JP2009246803A - 画像認識装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Yukihiro Matsuura
行洋 松浦
Tadashi Asano
義 浅野
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Abstract

【課題】画像認識処理装置の動作に異常が生じた場合に、異常部分を容易に特定することを可能とする。
【解決手段】信号処理部131、画像処理部132、認識アルゴリズム処理部133による一連の処理を通じて画像中の被写体を認識する画像認識処理装置(画像認識処理部12)は、自己検査機能を備える。自己検査のため、画像認識処理装置は、評価用画像(撮像データ)を取得する手段と、信号処理部131、画像処理部132、認識アルゴリズム処理部133のうち、「非実行」にする処理部を選択する手段(プラットフォーム部134)と、処理部131〜133のうち、動作モードが「非実行」に設定された処理部以外の処理部により、上記評価用画像について、各処理部の処理を実行させる手段(プラットフォーム部134)と、を備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えばカメラ等により撮像された画像から、人物や文字などの対象物を認識する画像認識装置及びコンピュータプログラムに関する。
従来、画像認識装置の認識性能を向上させるために、特許文献1〜3に記載されるように、種々の提案がなされている。
特開2008−17259号公報 特開2008−15860号公報 特開平11−85988号公報
しかし、特許文献1〜3に記載される装置であっても、当該装置自体又はその部品の故障や劣化等に起因して、当該装置の動作に異常が生じた場合には、誤った認識結果が出力されてしまうおそれがある。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、画像認識処理装置の動作に異常が生じた場合に、その異常部分を容易に特定することができる画像認識装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
また、この発明は、画像認識処理装置の異常の有無及び異常部分の特定を容易にすることを他の目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の画像認識装置は、
複数の処理手段を有し、これら複数の処理手段による一連の処理を含む認識処理により、画像中の被写体を認識する認識手段と、
認識対象画像の画像データと評価用のデータとを選択的に入力し、前記認識手段に供給する入力手段と、
動作モードに応じて、前記認識手段及び前記入力手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
被写体を認識する認識動作モードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データを選択させ、前記認識手段に前記認識処理を実行させて、認識対象画像中の被写体を認識させ、
自己をテストするテストモードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データ又は評価用のデータを選択させ、前記複数の処理手段による一連の処理を各処理進行度まで実行させることにより、処理進行度の異なる複数の処理データを出力させる、
ことを特徴とする。
例えば、前記複数の処理手段は、それぞれ、入力データをそのまま出力するスルーモードを備え、前記制御手段は、前記スルーモードに設定する処理手段を選択的に指定する選択指定手段を備える。
例えば、前記制御手段は、前記複数の処理手段の出力を外部に選択的に出力する選択出力手段を備える。
例えば、入力手段に前記認識対象画像の画像データを供給する撮像素子を備える。
例えば、前記評価用のデータを前記入力手段に供給する評価用データ供給手段を備える。
前記評価用データ供給手段は、この画像認識手段から出力されたデータを供給する。
テストモードにおいて、この画像認識装置から出力されたデータと、所定の期待値とを比較し、比較結果を出力する比較手段を更に備えてもよい。
例えば、前記複数の処理手段は、画像の形式を人間の目に見える形式に変換する信号処理手段と、所定のフィルタリング処理を施す画像処理手段と、所定のアルゴリズムにより画像を認識する認識アルゴリズム処理手段と、から構成される。
また、この発明のコンピュータプログラムは、コンピュータを、
複数の処理手段を有し、これら複数の処理手段による一連の処理を含む認識処理により、画像中の被写体を認識する認識手段、
認識対象画像の画像データと評価用のデータとを選択的に入力し、前記認識手段に供給する入力手段、
動作モードに応じて、前記認識手段及び前記入力手段を制御し、被写体を認識する認識動作モードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データを選択させ、前記認識手段に前記認識処理を実行させて、認識対象画像中の被写体を認識させ、自己をテストするテストモードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データ又は前記評価用のデータを選択させ、前記複数の処理手段による一連の処理を各処理進行度まで実行させることにより、処理進行度の異なる複数の処理データを出力させる制御手段、
