JP6917145B2 - 検査システム、検査方法及び検査プログラム - Google Patents

検査システム、検査方法及び検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像処理システムを検査する技術に関する。
開発又は製造した映像処理システムを検査する場合、一般的に検査システムが用いられる。検査システムでは、検査用のテスト画像を検査対象の映像処理システムへ入力し、その映像処理システムから出力された画像(映像処理後のテスト画像)についての全画素値を所定の期待値と比較することにより、映像処理システムが正常に動作しているかを判断する。
近年では映像処理システムの複雑化に伴い、その映像処理システムの検査時間及び検査に必要なハードウェアリソースが増大し、検査に必要なテスト画像の数が膨大になっている。それゆえ、現在では、映像処理システムの検査時間及び検査を行うためのハードウェアリソースの増大を抑え、かつ、不具合検出の確実性が高い検査方法が切望されている。
特開2007−101691号公報
しかし、従来の検査方法では、映像処理後のテスト画像について全ての画素値に対して期待値との比較処理を行うため、検査用のテスト画像の画像サイズ及び数の増加に比例して、テスト画像を保持するメモリの容量が増大し、期待値を保持しておくメモリの容量も増大してしまう。
この課題に対して特許文献1では、映像処理後のテスト画像の全範囲又は指定範囲に対してCRC(Cyclic Redundancy Check)演算を施してチェックコードを求め、そのチェックコードを期待値と比較する検査方法を開示する。この検査方法の場合、必要な期待値はCRC符号と同様に画像情報の圧縮値となるので、その期待値を保持しておくメモリの容量は削減できる。しかしながら、テスト画像を保持するメモリの容量は削減できない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、映像処理システムの検査において、テスト画像を保持するメモリの容量削減と期待値を保持しておくメモリの容量削減とを両立し、かつ、確実性の高い不具合検出処理を実施することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る検査システムは、映像処理システムを検査する検査システムにおいて、変換パラメータで画像成分を変化させることにより、検査用の1つのテスト画像から複数又は1つのテスト画像を生成する変換部と、生成した一のテスト画像に対する正常動作保証の映像処理システムと検査対象の映像処理システムによるそれぞれの映像処理後のテスト画像から一意の符号値をそれぞれ算出する第1の符号化部と、算出した2つの符号値を比較した結果に基づき前記検査対象の映像処理システムについての良否を判定する判定部と、を備えることを要旨とする。
請求項2に係る検査システムは、映像処理システムを検査する検査システムにおいて、変換パラメータで画像成分を変化させることにより、検査用の1つのテスト画像から複数又は1つのテスト画像を生成する変換部と、生成した一のテスト画像に対する検査対象の映像処理システムによる映像処理後のテスト画像から一意の符号値を算出する第1の符号化部と、前記一のテスト画像から一意の符号値を算出する第2の符号化部と、算出した2つの符号値を比較した結果に基づき前記検査対象の映像処理システムについての良否を判定する判定部と、を備えることを要旨とする。
請求項3に係る検査システムは、請求項1又は2に記載の検査システムにおいて、前記変換部は、前記検査用のテスト画像の画像成分をライン毎に変化させることにより、複数の検証パターンが含まれる1つのテスト画像を生成し、前記判定部は、当該1つのテスト画像に基づきライン毎に算出した前記2つの符号値をライン毎に比較することを要旨とする。
請求項4に係る検査システムは、請求項3に記載の検査システムにおいて、前記複数の検証パターンは、前記複数の検証パターンが含まれる1つのテスト画像において、変化させる画像成分の種類が異なる又は変化させる画像成分の変化度が異なることを要旨とする。
請求項5に係る検査方法は、検査システムで行う映像処理システムの検査方法において、変換パラメータで画像成分を変化させることにより、検査用の1つのテスト画像から複数又は1つのテスト画像を生成するステップと、生成した一のテスト画像に対する正常動作保証の映像処理システムと検査対象の映像処理システムによるそれぞれの映像処理後のテスト画像から一意の符号値をそれぞれ算出するステップと、算出した2つの符号値を比較した結果に基づき前記検査対象の映像処理システムについての良否を判定するステップと、を行うことを要旨とする。
請求項6に係る検査方法は、検査システムで行う映像処理システムの検査方法において、変換パラメータで画像成分を変化させることにより、検査用の1つのテスト画像から複数又は1つのテスト画像を生成するステップと、生成した一のテスト画像に対する検査対象の映像処理システムによる映像処理後のテスト画像から一意の符号値を算出するステップと、前記一のテスト画像から一意の符号値を算出するステップと、算出した2つの符号値を比較した結果に基づき前記検査対象の映像処理システムについての良否を判定するステップと、を行うことを要旨とする。
請求項7に係る検査プログラムは、請求項1乃至4のいずれかに記載の検査システムとしてコンピュータを機能させることを要旨とする。
