JP2009244735A - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009244735A
JP2009244735A JP2008093214A JP2008093214A JP2009244735A JP 2009244735 A JP2009244735 A JP 2009244735A JP 2008093214 A JP2008093214 A JP 2008093214A JP 2008093214 A JP2008093214 A JP 2008093214A JP 2009244735 A JP2009244735 A JP 2009244735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
bias
development
roller
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008093214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5342800B2 (ja
Inventor
Shoichi Sakata
昌一 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2008093214A priority Critical patent/JP5342800B2/ja
Priority to CN2009101271669A priority patent/CN101551617B/zh
Priority to US12/413,863 priority patent/US8155570B2/en
Publication of JP2009244735A publication Critical patent/JP2009244735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5342800B2 publication Critical patent/JP5342800B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0907Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush with bias voltage

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Developing For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】非現像時に現像ローラから感光体上にトナーが飛翔することを防止し、画質低下を防止することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像ローラ22に第1のバイアスVslvを印加し、磁気ローラ23に第2のバイアスVmagを印加して現像を行い、現像終了後、Vslvの設定を変更することなくVmagの交流成分Vpp2のうちトナーと同極性側のピーク電圧値Vpp2(max)を現像時から低くして現像ローラ22上の現像残トナーを回収することにより、非現像時に感光体ドラム1a〜1d上に発生する横スジを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、磁性キャリアとトナーとから成る二成分現像剤を使用し、現像ローラに帯電したトナーのみを保持させて像担持体上の静電潜像を非接触で現像可能な現像装置、及びそれを備えた複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリアを用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、現像ローラ上に形成されたトナー及びキャリアから成る磁気ブラシにより静電潜像担持体(感光体)上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
一成分現像方式は、磁気ブラシによって静電潜像担持体上の静電潜像が乱されることがなく高画質化に適している反面、弾性規制ブレードで現像ローラ上のトナー層厚を規制すると共にトナーを帯電させるため、規制ブレードにトナーが付着し、層形成が不均一になって画像欠陥をきたすことがあった。さらに、トナーの帯電を安定して維持することが困難であった。
また、感光体上に複数のカラー画像を順次形成する1ドラム色重ね方式が開発されており、感光体上に正確にトナーを重ねることにより色ずれの少ないカラー画像形成が可能となり、カラーの高画質化に対応することができる。さらに近年、トナーの色に対応した複数の感光体を用い、該感光体上に転写部材の搬送に同期させてカラー画像を形成し、転写部材上で色重ねを行うタンデム方式が開発されている。
タンデム方式では、高速性に優れる反面、各色の電子写真プロセス部材を並べて配置する必要があり、装置が大型化するおそれがあった。かかる大型化を回避するため、感光体同士の間隔を狭くし小型化された画像形成ユニットを配置したタンデム型画像形成装置が提案されている。このように色重ねを行うカラー印刷の場合、トナーに透過性が要求されるため、非磁性トナーである必要がある。
そこで、フルカラー画像形成装置においてはキャリア成分を含まないトナーのみを帯電及び搬送する二成分現像方式を採用する場合が多い。しかし、二成分現像方式は安定した帯電量を長期間維持できトナーの長寿命化に適している反面、前述した磁気ブラシが画質に影響を及ぼす場合があった。
これらの問題を解決する手段の一つとして、磁気ローラを用いて現像剤を感光体に対して非接触に設置した現像ローラ上に移行させ、この現像ローラ上にトナーを転移させて非磁性トナーで薄層を形成し、交流電界によって感光体上の潜像にトナーを飛翔させてトナー像を形成する現像方式が提案されている。
この技術によれば、トナーの長寿命化を考慮してトナー帯電領域は前述したような二成分現像方式を採用し、その後の現像領域は高画質化を狙って感光体に対して非接触でトナーのみを飛翔させる一成分現像方式を採用しているため、一成分現像方式及び二成分現像方式それぞれの利点を活かすことができる。
しかし、このような現像方式においては、画像濃度不良や画像ムラといった現像不良が発生する場合があった。そこで、現像装置内のトナーの粒度分布に着目し、現像性能の低下を防止し、画質低下を防止する方法が提案されている。
例えば特許文献1には、磁気ロール(ローラ)と現像ロールとの間のバイアス印加下で非磁性トナーを磁気ロールから現像ロールに転移させ、現像ロール上にトナー層を形成する第1工程と、第1工程とは逆方向のバイアス印加下で、現像ロール上のトナー層から、転移し易い大粒径のトナーを磁気ロールに返送する第2工程と、現像ロールと静電潜像保持体との間のバイアス印加下で現像ロール上に残った小粒径のトナーを静電潜像保持体に転移させる第3工程と、を含む現像装置内のトナー粒度調整方法が開示されている。
これにより、現像ロール上のトナー層から大粒径のトナーを除去し、比較的小粒径のトナーのみから成るトナー層を現像ロール表面に形成し、該現像ロール上に残った小粒径のトナーを静電潜像保持体(感光体)に転移させてから除去することができ、現像装置内のトナーの粒度分布を略均等に維持し、初期の現像性能を維持して画質の低下を防止することができる。
特開平6−295123号公報
しかし、特許文献1の方法では、第1〜第3工程間でその都度バイアスを切り替える必要があり、煩雑である。また、現像終了後、非現像時に磁性ローラ又は現像ローラに印加される現像バイアスを変更すると、現像ローラと感光体との間に電位差の変動が生じ、かかる電位差の変動により現像ローラ上に残留したトナーが感光体へと飛翔すると感光体上に横スジとなって現像され、これが記録媒体に転写されて画像に横スジが発生する場合があった。
上記問題点に鑑み、本発明は、非現像時に現像ローラから感光体上にトナーが飛翔することを防止し、画質低下を防止することが可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、少なくともキャリア及びトナーを含む二成分現像剤が用いられ、像担持体に対向配置されるトナー担持体と、該トナー担持体上に磁気ブラシを用いてトナー薄層を形成するトナー供給部材と、を有し、前記トナー担持体及び前記トナー供給部材に直流及び交流成分から成る現像バイアスを印加することにより、前記トナー担持体から前記像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、前記トナー担持体に第1のバイアスを印加する第1のバイアス印加手段と、前記トナー供給部材に前記第1のバイアスと独立して設定可能な第2のバイアスを印加する第2のバイアス印加手段と、が設けられ、非現像時において、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のバイアスを現像時から可変することなく、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のバイアスにおける交流成分のうちトナーと同極性側のピーク電圧値を現像時から低くすることにより、前記トナー担持体上の現像残トナーを前記トナー供給部材に回収することを特徴としている。
