JP2009239355A - 音声信号生成装置、その制御方法及びオーディオシステム - Google Patents

音声信号生成装置、その制御方法及びオーディオシステム Download PDF

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Abstract

【課題】表示装置と別筐体のスピーカーシステムを用いた場合であっても、表示装置の表示方向に応じた音像定位を実現する。
【解決手段】音声信号生成装置1は、表示装置20の画面の表示方向を示す方向情報を受信する情報I/F部3を備える。また、音声信号生成装置1は、複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を調整する調整量を、予め定められた基準表示方向と表示方向との相対角度に関連づけて記憶するメモリ4を備える。この調整量は、スピーカーシステム10が形成する音場が、表示方向と正対した位置において、基準表示方向であるの場合と同様とするための、複数の音声信号の調整量である。音声信号生成装置1のシステムコントローラ2は、受信された方向情報に基づいてメモリ4から取得された調整量に基づいて複数のスピーカーに出力する複数の音声信号の生成を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スピーカーへ出力する音声信号を生成する音声信号生成装置、その制御方法及びオーディオシステムに関する。
近年、プラズマテレビや液晶テレビなどの表示装置の大画面化に伴い、画面上に表示される映像と連動して再生される音声の品質向上のため、上記表示装置とは別筐体のスピーカーシステムが普及している。特許文献1には、上述したスピーカーシステムとして、スピーカー、そのスピーカーへ出力する音声信号を生成するための音声調整部(DSP:Digital Signal Processor)と信号増幅器を内蔵したテレビ収納ラックが開示されている。
また、表示装置における視聴位置は利用者の視線に対して画面が垂直となるのが望ましく、特許文献2には、表示画面の角度調整が可能な表示装置が開示されている。具体的には、表示装置本体と本体を支持するためのスタンドから構成され、本体をスタンドの垂直軸を中心として左右に回転させる角度調節機構を備え、リモートコントロール装置によって角度調節機構を駆動する表示装置が開示されている。
特開2006−211724号公報 特開2005−94438号公報
上述した特許文献2に記載の表示装置により、画面の表示方向を利用者が自由に調節することが可能になり、利用者の使い勝手を向上することが可能となった。しかしながら、特許文献1に記載のスピーカーシステムのごとく、表示装置における表示画面の角度調整とスピーカーの配置位置とが連動しない場合は、表示装置の表示方向に応じた音像定位を実現できなかった。
本発明は、表示装置と別筐体のスピーカーシステムを用いた場合であっても、表示装置の表示方向に応じた音像定位を実現する音声信号生成装置、その制御方法及びオーディオシステムを提供することを目的とする。
上記目的は、入力される音声信号に基づいて、表示装置とは別筐体のスピーカーシステムが有する複数のスピーカーの各々へ出力する複数の音声信号を生成する音声信号生成装置であって、前記表示装置の画面の表示方向を示す方向情報を受信する受信手段と、前記複数のスピーカーが前記複数の音声信号に基づいて出力する音声が形成する音場が、前記表示方向と正対した位置において、前記表示装置の表示方向が予め定められた基準表示方向である場合と同様となるように前記複数のスピーカーの各々に出力する複数の音声信号を調整する調整量を、前記基準表示方向と前記表示方向との差に関連づけて記憶する記憶手段と、前記受信手段により受信された方向情報に基づいて前記記憶手段に記憶された調整量を参照し、前記入力される音声信号を、該参照により取得された調整量に基づいて調整し、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成する制御手段と、を備える本発明による音声信号生成装置によって達成される。
