JP2009241641A - エアバッグ装置のカバー体 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温状態にて使用しても、エアバッグ装置の作動時に撓み変形させる部位に破断を生じさせることなく所望の性能を確保し、エアバッグ本体を所定の挙動で安定して膨張展開させることが可能なエアバッグ装置のカバー体を提供する。
【解決手段】本発明に係るエアバッグ装置のカバー体(1,31)は、扉補強部(2) と、同扉補強部(2) を囲むように配した枠部(3) と、前記扉補強部(2) と前記枠部(3) とを連結する連結部材(4,34)とが成形一体化され、前記枠部(3) の連結部材(4,34)との結合領域の少なくとも一部に、段差状に切り欠かれた切欠き部(9) が形成され、前記連結部材(4,34)は、前記切欠き部(9) の底面部(9a)から立ち上がって前記扉補強部(2) に向けて湾曲した湾曲部(4a,34a)と、同湾曲部(4a,34a)から前記扉補強部(2) まで延びた延設部(4b,34b)とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアバッグ装置のケース上蓋として機能し、エアバッグ装置のエアバッグ本体が膨張するときに、そのエアバッグ本体の膨出口を形成するエアバッグ装置のカバー体に関する。
現在、自動車等の車両が衝突した際に乗員を保護する安全装置として、エアバッグ装置が運転席や助手席等に装備されている。このエアバッグ装置は、一般に、車両が衝突して大きな衝撃を受けたときにその衝撃を感知し、インフレータから高圧ガスを発生させてエアバッグ本体内に導入することにより、エアバッグ本体を瞬時に膨張展開させる。これにより、乗員をエアバッグ本体で緩衝支持して、人体に加わる衝撃力を大幅に緩和できるため、衝突時の乗員の安全が確保される。
通常、助手席用のエアバッグ装置は、インストルメントパネル(以下、インパネと略記する)の裏面側に配置されている。またエアバッグ装置を覆うインパネには、エアバッグが膨張した際の膨張圧により破断するテアラインが形成されているが、近年ではテアラインをインパネの裏面に形成することにより、インストルメントパネルの表面にテアラインが表出しないようにした、いわゆるシームレスインストルメントパネルが好まれるようになってきている。
このようなシームレスインストルメントパネルの裏面に配置される助手席用エアバッグ装置の一例が、特表2002−507172号公報(特許文献1)に開示されている。
この特許文献1に記載されている助手席用エアバッグ装置ついて、図9を参照しながらより具体的に説明する。特許文献1では、インパネ41の裏面に、エアバッグ装置に対応する部位を囲むようにして溝状のテアライン(開裂溝)42が閉ループ状に形成されており、テアライン42がインパネ41の表面側から見えないシームレスインストルメントパネルを構成している。
この場合、インパネ41のテアライン42よりも内側に形成されている部分が、エアバッグ本体52の膨張時に開口するエアバッグリッド(扉部)43として形成されており、テアライン42よりも外側の部分がインパネ41本体として形成されている。また、インパネ41の裏面側には、エアバッグ装置のケース上蓋として機能するカバー体(支持組み立て体)44が溶接接合部50を介して溶接接合されている。
このカバー体44は、枠部(外側リム)45と、この枠部45に囲まれて配された矩形状の扉補強部(ドアフラップ)46と、扉補強部46の一側縁と枠部45の内周側の一側縁とを連結する断面U字状のヒンジ部(蝶番部材)47と、枠部45の裏面側に垂設されたL字形状のブラケット48とを有しており、前記ヒンジ部47は、インパネ41の裏面から離間する方向に膨出するようにU字状に湾曲して形成されている。
また、枠部45と扉補強部46との間には所定の間隔が設けられており、この間隔がインパネ41の裏面に形成したテアライン42の位置と重なるように、カバー体44がインパネ41裏面に溶接接合部50で接合されている。更に、カバー体44のブラケット48に、インフレータ51及びエアバッグ本体52を有するエアバッグ装置53を係着することにより、カバー体44がエアバッグ装置53のケース上蓋として被せられる。
