JP2009243963A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出性能の低下を的確に判定する。
【解決手段】物体検出ECU11は、ミリ波レーダ21を介して、車両の前方に設定された第1領域R1内の物体を検出する第1検出部111と、CCDカメラ22,23を介して、車両の前方の、第1領域R1の少なくとも一部の領域を含む第2領域R2内の物体を検出する第2検出部112と、第1領域R1及び第2領域R2に含まれる領域である第3領域R3内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出部112によって検出されているか否かを判定する検出判定部113と、検出されていると判定された場合に、第2検出部112によって検出されている第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が第1検出部111によって検出されていない場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する性能判定部115と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の前方の物体を検出する物体検出装置に関する。特に、車両の前方の予め設定された第1領域内の物体を検出する第1検出手段と、車両の前方に予め設定されると共に、前記第1領域に含まれる少なくとも一部の領域を含む第2領域内の物体を検出する前記第1検出手段とは別の第2検出手段と、を備える物体検出装置に関する。
従来、先行車両との間の車間距離を予め設定された目標車間距離に一致させるべく車速を制御する追従走行制御等を行うACC(Adaptive Cruise Control)システムでは、ミリ波レーダ等のレーダ装置を介して車間距離が検出されている。上記レーダ装置の送受信部に泥、雪等の汚れが付着する等に起因してレーダ装置の検出性能が低下した場合には、先行車両等の物体を正確に検出できなくなるため、ACCシステムを適正に動作させることができなくなる。
上記課題を解消するために、種々の装置、方法等が提案されている。例えば、レーダ装置が物体を検知しているか否かを検知状態判定手段により判定し、計時手段が測定した物体を検知していない時間が判定閾値以上になったか否かを不検知判定手段により判定し、その判定結果に基づいて物体が所定時間以上検知されていないことを報知手段が乗員に報知する車両用物体検知装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−140696号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用物体検知装置では、交通量の極めて少ない道路等を走行する場合には、検出性能が低下していないにも拘わらず、検出性能が低下していると誤検出(=過検出)する虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、検出性能の低下を的確に判定することの可能な物体検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有している。第1の発明は、車両の前方の物体を検出する物体検出装置であって、車両の前方の予め設定された第1領域内の物体を検出する第1検出手段と、車両の前方に予め設定されると共に、前記第1領域の少なくとも一部の領域を含む第2領域内の物体を検出する前記第1検出手段とは別の第2検出手段と、前記第1領域及び第2領域に含まれる領域である第3領域内に含まれる少なくとも1の物体が前記第2検出手段によって検出されているか否かを判定する検出判定手段と、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が前記第1検出手段によって検出されていない場合に、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する性能判定手段と、を備える。
第2の発明は、上記第1の発明において、前記性能判定手段が、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、前記第1検出手段によって全く検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する。
第3の発明は、上記第1の発明において、前記性能判定手段が、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第1検出手段によって物体が全く検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する。
第4の発明は、上記第1の発明において、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、前記第1検出手段が正常であるときに前記第1検出手段が検出可能な物体である検出可能物体であるか否かをそれぞれ判定する物体判定手段を備え、前記性能判定手段が、前記物体判定手段によって、前記第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定された場合に、該検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が前記第1検出手段によって検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する。
第5の発明は、上記第1の発明において、前記第1検出手段が、先行車両との車間距離を検出するミリ波レーダを備え、該ミリ波レーダを介して前記第1領域内の物体を検出する。
第6の発明は、上記第5の発明において、前記第2検出手段が、車両の前方の画像を撮影する撮像手段を備え、該撮像手段を介して前記第2領域内の物体を検出する。
第7の発明は、上記第6の発明において、前記撮像手段が、路上の白線を検出する目的で配設されている。
第8の発明は、上記第6の発明において、前記撮像手段が、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラである。
第9の発明は、上記第6の発明において、前記ミリ波レーダと撮像手段とが、車両の互いに離間した位置に配設されている。
