JP2009241859A - 車両用ドア開放警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドアの開放を警告する警告照明部の明かりを後方車両がより視認し易くした車両用ドア開放警告装置を提供する。
【解決手段】 車両用ドア開放警告装置100において、ドア開放角度センサ4によりスイング式ドア1のドア旋回軸周りの開放角度を検出するとともに、コントローラ10が、検出された開放角度に基づいて、当該スイング式ドア1の開放側端部に取り付けられた警告照明部2を、その照射中心方向が開放角度によらず一定の車両後方を向くように駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用ドア開放警告装置に関する。
特開2001−246982号公報
車両において搭乗者がドアを開放した際に、そのドアに後方車両が追突する事故を防止するための装置として、例えばドアが閉塞状態から半開状態(半ドア状態)を含む非閉塞状態に移行するに伴い、車両のルームランプやカーテシランプ等の警告照明部を点灯させる技術がある(特許文献1)。
ところが、これら従来の技術においては、夜間等、周囲が比較的暗い状況であれば警告照明部の明かりを後方車両のドライバーが確実に視認することができるが、昼間や、夜であっても煌びやかな繁華街周辺のような比較的周囲が明るい状況においては、警告照明部の明かりを視認し難くなる。
本発明の課題は、ドアの開放を警告する警告照明部の明かりを後方車両がより視認し易くした車両用ドア開放警告装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ドア開放警告装置は、
車両の側面側乗降口の前端側に設けられた車両上下方向にのびるドア旋回軸に旋回可能に取り付けられ、該ドア旋回軸周りに旋回する形で、乗降口を閉塞する閉塞位置から車両外側の任意の角度位置へ開放可能とされたスイング式ドアと、
スイング式ドアのドア旋回軸周りの開放角度を検出する開放角度検出手段と、
スイング式ドアの、ドア旋回軸側とは逆側の開放側端部に取り付けられる警告照明部と、
警告照明部の照射中心方向を車両水平方向に可変する照明駆動部と、
検出されたスイング式ドアの開放角度に基づいて、警告照明部の照射中心方向が開放角度によらず一定の車両後方を向くように照明駆動部を駆動制御する照明駆動制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、ドアに取り付けられる警告照明部が、ドアの開放角度によらず一定の車両後方を向くように駆動するので、警告照明部は、後方車両のドライバーに向けて照射される。このため、後方車両のドライバーは、警告照明部の主要な明かりを直視する形となるので、より確実に警告照明部の明かりに気づくことができる。また、警告照明部は、スイング式ドアの最も旋回半径が大きい部分に取り付けられているから、ドアの開放に伴い警告照明部も大きく旋回する。このため、後方車両のドライバーには、警告照明部の明かりが移動して視認されるので、より視認性が増す。
なお、警告照明部は、スイング式ドアが閉塞位置にある場合には車外から視認できないように配置し、かつスイング式ドアが開放されるに伴い車外後方側から視認可能となるように配置することができる。警告照明部の設置は、車両デザインを損ねる結果にもつながり易いので、機能を発揮する状況においてのみ視認され、それ以外の時には車外から見えないように、さらにいえば、車内においても見えないように配置されることが望ましい。
また、本発明においては、車外の明るさ情報を取得する明るさ検出手段と、車外が明るいほど警告照明部が明るく照射されるように、取得した明るさ情報に基づいて該警告照明部の明るさを調整する明るさ調整手段と、を設けることができる。これにより、車両周辺が明るい状況であっても、その明るさに応じて、警告照明部の明るさも明るくなるので、視認性を高く保つことができる。なお、ここでいう「明るさ」とはいわゆる「明度」に限られるものではなく、人が感じ取ることができる広い意味での「明るさ」であるとする。従って、明るさ情報とは後者の意味での明るさに係るパラメータを反映したものであればよく、また、警告照明部の明るさ調整も、同じく後者の意味での明るさに係るパラメータを変化させる形でなされる。
また、本発明においては、スイング式ドアが閉塞位置にあるか否かを検出するドア閉塞検出手段と、スイング式ドアが閉塞状態において非点灯状態にある警告照明部を、スイング式ドアが閉塞位置にないと検出されるに伴い点灯状態に切り替える点灯制御を実行する点灯制御手段と、を設けることができる。これにより、ドアが閉じたままで後方車両への警告の必要が無い時には警告照明部を非点灯となるので、車両電源の無駄な消費を抑制できる。
