JP2009244070A - 物理量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に、センサ全体の大きさを大きくしなくても可動部の変位量を大きくでき検出感度を向上させることが可能な物理量センサを提供することを目的としている。
【解決手段】 可動部80と固定部81間が梁82により連結されている。梁82の可動側端部82a及び固定側端部82bには幅方向の両側に切欠き83〜86が形成されており、可動側端部82a及び固定側端部82bの幅寸法T2が中央部82cの幅寸法T3よりも細くなっている。これにより可動側端部及び固定側端部のバネ定数を小さくでき、可動側端部及び固定側端部にヒンジ機能を持たせることが出来る。これにより従来に比べて、梁の可動側端部の変位量を大きくでき、全体の大きさを大きくせずに、可動部の変位量を大きくできる。よって従来に比べて、小型化で且つ検出感度を向上させることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、MEMS(微小電気機械システム:Micro ElectroMechanical System)技術を用いて形成された加速度センサ等の物理量センサに関する。
SOI基板を用いて形成された加速度センサは、支持基板の上方に位置するSOI層(活性層)に、加速度に伴う力(慣性力)を受けて変位する可動部、及び可動部の変位を測定するための検知部等が設けられる。
例えば下記特許文献に示すように可動部は、幅細で形成された梁(ビーム部)により支持されている。梁は可動側端部にて可動部側に連結され、その反対側が固定側端部となっている。従来における梁、可動部及び固定部の概念図を図4に示す。
図4(a)に示す符号1が可動部である。梁2の可動側端部2aは可動部1に連結されており、固定側端部2bは、支持基板上に固定支持されるアンカ部等の固定部3と連結されている。
今、図4(a)に示すように支持基板の表面内にて矢印方向から加速度aが作用すると、可動部1は矢印方向からの加速度aに伴う力(慣性力)を受ける。このとき図4(b)に示すように可動部1に連結されている梁2が矢印方向に撓み変形することで可動部1が矢印方向に変位する。
従来では、図4(a)に示すように梁2の幅T1は一定であり、梁2のばね定数はどの部位においても同じとなっていた。従来構成では、梁2の可動側端部2a付近及び固定側端部2b付近は変形しづらく、可動側端部2aと固定側端部2bの間に位置する長さの長い中央部2cの撓み変形が支配的であった。
このような従来構成では梁2の可動側端部2aの変位量(図4(a)の位置から(b)の位置に至るまでの移動量)を効果的に大きくできず、よって可動部1の変位量を大きくできず、検出感度を向上させることが出来なかった。
また例えば梁2の長さ寸法L1を長くすれば梁2を撓み変形しやすくできるが、加速度センサを小型化できないといった問題が発生した。
また従来構成では、図4(b)の点線に示すように可動部1が斜めに傾いて変位する移動モードが発生し、可動部1が加速度a方向に平行移動しない場合があった。このような場合、高精度に加速度検出を行うことができなかった。例えば可動側と固定側とに夫々、櫛歯状電極を設け、静電容量変化にて加速度検出を行う検知部を設けている場合、可動部1に回転を伴う移動モードが生じると正確な静電容量変化を得ることができず、また可動側電極と固定側電極とが接触しやすくなり等、検出感度が低下しやすかった。
特開平8−75781号公報 特開平7−254716号公報 特開2005−98891号公報 特開2005−83972号公報
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、センサ全体の大きさを大きくしなくても可動部の変位量を大きくでき検出感度を向上させることが可能な物理量センサを提供することを目的としている。
本発明における物理量センサは、支持基板と、前記支持基板の上方に位置する可動部と、可動側端部にて可動部側と連結し前記可動側端部と反対側が固定側端部である梁と、前記可動部の変位を検知するための検知部と、を有し、
前記梁の前記可動側端部及び前記固定側端部の幅が、前記可動側端部と前記固定側端部間の中央部の幅よりも細いことを特徴とするものである。
本発明では、可動側端部及び固定側端部のバネ定数を小さくでき、可動側端部及び固定側端部にヒンジ機能を持たせることが出来る。これにより従来に比べて、梁の可動側端部の変位量を大きくでき、全体の大きさを大きくせずに、可動部の変位量を大きくできる。よって従来に比べて、小型化で且つ検出感度を向上させることができる。
