JP2017197098A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アウターパネルの扉部に形成したリブによってインナーケースを補強することができ、エアバッグの膨張展開時にはインナーパネルが撓むのを防止して、リッド部の拡開方向への回転をスムーズに行わせることが可能なエアバッグ装置を提供する。【解決手段】アウターパネル20の扉部21の裏面にリブ22を形成し、インナーパネルのリッド部に形成したスリットに、リブ22を遊嵌する。リブ22は、扉部に形成した破断予定部24及びリッド部に形成した開裂溝と重ならない配置構成にする。これにより、扉部21の面強度およびエアバッグの膨張展開時におけるリッド部の面強度を高めて、リッド部および扉部21をスムーズに回転させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、助手席側のインスツルメントパネル内に配されるエアバッグ装置に関する。
現在、自動車等の車両が衝突した際に乗員を保護する安全装置として、エアバッグ装置が運転席や助手席等に装備されている。このエアバッグ装置は、一般に、車両が衝突して大きな衝撃を受けたときにその衝撃を感知すると、インフレータから高圧ガスを発生させ、エアバッグを瞬時に膨張展開させる。このようにエアバッグが作動することにより、乗員をエアバッグで緩衝支持することができ、人体に加わる衝撃力を大幅に緩和することができる。そして、衝突時における乗員の安全が確保される。
通常、助手席用のエアバッグ装置は、箱状をなすインナーケースを備え、インナーケースの内側に、折り畳まれたエアバッグと、エアバッグを膨張させるインフレータとが装着されている。また、インナーケースの上面側(エアバッグの膨出側)は開口部として構成されており、複数のヒンジにより開閉するリッド部が設けられている。
そして、インナーケースの開口部を覆うように設けたアウターパネルの裏面側にインナーケースが取着される構成になっている。アウターパネルとしては、外観上の意匠などを考慮して助手席の前に配設したインスツルメントパネルを用いた構成が採用されている。
リッド部は、ヒンジを介して観音開きを行う構成になっている。リッド部がヒンジを介して回動する際の開口予定部となるアウターパネルの部位には、平面視略H字の形状、「日」字の形状などの破断可能なテアラインが形成されており、テアラインに囲まれた部分が、エアバッグを膨出させる開口部を覆う扉予定部として画成されている。そして、リッド部の拡開に伴ってアウターパネルの扉予定部を拡開し易くするため、アウターパネルにはテアラインの一部として開裂溝が形成されている。
このようなインナーケースとアウターパネルを備えた構成を備えたものとしては、エアバッグドア(特許文献1参照)などが提案されている。この特許文献1に記載されているエアバッグドアは、図11に示すような構成になっている。
即ち、インスツルメントパネル50(本発明のアウターパネルに相当)は、破断予定部53において一体的に接合された第1のドアパネル51と第2のドアパネル52を有する構成になっている。そして、破断予定部53を形成したインスツルメントパネル50の部位は、脆弱部として構成されるとともに、第1のドアパネル51の基端側及び第2のドアパネル52の基端側には、破断予定部53で分離した第1のドアパネル51と第2のドアパネル52を拡開させるためのテアライン54が形成されている。
インサート部材60(本発明のインナーケースに相当)は、第1のドアパネル51の裏面に固定される第1可動支持部62と、第2のドアパネル52の裏面に固定される第2可動支持部63を備え、第1可動支持部62及び第2可動支持部63は、それぞれ第1のヒンジ64及び第2のヒンジ65によって、インサート部材60の枠体を構成している固定支持部61に連結されている。
第1可動支持部62の裏面には、複数本の補強リブ片56が突設されており、補強リブ片56は、第1可動支持部62の基端部側から破断予定部53側に向かって高さが漸次高くなる形状に突出されている。そして、補強リブ片56の最大突出部分56aは、鈍角状に突出した形状になっている。また、第2可動支持部63の裏面には、複数個の凹溝55が形成されている。
補強リブ片56は、エアバッグ68の押圧力を受けた第1のドアパネル51が、撓曲的に変形するのを防止するとともに、膨張するエアバッグ68が初期段階で補強リブ片56の最大突出部分56aに当接して、破断予定部53に対してエアバッグ68からの押圧力が集中するように構成されている。
凹溝55は、エアバッグ68の膨張展開により第2のドアパネル52の開放角度が大きくなるようにするために設けられており、第2のドアパネル52がインスツルメントパネル50側に湾曲し易くなる構成になっている。
