JP2009248124A - 電動加圧式抵抗溶接機 - Google Patents
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Abstract
【課題】寿命を長くすること、各ユニット毎の取り付け取り外し、取替えが容易に行えること、高速運転を可能にすること、及び高い防塵性を発揮することである。
【解決手段】スポット溶接ガンは、レール本体24と、レール本体24の両側壁部24a,24bの間に該両側壁部24a,24bと平行に設けられ、両端がレール本体24に対して回転自在に支持されるボールねじ21と、ボールねじ21に組み込まれ、かつ側壁部24a,24bに案内されて直線移動するスライダ23とを備え、レール本体24の一端24cに対して電極4が取り付けられ、ボールねじ21を回転させてレール本体24をスライダ23に対して移動させることで、電極4を駆動する駆動ユニット20を備え、電極4と電極5とが、ボールねじ21の軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、レール本体24及びガンアーム3それぞれに取り付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】スポット溶接ガンは、レール本体24と、レール本体24の両側壁部24a,24bの間に該両側壁部24a,24bと平行に設けられ、両端がレール本体24に対して回転自在に支持されるボールねじ21と、ボールねじ21に組み込まれ、かつ側壁部24a,24bに案内されて直線移動するスライダ23とを備え、レール本体24の一端24cに対して電極4が取り付けられ、ボールねじ21を回転させてレール本体24をスライダ23に対して移動させることで、電極4を駆動する駆動ユニット20を備え、電極4と電極5とが、ボールねじ21の軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、レール本体24及びガンアーム3それぞれに取り付けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、本発明は電気抵抗溶接機の分野、とりわけスポット溶接ガン等の分野に属する。
特許文献1〜3には、スポット溶接ガンが開示されている。先ず、特許文献1に開示のスポット溶接ガンは、ボールねじとリニアガイドとからなる、いわゆるモノキャリアを用いている。その構成は、ガンブラケット(コモンベースを含む)に、レール、電極を有するガンアーム及び溶接トランスが取り付けられており、スライダの上面に、もう一方のガンアームが取り付けられている。ガンブラケット及びレールを中心として各ユニットが取り付けられているため、各ユニット毎の取り付け取り外し、取替えが容易に行えるようになっている。また、モノキャリアのレールが凹形状のため、上面からのスパッタ等の異物の侵入対策としてカバーを備えている。このような構成を有する特許文献1に開示のスポット溶接ガンは、2つの電極の間にワークを挟み、スライダを駆動させ、加圧する仕組みになっている。
また、特許文献2に開示の構成では、廻り止めを有するボールねじを用いている。その構成では、ボールねじの先端に電極が取り付けられており、電極を有するガンアームがケーシングに一体に設けてある。このような構成を有する特許文献2に開示のスポット溶接ガンは、2つの電極の間にワークを挟み、ボールねじを回転駆動させ、加圧する仕組みになっている。
また、特許文献3に開示の構成では、特許文献1と同様に、モノキャリアを用いている。その構成は、電極を有するガンアームが設けられたユニットフレームにレールが取り付けられている。スライダには、電極を有する作動ロッドがボールねじの軸心上に取り付けられており、レールの一端には作動ロッドの貫通孔が設けられた板が取り付けられている。また、ボールねじは片持ちで使用されている。さらに、特許文献1と同様に、モノキャリアのレールが凹形状であるため、上面からのスパッタ等の異物の侵入対策としてカバーを備えている。さらにまた、作動ロッドに付着した異物を除去するためのスクレーパが貫通孔を設けた板に取り付けられている。このような構成を有する特許文献3に開示のスポット溶接ガンは、2つの電極の間にワークを挟み、スライダを駆動させ、作動ロッドが貫通孔を設けた板を通過し加圧する仕組みになっている。
特許第3575588号
実公平7−31899号公報
特許第3515396号
しかしながら、特許文献1の構成では、加圧点がスライダの上面より上方に位置するため、加圧時に大きなモーメントがスライダにかかってしまう。これにより、レールの変形等を惹き起こし、それが寿命に大きく影響する。
また、特許文献2の構成では、ケーシング内部に加圧駆動機構を一体に設けているため、溶接トランスを一体的に組込むためには、ユニットが搭載できるように新規な構造設計を強いられることになる。よって、溶接機の各機能別にユニットを組替えることが困難となる。
また、特許文献2の構成では、ケーシング内部に加圧駆動機構を一体に設けているため、溶接トランスを一体的に組込むためには、ユニットが搭載できるように新規な構造設計を強いられることになる。よって、溶接機の各機能別にユニットを組替えることが困難となる。
また、特許文献3の構成では、ボールねじが片持ちになっているため、高速運転に対応することができない。