本発明では、前記可動側端部及び前記固定側端部には切欠きが形成されて、前記可動側端部及び前記固定側端部の幅が、前記可動側端部と前記固定側端部間の中央部の幅よりも細くなっていることが好ましい。これにより、可動側端部及び固定側端部のヒンジ機能を向上させることができる。
また本発明では、前記切欠きは、前記可動側端部及び前記固定側端部の幅方向の両側に形成されていることが好ましい。これにより可動部に反平行の2方向から物理量に基づく力が作用しても可動部を適切に変位させることができ、検出感度を向上させることができる。また、前記切欠きは、湾曲形状で形成されていることが好ましい。これにより、可動側端部及び固定側端部のヒンジ機能をより効果的に向上させることができる。
また本発明では、前記支持基板の表面内にて直交する2方向をX方向とY方向としたとき、前記梁は前記X方向から延びて可動部側に連結されており、前記可動側端部及び前記固定部側端部の変形により、前記可動部が前記Y方向に平行移動し、前記可動部の前記Y方向への変位量が前記検知部により検出されることが好ましい。このように本発明では、可動部を平行移動させることができ、検出感度を向上させることができる。
また本発明では、前記可動部の最外周面を囲んだ領域よりも内側に、前記支持基板上に固定支持されたアンカ部が設けられ、前記アンカ部から前記可動部の最外周面の外側に向けて腕部が配置されており、前記梁は、前記可動部と前記腕部との間に位置し前記固定側端部が前記腕部に連結されており、前記梁よりも前記可動部の内側に前記検知部が設けられていることが好ましい。これにより、より効果的に小型化で、しかもバランスよく可動部を支持でき検出精度が高い物理量センサを実現できる。
また本発明では、前記検知部は、交互に並設された櫛歯状の可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は、前記可動部と一体化しており、前記固定電極は前記可動部から離れて前記支持基板上に固定支持されており、前記可動部の変位量は前記可動電極と固定電極間の静電容量変化に基づき検出されることが好ましい。これにより静電容量型の物理センサを構成できる。
本発明の物理量センサによれば、センサ全体の大きさを大きくしてなくても、可動部の変位量を大きくでき検出感度を向上させることが可能である。
図1は、本実施形態における加速度センサの平面図、図2は図1に示すA−A線に沿って高さ方向から切断し矢印方向から見た加速度センサの部分断面図、図3は、本実施形態の可動部、固定部及び、可動部と固定部間を連結する梁を示し、加速度aが作用したときに梁の両端部のヒンジ機能と可動部の変位を説明するための概念図、である。
加速度センサ10は、図2に示すようにSOI(Silicon on Insulator)基板12を用いて形成される。SOI基板12は、シリコン基板で形成された支持基板13と、シリコン基板で形成されたSOI層(活性層)15と、支持基板13とSOI層15の間に位置する例えばSiO2で形成された酸化絶縁層14の積層構造である。
図1に示す素子部は、可動部(錘)16と、可動部16の変位量を検出するための検知部17,18、アンカ部21〜24、腕部25,26,32〜35、及び梁27〜30等で構成される。素子部は、SOI層15で形成され、可動部16、検知部17〜20、梁27〜30等の下には図2に示す酸化絶縁層14が形成されておらず支持基板13上に浮いているがアンカ部21〜24は図2に示すように、支持基板13上に酸化絶縁層14を介して固定支持されている。
図1に示すように可動部16には、左右方向(X1方向、X2方向)の最外側面16a,16bの幅中心の位置から可動部6の中心O方向に向けて窪む凹部19が形成されている。
そして凹部19の可動部6の中心O寄りの位置に第1アンカ部21と第2アンカ部23が設けられる。
第1アンカ部21からはX2方向に延びる腕部25が設けられる。一方、第2アンカ部23からはX1方向に延びる腕部26が設けられる。これら腕部25,26は、支持基板13に酸化絶縁層14を介して支持されていてもよいし、図2に示すように酸化絶縁層14が除去されて支持基板13上に浮いていてもよいが、腕部25,26は支持基板13上から浮いているほうが、例えば支持基板13が歪んだときにその歪みの影響を小さくでき好適である。