また、上記目的は、入力される音声信号に基づいて、表示装置とは別筐体のスピーカーシステムが有する複数のスピーカーの各々へ出力する複数の音声信号を生成し、前記複数のスピーカーが前記複数の音声信号に基づいて出力する音声が形成する音場が、前記表示装置の表示方向と正対した位置において、前記表示装置の表示方向が予め定められた基準表示方向である場合と同様となるように前記複数のスピーカーの各々に出力する複数の音声信号を調整する調整量を、前記基準表示方向と前記表示方向との差に関連づけて記憶する記憶手段を有する音声信号生成装置の制御方法であって、前記表示装置の画面の表示方向を示す方向情報を受信する受信工程と、前記受信工程により受信された方向情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された調整量を参照し、前記入力される音声信号を、該参照により取得された調整量に基づいて調整し、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成する制御工程と、を有する本発明による音声信号生成装置の制御方法によっても達成される。
このような構成により、本発明によれば、表示装置と別筐体のスピーカーシステムを用いた場合であっても、表示装置の表示方向に応じた音像定位を実現することができる。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。ただし、発明は以下の実施の形態に限定されない。また、以下に述べる実施形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の範囲を限定するものではない。
まず、本実施の形態に係るオーディオシステムの構成について、図1〜図5を参照して詳細に説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係るオーディオシステム100の構成を例示するブロック図である。図2は、オーディオシステム100の正面外観を例示する概念図である。図3、図4は、オーディオシステム100を俯瞰した状態を例示する概念図である。図5は、音声調整量情報テーブル4aの内容を例示する概念図である。
図1に示すように、オーディオシステム100は、スピーカーシステム10、表示装置20を備える。スピーカーシステム10は、音声信号生成装置1、複数のスピーカーとしてのスピーカー9L及びスピーカー9Rを備える。
図2に示すように、スピーカーシステム10は、表示装置20とは別筐体であり、筐体11の上面の水平台部12で表示装置20を水平に保持している。スピーカーシステム10において、スピーカー9Lは筐体11の正面左側に配置され、スピーカー9Rは筐体11の正面右側に配置されている。
なお、好ましくは、スピーカー9L、スピーカー9Rは、それぞれ少なくとも1つのツィーターと少なくとも1つのウーハーとを有する。また、それぞれのスピーカーが備えるユニットの種類、構成、および数は、目的に応じて適時選択され得る。また、筐体11には、必要に応じて、少なくとも1つのダクトが、スピーカー9L、スピーカー9Rの少なくとも1つずつに設けられる。スピーカーシステム10では、ダクトを設けることにより、低域の音質を改善することができる。なお、ダクトの形状、数、配置位置等は、目的に応じて適時選択され得る。また、スピーカーの数は、左右スピーカーのほかに、中央スピーカーや低音専用サブウーファーなどを有する場合もある。スピーカーシステム10では、上述したスピーカー構成とした場合、より効果的に音像定位を実現できる。
表示装置20は、表示画面上に映像を表示するテレビジョン受信装置などである。表示装置20の表示構成は、PDP、LCD、SEDなどを用いたものであってよい。ここで、PDPは、Plasma Display Panelの略語である。また、LCDは、Liquid Crystal Displayの略語である。また、SEDは、Surface-Conduction Electron-emitter Displayの略語である。
図2に示すように、表示装置20は、設置部材である台座21によりスピーカーシステム10の水平台部12上に設置される。台座21は、水平方向(左右)及び垂直方向(上下)の回転軸と軸受けなど有しており(いずれも特に図示しない)、表示装置20の画面の表示方向を変更可能とする。なお、本実施形態では、台座21は、表示装置20の画面の表示方向を左右に変更可能なものとして説明する。
図1に示すように、表示装置20は、表示画面に表示される映像に関する音声信号31を音声出力用端子(特に図示しない)などを介して音声信号生成装置1へ出力する。この音声信号31としては、例えば表示画面に表示される映像と同期して再生すべき音声信号などがある。また、表示装置20は、音声信号生成装置1から出力される制御信号34に基づいて、台座21の回転角を検出する回転角度検出センサ22を備える。すなわち、この台座21の回転角とは、表示装置20の画面の表示方向を示す方向情報である。