本発明によれば、テスト画像を保持するメモリの容量削減と期待値を保持しておくメモリの容量削減とを両立し、かつ、確実性の高い不具合検出処理を実施できる。
第1の実施形態に係る検査システムの機能ブロック構成を示す図である。 第1の実施形態で行う期待値の取得手順を示す図である。 第1の実施形態で行う検査対象の映像処理システムに対する動作検証手順を示す図である。 第1の実施形態で行う検査対象の映像処理システムに対する動作検証手順を示す図である。 第2の実施形態に係る検査システムの機能ブロック構成を示す図である。 第2の実施形態で行う検査対象の映像処理システムに対する動作検証手順を示す図である。 第1の実施形態の変形例で行う期待値の取得手順と検査対象の映像処理システムに対する動作検証手順を示す図である。 変換部の機能ブロック構成例を示す図である。 変換設定情報例を示す図である。
以下、本発明を実施する一実施の形態について図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
第1の実施形態に係る検査システム1の機能ブロック構成を図1に示す。この検査システム1は、テスト画像記憶部11と、変換部12と、第1の符号化部13と、期待値記憶部14と、判定部15と、を備えて構成される。
テスト画像記憶部11は、映像処理システムを検査するために用いる1つのテスト画像を記憶しておく機能部である。
変換部12は、その検査用の1つのテスト画像を入力し、変換パラメータに基づき画像成分を変化させることにより、その1つのテスト画像から複数又は1つのテスト画像を生成し、生成した一のテスト画像を正常動作保証の映像処理システム3と検査対象の映像処理システム5へそれぞれ入力する機能部である。
第1の符号化部13は、正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像から一意の符号値を算出し、その符号値を上記変換パラメータに対応する期待値として期待値記憶部14に記憶させる機能部である。また、第1の符号化部13は、検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像から一意の符号値を算出する機能部である。
期待値記憶部14は、その期待値を変換パラメータに関連付けて記憶しておく機能部である。
判定部15は、検査対象の映像処理システム5に係る符号値を正常動作保証の映像処理システム3に係る符号値(期待値)と比較し、その比較結果に基づき検査対象の映像処理システム5についての良否を判定する機能部である。
なお、上述した検査システム1の構成は一例である。また、検査システム1の機能を複数の装置で分担してもよい。例えば、変換部12で行うテスト画像の変換処理を画像変換装置で行い、変換部12以外で行う処理を検査装置で行うようにしてもよい。また、その検査装置に対して記憶装置を接続させ、その記憶装置をテスト画像記憶部11としてもよい。
次に、映像処理システムの検査方法について説明する。この検査方法では、期待値を取得する手順(手順1)と、検査対象の映像処理システム5に対する動作検証を行う手順(手順2,手順3)と、を実行する。
まず、図2を参照しながら手順1について説明する。
(手順1−1)検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、所定の変換パラメータP1に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’(変換後のテスト画像A’)を生成する。その後、そのテスト画像A’を正常動作保証の映像処理システム3へ入力し、その正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Bを第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像BからCRC(Cyclic Redundancy Check)符号を算出し、そのCRC符号を変換パラメータP1に対応する期待値として期待値記憶部14に記憶させる。
(手順1−2)続いて、同じ検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、変換パラメータP1を変更して変更後の変換パラメータP2に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’’(変換後のテスト画像A’’)を生成する。その後、そのテスト画像A’’を正常動作保証の映像処理システム3へ入力し、その正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Cを第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像CからCRC符号を算出し、そのCRC符号を変換パラメータP2に対応する期待値として期待値記憶部14に記憶させる。
次に、図3を参照しながら手順2について説明する。