図1に示すように、腕部25のアンカ部側端部との反対側端部からは、可動部16の最外周面16aの外側であってY1方向及びY2方向に向けて腕部32,33が直線状に延びている。
また図1に示すように、腕部26のアンカ部側端部との反対側端部からは、可動部16の最外周面16bの外側であってY1方向及びY2方向に向けて腕部34,35が直線状に延びている。腕部32〜35は、腕部25,26と同様に支持基板13上に浮いていることが好適である。
図1に示すように腕部32の端部32aと可動部16との間に梁27が設けられている。図1に示すように梁27は全部で4本ある。各梁27A〜27Dは、X1−X2方向に延びる直線状であり、各梁27A〜27DがY1−Y2方向に間隔を空けて並設されている。図1に示すように可動部16には、各梁27A〜27Dが可動部16の内部に入り込むように最外周面16aからX1方向に凹む凹部40が形成されており、この凹部40内には可動部16とは分離して形成された支持部41が設けられている。支持部41か可動部16と同様に支持基板13上に浮いている。図1に示すように各梁27A〜27DのX1側端部はいずれも支持部41と連結されている。一方、4本の梁27A〜27DのうちY1側及びY2側に位置する梁27A,27DのX2側端部は可動部16と最外周面16a側にて連結されており、中央の2本の梁27B,27CのX2側端部は腕部32の端部32aに連結されている。なお図1に示すように他の梁28〜30も同じ形態で形成されている。
図1に示すように、可動部16のY1−Y2方向に向く最外周面16c,16dの幅中心の位置から可動部16の中心Oに向けて窪む凹部45が形成されている。
この凹部45には、可動部16の中心O付近に検知部17,18を構成する固定電極57,58を設置するに必要な大きさの空間46が設けられている。
図1に示すように、空間46には、可動部16の中心O側に第3アンカ部22及び第4アンカ部24が設置される。第3アンカ部22からは、可動部16に形成された空間46内にて、X1方向、及びX2方向に延び、Y1−Y2方向に所定の間隔を空けて並設された櫛歯状の固定電極57が形成されている。また図1に示すように、第4アンカ部24からは、可動部16に形成された空間46内にて、X1方向及びX2方向に延び、Y1−Y2方向に所定の間隔を空けて並設された櫛歯状の固定電極58が形成されている。
図1に示すように、空間46内には、固定電極57と交互に且つ間隔を空けて並設された可動電極59が、可動部6と一体的に形成されている。また図1に示すように空間46内には、固定電極58と交互に且つ間隔を空けて並設された可動電極60が、可動部16と一体的に形成されている。
図1に示す固定電極57と可動電極59とで第1検知部18が構成され、図1に示す固定電極58と可動電極60とで第2検知部17が構成される。
図1に示す実施形態では、加速度がY1方向あるいはY2方向に生じたとき、可動部16には、加速度に伴う力(慣性力)が加わることで、可動部16が、各梁27〜30の可動側端部の変位に伴いY1方向あるいはY2方向に平行に変位する。このとき、各検知部17,18の可動電極59,60と固定電極57,58間の距離が変化することで、静電容量が変化し、静電容量変化に基づいて可動部6の変位量を検出できる。
図1の形態では、可動部16に設けられた2組の可動電極59,60の各櫛歯に対して、一方の固定電極57の各櫛歯の相対的な位置と、他方の固定電極58の各櫛歯の相対的な位置とがY1−Y2方向と平行な方向であって互いに異なる方向にずらして配置されている。そのため、可動部16が変位したときに、検知部17,18の可動電極59,60と固定電極57,58との間の静電容量変化が異なり、その結果、差動検出により精度の高い変位検出を行うことができるとともに加速度の向きを検出できる。
本実施形態の加速度センサ10は、図1に示すように、梁27〜30の両端部が切欠きにより幅細の形状となっている。図3を用いて本実施形態の特徴的構成について説明する。
図3(a)に示すように可動部80と固定部81との間には梁82が設けられている。固定部81は例えばアンカ部であり支持基板上に固定支持された部分である。図3(a)に示すように梁82はX1−X2方向に直線状(あるいは帯状)に延びる細長形状である。図3(a)に示すように梁82の可動側端部82aと固定側端部82bの幅方向の両側には切欠き83〜86が形成されて、可動側端部82aと固定側端部82bの幅寸法T2は、可動側端部82aと固定側端部82bの間に位置する中央部82cの幅寸法T3より細くなっている。なお中央部82cの幅寸法T3は一定である。