このような前記特許文献1のカバー体44は、エアバッグ装置53が作動したときに、エアバッグ本体52の膨張圧力により扉補強部46が押圧され、この扉補強部46を介してインパネ41のテアライン42に囲まれたエアバッグリッド43が裏面側から全体的に押し上げられる。そして、エアバッグ本体52の膨張圧力が増大することにより、インパネ41のテアライン42が破断してエアバッグリッド43がインパネ41本体から切り離される。
このようにインパネ41本体から分離したエアバッグリッド43は、カバー体44の扉補強部46とともにヒンジ部47を中心として外側に向けて回動することによって、インパネ41に膨出口(開口)を形成する。これにより、エアバッグ本体52はインパネ41の膨出口から車室内に膨出して展開するため、乗員の安全を確保することができる。このとき、エアバッグリッド43は、カバー体44のヒンジ部47を介してインパネ41本体に連結されているため、エアバッグリッド43の飛散を防止することができる。
特表2002−507172号公報
例えば前記特許文献1に記載されているような従来のシームレスインパネ自体は、一般に、硬質の合成樹脂を射出成形することにより形成されているものの、ヒンジ部を有するカバー体は、エアバッグ本体が膨張展開する際にヒンジ部を撓み変形させて扉補強部を回転させる必要があるため、エラストマーにより形成されていることが多い。
また、前記特許文献1に記載されているエアバッグ装置53では、図9に示したように、カバー体44のヒンジ部47が、インパネ41と平行に配された枠部45の内周縁から、エアバッグ本体52側に突出するようにU字状に連続的に形成されている。このため、前記特許文献1のカバー体44は、扉補強部46を展開方向に回転させるときに、U字状ヒンジ部47を、図10に示すようにインパネの表面側に回り込ませるように変形させるため、同ヒンジ部47の撓み量や伸長量が極めて大きくなる。
ここで、自動車に配されるエアバッグ装置は、自動車の通常の使用条件にわたる広範な温度範囲にて安定した性能を確保することが求められているものの、合成樹脂やエラストマーは温度変化に対してその物性が変動することが知られている。しかしながら、前記特許文献1のカバー体44は、例えば常温状態にてエアバッグ装置53が作動した場合、カバー体44を構成しているエラストマーが所定の可撓性や伸張性を示すことにより、前述のように、カバー体44の扉補強部46をU字状ヒンジ部47によって安定して回転させて、エアバッグ本体52を所望の挙動で膨張展開させることができる(図10を参照)。
それに対して、例えば−40℃といった低温状態で前記特許文献1のカバー体44を用いる場合、前記U字状ヒンジ部47を形成しているエラストマーの可撓性や伸縮性などの特性が低下する。このため、例えば低温状態にてエアバッグ装置53が作動した場合、前記特許文献1のカバー体44は、扉補強部46を回転展開させるためのヒンジ部47の撓み量や伸長量が極めて大きいことから、同ヒンジ部47が常温状態のときと同じ性能を示すことが難しい。
従って、カバー体44の扉補強部46を回転させる際に、ヒンジ部47に大きな負荷がかかって破断を生じさせる虞や、扉補強部46の回転挙動が変化してエアバッグ本体52の膨張展開挙動に影響を及ぼす虞があった。このため、カバー体44を形成する材料を適切に選択する必要があり、コストアップに繋がるという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題を解消すべくなされたものであり、その具体的な目的は、例えば−40℃から90℃といった広い温度範囲においても、エアバッグ装置の作動時に撓み変形させる部位に破断を生じさせることなく所望の性能を確保し、エアバッグ本体を所定の挙動で安定して膨張展開させることが可能なエアバッグ装置のカバー体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