(手順2)手順1の後、同じ検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、変換パラメータP2を変換パラメータP1に戻して変更後の変換パラメータP1に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’を生成する。その後、そのテスト画像A’を検査対象の映像処理システム5へ入力し、その検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像B(ここでは、手順1−1で正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Bと同じとする)を第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像BからCRC符号を算出し、判定部15において、現在の変換パラメータP1に対応する期待値を期待値記憶部14から取得し、算出したCRC符号(検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号)と比較する。この比較結果は一致する。
次に、図4を参照しながら手順3について説明する。
(手順3)手順2の後、同じ検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、変換パラメータP1を変換パラメータP2に変更して変更後の変換パラメータP2に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’’を生成する。その後、そのテスト画像A’’を検査対象の映像処理システム5へ入力し、その検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像C’(ここでは、手順1−2で正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Cと異なるとする)を第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像C’からCRC符号を算出し、判定部15において、現在の変換パラメータP2に対応する期待値を期待値記憶部14から取得し、算出したCRC符号(検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号)と比較する。この比較結果は一致しない。
最後に、手順2と手順3の比較結果に基づき、検査対象の映像処理システム5については動作不具合ありと判定する。その後、映像処理システムの良否判定結果を検査者へ通知すると共に、変換パラメータP1を用いた場合には不具合はなく、変換パラメータP2を用いた場合には不具合があることを併せて通知してもよい。
以上より、第1の実施形態によれば、変換パラメータで画像成分を変化させることにより、検査用の1つのテスト画像から複数のテスト画像を生成するので、テスト画像記憶部11の記憶容量は1つ分のテスト画像の容量で足りる。それゆえ、テスト画像を保持するメモリの容量を削減できる。
また、第1の実施形態によれば、正常動作保証の映像処理システム3による映像処理後のテスト画像からCRC符号を算出し、そのCRC符号を期待値とする、つまりテスト画像よりもデータ量の小さいCRC符号を期待値とするので、期待値を保持しておくメモリの容量を削減できる。
また、第1の実施形態によれば、検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号を正常動作保証の映像処理システム3に係るCRC符号(期待値)と比較した結果に基づき、その検査対象の映像処理システム5についての良否を判定するので、確実性の高い不具合検出処理を実施できる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、映像処理システムの正常動作時における映像処理後のテスト画像が映像処理前のテスト画像と同一となる場合について説明する。
第2の実施形態に係る検査システム1の機能ブロック構成を図5に示す。この検査システム1は、テスト画像記憶部11と、変換部12と、第1の符号化部13と、判定部15と、第2の符号化部16と、を備えて構成される。第2の符号化部16は、変換部12から出力された一のテスト画像(映像処理前のテスト画像)から一意の符号値を算出する機能部である。
第2の実施形態では、映像処理システムによる映像処理後のテスト画像が映像処理前のテスト画像と同一となることを前提とするため、正常動作保証の映像処理システムを用いて正常動作時の期待値を予め取得しておく必要はない。それゆえ、第2の実施形態において正常動作保証の映像処理システムは不要であり、また、判定部15は、第2の符号化部16によって映像処理前のテスト画像から算出された符号値を期待値とし、その期待値を比較元として検査対象の映像処理システム5に係る符号値と比較する。
なお、判定部15と第2の符号化部16以外の機能部は、第1の実施形態と同様の機能を備える。また、第1の符号化部13と第2の符号化部16については、両機能部ともテスト画像からCRC符号を算出するという共通の機能を備えるので、1つの機能部で実現してもよい。
次に、図6を参照しながら映像処理システムの検査方法について説明する。この検査方法では、正常動作保証の映像処理システムを用いて期待値を取得する手順(第1の実施形態でいう手順1)は不要であり、検査対象の映像処理システム5に対する動作検証を行う手順(手順1,手順2)を実行する。
まず、手順1について説明する。