図3に示すように切欠き83〜86は湾曲形状で形成されている。この切欠き83〜86は円形状にエッチングで除去された(抜かれた)部分である。よって切欠き83〜86の形状は円形状の一部分を成している。また切欠き83〜86の一部は可動部80及び固定部81にも形成されている。
今、図3(a)に示すようにY1方向から加速度aが作用したとする。これにより可動部80には加速度aに伴う力(慣性力)がY1方向から加わる。
図3に示す本実施形態の梁82は、その可動側端部82a及び固定側端部82bの幅寸法T2が中央部82cの幅寸法T3より細くなっているため、可動側端部82a及び固定側端部82bのばね定数は中央部82cのばね定数より小さくなっている。このため、可動側端部82a及び固定側端部82bはヒンジ機能を備え、図3(b)のように容易に可動側端部82b及び固定側端部82bの部分が変形して可動側端部82aが図3(a)の状態からY1方向に変位する。このように本実施形態では、梁82の中央部82cが撓み変形しなくても、可動側端部82aを容易にY1方向に変位させることができ、しかもこの変位量を容易に大きくすることができる。そして本実施形態では、可動側端部82b及び固定側端部82bのヒンジ機能により梁82全体の長さ寸法を短くできる。
図3(b)に示すように可動部80は、図3(a)の位置からY1方向に平行移動する。可動部80にY1方向への力が加わると、固定側端部82bはY1方向に変形するが、可動側端部82aはY2方向に変形することで可動部80をY1方向に平行移動させることが出来る。可動部80を平行移動させることが出来るため、図1に示すような櫛歯状電極を用いた検知部を構成したときに、適切に静電容量変化を得ることができ、また可動側電極と固定側電極とが接触するのを防止できる。
上記した可動側端部82a及び固定側端部82bのヒンジ機能を向上させるには、図3(a)に示すように、可動側端部82a及び固定側端部82bに切欠き83〜86を形成して、可動側端部82a及び固定側端部82bの幅寸法T2を中央部82cの幅寸法T3より細くする。特に切欠き83〜86を湾曲状とすることで、可動側端部82a及び固定側端部82bが変形したときの応力(ストレス)を分散でき、特定箇所に過度に応力が作用するのを防止できる。
また図3に示すように可動側端部82a及び固定側端部82bの幅方向の両側に切欠き83〜86を形成することで、加速度aが図3(a)のY1方向のみならずY2方向から作用しても適切に可動側端部82a及び固定側端部82bにヒンジ機能を持たせ、可動部80をY2方向に平行に変位させることが可能である。
以上のように本実施形態では、梁82の可動側端部82a及び固定側端部82bの幅寸法T2を、中央部82cの幅寸法T3よりも細くしたことで、可動側端部82a及び固定側端部82bのバネ定数を小さくでき、可動側端部82a及び固定側端部82bにヒンジ機能を持たせることが出来る。これにより従来に比べて、梁82の可動側端部82aの変位量を大きくでき(図3(a)の位置から図3(b)の位置までにおける可動側端部82aの移動量)、全体の大きさを大きくせずに、可動部80の変位量を大きくできる。
図3に示す梁82の構成は図1に示す各梁27〜30に適用されており、各梁27〜30の両端部がいずれもヒンジ機能を備えている。梁27で説明すると、Y1−Y2方向に並設された梁27A〜27Dのうち中央の2本の梁27B,27Cが可動部16と共に可動する支持部41と固定側である腕部32a間に連結されており、梁27B,27Cの可動側端部27aと固定側端部27bに図3(a)と同様の切欠きが形成されている。また、支持体41と可動部16間を連結するY1側及びY2側の梁27A,27Dの両端部には夫々1つずつ切欠きが形成されている。図1では例えばY1方向に加速度aが作用すると、各梁27〜30のうち主にY1−Y2方向に並設された中央2本の各梁27〜30の可動側端部及び固定側端部がヒンジとして機能して可動部16をY1方向に変位させる。Y1側及びY2側に位置する各梁27〜30は、可動部16の変位量をさらに大きくするためのサポート的な作用している。
以上により、従来に比べて可動部16の変位量を大きくできるため、検知部17,18での静電容量変化を大きくでき、従来に比べて、小型化で且つ検出感度を向上させることができる。