特開2006−248343号公報
特許文献1に記載されたエアバッグドアは、インサート部材60における第1のドアパネル51に補強リブ片56を突設した構成になっているが、インサート部材60の材質として柔らかい樹脂材が用いられているため、補強リブ片56で補強していたとしても剛性を保つことは容易でない。
本発明は、かかる従来の問題点を解消するため、エアバッグ装置のインナーケースを補強するとともに、エアバッグの膨張展開時にアウターパネルの扉部が撓むのを防止し、扉部およびインナーケースのリッド部における拡開方向への回転をスムーズに行えるエアバッグ装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るエアバッグ装置は、エアバッグ膨出用の開口部に形成されたリッド部を有するインナーケースと、前記インナーケースの表面側を覆うとともに前記リッド部と接合される扉部を有するアウターパネルと、を備えたエアバッグ装置において、
樹脂製の前記インナーケースのリッド部よりも硬質の樹脂材により構成された前記アウターパネルと、前記アウターパネルの扉部から前記リッド部の面と交差する方向に突出し、前記リッド部の面に沿った長さ寸法を有する複数のリブと、を備え、前記リブは、エアバッグの膨張展開時の補強リブであることを特徴としている。
本発明に係るエアバッグ装置では、アウターパネルの扉部に形成したリブによって扉部およびインナーケースのリッド部を補強することができ、エアバッグの膨張展開時にはアウターパネルが撓むのを防止して、扉部およびリッド部の拡開方向への回転をスムーズに行わせることができる。
インナーパネルをアウターパネルに組み立てる直前の状態を示した斜視図である。(実施例1) インナーパネルをアウターパネルに組み立てた状態を示した斜視図である。(実施例1) インナーパネルの上面図である。(実施例1) ヒンジを拡大して示した要部拡大図である。(実施例1) インナーパネルに形成したスリットにアウターパネルに形成したリブを嵌合させた状態を示す要部斜視図である。(実施例1) ヒンジとアウターパネルの配置構成を示した要部断面図である。(実施例1) アウターパネルの裏面側を示した底面図である。(実施例1) アウターパネルの表面側を示した上面図である。(実施例1) インナーケースの凹溝に遊嵌したリブを示す要部断面図である。(実施例1) 他の構成におけるインナーパネルをアウターパネルに組み付けた状態を示した斜視図である。(実施例2) リブの配置構成を示した要部斜視図である。(実施例2) インスツルメントパネルの部分断面図である。(従来例)
以下、本発明を実施するための形態について、実施例を挙げて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図9を用いて、本発明の実施例1に係るエアバッグ装置におけるインナーケース2とアウターパネル20の構成について説明する。図示例では、インナーケース2及びアウターパネル20におけるそれぞれの外形形状として、平面視において略矩形状の形状を示しているが、インナーケース2及びアウターパネル20の外形形状や内面部での形状等は、図示例の形状に限定されるものではなく、エアバッグを収納することができる構成であれば適宜な形状に構成することができる。
実施例1のインナーケース2は、車両のインスツルメントパネルを用いて構成されたアウターパネル20の裏面に取り付けられており、助手席用エアバッグ装置におけるインフレータやエアバッグが収容された図示しないケース体に対してインナーケース2を被せることによって、エアバッグを収納する空間をケース体とインナーケース2によって構成することができる。
インナーケース2は、TPEのような軟質の樹脂材を射出成形することによって形成されている。なお、インナーケース2の材質は、これに限定されるものではなく、例えば熱可塑性ウレタン系、熱可塑性ポリエステル系、スチレン系等の各種エラストマーを用いることができる。
また一方、アウターパネル20は、硬質のポリプロピレン樹脂を射出成形することによって形成されている。なお、このアウターパネル20の材質も限定されるものではなく、ポリプロピレン樹脂の他に、例えば塩化ビニル、ABS、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリカーボネート、又はこれらを組み合わせた複合樹脂を用いることができる。