回転角度検出センサ22は、ロータリーエンコーダなどであり、検出した回転角に応じた検出信号35を出力する。なお、検出信号35には、制御信号34に基づいて表示装置20の不揮発メモリ(特に図示しない)から読み出された機種情報が含まれてもよい。この機種情報とは、製造時などに不揮発メモリへ格納された表示装置20の機種を示す情報であり、製品番号、型番、機種名などであってよい。
回転角度検出センサ22が検出する回転角は、例えば図3に例示した方向D1と表示装置20の表示方向との相対角度であってよい。図3における方向D1は、表示装置20と正対した位置にいる利用者Hと、スピーカー9L、9Rの夫々とが、等距離となる方向である。すなわち、方向D1は、複数のスピーカーで形成される音場についての調整を行っていない場合に、通常の音像定位が得られる方向である。なお、以後の説明では、表示装置20の表示方向が方向D1である場合を基準表示方向とする。
表示装置20は、その表示方向が方向D1である時に、回転角度検出センサ22の検出角度が0°となるように予め設置されている。又は、表示装置20は、回転角度検出センサ22の検出角度をリセットする構成を有しており、表示方向が方向D1である時に回転角度検出センサ22の検出角度がリセットされてもよい。
従って、図4に示すように、回転角度検出センサ22は、方向D1と方向D2との相対角度を検出し、その相対角度を示す方向情報としての検出信号35を出力する。すなわち、回転角度検出センサ22は、基準表示方向と表示装置20の表示方向との差を検出している。図4に例示した方向D2は、利用者Hの移動に伴って調整された表示装置20の表示方向である。具体的には、方向D2は、表示装置20の画面の表示方向と移動後の利用者Hとが正対し、利用者Hの視線に対して画面が垂直となる方向である。
図1に示すように、音声信号生成装置1は、表示装置20から入力される音声信号31に基づいて、スピーカー9L、スピーカー9Rに出力する個々の音声信号32、33を生成する。具体的には、音声信号生成装置1は、システムコントローラ2、情報I/F部3、情報I/F部3、メモリ4、音声I/F部5、遅延処理制御部6、音量制御部7、増幅器8L、8Rを備える。
システムコントローラ2は、音声信号生成装置1の動作を中央制御する。具体的には、システムコントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを有する構成である。システムコントローラ2は、ROMやメモリ4に記憶されたプログラムデータをRAMの作業領域に展開し、当該展開されたプログラムデータとCPUとの協働により各部を統括制御する。
例えば、システムコントローラ2は、表示装置20の機種情報や方向情報を取得するための制御信号34を情報I/F部3を介して表示装置20へ送信させる。システムコントローラ2は、情報I/F部3を介して受信した機種情報、方向情報に基づきメモリ4に記憶されている音声調整量情報テーブル4aを参照して方向情報に応じた調整量を取得する。次いで、システムコントローラ2は、取得した調整量に基づいて、遅延処理制御部6や音量制御部7を制御する。
情報I/F部3は、システムコントローラ2の制御の下、表示装置20へ制御信号34を送信し、回転角度検出センサ22によって検出された方向情報や、その方向情報とともに送信される機種情報を含む検出信号35を受信する。すなわち、情報I/F部3は、受信手段である。
記憶手段としてのメモリ4は、音声調整量情報テーブル4aを予め記憶する。図5に示すように、音声調整量情報テーブル4aは、回転角度検出センサ22で検出された回転角度ごとに、複数のスピーカーに対応した音声チャンネルごとの音声遅延処理量、音量調整量などの調整量情報を記憶する。
すなわち、音声調整量情報テーブル4aは、複数のスピーカーへ出力する個々の音声信号の調整量を示す調整量情報を、前述した表示方向と基準表示方向との差に関連づけて記憶している。従って、音声信号生成装置1は、音声調整量情報テーブル4aを参照することで、表示方向と基準表示方向との差に応じた各々のスピーカーの調整量を取得できる。
なお、調整量情報は、前述した基準表示方向の場合と同様の音像定位を、検出された回転角度の場合の表示方向と正対する位置において実現するための調整量である。