また、図1に示すように、可動部16の最外周面16a〜16dを囲んだ領域よりも内側に、支持基板13上に固定支持されたアンカ部21〜24が設けられている。またアンカ部21,23から可動部16の最外周面16a,16bの外側に向けて腕部32〜35が配置されている。そして、腕部32〜35と可動部16との間であって可動部16の外側から可動部16側に連結する梁27〜30が設けられている。また、梁27〜30よりも可動部16の内側に検知部17,18が設けられている。このような構成とすることで、加速度センサ10を、より効果的に小型化でき、しかもバランスよく可動部16を支持でき検出精度が高い加速度センサ10を実現できる。
図1では可動部16を可動部16の中心Oから点対称位置の4箇所で、梁27〜30を介して固定側に支持しているが、これにより可動部16を安定して支持できる。
梁27〜30の形態は図1に示すものに限定されない。例えば各梁27〜30は1本ずつ設けられて可動部16と固定部(腕部)間とを連結していてもよいが、複数本ずつ設けたほうが、安定した支持構成にできて好適である。また図1では可動部16と共に可動する支持部41を設け、この支持部41に梁の一端部を連結させていたが、支持部41を設けず梁の一端部(可動側端部)を直接、可動部16に連結されてもよい。ただし図1に示す梁27〜30のバネ構造により可動部16の面内回転動作を抑えることができ、また可動部16の変位を大きくでき好適である。
本実施形態は加速度センサのみならず角速度センサ等にも適用可能である。
本実施形態における加速度センサの平面図、 図1に示すA−A線に沿って高さ方向から切断し矢印方向から見た加速度センサの部分断面図、 本実施形態の可動部、固定部及び、可動部と固定部間を連結する梁を示し、加速度aが作用したときに梁の両端部のヒンジ機能と可動部の変位を説明するための概念図、 従来の可動部、固定部及び、可動部と固定部間を連結する梁を示し、従来における動作原理の概念図、
符号の説明
10 加速度センサ
12 SOI基板
13 支持基板
14 酸化絶縁層
15 SOI層(活性層)
16、80 可動部
17、18 検知部
21〜24 アンカ部
25,26,32〜35 腕部
27〜30、82 梁
27a、82a (梁の)可動側端部
27b、82b (梁の)固定側端部
57、58 固定電極
59、60 可動電極
81 固定部
83〜86 切欠き

Claims (7)

  1. 支持基板と、前記支持基板の上方に位置する可動部と、可動側端部にて可動部側と連結し前記可動側端部と反対側が固定側端部である梁と、前記可動部の変位を検知するための検知部と、を有し、
    前記梁の前記可動側端部及び前記固定側端部の幅が、前記可動側端部と前記固定側端部間の中央部の幅よりも細いことを特徴とする物理量センサ。
  2. 前記可動側端部及び前記固定側端部には切欠きが形成されて、前記可動側端部及び前記固定側端部の幅が、前記可動側端部と前記固定側端部間の中央部の幅よりも細くなっている請求項1記載の物理量センサ。
  3. 前記切欠きは、前記可動側端部及び前記固定側端部の幅方向の両側に形成されている請求項2記載の物理量センサ。
  4. 前記切欠きは、湾曲形状で形成されている請求項2又は3に記載の物理量センサ。
  5. 前記支持基板の表面内にて直交する2方向をX方向とY方向としたとき、前記梁は前記X方向から延びて可動部側に連結されており、前記可動側端部及び前記固定部側端部の変形により、前記可動部が前記Y方向に平行移動し、前記可動部の前記Y方向への変位量が前記検知部により検出される請求項1ないし4のいずれかに記載の物理量センサ。
  6. 前記可動部の最外周面を囲んだ領域よりも内側に、前記支持基板上に固定支持されたアンカ部が設けられ、前記アンカ部から前記可動部の最外周面の外側に向けて腕部が配置されており、前記梁は、前記可動部と前記腕部との間に位置し前記固定側端部が前記腕部に連結されており、前記梁よりも前記可動部の内側に前記検知部が設けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の物理量センサ。
  7. 前記検知部は、交互に並設された櫛歯状の可動電極と固定電極とで構成され、前記可動電極は、前記可動部と一体化しており、前記固定電極は前記可動部から離れて前記支持基板上に固定支持されており、前記可動部の変位量は前記可動電極と固定電極間の静電容量変化に基づき検出される請求項1ないし6のいずれかに記載の物理量センサ。
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