として機能させる。
以下、この発明の一実施形態に係る画像認識装置及びコンピュータプログラムについて説明する。ここでは、画像認識装置が、車載システムの一部として搭載された場合を例に、その構成及び動作について説明する。
この画像認識装置は、画像認識カメラ10から構成される。
画像認識カメラ10は、通常動作時には、図1Aに示すように、車載LAN(ローカルエリアネットワーク:CAN、LIN、FlexRay、MOSTなど)等を介して、車載電子制御装置(ECU)15に接続され、種々の認識結果を示すデータをECU15に供給する。ECU15は、供給された認識結果を示すデータに従って、種々の制御動作を実行する。
画像認識カメラ10は、初期テスト、故障チェック時等のテストモードでは、図1Bに示すように、任意の通信ネットワークを介して、データ出力用コンピュータ(以下、出力PCという)21とデータ入力用コンピュータ(以下、入力PCという)22に接続される。
画像認識カメラ10と、他の装置との間には、適宜、変換ボード21a,22aが配置される。
変換ボード21aは、出力PC21から出力されたデータがカメラ10に入力される前に、そのデータ形式を画像認識カメラ10で扱うデータ形式(例えばLVDS等)に変換する。また、変換ボード22aは、カメラ10から出力されたデータが入力PC22に入力される前に、そのデータ形式(例えばLVDS等)を入力PC22で扱うデータ形式に変換する。これにより、画像認識カメラ10と出入力PC21,22との間に、データ形式の違いがあっても、画像認識カメラ10と出入力PC21,22との間でデータの授受が可能となる。
出力PC21及び入力PC22は、それぞれ、コンピュータ本体のほか、出力機器としてのディスプレイ(表示装置)、入力機器としてのキーボードなどを備え、それら出入力PC21,22の各コンピュータ本体に、それぞれ図示しないCPU、ROM、RAM、及び通信機器(モデム等)などのほか、記憶媒体として図1B中に示すハードディスク21b,22bを内蔵している。出入力PC21,22としては、例えば市販されている一般的なコンピュータを用いることができる。
また、車載ECU15が、PC21,22と同等のテスト機能をそなえてもよい。
画像認識カメラ10は、被写体の原画像の信号を生成する撮像素子11(例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complimentary Metal Oxide
Semiconductor)イメージセンサ等)と、撮像素子11についての設定及び制御をする画像認識処理部12と、から構成される。
画像認識処理部12は、デジタル信号処理に特化したマイクロプロセッサ、いわゆるDSP(Digital Signal Processor)、及びこのDSPにより実行される所定のプログラムが格納されたプログラムメモリ等から構成されるDSP処理部13と、複数種の入力信号から1つを選択して出力するセレクタ14と、を有する。ここで、セレクタ14には、出力PC21及び撮像素子11から、それぞれデジタルデータが入力される。
より詳しくは、撮像素子11は、アナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換器を内蔵しており、撮像して得たアナログデータを、A/D変換器によりデジタルデータ(以下、撮像データという)に変換して出力する。一方、出力PC21からは、ハードディスク21bに保存された所定の画像データが出力される。そして、この画像データは、変換ボード21aにより所定のデータ形式のデジタルデータ(以下、RAWデータという)に変換された後、セレクタ14に入力される。
セレクタ14は、これら2種のデジタルデータ(撮像データ及びRAWデータ)のうち、ユーザ等によりその時に選択すべき旨設定された方のデータを選択して出力する。なお、選択すべきデータは、任意の方式で設定することができる。例えば所定のスイッチを機械的に操作することによって直接的にセレクタ14の切替えをしてもよいし、所定のソフトウェアによってセレクタ14の切替えを制御してもよい。セレクタ14は、DPS付属の入力ポートを切り替えるものであってもよい。
画像認識カメラ10は、通常撮影時において、DSP処理部13により制御される。DSP処理部13は、画像認識カメラ10の通常撮影制御のほか、さらにその撮影画像等について、所定の画像処理及び所定の画像認識を実行する。すなわち、セレクタ14により選択されたデータは、DSP処理部13において画像処理されることになる。こうした複数種の処理を実行するDSP処理部13は、その時の動作モードに応じてそのモードごとの処理をする。DSP処理部13内での処理の選択(モード選択)は、DSP処理部13と入力PC22との間の通信により、ユーザが入力PC22からDSP処理部13へ所定のコマンド(指令)を送ることによってなされる。
図2に示すように、DSP処理部13は、ノイズ除去処理や所定の補正処理を行う信号処理部131と、信号処理部131で処理された画像に所定のフィルタ処理を施す画像処理部132と、画像処理部132で処理された画像から被写体を認識する認識アルゴリズム処理部133と、入力PC22からの指示に従って撮像素子11及び処理部131〜133を操作するプラットフォーム部134(制御手段)と、処理部131〜133からそれぞれ入力される画像について符号化及びデータ圧縮をするエンコーダ135と、を有する。