(手順1)検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、所定の変換パラメータP1に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’を生成し、そのテスト画像A’を検査対象の映像処理システム5と第2の符号化部16へ入力する。その後、その検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像A’(ここでは、検査対象の映像処理システム5は正常動作するとする)を第1の符号化部13に入力し、第1の符号化部13において、その映像処理後のテスト画像A’からCRC符号を算出する。また、第2の符号化部16において、映像処理前のテスト画像A’からCRC符号を算出する。そして、判定部15において、第2の符号化部16からのCRC符号を期待値とし、第1の符号化部13からのCRC符号(検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号)と比較する。この比較結果は一致する。
次に、手順2について説明する。
(手順2)同じ検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、変換パラメータP1を変更して変更後の変換パラメータP2に基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aからテスト画像A’’を生成し、そのテスト画像A’’を検査対象の映像処理システム5と第2の符号化部16へ入力する。その後、その検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像C’(ここでは、検査対象の映像処理システム5は異常動作するとする)を第1の符号化部13に入力し、第1の符号化部13において、その映像処理後のテスト画像C’からCRC符号を算出する。また、第2の符号化部16において、映像処理前のテスト画像A’’からCRC符号を算出する。そして、判定部15において、第2の符号化部16からのCRC符号を期待値とし、第1の符号化部13からのCRC符号(検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号)と比較する。この比較結果は一致しない。
以上より、第2の実施形態によれば、正常動作時における映像処理後のテスト画像が映像処理前のテスト画像と同一となる場合、映像処理前のテスト画像から算出した期待値をそのまま利用できるので、正常動作保証の映像処理システムを用いて正常動作時の期待値を予め取得しておく手順を経る必要がない。それゆえ、第1の実施形態よりも映像処理システムの検査時間を短縮できる。
また、第2の実施形態であっても、検査用の1つのテスト画像から複数のテスト画像を生成し、テスト画像よりもデータ量の小さいCRC符号を期待値とするので、テスト画像を保持するメモリの容量を削減でき、かつ、期待値を保持しておくメモリの容量を削減できる。
<第1及び第2の実施形態の変形例>
第1及び第2の実施形態の場合、変換パラメータを変更する毎に符号値と比較するので、変換パラメータの変更回数に比例して、映像処理システムを検査する時間が増大する。そこで、本変形例では、その検査時間を短縮する方法について説明する。
本変形例に係る検査システムの機能ブロック構成は、第1又は第2の実施形態と同様である。本変形例では、映像処理システムの検査時間を短縮するため、変換部12は、ライン毎の変換パラメータにより検査用のテスト画像の画像成分をライン毎に変化させ、それにより複数の検証パターンが含まれる1つのテスト画像を生成する。また、第1の符号化部13と第2の符号化部16は、映像処理後又は映像処理前のテスト画像から符号値をライン毎に算出し、判定部15は、対応するライン毎に符号値を比較する。
次に、図7を参照しながら、第1の実施形態で説明した映像処理システムの検査方法の変形例について説明する。この変形例の検査方法では、期待値を取得する手順(手順1)と、検査対象の映像処理システム5に対する動作検証を行う手順(手順2)と、を実行する。1つのテスト画像には複数の検証パターンが含まれるので、第1の実施形態で説明した手順3(手順1−2を含む)は不要である。
まず、手順1について説明する。
(手順1)検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、各ラインの変換パラメータP1〜Pnに基づき画像成分をライン毎に変化させることにより、そのテスト画像Aから、n個(nは自然数)の検証パターンが含まれるテスト画像A’を生成する。その後、そのテスト画像A’を正常動作保証の映像処理システム3へ入力し、その正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Bを第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像BからCRC符号をライン毎に算出して、それらのCRC符号を変換パラメータP1〜Pnに対応する期待値として期待値記憶部14に記憶させる。
次に、手順2について説明する。