本発明は、前記課題である、寿命を長くすること、各ユニット毎の取り付け取り外し、取替えが容易に行えること、及び高速運転を可能にすることを目的とし、さらには、高い防塵性を発揮することを目的とするものである。
本発明は、前記課題である、寿命を長くすること、各ユニット毎の取り付け取り外し、取替えが容易に行えること、及び高速運転を可能にすることを目的とし、さらには、高い防塵性を発揮することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明に係る請求項1に記載の電動加圧式抵抗溶接機は、一対の電極と、両側に平行に側壁部が配置されて断面凹形とされたレール本体と、前記両側壁部の間に該両側壁部と平行に設けられ、両端が前記レール本体に対して回転自在に支持されるボールねじと、前記ボールねじに組み込まれ、かつ前記側壁部に案内されて直線移動するスライダとを備え、前記レール本体の一端に支持板が設けられて、該支持板に前記一対の電極のうちの一方の電極が取り付けられ、前記ボールねじを回転させて前記レール本体を前記スライダに対して移動させることで、前記一方の電極を駆動する駆動手段と、前記ボールねじを回転駆動させるモータと、前記スライダが取り付けられたガンブラケットと、前記ガンブラケットに対して一端が取り付けられ、他端側に前記一方の電極が取り付けられたガンアームと、を備え、前記一方の電極と他方の電極とは、前記ボールねじの軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、前記レール本体及びガンアームそれぞれに取り付けられることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の電動加圧式抵抗溶接機は、請求項1に記載の電動加圧式抵抗溶接機において、前記レール本体にて前記スライダが収納される内側面を、外方に対して閉塞可能にするカバーを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る請求項2に記載の電動加圧式抵抗溶接機は、請求項1に記載の電動加圧式抵抗溶接機において、前記レール本体にて前記スライダが収納される内側面を、外方に対して閉塞可能にするカバーを備えることを特徴とする。
本発明によれば、一方の電極と他方の電極とが、ボールねじの軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、レール本体及びガンアームそれぞれに取り付けられることで、2つの電極間にワークを挟み、かつ加圧力を与えても、ボールねじの軸心X上に電極が常に位置しているため、スライダやレール本体にモーメントがかかるのを防止できる。また、スライダに対してレール本体を上側に配置して使用することで、レール本体の上方からのゴミに対して高い防塵性を発揮できる。さらに、ボールねじがレール本体の両側で支持されているため、高速運転にも対応できる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、本発明に係る電動加圧式抵抗溶接機を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図1は、Cタイプのスポット溶接ガンの構成を示す。
同図中、1は抵抗溶接機であり、2は電極のアクチェータとなるサーボモータであり、いわゆるロボット用スポット溶接ガンを構成する。3はC形のガンアーム(固定アーム)であり、4,5は、一対の電極(電極チップ)であり(電極4が一方の電極、電極5が他方の電極)、ガンアーム3の先端に前記他方の電極5が固着される。20は、前記一方の電極4をドライブする駆動ユニットである。6は、溶接機に二次電流を流すための溶接トランスである。7は、溶接トランス6が取り付けられるガンブラケットである。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、本発明に係る電動加圧式抵抗溶接機を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図1は、Cタイプのスポット溶接ガンの構成を示す。
同図中、1は抵抗溶接機であり、2は電極のアクチェータとなるサーボモータであり、いわゆるロボット用スポット溶接ガンを構成する。3はC形のガンアーム(固定アーム)であり、4,5は、一対の電極(電極チップ)であり(電極4が一方の電極、電極5が他方の電極)、ガンアーム3の先端に前記他方の電極5が固着される。20は、前記一方の電極4をドライブする駆動ユニットである。6は、溶接機に二次電流を流すための溶接トランスである。7は、溶接トランス6が取り付けられるガンブラケットである。
駆動ユニット20は、いわゆるモノキャリアとして構成されている。図2は、その駆動ユニット20の構成を示す。同図に示すように、駆動ユニット20は、モノキャリアの構成として、ボールねじ21とリニアガイド22とを一体融合化したユニット(一軸ユニット)として構成されている。このように、駆動ユニット20をモノキャリアとして構成することで、全体が小型化されるとともに設計・組立のロードが削減できるなどのメリットがある。