第10の発明は、上記第9の発明において、前記ミリ波レーダが、ラジエタの前方側に配設され、前記撮像手段が、フロントガラスの上方に配設されている。
上記第1の発明によれば、第1検出手段によって、車両の前方の予め設定された第1領域内の物体が検出され、第1検出手段とは別の第2検出手段によって、車両の前方に予め設定されると共に、第1領域の少なくとも一部の領域を含む第2領域内の物体が検出される。そして、第1領域及び第2領域に含まれる領域である第3領域内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出手段によって検出されているか否かが判定され、検出されていると判定された場合に、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が第1検出手段によって検出されていない場合に、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、検出性能の低下を的確に判定することができる。
すなわち、第3領域は、第1検出手段によって検出可能な領域である第1領域、及び、第2検出手段によって検出可能な領域である第2領域の両方に含まれる領域であるため、第3領域内の物体は、第1検出手段及び第2検出手段がそれぞれ正常な状態であれば、第1検出手段及び第2検出手段によって検出される。そこで、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が第1検出手段によって検出されていない場合に、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、検出性能の低下を的確に判定することができるのである。
上記第2の発明によれば、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、第1検出手段によって全く検出されていない場合に限って、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が複数ある場合に、物体毎に第1検出手段によって検出されているか否かを判定する必要が無いので、簡素な構成で検出性能の低下を的確に判定することができる。
上記第3の発明によれば、第1検出手段によって物体が全く検出されていない場合に限って、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、第3領域内の物体が検出されているか否かを判定する必要が無いので、更に簡素な構成で検出性能の低下を的確に判定することができる。
上記第4の発明によれば、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、第1検出手段が正常であるときに第1検出手段が検出可能な物体である検出可能物体であるか否かがそれぞれ判定され、第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定された場合に、この検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が第1検出手段によって検出されていない場合に限って、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体の内が、少なくとも1の物体が、第1検出手段が正常であるときに第1検出手段が検出可能な物体である検出可能物体であると判定された場合に、この検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が第1検出手段によって検出されていない場合に限って、第1検出手段の検出性能が低下していると判定されるため、第2検出手段によって検出されている第3領域内の全ての物体が、第1検出手段が正常である場合であっても検出できない物体である場合に、第1検出手段の検出性能が低下していると誤検出されることを防止することができるので、検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
例えば、第2検出手段の検出性能が、第1検出手段の検出性能より高い場合には、第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体であっても、第1検出手段によって検出性能が元々不足していることに起因して検出できないことが想定されるため、このような場合に、第1検出手段の検出性能が低下していると誤検出することを防止することができるのである。
上記第5の発明によれば、第1検出手段が、先行車両との車間距離を検出するミリ波レーダを備え、該ミリ波レーダを介して第1領域内の物体を検出するため、先行車両との車間距離を検出する第1検出手段の検出性能の低下を的確に判定することができる。
上記第6の発明によれば、第2検出手段が、車両の前方の画像を撮影する撮像手段を備え、該撮像手段を介して第2領域内の物体を検出するため、第1検出手段とは別の方法で第1領域内の物体が検出されるので、第2検出手段の検出性能が、第1検出手段の検出性能と同時期に低下する虞が少なく、第1検出手段の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
上記第7の発明によれば、第2領域内の物体を検出する第2検出手段を構成する撮像手段が、路上の白線を検出する目的で配設されているため、第2検出手段を、第1検出手段の検出性能の低下を判定するために配設する必要が無い。すなわち、路上の白線を検出する目的で配設されている撮像手段を利用して、第1検出手段の検出性能の低下を判定することができる。
上記第8の発明によれば、第2領域内の物体を検出する第2検出手段を構成する撮像手段が、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラであるため、第1検出手段の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第2領域内の物体を検出する第2検出手段を構成する撮像手段が、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラであるため、第2検出手段によって第2領域内の物体との距離を検出することができるので、第2検出手段によって検出されている物体と、第1検出手段によって検出されている物体との対応付けが容易となるので、第1検出手段の検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