また、上記点灯制御手段は、警告照明部を点灯状態とした後、予め定められた点灯期間が経過するに伴い非点灯状態に切り替える点灯制御を実行するものとできる。この構成によると、特に後方車両を意識しなくてよい時など、所定時間で警告照明部が非点灯となるので、無駄な点灯を控え、車両電源の無駄な消費を抑制できる。
本発明の警告照明部は、光源と、当該光源から発せられる光の照射方向を定めるリフレクタとにより構成することができる。この構成において、照明駆動部は、警告照明部全体を駆動するように構成することもできるが、照明駆動部を、リフレクタを駆動するリフレクタ駆動部とすることもでき、この場合、リフレクタを駆動することによって、スイング式ドアに対し固定的に配置された光源から発せられる光の照射中心方向を車両水平方向に可変可能とするようにできる。これにより、リフレクタのみを駆動すればよいので、駆動部の負荷を小さくできるし、光源はドアに固定配置されるので安定した発光が可能となる。
なお、スイング式ドアは車両に複数設けることができる。この場合、それらスイング式ドア毎に、少なくとも開放角度検出手段と、警告照明部と、照明駆動部とを対応付ける形で設けて、照明駆動制御手段は、それら各照明駆動部を独立に駆動制御するように構成できる。これにより、各ドアにおいて後方車両への警告点灯を行うことができる。
また、上記点灯制御手段を有する構成であれば、スイング式ドアが車両に複数設けられ手いる場合に、それらスイング式ドア毎に、少なくとも警告照明部と、ドア閉塞検出手段とを対応付ける形で設けて、当該点灯制御手段は、各警告照明部を独立に点灯制御するものとできる。これにより、各ドアにおいて後方車両への警告点灯を行うことができるとともに、警告点灯が必要ない警告照明部において無駄な点灯を行わないようにできる。
なお、警告照明部は、車両の運転席側の乗降口のスイング式ドアにのみ取り付けるようにしてもよい。車両を路肩に止め、ドアを開放して降車する場合、車両左右方向において運転席とは逆側には歩道や路肩等があって、そこには基本的に速度の遅い歩行者や自転車等しか通行しない。それらを回避することは比較的容易であるから、あえて警告を発するように構成してもその効果としては弱い。逆に、車両左右方向における運転席側は、すぐ隣に車線があり、後方車両に対し十分に配慮してドアを開ける必要があるから、警告を発するように構成したときの効果は大きい。従って、運転席側のドアにのみ警告照明部を設けることで、無駄なコストを抑えつつ後方車両に対し効果的な警告を行える構成となる。また、運転者は運転免許を有し、運転に関する知識を有する者であるから、さらなるコスト削減を図るのであれば、車両の運転席側の乗降口のうち、当該運転席とは異なる座席の乗降口のスイング式ドアにのみ警告照明部を取り付けるようにしてもよい。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の車両用ドア開放警告装置の構成を示すブロック図である。図1に示す本実施形態における車両用ドア開放警告装置100は、主制御部をなすコントローラ10と、車両(ここでは自動車)のドア1に設けられた警告照明部2と、警告照明部2の照明方向を変更するための照明駆動部3と、警告照明部2の点灯/非点灯を切り替える照明スイッチ5と、ドア1の開放角度を検出するためのドア開放角度センサ4と、を備えて構成されている。
なお、本実施形態においては、車両に設けられた全てのドア1(1A〜1D)に、警告照明部2(2A〜2D)、照明駆動部3(3A〜3D)、照明スイッチ5(5A〜5D)、ドア開放角度センサ4(4A〜4D)が設けられている。これらの符号において、後ろに続くA〜Dは、ドア1(1A〜1D)との対応関係を示すものであって、本実施形態においてはAが運転席のドア、Bが助手席のドア、Cが後席右のドア、Dが後席左のドアに対応している。
ドア1は、図2に示すように、車両水平方向に旋回する形で、車両Cの側面側の乗降口6を閉塞する閉塞位置から車両外側の任意の角度位置へ開放可能に設けられたスイング式ドアである。車両の側面側乗降口6の前端側に設けられた車両上下方向にのびる回転軸(ドア旋回軸)8に対し旋回可能に取り付けられている。具体的にいえば、図4に示すように、車両本体9に対しヒンジ部材71,79と回転軸8とを用いてドア1が取り付けられている。