プラットフォーム部134は、通常撮影制御に関するパラメータ等を撮像素子11に設定するほか、信号処理部131、画像処理部132、認識アルゴリズム処理部133の各処理部について、それぞれ「スルー」「実行」「非使用」のいずれかの動作モードを設定する。これにより、ユーザが入力PC22から、処理部131〜133の動作モードの組み合わせを任意に設定することで、エンコーダ135に入力される画像についてどのような画像処理が施されているのか、あるいは画像処理が施されないままエンコーダ135に入力されるのかなどを、任意に制御することができるようになっている。
なお、「スルー」は、その処理部では処理を行わず入力データをそのまま後段の処理部又はエンコーダ135に送る動作モードである。「実行」は、その処理部で処理が実行される動作モードである。また、「非使用」は、データがその処理部を通らず前段の処理部からエンコーダ135に送られる動作モードである(詳しくは図3〜図6参照)。
信号処理部131は、スルーモードでは、処理データを後段の画像処理部132に出力し、実行モードでは、処理データをエンコーダ135に出力する。また、画像処理部132は、スルーモードでは、処理データを後段の認識アルゴリズム処理部133に出力し、実行モードでは、エンコーダ135に出力する。
処理部131〜133、プラットフォーム部134、及びエンコーダ135は、DSP処理部13において、プログラムメモリに実装されたプログラムがDSPにより実行されることで、機能する。なお、これら各部は、プログラムによらずとも、特定の処理に特化したLSIチップなどの回路等によりハードウェアとして構成することもできる。
このような構成を有する画像認識カメラ10は、撮像素子11により撮像した画像から被写体が何であるかを解析し、解析結果のメタデータを出力する。例えば撮影中の画像を解析し、その被写体が所定の候補画像(人物・物等)であるか否かを認識し、認識結果とその信頼度(候補画像が複数ある場合はそれぞれについての信頼度)を解析結果として出力する。なお、この信頼度は、用途等に応じて任意の手法で計算することが可能であり、例えば「%」などの単位によって数値表示しても、あるいは「高い・低い」などと2値的に表示(又はより多段階に段階表示)してもよい。
具体的には、認識対象物のイメージは、撮像素子11により電気信号(入力原画像)に変換され、DSP処理部13内のデータメモリ(図示略)に記録される。このとき、入力原画像は、RGBベイヤー配列のフォーマットのデータとなり、人間の目に見えるイメージとは異なる。このため、信号処理部131により、所定の露光パラメータ(明るさやホワイトバランスなど)の調整や解像度の調整(拡大又は縮小)し、また、ノイズ除去等の処理を行う。
続いて、画像処理部132により、所定のフィルタ処理(画素欠陥などを補正)をして、人間が知覚できる形式、例えばYUV形式の画像に変換する。
続けて、認識アルゴリズム処理部133では、こうしてYUV形式に変換された画像について所定の画像を認識する。詳しくは、例えば候補画像として予め記憶された一乃至複数の画像(例えば人物画像)を撮影画像と比較する。より具体的には、例えばそれら候補画像と撮影画像とについて、それぞれ特徴情報(例えば人物の目と鼻の位置関係)の抽出をするとともに、両者の間でその比較をする。そして、比較の結果は、撮影画像との一致の程度が高い候補画像ほど「信頼度は高い」とする。こうして、候補画像の全てについて、それぞれ信頼度を求める。例えば候補画像がA、B、Cの3つであれば、各画像の信頼度は、A「70%」、B「20%」、C「10%」などと算出する。
続けて、エンコーダ135は、信号処理部131及び画像処理部132により処理された画像データと共に、その画像に関する信頼度等のデータを、例えばITU-656などに符号化及びデータ圧縮し、入力PC22へ出力する。ちなみに、ITU-656(正確にはITU-R BT.656)は、ITU-R
BT.601規格(ITU-601)のビデオ信号を伝送する際のバスインターフェイスの規格として、ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)が定めた規格である。
このように、画像認識カメラ10は、被写体を撮影して、その被写体が何であるかを解析することができる。しかしながら、その解析結果が常に正しいとは限らない。例えば画像認識カメラ10(撮像素子11及び画像認識処理部12)に故障や劣化等に起因した異常が生じた場合には、誤った解析結果が出力されてしまうおそれがある。
そこで、この実施形態では、プラットフォーム部134をはじめとする画像認識処理部12を所定の態様で動作させることにより、図3〜図6に示すような処理を実行し、解析結果の信頼性の向上を図っている。以下、図3〜図6を参照して、この実施形態に係る画像認識処理部12の検査動作について説明する。
図3は、撮像素子11を検査する際の、当該装置の動作例を示す図である。なお、この検査は、ユーザが入力PC22からDSP処理部13へ所定のコマンドを送り、RAWデータ取得モードを選択することで実行される。
図3に示すように、この検査にあたっては、プラットフォーム部134により、処理部131〜133の動作モードをいずれも「スルー」に設定する。これにより、処理部131〜133では処理が実行されずデータはそのまま通り過ぎてエンコーダ135に送られる。
また、セレクタ14の設定は、撮像素子11からの撮像データが、選択、出力されるようにする。