上記第9の発明によれば、第1検出手段を構成するミリ波レーダと、第2検出手段を構成する撮像手段とが、車両の互いに離間した位置に配設されているため、第1検出手段の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第1検出手段を構成するミリ波レーダと、第2検出手段を構成する撮像手段とが、車両の互いに離間した位置に配設されているため、汚れ等の付着に伴う撮像手段の性能の低下が、汚れ等の付着に伴うミリ波レーダの性能の低下と同時期に低下する虞が少なくなるので、第1検出手段の検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
上記第10の発明によれば、第1検出手段を構成するミリ波レーダが、ラジエタの前方側に配設され、第2検出手段を構成する撮像手段が、フロントガラスの上方に配設されているため、ミリ波レーダ及び撮像手段を、車両において互いに離間し、且つ、適正な位置に配設することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る物体検出装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る物体検出装置が搭載される車両の一例を示す側面図である。図2は、本発明に係る物体検出装置の検出領域の一例を示す図であって、図2(a)は、側面図であり、図2(b)は平面図である。
(第1実施形態)
図3は、本発明の第1実施形態に係る物体検出装置の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、本発明に係る物体検出ECU(Electronic Control Unit)11(=物体検出装置の一部に相当する)は、ミリ波レーダ21、CCDカメラ22,23、及び、ディスプレイ31と通信可能に接続されている。
また、物体検出ECU11は、機能的に、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、物体判定部114、及び、性能判定部115を備えている。なお、物体検出ECU11は、物体検出ECU11の適所に配設されたマイクロコンピュータに、物体検出ECU11の適所に配設されたROM(Read Only Memory)等に予め格納された制御プログラムを実行させることにより、当該マイクロコンピュータを、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、物体判定部114、性能判定部115等の機能部として機能させる。
ここで、図1、図2を参照して、物体検出ECU11の周辺機器について説明する。ミリ波レーダ21(第1検出手段の一部に相当する)は、先行車両との距離を検出する目的で配設されるものであって、図1に示すようにラジエタ13の前方側に配設され、先行車両等の物体を検出する。また、ミリ波レーダ21の検出領域である第1領域R1は、図2に示すように、CCDカメラ22,23の検出領域である第2領域R2と比較して、遠方まで広がっているが、幅方向が狭い(図2(b)参照)。更に、ミリ波レーダ21の検出信号は、物体検出ECU11(ここでは、第1検出部111)に出力される。
また、ミリ波レーダ21の検出結果は、車両1の適所に配設され、ACC(Adaptive Cruise Control)を行うECUにも出力され、該ECUによって、ミリ波レーダ21の検出結果に基づいて、先行車両との車間距離が求められ、求められた車間距離を予め設定された目標車間距離に一致させるべく車速を制御する追従走行制御等の車速制御が実行される。
CCDカメラ22,23(第2検出手段の一部に相当する)は、CCD(Charge Coupled Device)等からなり、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラを構成するものであって、図1に示すようにフロントガラス12の内側の上方に配設され、路上の白線を検出する(=白線検出カメラとして機能させる)目的で配設されている。また、CCDカメラ22,23の検出領域である第2領域R2は、図2に示すように、ミリ波レーダ21の検出領域である第1領域R1と比較して、幅方向が広い(図2(b)参照)が、前方向の検出範囲が狭い。更に、CCDカメラ22,23の検出信号は、物体検出ECU11(ここでは、第2検出部112)に出力される。
なお、第2領域R2は、第1領域R1の少なくとも一部の領域(ここでは、第3領域R3:図2において斜線を施した領域)を含む領域である。すなわち、第3領域R3に含まれる物体は、ミリ波レーダ21及びCCDカメラ22,23(ステレオカメラ)の両者によって検出される。
また、CCDカメラ22,23の検出結果は、車両1の適所に配設され、ACCを行うECUにも出力され、該ECUによって、CCDカメラ22,23の検出結果に基づいて、白線、先行車両等の位置が求められ、求められた白線、先行車両等の位置に基づいて操舵の制御が実行される。
ディスプレイ31は、図1に示すように、運転席の前方下側に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等からなり、地図上の車両位置を表示すると共に、物体検出ECU11(ここでは、検出性能判定部114)からの指示に従って、ミリ波レーダ21の検出性能が低下している旨のメッセージを表示する。
次に、物体検出ECU11の機能構成について説明する。第1検出部111(第1検出手段の一部に相当する)は、ミリ波レーダ21を介して、図2に示す第1領域R1内の物体を検出する機能部である。
第2検出部112(第2検出手段の一部に相当する)は、CCDカメラ22,23を介して、図2に示す第2領域R2内の物体を検出する機能部である。具体的には、第2検出部112は、例えば、ステレオ視の技術によって、CCDカメラ22,23によって撮像されたフレームから物体(=立体物)を検出する画像処理(以下、「立体物検出処理」という)である。ここで、立体物検出処理は、図2(b)に示すように車両1の左右方向に配置されたCCDカメラ22,23によって撮像された一対のフレームの相関を求め、同一物体に対する視差に基づいて三角測量の要領でその物体までの距離を算出する処理である(必要に応じて、特開2007−306272号公報等を参照)。