警告照明部2は、光源(ランプ)20と、当該光源20から発せられる光を反射し、当該光の照射方向を定めるリフレクタ21とにより構成され、図3に示すように、スイング式ドア1の回転軸8側とは逆側の開放側端縁部に取り付けられている。さらにいえば、警告照明部2は、ドア1が閉塞位置にある場合には車外から視認できないように配置され、かつドア1が開放されるに伴い車外後方側から視認可能となるように配置されている。具体的にいえば、図3に示すように、ドア1の開放側端縁部1Qには、車両内側と車両後方側(ドア閉塞時)との双方を開放する凹部1Pが設けられており、警告照明部2はその凹部1Aに設けられている。さらにいえば、図2に示すように、警告照明部2は、ドア1の外表面を形成する外側パネル1aと内表面を形成する内側パネル1bとの間の位置に設けられており、内側パネル1bは、外側パネル1aに対し対向配置されるとともに、開放側端縁部1Qでは外側パネル1a側に向かうように形成され、外側パネル1aの車内側の面に接触している。そして、この内側パネル1bに凹部1Pが形成されている。リフレクタ21の内周面は、光源20からの光を反射するための反射面として形成される一方で、リフレクタ21の外周面は、内側パネル1bと視覚的に同等に見えるように同系色にて塗装される、ないしは同色かつ同材料のもので覆われている。
照明駆動部3は、警告照明部2の照射中心方向を車両水平方向に可変する駆動部であり、周知のモータ30と、そのモータ出力を警告照明部2に伝達する伝達機構23とにより構成されている。伝達機構23は、モータ出力を減速する形で、警告照明部2と一体の回転駆動軸に伝達するギア機構等を備えて構成されている。なお、照明駆動部3は、警告照明部2の全体を駆動するように構成することもできるが、リフレクタ21のみを駆動するように構成されていてもよい。後者の場合、光源20はドア1に対し固定配置され、リフレクタ21のみが回転駆動軸に一体とされる。なお、照明駆動部3は、車両内外から視認されないよう、ここではドア1の外側パネル1aと内側パネル1bとの間に挟まれる形で配置されている。
ドア開放角度センサ4は、対応するスイング式ドアが閉塞位置にあるか否かを検出するドア閉塞検出手段として機能し、さらにいえば、対応するスイング式ドア1のドア旋回軸周りの開放角度を検出する開放角度検出手段として機能する。本実施形態におけるドア開放角度センサ4は、ドア1側のヒンジ部材71に取り付けられている。具体的にいえば、リング状の永久磁石が、回転軸(ドア旋回軸)8の軸線方向に開口する形で、当該ヒンジ部材71に取り付けられ、さらにその開口内にホールICが配置された構成となっている。永久磁石は、ドア1の開放操作に伴い回転軸8の軸線周りに回転し、結果としてホールICの周りを回転する。ホールICは永久磁石から受ける磁力(磁束密度)の変化に応じた電圧を出力し、この出力がコントローラ10に入力され、コントローラ10では、入力された電圧に基づいてドア1の開放角度が認識される。
照明スイッチ5は、車載バッテリー電源VBから警告照明部2への通電をオン/オフし、その点灯状態を切り替えるスイッチである。本実施形態においては、ドアの開閉操作部において開閉操作を検出するセンサに兼用されている。これにより、照明スイッチ5は、警告照明部2を、ドアの閉塞状態においては非点灯状態に保持し、ドアが開放されるに伴い点灯状態に切り替える点灯制御手段として機能する。つまり、本実施形態の警告照明部2は、ドア閉塞時に非点灯、ドアが非閉塞時に点灯となるよう点灯制御される。
コントローラ10は、CPU,ROM,RAM、I/O(Input/Output)、及びこれらを接続するバスライン等を備えてなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、照明駆動部3と、ドア開放角度センサ4と接続している。ROM等の記憶部に記憶された所定のプログラムをCPUが実行する形で、ドア開放角度センサ4の検出結果に応じた照明駆動部3の駆動制御を実行する。さらに、本実施形態に関していえば、それら各照明駆動部3の駆動制御は、それぞれ独立に実行される。
以下、照明駆動部3の駆動制御について、その処理の流れを、図5を用いて説明する。なお、本実施形態における当該処理は、ドア1毎に実施される。
S1では、コントローラ10が、ドア開放角度センサ4の検出結果に基づいて、対応するドア1が閉塞状態であるか否かを判定する。閉塞状態が検出された場合にはS5に進み、閉塞状態が検出されていない場合はS2に進む。
S2〜S4では、対応するドア1の回転軸8周りの開放角度を検出するとともに、検出されたドア1の開放角度に基づいて、警告照明部2の照射中心方向が当該ドア1の開放角度によらず一定の車両後方を向くように照明駆動部を駆動制御する(照明駆動制御手段)。具体的にいえば、S2では、コントローラ10が、ドア開放角度センサ4の検出結果に基づいて、対応するドア1の開放角度を算出する。続くS3では、コントローラ10が、算出された当該ドア1の開放角度と、さらにはこのドア1に対応する警告照明部2の現在の照射中心方向とに基づいて、当該警告照明部2の照射中心方向が車両後方となるようその駆動量を算出する。そして、S4では、算出された駆動量だけ当該警告照明部2が駆動するように、コントローラ10が、対応する照明駆動部3を駆動制御する。