また本発明は、前記第2のバイアス印加手段が、前記第1のバイアス印加手段と共通のグランドに電気的に接続され、前記トナー供給部材に、前記第1のバイアスに第2のバイアスを重畳して印加することを特徴としている。
また本発明は、前記第2のバイアスの交流成分のうちトナーと逆極性側のピーク電圧値を、前記トナー供給部材と前記トナー担持体との間のリーク電圧を超えない範囲に維持しつつ、前記トナーと同極性側のピーク電圧値を、前記第1のトナー量に対する第2のトナー量の比率が所定値以下となるように調整することを特徴としている。
また本発明は、前記現像装置を備えた画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、二成分現像剤を用い、トナー担持体及びトナー供給部材に、それぞれ独立して設定可能な現像バイアスを印加することにより、トナー担持体から像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、現像時と非現像時とで第1のバイアスを変化させることなく、第2のバイアスの交流成分のうちトナーと同極性側のピーク電圧値を現像時から低くすることにより、トナー担持体上の現像残トナーをトナー供給部材に回収することとした。
これにより、現像終了後、トナー担持体上の残留トナーを回収する際、現像時から非現像時への切り替えにより第1のバイアスに変動が生じないため、トナー担持体と像担時体との間の電位差が変動せず、かかる切り替え時にトナーがトナー担持体から像担持体へ飛翔することを防止できる。従って、非現像時に像担持体上に横スジが発生することを防止し、画質の低下を防止することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の現像装置において、第2のバイアス印加手段を、第1のバイアス印加手段と共通のグランドに電気的に接続し、トナー供給部材に、第1のバイアスに第2のバイアスを重畳して印加することにより、第1のバイアスと第2のバイアスとを互いに影響を及ぼすことなく独立して設定できるため、第1及び第2のバイアスの設定が容易となる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1または第2の構成の現像装置において、第2のバイアスの交流成分のうちトナーと逆極性側のピーク電圧値をトナー供給部材とトナー担持体との間のリーク電圧を超えない範囲に維持しつつ、トナーと同極性側のピーク電圧値を第1のトナー量に対する第2のトナー量の比率を所定値以下とするよう調整することにより、トナー担持体上にトナー薄層を安定して形成すると共に、トナー担持体からトナーを十分に回収して耐刷安定性の低下を防止することができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1〜第3のいずれかの構成の現像装置を備えた画像形成装置とすることにより、横スジの発生等の画像不良が防止された画像形成を行うことが可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の現像装置が搭載される画像形成装置の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラー画像形成装置について示している。カラー画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、Pc及びPdが、搬送方向上流側(図1では右側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像及び転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの画像を順次形成する。
この画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1c及び1dが配設されており、これらの感光体ドラム1a〜1d上に形成されたトナー像が、駆動手段(図示せず)により図1において時計回りに回転し、各画像形成部に隣接して移動する中間転写ベルト8上に順次転写された後、二次転写ローラ9において転写紙P上に一度に転写され、さらに、定着部7において転写紙P上に定着された後、装置本体より排出される構成となっている。感光体ドラム1a〜1dを図1において反時計回りに回転させながら、各感光体ドラム1a〜1dに対する画像形成プロセスが実行される。
トナー像が転写される転写紙Pは、装置下部の用紙カセット16内に収容されており、給紙ローラ12a及びレジストローラ対12bを介して二次転写ローラ9へと搬送される。中間転写ベルト8には誘電体樹脂製のシートが用いられ、その両端部を互いに重ね合わせて接合しエンドレス形状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられる。また、二次転写ローラ9の下流側には中間転写ベルト8表面に残存するトナーを除去するためのブレード状のベルトクリーナ19が配置されている。
次に、画像形成部Pa〜Pdについて説明する。回転自在に配設された感光体ドラム1a〜1dの周囲及び下方には、感光体ドラム1a〜1dを帯電させる帯電器2a、2b、2c及び2dと、各感光体ドラム1a〜1dに画像情報を露光する露光ユニット4と、感光体ドラム1a〜1d上にトナー像を形成する現像装置3a、3b、3c及び3dと、感光体ドラム1a〜1d上に残留した現像剤(トナー)を除去するクリーニング部5a、5b、5c及び5dが設けられている。
ユーザにより画像形成開始が入力されると、先ず、帯電器2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させ、次いで露光ユニット4によって光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像信号に応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、それぞれシアン、マゼンタ、イエロー及びブラックの各色のトナーが補給装置(図示せず)によって所定量充填されている。このトナーは、現像装置3a〜3dにより感光体ドラム1a〜1d上に供給され、静電的に付着することにより、露光ユニット4からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、中間転写ベルト8に所定の転写電圧で電界が付与された後、中間転写ローラ6a〜6dにより感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に転写される。これらの4色の画像は、所定のフルカラー画像形成のために予め定められた所定の位置関係をもって形成される。その後、引き続き行われる新たな静電潜像の形成に備え、感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナーがクリーニング部5a〜5dにより除去される。なお、感光体ドラム1a〜1dについては後述する。
中間転写ベルト8は、上流側の搬送ローラ10と、下流側の駆動ローラ11とに掛け渡されており、駆動モータ(図示せず)による駆動ローラ11の回転に伴い中間転写ベルト8が時計回りに回転を開始すると、転写紙Pがレジストローラ12bから所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラ9へ搬送され、フルカラー画像が転写される。トナー像が転写された転写紙Pは定着部7へと搬送される。
定着部7に搬送された転写紙Pは、定着ローラ対13により加熱及び加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、複数方向に分岐した分岐部14によって搬送方向が振り分けられる。転写紙Pの片面のみに画像を形成する場合は、そのまま排出ローラ15によって排出トレイ17に排出される。
一方、転写紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着部7を通過した転写紙Pは分岐部14で用紙搬送路18に振り分けられ、画像面を反転させた状態で二次転写ローラ9に再搬送される。そして、中間転写ベルト5上に形成された次の画像が二次転写ローラ9により転写紙Pの画像が形成されていない面に転写され、定着部7に搬送されてトナー像が定着された後、排出トレイ17に排出される。
感光体ドラム1a〜1dには、α−Si感光体、OPCなどを用いることができる。感光体ドラム1a〜1dの感光材料としてα−Si感光体を用いた場合、その表面の露光後電位が20V以下の非常に低いという特徴を有しているが、その膜厚を薄くすると飽和帯電電位が低下し、絶縁破壊に至る耐電圧が低下する。一方、潜像形成した時における感光体ドラム1a〜1dの表面の電荷密度は向上し、現像性能は向上する傾向がある。