検出判定部113(検出判定手段に相当する)は、図2に示す第3領域R3内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出部112によって検出されているか否かを判定する機能部である。具体的には、例えば、検出判定部113は、まず、第2検出部112によって少なくとも1の物体が検出されているか否かを判定し、少なくとも1の物体が検出されていると判定された場合に、第2検出部112によって検出されている物体の中で、第3領域R3内に含まれる物体が有るか否かを判定する。
物体判定部114(物体判定手段に相当する)は、検出判定部113によって、少なくとも1の物体が検出されていると判定された場合に、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111が正常であるときに第1検出部111が検出可能な物体である検出可能物体であるか否かをそれぞれ判定する機能部である。
第3領域R3内の物体が、第2検出部112によって検出可能な物体であるか否かは、CCDカメラ22,23の解像度、立体物検出処理の内容等に依存し、第3領域R3内の物体が、第1検出部111によって検出可能な物体(=検出可能物体)であるか否かは、ミリ波レーダ21の分解能、第1検出部111での処理内容等に依存する。そこで、第2検出部112によって検出された物体であっても、ミリ波レーダ21及び第1検出部111が正常であるときに第1検出部111が検出可能な物体である(=検出可能物体である)とは限らない。例えば、ミリ波レーダ21の分解能と比較してCCDカメラ22,23の解像度が高く、且つ、第2検出部112による立体物検出処理の精度が、第1検出部111による立体物検出処理の精度と同等以上である場合には、第2検出部112によって検出された物体であっても、検出可能物体ではない場合がある。そこで、物体判定部114は、過検出を防止するために、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の全ての物体が検出可能物体ではない場合には、性能判定部115による判定処理を禁止するものである。
性能判定部115(性能判定手段に相当する)は、検出判定部113によって検出されていると判定された場合に、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体の内、第1検出部111によって検出されていない物体が少なくとも1つ存在する場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する機能部である。また、ここでは、性能判定部115は、物体判定部114によって、第3領域R3内の物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定され、且つ、該検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が第1検出部111によって検出されていない場合に限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する。
更に、性能判定部115は、第1検出部111の検出性能が低下していると判定された場合に、ディスプレイ31を介して、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下している旨の表示を行う。ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下する原因としては、ミリ波レーダ21の送受信部に泥、雪等の汚れが付着する場合が最も多いと想定されるため、性能判定部115は、第1検出部111の検出性能が低下していると判定された場合に、例えば、ディスプレイ31に「レーダのカバーが汚れています」等の文字情報を表示する。
図4は、第1実施形態に係る物体検出ECU11の動作の一例を示すフローチャートである。まず、検出判定部113によって、第1検出部111により白線検出カメラ(=CCDカメラ)22,23を介して、物体が検出されているか否かの判定が行われる(S101)。物体が検出されていないと判定された場合(S101でNo)には、処理が待機状態とされる。物体が検出されていると判定された場合(S101でYes)には、検出判定部113によって、第1検出部111により検出されている物体の中で、第3領域R3内に含まれる物体が有るか否かが判定される(S103)。
第3領域R3内に含まれる物体が無いと判定された場合(S103でNo)には、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。第3領域R3内に含まれる物体が有ると判定された場合(S103でYes)には、物体判定部114によって、ステップS103において第3領域R3内に含まれると判定された物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であるか否かの判定が行われる(S105)。全ての物体が検出可能物体ではないと判定された場合(S105でNo)には、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定された場合(S105でYes)には、物体判定部114によって、検出可能物体の個数Nがカウントされる(S107)。