こうした状態にして、撮像素子11により、所定の評価環境で被写体(例えば適宜のテストパターン)を撮像する。これにより、撮像されたデータ(撮像データ)は、セレクタ14から出力され、処理部131〜133を未処理のまま通り過ぎてエンコーダ135に入力され、さらにエンコーダ135及び変換ボード22a(図1)による処理を経て入力PC22に入力される。
PC22は、供給された未処理の撮像データを、ハードディスク22bに格納する。そして、その未処理の撮像データに基づいて、撮像素子11が正常であるか否かを検査する。この検査においては、例えば検査対象とする撮像素子11により実際に撮像された画像、すなわちハードディスク22bに格納された撮像データと、撮像素子11が正常である場合に得られる画像(例えば正常な製品により予め同一の被写体について同一の環境で撮像して得たもの)と、を比較し、例えば、一致するか否かを判別することにより正否を判断する。
より具体的には、例えばその撮像画像に係る一乃至複数の所定パラメータについて所定の閾値を設けるなどして、総合的にみて撮像が正常になされているか否かに基づいて撮像素子11の正否を判断する。
この検査により撮像素子11に異常がある旨判断された場合には、その旨を知らせるべく所定の報知装置を作動させる(例えばランプを点灯させる)など、異常時における所定の処理を実行し、必要に応じて、検査を中断する。こうすることで、撮像素子11の交換を促すことなどができる。
他方、撮像素子11が正常である旨判断された場合には、入力PC22から出力PC21へ、上記ハードディスク22bに格納した未処理の撮像データを送信し、出力PC21のハードディスク21bに格納する。こうして、所定の被写体についての未処理の撮像データが、RAWデータとしてハードディスク21bに記憶されることになる。
続いて、DSP処理部13についての検査を実行すべく、図3の処理により取得したRAWデータについて、図4〜図6に示す処理を順次実行する。
具体的には、そのRAWデータについて、信号処理部131による処理のみ(図4)、信号処理部131と画像処理部132とによる処理(図5)、信号処理部131、画像処理部132、及び認識アルゴリズム処理部133の全てによる処理(図6)というように、1つずつ処理を追加実行しながら、処理を追加するごとに処理後の画像データの正確さを検査する。
この検査において、PC22は、例えば検査対象とする処理部により実際に処理された画像(画像データ)と、その処理部が正常である場合に得られる画像(画像データ:例えば正常な製品により予め取得されたもの)と、を比較することにより正否を判断する。より具体的には、PC22は、例えば処理後の画像に係る一乃至複数の所定パラメータについて所定の閾値を設けるなどして、総合的にみて正しい処理がなされているか否かに基づいてその処理部の正否を判断する。
本実施形態に係る画像認識処理装置では、こうした検査を各処理部131〜133についてそれぞれ実行することで、信号処理部131、画像処理部132、認識アルゴリズム処理部133のいずれに異常が生じているのか、あるいはいずれにも異常が生じていない(いずれも正常である)のか、を判断する。
図4は、信号処理部131を検査する際の当該装置の動作例を示す図である。なお、この検査は、上記撮像素子11の検査後に入力PC22からDSP処理部13へ所定のコマンドが送られることにより、映像信号処理評価モードが選択されて実行される。
この検査にあたっては、図4に示すように、プラットフォーム部134により、信号処理部131の動作モードを「実行」に、処理部132,133の動作モードを「非使用」に、それぞれ設定する。これにより、処理されるべきデータは、信号処理部131での処理が実行された後、画像処理部132と認識アルゴリズム処理部133を通らず信号処理部131からエンコーダ135へ送られることになる。
また、セレクタ14の設定は、ハードディスク21bに格納されたRAWデータが、選択、出力されるようにする。
こうした状態にして、図3の処理により取得したRAWデータを、出力PC21からセレクタ14へ出力する。これにより、RAWデータは、変換ボード21aによる処理を経てセレクタ14に入力される。そして、このセレクタ14から出力されると、そのRAWデータは、信号処理部131での処理(第1の処理)が実行された後、処理部132,133を通らず信号処理部131からエンコーダ135へ送られ、エンコーダ135及び変換ボード22a(図1)による処理を経て入力PC22に入力される。
ここで、その第1の処理後のデータを、入力PC22のハードディスク22bに格納する。そして、前述したように、その第1の処理後のデータ(第1の進行度を有する処理データ)に基づいて、信号処理部131が正常であるか否かを検査する。
この検査により信号処理部131に異常がある旨判断された場合には、その旨を知らせるべく所定の報知装置を作動させる(例えばランプを点灯させる)など、異常時における所定の処理を実行して検査を中断する。他方、信号処理部131が正常である旨判断された場合には、続けて図5の処理を実行する。
図5は、画像処理部132の検査をする際の当該装置の動作例を示す図である。なお、この検査は、信号処理部131の検査後に入力PC22からDSP処理部13へ所定のコマンドが自動的に送られることにより、映像処理評価モードが選択されて実行される。
この検査にあたっては、図5に示すように、プラットフォーム部134により、処理部131,132の動作モードを「実行」に、認識アルゴリズム処理部133の動作モードを「非使用」に、それぞれ設定する。これにより、処理されるべきデータは、処理部131,132での処理が実行された後、認識アルゴリズム処理部133を通らず画像処理部132からエンコーダ135へ送られることになる。