他方、S1にて、閉塞状態が検出された場合にはS5に進む。S5では、コントローラ10が、対応する警告照明部2を予め定められた初期位置に保持するよう、これに対応する照明駆動部3を駆動制御する。ここでの初期位置は、リフレクタ21の内周面(反射面)が、車両内外から見えないような位置とする。具体的にいえばリフレクタ21の内周面が車両外側を向くような回転位置とする。
S4ないしS5の終了により本処理は終了となる。なお、本処理は、所定周期にて繰り返し実行される。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態を第一実施形態として、それとは異なる実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同一の構成部分については、同じ符号を付することで説明を略する。
本発明の第二実施形態について説明する。
図6は、本発明の第二実施形態に係る車両用ドア開放警告装置100の構成を示すブロック図である。図6に示す本実施形態における車両用ドア開放警告装置100は、主制御部をなすコントローラ10と、警告照明部2と、照明駆動部3と、照明スイッチ5と、ドア開放角度センサ4と、を備える点では上記第一実施形態と同様であるが、コントローラ10が照明駆動部3とドア開放角度センサ4とだけでなく、照明スイッチ5にも接続する点で異なり、さらには、当該コントローラ10が、上記のような照明駆動部3の駆動制御のみならず警告照明部2の点灯制御も実行するという点でも異なっている。
以下、第二実施形態における照明駆動部3の駆動制御及び警告照明部2の点灯制御を実行する処理の流れを、図7を用いて説明する。なお、本実施形態における当該処理もドア1毎に実施される。つまり、各警告照明部2の点灯制御が独立に実行される。
S11では、図5のS1と同様、コントローラ10にてドア1が閉塞状態であるか否かの判定がなされる。閉塞状態が検出された場合にはS12に進み、閉塞状態が検出されていない場合はS16に進む。
S12では、コントローラ10が、対応する警告照明部2を点灯状態に切り替える。続いて行われるS13〜S15は、図5のS2〜S4と同様である。つまり、S12〜S5では、対応する照明駆動部3の駆動制御に先立つ形で、警告照明部2の点灯が実行される。後続車両への警告は、警告照明部2の点灯が前提でなされるものであるから、駆動よりも前に点灯するように処理が定められている。
他方、S16では、コントローラ10が、対応する警告照明部2を非点灯状態に切り替える。続いて行われるS17は、図5のS5と同様である。
S15ないしS17の終了により本処理は終了となる。なお、本処理も、所定周期にて繰り返し実行される。
本発明の第三実施形態について説明する。
本発明の第三実施形態に係る車両用ドア開放警告装置100の構成は、上記第二実施形態の図6と同様である。ただし、警告照明部2の点灯制御が上記第二実施形態とは異なっている。
以下、第三実施形態における照明駆動部3の駆動制御及び警告照明部2の点灯制御を実行する処理の流れを、図8を用いて説明する。なお、本実施形態における当該処理も、ドア1毎に実施される。
S21では、図7のS11と同様、コントローラ10がドア1が閉塞状態であるか否かを判定する。閉塞状態が検出された場合にはS22に進み、閉塞状態が検出されていない場合はS28に進む。
S22では、コントローラ10が、対応する警告照明部2を点灯状態に切り替える。この処理は、図7のS12と同様である。ただし、続くS23では、コントローラ10が、自身のタイマー機能を実行して時間カウントを開始する。時間カウントが開始されるとS24〜S26が実行される。S24〜S26の処理は、図7のS13〜S15と同様である。続くS27では、S23にて開始された時間カウントにより所定時間(点灯期間)が経過したか否かを判定する。当該の所定時間は、コントローラ10にて予め記憶されていた時間であり、これが経過していた場合は、S28に進む。
S28及びS29は、図5のS16及びS17と同様である。S29の終了により本処理は終了となるが、本処理も、所定周期にて繰り返し実行される。
つまり、本処理では、S22〜S27にて、照明駆動部3の駆動制御に先立つ形で警告照明部2が点灯されるとともに、その点灯は、所定時間(点灯期間)の間だけに限られて、その時間が経過するに伴い自動的に消灯されるように構成されている。