次に、性能判定部115によって、カウンタjが「1」に初期化される(S109)。そして、性能判定部115によって、j番目の検出可能物体Oj(j=1〜N)の位置及び大きさが第2検出部112を介して取得される(S111)。次いで、ステップS111において取得された検出可能物体Ojの位置及び大きさに基づいて、性能判定部115によって、検出可能物体Ojが第1検出部111により検出されているか否かの判定が行われる(S113)。検出可能物体Ojが検出されていないと判定された場合(S113でNo)には、処理がステップS121に進められる。検出可能物体Ojが検出されていると判定された場合(S113でYes)には、性能判定部115によって、カウンタjが個数N以上であるか否かの判定が行われる(S115)。カウンタjが個数N以上であると判定された場合(S115でYes)には、性能判定部115によって、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能は良好であると判定され(S119)、処理が終了される。カウンタjが個数N未満であると判定された場合(S115でNo)には、性能判定部115によって、カウンタjが1だけインクリメントされ(S117)、処理がステップS111に戻され、ステップS111以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS113でNoの場合には、性能判定部115によって、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定される(S121)。そして、性能判定部115によって、ディスプレイ31を介して、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下している旨の表示が行われ(S123)、処理が終了される。
このようにして、第1検出部111によって、車両の前方の予め設定された第1領域R1(図2参照)内の物体が検出され、第1検出部111とは別の第2検出部112によって、車両の前方に予め設定されると共に、第1領域R1の少なくとも一部の領域を含む第2領域R2(図2参照)内の物体が検出される。そして、第1領域R1及び第2領域R2に含まれる領域である第3領域R3(図2参照)内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出部112によって検出されているか否かが判定され、検出されていると判定された場合に、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体の内、少なくとも1の物体が第1検出部111によって検出されていない場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定されるため、検出性能の低下を的確に判定することができる。
すなわち、第3領域R3は、第1検出部111によって検出可能な領域である第1領域R1、及び、第2検出部112によって検出可能な領域である第2領域R2の両方に含まれる領域であるため、第3領域R3内の物体は、第1検出部111及び第2検出部112がそれぞれ正常な状態であれば、第1検出部111及び第2検出部112によって検出される。そこで、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体の内、少なくとも1の物体が第1検出部111によって検出されていない場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定されるため、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能の低下を的確に判定することができるのである。
また、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111が正常であるときに第1検出部111が検出可能な物体である検出可能物体であるか否かがそれぞれ判定され、第3領域R3内の物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定された場合に、この検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が第1検出部111によって検出されていない場合に限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定されるため、検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体の内が、少なくとも1の物体が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111が正常であるときに第1検出部111が検出可能な物体である検出可能物体であると判定された場合に、この検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が第1検出部111によって検出されていない場合に限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定されるため、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の全ての物体が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111が正常である場合であっても検出できない物体である場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると誤検出されることを防止することができるので、検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
例えば、CCDカメラ22,23及び第2検出部112の検出性能が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能より高い場合には、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体であっても、第1検出部111によって検出性能が元々不足していることに起因して検出できないことが想定されるため、このような場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると誤検出することを防止することができるのである。
更に、先行車両との車間距離を検出するミリ波レーダ21を備え、第1検出部111が、ミリ波レーダ21を介して第1領域R1内の物体を検出するため、先行車両との車間距離を検出するミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を的確に判定することができる。
加えて、車両の前方の画像を撮影するCCDカメラ22,23を備え、第2検出部112が、CCDカメラ22,23を介して第2領域R2内の物体を検出するため、ミリ波レーダ21及び第1検出部111とは別の方法で第1領域R1内の物体が検出されるので、CCDカメラ22,23及び第2検出部112の検出性能が、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能と同時期に低下する虞が少なく、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
