JPH04115165A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPH04115165A JPH04115165A JP23495890A JP23495890A JPH04115165A JP H04115165 A JPH04115165 A JP H04115165A JP 23495890 A JP23495890 A JP 23495890A JP 23495890 A JP23495890 A JP 23495890A JP H04115165 A JPH04115165 A JP H04115165A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0808—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate
- G01P2015/0811—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0817—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining in-plane movement of the mass, i.e. movement of the mass in the plane of the substrate for one single degree of freedom of movement of the mass for pivoting movement of the mass, e.g. in-plane pendulum
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、マイクロマシンニングで作製する加速度セン
サに関する。
サに関する。
従来の技術
従来、マイクロマシンニングにより作製された超小型な
加速度センサとしては、種々のものが考え出されている
。例えば、その第一の従来例としては、Electro
static−comb Drive of Late
ralPolysilicon Re5onators
として、TRANS−DUCER3’ 89 p、
138〜140に開示されているものがある。これは、
直線方向又は円周方向に移動できるようになっているく
し歯部を備えた可動体と、この可動体のくし首部とかみ
合うように形成されたくし歯部を有しベースに固定され
たくし型板とを設けたことに特徴のあるものであり、こ
れらくし首部を有する可動体とくし型板とはポリシリコ
ンにて作製されている。
加速度センサとしては、種々のものが考え出されている
。例えば、その第一の従来例としては、Electro
static−comb Drive of Late
ralPolysilicon Re5onators
として、TRANS−DUCER3’ 89 p、
138〜140に開示されているものがある。これは、
直線方向又は円周方向に移動できるようになっているく
し歯部を備えた可動体と、この可動体のくし首部とかみ
合うように形成されたくし歯部を有しベースに固定され
たくし型板とを設けたことに特徴のあるものであり、こ
れらくし首部を有する可動体とくし型板とはポリシリコ
ンにて作製されている。
この場合、くし歯部間に印加される電圧を変化させて、
静電力により可動体を振動させることができる。
静電力により可動体を振動させることができる。
また、その第二の従来例としては、SiliconM
icroaccelerometerとして、TRAN
SDUCER3’ 87 p、395〜398に開
示されているものがある。これは、シリコンのエツチン
グを行うことによって、片持梁の先端に重りを形成する
と共にその重りの両側に空間をおいて電極を作成したも
のである。これにより重りと電極との間の静電容量を測
定し、これが一定となるように電極の電圧を制御し、こ
の電圧を測定することにより基板となるウェハと垂直方
向の加速度を測定することができる。
icroaccelerometerとして、TRAN
SDUCER3’ 87 p、395〜398に開
示されているものがある。これは、シリコンのエツチン
グを行うことによって、片持梁の先端に重りを形成する
と共にその重りの両側に空間をおいて電極を作成したも
のである。これにより重りと電極との間の静電容量を測
定し、これが一定となるように電極の電圧を制御し、こ
の電圧を測定することにより基板となるウェハと垂直方
向の加速度を測定することができる。
発明が解決しようとする課題
第一の従来例の場合、くし歯部を有する可動体は静電力
によって振動するだけであるのに、その構造が複雑で作
製するのに困難を要する。
によって振動するだけであるのに、その構造が複雑で作
製するのに困難を要する。
また、第二の従来例の場合、電極の取付けなどのプロセ
スが困難であり、しかも、その基板に垂直な1軸方向の
加速度しか測定することができず2軸以上の多軸方向の
