JP2009246199A - 半導体装置の製造方法および半導体装置の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リブウェハ31の中央部32の裏面側の凹部より小さい径で、この凹部の高さよりも大きい高さの凸部1を有し、多孔質樹脂で製造された第1土台ウェハ101を、リブウェハ31の裏面側と、真空吸着用のステージ41との間に挿入する。そして、ステージ41から真空吸着を行いながら、リブウェハ31の中央部32のおもて面側に、デバイスの表面構造を形成する。
【選択図】図13
Description
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置の製造装置について示す図である。図1における上の図が実施の形態1にかかる半導体装置の製造装置の構造について示す斜視図であり、下の図が上の図の切断線A−A'における断面構造について示す断面図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる半導体装置の製造装置(以下、第1土台ウェハとする)101は、第1主面側に凸部1を有している。第1土台ウェハ101は、半導体装置を製造するための各処理(以下、プロセス処理という)を行う際に、ウェハ(以下、処理ウェハという)を設置・固定する図示しないステージと、図示しない処理ウェハとの間に挿入される。また、第1土台ウェハ101は、多孔質樹脂を用いて作製されている。多孔質樹脂としては、摩擦係数が低く、かつ耐薬品性および加工性に優れているものが好ましい。その理由は後述する。
図7は、実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置について示す図である。図7における上の図が実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置の構造について示す斜視図であり、下の図が上の図の切断線B−B'における断面構造について示す断面図である。図7に示すように、実施の形態2にかかる半導体装置の製造装置(第2土台ウェハ)102は、第2主面側の直径R3が、第1主面側に設置されるリブウェハの外周の直径よりも大きい。なお、第2主面側の直径R3は、リブウェハを固定してプロセス処理を行う際に用いられる装置のステージの直径と同じかそれよりも小さい値であればよい。また、その他の構成および製造方法は、実施の形態1と同様のため、説明を省略する。
実施の形態3は、ステージに処理ウェハを静電吸着させる場合に対応させた土台ウェハの例である。真空雰囲気内でプロセス処理を行う装置のステージに処理ウェハを設置する場合、差圧が生じないため、真空吸着によって処理ウェハをステージに固定することができない。このため、例えば、特許庁ウェブサイト、[平成20年2月14日検索]、インターネット<URL:http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/semicon_vacuum_tech/3_7_1a.htm>や、株式会社東陶ウェブサイト、[平成20年2月14日検索]、インターネット<URL:http://www.toto.co.jp/E_Cera/J_Cera/wafer_01.htm>に記載されているように、真空雰囲気内でステージにウェハを吸着する方法としては、静電吸着が提案されている。真空雰囲気内で処理を行う装置としては、例えばイオン注入装置、スパッタリング装置、ドライアッシング装置、ドライエッチング装置などがある。
つぎに、実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法について説明する。実施の形態4においては、上述した実施の形態1において説明した第1土台ウェハを用いた例について説明する。図10〜図16は、実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法ついて順に示す図である。なお、図11においては、図10の切断線C−C'および切断線D−D'における断面構造を示している。また、図12における上の図が実施の形態4にかかる半導体装置の製造方法の製造途中の構造について示す斜視図であり、下の図が上の図の切断線E−E'における断面構造について示す断面図である。
つぎに、実施の形態5にかかる半導体装置の製造方法について説明する。実施の形態5においては、上述した実施の形態2において説明した第2土台ウェハを用いた例について説明する。図19〜図21は、実施の形態5にかかる半導体装置の製造方法について順に示す図である。なお、図20においては、図19の切断線F−F'および切断線G−G'における断面構造を示している。また、図21における上の図は実施の形態5にかかる半導体装置の製造方法の製造途中の構造について示す斜視図であり、下の図は上の図の切断線H−H'における断面構造について示す断面図である。
つぎに、実施の形態6にかかる半導体装置の製造方法について説明する。図22または図23は、実施の形態6にかかる半導体装置の製造方法について示す断面図である。実施の形態6においては、上述した実施の形態3において説明した第3土台ウェハを用いた例について説明する。
31 ウェハ(リブウェハ)
32 中央部
33 リブ
41 ステージ(真空吸着用のステージ)
101 第1土台ウェハ
Claims (10)
- 第1主面の中央部に凹部が形成された半導体ウェハの前記凹部の径よりも小さい径で、凸部を有する多孔質樹脂製の土台ウェハの前記凸部に、前記半導体ウェハの前記凹部を合わせて前記半導体ウェハを設置するウェハ設置工程と、
前記半導体ウェハの第2主面側に、デバイス構造を形成するデバイス構造形成工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記ウェハ設置工程と、前記デバイス構造形成工程との間に、
前記半導体ウェハが設置された前記土台ウェハを、真空吸着機構を有するステージに設置する真空吸着ステージ設置工程と、
を含み、
前記デバイス構造形成工程においては、前記ステージによって真空吸着を行いながら、前記半導体ウェハを、前記土台ウェハを介して前記ステージに固定して、前記半導体ウェハの前記第2主面側に、デバイス構造を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記ウェハ設置工程と、前記デバイス構造形成工程との間に、
前記半導体ウェハが設置された前記土台ウェハを、静電吸着機構を有するステージに設置する静電吸着ステージ設置工程と、
を含み、
前記デバイス構造形成工程においては、前記ステージによって静電吸着を行いながら、前記半導体ウェハを、前記土台ウェハを介して前記ステージに固定して、前記半導体ウェハの前記第2主面側に、デバイス構造を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記デバイス構造形成工程の後に、
前記半導体ウェハを、前記土台ウェハから取り外す取り外し工程と、
前記土台ウェハから取り外された前記半導体ウェハの前記第1主面側に、さらにデバイス構造を追加して形成するデバイス構造追加形成工程と、
を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。 - 前記ウェハ設置工程と、前記デバイス構造形成工程との間に、
前記土台ウェハに前記半導体ウェハを設置したまま、当該半導体ウェハにデバイス構造を形成する際に前記半導体ウェハを固定するステージに、当該土台ウェハを搬送する搬送工程を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の半導体装置の製造方法。 - 中央部に凹部が形成された半導体ウェハの前記凹部の径よりも小さい径で、かつ前記凹部の深さに近接した高さの凸部を有し、多孔質樹脂で形成されていることを特徴とする半導体装置の製造装置。
- 第2主面側の直径が、前記半導体ウェハの外周の直径と同じかそれよりも大きいことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造装置。
- 導電性の前記多孔質樹脂からなることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置の製造装置。
- 絶縁性の前記多孔質樹脂の中に、導電層が設けられていることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置の製造装置。
- 前記多孔質樹脂は、超高分子量ポリエチレンの多孔質樹脂であることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の半導体装置の製造装置。
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