また、セレクタ14の設定は、上記ハードディスク21bに格納されたRAWデータが、選択、出力されるようにする(図4の処理の時のまま)。
こうした状態にして、図3の処理により取得したRAWデータを、出力PC21からセレクタ14へ出力する。これにより、RAWデータは、変換ボード21aによる処理を経てセレクタ14に入力される。そして、このセレクタ14から出力されると、RAWデータは、処理部131,132での処理(第2の処理)が実行された後、認識アルゴリズム処理部133を通らず画像処理部132からエンコーダ135に送られ、エンコーダ135及び変換ボード22a(図1)による処理を経て入力PC22に入力される。
ここで、その第2の処理後のデータ(第2の進行度を有する処理データ)を、入力PC22のハードディスク22bに格納する。そして、その第2の処理後のデータに基づいて、画像処理部132が正常であるか否かを検査する。
この検査により画像処理部132に異常がある旨判断された場合には、その旨を知らせるべく所定の報知装置を作動させる(例えばランプを点灯させる)など、異常時における所定の処理を実行して検査を中断する。他方、画像処理部132が正常である旨判断された場合には、続けて図6の処理を実行する。
図6は、認識アルゴリズム処理部133を検査する際の当該装置の動作例を示す図である。なお、この検査は、画像処理部132の検査後に入力PC22からDSP処理部13へ所定のコマンドが自動的に送られることにより、画像認識アルゴリズム評価モードが選択されて実行される。
この検査にあたっては、図6に示すように、プラットフォーム部134により、処理部131〜133の動作モードをいずれも「実行」に設定する。これにより、処理されるべきデータは、処理部131〜133での処理が実行された後、認識アルゴリズム処理部133からエンコーダ135へ送られることになる。
また、セレクタ14の設定は、上記ハードディスク21bに格納されたRAWデータが、選択、出力されるようにする(図5の処理の時のまま)。
こうした状態にして、図3の処理により取得したRAWデータを、出力PC21からセレクタ14へ出力する。これにより、RAWデータは、変換ボード21aによる処理を経てセレクタ14に入力される。そして、このセレクタ14から出力されると、そのRAWデータは、処理部131〜133での処理(第3の処理)が実行された後、処理部133からエンコーダ135へ送られ、エンコーダ135及び変換ボード22a(図1)による処理を経て入力PC22に入力される。
ここで、その第3の処理後のデータ(第3の進行度を有する処理データ)を、入力PC22のハードディスク22bに格納する。そして、前述したように、その第3の処理後のデータに基づいて、認識アルゴリズム処理部133が正常であるか否かを検査する。
この検査により認識アルゴリズム処理部133に異常がある旨判断された場合には、その旨を知らせるべく所定の報知装置を作動させる(例えばランプを点灯させる)など、異常時における所定の処理を実行して検査を終了する。他方、認識アルゴリズム処理部133が正常である旨判断された場合には、その旨を記録すべくその検査結果を入力PC22のハードディスク22bに保存するなど、正常時における所定の処理を実行して検査を終了する。
以上説明したように、この実施形態に係る画像認識処理装置によれば、以下のような効果が得られる。
(1)画像認識処理装置(DSP処理部13)は、画像認識処理部12の性能低下の有無などを好適に検査することができる。しかも、信号処理部131、画像処理部132、及び認識アルゴリズム処理部133のいずれに異常があるのかを容易且つ的確に特定することができる。
(2) 未処理の撮像データに基づいて、撮像素子11を検査することが可能である。しかも、この撮像素子11の検査に続けて画像認識処理部12を評価することで、評価環境を劣化させることなく、撮像素子11と同一条件下で画像認識処理部12を評価することが可能である。
(3)当該画像認識処理装置は、図3の処理により取得された評価用画像を格納するハードディスク21bを備える。これにより、ハードディスク21bから、未処理の撮像データを取り出すことが可能になり、評価用画像を再度取得し直す手間を省くことが可能である。
(4) 撮像モード(撮像素子11を選択)と評価モード(ハードディスク21bを選択)とを任意に切り替えることが可能である。
(5) 動作モードが「スルー」又は「非使用」に設定された処理部以外については、処理を実行させる。従って、ユーザは、任意に、評価態様を変更することが可能になる。
(6)当該画像認識処理装置は、各処理部の処理データ(第1〜第3の進行度を有する処理データ)を、データ解析可能なデータ入力用コンピュータ22に出力する。これにより、それら処理データについての解析等が容易になる。
(7)画像認識処理装置は、カメラ(画像認識カメラ10)に内蔵される。従って、カメラ自身による自己診断が可能になり、ひいては利便性・信頼性の高いカメラとなる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
上記実施形態では、図3〜図6の処理を実行する都度、その処理データについて異常の有無を判断するようにした。しかし、図3〜図6の一連の処理を中断なしに(ノンストップで)まとめて連続実行して、全ての処理データ(第1〜第3の進行度を有する処理データ)を入力PC22のハードディスク22bに保存しておき、後でどの部分に異常があるのか解析するようにしてもよい。