また、第2領域R2内の物体を検出するCCDカメラ22,23が、路上の白線を検出する目的で配設されているため、CCDカメラ22,23を、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を判定するために配設する必要が無い。すなわち、路上の白線を検出する目的で配設されているCCDカメラ22,23を利用して、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を判定することができる。
更に、第2領域R2内の物体を検出するCCDカメラ22,23が、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラであるため、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第2領域R2内の物体を検出するCCDカメラ22,23が、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラであるため、第2検出部112によって第2領域R2内の物体との距離を検出することができるので、第2検出部112によって検出されている物体と、第1検出部111によって検出されている物体との対応付けが容易となる(=物体との距離に基づいて、対応する物体であるか否かの判定を行うことが可能となる)ので、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
加えて、図1に示すように、第1検出部111に接続されたミリ波レーダ21と、第2検出部112に接続されたCCDカメラ22,23とが、車両1の互いに離間した位置に配設されているため、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を更に的確に判定することができる。
すなわち、第1検出部111に接続されたミリ波レーダ21と、第2検出部112に接続されたCCDカメラ22,23とが、車両の互いに離間した位置に配設されているため、汚れ等の付着に伴うCCDカメラ22,23の性能の低下が、汚れ等の付着に伴うミリ波レーダ21の性能の低下と同時期に低下する虞が少なくなるので、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能の低下を更に的確に判定することができるのである。
また、図1に示すように、第1検出部111に接続されたミリ波レーダ21が、ラジエタ13の前方側に配設され、第2検出部112に接続されたCCDカメラ22,23が、フロントガラス12の上方に配設されているため、ミリ波レーダ21及びCCDカメラ22,23を、車両1において互いに離間し、且つ、適正な位置に配設することができる。
なお、本発明に係る物体検出装置は、上記第1実施形態に限定されず、下記の形態でも良い。
(A)第1実施形態においては、性能判定部115が、第3領域R3内の少なくとも1の検出可能物体が第1検出部111によって検出されていないときに限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する場合について説明したが、性能判定部115が、第3領域R3内の検出可能物体の内、第1検出部111によって検出されていない検出可能物体の個数及び大きさの少なくとも一方に基づいて、ミリ波レーダ21又は第1検出部111における検出性能の低下の程度を評価する形態でも良い。この場合には、更に利便性が向上される。
例えば、性能判定部115が、第3領域R3内の検出可能物体の個数Nに対する、第1検出部111によって検出されていない検出可能物体の個数N1の比率に基づいて、ミリ波レーダ21又は第1検出部111における検出性能の低下の程度を評価する形態でも良い。また、例えば、性能判定部115が、第1検出部111によって検出されていない検出可能物体の内、最も大きい検出可能物体の大きさに基づいて、ミリ波レーダ21又は第1検出部111における検出性能の低下の程度を評価する形態でも良い。
(B)第1実施形態においては、物体検出ECU11が、機能的に、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、物体判定部114、性能判定部115等を備える場合について説明したが、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、物体判定部114、及び、性能判定部115の内、少なくとも1の機能部が、電気回路等のハードウェアによって構成されている形態でも良い。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る物体検出ECU11’及び物体検出ECU11’の周辺機器について説明する。第2実施形態に係る物体検出ECU11’の周辺機器は、図1及び図2を用いて説明した第1実施形態に係る物体検出ECU11の周辺機器と同一であるため、その説明を省略する。図5は、本発明の第2実施形態に係る物体検出装置の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、第2実施形態に係る物体検出ECU11’(物体検出装置の一部に相当する)は、図3を用いて説明した第1実施形態に係る物体検出ECU11と、物体判定部114を備えていない点、及び、性能判定部115に換えてその機能が異なる性能判定部115’を有する点、を除き同一であるため、性能判定部115’以外(具体的には、第1検出部111、第2検出部112、及び、検出判定部113)についてはその説明を省略する。
すなわち、物体検出ECU11’は、機能的に、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、及び、性能判定部115’を備えている。なお、物体検出ECU11’は、物体検出ECU11’の適所に配設されたマイクロコンピュータに、物体検出ECU11’の適所に配設されたROM(Read Only Memory)等に予め格納された制御プログラムを実行させることにより、当該マイクロコンピュータを、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、性能判定部115’等の機能部として機能させる。
