JP2009240186A - 精製モモ樹脂およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特有の腐敗臭がないモモ樹脂である精製モモ樹脂を効率的に製造する方法およびその方法によって製造された精製モモ樹脂を提供すること。
【解決手段】本発明の精製モモ樹脂の製造方法は、粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程、および該酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む。好ましくは、酸性水溶液のpHは2〜5であり、120kPa以下の減圧下で約40〜60℃にて加温することにより、特有の腐敗臭がない精製モモ樹脂を得ることができる。
【選択図】なし
【解決手段】本発明の精製モモ樹脂の製造方法は、粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程、および該酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む。好ましくは、酸性水溶液のpHは2〜5であり、120kPa以下の減圧下で約40〜60℃にて加温することにより、特有の腐敗臭がない精製モモ樹脂を得ることができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、精製モモ樹脂の製造方法およびその方法によって製造された精製モモ樹脂に関する。
モモ樹脂は、バラ科モモ(Prunus persica,BATSCH)の幹枝の分泌液(樹液)から分離して得られる、多糖類を主成分とする樹脂であり、ピーチガムとも呼ばれる(非特許文献1)。モモ樹脂は、ガム類の中では低粘度であり、これまでにアラビアガムの代替品として、新たな利用方法について検討されている。
国内で流通するモモ樹脂は、通常、上記樹液を乾燥させたモモ樹液固形物を水に溶解する工程、次いでこれから不溶物を除去した溶液を再度乾燥して粉末化する工程を経て製造される。しかし、こうして得られたモモ樹脂は、特有の腐敗臭を有するため、このままでは食品添加物などへの応用に問題があった。そこで、この腐敗臭を除去する方法が検討されている。
特許文献1には、未精製モモ樹脂を水に溶解し、酸を加えて酸性とし、活性炭と接触させることを特徴とする、モモ樹脂を精製する方法が開示されている。しかし、特許文献1の方法では、十分に脱色することはできるがモモ樹脂特有の腐敗臭を完全に除去することができない。
特許文献2には、水分含量20%(w/v)以下に調整したモモ樹液固形物を加熱下で水に溶解し、次いでこれから不純物を除去した溶液を乾燥させることにより、モモ樹脂を精製する方法が開示されている。しかし、特許文献2の方法では、モモ樹液の吸湿性の高さから、水分含量20%(w/v)以下に調整したモモ樹液固形物を得ることが困難であるため、精製モモ樹脂を実用的に製造することは容易ではない。また、収穫したモモ樹液を直ちに乾燥させる必要があるため、国内で流通しているモモ樹脂を利用できないという問題がある。
特開平10−150930号公報
特開2007−274990号公報
既存添加物名簿収載品目リスト第384番、平成8年4月16日厚生省告示第120号、最終改正平成19年9月11日
本発明は、特有の腐敗臭がないモモ樹脂である精製モモ樹脂を効率的に製造する方法およびその方法によって製造された精製モモ樹脂を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、モモ樹脂特有の腐敗臭成分がモモ樹脂の酸性水溶液から水分とともに蒸発し得ることを見出して、本発明を完成した。
本発明は、精製モモ樹脂の製造方法を提供し、該方法は粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程、および該酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む。
1つの実施態様では、上記酸性水溶液のpHは、2〜5である。
ある実施態様では、上記減圧は、120kPa以下である。
さらなる実施態様では、上記加温は、40〜60℃で行われる。
1つの実施態様では、上記酸性水溶液は、上記粗モモ樹脂を20%(w/v)以下の濃度で含む。
さらなる実施態様では、上記酸性水溶液は、上記粗モモ樹脂を3〜15%(w/v)の濃度で含む。
他の実施態様では、上記減圧下で加温する工程は、上記酸性水溶液にさらに水を添加する工程を含む。
本発明はさらに、上記方法によって製造された、精製モモ樹脂を提供する。
本発明により、精製モモ樹脂の製造方法およびその方法によって製造された精製モモ樹脂が提供される。
本発明において、特有の腐敗臭を有するモモ樹脂を粗モモ樹脂という。例えば、未精製のモモ樹脂固形物、この固形物を水に溶解した後乾燥させて得られた粗精製モモ樹脂が挙げられる。何らかの精製工程を経た後でも臭いがあれば、粗モモ樹脂という。これに対し、特有の腐敗臭がないモモ樹脂を精製モモ樹脂という。
本発明の精製モモ樹脂の製造方法は、粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程、および該酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む。