具体的には、例えば上記第1の進行度の処理データ(画像)に異常があれば信号処理部131が異常である旨、上記第2の進行度の処理データ(画像)に異常があれば画像処理部132が異常である旨、上記第3の進行度の処理データ(画像)に異常があれば認識アルゴリズム処理部133が異常である旨、それぞれ判断し、いずれにも異常がなければ、当該装置は正常である旨判断する。
上記実施形態では、プラットフォーム部134により処理部131〜133の動作モードを変更して、処理進行度の異なる複数の処理データ(第1〜第3の進行度を有する処理データ)を取得するようにした。
しかしこれに限られず、図7に示すように、処理部131〜133の配線パターン(信号線131a〜133a)に応じて、信号処理部131の処理結果、画像処理部132の処理結果、認識アルゴリズム処理部133の処理結果を並行にエンコーダ135に供給するように構成してもよい。エンコーダ135は、これら3つの処理結果(データ)をエンコードして、並列的にデータ入力用コンピュータ22に供給する。データ入力用コンピュータ22は、入力したデータをデコードして、処理部131〜133による一連の処理が、第1〜第3の進行度まで実行された各処理段階のデータを再生する。
こうした構成によっても、処理進行度の異なる複数の処理データを得ることは可能である。
また、図8に示すように、処理部131〜133の出力データを、セレクタ14aで選択し、選択された各処理段階のデータ(第1〜第3の進行度を有する処理データ)をエンコーダ135を介してデータ入力用コンピュータ22に供給するようにしてもよい。
この場合、セレクタ14aは、データ入力用コンピュータ22からの指令に従って、プラットフォーム部134により制御される。
なお、図7の構成及び図8での構成での検査も、上記実施形態と同様、処理データを取得する度に実行してもよいし、全ての処理データを得てからまとめて実行してもよい。
上記実施の形態においては、信号処理部131の処理結果を得るために画像処理部132と認識アルゴリズム処理部133とを非使用の状態とし、画像処理部132の処理結果を得るために認識アルゴリズム処理部133を非使用の状態としたが、信号処理部131の処理結果を得るために画像処理部132と認識アルゴリズム処理部133とをスルーの状態とし、画像処理部132の処理結果を得るために認識アルゴリズム処理部133をスルーの状態としてもよい。
また、データ出力用コンピュータ21が出力するデータは、予めテスト用に設計された既知のテスト用データでもよい。既知のテスト用データについては、信号処理部131,画像処理部132、認識アルゴリズム処理部133の処理により、どのようなデータが出力されるか予め処理して期待値を求めておき、この期待値と各処理部131〜133の処理結果が一致するか否かにより、処理部131〜133の正常・異常を判別することができる。
上記実施の形態においては、例えば、信号処理部131の処理結果、信号処理部131と画像処理部132との処理結果、信号処理部131と画像処理部132と認識アルゴリズム処理部133との処理結果を出力したが、信号処理部131がテスト信号を処理した結果、画像処理部132がテスト信号を処理した結果、認識アルゴリズム処理部133がテスト信号を処理した結果、をそれぞれ個別に出力できるようにしてもよい。
例えば、画像処理部132がテスト信号を処理した結果を出力するためには、例えば、図9に示すように、信号処理部131と認識アルゴリズム処理部133とをスルーの状態に設定して、テストデータを画像処理部132に供給し、処理結果をエンコーダ135を介してデータ入力用コンピュータ22に供給する。セレクタ14から画像処理部132にテストデータを直接供給するようにしてもよい。
また、認識アルゴリズム処理部133がテスト信号を処理した結果を出力するためには、信号処理部131と画像処理部132とをスルーの状態に設定して、テストデータを認識アルゴリズム処理部133に供給し、処理結果をエンコーダ135を介してデータ入力用コンピュータ22に供給する。セレクタ14から認識アルゴリズム処理部133にテストデータを直接供給するようにしてもよい。
上記実施形態(図2)及び変形例(図8)を組み合わせて、上記処理部131〜133の動作モードの変更、及び、上記セレクタ14aの出力の変更のいずれによっても、上記第1〜第3の進行度を有する処理データを取得することができるようにしてもよい。なお、これら処理進行度の異なる複数の処理データを取得する部分は、処理データ取得手段に相当する。
上記実施形態又は変形例又はその組み合わせについては、入力PC22のプログラマブルなアプリケーション等によりプラットフォーム部134に一連の作業指示を与えるように設定することで、上記第1〜第3の進行度を有する処理データを、任意の順番で出力させることも可能である。
上記実施形態又は変形例又はその組み合わせにおいては、処理部131〜133の各処理段階のデータ(第1〜第3の進行度を有する処理データ)を取得するようにした。しかしこれに限られず、これら各装置において取得すべき処理データの処理進行度は、任意に設定することができる。例えば信号処理部131及び画像処理部132をまとめて、第2の進行度と第3の進行度との2段階についてだけ、処理データを取得するようにしてもよい。あるいは逆に、もっと細かく画像認識処理部12の機能を細分化して、4段階以上の処理データを取得するようにしてもよい。また、同じ3段階でも、処理部131〜133とは異なる態様で分割してもよい。