この特性は、誘電率が約10程度と高いα−Si感光体では、膜厚を25μm以下、さらに好ましくは20μm以下とした場合に特に顕著である。また、感光体ドラム1aとして正帯電のOPCを用いた場合、正帯電OPC(正OPC)は、オゾンなどの発生が少ないため、帯電が安定している。特に単層構造の正OPCは、長期にわたる使用によって膜厚が変化した場合においても感光特性に変化が少なく、画質も安定するため長寿命のシステムには好適である。
そして、正OPCの寿命を長くするためには、残留電位を100V以下にする必要があるため、感光層の膜厚を25μm以上に設定し、電荷発生材料の添加量を増やすことが特に重要である。特に単層構造のOPCは、感光層の中に電荷発生材を添加することから感光層の膜減りによっても感度変化が少なく、有利である。
また、感光体ドラム1a〜1dの周速を180mm/sec以上にすると、感光体ドラム1a〜1dへの帯電、露光、現像及び除電等のプロセス時間が短くなり、画像形成装置の印刷を高速にすることができる。しかし、現像ニップ時間が短いため、より現像性を高める必要があり、現像ローラ22へのトナー26の付着力を低減させることが重要となる。
図2は、本発明に係る現像装置の構成を示す側面断面図である。なお、ここでは図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aについて説明するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、二成分現像剤(以下、単に現像剤と呼ぶ)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって第1及び第2攪拌室20b、20cに区画され、第1及び第2攪拌室20b、20cには図示しないトナーコンテナから供給されるトナー(正帯電トナー)をキャリアと混合して撹拌し、帯電させるための第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bが回転可能に配設されている。
第1攪拌スクリュー21a及び第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が攪拌されつつ軸方向に搬送され、仕切壁20aに形成された現像剤通過路(図示せず)を介して第1及び第2攪拌室20b、20c間を循環する。図2では、現像容器3aは左斜め上方に延在しており、現像容器20内において第1攪拌スクリュー21aの上方には磁気ローラ23(トナー供給部材)が配置されている。
磁気ローラ23の左斜め上方には現像ローラ22(トナー担持体)が対向配置され、現像ローラ22は現像容器20の開口側(図2の左側)において感光体ドラム1aに対向している。現像ローラ22及び磁気ローラ23は図中時計回りに回転する。なお、現像容器20には、第2攪拌スクリュー21bと対面してトナーセンサ(図示せず)が配置されており、トナーセンサで検知されるトナー濃度に応じてトナーコンテナからトナー補給口20dを介して現像容器20内にトナーが補給される。
図3は、本実施形態の現像装置における第1及び第2の電源の接続状態を示す模式図である。また、図4(a)は、本実施形態に用いられる現像ローラ及び磁気ローラに印加される第1及び第2のバイアスの波形であり、図4(b)は、これらの合成波形を示す摸式図である。図3、図4を用いて現像装置を以下に詳しく説明する。
トナー26は、選択現像性を回避するために粒度分布を規定することが重要である。一般的にトナー26の粒度分布の広がりは例えばマルチサイザーIII(ベックマン・コールター社製)のような粒度分布測定器により、例えばアパチャー径100μm(測定範囲2.0〜60μm)で測定され、粒度分布の広がりは、その体積分布平均粒径と個数分布平均粒径の比でもって表現される。選択現像を防止するためにはその比率を小さくすることが重要である。分布が広いと、連続印刷時に現像ローラ22に比較的粒度の小さなトナー26が堆積し、現像性を低下させる。
また、高画質化においてトナー体積平均粒子径を小さくすることが一般的によく知られている一方、トナー体積平均粒子径を小さくするとファンデルワールス力の影響が強くなるため、トナー26をキャリア27から引き離す、或いは現像ローラ22表面から引き剥がすことが困難となることが知られている。そこで、トナー26の体積平均粒子径Dtを4.0μm≦Dt≦7.0μmの範囲に規定することが好ましい。
Dtが4.0μm未満では、付着力が強固過ぎるため、現像性及び現像ローラからのトナーの回収性が低下するおそれがある。逆に、この7μm超では、1ドットの再現性が困難となり、高画質を達成することが難しい。また、トナー26の個数粒度分布におけるCV値を25.0%以下とすることが好ましい。CV値が25.0%超では、粒子径の分布の広がりが大きく選択現像性が顕著になる。
キャリア27は、現像ローラ22上の現像残トナーの回収とその後のトナー供給の役割を有している。キャリア27としては、マグネタイトキャリア、Mn系フェライト、Mn−Mg系フェライト、Cu−Zn系、樹脂中に磁性体を分散した樹脂キャリアなどを用いることができ、適正な抵抗値を上げない範囲で表面処理して用いることも可能である。
現像ローラ22と磁気ローラ23間で強固に静電的に付着したトナー26を磁気ブラシ28で引き剥がし、現像に必要なトナー26を供給するためには、体積固有抵抗率が106Ωcm〜1013Ωcmの範囲のキャリア27を用いることが好ましい。また、重量平均粒子径が50μm以下のキャリア27を用いることによって、キャリア27の表面積を大きくし、トナーとの接点を増やすことができる。
現像ローラ22は、磁気ブラシ28から供給されたトナー26によるトナー層29を担持して、トナー層29からトナー26を飛翔させて感光体ドラム1a上の静電潜像を現像する。現像ローラ22の表面は、均一な導電性のアルミニウム、SUS、導電樹脂被覆などからなるスリーブで構成される。
現像ローラ22の表面に樹脂をコーティングすることにより、リークマージンを確保することができる。かかる樹脂として、トナー26の離形性が良いフッ素樹脂やウレタン系樹脂を塗布することにより、膜厚20μm以下の薄膜のα−Si感光体ドラム1aを用いた場合でも、リークを抑制することができ、感光体ドラム1aの黒点などの不具合を抑制することができる。
また、特にトナー26が正帯電性の場合は、同極性である、例えばシリコン変性ウレタン樹脂等のウレタン系樹脂を用いることにより、トナー付着性を低減させることができるため、現像ローラ22からトナー26が飛翔しやすくなって現像性を向上させ、また、現像ローラ22から磁気ローラ23へのトナーの引き剥がし性(回収性)を向上させることができる。しかし、コーティング材料やコーティング条件は、トナーの特性等に応じて適宜設定することができ、特に限定されない。
現像ローラ22に印加するバイアスを第1のバイアス、磁気ローラ23に印加するバイアスを第2のバイアスとする。現像ローラ22のシャフト部には、直流電源30aと交流電源30bとからなる第1の電源30が接続されており、これにより第1のバイアスが印加される。
磁気ローラ23は、非磁性金属材料で回転可能な円筒状に形成され、内部に複数の固定磁石が配設されて、その磁石によって現像剤に含まれるキャリア27による磁気ブラシ28を発生させ、磁気ブラシ28の層厚が穂切りブレード25により規制されている。そしてそのシャフト部には、第1の電源30に加えて、第1の電源30と共通のグランドに電気的接続され、直流電源31aと交流電源31bとからなる第2の電源31が接続されている。これにより、第1のバイアスにさらに重畳して、第2のバイアスが印加される。第1バイアス及び第2バイアスの詳細については後述する。
そして、現像容器20内の第1、第2攪拌スクリュー21a、21bによってトナーコンテナから供給される現像剤が攪拌されつつ現像容器20内を循環し、トナーとキャリアとの摩擦によりトナーを帯電させ、第2攪拌スクリュー21bによって現像剤が磁気ローラ23に搬送される。
かかる現像剤により磁気ローラ23上に磁気ブラシ28が形成され、この磁気ブラシ28は穂切りブレード25によって層厚規制され、一定の層厚で現像ローラ22に接触又は近接し、第1及び第2のバイアスによって磁気ローラ23と現像ローラ22との間に形成される電位差により現像ローラ22にトナー層(トナー薄層)が形成される。また、現像ローラ22と磁気ローラ23との電位差により、現像ローラ22上へのトナー層29の形成及び現像ローラ22上の未現像トナーの磁気ローラ23への回収が行われる。
現像ローラ22上のトナー層29の層厚は、トナーの抵抗や現像ローラ22と磁気ローラ23との回転速度差等によって変化するが、現像ローラ22と磁気ローラ23との電位差ΔVによって制御することも可能である。トナー層29は、ΔVを大きくすることによ
って厚くなり、ΔVを小さくすることによって薄くなる傾向にある。これらを考慮し、上
記トナー層29の層厚を設定することができる。
現像ローラ22上のトナーは、第1のバイアスの印加により現像ローラ22と感光体ドラム1aとの間に形成される電位差により、感光体ドラム1aに飛翔し、ドラム表面に形成された静電潜像に担持され、トナー像が形成される。また、トナーの飛散を防ぐために、第1の交流電源30bからの交流電圧は、現像の直前に印加することが好ましい。