性能判定部115’は、検出判定部113によって検出されていると判定された(=第3領域R3内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出部112によって検出されている)場合に、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体の内、第1検出部111によって検出されていない物体が存在する場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する機能部である。
ここでは、具体的には性能判定部115’は、第3領域R3内に含まれる少なくとも1の物体が第2検出部112によって検出されている場合に、第1検出部111によって全く物体が検出されていない場合、又は、第1検出部111によって検出されている物体が全て第3領域R3内の物体ではない場合に、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する機能部である。
図6は、第2実施形態に係る物体検出ECU11’の動作の一例を示すフローチャートである。まず、検出判定部113によって、第1検出部111により白線検出カメラ(=CCDカメラ)22,23を介して、物体が検出されているか否かの判定が行われる(S201)。物体が検出されていないと判定された場合(S201でNo)には、処理が待機状態とされる。物体が検出されていると判定された場合(S201でYes)には、検出判定部113によって、第1検出部111により検出されている物体の中で、第3領域R3内に含まれる物体が有るか否かが判定される(S203)。
第3領域R3内に含まれる物体が無いと判定された場合(S203でNo)には、処理がステップS201に戻され、ステップS201以降の処理が繰り返し実行される。第3領域R3内に含まれる物体が有ると判定された場合(S203でYes)には、性能判定部115’によって、第1検出部111によりミリ波レーダ21を介して少なくとも1の物体が検出されているか否かの判定が行われる(S205)。第1検出部111によって全く物体が検出されていないと判定された場合(S205でNo)には、処理がステップS211に進められる。第1検出部111によって少なくとも1の物体が検出されていると判定された場合(S205でYes)には、性能判定部115’によって、ステップS205において検出された物体の中に、少なくとも1の第3領域内の物体が有るか否かの判定が行われる(S207)。
第3領域内の物体が全く無いと判定された場合(S207でNo)には、処理がステップS211に進められる。少なくとも1の第3領域内の物体が有ると判定された場合(S207でYes)には、性能判定部115’によって、ミリ波レーダ21及び第1検出部111の検出性能は良好であると判定され(S209)、処理が終了される。S205でNoの場合、又は、S207でNoの場合には、性能判定部115’によって、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定される(S211)。そして、性能判定部115’によって、ディスプレイ31を介して、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下している旨の表示が行われ(S213)、処理が終了される。
このようにして、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体が、第1検出部111によって全く検出されていない場合に限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定されるため、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体が複数ある場合に、物体毎に第1検出部111によって検出されているか否かを判定する必要が無いので、簡素な構成で検出性能の低下を的確に判定することができる。
なお、本発明に係る物体検出装置は、上記第2実施形態に限定されず、下記の形態でも良い。
(C)第2実施形態においては、性能判定部115’が、第2検出部112によって検出されている第3領域R3内の物体が、第1検出部111によって全く検出されていないときに限って、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する場合について説明したが、性能判定部115’が、第1検出部111によって物体が全く検出されていないときに、ミリ波レーダ21又は第1検出部111の検出性能が低下していると判定する形態でも良い。この場合には、第1検出部111によって検出されている物体が第3領域R3内の物体であるか否かを判定する必要が無いため、更に簡素な構成で検出性能の低下を的確に判定することができる。
(D)第2実施形態においては、物体検出ECU11’が、機能的に、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、性能判定部115’等を備える場合について説明したが、第1検出部111、第2検出部112、検出判定部113、及び、性能判定部115’の内、少なくとも1の機能部が、電気回路等のハードウェアによって構成されている形態でも良い。
また、本発明に係る物体検出装置は、上記第1実施形態、第2実施形態に限定されず、下記の形態でも良い。
(E)第1実施形態及び第2実施形態においては、性能判定部115(又は、性能判定部115’)が、ディスプレイ31を介して検出性能が低下している旨のメッセージを表示する場合について説明したが、性能判定部115(又は、性能判定部115’)が、ディスプレイ31に換えて(又は、加えて)、他の装置(例えば、メータパネル等)を介して検出性能が低下している旨のメッセージを表示する形態でも良い。また、性能判定部115が、検出性能が低下している旨のメッセージを表示することに換えて(又は、加えて)、スピーカを介して音声で検出性能が低下している旨のメッセージを報知する形態でも良い。