リニアガイド22は、スライダ23とレール本体24とから構成されている。レール本体24は、両側に平行に側壁部24a,24bが配置されて断面略凹形をなしており、レール本体24の断面凹形の溝内にスライダ23が組み込まれている。そして、レール本体24及びスライダ23の内部には複数の転動体25が収容されるととともに、レール本体24の側壁部24a,24bの内側面及びスライダ23の外側面に転動体転動溝等が形成されることで、転動体転動溝等を介して複数の転動体25を循環させて、側壁部24a,24bに沿ってスライダ23を案内しつつ、スライダ23をレール本体24の長手方向に直線移動させることを実現している。
そして、リニアガイド22は、側壁部24a,24bの間に、該側壁部24a,24bと平行になるようにボールねじ21を配置するとともに、ボールねじ21をレール本体24の両側(回転支持部等)で回転自在に支持している。このボールねじ21にスライダ23が組み込まれており、ボールねじ21を回転駆動することで、スライダ23をレール本体24の長手方向で移動させることを実現している。なお、スポット溶接ガンの使用時には、後述するように、スライダ23に対してレール本体24側が移動するようになる。
このようなリニアガイド22において、レール本体24に対して、モータ2及び前記一方の電極4が取り付けてあり、スライダ23に対してガンブラケット7が取り付けてある。
レール本体24の長手方向の一端24cに、一方の電極4が取り付けられている。具体的には、図3に示すように、レール本体24の長手方向の一端24cに支持板26を設けて、その支持板26に電極4を取り付けている。より詳しくは、図1及び図3に示すように、ボールねじ21の軸心X上に位置するように、電極4を支持板26に取り付けている。これにより、電極4は、ガンアーム3の先端3aに取り付けてある電極5に対向配置される。
レール本体24の長手方向の一端24cに、一方の電極4が取り付けられている。具体的には、図3に示すように、レール本体24の長手方向の一端24cに支持板26を設けて、その支持板26に電極4を取り付けている。より詳しくは、図1及び図3に示すように、ボールねじ21の軸心X上に位置するように、電極4を支持板26に取り付けている。これにより、電極4は、ガンアーム3の先端3aに取り付けてある電極5に対向配置される。
また、レール本体24の長手方向で、電極4の取り付け端部24cとは反対側の他端24dに、モータ2が取り付けられている。モータ2の出力軸は、ボールねじ21におけるレール本体24の他端24d側の端部に直結されている。これにより、モータ2を駆動させることで、ボールねじ21が回転駆動され、スライダ23に対してレール本体24が移動するようになる。これにより、レール本体24の一端24cに取り付けてある電極4が、ガンアーム3の先端3aに取り付けてある電極5に対して、接近ないし離反し、この動作で溶接加圧ないし電極開放が行われる。
スライダ23が取り付けられているガンブラケット7は、溶接トランス6を収容可能な形状とされている。なお、ガンブラケット7におけるスライダ23の取り付け部7aは、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さL1については、図3に示すように、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さより十分に長くなっている。さらに、その取り付け部7aは、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向の長さについては、図1に示すように、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向の長さより十分短いものとなっている。
また、図示しないが、ガンブラケット7に、溶接ユニット自体を収納することもできる。この場合、溶接ユニットには、溶接トランス6の他に、溶接トランス6の出力端子及び出力端子に接続される二次回路を構成する各ブスバーと可動側のポイントホルダに接続されるシャント等が含まれる。このガンブラケット7には、レール本体24の電極4が取り付けられている前記一端24c側に向く部位7bに、ガンアーム3が取り付けられている。
ガンアーム3は、C形のガンアームであり、レール本体24の電極4の取り付け端部24cに対向する位置まで伸びた自由端となる端部3aに電極5が取り付けられている。電極5は、ガンアーム3に取り付けられた状態で、電極4と対向するようになっている。より詳しくは、電極5は、対向する電極4と同様に、ボールねじ21の軸心X上に位置するように、ガンアーム3に取り付けられている。
(動作、作用及び効果)
動作、作用及び効果は次のようになる。
溶接時動作については、モータ2を駆動させることで、スライダ23、すなわちガンアーム3及びガンブラケット7に対してレール本体24を相対的に移動させて、2つの電極4,5の間にワーク(重ね板)を挟み、かつ溶接に必要とする加圧力を与える。そして、溶接トランス6により電極4,5間に溶接電流を流して、その局部を加熱し接合する。
このとき、ボールねじ21の軸心X上に電極4,5が常に位置しているため、その加圧時にスライダ23やレール本体24にモーメントがかかるのを防止できる。これにより、モーメントの影響によって寿命が短くなるのを防止できる。
動作、作用及び効果は次のようになる。