現像ローラ22上に残った現像残トナーは、掻き取りブレードなどの特別な装置を設けることなく、磁気ローラ23上の磁気ブラシ28が現像ローラ22上のトナー層29に接触し、磁気ローラ23と現像ローラ22との周速差で生じるブラシ効果によっても回収される。回収されたトナー26は攪拌スクリュー21a(図2参照)で撹拌されて、トナー26の入れ替えが促進される。
この時、磁気ブラシ28の幅が、現像ローラ22上のトナー26を回収する幅に相当するため、現像ローラ22の幅を磁気ブラシ28の幅より短くすることにより、確実にトナー26の未回収領域をなくすことができる。これにより、現像ローラ22のスリーブにおいて、磁気ブラシ28領域外に付着するトナー26がなくなり、現像ローラ22の両端部のトナー飛散をなくすことができる。
トナーの入れ替えを促進するための方法として、磁気ローラ23の回転速度を現像ローラ22の速度に対し、1.0〜2.0倍に設定することによって、現像ローラ22上のトナー26を回収すると共に適切な濃度に設定されたトナーを現像ローラ22に供給することができ、均一なトナー層29を形成することが可能になる。
また、感光体ドラム1aの感光材料としてα−Siを用いる場合には、前述したα−Si感光体の特性により、感光体の膜厚を25μm以下、さらに好ましくは20μm以下とした場合には、例えば、第1バイアスのVdc1を150V以下、Vpp1を200〜2000V、周波数を1〜5kHzに設定し、現像することができる。また、感光材料として、正OPCを用いた場合は、トナーに強い電界をかけることを防止するため、第1のバイアスのVdc1を400V以下、さらに好ましくは300V以下に設定することができる。また、リークを防止するためには、感光体ドラム1aとの電位差が1500Vを超えない程度にVdc1、Vpp1を設定することが好ましい。
図4(a)に示すように、第1のバイアスは、第1の直流電源30aの直流電圧Vdc1に、第1の交流電源30bのピーク間電圧(交流電圧)Vpp1、デューティ比Dslv及び周波数fからなる矩形波を重畳した合成波形Vslv(実線)を有する。また、第2のバイアスは、第2の直流電源31aの直流電圧Vdc2に、第2の交流電源31bのピーク間電圧(交流電圧)Vpp2、デューティ比Dmag及び周波数f2からなる矩形波を重畳した合成波形Vmag(破線)を有する。
なお、デューティ比Dslvは、現像ローラ22から感光体ドラム1aにトナー26を飛翔させる側(トナーと同極性側)のデューティ比を示し、デューティ比Dmagは、磁気ローラ23から現像ローラ22にトナー26を飛翔させる側(トナーと同極性側)のデューティ比を示す。次に、かかるデューティ比について説明する。
図5には、例えば、正帯電トナーを用い、図の上方向を正電位、下方向を負電位とする場合において、第1のバイアスが印加されたときの現像ローラ22又は第2のバイアスが印加されたときの磁気ローラ23の合成波形を示す。このとき、現像ローラ22又は磁気ローラ23からトナーが飛翔する電界が印加される時間をa、現像ローラ22又は磁気ローラ23へとトナーを引き戻す電界が印加される時間をbとすると、デューティ比Dpは、Dp={a/(a+b)}×100で表される。すなわち、全体の印加時間に対する正電位が印加されている時間の百分率で表される。なお、負帯電トナーを用いた場合には、デューティ比は、Dp={b/(a+b)}×100となる。
次に、第1及び第2のバイアスの調整方法について、図3及び図4を用いて説明する。上記の通り、第1のバイアスは、直流電圧がVdc1、交流電圧Vpp1、デューティ比がDslv、周波数fの合成波形Vslvである。また、第2のバイアスは、直流電圧がVdc2、交流電圧がVpp2、デューティ比がDmag、周波数fの合成波形Vmagである。また、第2のバイアスの交流成分は、第1のバイアスの交流成分と同周波数、逆位相であり、第1のバイアスよりデューティ比が大きくなるよう設定している。
また、第1バイアスの周波数fは、例えば1〜5kHzに設定することができ、例えば第2の交流バイアスの周波数と等しくすることができる。しかし、デューティ比や周波数は、特に限定されるものではなく、現像ローラ22へのトナー層29の形成状態や、感光体ドラム1a上の静電潜像への現像状態等により適宜設定すれば良い。
図3に示すように、現像ローラ22には、第1のバイアスが印加される。また、磁気ローラ23には、第1のバイアスに、第2のバイアスが重畳して印加されるため、磁気ローラ23に印加される合成波形Vmag−Vslvは、図4(b)に示すようなV(max)とV(min)を有する。しかし、現像ローラ22及び磁気ローラ23間の電界では第1のバイアスが相殺されるため、第2のバイアスのみが印加される状態となっている。このとき、現像ローラ22と感光体ドラム1a間には第1のバイアスのみが印加される状態となっている。
これにより、第1の電源30と第2の電源31とで、バイアスの周期やデューティ比を異なるものとしても、現像ローラ22と磁気ローラ23との間に形成されるバイアスの合成波形が第2の電源31の第2のバイアスによる影響を受けることがない。
一方、第2の電源31に対して、第1の電源30を重畳することも可能である。しかし、かかる構成では、現像ローラ22及び磁気ローラ23間の電界は第2のバイアスが相殺されて第1のバイアスのみが印加されている状態となるが、現像ローラ22及び感光体ドラム1a間には第1のバイアス及び第2のバイアスが印加されるため、第1及び第2のバイアスを独立して設定することが困難となり、現像性を均一にすることが困難となる。
よって、現像ローラ22の第1の電源30と、磁気ローラ23の第2の電源31とを共通のグランドに電気的に接続し、磁気ローラ23に第1の電源30と第2の電源31とを重畳させる接続構成にすることが好ましい。
また、図6に示すように、現像ローラ22及び磁気ローラ23に印加する第1及び第2のバイアスを、別個のグランドに電気的に接続することも可能である。図6は、現像ローラ及び磁気ローラを別個のグランドに電気的に接続した状態を示す模式図である。また、図7(a)は、別個のグランドに電気的接続したときの現像ローラ及び磁気ローラに印加される第1及び第2のバイアスの波形であり、図7(b)は、これらの合成波形を示す摸式図である。図7(a)では、第1の電源30のVslv(実線)と第2の電源31のVmag(破線)とでデューティ比を異なるものとし、Vslvと同周期、同周波数で逆位相の交流バイアスを印加する。
しかし、かかる構成でDmagとDslvを異なるものとすると、現像ローラ22及び磁気ローラ23間の合成波形が図7(b)のようになり、VmaxとVminの間に電圧Viが現れる。このため、Viの印加時間の分だけVmaxとVminの印加時間が短くなり、現像ローラへのトナー薄層形成時間が短くなると共に、現像ローラからの未現像トナーの回収時間も短くなる為、効率が悪くなる。
また、第1のバイアスのVpp1若しくは第2のバイアスのVpp2の設定を変化させた場合、現像ローラ22にはVpp2が、磁気ローラ23にはVpp2が、それぞれ不可避的に印加されるため、Vpp1とVpp2とを独立して変化させた場合、互いに影響を及ぼすためバイアス設定が困難となる。
本実施形態では、現像ローラ22には第1の電源30のバイアスを印加して、磁気ローラ23には第1の電源30のバイアスに第2の電源31のバイアスを重畳して印加することにより、現像ローラ22と磁気ローラ23間に形成されるバイアスの合成波形が第2の電源31のバイアスに等しくなり、現像ローラ22に印加する第1の電源31のバイアスによる影響を受けることがない。
また現像ローラ22と感光体ドラム1a間に形成される第1のバイアスも第2の電源31のバイアスによる影響を受けることなく、第1の電源30のバイアスのみで制御することになり、第1及び第2のバイアスは、互いに独立させて各バイアスの電圧とデューティ比等を設定することができる。このとき、現像ローラ22から磁気ローラ23への未現像トナーの回収は、第2のバイアスのみに依存している。
このように、第1の電源30に第2の電源31を重畳させることにより、第1のバイアスと第2のバイアスとを、独立して設定できるため、トナー層29の形成状態に応じてより詳細な設定が可能となる。
従って、第1のバイアスの電圧とデューティ比を大きく設定して現像性を向上させ、また現像ローラ22へのトナー層29の形成及び現像ローラ22からのトナー回収を良好に維持するように、第2のバイアスの電圧及びデューティ比を設定することができ、現像ローラ22と感光体ドラム1aとの間、及び、現像ローラ22と磁気ローラ23との間のバイアスのバランスを容易に取ることができる。
また、第1の電源30と第2の電源31とを共通のグランドに電気的に接続した場合には、上記図7(b)に示すように別個のグランドに電気的に接続した場合と異なり、第1バイアスにはVpp2が印加されない。このため、図7(b)の場合よりも、VmaxとVminの絶対値が小さく、トナーを移動させる電界が弱くなる。従って、共通のグランドに電気的接続する場合には、別個のグランドに電気的接続した場合よりも第1のバイアスのVpp1を大きくすることが好ましい。
一方、単位時間当たりの現像ローラ22へ印加している時間を長くすると、磁気ローラ23によるトナーの回収が困難になる場合がある。そこで、前述のように、現像ローラ22表面に、例えばシリコン変性ウレタン樹脂をコーティングすることが好ましい。