例えば、図5に示すように、音声調整量情報テーブル4aは、図3に例示した方向D1に対して時計回りに+5°表示方向が回転した場合の音声遅延処理量、音声調整量などを記憶する。この場合の表示装置20の表示方向は図4に例示した方向D1に対する方向D2と同様であり、利用者Hの位置はスピーカー9Lに近い位置となる。そして、この位置における音声遅延処理量は、スピーカー9Lの左チャンネルをスピーカー9Rに対して+2ms分遅延させるものである。従って、音声信号生成装置1では、利用者Hに近いスピーカーの音声出力を遅延させることで、基準表示方向の場合と同様の音像定位を、上述した表示方向と正対する位置で実現できる。
また、上述した表示方向における音量調整量は、スピーカー9Rの右チャンネルをスピーカー9Lに対して+1dB分増加させるものである。従って、音声信号生成装置1では、利用者Hに遠いスピーカーの音量を増加させることで、基準表示方向の場合と同様の音像定位を、上述した表示方向と正対する位置で実現できる。
音声I/F部5は、スピーカーシステム10から出力された音声信号31を受信し、スピーカーシステム10のスピーカー9L、9Rに対応した音声チャンネルごとの音声信号を次段へ出力する。また、音声I/F部5は、次段の遅延処理制御部6、音量制御部7において音声チャンネルごとの信号処理が可能な音声信号フォーマットへ入力された音声信号31を変換して出力する。例えば、音声I/F部5は、音声信号31が圧縮されたデジタル音声信号である場合は復号化し、音声チャンネルごとのデジタル音声信号を出力する。
なお、上述した情報I/F部3、音声I/F部5の通信方式としては、IEEE1394やHDMI−CECなどであってよい。ここで、IEEE1394は、Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394の略である。また、HDMI−CECは、High-Definition Multimedia Interface-Consumer Electronics Controlの略である。例えば、HDMI−CECの場合であれば、CECのベンダーコマンドとして表示装置20の機種情報と回転角度を取得するためのコマンドを設けてよい。音声信号生成装置1は、このコマンドを用いて表示装置20の各種情報を取得し、入手した情報をシステムコントローラ2へ伝送することが可能となる。
遅延処理制御部6は、システムコントローラ2の制御の下、音声I/F部5から出力された音声チャネルごとの個々の音声信号に対して遅延処理を行う。音量制御部7は、システムコントローラ2の制御の下、遅延処理制御部6から出力された音声チャンネルごとの個々の音声信号に対して音量調整を行う。
次に、音声信号生成装置1のシステムコントローラ2の制御の下で行われる音声調整制御処理について、図6を参照して詳細に説明する。ここで、図6は、音声調整制御処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、処理が開始されると、システムコントローラ2は、方向情報を音声信号生成装置1へ送信させるための出力を情報I/F部3を介した制御信号34により指示する(S1)。この方向情報の出力指示は、利用者が表示装置20を回転させているか否かを把握するために表示装置20に対して行われる。
表示装置20では、音声信号生成装置1からの制御信号34に従って台座21の回転角度を回転角度検出センサ22により検出する(S2)。表示装置20では、検出した回転角度を示す方向情報を検出信号35として情報I/F部3へ送信する(S3)。システムコントローラ2は、情報I/F部3を介して送信された方向情報を受信する(S4)。
次いで、システムコントローラ2は、受信した方向情報に基づいて、表示装置20が回転されているか否かを判別する(S5)。なお、このS5における判別では、回転の開始を判別してもよい。また、S5では、複数のスピーカーへ出力する音声信号の調整が不要な基準表示方向(図3の方向D1等)に対する回転の有無を検出してもよい。
システムコントローラ2は、S5において回転していると判定した場合、メモリ4から方向情報が示す回転角度に対応した音声調整量を取得する(S6)。具体的には、システムコントローラ2は、方向情報に基づいて音声調整量情報テーブル4aを参照し、音声遅延処理量、音量調整量を取得する。システムコントローラ2は、取得した音声遅延処理量、音量調整量に基づいて、遅延処理制御部6ならびに音量制御部7を制御し、複数のスピーカーへ出力する複数の音声信号の調整を実行する(S7)。次いで、システムコントローラ2は、S7において調整された音声信号を各々のスピーカーへ出力するように制御する(S8)。