本発明の第四実施形態について説明する。
図9は、本発明の第四実施形態に係る車両用ドア開放警告装置100の構成を示すブロック図である。図9に示す本実施形態における車両用ドア開放警告装置100は、主制御部をなすコントローラ10と、警告照明部2と、照明駆動部3と、照明スイッチ5と、ドア開放角度センサ4とを備える点では上記第一実施形態(図1)と同様である。ただし、警告照明部2と、照明駆動部3と、照明スイッチ5と、ドア開放角度センサ4とが、車両の運転席側の乗降口のうち、当該運転席とは異なる座席の乗降口のスイング式ドアにのみ対応して設けられている。なお、照明スイッチ5として機能しないドア開閉スイッチについては、当然他のドア1に設けられている。
つまり、第四実施形態においては、車両の運転席側の乗降口のうち、当該運転席とは異なる座席の乗降口のスイング式ドア1にのみ警告照明部2が設けられ、図5の処理は、このドア1のみに対し実行されるものとなる。
なお、この実施形態において、第二及び第三実施形態のように、照明スイッチ5をコントローラ10に接続して、図7ないし図8のような警告照明部2の点灯制御を実行してもよい。
また、この実施形態において、運転席のドア1にも、警告照明部2と、照明駆動部3と、照明スイッチ5と、ドア開放角度センサ4とを設け、図5の処理は、運転席のドア1に対しても実施されるようにしてもよい。つまり、本発明は、車両を路肩に止め、ドアを開放して降車する場合に、後方車両に注意して開閉しなければならないドアに対して適用するに好適な発明であるから、右側通行を前提に設計された車であれば、左側のドアを後方車両警告用のドア(警告照明部2と、照明駆動部3と、照明スイッチ5と、ドア開放角度センサ4を備え、コントローラ10によって図5,図7,図8等の処理が実行されるドア)として形成し、左側通行を前提に設計された車であれば、右側のドアを後方車両警告用のドアとして形成すれば、コストを抑えつつも、その警告効果を十分に発揮できる。加えていえば、運転者は運転免許を有し、運転に関する知識を有する者であるから、さらなるコスト削減を図るのであれば、車両の運転席側のドアを警告用のドアにしないようにしてもよい。
ところで、上記全ての実施形態においては、警告照明部2の点灯時の明るさは、予め定められた一定の明るさとされていたが、車外が明るいほど警告照明部が明るく点灯するように明るさを調整することができる。
具体的にいえば、車両用ドア開放警告装置100を、図6のように、コントローラ10に車外の明るさを検出する検出部(明るさ検出手段)101を接続する形で構成して、コントローラ10により警告照明部2の点灯時の輝度を可変設定できるようにすればよい。つまり、コントローラ10を、警告照明部2の明るさを調整する明るさ調整手段として機能させればよい。
なお、ここでいう「明るさ」とは、いわゆる「明度」に限られるものではなく、人が感じ取ることができる広い意味での「明るさ」であるとする。本実施形態における警告照明部2の点灯時の明るさ調整は、明度ではなく輝度を変更する形で実行されるようになっている。
図10は、警告照明部2の明るさを調整する処理の流れを示すフローチャートであり、S101にて検出部101が車外の明るさを検出し、これを受けたコントローラ10が、S102にて、検出した明るさが自身の記憶する明るさ基準レベルを越えるか否かを判定し、越える場合にはS103にて、警告照明部2の点灯時の明るさを第一の明るさレベルに設定し、超えない場合はS104にて、警告照明部2の点灯時の明るさを、第一の明るさレベルよりも低い第二の明るさレベルに設定する。その上で、図7のS12や図8のS22における警告照明部2の点灯を、その時に設定されている明るさレベルに基づいて行うようにする。
なお、ここでは、検出部101は、明るさ情報として車外光量を検出する周知の光センサ(フォトダイオード等からなる)であるとする。ただし、他の検出部であってもよい。コントローラ10では、検出される光量(照度)に応じた電圧出力が入力されて、これに対し閾電圧レベルが設定される。この閾電圧レベルが上記の明るさ基準レベルである。そして、S103とS104で設定される明るさレベル(第一の明るさレベルと第二の明るさレベル)は、それぞれが輝度として設定され、その設定値がコントローラ10に記憶されており、警告照明部2の点灯時にはその設定値が読み出される。
本発明の第一実施形態である車両用ドア開放警告装置を概略的に示すブロック図。 本発明の警告照明部の照射方向を説明する図。 警告照明部のスイング式ドアへの取り付けを説明するためのドア開放端側の斜視図。 スイング式ドアの車体への取り付けを説明するための斜視図。 警告照明部の駆動処理の第一例を説明するフローチャート。 本発明の第二及び第三実施形態である車両用ドア開放警告装置を概略的に示すブロック図。 警告照明部の駆動処理の第二例を説明するフローチャート。 警告照明部の駆動処理の第三例を説明するフローチャート。 本発明の第四実施形態である車両用ドア開放警告装置を概略的に示すブロック図。 警告照明部の明るさ調整処理の流れを説明するフローチャート。