そして、非現像時において現像ローラ22に印加される第1のバイアスの設定を現像時から変更することなく、現像ローラ22上の現像残トナーを磁気ローラ23に回収することとした。現像終了後、現像ローラ22からトナーを回収する際、第1のバイアスの設定を現像時から変更すると、かかる切り替え時において現像ローラ22と感光体ドラム1aとの間の電位差が変動する。かかる電位差の変動が生じると、現像ローラ22から感光体ドラム1aへとトナーが飛翔し、感光体ドラム1a上に横スジのトナー像が形成され、画像不良が生じるおそれがある。
そこで、現像時と非現像時とで第1のバイアスの設定を変更することなく、現像ローラ22上の残留トナーを回収することとした。しかし、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの設定を現像時と非現像時とで変更しない場合には、現像ローラ22からのトナーの回収が十分にできないため、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの交流電圧Vpp2の交流成分のうちトナーと同極性側のピーク電圧値Vpp2(max)を非現像時には現像時から低くすることとした。
これにより、現像時と非現像時とで現像ローラ22と感光体ドラム1aとの間の電位差の変動を防止することができるため、非現像時における現像ローラ22から感光体ドラム1aへのトナーの飛翔を防止し、横スジの発生を防止することができる。
現像ローラ22から磁気ローラ23への現像残トナーの回収は、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの交流成分のうちトナーと同極性側(磁気ローラ23から現像ローラ22へ向かう側)のピーク電圧値Vpp2(max)と逆極性側(現像ローラ22から磁気ローラ23へ戻る側)のピーク電圧値Vpp2(min)とのバランスによって影響される。このため、上記のように現像時と非現像時とで第1のバイアスを一定にし、横スジの発生を防止しても、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの設定によっては、現像ローラ22上のトナーを十分に回収できないおそれがある。
トナーを十分に回収できないと、現像ローラ22上にトナーが付着し、付着したトナーが摩擦等によりチャージアップし、画像ムラ等の画像不良が生じるおそれがある。また、第2のバイアスの設定によっては磁気ローラ23と現像ローラ22との間にリークが発生するおそれがある。そこで、Vpp2(max)を変化させることによって上記バランスを現像ローラ22から磁気ローラ23へ回収するのに適切なものとすることとした。
第2バイアスのVpp2におけるトナーと同極性側の最大電圧(ピーク電圧値)Vpp2(max)、トナーと逆極性側の最小電圧(ピーク電圧値)Vpp2(min)のうち、Vpp2(min)が小さくなると現像ローラ22から磁気ローラ23へとトナーが戻り易くなる一方、リークが発生し易くなる。逆に、Vpp2(min)が大きくなると、Vpp2(max)に因らず磁気ローラ23と現像ローラ22との間にリークが発生し難くなる一方、現像ローラ22から磁気ローラ23へとトナーが戻り難くなる。従って、Vpp2(min)は、現像ローラ22と感光体ドラム1aとの間でリーク電圧を超えない最大電圧とすることが好ましい。
現像ローラ22及び磁気ローラ23の表面特性、キャリア抵抗、現像ローラ22及び磁気ローラ23との間のギャップ等により、現像ローラ22と磁気ローラ23との間のリーク電圧は変化するため、例えばこれらを考慮してリーク電圧を設定することができる。また、Vpp2(min)は、電圧変動を考慮し、リーク電圧を超えない範囲で且つリーク電圧からマージンを持たせた値とすることが好ましい。
一方、トナー回収時にVpp2(min)が大きくなると、上記の通りトナーが現像ローラ22から磁気ローラ23へ戻り難くなり、現像時における現像ローラ22上のトナー量(第1のトナー量)に対して非現像時における現像残トナー回収後の現像ローラ22上のトナー量(第2のトナー量)の比率(トナー回収率)が大きくなる。トナー回収率が大きくなると、現像ローラ22上にトナーが付着し、摩擦等により付着したトナーがチャージアップし、画像不良が生じるおそれがある。また、Vpp2(max)が大きくなると、トナーが磁気ローラ23から現像ローラ22へと向かい易くなり、トナー回収率が大きくなる傾向にある。
従って、Vpp2(min)をリーク電圧を超えない最大の値に維持しつつ、トナー回収率が小さくなるようVpp2(max)を設定することが好ましい。これにより、リークの発生を防止しつつ現像ローラ22上の現像残トナーを十分に回収することができる。かかるトナー回収率は、予め実験等により、画像濃度、現像ローラ22の材質、印刷スピード等に応じて適宜設定することができるが、例えば0.2%以下とすることができる。この場合、トナー回収率が0.2%以下となるようVpp2を設定することによって、現像ローラ22へのトナーの付着を十分に防止できる。
このようにVpp2の条件を絞り込み、Vpp2(min)及びVpp2(max)の範囲を設定することにより、Vpp2(min)及びVpp2(max)をこの範囲内で変化させてもリークの防止と耐刷安定性とを両立し得る。よって、現像時やトナー回収時に、帯電量やギャップ等の変動に応じて第2のバイアスのVpp2(max)を上記範囲内で調整することができ、柔軟な対応が可能となる。
また、ここでは第1のバイアスと第2のバイアスを共通のグランドに電気的に接続し、磁気ローラ23に第1のバイアスに第2のバイアスを重畳させて印加したため、現像ローラ22に印加する第1バイアスを現像時と非現像時とで一定にしたまま、磁気ローラ23に印加する第2バイアスの設定を変更することが容易であった。
なお、上記現像条件は一例にすぎず、処理速度、現像ローラ径及び磁気ローラ径、現像ローラ22の材質や磁気ローラ23上に形成されたキャリアの抵抗等は画像形成装置の仕様に応じて適宜設定することができる。
次に、本発明の現像装置の動作について図3及び図4を用いて説明する。図3に示した帯電されたトナー26とキャリア27からなる現像剤によって磁気ローラ23上に磁気ブラシ28を形成し、磁気ブラシ28は穂切りブレード25によって層規制され、図4(a)に示す第2のバイアスの合成波形Vmagが印加され、磁気ローラ23と現像ローラ22との間の電位差によって現像ローラ22にトナー26のみのトナー層29を形成する。
次に、露光されて感光体ドラム1a上に形成された潜像は、図4(a)に示す第1のバイアスの合成波形Vslvが印加されて、感光体ドラム1aへトナー26が飛翔して現像され、トナー像が感光体ドラム1a上に形成される。そして、感光体ドラム1aのトナー像が中間転写ベルト8に1次転写され、中間転写ベルト8に搬送された用紙にトナー像が2次転写されて、定着部7で定着されて排紙される。
その後、現像ローラ22に印加された第1バイアスの設定を現像時から変更することなく、図4(b)に示す第2のバイアスの合成波形Vmagの交流成分Vpp2を上記の通り変化させることにより、現像ローラ22上の現像残トナーを剥ぎ取って磁気ローラ23に回収する。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では帯電方向が正(プラス側)である正帯電トナーを用いる現像装置を例に挙げて説明したが、帯電方向が負(マイナス側)である負帯電トナーを用いる現像装置にも全く同様に適用可能である。その場合、コーティング材料として、負帯電性樹脂を用いれば良い。
この場合、Vpp2(max)を上記リーク電圧を超えない範囲に設定し、耐刷安定性を良好にするためのVpp2(min)の範囲を設定すればよい。
また、ここでは中間転写ベルトを用いたタンデム式のカラー画像形成装置を例に挙げて説明したが、本発明は、トナーを飛翔させて現像可能な現像ユニットを備えた画像形成装置であれば、搬送ベルト上の記録媒体に直接転写するタンデム式のカラー画像形成装置や、デジタル複合機、アナログ方式のモノクロ画像形成装置、或いはファクシミリやプリンタ等の他の画像形成装置にも全く同様に適用することができる。
以下、本発明について実施例及び比較例により更に具体的に説明する。
図1に示したタンデム式カラー画像形成装置に、上記実施形態の現像装置3a〜3d(図1、図2参照)を搭載し、下記の条件で現像ローラ22にトナー層29を形成し、感光体ドラム1a上に現像し、転写紙Pに転写した。
また、トナーの個数平均粒径を6μm、キャリアの個数平均粒径を35μm、トナー帯電量を15μC/gとし、感光体ドラム1aとしてα−Siを用い、この表面電位を350V、感光体ドラム1aと現像ローラ22との間のギャップを200μm、磁気ローラ23と現像ローラ22との間のギャップを320μmとした。
現像時の第1のバイアスVslの設定を、デューティ比を45%、周波数を4.5kHz、Vdc1を200V、Vpp1(max)を1100、Vpp1(min)を−700(Vpp1=1800V)とし、磁気ローラ23に印加する第2バイアスの設定を、デューティ比を70%、周波数を4.5kHz、Vdc2を200V、Vpp2を1800Vとし、交流成分を第1のバイアスと同周期、同周波数で逆位相とした。