具体的には、方向情報が−5°であった場合、システムコントローラ2は、図5に例示した音声調整量情報テーブル4aから音声遅延処理量として、左チャンネル0ms、右チャンネル+2msを取得する。同様に、システムコントローラ2は、音量調整量として、左チャンネル+1dB、右チャンネル0dBを取得する。システムコントローラ2は、上述した音声遅延処理量、音量調整量で遅延処理制御部6、音量制御部7を制御し、複数のスピーカーへ音声信号を出力させる。すなわち、音声信号生成装置1では、前述した相対角度が−5°である場合の表示方向にいる利用者に応じて、複数のスピーカーからの音声出力を調整可能となる。また、音声信号生成装置1における音声調整は、基準表示方向と正対した位置における音場と同様となるように行われる。従って、音声信号生成装置1を用いたオーディオシステム100では、表示装置20と別筐体のスピーカーシステム10を用いた場合であっても、表示装置20の表示方向に応じた音像定位を実現できる。
[変形例]
次に、上述した実施の形態の変形例について、図7、図8を参照して詳細に説明する。ここで、図7は、音声調整量情報テーブル4bの内容を例示する概念図である。図8は、変形例における音声調整制御処理を示すフローチャートである。なお、以下で説明する変形例において、前述した説明と同一の構成や動作については同じ符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、変形例では、前述したメモリ4に音声調整量情報テーブル4bが記憶されている。音声調整量情報テーブル4bは、機種毎の調整量情報、すなわち、表示装置20の機種を示す機種情報ごとに前述した音声調整量情報テーブル4aを記憶する。例えば、音声調整量情報テーブル4bは、○○××という名称の機種に関する調整量として、回転角度検出センサ22で検出された角度ごとの音声遅延処理量、音声調整量を記憶する。従って、音声信号生成装置1は、音声調整量情報テーブル4bを参照することで、機種及び表示方向と基準表示方向との差に応じた各々のスピーカーの調整量を取得できる。
図8に示すように、この変形例において前述した音声調整制御処理と異なる部分は、先ず、表示装置20から音声信号生成装置1へ機種情報を含む検出信号35を送信する処理(S3a、S3b)を含むことである。具体的には、表示装置20は、制御信号34に従って不揮発メモリなどから機種情報を取得する(S3a)。次いで、表示装置20は、回転角度検出センサ22で検出した方向情報のほかに、取得した機種情報を含む検出信号35を情報I/F部3へ送信する(S3b)。
また、前述した音声調整制御処理と異なる部分は、音声調整量情報テーブル4bを参照して機種と回転角度に対応した音声調整量を取得する処理(S6a)を含むことである。具体的には、システムコントローラ2は、S5において回転していると判定した場合、音声調整量情報テーブル4bを参照して機種と回転角度に対応した音声調整量を取得する(S6a)。従って、変形例では、表示装置20の機種と回転角度に応じて複数のスピーカーへ出力する個々の音声信号を調整して生成することができる。
例えば、機種が異なる表示装置20では表示画面の大きさも大小様々である。このため、機種が異なる場合は、表示画面の大小に従い、利用者の視聴位置がオーディオシステム100に対して前後する場合がある。このように、機種によって利用者の視聴位置が前後する場合であっても、機種に応じて個々のスピーカーからの音声出力を調節することができる。従って、変形例では、機種に応じた音像定位を実現することができる。
以上のように、音声信号生成装置1は、入力される音声信号に基づいて、表示装置20とは別筐体のスピーカーシステム10が有するスピーカー9L、9Rへ出力する音声信号を生成する。また、音声信号生成装置1は、表示装置20の画面の表示方向を示す方向情報を受信する情報I/F部3を備える。また、音声信号生成装置1は、複数のスピーカーに出力する個々の音声信号を調整する調整量を、予め定められた基準表示方向と表示方向との相対角度に関連づけて記憶するメモリ4を備える。この調整量は、スピーカーシステム10が形成する音場が、表示方向と正対した位置において、基準表示方向であるの場合と同様とするための、個々の音声信号の調整量である。また、音声信号生成装置1は、システムコントローラ2を備えている。このシステムコントローラ2は、受信された方向情報に基づいてメモリ4に記憶された調整量を参照する。次いで、システムコントローラ2は、メモリ4を参照して取得された調整量に基づいて複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の生成を制御する。