明により提供されるエアバッグ装置のカバー体は、基本的な構成として、平板状の扉補強部と、前記扉補強部を囲むように配した枠部と、前記扉補強部の回転基端側端縁部と前記枠部とを連結する連結部材とが成形一体化され、エアバッグ装置のケース上蓋として機能し、且つ、前記エアバッグ装置のエアバッグ本体が膨張するときの膨張圧を受けて、前記扉補強部が前記連結部を撓み変形させて回転することによって、前記エアバッグ本体の膨出口を形成するエアバッグ装置のカバー体であって、前記枠部の前記連結部材との結合領域の少なくとも一部に、段差状に切り欠かれた切欠き部が形成され、前記連結部材は、前記切欠き部の底面部から立ち上がって前記扉補強部の前記回転基端側端縁部に向けて湾曲した湾曲部と、同湾曲部から前記扉補強部の前記回転基端側端縁部まで延びた延設部とを有してなることを最も主要な特徴とするものである。
本発明に係るエアバッグ装置のカバー体において、前記切欠き部は、前記枠部の内周縁に沿って間歇的に形成され、前記連結部材は、前記各切欠き部内に設けられていることが好ましい。
また本発明のカバー体において、前記延設部は、前記湾曲部側の端部に、前記エアバッグ本体が配される側に凸状に湾曲したU字状曲線部を有していることが好ましい。
更に本発明では、前記扉補強部及び前記枠部の前記エアバッグ本体が配される側とは反対側の表面に表皮部材が固着され、前記表皮部材の前記切欠き部に対応する位置に沿って、同表皮部材を破断可能なテアラインが形成されていることが好ましい。
本発明に係るエアバッグ装置のカバー体は、扉補強部と、同扉補強部を囲むように配した枠部と、扉補強部の回転基端側端縁部と枠部とを連結する連結部材とを有し、枠部の連結部材との結合領域の少なくとも一部に、段差状に切り欠かれた切欠き部が形成されている。また、前記連結部材は、切欠き部の底面部から立ち上がって扉補強部の回転基端側端縁部に向けて湾曲した湾曲部と、同湾曲部から扉補強部の回転基端側端縁部まで延びた延設部とを有している。
例えば、前記特許文献1に記載されている従来のカバー体は、前述のように、扉補強部を展開方向に回転させるときのヒンジ部の撓み量や伸長量が極めて大きいために、例えば−40℃といった低温状態にて、ヒンジ部が破断する虞があるといった問題等があった。
これに対して、本発明に係るエアバッグ装置のカバー体は、連結部材は、切欠き部の底面部から立ち上がって湾曲した湾曲部と、同湾曲部から延設された延設部とを有していることにより、扉補強部を展開方向に回転させるときの連結部材の支点が切欠き部の底面部に位置するため、扉補強部の回転時における連結部材の撓み量や伸長量を、従来に比べて小さくすることができる。
従って、本発明のカバー体を例えば−40℃といった低温状態において使用しても、連結部材の撓み量や伸長量が小さいため、扉補強部の回転挙動が常温状態の場合と殆ど変化することはない。従って、連結部材が破断することを防止でき、また、エアバッグ本体の膨張展開挙動に影響を及ぼすことも防止できる。また、このような本発明のカバー体は、枠部に切欠き部を設けて、同切欠き部の底面部から扉補強部まで連結部材を形成していることから、同カバー体を成形する金型の構造が複雑にならず、コストアップを招くこともない。
このような本発明に係るエアバッグ装置のカバー体において、切欠き部が、枠部の内周縁に沿って間歇的に形成され、連結部材が各切欠き部内に設けられていることにより、扉補強部を安定して支持できるとともに、扉補強部が回転展開するときに、同扉補強部を所定の挙動で円滑に展開させることができる。
また本発明のカバー体において、延設部が、湾曲部側の端部に、エアバッグ本体が配される側に凸状に湾曲したU字状曲線部を有していることにより、扉補強部の回転時に連結部材を撓ませる部分をより多く確保することができる。このため、結果的に、連結部材の単位長さ当たりの撓み量や伸長量を更に小さくすることができ、連結部材が破断することや、エアバッグ本体の膨張展開挙動に影響を及ぼすことをより確実に防止できる。