そして、この設定により現像を行い、現像終了後、設定を変更することなく現像時の設定で第1及び第2のバイアスを印加しつつ、現像ローラ22から磁気ローラ23にトナーを回収した。その結果、非現像時において感光体ドラム1aに横スジは認められなかった。すなわち、現像時から非現像時への切り替えにより現像ローラ22から感光体ドラム1aへのトナーの飛翔は認められなかった。
比較例
実施例1と同様の条件で現像を行い、上記現像時の設定から、現像終了後、第1のバイアスのVpp1(max)を700V、Vpp1(min)を−400Vと変更し、第2のバイアスを変更することなく現像ローラ22上のトナーを回収したところ、非現像時に横スジが認められた。すなわち、現像時から非現像時への切り替えにより現像ローラ22から感光体ドラム1aへのトナーの飛翔が認められた。
実施例1及び比較例より、現像時と非現像時とで現像ローラ22に印加する第1のバイアスを変化させずに現像ローラ22上の残留トナーを磁気ローラ23に回収することにより、感光体ドラム1a上に横スジの発生を防止することができ、画像不良を防止することができることがわかった。
しかし、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの設定を現像時と非現像時とで変更しない場合には、現像ローラ22からのトナーの回収が十分にできない。そこで、磁気ローラ23に印加する第2のバイアスの交流電圧Vpp2のうちトナーと同極性側の交流成分Vpp2(max)を現像時と非現像時とで変化させることとした。
磁気ローラ23に印加する第2のバイアスのVpp2(min)を、磁気ローラ23と現像ローラ22との間のリーク電圧を超えないような範囲に設定する一例を示す。第1のバイアスの設定を、現像時及び非現像時においてデューティ比を45%、周波数を4.5kHz、Vdc1を100V、Vpp1を1.8kV(Vpp1(max)を1000V、Vpp1(min)を−800V)とした。
一方、第2のバイアスの設定を、現像時にはデューティ比を70%、周波数を4.5kHz、Vdc2を200V、Vpp2を1.8kV(Vpp2(max)を1100V、Vpp2(min)を−700V)として現像を行い、現像終了後、トナー回収時には、表1に示すようにVpp2(min)を−400V、−600V、−800V、−1000V、−1200V、−1400Vと、−400V〜−1400Vの間で変化させると共に、Vpp2(max)を200V、400V、600V、800V、1000Vと、200V〜1000Vの間で変化させた。
このときの現像ローラ22上の現像残トナー回収時における磁気ローラ23と現像ローラ22との間のリークの発生状況について調べたところ、表1の結果が得られた。
Figure 2009244735
この結果、Vpp2(min)が−1200以下のとき、磁気ローラ23と現像ローラ22との間にリークが発生したのに対し、Vpp2(min)が−1000以上の場合には、Vpp2(max)に因らずリークが認められなかった。また、横スジも認められなかった。これにより、上記バイアス設定条件の場合には、Vpp2(min)を−1000以上の範囲に設定すればよいことがわかった。
磁気ローラ23に印加する第2のバイアスのVpp2(min)を設定する一例を示す。実施例2と同様のバイアス条件で、磁気ローラ23から現像ローラ22上にトナー層29を形成し、感光体ドラム1aに形成された静電現像を現像し、現像終了後、現像ローラ22上の現像残トナー量を回収した。
そして、現像時の第1のトナー量A1と、現像終了後、現像残トナーを回収した後の第2のトナー量A2とから、トナー回収率=A2/A1×100(%)を調べたところ、表2の結果が得られた。なお、トナー回収率が0.2%を超えると、現像ローラ22にトナーが付着し、耐圧安定性に影響を及ぼすおそれがあるため、トナー回収率は0.2%以下であることが好ましい。結果を表2に示す。
Figure 2009244735
この結果、Vpp2(min)が−800V以上では、Vpp2(max)に因らずトナー回収率が0.30%以上であった。一方、Vpp2(min)が−1200V以下では、Vpp2(max)に因らずトナー回収率が0.12%以下であった。そして、Vpp2(min)が−1000Vでは、Vpp2(max)が800V以下のとき0.19以下であったが、Vpp(max)が1000Vのとき0.33%であった。また、非現像時、現像ローラ22に横スジは発生しなかった。
が、
これにより、Vpp2(min)が−1200V以下、若しくはVpp2(min)が−1000V且つVpp2(max)が800V以下のとき、トナー回収率が0.2%以下となり、現像ローラ22上へのトナーの付着を防止することができ、耐刷安定性に影響を及ぼさないことがわかった。
従って、実施例2及び実施例3の結果を併せると、リークの発生しない最大のVpp2(min)は−1000Vとなり、トナー回収率が0.2%以下となるVpp2(max)は800V以下の範囲となる。よって、上記バイアス設定条件の場合には、Vpp2(min)を−1000V、Vpp2(max)を800V以下と設定することにより、リークの防止と耐刷安定性を両立させることができることがわかった。
なお、実施例3ではVpp2(min)を200Vずつの間隔で変化させて表2の結果を得たが、Vpp2(min)が−1000Vを中心とする−1200超−800未満の範囲内において、トナー回収率が0.2%以下となる値が存在する場合もある。また、実施例2の表1よりかかる範囲ではリーク発生のおそれはない。従って、−1000Vを中心としてトナー回収率が0.2%以下とするような範囲が存在する場合には、かかる範囲内で必要に応じてVpp2(min)を適宜変化させることもできる。
本発明は、少なくともキャリア及びトナーを含む二成分現像剤が用いられ、像担持体に対向配置されるトナー担持体と、該トナー担持体上に磁気ブラシを用いてトナー薄層を形成するトナー供給部材と、を有し、前記トナー担持体及び前記トナー供給部材に直流及び交流成分から成る現像バイアスを印加することにより、前記トナー担持体から前記像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、前記トナー担持体に第1のバイアスを印加する第1のバイアス印加手段と、前記トナー供給部材に前記第1のバイアスと独立して設定可能な第2のバイアスを印加する第2のバイアス印加手段と、が設けられ、非現像時において、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のバイアスを現像時から可変することなく、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のバイアスの交流成分のうちトナーと同極性側のピーク電圧値を現像時から低くすることにより、前記トナー担持体上の現像残トナーを前記トナー供給部材に回収するものである。
現像終了後、トナー担持体上の残留トナーを回収する際、現像時から非現像時への切り替えにより第1のバイアスに変動が生じないため、トナー担持体と像担時体との間の電位差が変動せず、かかる切り替え時にトナーがトナー担持体から像担持体へ飛翔することを防止できる。従って、非現像時に像担持体上に横スジが発生することを防止し、画質の低下を防止することができる。
また、第2のバイアス印加手段を、第1のバイアス印加手段と共通のグランドに電気的に接続し、トナー供給部材に、第1のバイアスに第2のバイアスを重畳して印加することにより、第1のバイアスと第2のバイアスとを互いに影響を及ぼすことなく独立して設定できるため、第1及び第2のバイアスの設定が容易となる。
また、第2のバイアスの交流成分のうちトナーと逆極性側のピーク電圧値をトナー供給部材とトナー担持体との間のリーク電圧を超えない範囲に維持しつつ、トナーと同極性側のピーク電圧値を交流成分を第1のトナー量に対する第2のトナー量の比率を所定値以下とするよう調整することにより、トナー担持体上にトナー薄層を安定して形成すると共に、トナー担持体からトナーを十分に回収して耐刷安定性の低下を防止することができる。また、上記現像装置を備えた画像形成装置とすることにより、横スジの発生等の画像不良が防止された画像形成を行うことが可能となる。
は、本発明の現像装置が搭載される画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 は、本発明の現像装置の構成を示す側面断面図である。 は、本実施形態の現像装置における第1及び第2の電源の接続状態を示す模式図である。 は、本実施形態に用いられる現像ローラ及び磁気ローラに印加される第1及び第2のバイアスの波形を示す摸式図であり、図4(a)は、第1及び第2のバイアスのそれぞれの波形を示す摸式図であり、図4(b)は、これらの合成波形を示す摸式図である。 は、第1のバイアスが印加されたときの現像ローラ又は第2のバイアスが印加されたときの磁気ローラの合成波形を示す模式図である。 は、現像ローラ及び磁気ローラを別個のグランドに電気的に接続した状態を示す模式図である。 は、別個のグランドに電気的接続したときの現像ローラ及び磁気ローラに印加される第1及び第2のバイアスの波形を示す摸式図であり、図7(a)は、第1及び第2のバイアスのそれぞれの波形を示す摸式図であり、図7(b)は、これらの合成波形を示す摸式図である。