測定も同時に行うことができないという問題がある。
スが困難であり、しかも、その基板に垂直な1軸方向の
加速度しか測定することができず2軸以上の多軸方向の
測定も同時に行うことができないという問題がある。
課題を解決するための手段
そこで、このような問題点を解決するために、請求項1
記載の発明では、一端がベースに固定され他端が平面方
向に振動可能な重りが形成された片持梁を設け、この片
持梁に取付けられた第一くし歯状突起部を設け、この第
一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた第二くシ面
状突起部を有しベースに固定されたくし歯状突起板を設
けた。
記載の発明では、一端がベースに固定され他端が平面方
向に振動可能な重りが形成された片持梁を設け、この片
持梁に取付けられた第一くし歯状突起部を設け、この第
一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた第二くシ面
状突起部を有しベースに固定されたくし歯状突起板を設
けた。
また、請求項2記載の発明では、一端がヒンジを介して
ベースに固定された複数枚の可動板を設け、これら可動
板とヒンジを介して接続され平面方向に振動可能な重り
を設け、この重りに取付けられた第一くし歯状突起部を
設け、この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされ
た第二くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯
状突起板を設けた。
ベースに固定された複数枚の可動板を設け、これら可動
板とヒンジを介して接続され平面方向に振動可能な重り
を設け、この重りに取付けられた第一くし歯状突起部を
設け、この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされ
た第二くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯
状突起板を設けた。
作用
請求項1記載の発明においては、マイクロマシンニング
により作製された先端部に重りの付いた片持梁は、その
重りの面に対して平行な平面方向の加速度によってモー
メントを受けるため、第一くシ信状突起部と第二くし歯
状突起部との間の静電容量の検出、又は、静電容量を一
定とするように電圧を印加して静電力を与えるか、又は
、重りの振動の共振周波数を検出することにより、従来
よりも簡素な構成で加速度を測定することができる。
により作製された先端部に重りの付いた片持梁は、その
重りの面に対して平行な平面方向の加速度によってモー
メントを受けるため、第一くシ信状突起部と第二くし歯
状突起部との間の静電容量の検出、又は、静電容量を一
定とするように電圧を印加して静電力を与えるか、又は
、重りの振動の共振周波数を検出することにより、従来
よりも簡素な構成で加速度を測定することができる。
また、請求項2記載の発明においては、マイクロマシン
ニングにより作製されたヒンジによって移動可能な重り
は、その重りの面に対して平行な平面方向の加速度によ
って力を受けるため、第一くし歯状突起部と第二くし歯
状突起部との間の静電容量の検出、又は、静電容量を一
定とするように電圧を印加して静電力を与えるか、又は
、重りの振動の共振周波数を検出することにより、従来
よりも簡素な構成で加速度を測定することができる。
ニングにより作製されたヒンジによって移動可能な重り
は、その重りの面に対して平行な平面方向の加速度によ
って力を受けるため、第一くし歯状突起部と第二くし歯
状突起部との間の静電容量の検出、又は、静電容量を一
定とするように電圧を印加して静電力を与えるか、又は
、重りの振動の共振周波数を検出することにより、従来
よりも簡素な構成で加速度を測定することができる。
実施例
まず、請求項1記載の発明の一実施例を第1図に基づい
て説明する。ベースl上には、一端がそのベース1に固
定され他端に重り2が取付けられた片持梁3が設けられ
ている。この片持梁3には第一くし歯状突起部としての
第一くし歯部4が形成されている。また、前記ベース1
上にはくし歯状突起板5が固定されており、このくし歯
状突起板5には第二くし歯状突起部としての第二くし歯
部6が形成されている。この第二くし歯部6は、前記第
−くし歯部4と非接触の状態でかみ合わされた形となっ
ている。
て説明する。ベースl上には、一端がそのベース1に固
定され他端に重り2が取付けられた片持梁3が設けられ
ている。この片持梁3には第一くし歯状突起部としての
第一くし歯部4が形成されている。また、前記ベース1
上にはくし歯状突起板5が固定されており、このくし歯
状突起板5には第二くし歯状突起部としての第二くし歯
部6が形成されている。この第二くし歯部6は、前記第
−くし歯部4と非接触の状態でかみ合わされた形となっ
ている。
この場合、前記第一くし歯部4を有する前記片持梁3と
