、環状プレート84を嵌め込み易くて外れにくい構造とすることができる。
以上で説明した第一〜第四の実施形態において、環状プレート80,84と外側継手部材62の肩部61との間、あるいは、環状プレート80,84とハブ輪10の加締め部13との間のいずれか一方に潤滑剤を介在させるようにしてもよい。また、環状プレート80,84と外側継手部材62の肩部61との間、および環状プレート80,84とハブ輪10の加締め部13との間の両方に潤滑剤を介在させるようにしてもよい。
このように潤滑剤を介在させることにより、軸受部70と外側継手部材62との間での摩擦抵抗をより一層小さくして積極的な滑りが生じ易く、スティックスリップ音の発生をより一層確実に防止できる。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明における第一の実施形態で、環状プレートをハブ輪の加締め部と外側継手部材の肩部との間に介在させた適用例を示す縦断面図である。 (A)は図1の環状プレートを示す部分拡大断面図、(B)は図1の外側継手部材の肩部を示す部分拡大正面図である。 内径が円形の環状プレートを示す側面図である。 図3の環状プレートを外側継手部材の肩部に組み付けた状態を示す部分拡大図である。 本発明における第二の実施形態で、環状プレートを内輪のインボード側端部と外側継手部材の肩部との間に介在させた適用例を示す縦断面図である。 本発明における第三の実施形態で、環状プレートをハブ輪の加締め部と外側継手部材の肩部との間に介在させた適用例を示す縦断面図である。 本発明における第四の実施形態で、環状プレートを内輪のインボード側端部と外側継手部材の肩部との間に介在させた適用例を示す縦断面図である。 内径に突起を設けた環状プレートを示す側面図である。 図8の環状プレートを外側継手部材の肩部に組み付けた状態を示す部分拡大図である。 駆動車輪用軸受装置の従来例を示す縦断面図である。
符号の説明
10 内方部材(ハブ輪)
12 内側軌道面
14 車輪取付フランジ
20 内方部材(内輪)
22 内側軌道面
30,40 転動体
50 外方部材(外輪)
52,54 外側軌道面
60 等速自在継手
61 肩部
62 外側継手部材
66 ステム部
80,84 環状プレート
81,85 基板
82,86 皮膜
87 突起

Claims (6)

  1. 内周に複列の外側軌道面が形成された外方部材と、一端に車輪取付フランジを有すると共に外周に複列の内側軌道面を有し、ハブ輪と内輪からなる内方部材と、前記外方部材の外側軌道面と内方部材の内側軌道面との間に介装された複列の転動体とを備え、前記ハブ輪の軸孔に等速自在継手の外側継手部材から延びるステム部を圧入してスプライン嵌合させた駆動車輪用軸受装置において、前記外側継手部材の肩部と前記内方部材の端部との対向面間に、基板の少なくとも一方の表面をコーティングすることにより所定の摺動特性を有する環状プレートを介在させ、コーティングされる前記基板の表面粗さをRz=0.2〜15.0としたことを特徴とする駆動車輪用軸受装置。
  2. 前記外側継手部材の肩部に、前記環状プレートの内径が嵌まり込む凹溝を形成した請求項1に記載の駆動車輪用軸受装置。
  3. 前記凹溝の環状プレートが嵌まり込む最奥部位に盗み部を設けた請求項2に記載の駆動車輪用軸受装置。
  4. 前記環状プレートの内径に爪状の突起を設けた請求項1〜3のいずれか一項に記載の駆動車輪用軸受装置。
  5. 前記環状プレートは、フッ素樹脂系あるいは二硫化モリブデン系の少なくとも一方の皮膜でコーティングすることにより所定の摺動特性を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の駆動車輪用軸受装置。
  6. 前記環状プレートと外側継手部材の肩部との間、あるいは、前記環状プレートと内方部材の端部との間の少なくとも一方に潤滑剤を介在させた請求項1〜5のいずれか一項に記載の駆動車輪用軸受装置。
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