符号の説明
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
3a〜3d 現像装置
20 現像容器
21a 第1攪拌スクリュー
21b 第2攪拌スクリュー
22 現像ローラ(トナー担持体)
23 磁気ローラ(トナー供給部材)
26 トナー
27 キャリア
28 磁気ブラシ
29 トナー薄層
30 第1の電源
30a 第1の直流電源
30b 第1の交流電源
31 第2の電源
31a 第2の直流電源
31b 第2の交流電源
100 画像形成装置

Claims (4)

  1. 少なくともキャリア及びトナーを含む二成分現像剤が用いられ、像担持体に対向配置されるトナー担持体と、該トナー担持体上に磁気ブラシを用いてトナー薄層を形成するトナー供給部材と、を有し、前記トナー担持体及び前記トナー供給部材に直流及び交流成分から成る現像バイアスを印加することにより、前記トナー担持体から前記像担持体表面の静電潜像を現像する現像装置において、
    前記トナー担持体に第1のバイアスを印加する第1のバイアス印加手段と、
    前記トナー供給部材に前記第1のバイアスと独立して設定可能な第2のバイアスを印加する第2のバイアス印加手段と、が設けられ、
    非現像時において、前記第1のバイアス印加手段が前記第1のバイアスを現像時から可変することなく、前記第2のバイアス印加手段が前記第2のバイアスにおける交流成分のうちトナーと同極性側のピーク電圧値を現像時から低くすることにより、前記トナー担持体上の現像残トナーを前記トナー供給部材に回収することを特徴とする現像装置。
  2. 前記第2のバイアス印加手段が、前記第1のバイアス印加手段と共通のグランドに電気的に接続され、前記トナー供給部材に、前記第1のバイアスに第2のバイアスを重畳して印加することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナー担持体上における現像時のトナー量を第1のトナー量、非現像時の現像残トナー回収後のトナー量を第2のトナー量とするとき、
    前記第2のバイアスの交流成分のうちトナーと逆極性側のピーク電圧値を、前記トナー供給部材と前記トナー担持体との間のリーク電圧を超えない範囲に維持しつつ、前記トナーと同極性側のピーク電圧値を、前記第1のトナー量に対する第2のトナー量の比率を所定値以下とするように調整することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
JP2008093214A 2008-03-31 2008-03-31 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 Active JP5342800B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008093214A JP5342800B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
CN2009101271669A CN101551617B (zh) 2008-03-31 2009-03-16 显影装置以及具有该显影装置的图像形成装置
US12/413,863 US8155570B2 (en) 2008-03-31 2009-03-30 Developing device and image forming apparatus with the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008093214A JP5342800B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009244735A true JP2009244735A (ja) 2009-10-22
JP5342800B2 JP5342800B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=41117459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008093214A Active JP5342800B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 現像装置及びそれを備えた画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8155570B2 (ja)
JP (1) JP5342800B2 (ja)
CN (1) CN101551617B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048749A1 (en) 2009-10-23 2011-04-28 Sony Corporation Focusing device, focusing method, focusing program and microscope
JP2014063022A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5175687B2 (ja) * 2008-11-06 2013-04-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP4821898B2 (ja) * 2009-09-07 2011-11-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置およびその制御方法
JP4766164B2 (ja) * 2009-09-07 2011-09-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置およびその制御方法
JP5399337B2 (ja) * 2010-07-23 2014-01-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置およびそれを備えた画像形成装置
JP5737340B2 (ja) * 2013-07-11 2015-06-17 富士ゼロックス株式会社 転写装置、画像形成装置、転写方法
JP6624095B2 (ja) * 2017-01-30 2019-12-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11231652A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP2005242281A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置における現像装置
JP2006337604A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007121940A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 電子写真画像形成装置

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3217074B2 (ja) * 1990-02-20 2001-10-09 株式会社リコー 画像形成装置
JPH0651623A (ja) * 1991-05-21 1994-02-25 Fuji Xerox Co Ltd 一成分現像装置
JPH06295123A (ja) 1993-04-07 1994-10-21 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置内トナーの粒度調整方法
JPH07114262A (ja) 1993-10-18 1995-05-02 Ricoh Co Ltd 現像装置
US5991587A (en) * 1995-10-31 1999-11-23 Kyocera Corporation Developing apparatus having developing roller which is loaded via an intermediate roller
US5832350A (en) * 1996-01-09 1998-11-03 Hitachi, Ltd. Developing apparatus and color electrophotographic apparatus using the same
JP3220670B2 (ja) * 1997-11-04 2001-10-22 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP3639793B2 (ja) * 2001-02-16 2005-04-20 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6668146B2 (en) * 2002-03-26 2003-12-23 Xerox Corporation Hybrid scavengeless development using direct current voltage shift to remove wire history