このアウターパネル20の裏面には、図1に示すように、エアバッグの膨張時にその膨張圧を受けて破断する破断予定部24と、破断予定部24に周囲が囲まれ、エアバッグを膨出させる扉部21が形成されている。扉部21は、観音開き状に拡開する第1扉部21aと第2扉部21bとから構成されている。第1扉部21aと第2扉部21bとの境界には、破断予定部24の中央線部24aが形成されている。
破断予定部24は、薄肉の形状に形成されたラインとして形成されている。また、第1扉部21a及び第2扉部21bの裏面には、それぞれ複数のリブ22が破断予定部24の中央線部24aに沿った左右方向に複数形成され等間隔に配設されている。各リブ22は、破断予定部24の中央線部24aとは重ならないように配設されており、エアバッグの膨張展開時の補強リブとして機能している。
インナーケース2は、平板状のリッド部3と、リッド部3を囲むように配した取付枠部4と、取付枠部4または取付枠部4の周囲部分とリッド部3の回転基端側の端縁部とを連結するヒンジ6と、を備えている。リッド部3は、観音開きに拡開する第1リッド3aと第2リッド3bとから構成され、第1リッド3aと第2リッド3bとの境界には、脆弱部として構成された開裂溝8が形成されている。
第1リッド3aと第2リッド3bとの境界部における構成としては、開裂溝8を形成せずに開裂溝8の代わりにスリット状の隙間を形成した構成にしておくこともできる。この場合、第1リッド3aと第2リッド3bは、それぞれ左右方向の両側端側において凹溝等の脆弱部を介して取付枠部4または取付枠部4の周囲部分に接合した構成にしておくことができる。
リッド部3の周囲を囲繞するように取付枠部4がインナーケース2の裏面から立設しており、上述したようにエアバッグが収容された図示しないケース体に対して、取付枠部4を被せることで、エアバッグの収納空間を形成することができる。また、インナーケース2と一体的に成形された取付枠部4は、補強用リブ9によってインナーケース2の内面との間で補強されている。
開裂溝8と破断予定部24の中央線部24aとは、インナーケース2をアウターパネル20に取り付けた際に、互いに重なり合う配置構成になっている。
インナーケース2は、第1リッド3a及び第2リッド3bの表面と第1扉部21a及び第2扉部21bの裏面とが、溶着等により固定されており、エアバッグの膨張展開時には、リッド部3及び扉部21が一体となって観音開き状に拡開することができる。
図3、図4に示すように、インナーケース2には、アウターパネル20の扉部21に形成したリブ22を遊嵌させるスリット7が左右方向に亘って等間隔に複数形成されている。スリット7は、開裂溝8に対して直交する配置関係に構成されており、開裂溝8とは重ならない配置構成になっている。そして、インナーケース2をアウターパネル20に取り付けた後で、スリット7に遊嵌したリブ22を溶着等によりインナーケース2に固定しておくことができる。遊嵌させた構成の代わりに、リブ22をスリット7に嵌入させた構成にしておくこともできる。
リブ22としては、通常時に扉部21の面強度を高めておくことができ、しかも、エアバッグの膨張展開時には、扉部21とともにリッド部3の面強度を高めておくことができる配置構成であれば、適宜の配置構成を採用することができる。例えば、通常時にはリブ22とリッド部3とが非接触状態に配設されていても、エアバッグの膨張展開時には、扉部21およびリッド部3が撓むことがなくスムーズに拡開するように回転できるように、補強することができる構成であれば、適宜の配置構成にしておくことができる。
ヒンジ6は、図3及び図4に拡大して示しているように、リッド部3の回転基端側の端縁部と取付枠部4との間を連結するように、所定の間隔毎に配されている。各ヒンジ6の中央部分は、エアバッグの収容側に突出するようにU字状に湾曲して形成されている。言い換えると、ヒンジ6は、アウターパネル20側に開口した略U字状の形状を有している。そして、略U字状に形成されたヒンジ6の一端側が、取付枠部4に固定されており、他端側が第1リッド3a及び第2リッド3bの回動基端側を固定している。
また、 スリット7は、リッド部3と取付枠部4との間において、ヒンジ6が形成されていない部分に、取付枠部4側から第1リッド部3aと第2リッド部3bとを分離させる開裂溝8の中央部に向けて形成されている。
このように形成されたスリット7に対して、リブ22を遊嵌する構成について説明を行ったが、スリット7を形成する代わりに図9に示すように、インナーケース2の上面にリブ22を嵌入又は遊嵌する凹溝25を形成した構成にすることもできる。そして、インナーケース2の上面に形成した凹溝25に対してリブ22を嵌入又は遊嵌した構成にすることもできる。
図9において、符号26は、インナーケース2とアウターパネル20とを振動溶着によって固定した溶着部を誇張して示している。