溶接時動作については、モータ2を駆動させることで、スライダ23、すなわちガンアーム3及びガンブラケット7に対してレール本体24を相対的に移動させて、2つの電極4,5の間にワーク(重ね板)を挟み、かつ溶接に必要とする加圧力を与える。そして、溶接トランス6により電極4,5間に溶接電流を流して、その局部を加熱し接合する。
このとき、ボールねじ21の軸心X上に電極4,5が常に位置しているため、その加圧時にスライダ23やレール本体24にモーメントがかかるのを防止できる。これにより、モーメントの影響によって寿命が短くなるのを防止できる。
また、スポット溶接ガンは、ガンアーム3、ガンブラケット7及び駆動ユニット20等がボルト等の連結手段によって組み付けられることで、それら各構成部の取り付け及び取り外し、並びに取替えが容易となる。また、レール本体24がスライダ23を覆う形で、該レール本体24を駆動するので、図1に示すように、スライダ23に対してレール本体24が上側に位置するような姿勢でスポット溶接ガンを使用する限りにおいて、レール本体24の上方からのゴミに対して高い防塵性を発揮できる。また、ボールねじ21がレール本体24の両側で支持されているため、高速運転にも対応できる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を説明する。
(構成)
第2の実施形態も、前記第1の実施形態と同様、本発明を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図4及び図5は、第2の実施形態のスポット溶接ガンの構成を示す。図4及び図5に示すように、第2の実施形態のスポット溶接ガンの基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一であるが、第2の実施形態のスポット溶接ガンでは、特に、スペーサプレート31及びカバー32を備えている。以下の説明では、第2の実施形態のスポット溶接ガンにおいて、前記第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一符号を付してある構成については、特に言及しない限りは同一である。
次に第2の実施形態を説明する。
(構成)
第2の実施形態も、前記第1の実施形態と同様、本発明を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図4及び図5は、第2の実施形態のスポット溶接ガンの構成を示す。図4及び図5に示すように、第2の実施形態のスポット溶接ガンの基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一であるが、第2の実施形態のスポット溶接ガンでは、特に、スペーサプレート31及びカバー32を備えている。以下の説明では、第2の実施形態のスポット溶接ガンにおいて、前記第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一符号を付してある構成については、特に言及しない限りは同一である。
図4及び図5に示すように、スペーサプレート31は、スライダ23とガンブラケット7との間に介在している。すなわち、スライダ23は、スペーサプレート31を介してガンブラケット7に取り付けられている。スペーサプレート31は、略平板形状とされ、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さが、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さよりも十分長くなっている。スペーサプレート31には、リニアガイド22の長手方向、すなわちレール本体24の移動方向で貫通する空隙部(挿通孔)31aが形成されている。スペーサプレート31とガンブラケット7との間に、空隙部31aを挿通するようにして、カバー32が取り付けられている。
カバー32は、略平板形状とされている。カバー32は、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さが、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さと同等又はそれよりも多少長くなっている。また、カバー32のリニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向における長さについては、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向の長さと同等な長さになっている。すなわち例えば、カバー32の両端は、レール本体24の両端に設けた、電極4を取り付けるための支持板26やボールねじ21の回転支持部等の部材に取り付けられている。これにより、レール本体24でスライダ23が取り付けられる開放側、すなわちレール本体24にてスライダ23が収納される内側面がカバー32で閉塞されるようになる。