JP2004170789A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Oki Data Corp 画像形成装置
KR100602263B1 (ko) * 2004-01-20 2006-07-19 삼성전자주식회사 토너의 대전량을 제어하는 화상형성장치
US7116933B2 (en) * 2004-09-23 2006-10-03 Kyocera Mita Corporation Developing unit, image forming apparatus, and developing method
JP4107307B2 (ja) * 2005-04-22 2008-06-25 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP2007333829A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Konica Minolta Business Technologies Inc トナー供給ローラ、現像装置および画像形成装置
JP2008009178A (ja) 2006-06-29 2008-01-17 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7761041B2 (en) * 2006-11-21 2010-07-20 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Developing apparatus, image forming apparatus and method for forming image using opposite polarity particles
US7773921B2 (en) * 2007-01-29 2010-08-10 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus with toner collecting roller
US7937008B2 (en) * 2007-02-14 2011-05-03 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus and image forming method
JP4885018B2 (ja) * 2007-03-14 2012-02-29 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP4829154B2 (ja) * 2007-03-15 2011-12-07 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像装置および画像形成装置
JP5207646B2 (ja) * 2007-03-20 2013-06-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5042676B2 (ja) * 2007-03-20 2012-10-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5172182B2 (ja) * 2007-03-20 2013-03-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US20080292365A1 (en) * 2007-05-25 2008-11-27 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus and developing device
US7613417B2 (en) * 2007-06-27 2009-11-03 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus
JP5462997B2 (ja) * 2007-06-29 2014-04-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US7986892B2 (en) * 2007-09-06 2011-07-26 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus having a controller for controlling a developer

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11231652A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置
JP2005242281A (ja) * 2004-01-30 2005-09-08 Kyocera Mita Corp 画像形成装置における現像装置
JP2006337604A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007121940A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kyocera Mita Corp 電子写真画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048749A1 (en) 2009-10-23 2011-04-28 Sony Corporation Focusing device, focusing method, focusing program and microscope
JP2014063022A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Kyocera Document Solutions Inc 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101551617A (zh) 2009-10-07
US8155570B2 (en) 2012-04-10
JP5342800B2 (ja) 2013-11-13
CN101551617B (zh) 2011-11-09
US20090245886A1 (en) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5207646B2 (ja) 画像形成装置
JP5042676B2 (ja) 画像形成装置
JP5342800B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5172182B2 (ja) 画像形成装置
JP4564777B2 (ja) 画像形成装置における現像装置
JP2007121940A (ja) 電子写真画像形成装置
JP5256096B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4725952B2 (ja) 画像形成方法
JP2003021961A (ja) 画像形成装置における現像方法
JP2005055837A (ja) 画像形成装置における現像方法及び装置
JP4794276B2 (ja) 電子写真画像形成装置
JP5255971B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2005099686A (ja) 現像装置
JP5244357B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5463008B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5255972B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP3815066B2 (ja) 画像形成装置
JP5174714B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5145472B2 (ja) 画像形成装置
JP5097598B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5193784B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5422227B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5001666B2 (ja) 画像形成装置
JP2009020489A (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
JP5358721B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5342800

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03