尚、インナーケース2をアウターパネル20に固定する固定方法としては、振動溶着に限定されるものではなく、両面テープや接着剤による接着等の適宜の固定方法を採用することができる。また、凹溝25の底面とインナーケース2の裏面との間は、薄肉部として構成しておくことができる。凹溝25の底面側を薄肉部として構成しておくことにより、インナーケース2の上面側の面、即ちアウターケース20に取り付ける面を平坦な面として構成しておくことができる。
ヒンジ6におけるリッド部3側の連結端での構成としては、リッド部3との間に段差を設けることなく、リッド部3に対して連続的に接続した構成にしておくことができる。そして、ヒンジ6における取付枠部4側の連結端を、リッド部3側の連結端における高さ位置よりも所定の寸法だけ下がった位置において取付枠部4と接続した構成にしておくことができる。このように構成しておくことにより、リッド部3及び扉部21の拡開量を大きく構成することができる。
そして、第1リッド3a及び第2リッド3bは、第1扉部21a及び第2扉部21bとともに、エアバッグからの膨張圧を受けることによって、第1扉部21a、第2扉部21bのヒンジ6側の端縁を、アウターパネル20側に開口した略U字状のヒンジ6内に挿入することができる。即ち、図6におけるアウターパネル20を紙面の上方から下方向に回転させたときに、アウターパネル20の前面をヒンジ6の略U字状の中に挿入することができる。
(作用、効果)
車両に衝突物が衝突してエアバッグ装置のエアバッグが膨張展開すると、エアバッグが膨張し始めて、インナーケース2のリッド部3の下面側からエアバッグ32の膨張圧を受けて押圧される。そして、リッド部3を介してアウターパネル20の扉部21が全体的に押し上げられる。
そして、エアバッグの膨張圧をリッド部3に形成した開裂溝8、及びアウターパネル20に形成した破断予定部24に対して集中的に加えることができるため、リッド部3の開裂溝8やアウターパネル20の破断予定部24を短時間で効率的に破断させることができる。これにより、インナーケース2に形成されたリッド部3の第1リッド3a、第2リッド3b及びアウターパネル20に形成した第1扉部21a、第2扉部21bは、エアバッグ32からの膨張圧を受けて回転展開し始める。
このように、リッド部3は、エアバッグ32が膨張してその膨張圧を受けることによって開裂溝8が破断して、2枚一組の第1リッド部3a、第2リッド部3b及び第1扉部21a、第2扉部21bが、開裂溝8及び破断予定部24の中央線部24aからそれぞれ二分割される形で、観音開き状に拡開する。このとき、第1扉部21a及び第2扉部21bのヒンジ6側の端縁は、アウターパネル20側に開口した略U字状のヒンジ6内に挿入されることになる。
第1扉部21a及び第2扉部21bのヒンジ6側における端縁が、ヒンジ6内に挿入される構成になっていることにより、第1扉部21a及び第2扉部21bのヒンジ6側の端縁が、助手席に着座している乗員側に露呈することが防止されるとともに、リッド部3及び扉部21の拡開量を大きく形成することができる。
スリット7は、リッド部3と取付枠部4との間において、ヒンジ6が形成されていない部分に、取付枠部4側から第1リッド部3aと第2リッド部3bとを分離させる開裂溝8の中央部に向けて延設されているが、取付枠部4及び開裂溝8とは重ならない配置構成になっている。そして、第1リッド部3aと第2リッド部3bの上面は、アウターパネル20の扉部21の裏面に対して振動溶着等によって溶着される。
このように、インナーケース2はアウターパネル20の裏面に対して振動溶着等により溶着されているため、インナーケース2とアウターパネル20の接着面積を大きく確保しておくことができ、しかも、リブ22を設けたことにより、インナーケース2とアウターパネル20を強固に固定することができるとともに、アウターパネル20の剛性を高めることができる。
隣接するヒンジ6間に設けられたスリット7にアウターパネル20に形成したリブ22を遊嵌させ、必要なら溶着等を行っておくことにより、エアバッグの膨張展開時にリッド部3及び扉部21が拡開する際に、リッド部3と扉部21とが一体的に回転して拡開させることができる。
しかも、リブ22をアウターパネル20の裏面に形成して、インナーケース2に接合させておくことにより、樹脂材で構成されているアウターパネル20の面強度を高めておくことができ、エアバッグの膨張展開時には、エアバッグからの押圧力により、リッド部3及び扉部21を一体的にエアバッグが膨出する開口を拡開させることができる。