本発明の方法に用いられる粗モモ樹脂としては、特有の腐敗臭を有するモモ樹脂であれば特に限定されない。例えば、モモ樹液そのもの、モモ樹液を乾燥させたモモ樹液固形物、およびモモ樹液固形物を水に溶解し、不溶物を除去した溶液を再度乾燥して粉末化した粗精製モモ樹脂(国内で流通しているモモ樹脂)が挙げられる。
本発明においては、モモ樹脂特有の腐敗臭は、以下の官能評価により判定する。すなわち、10%(w/v)の濃度のモモ樹脂の中性水溶液を調製し、評価試料とする。次いで、評価試料を評価者の鼻に近づけて、臭いがあれば評価1、臭いがない場合に、次いで評価試料を評価者の手の甲に数滴取って擦り付け、臭いがあれば評価2、および臭いがない場合に評価3とする。評価1および2の場合に、モモ樹脂が特有の腐敗臭を有すると判定する。
本発明の方法に用いられる粗モモ樹脂は、必要に応じて、予め粉砕などの前処理を行ってもよく、過酸化水素などによる脱色処理、あるいはエタノールなどによる殺菌処理を行ってもよい。
本発明の方法においては、まず、粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する。この工程では、粗モモ樹脂を水に溶解させて水溶液を調製し、次いでこの水溶液に酸を添加してもよく、あるいは、粗モモ樹脂を酸性の水溶液に溶解させてもよい。
粗モモ樹脂の酸性水溶液は、粗モモ樹脂を20%(w/v)以下の濃度で含むことが好ましい。20%(w/v)を超える濃度では、粗モモ樹脂の酸性水溶液の粘度が高くなり、取扱いが困難となる。より好ましくは、粗モモ樹脂の酸性水溶液は、粗モモ樹脂を3〜15%(w/v)程度の濃度で含む。粗モモ樹脂濃度が低すぎる場合は、粗モモ樹脂の酸性水溶液の容量が大きくなり、この工程および次の減圧下で加温する工程で、大型の装置を用いる必要がある。
粗モモ樹脂の酸性水溶液のpHは2〜6が好ましく、より好ましくは2〜5、さらに好ましくは3〜4である。粗モモ樹脂の酸性水溶液のpHが2より低い場合、次の加温する工程で、モモ樹脂中の多糖成分が加水分解する恐れがある。粗モモ樹脂の酸性水溶液のpHが6より高い場合、次の加温する工程で、粗モモ樹脂特有の腐敗臭成分の蒸発効率が低下する。
粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程に用いられる酸としては、食品に用いられ得るものであれば特に限定されない。例えば、クエン酸、リンゴ酸または乳酸などの有機酸、あるいは塩酸、リン酸または硫酸などの鉱酸が挙げられる。酸を添加しない場合、粗モモ樹脂の水溶液のpHは、通常6〜8である。
次に、粗モモ樹脂特有の腐敗臭成分を粗モモ樹脂の酸性水溶液から水分とともに蒸発させるために、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程に供する。
加温は、水が減圧下で効率的に蒸発する温度で行う。好ましくは40〜60℃であり、より好ましくは45〜55℃である。高温にすると、この工程に要する時間が短縮され、雑菌の増殖を抑制できるため好ましい。しかし、過度の高温は、モモ樹脂中の多糖成分の加水分解を引き起こし得るので好ましくない。
減圧は、水が加温により効率的に蒸発する圧力で行う。120kPa以下で行うことが好ましく、より好ましくは100kPa以下で行う。減圧は、モモ樹脂の品質劣化を防ぐ目的で、工程に要する時間を短縮しかつ過度の加温を抑えるために行われる。圧力は、真空に近ければ近いほど好ましい。
粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程は、適切な装置を用いて行うことができ、例えば、果汁などの濃縮に用いられる強制循環式のバフロバック濃縮装置、液膜流下式のTASTE濃縮装置、プレート式濃縮装置および遠心式の薄膜濃縮装置などが挙げられる。
粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程においては、酸性水溶液中の粗モモ樹脂の濃度が高い場合および粗モモ樹脂特有の腐敗臭の除去が十分でない場合は、酸性水溶液にさらに水を添加して工程を続行する。水の添加は、工程を一旦中断して行ってもよい。
減圧下で加温する工程は、モモ樹脂特有の腐敗臭がなくなった段階で終了する。モモ樹脂特有の腐敗臭は、上記の官能評価により判定する。評価3の場合に、モモ樹脂特有の腐敗臭がなくなったと判定する。
次に、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程により得られた酸性水溶液は、当業者が通常用いる手段で中和および脱塩を行った後、必要に応じて、乾燥させて固形物を調製し、さらに必要に応じて固形物を粉砕し、粉末化する。
中和に用いられるアルカリとしては、食品に用いられ得るものであれば特に限定されない。例えば、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどを用いると脱塩処理も同時に行うことができるため好ましい。
脱塩は、上記の沈殿法のほか、UFまたはRO膜などによる脱塩濃縮法も用いることができるが、これらの方法に限定されない。乾燥に用いる方法も特に限定されないが、ドラムドライ法、スプレードライ法およびフリーズドライ法などが挙げられる。
上記の方法により製造された本発明の精製モモ樹脂は、モモ樹脂特有の腐敗臭がない。