(手順2)手順1の後、同じ検査用のテスト画像Aを変換部12に入力し、手順1と同様に各ラインの変換パラメータP1〜Pnに基づき画像成分を変化させることにより、そのテスト画像Aから、n個の検証パターンが含まれるテスト画像A’を生成する。その後、そのテスト画像A’を検査対象の映像処理システム5へ入力し、その検査対象の映像処理システム5から出力された映像処理後のテスト画像B(ここでは、手順1で正常動作保証の映像処理システム3から出力された映像処理後のテスト画像Bと同じとする)を第1の符号化部13に入力する。そして、その映像処理後のテスト画像BからCRC符号をライン毎に算出し、判定部15において、現在の変換パラメータP1〜Pnに対応する期待値を期待値記憶部14から取得し、算出したCRC符号(検査対象の映像処理システム5に係るCRC符号)とライン毎に比較する。この比較結果は一致する。
なお、第2の実施形態で説明した映像処理システムの検査方法の変形例についても同様である。この場合、第2の符号化部16は、映像処理前のテスト画像からCRC符号をライン毎に算出し、判定部15は、その第2の符号化部16で算出されたライン毎のCRC符号を期待値とする。
以上より、本変形例によれば、検査用のテスト画像の画像成分をライン毎に変化させた1つのテスト画像(n個の検証パターンが集約された1つのテスト画像)を用いて検査するので、1つのテスト画像からn個のテスト画像を逐次生成しなければならない第1及び第2の実施形態と比べて、正常動作時のCRC符号取得時間及び検査時のCRC符号比較時間をn分の1に短縮でき、映像処理システムの検査時間を短縮できる。
<テスト画像の変換方法>
第1及び第2の実施形態で説明した変換部12の機能について詳述する。変換部12は、検査用のテスト画像の画像成分を画像全体又はライン毎に変化させて1つ以上のテスト画像を生成するが、その変化させる画像成分としては、例えば輝度や色相などが挙げられる。それゆえ、変換部12は、それらの画像成分を変換可能な処理部を備える。
変換部12の機能ブロック構成の例を図8に示す。この変換部12は、予め設定された変換パラメータに基づき、入力されたテスト画像の輝度を変更する輝度変換処理部12aと、そのテスト画像の色相を変更する色相変換処理部12bと、そのテスト画像に対してローパスフィルタ処理を行う周波数フィルタ処理部12cと、入力されたテスト画像に含まれるRGBチャネル映像信号の位相をずらす色ズレ処理部12dと、そのテスト画像に対してドットノイズを付加するドットノイズ付加処理部12eと、そのテスト画像に対して時間経過に伴い周波数が次第に高くなるSin波(水平スイープ波)を重畳する水平スイープ波重畳処理部12fと、を備えて構成される。
特に、色ズレ処理部12dでは、テスト画像に含まれるGチャネル映像信号に対して、Rチャネル映像信号とBチャネル映像信号の位相をずらす処理を行う。そのずらす量については、例えば、予め指定された設定パラメータ、処理対象画素の水平中心位置からの距離に基づき決定する。また、ドットノイズ付加処理部12eでは、例えば、1ラインあたりの画素抜け又は白とびの画素数を決定し、決定したそれらのドットノイズを各ラインに付加する。また、水平スイープ波重畳処理部12fで重畳される水平スイープ波については、設定パラメータを適宜変更することにより、その水平スイープ波を成すSin波の周波数ピーク位置を変更し、そのピーク数を変更可能である。
それらの全ての処理部は、図8に示したようにスイッチを介して輝度変換処理部12aから順に直列的に接続されており、オン/オフ制御部12gにより1つ以上のスイッチがオン制御されることにより、少なくとも1つの処理部が選択される。その選択により有効化された1つ以上の処理部では、自身の処理部に対応する複数の変換パラメータのうち予め指定された変換パラメータに基づきテスト画像の画像成分を変化させる。
例えば、輝度変換処理部12aが有効化された場合、複数の変換パラメータP1−1,P1−2,…から指定された指定変換パラメータに基づきテスト画像の輝度を変化させる。なお、「P1−1」の「P1」は、画像変換の種類を識別するための符号(輝度、色相、周波数などの画像成分を変化させる処理方法の種類を識別するための符号)であり、「P1−1」の「1」は、「P1」の画像成分の変化度を直接又は間接的に示すための符号である。
複数の画像成分のうちいずれを変化させるか、変化させる種類の画像成分をどの程度変化させるか、更にはライン単位で変化させる場合にはどのラインを変更対象とするかについては、検査者は任意に設定可能である。オン/オフ制御部12gと各処理部(輝度変換処理部12a〜水平スイープ波重畳処理部12f)は、検査者により予め設定された変換設定情報に基づき、入力されたテスト画像の画像成分を画像単位又はライン単位で変化させる。その変換設定情報の例を図9に示す。変換設定情報には、検査者により設定されたオン/オフ制御と指定変換パラメータとの組み合わせが登録されている。
これにより、例えば、1つ目のラインについては輝度のみを変化させ、2つ目のラインについては色相のみを変化させることができる。その他、1つ目のラインについては輝度と色相を変化させ、2つ目のラインについては輝度のみを変化させることもできる。これ以外にも、全てのラインについて輝度変更のみを行い、1つ目のラインについては輝度値を高くし、2つ目のラインについては輝度を低くするといった変換も可能である。
なお、上述した画像成分の種類及び数は一例である。その例示以外の種類の画像成分を変化させてもよい。また、変換部12を構成する全ての処理部(輝度変換処理部12a〜オン/オフ制御部12g,スイッチ群)をソフトウェアプログラムで実現可能である。特にスイッチについてはif文などの条件分岐型の命令を用いることで実現できる。