リブ22の構成としては、長尺の升形形状のように中央部に凹部を形成した構成にしておくことができ、中央部に凹部を形成することによってリブ22の重量を軽減するとともに、扉部21の開放時における面強度を維持できる構成にしておくことができる。しかも、リブ22を設けることにより、扉部21が撓みにくくなり、リッド部3及び扉部21の回転が、スムーズになる。
図9、図10を用いて、実施例2の構成について説明する。実施例2では、アウターパネル20の裏面に形成したリブ22の配置方向が、左右方向に配設された構成になっており、即ち、中央の左右方向に形成した開裂溝8の形成方向と略平行に形成されている。他の構成は、実施例1における構成と同様の構成になっており、実施例1と同様の構成については、実施例1で用いた部材符号と同じ部材符号を用いることで、重複した説明を省略する。
(構成、効果)
実施例2におけるリブ22は、中央の左右方向に形成した開裂溝8と略平行に形成されている。リブ22をこのような配置構成にしておくことによっても、扉部21の面強度を高めることができ、扉部21が撓みにくくなり、リッド部3及び扉部21の回転をスムーズに行わせることができる。
上述したように、リブ22は、テアラインを跨いで設定されて配設されていないので、扉部21及びリッド部3が拡開するための回転を行っても、リブ22を設けたことによって、回転が妨げられることはない。また、扉部21がエアバッグに押されても、リッド部3に剛性を持たせておくことができるので、リッド部3の撓みを防止できる。
また、エアバッグが膨張展開するときの熱で高温展開しても、扉部21の撓みをリブ22によって抑えておくことができるので、扉部21およびリッド部3の回転がスムーズに行われる。
なお、本発明は、上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載した構成と実質的に同一な構成を有し、且つ、同様な作用効果を奏する範囲において多様な変更が可能である。
2…インナーケース、3…リッド部、6…ヒンジ、7…スリット、8…開裂溝、20…アウターパネル、21…扉部、22…リブ、24…破断予定部、25…凹溝、50…インスツルメントパネル、51…第1のドアパネル、52…第2のドアパネル、53…破断予定部、54…テアライン、55…凹溝、60…インサート部材、61…固定支持部、62…第1可動支持部、63…第2可動支持部

Claims (4)

  1. エアバッグ膨出用の開口部に形成されたリッド部を有するインナーケースと、前記インナーケースの表面側を覆うとともに前記リッド部と接合される扉部を有するアウターパネルと、を備えたエアバッグ装置において、
    樹脂製の前記インナーケースのリッド部よりも硬質の樹脂材により構成された前記アウターパネルと、
    前記扉部から前記リッド部の面と交差する方向に突出し、前記リッド部の面に沿った長さ寸法を有する複数のリブと、を備え、
    前記リブは、エアバッグの膨張展開時の補強リブであることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記リッド部に複数のスリットが形成され、
    前記インナーケースを前記アウターパネルに取り付けた際に、前記各リブは、それぞれ対応する前記各スリットに遊嵌する配置構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記リッド部に複数の凹溝が形成され、
    前記インナーケースを前記アウターパネルに取り付けた際に、前記各リブは、それぞれ対応する前記各凹溝に遊嵌する配置構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記リブと前記リッド部との間に溶着部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11230249B2 (en) * 2018-01-22 2022-01-25 Motherson Innovations Company Limited Air bag assembly with an air bag guide and an interior trim component and method for producing the same
US11440496B2 (en) * 2017-02-08 2022-09-13 Trw Automotive Safety Systems Gmbh Bearing unit, steering-wheel subassembly and method for producing a vehicle subassembly

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