更に本発明では、扉補強部及び枠部のエアバッグ本体が配される側とは反対側の表面に表皮部材が固着され、同表皮部材の切欠き部に対応する位置に沿って、同表皮部材を破断可能なテアラインが形成されている。これにより、エアバッグ本体の膨張展開時に、表皮部材のテアラインが確実に破断して扉部を安定して形成できるとともに、同扉部とカバー体の扉補強部とを、互いに干渉させることなく円滑に回転展開させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るエアバッグ装置のカバー体を模式的に示した斜視図であり、図2は、同カバー体の要部を拡大して示した要部拡大図である。また、図3は、図1に示したIII−III線断面図であり、図4は、図1に示したIV−IV線断面図である。
なお、本実施形態のカバー体において、前後方向及び左右方向とは、カバー体の扉補強部に平行であって、カバー体をインパネの裏面側に接合したときに車両の前後方向及び左右方向に沿った方向をいう。また、上方とは、カバー体の扉補強部に垂直であって、エアバッグ本体がカバー体から膨出する側の向きであり、下方とは、カバー体から見てエアバッグ装置が配される側の向きをいう。
本実施例1のカバー体1は、車両の助手席前方に位置するインパネ21の裏面に配されており、助手席用エアバッグ装置においてインフレータやエアバッグ本体を収容したケース体に被せられることによって、助手席用エアバッグ装置のケース上蓋として機能する部材である。
このカバー体1は、熱可塑性オレフィン系エラストマーを射出成形することによって形成されている。なお、カバー体1の材質は、これに限定されるものではなく、例えば熱可塑性ウレタン系、熱可塑性ポリエステル系、スチレン系等の各種エラストマーを用いることができる。
また一方、カバー体1に対して表皮部材となるインパネ21は、硬質のポリプロピレン樹脂を射出成形することによって形成されている。なお、このインパネ21の材質も限定されるものではなく、ポリプロピレン樹脂の他に、例えば塩化ビニル、ABS、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、又はこれらを組み合わせた複合樹脂を用いることができる。このインパネ21の裏面には、図2に示すように、エアバッグ本体の膨張時にその膨張圧を受けて破断するテアライン22が形成されており、同テアライン22が破断することによって、エアバッグリッド(扉体)23が形成される。
本実施例1のカバー体1は、平板状の扉補強部2と、扉補強部2を囲むように配した枠部3と、扉補強部2の回転基端側端縁部と枠部3とを連結する複数の連結部材4と、扉補強部2の回転基端側端縁部から枠部3に向けて延びるように配された舌片部5とを一体に備えている。また、扉補強部2の上面と枠部3の上面とには、格子状の突条部6が設けられている。
前記扉補強部2は、回転基端側端縁部となる前後端縁部が連結部材4を介して枠部3に連結されている。同扉補強部2の左右端縁部は、枠部3と直接接続されて形成されている。また、この扉補強部2には、エアバッグ装置のエアバッグ本体が膨張したときに、扉補強部2を車両の前方側(ウインドシールド側)に展開する平板状の前扉補強体2aと後方側(シート側)に展開する平板状の後扉補強体2bとに切断する凹溝状の破断部7が設けられている。
特に、この破断部7は、同扉補強部2の前後方向の中央部に左右方向に沿って形成された第1破断部7aと、扉補強部2の左右端縁と枠部3との間に形成された第2破断部7bとを有しており、下面視にて略H字状に配されている。これにより、扉補強部2は、エアバッグ装置のエアバッグ本体が膨張してその膨張圧を受けることによって破断部7が破断し、扉補強部2から2枚一組の扉補強体2a,2bが車両の前後方向に対称的に形成される。これらの扉補強体2a,2bは、エアバッグ本体の膨張圧を更に受けることによって、枠部3に対向する端縁部(前扉補強体2aの前端縁部及び後扉補強体2bの後端縁部)側を回転基端として、第1破断部7aから前後方向に回転展開することが可能である。