最後に、本実施の形態で説明した検査システム1は、CPUとメモリを備えたコンピュータで実現できる。また、その検査システム1としてコンピュータを機能させるための検査プログラム、その検査プログラムの記憶媒体を作成することも可能である。
1…検査システム
11…テスト画像記憶部
12…変換部
12a…輝度変換処理部
12b…色相変換処理部
12c…周波数フィルタ処理部
12d…色ズレ処理部
12e…ドットノイズ付加処理部
12f…水平スイープ波重畳処理部
12g…オン/オフ制御部
13…第1の符号化部
14…期待値記憶部
15…判定部
16…第2の符号化部
3…正常動作保証の映像処理システム
5…検査対象の映像処理システム

Claims (7)

  1. 映像処理システムを検査する検査システムにおいて、
    画像の変換方法または画像の画素値の変換の度合いを定めた変換パラメータで検査用のテスト画像を変換することにより、検査用の1つのテスト画像から1つのテスト画像を生成する変換部と、
    生成した1つのテスト画像について行われた、正常動作保証の映像処理システムと検査対象の映像処理システムによるそれぞれの映像処理後の各テスト画像を入力し、入力した各テスト画像の誤り訂正符号をそれぞれ算出する第1の符号化部と、
    算出した2つの誤り訂正符号を比較した結果、前記2つの誤り訂正符号が互いに異なる場合、前記検査対象の映像処理システムについての良否を否と判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 映像処理システムを検査する検査システムにおいて、
    画像の変換方法または画像の画素値の変換の度合いを定めた変換パラメータで検査用のテスト画像を変換することにより、検査用の1つのテスト画像から1つのテスト画像を生成する変換部と、
    生成した1つのテスト画像について行われた、正常動作時における映像処理後の画像が映像処理前の画像と同一となる検査対象の映像処理システムによる映像処理後のテスト画像を入力し、入力したテスト画像の誤り訂正符号を算出する第1の符号化部と、
    前記生成した1つのテスト画像の誤り訂正符号を算出する第2の符号化部と、
    算出した2つの誤り訂正符号を比較した結果、前記2つの誤り訂正符号が互いに異なる場合、前記検査対象の映像処理システムについての良否を否と判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする検査システム。
  3. 前記変換部は、ライン毎に異なる画像の変換方法を定めた前記変換パラメータで前記検査用のテスト画像をライン毎に変換することにより、複数の画像変換パターンが含まれる1つのテスト画像を生成し、
    前記判定部は、
    当該生成した1つのテスト画像に基づきライン毎に算出した前記2つの誤り訂正符号をライン毎に比較することを特徴とする請求項1又は2に記載の検査システム。
  4. 前記変換部は、ライン毎に異なる画像の画素値の変換の度合いを定めた前記変換パラメータで前記検査用のテスト画像をライン毎に変換することにより、複数の画像変換パターンが含まれる1つのテスト画像を生成し、
    前記判定部は、
    当該生成した1つのテスト画像に基づきライン毎に算出した前記2つの誤り訂正符号をライン毎に比較することを特徴とする請求項1又は2に記載の検査システム。
  5. 検査システムで行う映像処理システムの検査方法において、
    変換部が、画像の変換方法を定めた変換パラメータで検査用のテスト画像を変換することにより、検査用の1つのテスト画像から1つのテスト画像を生成するステップと、
    第1の符号化部が、生成した1つのテスト画像について行われた、正常動作保証の映像処理システムと検査対象の映像処理システムによるそれぞれの映像処理後の各テスト画像を当該第1の符号化部に入力し、入力した各テスト画像の誤り訂正符号をそれぞれ算出するステップと、
    判定部が、算出した2つの誤り訂正符号を比較した結果、前記2つの誤り訂正符号が互いに異なる場合、前記検査対象の映像処理システムについての良否を否と判定するステップと、
    を行うことを特徴とする検査方法。
  6. 検査システムで行う映像処理システムの検査方法において、
    変換部が、画像の変換方法を定めた変換パラメータで検査用のテスト画像を変換することにより、検査用の1つのテスト画像から1つのテスト画像を生成するステップと、
    第1の符号化部が、生成した1つのテスト画像について行われた、正常動作時における映像処理後の画像が映像処理前の画像と同一となる検査対象の映像処理システムによる映像処理後のテスト画像を当該第1の符号化部に入力し、入力したテスト画像の誤り訂正符号を算出するステップと、
    第2の符号化部が、前記生成した1つのテスト画像の誤り訂正符号を算出するステップと、
    判定部が、算出した2つの誤り訂正符号を比較した結果、前記2つの誤り訂正符号が互いに異なる場合、前記検査対象の映像処理システムについての良否を否と判定するステップと、
    を行うことを特徴とする検査方法。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載の検査システムとしてコンピュータを機能させることを特徴とする検査プログラム。
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