符号の説明
100 車両用ドア開放警告装置
1 スイング式ドア
2 警告照明部
3 照明駆動部
4 ドア開放角度センサ(ドア閉塞検出手段、点灯制御手段)
5 照明スイッチ
10 コントローラ(照明駆動制御手段、点灯制御手段)
20 光源
21 リフレクタ
101 光センサ(明るさ検出手段)

Claims (10)

  1. 車両の側面側乗降口の前端側に設けられた車両上下方向にのびるドア旋回軸に旋回可能に取り付けられ、該ドア旋回軸周りに旋回する形で、前記乗降口を閉塞する閉塞位置から車両外側の任意の角度位置へ開放可能とされたスイング式ドアと、
    前記スイング式ドアの前記ドア旋回軸周りの開放角度を検出する開放角度検出手段と、
    前記スイング式ドアの、前記ドア旋回軸側とは逆側の開放側端部に取り付けられる警告照明部と、
    前記警告照明部の照射中心方向を車両水平方向に可変する照明駆動部と、
    検出された前記スイング式ドアの前記開放角度に基づいて、前記警告照明部の前記照射中心方向が前記開放角度によらず一定の車両後方を向くように前記照明駆動部を駆動制御する照明駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用ドア開放警告装置。
  2. 前記警告照明部は、前記スイング式ドアが前記閉塞位置にある場合には車外から視認できないように配置され、かつ前記スイング式ドアが開放されるに伴い車外後方側から視認可能となるように配置されている請求項1記載の車両用ドア開放警告装置。
  3. 車外の明るさ情報を取得する明るさ検出手段と、
    車外が明るいほど前記警告照明部が明るく照射されるように、取得した前記明るさ情報に基づいて該警告照明部の明るさを調整する明るさ調整手段と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア開放警告装置。
  4. 前記スイング式ドアが前記閉塞位置にあるか否かを検出するドア閉塞検出手段と、
    前記スイング式ドアが前記閉塞状態において非点灯状態にある前記警告照明部を、前記スイング式ドアが前記閉塞位置にないと検出されるに伴い点灯状態に切り替える点灯制御を実行する点灯制御手段と、
    を備える請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
  5. 前記点灯制御手段は、前記警告照明部を前記点灯状態とした後、予め定められた点灯期間が経過するに伴い前記非点灯状態に切り替える点灯制御を実行するものである請求項4記載の車両用ドア開放警告装置。
  6. 前記警告照明部は、光源と、当該光源から発せられる光の照射方向を定めるリフレクタとからなる請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
  7. 前記スイング式ドアは前記車両に複数設けられ、それらスイング式ドア毎に、少なくとも前記開放角度検出手段と、前記警告照明部と、前記照明駆動部とが対応して設けられており、前記照明駆動制御手段は、各前記照明駆動部を独立に駆動制御するものである請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
  8. 請求項4記載の要件を備え、
    前記スイング式ドアは、前記車両に複数設けられ、それらスイング式ドア毎に、少なくとも前記警告照明部と、前記ドア閉塞検出手段とが対応して設けられており、前記点灯制御手段は、各前記警告照明部を独立に点灯制御するものである請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
  9. 前記警告照明部は、前記車両の運転席側の乗降口の前記スイング式ドアにのみ取り付けられている請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
  10. 前記警告照明部は、前記車両の運転席側の乗降口のうち、当該運転席とは異なる座席の乗降口の前記スイング式ドアにのみ取り付けられている請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の車両用ドア開放警告装置。
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