前記枠部3は、扉補強部2の周囲に配される額縁状の枠体3aと、同枠体3aの内周縁部からエアバッグ本体の収容側に向けて垂設された筒状の壁部3bとを有している。また、壁部3bには、不図示のエアバッグ装置のケース体に配されたフック部を係止するための複数の係止孔8が形成されており、この係止孔8にケース体のフック部を係止することにより、同ケース体にカバー体1が被せられるように取り付けられる。
更に、連結部材4が結合される枠体3aの結合領域となる内周縁側上面、言い換えると、扉補強部2の回転基端側端縁部に対向する枠体3aの内周縁側上面には、段差状に切り欠かれた矩形状の切欠き部9が所定の間隔をもって間歇的に形成されている。本実施例1において、各切欠き部9の上下方向の大きさは、枠体3aの肉厚より大きく設定され、前後方向の大きさは、壁部3bの肉厚より大きく設定されている。
前記連結部材4は、図2に拡大して示したように、枠部3の各切欠き部9が配されている部位に、枠部3と扉補強体2a,2bの回転基端側端縁部(前扉補強体2aの前端縁部及び後扉補強体2bの後端縁部)との間を連結するように設けられている。各連結部材4は、切欠き部9の底面部9aから枠部3の壁部3bと平行に立ち上がり、更に、扉補強部2の回転基端側端縁部に向けて略90°に湾曲した湾曲部4aと、同湾曲部4aから扉補強部2の回転基端側端縁部まで延びた延設部4bとを有している。本実施例1において、連結部材4の延設部4bは、扉補強部2と平行に、且つ、同じ板厚をもって形成されている。
前記舌片部5は、扉補強部2と枠部3との間において前記連結部材4が配されていない部位に、扉補強部2の回転基端側端縁部から枠部3に向けて延設されている。なお、同舌片部5は、枠部3とは直接連結されておらず、舌片部5の先端と枠部3の内周縁とは互いに離間している。この舌片部5は、扉補強部2と同じ肉厚をもって同扉補強部2と平行に延設されている。また、この舌片部5の上面は、扉補強部2の上面、及び枠部3の上面と同一の平面上に配されており、即ち、扉補強部2の上面、枠部3の上面、及び舌片部5の上面は面一に形成されており、これらの上面は、後述するようにカバー体1をインパネ21の裏面に溶着したときに、同インパネ21の裏面と平行に配される。
更に、本実施例1のカバー体1では、連結部材4と、同連結部材4に隣接する舌片部5との間には、小さな間隙10が設けられている。この間隙10は、扉補強部2が破断した後に、扉補強体2a,2bが連結部材4を撓み変形させながら回転展開する際に、連結部材4と舌片部5とが互いに干渉することを防止するために形成されている。なお本発明において、この間隙10は、カバー体1の形状等に応じて、その大きさを変更したり、又は間隙自体を排除したりすることが可能である。
また、本実施例1のカバー体1は、前述のように、枠部3に切欠き部9が形成され、同切欠き部9の底面部9aから連結部材4が立ち上がって形成されているため、例えばカバー体1を射出成形する際に、カバー体1の上下方向に型抜きを行う分割型を用いて成形を行うことが可能であり、また、金型の構造が複雑になることもない。従って、切欠き部9及び連結部材4を設けることによって、カバー体1のコストアップを招くことはない。
以上のような本実施例1のカバー体1は、図3及び図4に示したように、インパネ21のテアライン22の位置と、カバー体1の破断部7の位置及び切欠き部9の位置を合わせて、扉補強部2及び枠部3の上面に形成した格子状の突条部6とインパネ21の裏面(下面)とを振動溶接等により溶着することによって、インパネ21に強固に固定される。これによって、カバー体1がインパネ21の助手席前方に位置する所定位置に取り付けられて、インパネ21のテアライン22がインパネ21の表面側からは見えないように隠蔽されたシームレス構造が形成される。このとき、本実施例1のカバー体1は、インパネ21の裏面を扉補強部2、舌片部5、及び枠部3の各上面によって支持しているため、インパネ21の剛性を高めることができる。
