JP2009241030A - パッケージ、真空容器および反応装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 真空容器内の真空度の低下を抑制し、断熱性の向上されたパッケージ、真空容器および反応装置を提供する。
【解決手段】 誘電体から成る保持体3に発熱抵抗体4を設けるとともにゲッター材2を設け、真空容器10内を減圧した状態で、発熱抵抗体4を発熱されてゲッター材2を加熱して活性化し、真空容器10内の不純物元素を化学的に吸着して、真空容器10内の真空度を維持する。
【選択図】 図1
Description
図1は本発明にかかる第1実施形態の真空容器10を示す断面図である。真空容器10は、パッケージと、蓋体5とを備える。ここで、パッケージは、容器本体1、ゲッター材2、保持体3、および発熱抵抗体4を備える。
反応装置12は、たとえば、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、ノート型パーソナルコンピュータ、デジタルビデオカメラおよびデジタルスチルカメラなどの小型機器の電源として用いることができる。
(容器本体)
容器本体1は、たとえば、酸化アルミニウム(Al2O3)質焼結体、ムライト(3Al2O3・2SiO2)質焼結体、炭化珪素(SiC)質焼結体、窒化アルミニウム(AlN)質焼結体、窒化珪素(Si3N4)質焼結体およびガラスセラミックスなどのセラミック材料、またはポリイミドなどの高耐熱の樹脂材料、またはSUS、Fe−Ni−Co合金、Fe−Ni合金等のFe系合金および無酸素銅、Al、Al合金などの金属材料のいずれかによって形成することができる。
保持体3は、後述するゲッター材2を担持させるための基体としての機能を有する。保持体3は、容器本体1に具備され、プラスティック、マイカ、セラミック等の誘電体からなる。
ゲッター材2は、真空容器10内のガス吸着材として機能する。ゲッター材2は、Zr、Ti、V、Al、Fe、Ni、Nb、Mnの少なくとも1種類の元素からなる遷移金属を主成分とする化学的に活性な金属粉等から成り、気体の吸着作用を利用して真空排気を行うもので、保持体3の表面に設けられる。このように保持体3の表面に設けることによって、保持体3からの伝熱を利用して、ゲッター材2の活性化処理を行うことができ、さらに高いガス吸着能力を維持することが可能となる。
上述したパッケージと、当該パッケージに蓋体5を設けることで密閉容器を構成することができる。
また、ゲッター材2の形成部位の自由度が大きくなるため、搭載量を増加することも可能となり、より信頼性の高い反応装置11を得ることができる。
図2は本発明にかかる第2実施形態の反応装置11aを示す断面図である。なお、前述の実施の形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。発熱抵抗体4は、保持体3の内部に設けられる。ゲッター材2のガス吸着効果を発現させるためには、発熱抵抗体4を発熱させることによって、ゲッター材2を過熱しての活性化処理が必要となるが、活性化するための温度までガス吸着材を昇温させる間、発熱抵抗体4から発生するアウトガスを抑制できる。また、発熱抵抗体4がガスを放出し続けるということがないため、発熱抵抗体4に直接載置されたゲッター材2が、発熱抵抗体4からのガスを吸着することもなく、本来吸着したいガスのみを吸着することが可能となり、ゲッター材2の吸着容量の大幅なロスが生じない。その結果、真空容器10内の圧力を安定して低く維持することができる。
図3は本発明にかかる第3実施形態の反応装置11bを示す断面図である。なお、前述の実施の各形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施の形態において、保持体3は、積層構造とされる。ゲッター材2のガス吸着効果を発現させるためには、発熱抵抗体4を発熱させることによって、ゲッター材2を過熱しての活性化処理が必要となるが、活性化するための温度までガス吸着材を昇温させる間、発熱抵抗体4がから発生するアウトガスを抑制できる。また、発熱抵抗体4がガスを放出し続けるということがないことから、発熱抵抗体4に直接載置されたゲッター材2が、発熱抵抗体4からのガスを吸着することもなく、本来吸着したいガスのみを吸着することが可能となり、ゲッター材2の吸着容量の大幅なロスが生じない。その結果、真空容器10内の圧力を安定して低く維持することができる。
図4は本発明にかかる第4実施形態の反応装置11cを示す断面図である。なお、前述の実施の各形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。本実施の形態において、発熱抵抗体4は、積層構造とされる保持体3の内部に設けられる。このような構成を採用することによって、発熱抵抗体4および電気配線層を形成する上で、設計上の自由度を高くすることが可能となる。したがって、保持体3の表層だけの引き回しでは調整困難であった抵抗値の設計上の自由度を高くすることが可能となり、保持体3の各部の温度制御を容易化することができる。その結果、無駄に誘電体寸法を大きくする必要がなくなることから、真空容器10内の圧力を安定して低く維持できるだけでなく、小型機器を小型化することができる。
図5は本発明にかかる第5実施形態の反応装置11dを示す断面図である。なお、前述の実施の形態と対応する部分には、同一の参照符を付す。図5の断面図に示すように、容器本体1に保持体2を直接形成してもよく、これによって構成を薄型化し、前述の実施の各形態と同様に、真空容器10内の不純物元素の飛散を低減し、真空容器10内を低圧に維持することができる。
2 ゲッター材
3 保持体
4 発熱抵抗体
5 蓋体
10 真空容器
11 反応器
11d
12 反応装置
17 リード
Claims (13)
- 容器本体と、
誘電体材料から成るとともに、前記容器本体内に設けられた保持体と、
前記保持体に設けられた発熱抵抗体と、
前記保持体に設けられたゲッター材と、
を含むことを特徴とするパッケージ。 - 前記発熱抵抗体は、前記保持体の表面に設けられることを特徴とする請求項1に記載のパッケージ。
- 前記発熱抵抗体は、前記保持体内に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のパッケージ。
- 前記保持体は、積層構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のパッケージ。
- 前記保持体は、セラミックから成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のパッケージ。
- 前記発熱抵抗体に電気的に接続され、前記容器本体の内外を挿通する1または複数のリードを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のパッケージ。
- 前記保持体は、その一主面から前記複数のリードが延出するとともに、各リード間に前記リードの延出する方向に突出する凸部が設けられることを特徴とする請求項6に記載のパッケージ。
- 前記ゲッター材は、Zr、Ti、V、Al、Fe、Ni、Nb、Mnの少なくとも1種類の元素から選ばれた遷移金属から成ることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のパッケージ。
- 前記ゲッター材は、Zr、Ti、V、Al、Fe、Ni、Nb、Mnの少なくとも1種類の元素から選ばれた遷移金属を、金属部材の表面に被着させて形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のパッケージ。
- 前記金属部材の厚みは、0.001mm〜0.5mmであることを特徴とする請求項8に記載のパッケージ。
- 請求項1〜9のいずれか1つに記載のパッケージと、前記パッケージに設けられる蓋体とを具備することを特徴とする真空容器。
- 前記真空容器は、その内部の圧力が100Pa未満であることを特徴とする請求項10に記載の真空容器。
- 請求項11または12に記載の真空容器と、
前記真空容器に収容された反応器と、
を具備することを特徴とする反応装置。
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