、前記第二くし歯部6を有する前記くし歯状突起板5と
は、それぞれ導電体となっており、しかも、これらは互
いに絶縁された状態となっている。また、前記第一くし
歯部4と前記第二くし歯部6との間の間隔は、通常、5
0μm以下(又は、10μm以下さらに好ましくは5μ
m以下)に設定し、これにより両者間は前記重り2の振
動によって容量の変動するコンデンサを構成している。
、前記第二くし歯部6を有する前記くし歯状突起板5と
は、それぞれ導電体となっており、しかも、これらは互
いに絶縁された状態となっている。また、前記第一くし
歯部4と前記第二くし歯部6との間の間隔は、通常、5
0μm以下(又は、10μm以下さらに好ましくは5μ
m以下)に設定し、これにより両者間は前記重り2の振
動によって容量の変動するコンデンサを構成している。
また、端子7と端子8との間には、コントローラ9が接
続されている。このコントローラ9は、静電容量の変化
を検出するか、又は、静電容量を一定にするように電圧
を印加して静電力を与えるか、又は、振動の共振周波数
を検出する等によって加速度の検出ができるようになっ
ている。なお、本装置はマイクロマシンニングにより作
製するこことができる。
続されている。このコントローラ9は、静電容量の変化
を検出するか、又は、静電容量を一定にするように電圧
を印加して静電力を与えるか、又は、振動の共振周波数
を検出する等によって加速度の検出ができるようになっ
ている。なお、本装置はマイクロマシンニングにより作
製するこことができる。
次に、本装置の具体例を第2図に基づいて説明する。こ
こでは、静電力によって重り2の振動がOとなるように
制御されている状態を示すものである。第2図(a)に
示すように、第一くし歯部4の高さは、第二くし歯部6
の高さよりも短く設定されており、これにより本装置の
垂直方向の加速度の影響を受けることを防いでいる。以
下に示す具体的な計算例では、第一くし歯部4のみに作
用する力関係について考える。
こでは、静電力によって重り2の振動がOとなるように
制御されている状態を示すものである。第2図(a)に
示すように、第一くし歯部4の高さは、第二くし歯部6
の高さよりも短く設定されており、これにより本装置の
垂直方向の加速度の影響を受けることを防いでいる。以
下に示す具体的な計算例では、第一くし歯部4のみに作
用する力関係について考える。
今、近似的に、加速度αによる力F1 と、電圧Vに
よる力F、とは、それぞれ固定端を中心とする回転モー
メントM、、 M、を与えるものとする。
よる力F、とは、それぞれ固定端を中心とする回転モー
メントM、、 M、を与えるものとする。
重り2の重さをm、重り2の重心から固定端までの長さ
をQl とすると、F、=mαより、M、=maQ、
−(1) となる。
をQl とすると、F、=mαより、M、=maQ、
−(1) となる。
一方、第一くし歯部4と第二くし歯部6との間の誘電率
をεとし、これらくし歯部4,6間の距離をdとし、第
一くし歯部4の高さをhとし、第一くし歯部6から固定
端までの距離をΩ、とすると、 より、 となる。
をεとし、これらくし歯部4,6間の距離をdとし、第
一くし歯部4の高さをhとし、第一くし歯部6から固定
端までの距離をΩ、とすると、 より、 となる。
ここで、シリコンの密度を2.3X10”(kg/m”
)、くし歯部4,6間の大気中の誘電率を8.9X 1
0−” (F/m)とし、m=(5X l O””)’
X(2,3x 10”)=2,9X10−” (
kg) Q1= 1.5 X 10−” (m)h=4
x10−” (m) d=2xxo−@ (m)Q、= l O
x 10−@ (m)を(1)、(2)式に
代入すると、 M、=4.4 ・10−’°−a (Nm)−(3
)M、=8.9 ・10−”−V” (Nm)−(
4)と表される。
)、くし歯部4,6間の大気中の誘電率を8.9X 1
0−” (F/m)とし、m=(5X l O””)’
X(2,3x 10”)=2,9X10−” (
kg) Q1= 1.5 X 10−” (m)h=4
x10−” (m) d=2xxo−@ (m)Q、= l O
x 10−@ (m)を(1)、(2)式に
代入すると、 M、=4.4 ・10−’°−a (Nm)−(3
)M、=8.9 ・10−”−V” (Nm)−(
4)と表される。
ここで、(3)、(4)式の値を一致させると、V=7
.0−10−4・(a となり、1(m/s’)の加速度に対して0.7(mV
)の電圧を印加すればよく、その電圧は加速度の平方根
に比例する。なお、くし歯部4,6が多数本ある場合は
、さらに低電圧の印加でよいことになる。
.0−10−4・(a となり、1(m/s’)の加速度に対して0.7(mV
)の電圧を印加すればよく、その電圧は加速度の平方根
に比例する。なお、くし歯部4,6が多数本ある場合は
、さらに低電圧の印加でよいことになる。
次に、請求項2記載の発明の一実施例を第3図に基づい
て説明する。なお、本実施例の場合もマイクロマシンニ
ングにより作製することができる。