また、カバー体1をインパネ21の裏面に溶着した後は、カバー体1の枠部3に形成した係止孔8に、図示を省略したエアバッグ装置のケース体に配したフック部を係止させることによって、カバー体1がエアバッグ装置のケース体を被覆した状態でエアバッグ装置に取り付けられる。なお、カバー体の取付方法は、これに限定されず、例えばエアバッグ装置のケース体にカバー体1を被覆した後に、同カバー体1とインパネ21の裏面とを振動溶着等により溶着することも可能である。
次に、車両が衝突してエアバッグ装置のエアバッグ本体が膨張展開するときにおける本実施例1のカバー体1が行う挙動について、図5を参照しながら説明する。
車両が衝突すると、先ず図示しないインフレータから膨張用ガスが発生し、同膨張用ガスがエアバッグ本体25に導入されて、図5(a)に示すように、エアバッグ本体25が膨張し始める。更に、エアバッグ本体25が膨張して扉補強部2の裏面(下面)に衝突すると、カバー体1の扉補強部2が、その下面側からエアバッグ本体25の膨張圧を受けて押圧され、この扉補強部2を介してインパネ21のエアバッグリッド(扉体)23を形成する部分が全体的に押し上げられる。
このとき、本実施例1のカバー体1は、扉補強部2の前後端縁部(回転基端側端縁部)と枠部3との間に、連結部材4と舌片部5とが交互に配されているため、膨張するエアバッグ本体25の一部が扉補強部2と枠部3との間に侵入することを防止できる。これにより、エアバッグ本体25の膨張圧が分散することを防いで、同膨張圧を扉補強部2の破断部7及びインパネ21のテアライン22に対して集中的に加えることができるため、扉補強部2やインパネ21を短時間で効率的に破断させることができる。
続いて、エアバッグ本体25の膨張圧が更に増大することにより、扉補強部2の破断部7が押圧されて破断するとともに、インパネ21の裏面に形成したテアライン22も破断して前後のエアバッグリッド23が分断される。これにより、カバー体1に形成された扉補強体2a,2bは、エアバッグ本体25からの膨張圧を受けてエアバッグリッド23とともに回転展開し始める。
このとき、扉補強体2a,2bは、図5(b)に示すように、連結部材4における枠部3と連結している側の端部、即ち、連結部材4と枠部3に形成した切欠き部9の底面部9aとの接合部を支点として回転展開するため、前後の扉補強体2a,2bは、例えば同扉補強体2a,2bの端縁部がインパネ21に乗り上げるような不具合が生じることなく、エアバッグリッド23とともに所定の挙動で円滑に回転することができる。
更に、扉補強体2a,2bの回転角度が大きくなると、図5(c)及び(d)に示したように、扉補強体2a,2b及びエアバッグリッド23を、連結部材4にて枠部3と連結された状態で、連結部材4(特に湾曲部4a)を撓み変形させながらインパネ21と干渉することなく、円滑に且つ迅速に回転展開させることができる。
特に、本実施例1のカバー体1は、連結部材4と枠部3に形成した切欠き部9の底面部9aとの接合部を支点として扉補強体2a,2bを回転展開させるため、扉補強部2の回転時における連結部材4の撓み量や伸長量を従来に比べて小さくすることができる。従って、本実施例1のカバー体を例えば−40℃といった低温状態において使用しても、連結部材4が破断することを防止して、扉補強部2を円滑に且つ安定して回転展開させることができ、それによって、エアバッグ本体25を所望の挙動で膨張展開させることができる。
図6は、本発明の実施例2に係るエアバッグ装置のカバー体を模式的に示した斜視図であり、図7は、同カバー体の要部を拡大して示した要部拡大図である。また、図8は、図6に示したVIII−VIII線断面図である。
なお、本実施例2のカバー体において、扉補強部の回転基端側端縁部と枠部とを連結する連結部材以外の構成は、前記実施例1と同様である。従って、本実施例2では、その連結部材について主に説明し、前記実施例1と同様の構成を有する部材については同じ符号を用いて表すことによって、それらの部材の説明を省略することとする。
本実施例2のカバー体31は、平板状の扉補強部2と、扉補強部2を囲むように配した枠部3と、扉補強部2の回転基端側端縁部と枠部3とを連結する複数の連結部材34と、扉補強部2の回転基端側端縁部から枠部3に向けて延びるように配された舌片部5とを一体に備えている。また、扉補強部2の上面と枠部3の上面とには、格子状の突条部6が設けられている。