本発明の精製モモ樹脂においては、モモ樹脂特有の腐敗臭は、上記の官能評価により判定する。評価3の場合に、精製モモ樹脂は、モモ樹脂特有の腐敗臭がないと判定する。
(実施例1)
日本国内で流通しているモモ樹脂(粗モモ樹脂)を水に溶解し、10%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液とした。この水溶液のpHは7.92であり、そして粘度はB型粘度計で20℃および60rpmで測定すると38.0mPa・sであった。この溶液にクエン酸を添加してpHが3.0の溶液を調製した。
日本国内で流通しているモモ樹脂(粗モモ樹脂)を水に溶解し、10%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液とした。この水溶液のpHは7.92であり、そして粘度はB型粘度計で20℃および60rpmで測定すると38.0mPa・sであった。この溶液にクエン酸を添加してpHが3.0の溶液を調製した。
上記溶液の100gを1Lのナス型フラスコに入れ、この溶液から、ロータリーエバポレータ(3kPa)を用いて、以下の表1に記載の温度にて水分を除去し、液量が半分程度になったところで操作を止めた。
ナス型フラスコ内のモモ樹脂溶液の一部を10%(w/v)濃度の溶液になるように水を添加して調整し、さらに水酸化ナトリウム溶液でpHを7.0に調整した。この溶液の粘度を測定し、そして臭いを官能評価で判定した。官能評価は、評価試料を評価者の鼻に近づけて、臭いがあれば評価1、臭いがない場合に、次いで評価試料を評価者の手の甲に数滴取って擦り付け、臭いがあれば評価2、および臭いがない場合に評価3とした。
評価1および2の場合には、残ったナス型フラスコ内のモモ樹脂溶液に水を適量添加し、さらに同様の水分除去操作を繰返した。加水量、測定した溶液の粘度および官能評価の結果を以下の表1に示す。
(実施例2)
粗モモ樹脂水溶液のpHを4.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
粗モモ樹脂水溶液のpHを4.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
(実施例3)
粗モモ樹脂水溶液のpHを5.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
粗モモ樹脂水溶液のpHを5.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
(実施例4)
粗モモ樹脂水溶液のpHを6.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
粗モモ樹脂水溶液のpHを6.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
(実施例5)
粗モモ樹脂水溶液のpHを、硫酸を用いて2.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
粗モモ樹脂水溶液のpHを、硫酸を用いて2.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。結果を以下の表1にまとめて示す。
表1から明らかなように、いずれの実験条件においても、粗モモ樹脂特有の腐敗臭がない評価3を示す溶液が得られた。したがって、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭を完全に除去できることがわかった。また、粗モモ樹脂の酸性水溶液のpHが低いほど、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程で添加する水の量が少なくて済み、効率よく精製モモ樹脂を製造できることがわかった。
(実施例6)
粗モモ樹脂を水に溶解し、10%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液とした後、クエン酸を添加してpHが3.5の溶液を調製した。この溶液の25kgに水を50kg添加して3.3%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液(75kg)とした。この溶液から、プレート式濃縮装置REN/FEV−1−T((株)日阪製作所製)を用いて、加熱蒸気入口温度65.6℃、セパレータ(蒸発)温度48.5℃および真空度90kPaの条件下にて水分を除去し、液量が3分の1程度(約25kg)になったところで操作を止めた(約10%(w/v)濃度)。次いで、水を25kg添加し、5%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液(50kg)とし、さらに同様の水分除去操作を繰返し、液量が半分程度(約25kg)になったところで操作を止めた(約10%(w/v)濃度)。加水量、測定した溶液の粘度および官能評価の結果を以下の表2に示す。