て説明する。なお、本実施例の場合もマイクロマシンニ
ングにより作製することができる。
直線状をなす2本の可動板10.11の一端は、ヒンジ
】2を介して、ベース13に固定されてぃる。前記可動
板10.11の他端は、ヒンジ14を介して、平面方向
に振動可能な重り15が取付けられている。この重り1
5には第一くし歯状突起部としての第一くし歯部16が
形成されている。
】2を介して、ベース13に固定されてぃる。前記可動
板10.11の他端は、ヒンジ14を介して、平面方向
に振動可能な重り15が取付けられている。この重り1
5には第一くし歯状突起部としての第一くし歯部16が
形成されている。
また、前記ベース13上にはくし歯状突起板17が固定
されており、このくし歯状突起板17には第二くし歯状
突起部としての第二くし歯部18が形成されている。こ
の第二くし歯部18は、前記第一くし歯部16と非接触
でかみ合わされた状態となっている。
されており、このくし歯状突起板17には第二くし歯状
突起部としての第二くし歯部18が形成されている。こ
の第二くし歯部18は、前記第一くし歯部16と非接触
でかみ合わされた状態となっている。
この場合、前記2本の可動板10.11と重り15とよ
りなる部材と、くし首状突起板17とは、それぞれ導電
体であり、しかも、互いに絶縁された状態となっている
。前記第一くし歯部16と前記第二くし歯部18との間
隔は数μm〜数十μmのオーダー程度に狭く、これらは
重り15の振動によって容量の変動するコンデンサを構
成している。
りなる部材と、くし首状突起板17とは、それぞれ導電
体であり、しかも、互いに絶縁された状態となっている
。前記第一くし歯部16と前記第二くし歯部18との間
隔は数μm〜数十μmのオーダー程度に狭く、これらは
重り15の振動によって容量の変動するコンデンサを構
成している。
また、端子19と端子20との間には、コントローラ2
1が接続されている。このコントローラ21は、静電容
量の変化を検出するか、又は、静電容量を一定にするよ
うに電圧を印加して静電力を与えるか、又は、振動の共
振周波数を検出する等によって、加速度の検出ができる
ようになっている。
1が接続されている。このコントローラ21は、静電容
量の変化を検出するか、又は、静電容量を一定にするよ
うに電圧を印加して静電力を与えるか、又は、振動の共
振周波数を検出する等によって、加速度の検出ができる
ようになっている。
次に、本装置の具体例を第4図に基づいて説明する。こ
こでは、静電力によって重り15の振動がOとなるよう
に制御されている状態を示すものである。第一くし歯部
16の高さは、第二くし歯部18の高さよりも短く設定
されており、これにより本装置の垂直方向の加速度の影
響を受けることを防いでいる。以下に示す具体的な計算
例では、第一くし歯部16のみに作用する力関係につい
て考える。
こでは、静電力によって重り15の振動がOとなるよう
に制御されている状態を示すものである。第一くし歯部
16の高さは、第二くし歯部18の高さよりも短く設定
されており、これにより本装置の垂直方向の加速度の影
響を受けることを防いでいる。以下に示す具体的な計算
例では、第一くし歯部16のみに作用する力関係につい
て考える。
今、近似的に、重り15及び第一くし歯部16は直線移
動するものとする。重り15の重さをmとすると、加速
度αによる力F1 はF、 =mαとなる。一方、第一
くし歯部16と第二くし歯部18との間の誘電率をε、
くし歯部16,18間の距離をd、第一くし歯部16が
構成するコンデンサの面積をSとすると、両電極間に電
圧Vを与えた時の力F3 は、 となる。
動するものとする。重り15の重さをmとすると、加速
度αによる力F1 はF、 =mαとなる。一方、第一
くし歯部16と第二くし歯部18との間の誘電率をε、
くし歯部16,18間の距離をd、第一くし歯部16が
構成するコンデンサの面積をSとすると、両電極間に電
圧Vを与えた時の力F3 は、 となる。
ここで、シリコンの密度を2.3xio”(kg/m”
) 、<L、、歯部16,18間の大気中の誘電率を8
,9XI O−” (F/m)とし、m= (10XI
O−”)”X (2,3X10”)=2,3X10−
“(kg) d=2X10−@ (m) S= (10X 10−”) ” =1.0XIO−” (m) を代入すると、 F、=2.3 ・ 10−”・α (N) ・・
・ (5)F、=1.1−10””−V’ (N
)−(6)と表される。
) 、<L、、歯部16,18間の大気中の誘電率を8
,9XI O−” (F/m)とし、m= (10XI
O−”)”X (2,3X10”)=2,3X10−
“(kg) d=2X10−@ (m) S= (10X 10−”) ” =1.0XIO−” (m) を代入すると、 F、=2.3 ・ 10−”・α (N) ・・
・ (5)F、=1.1−10””−V’ (N
)−(6)と表される。
ここで、FlとF、との値を一致させると、V=14(