前記連結部材34は、図7に拡大して示したように、枠部3の各切欠き部9が配されている部位に、枠部3と扉補強体2a,2bの回転基端側端縁部(前扉補強体2aの前端縁部及び後扉補強体2bの後端縁部)との間を連結するように設けられている。各連結部材34は、切欠き部9の底面部9aから枠部3の壁部3bと平行に立ち上がり、更に、扉補強部2の回転基端側端縁部に向けて略90°に湾曲した湾曲部34aと、同湾曲部34aから扉補強部2の回転基端側端縁部まで延びた延設部34bとを有している。また、延設部34bは、扉補強部2と同じ板厚をもって形成されており、同延設部34bの湾曲部34a側の端部には、エアバッグ本体25が配される側に凸状に湾曲したU字状曲線部34cが形成されている。
このような連結部材34を有する本実施例2のカバー体31は、前記実施例1と同様に、インパネ21のテアライン22の位置と、カバー体31の破断部7の位置及び切欠き部9の位置を合わせて、扉補強部2及び枠部3の上面に形成した格子状の突条部6とインパネ21の裏面(下面)とを振動溶接等により溶着することによって、インパネ21に強固に固定される。これによって、カバー体1がインパネ21の助手席前方に位置する所定位置に取り付けられる。
次に、本実施例2のカバー体31が、車両が衝突してエアバッグ装置のエアバッグ本体25が膨張展開するときにおける挙動について説明する。先ず、エアバッグ本体25が膨張して扉補強部2の裏面(下面)に衝突すると、カバー体31の扉補強部2がエアバッグ本体25の膨張圧を受けて押圧され、この扉補強部2とインパネ21のエアバッグリッド23とが押し上げられる。
続いて、エアバッグ本体25の膨張圧が増大することにより、扉補強部2の破断部7とインパネ21のテアライン22とが破断して、扉補強体2a,2bが、エアバッグ本体25からの膨張圧を受けてエアバッグリッド23とともに回転展開し始める。このとき、扉補強体2a,2bは、前記実施例1と同様に、連結部材34の枠部3と連結している側の端部、即ち、連結部材34と枠部3に形成した切欠き部9の底面部9aとの接合部を支点として回転展開する。このため、前後の扉補強体2a,2bは、例えば同扉補強体2a,2bの端縁部がインパネ21に乗り上げるような不具合が生じることなく、エアバッグリッド23とともに所定の挙動で円滑に回転することができる。
更に、本実施例2のカバー体31は、扉補強体2a,2bの回転角度が大きくなると、連結部材34を撓み変形させるとともに、連結部材34のU字状曲線部34cを伸ばしながら扉補強体2a,2bを展開させる。このため、扉補強体2a,2b及びエアバッグリッド23を、インパネ21と干渉することなく、前記実施例1よりも大きく回転させて円滑に且つ迅速に展開させることができる。
特に、本実施例2のカバー体31は、連結部材34の延設部34bにU字状曲線部34cを有しているため、扉補強部2の回転時に連結部材34を撓ませる部分をより多く確保することができる。このため、本実施例2のカバー体31を例えば−40℃といった低温状態において使用しても、連結部材34の単位長さ当たりの撓み量や伸長量を前記実施例1のカバー体31よりも更に小さくすることができるため、連結部材34が破断することをより確実に防止して、エアバッグ本体25を所望の挙動でより安定して膨張展開させることができる。
なお、本発明は、上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載した構成と実質的に同一な構成を有し、且つ、同様な作用効果を奏する範囲において多様な変更が可能である。
例えば、前記実施例1及び前記実施例2のカバー体1,31では、扉補強部2に平面略H状の破断部5を配して二枚の扉補強体2a,2bが形成される形式を採用しているが、本発明はこれに限られず、例えば、扉補強部に平面略U状の破断部を配して1枚の扉補強体が形成される所謂シングルフラップ形式を採用することも可能であるし、また、必要に応じて3枚以上の扉補強体が形成される形式を採用することが可能である。