粗モモ樹脂を水に溶解し、10%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液とした後、クエン酸を添加してpHが3.5の溶液を調製した。この溶液の25kgに水を50kg添加して3.3%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液(75kg)とした。この溶液から、プレート式濃縮装置REN/FEV−1−T((株)日阪製作所製)を用いて、加熱蒸気入口温度65.6℃、セパレータ(蒸発)温度48.5℃および真空度90kPaの条件下にて水分を除去し、液量が3分の1程度(約25kg)になったところで操作を止めた(約10%(w/v)濃度)。次いで、水を25kg添加し、5%(w/v)濃度の粗モモ樹脂水溶液(50kg)とし、さらに同様の水分除去操作を繰返し、液量が半分程度(約25kg)になったところで操作を止めた(約10%(w/v)濃度)。加水量、測定した溶液の粘度および官能評価の結果を以下の表2に示す。
表2から明らかなように、得られた溶液は、加水量が50kgの場合は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭の臭いがある評価1を示し、加水量が75kgの場合は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭の臭いが残っている評価2を示した。しかし、加水量が100kgの場合は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭がない評価3を示した。したがって、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程は、加水量を増やすことにより、粗モモ樹脂特有の腐敗臭を完全に除去できることがわかった。
(比較例1)
粗モモ樹脂水溶液のpHを7.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。加水量、測定した溶液の粘度および官能評価の結果を以下の表1にまとめて示す。
粗モモ樹脂水溶液のpHを7.0にしたこと以外は、上記実施例1と同様に操作した。加水量、測定した溶液の粘度および官能評価の結果を以下の表1にまとめて示す。
表1から明らかなように、得られた溶液は、加水量が500mLの場合は、いずれの温度で加温しても、粗モモ樹脂特有の腐敗臭の臭いがある評価1を示した。また、加水量が1000mLの場合は、50℃で加温した場合は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭の臭いが残っている評価2を示し、および30℃または40℃で加温した場合は、粗モモ樹脂特有の腐敗臭の臭いがある評価1を示した。したがって、粗モモ樹脂の中性水溶液を減圧下で加温する工程は、加水量を増やしても、粗モモ樹脂特有の腐敗臭を十分に除去できないことがわかった。
このように、粗モモ樹脂の酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む、本発明の方法によってのみ、精製モモ樹脂を製造できることがわかった。
本発明によれば、特有の腐敗臭を有する粗モモ樹脂から、特有の腐敗臭がない精製モモ樹脂を得ることができる。精製モモ樹脂は、特有の腐敗臭がないため、食品添加物などへの応用が可能となる。
Claims (8)
- 精製モモ樹脂の製造方法であって、粗モモ樹脂の酸性水溶液を調製する工程、および該酸性水溶液を減圧下で加温する工程を含む、方法。
- 前記酸性水溶液のpHが、2〜5である、請求項1に記載の方法。
- 前記減圧が、120kPa以下である、請求項1または2に記載の方法。
- 前記加温が、40〜60℃で行われる、請求項1から3のいずれかの項に記載の方法。
- 前記酸性水溶液が、前記粗モモ樹脂を20%(w/v)以下の濃度で含む、請求項1から4のいずれかの項に記載の方法。
- 前記酸性水溶液が、前記粗モモ樹脂を3〜15%(w/v)の濃度で含む、請求項5に記載の方法。
- 前記減圧下で加温する工程が、前記酸性水溶液にさらに水を添加する工程を含む、請求項1から6のいずれかの項に記載の方法。
- 請求項1から7のいずれかの項に記載の方法によって製造された、精製モモ樹脂。
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JP2008088837A JP2009240186A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | 精製モモ樹脂およびその製造方法 |
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Cited By (2)
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CN103766903A (zh) * | 2014-01-20 | 2014-05-07 | 武汉金果园农业开发有限公司 | 桃胶片及其制备方法 |
CN113980153A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-01-28 | 上海珈凯生物科技有限公司 | 一种高粘度桃胶多糖的提取方法 |
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2008
- 2008-03-28 JP JP2008088837A patent/JP2009240186A/ja active Pending
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