上記実施形態又は変形例又はその組み合わせに係る装置は、特許文献1〜3に記載されるような画像認識処理装置に適用してもよい。
上記実施形態又は変形例では、処理進行度の異なる複数の処理データを順次取得するようにした。しかし、例えば先の図7に示した信号線131a〜133aからセレクタ14aを通さずに各処理段階のデータをそれぞれ取得するように構成するなどして、これらを同時に取得するように構成してもよい。
上記実施形態等においては、ユーザによる任意のタイミングで、評価用画像として未処理の撮像データ(RAWデータ)を取得するようにした。しかしこれに限られず、予め設定したタイミングで、このRAWデータを自動取得するようにしてもよい。例えば画像認識処理部12の劣化状態を評価するのであれば、初期データを用いる構成も有効である。なお、画像認識処理部12の評価をする場合の評価用画像は、撮像データに限られず、任意のデータ(テストパターンなど)を用いることが可能である。
上記実施の形態では、テスト動作のためにデータ出力用コンピュータ21と、データ入力用コンピュータ22を用意したが、図10に示すように、データ出力用コンピュータ21とデータ入力用コンピュータ22とを、1台のテスト処理用コンピュータ23で置き換えることも可能である。
この場合、テスト処理用コンピュータ23の表示部23a(ディスプレイ装置)は、例えば、撮像素子11の正面に配置される。
この場合の、テスト処理用コンピュータ23には、予め、各処理部131〜133をテストするために設計されたテストデータが格納されている。
この場合の動作を図11を参照して説明する。
テスト動作を開始すると、テスト処理用コンピュータ23は、まず、セレクタ14に撮像素子11の出力を選択させる(ステップS11)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、処理部131〜133をスルーモードに設定する(ステップS12)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、表示部23aにテストパターンを表示させ、これを撮像素子11に撮像させ、その撮像データを処理部131〜133を介して取得する(ステップS13)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、セレクタ14にテスト処理用コンピュータ23からのテスト用データを選択させる(ステップS14)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、処理部131を実行モードとし、処理部132と133をスルーモード又は非実行に設定する(ステップS15)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、信号処理部131をテストするためのテストデータを出力し、信号処理部131による処理結果を取得する(ステップS16)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、処理部132を実行モードとし、処理部131についてはいずれかの動作モードとし、処理部133については、スルーモード又は非実行に設定する(ステップS17)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、画像処理部132をテストするためのテストデータを出力し、画像処理部132による処理結果を取得する(ステップS18)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、処理部133を実行モードとし、処理部131と132についてはいずれかの動作モードとし、処理部133については、スルーモード又は非実行に設定する(ステップS19)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、認識アルゴリズム処理部133をテストするためのテストデータを出力し、認識アルゴリズム処理部133による処理結果を取得する(ステップS20)。
次に、テスト処理用コンピュータ23は、ステップS13で取得した撮像素子11の取得画像、ステップS16,S18,S20で取得したデータを評価し(ステップS21)、評価結果を出力する(ステップS22)。
なお、図7に示す構成を採用する場合には、図12に示すように、
テスト処理用コンピュータ23は、撮像素子11の出力データを取得し(ステップS31〜S33)、次に、セレクタ14にテスト処理用コンピュータ23からのテスト用データを選択させる(ステップS34)、次に、処理部131〜133を実行モードとし(ステップS35)、テストデータを出力し、処理部131〜133による処理結果を取得する(ステップS36)。
続いて、テスト処理用コンピュータ23は、ステップS33で取得した撮像素子11の取得画像、ステップS36で取得した各処理部131〜133の出力データを評価し(ステップS37)、評価結果を出力する(ステップS38)。
このような構成によれば、1台のテスト処理用コンピュータ23でカメラ10をテストすることが可能である。
なお、テスト処理用コンピュータ23がテストパターンを表示する例を示したが、テスト処理用コンピュータ23とは別個にテストパターンを用意して、これを撮像素子11で撮影するようにしてもよい。