以上のように、第2の実施形態のスポット溶接ガンでは、レール本体24でスライダ23が取り付けられる開放側をカバー32で閉塞することで、レール本体24の凹溝の開放側(図4においてレール本体24の下方)からのゴミに対しても高い防塵性を発揮できる。また、カバー32が挿通される空隙部31aを設けたスペーサプレート31により、スライダ23に対するレール本体24の移動を妨げることなく、カバー32を設けることができる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施形態も、前記第1及び第2の実施形態と同様、本発明を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図6及び図7は、第3の実施形態のスポット溶接ガンの構成を示す。図6及び図7に示すように、第3の実施形態のスポット溶接ガンの基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一であるが、第3の実施形態のスポット溶接ガンでは、特に、前記第2の実施形態として示したものとは形状が異なるスペーサプレート41及びカバー42を備えている。以下の説明では、第3の実施形態のスポット溶接ガンにおいて、前記第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一符号を付してある構成については、特に言及しない限りは同一である。
次に第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施形態も、前記第1及び第2の実施形態と同様、本発明を適用したCタイプのスポット溶接ガンである。図6及び図7は、第3の実施形態のスポット溶接ガンの構成を示す。図6及び図7に示すように、第3の実施形態のスポット溶接ガンの基本的構成は、前記図1及び図2に示した第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一であるが、第3の実施形態のスポット溶接ガンでは、特に、前記第2の実施形態として示したものとは形状が異なるスペーサプレート41及びカバー42を備えている。以下の説明では、第3の実施形態のスポット溶接ガンにおいて、前記第1の実施形態のスポット溶接ガンの構成と同一符号を付してある構成については、特に言及しない限りは同一である。
図6及び図7に示すように、スペーサプレート41は、スライダ23とガンブラケット7との間に介在している。すなわち、スライダ23は、スペーサプレート41を介してガンブラケット7に取り付けられている。スペーサプレート41は、断面略コ字形状とれている。すなわち、スペーサプレート41においてリニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さが、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さよりも長くなっており、その短辺方向の両端部41a,41bが、レール本体24(側壁部24a,24b)の外側面に沿うように立ち上がる形状をなしている。
そして、スペーサプレート41には、リニアガイド22の長手方向、すなわちレール本体24の移動方向で貫通する空隙部41cが形成されている。スペーサプレート41とガンブラケット7との間に、空隙部41aを挿通するようにして、カバー42が取り付けられている。
カバー42は、スペーサプレート41と同様、断面略コ字形状とされている。すなわち、カバー42においてリニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さが、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さよりも長くなっており、その短辺方向の両端部42a,42bが、レール本体24の外側面に平行に立ち上がる形状をなしている。すなわち、前述のスペーサプレート41の空隙部41cは、このような形状をなすカバー42を収容可能な形状(断面略コ字形状)をなしている。
カバー42は、スペーサプレート41と同様、断面略コ字形状とされている。すなわち、カバー42においてリニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さが、該リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の短辺方向の長さよりも長くなっており、その短辺方向の両端部42a,42bが、レール本体24の外側面に平行に立ち上がる形状をなしている。すなわち、前述のスペーサプレート41の空隙部41cは、このような形状をなすカバー42を収容可能な形状(断面略コ字形状)をなしている。
そして、カバー42は、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向の長さが、リニアガイド22(具体的にはレール本体24)の長手方向の長さと同等な長さになっている。すなわち例えば、カバー42の両端は、レール本体24の両端に設けた、電極4を取り付けるための支持板26やボールねじ21の回転支持部等の部材に取り付けられている。これにより、レール本体24でスライダ23が取り付けられる開放側、すなわちレール本体24にてスライダ23が収納される内側面がカバー42で閉塞されるようになる。
以上のように、第3の実施形態のスポット溶接ガンでは、レール本体24でスライダ23が取り付けられる開放側をカバー42で閉塞することで、前記第2の実施形態の場合と同様、レール本体24の凹溝の開放側(図6においてレール本体24の下方)からのゴミに対しても高い防塵性を発揮できる。また、カバー42が挿通される空隙部41cを設けたスペーサプレート41により、スライダ23に対するレール本体24の移動を妨げることなく、カバー42を設けることができる。さらに、第3の実施形態の場合には、カバー42がレール本体24(側壁部24a,24b)の外側面まで覆う形状になっており、より高い防塵性を発揮できる。