α となり、1(m/s’)の加速度に対して14(V)の
電圧を加えればよく、その電圧は加速度の平方根に比例
する。なお、くし歯部分が多数本存在する場合は、さら
に低電圧の印加でよいことになる。
α となり、1(m/s’)の加速度に対して14(V)の
電圧を加えればよく、その電圧は加速度の平方根に比例
する。なお、くし歯部分が多数本存在する場合は、さら
に低電圧の印加でよいことになる。
発明の効果
請求項1記載の発明は、一端がベースに固定され他端が
平面方向に振動可能な重りが形成された片持梁を設け、
この片持梁に取付けられた第一くし歯状突起部を設け、
この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた第二
くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯状突起
板を設けたので、マイクロマシンニングにより作製され
た先端部に重りの付いた片持梁は、その重りの面に対し
て平行な平面方向の加速度によってモーメントを受ける
ため、第一くし歯状突起部と第二くし歯状突起部との間
の静電容量の検出、又は、静電容量を一定とするように
電圧を印加して静電力を与えるか、又は、重りの振動の
共振周波数を検出することにより、従来よりも簡素な構
成で加速度を測定することができるものである。
平面方向に振動可能な重りが形成された片持梁を設け、
この片持梁に取付けられた第一くし歯状突起部を設け、
この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた第二
くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯状突起
板を設けたので、マイクロマシンニングにより作製され
た先端部に重りの付いた片持梁は、その重りの面に対し
て平行な平面方向の加速度によってモーメントを受ける
ため、第一くし歯状突起部と第二くし歯状突起部との間
の静電容量の検出、又は、静電容量を一定とするように
電圧を印加して静電力を与えるか、又は、重りの振動の
共振周波数を検出することにより、従来よりも簡素な構
成で加速度を測定することができるものである。
また、請求項2記載の発明は、一端がヒンジを介してベ
ースに固定された複数枚の可動板を設け、これら可動板
とヒンジを介して接続され平面方向に振動可能な重りを
設け、この重りに取付けられた第一くし歯状突起部を設
け、この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた
第二くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯状
突起板を設けたので、マイクロマシンニングにより作製
されたヒンジによって移動可能な重りは、その重りの面
に対して平行な平面方向の加速度によってカを受けるた
め、第一くし歯状突起部と第二くし歯状突起部との間の
静電容量の検出、又は、静電容量を一定とするように電
圧を印加して静電力を与えるか、又は、重りの振動の共
振周波数を検出することにより、従来よりも簡素な構成
で加速度を測定することができるものである。
ースに固定された複数枚の可動板を設け、これら可動板
とヒンジを介して接続され平面方向に振動可能な重りを
設け、この重りに取付けられた第一くし歯状突起部を設
け、この第一くし歯状突起部と非接触でかみ合わされた
第二くし歯状突起部を有しベースに固定されたくし歯状
突起板を設けたので、マイクロマシンニングにより作製
されたヒンジによって移動可能な重りは、その重りの面
に対して平行な平面方向の加速度によってカを受けるた
め、第一くし歯状突起部と第二くし歯状突起部との間の
静電容量の検出、又は、静電容量を一定とするように電
圧を印加して静電力を与えるか、又は、重りの振動の共
振周波数を検出することにより、従来よりも簡素な構成
で加速度を測定することができるものである。
第1図は請求項1記載の発明の一実施例を示す構成図、
第2図はその具体例を示す構成図、第3図は請求項2記
載の発明の一実施例を示す構成図、第4図はその具体例
を示す構成図である。 1・・・ベース、2・・・重り、3・・・片持梁、4・
・・第一くシ言状突起部、5・・・くし歯状突起板、6
・・・第二くし歯状突起部、10.11・・・可動板、
12・・・ヒンジ、13・・・ベース、14・・・ヒン
ジ、15・・・重り、16・・・第一くし歯状突起部、
17・・・くし歯状突起板、18・・・第二くし歯状突
起部 (a) 」2図 (b) (C)
第2図はその具体例を示す構成図、第3図は請求項2記
載の発明の一実施例を示す構成図、第4図はその具体例
を示す構成図である。 1・・・ベース、2・・・重り、3・・・片持梁、4・
・・第一くシ言状突起部、5・・・くし歯状突起板、6
・・・第二くし歯状突起部、10.11・・・可動板、
12・・・ヒンジ、13・・・ベース、14・・・ヒン
ジ、15・・・重り、16・・・第一くし歯状突起部、
17・・・くし歯状突起板、18・・・第二くし歯状突