評価用画像や評価結果は、外部のコンピュータではなく、画像認識カメラ10に内蔵される所定の記憶装置に格納するようにしてもよい。
テスト動作を制御するプラットフォーム部134を配置せず、コンピュータ22又は23が直接テスト動作を制御するようにしてもよい。
この発明に係る画像認識処理装置及びコンピュータプログラムの一実施形態について、該装置の概要を示す図。 この発明に係る画像認識処理装置及びコンピュータプログラムの一実施形態について、該装置の概要を示す図。 DSP処理部の内部構成を示すブロック図。 撮像素子の評価(検査)をする際の当該装置の動作例を示す図。 信号処理部の評価(検査)をする際の当該装置の動作例を示す図。 画像処理部の評価(検査)をする際の当該装置の動作例を示す図。 認識アルゴリズム処理部の評価(検査)をする際の当該装置の動作例を示す図。 この発明に係る画像認識処理装置の変形例について、該装置の概要を示す図。 この発明に係る画像認識処理装置の変形例について、該装置の概要を示す図。 この発明に係る画像認識処理装置の変形例について、該装置の概要を示す図。 この発明に係る画像認識処理装置の変形例について、該装置の概要を示す図。 図10に示すテスト用コンピュータのテスト動作を説明するためのフローチャート。 図10に示すテスト用コンピュータのテスト動作の変形例を説明するためのフローチャート。
符号の説明
10 画像認識カメラ
11 撮像素子
12 画像認識処理部
13 DSP処理部
14、14a セレクタ
21 データ出力用コンピュータ(出力PC)
21a、22a 変換ボード
21b、22b ハードディスク
22 データ入力用コンピュータ(入力PC)
131 信号処理部
132 画像処理部
133 認識アルゴリズム処理部
134 プラットフォーム部
135 エンコーダ

Claims (9)

  1. 複数の処理手段を有し、これら複数の処理手段による一連の処理を含む認識処理により、画像中の被写体を認識する認識手段と、
    認識対象画像の画像データと評価用のデータとを選択的に入力し、前記認識手段に供給する入力手段と、
    動作モードに応じて、前記認識手段及び入力手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    被写体を認識する認識動作モードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データを選択させ、前記認識手段に前記認識処理を実行させて、認識対象画像中の被写体を認識させ、
    自己をテストするテストモードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データ又は評価用のデータを選択させ、前記複数の処理手段による一連の処理を各処理進行度まで実行させることにより、処理進行度の異なる複数の処理データを出力させる、
    ことを特徴とする自己検査機能を備える画像認識装置。
  2. 前記複数の処理手段は、それぞれ、入力データをそのまま出力するスルーモードを備え、
    前記制御手段は、前記スルーモードに設定する処理手段を選択的に指定する選択指定手段を備える、
    請求項1に記載の画像認識装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の処理手段の出力を外部に選択的に出力する選択出力手段を備える、
    請求項1に記載の画像認識装置。
  4. 前記入力手段に前記認識対象画像の画像データを供給する撮像素子を、更に備える請求項1に記載の画像認識装置。
  5. 前記評価用のデータを前記入力手段に供給する評価用データ供給手段を更に備える請求項1に記載の画像認識装置。
  6. 前記評価用データ供給手段は、この画像認識手段から出力されたデータを供給するものである、請求項5に記載の画像認識装置。
  7. テストモードにおいて、この画像認識装置から出力されたデータと、所定の期待値とを比較し、比較結果を出力する比較手段を更に備える、請求項1に記載の画像認識装置。
  8. 前記複数の処理手段は、画像の形式を人間の目に見える形式に変換する信号処理手段と、所定のフィルタリング処理を施す画像処理手段と、所定のアルゴリズムにより画像を認識する認識アルゴリズム処理手段と、から構成される、請求項1に記載の画像認識装置。
  9. コンピュータを、
    複数の処理手段を有し、これら複数の処理手段による一連の処理を含む認識処理により、画像中の被写体を認識する認識手段、
    認識対象画像の画像データと評価用のデータとを選択的に入力し、前記認識手段に供給する入力手段、
    動作モードに応じて、前記認識手段及び前記入力手段を制御し、被写体を認識する認識動作モードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データを選択させ、前記認識手段に前記認識処理を実行させて、認識対象画像中の被写体を認識させ、自己をテストするテストモードにおいて、前記入力手段に前記認識対象画像の画像データ又は前記評価用のデータを選択させ、前記複数の処理手段による一連の処理を各処理進行度まで実行させることにより、処理進行度の異なる複数の処理データを出力させる制御手段、
    として機能させるコンピュータプログラム。
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