このため、音声信号生成装置1は、表示方向と正対した位置において、基準表示方向である場合と同様の音場を形成するように複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の生成を制御することができる。従って、音声信号生成装置1は、表示装置20の表示方向と正対した利用者に応じて複数のスピーカーにより再現される音場を調整することができる。この音場調整により、音声信号生成装置1を用いたオーディオシステム100では、表示装置20と正対した利用者に応じた音像定位を実現することが可能となる。
また、音声信号生成装置1において、メモリ4に記憶される調整量は、複数のスピーカーの個々の音声信号を遅延させる遅延処理量である。システムコントローラ2は、メモリ4を参照して取得された遅延処理量に基づいて、複数のスピーカーに出力する個々の音声信号を遅延して生成するように制御する。従って、音声信号生成装置1は、複数のスピーカーでの音声出力の遅延具合を制御することで、表示装置20と正対した利用者に応じた音像定位を実現する。
また、音声信号生成装置1において、メモリ4に記憶される調整量は、複数のスピーカーごとの音量調整量である。システムコントローラ2は、参照して取得された音量調整量に基づいて複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の生成を制御する。従って、音声信号生成装置1は、複数のスピーカーでの音量を制御することで、表示装置20と正対した利用者に応じた音像定位を実現する。
また、音声信号生成装置1において、情報I/F部3は、表示装置20の機種を示す機種情報をさらに受信する。また、メモリ4は、表示装置20の機種ごとの調整量情報をさらに記憶している。システムコントローラ2は、情報I/F部3により受信された方向情報及び機種情報に基づいてメモリ4に記憶された調整量情報を参照する。次いで、システムコントローラ2は、参照して取得された調整量に基づいて複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の生成を制御する。従って、音声信号生成装置1は、表示装置20の機種に応じて個々のスピーカーでの遅延具合や音量などを調整可能であり、機種に応じた音像定位を実現する。
なお、上述した実施の形態における記述は、一例を示すものであり、これに限定するものではない。上述した実施の形態における構成及び動作に関しては、適宜変更が可能である。
例えば、本実施の形態では、表示装置20の水平方向の回転を例示して説明した。しかしながら、垂直方向の回転であっても同様に音場の調整が可能であることは言うまでもない。また、スピーカーシステム10に配置されるスピーカーは、表示装置20に対して左右に設置される形態以外に、表示装置20に対して上下に設置されてもよい。この上下に設置される形態としては22chサラウンドシステムなどがある。表示装置20の表示方向の垂直方向における回転に応じて、上下に設置された複数のスピーカーの個々の音声出力を調整した場合は、22chサラウンドシステムにおける音場調整が可能となる。
また、表示装置20の設置部材は、水平台部12上に設置する台座21以外に、筐体11の側面や底面に吊り下げて設置するものであってよい。例えばスピーカーシステム10が壁掛け型や天井設置型である場合は、筐体11の側面や底面から表示装置20を吊り下げて設置する。このように吊り下げた場合は、前述した相対角度を吊り下げ部材の内部などに設けられた回転角度検出センサ22で検出する。これにより、表示装置20を吊り下げて設置する場合であっても、表示装置20の表示方向に応じた音場調整が可能である。また、設置部材は、スピーカーシステム10側に設けられるものであってもよい。例えば、設置部材は、台座21の代わりとして、水平台部12上に設けられた回転台であってよい。
また、表示装置20の表示方向の検出については、回転角度検出センサ22で検出する以外の構成であってもよい。例えば、表示装置20がステッピングモータなどにより表示方向の調整が可能である場合は、その駆動量に基づいて角度を算出してもよい。ただし、駆動回数が複数回に及ぶ場合は、駆動履歴をメモリなどに保存する必要がある。
また、基準表示方向については、図3の方向D1を例示したが、特にこの方向に限定しない。例えば、音声調整量情報テーブル4aにおける回転角度と調整量情報との対応関係について、キャリブレーションを行う構成を有するものであれば、いずれの表示方向を基準としてもよい。