更に、本発明のカバー体は、前記実施例1及び前記実施例2のように助手席用エアバッグ装置のケース上蓋として用いられることに限定されず、その他に、例えば乗員の膝部を保護するニーエアバッグ装置や、運転席や助手席に配されるサイドエアバッグ装置等のケース上蓋として用いることも可能である。またこの場合、扉補強部及び枠部のエアバッグ本体が配される側とは反対側の表面に配される表皮部材はインパネに限定されず、扉体として働くその他の部材が表皮部材として用いられる。
本発明の実施例1に係るエアバッグ装置のカバー体を模式的に示した斜視図である。 同カバー体の要部を拡大して示した要部拡大図である。 図1に示したIII−III線断面図である。 図1に示したIV−IV線断面図である。 同カバー体がエアバッグ本体の膨張圧を受けたときの扉体の回転の様子を説明する説明図である。 本発明の実施例2に係るエアバッグ装置のカバー体を模式的に示した斜視図である。 同カバー体の要部を拡大して示した要部拡大図である。 図6に示したVIII−VIII線断面図である。 従来のシームレスインストルメントパネルの構成を示した断面図である。 同シームレスインストルメントパネルの要部を拡大して示した要部拡大図である。
符号の説明
1 カバー体
2 扉補強部
2a,2b 扉補強体
3 枠部
3a 枠体
3b 壁部
4 連結部材
4a 湾曲部
4b 延設部
5 舌片部
6 突条部
7 破断部
7a 第1破断部
7b 第2破断部
8 係止孔
9 切欠き部
9a 底面部
10 間隙
21 インストルメントパネル(インパネ)
22 テアライン
23 エアバッグリッド(扉体)
25 エアバッグ本体
31 カバー体
34 連結部材
34a 湾曲部
34b 延設部
34c U字状曲線部

Claims (4)

  1. 平板状の扉補強部(2) と、前記扉補強部(2) を囲むように配した枠部(3) と、前記扉補強部(2) の回転基端側端縁部と前記枠部(3) とを連結する連結部材(4,34)とが成形一体化され、エアバッグ装置のケース上蓋として機能し、且つ、前記エアバッグ装置のエアバッグ本体(25)が膨張するときの膨張圧を受けて、前記扉補強部(2) が前記連結部材(4,34)を撓み変形させて回転することによって、前記エアバッグ本体(25)の膨出口を形成するエアバッグ装置のカバー体(1,31)であって、
    前記枠部(3) の前記連結部材(4,34)との結合領域の少なくとも一部に、段差状に切り欠かれた切欠き部(9) が形成され、
    前記連結部材(4,34)は、前記切欠き部(9) の底面部(9a)から立ち上がって前記扉補強部(2) の前記回転基端側端縁部に向けて湾曲した湾曲部(4a,34a)と、同湾曲部(4a,34a)から前記扉補強部(2) の前記回転基端側端縁部まで延びた延設部(4b,34b)とを有してなる、
    ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  2. 前記切欠き部(9) は、前記枠部(3) の内周縁に沿って間歇的に形成され、
    前記連結部材(4,34)は、前記各切欠き部(9) 内に設けられてなる、
    請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  3. 前記延設部(34b) は、その前記湾曲部(34a) 側の端部に、前記エアバッグ本体(25)が配される側に凸状に湾曲したU字状曲線部(34c) を有してなる請求項1又は2記載のエアバッグ装置のカバー体。
  4. 前記扉補強部(2) 及び前記枠部(3) の前記エアバッグ本体(25)が配される側とは反対側の表面に表皮部材(21)が固着され、
    前記表皮部材(21)の前記切欠き部(9) に対応する位置に沿って、同表皮部材(21)を破断可能なテアライン(22)が形成されてなる、
    請求項1〜3のいずれかに記載のエアバッグ装置のカバー体。
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