(F)第1実施形態及び第2実施形態においては、第1検出部111が、ミリ波レーダ21を介して物体を検出し、第2検出部112が、CCDカメラ22,23を介して物体を検出する場合について説明したが、逆に、第1検出部111が、CCDカメラ22,23を介して物体を検出し、第2検出部112が、ミリ波レーダ21を介して物体を検出する形態でも良い。この場合には、CCDカメラ22,23又は第1検出部111の検出性能の低下を的確に判定することができる。また、第1検出部111及び第2検出部112が、それぞれ、別々のミリ波レーダを介して物体を検出する形態でも良いし、第1検出部111及び第2検出部112が、それぞれ、別々のCCDカメラを介して物体を検出する形態でも良い。
(G)第1実施形態及び第2実施形態においては、CCDカメラ22,23が路上の白線を検出する目的で配設されている場合について説明したが、CCDカメラ22,23がその他の目的(例えば、前方の物体を検出する目的等)で配設されている形態でも良い。
(H)第1実施形態及び第2実施形態においては、CCDカメラ22,23がステレオカメラである場合について説明したが、CCDカメラがステレオカメラではない形態でも良い。この場合には、1台のカメラで構成することが可能となるため、安価に構成することができる。
(I)第1実施形態及び第2実施形態においては、ミリ波レーダ21がラジエタ13の前方側に配設され、CCDカメラ22,23が、フロントガラス12の上方に配設されている場合について説明したが、ミリ波レーダ21と、CCDカメラ22,23とが車両1の互いに離間した位置に配設されている形態であれば良い。例えば、第1実施形態とは逆に、ミリ波レーダ21が、フロントガラス12の上方に配設されており、CCDカメラ22,23が、ラジエタ13の前方側に配設されている形態でも良い。
本発明は、例えば、車両の前方の物体を検出する物体検出装置に適用することができる。特に、車両の前方の予め設定された第1領域内の物体を検出する第1検出手段と、車両の前方に予め設定されると共に、前記第1領域の少なくとも一部の領域を含む第2領域内の物体を検出する前記第1検出手段とは別の第2検出手段と、を備える物体検出装置に適用することができる。
本発明に係る物体検出装置が搭載される車両の一例を示す側面図 本発明に係る物体検出装置の検出領域の一例を示す図 本発明の第1実施形態に係る物体検出装置の構成の一例を示すブロック図 第1実施形態に係る物体検出ECUの動作の一例を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る物体検出装置の構成の一例を示すブロック図 第2実施形態に係る物体検出ECUの動作の一例を示すフローチャート
符号の説明
1 車両
11 物体検出ECU(物体検出装置の一部)
111 第1検出部(第1検出手段の一部)
112 第2検出部(第2検出手段の一部)
113 検出判定部(検出判定手段)
114 物体判定部(物体判定手段)
115 性能判定部(性能判定手段)
13 ラジエタ
21 ミリ波レーダ(第1検出手段の一部、物体検出装置の一部)
22、23 CCDカメラ(第2検出手段の一部、物体検出装置の一部)
31 ディスプレイ

Claims (10)

  1. 車両の前方の物体を検出する物体検出装置であって、
    車両の前方の予め設定された第1領域内の物体を検出する第1検出手段と、
    車両の前方に予め設定されると共に、前記第1領域の少なくとも一部の領域を含む第2領域内の物体を検出する前記第1検出手段とは別の第2検出手段と、
    前記第1領域及び第2領域に含まれる領域である第3領域内に含まれる少なくとも1の物体が前記第2検出手段によって検出されているか否かを判定する検出判定手段と、
    前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が前記第1検出手段によって検出されていない場合に、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する性能判定手段と、を備える、物体検出装置。
  2. 前記性能判定手段は、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、前記第1検出手段によって全く検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する、請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記性能判定手段は、前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第1検出手段によって物体が全く検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する、請求項1に記載の物体検出装置。
  4. 前記検出判定手段によって検出されていると判定された場合に、前記第2検出手段によって検出されている第3領域内の物体が、前記第1検出手段が正常であるときに前記第1検出手段が検出可能な物体である検出可能物体であるか否かをそれぞれ判定する物体判定手段を備え、
    前記性能判定手段は、前記物体判定手段によって、前記第3領域内の物体の内、少なくとも1の物体が検出可能物体であると判定された場合に、該検出可能物体の内、少なくとも1の検出可能物体が前記第1検出手段によって検出されていない場合に限って、前記第1検出手段の検出性能が低下していると判定する、請求項1に記載の物体検出装置。
  5. 前記第1検出手段は、先行車両との車間距離を検出するミリ波レーダを備え、該ミリ波レーダを介して前記第1領域内の物体を検出する、請求項1に記載の物体検出装置。
  6. 前記第2検出手段は、車両の前方の画像を撮影する撮像手段を備え、該撮像手段を介して前記第2領域内の物体を検出する、請求項5に記載の物体検出装置。
  7. 前記撮像手段は、路上の白線を検出する目的で配設されている、請求項6に記載の物体検出装置。
  8. 前記撮像手段は、被撮像物との距離を検出可能に構成されたステレオカメラである、請求項6に記載の物体検出装置。
  9. 前記ミリ波レーダと撮像手段とが、車両の互いに離間した位置に配設されている、請求項6に記載の物体検出装置。
  10. 前記ミリ波レーダは、ラジエタの前方側に配設され、
    前記撮像手段は、フロントガラスの上方に配設されている、請求項9に記載の物体検出装置。
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