なお、前記実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、前記実施形態では、ガンアームがC形のガンアームである場合を説明した。これに対して、ガンアームはそれ以外の形(形状)のものであっても良い。
また、アルミニウム系の材質等からなるコモンベースに、ガンアーム3、ガンブラケット7及び駆動ユニット20等の各構成部を取り付けることもできる。この場合でも、少なくとも、ボールねじ21の軸心X上に各電極4,5を配置する。
すなわち、前記実施形態では、ガンアームがC形のガンアームである場合を説明した。これに対して、ガンアームはそれ以外の形(形状)のものであっても良い。
また、アルミニウム系の材質等からなるコモンベースに、ガンアーム3、ガンブラケット7及び駆動ユニット20等の各構成部を取り付けることもできる。この場合でも、少なくとも、ボールねじ21の軸心X上に各電極4,5を配置する。
なお、この実施形態では、電極4,5は、一対の電極を実現しており、レール本体24は、両側に平行に側壁部が配置されて断面凹形とされたレール本体を実現しており、ボールねじ21は、前記両側壁部の間に該両側壁部と平行に設けられ、両端が前記レール本体に対して回転自在に支持されるボールねじを実現しており、スライダ23は、前記ボールねじに組み込まれ、かつ前記側壁部に案内されて直線移動するスライダを実現しており、駆動ユニット20は、それらレール本体24、ボールねじ21及びスライダ23の構成により、前記レール本体の一端に支持板が設けられて、該支持板に前記一対の電極のうちの一方の電極が取り付けられ、前記ボールねじを回転させて前記レール本体を前記スライダに対して移動させることで、前記一方の電極を駆動する駆動手段を実現しており、モータ2は、前記ボールねじを回転駆動させるモータを実現しており、ガンブラケット7は、前記スライダが取り付けられたガンブラケットを実現しており、ガンアーム3は、前記ガンブラケットに対して一端が取り付けられ、他端側に前記一方の電極が取り付けられたガンアームを実現している。そして、この実施形態では、前記一方の電極と他方の電極とは、前記ボールねじの軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、前記レール本体及びガンアームそれぞれに取り付けられることを実現している。
1 抵抗溶接機、2 モータ、3 ガンアーム、4,5 電極、6 溶接トランス、7 ガンブラケット、20 駆動ユニット、21 ボールねじ、22 リニアガイド、23 スライダ、24 レール本体、24a,24b 側壁部、31,41 スペーサプレート、32,42 カバー
Claims (2)
- 一対の電極と、
両側に平行に側壁部が配置されて断面凹形とされたレール本体と、前記両側壁部の間に該両側壁部と平行に設けられ、両端が前記レール本体に対して回転自在に支持されるボールねじと、前記ボールねじに組み込まれ、かつ前記側壁部に案内されて直線移動するスライダとを備え、前記レール本体の一端に支持板が設けられて、該支持板に前記一対の電極のうちの一方の電極が取り付けられ、前記ボールねじを回転させて前記レール本体を前記スライダに対して移動させることで、前記一方の電極を駆動する駆動手段と、
前記ボールねじを回転駆動させるモータと、
前記スライダが取り付けられたガンブラケットと、
前記ガンブラケットに対して一端が取り付けられ、他端側に前記一対の電極のうちの他方の電極が取り付けられたガンアームと、を備え、
前記一方の電極と他方の電極とは、前記ボールねじの軸心上に位置され、かつ互いに対向するように、前記レール本体及びガンアームそれぞれに取り付けられることを特徴とする電動加圧式抵抗溶接機。 - 前記レール本体にて前記スライダが収納される内側面を、外方に対して閉塞可能にするカバーを備えることを特徴とする請求項1に記載の電動加圧式抵抗溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008098249A JP2009248124A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | 電動加圧式抵抗溶接機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111822833A (zh) * | 2020-06-13 | 2020-10-27 | 郑新月 | 一种汽车加油管的焊接系统 |
-
2008
- 2008-04-04 JP JP2008098249A patent/JP2009248124A/ja active Pending
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CN111822833A (zh) * | 2020-06-13 | 2020-10-27 | 郑新月 | 一种汽车加油管的焊接系统 |
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