起部 (a) 」2図 (b) (C)
Claims (2)
- 1. 一端がベースに固定され他端が平面方向に振動可
能な重りが形成された片持梁と、この片持梁に取付けら
れた第一くし歯状突起部と、この第一くし歯状突起部と
非接触でかみ合わされた第二くし歯状突起部を有しベー
スに固定されたくし歯状突起板とよりなることを特徴と
する加速度センサ。 - 2. 一端がヒンジを介してベースに固定された複数枚
の可動板と、これら可動板とヒンジを介して接続され平
面方向に振動可能な重りと、この重りに取付けられた第
一くし歯状突起部と、この第一くし歯状突起部と非接触
でかみ合わされた第二くし歯状突起部を有しベースに固
定されたくし歯状突起板とよりなることを特徴とする加
速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23495890A JPH04115165A (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23495890A JPH04115165A (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115165A true JPH04115165A (ja) | 1992-04-16 |
Family
ID=16978925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23495890A Pending JPH04115165A (ja) | 1990-09-05 | 1990-09-05 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04115165A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248466A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Commissariat A L'energie Atomique | 三軸薄膜加速度計 |
JP2009244070A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Alps Electric Co Ltd | 物理量センサ |
JP2009294225A (ja) * | 2009-09-17 | 2009-12-17 | Denso Corp | 半導体力学量センサ |
US11531042B2 (en) | 2020-06-19 | 2022-12-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sensor and electronic device |
US11630121B2 (en) | 2020-11-05 | 2023-04-18 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sensor and electronic device |
US11834326B2 (en) | 2021-02-17 | 2023-12-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sensor and electronic device |
US12019092B2 (en) | 2021-09-02 | 2024-06-25 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sensor and electronic device |
-
1990
- 1990-09-05 JP JP23495890A patent/JPH04115165A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248466A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Commissariat A L'energie Atomique | 三軸薄膜加速度計 |
JP2009244070A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Alps Electric Co Ltd | 物理量センサ |
JP2009294225A (ja) * | 2009-09-17 | 2009-12-17 | Denso Corp | 半導体力学量センサ |
US11531042B2 (en) | 2020-06-19 | 2022-12-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Sensor and electronic device |
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