また、システムコントローラ2は、複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の生成について、遅延具合や音量以外に、音声の周波数特性などを補正するように制御してもよい。例えば、音声調整量情報テーブルは、音声遅延処理量、音声調整量、周波数補正量などを相対角度に関連づけて記憶してよい。システムコントローラ2は、この音声調整量情報テーブルを参照することで、表示装置20の表示方向に応じて、複数のスピーカーに出力する個々の音声信号の周波数特性補正することができる。この場合は、表示装置20と正対した利用者に応じて、周波数補正による音像定位を実現できる。
また、遅延処理制御部6、音量制御部7は、システムコントローラ2の制御の下、デジタル音声信号以外に、アナログ音声信号の遅延や音量を制御してもよいことは言うまでもない。
本実施の形態に係るオーディオシステムの構成を例示するブロック図である。 オーディオシステムの正面外観を例示する概念図である。 オーディオシステムを俯瞰した状態を例示する概念図である。 オーディオシステムを俯瞰した状態を例示する概念図である。 音声調整量情報テーブルの内容を例示する概念図である。 音声調整制御処理を示すフローチャートである。 変形例における音声調整量情報テーブルの内容を例示する概念図である。 変形例における音声調整制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 オーディオシステム
1 音声信号生成装置
2 システムコントローラ
3 情報I/F部
4 メモリ
5 音声I/F部
6 遅延処理制御部
7 音量制御部
8L 増幅器
8R 増幅器
9L スピーカー
9R スピーカー
10 スピーカーシステム
20 表示装置
21 台座
22 回転角度検出センサ

Claims (7)

  1. 入力される音声信号に基づいて、表示装置とは別筐体のスピーカーシステムが有する複数のスピーカーの各々へ出力する複数の音声信号を生成する音声信号生成装置であって、
    前記表示装置の画面の表示方向を示す方向情報を受信する受信手段と、
    前記複数のスピーカーが前記複数の音声信号に基づいて出力する音声が形成する音場が、前記表示方向と正対した位置において、前記表示装置の表示方向が予め定められた基準表示方向である場合と同様となるように前記複数のスピーカーの各々に出力する複数の音声信号を調整する調整量を、前記基準表示方向と前記表示方向との差に関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記受信手段により受信された方向情報に基づいて前記記憶手段に記憶された調整量を参照し、前記入力される音声信号を、該参照により取得された調整量に基づいて調整し、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成する制御手段と、
    を備える音声信号生成装置。
  2. 前記記憶手段に記憶される調整量は、前記複数のスピーカーごとの音声信号の遅延処理量であり、
    前記制御手段は、前記入力される音声信号を前記参照により取得された遅延処理量に基づいて遅延して、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成するように制御する請求項1に記載の音声信号生成装置。
  3. 前記記憶手段に記憶される調整量は、前記複数のスピーカーごとの音量調整量であり、
    前記制御手段は、前記参照により取得された音量調整量に基づいて音量調整して、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成するように制御する請求項1又は2に記載の音声信号生成装置。
  4. 前記入力される音声信号は、前記表示装置に表示される映像に関する音声信号である請求項1〜3のいずれか一項に記載の音声信号生成装置。
  5. 前記受信手段は、前記表示装置の機種を示す機種情報をさらに受信し、
    前記記憶手段は、前記表示装置の機種ごとの調整量情報をさらに記憶し、
    前記制御手段は、前記受信手段により受信された方向情報及び機種情報に基づいて前記記憶手段に記憶された調整量情報を参照し、該参照により取得された調整量に基づいて前記入力される音声信号を調整し、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成する請求項1〜4のいずれか一項に記載の音声信号生成装置。
  6. 入力される音声信号に基づいて、表示装置とは別筐体のスピーカーシステムが有する複数のスピーカーの各々へ出力する複数の音声信号を生成し、前記複数のスピーカーが前記複数の音声信号に基づいて出力する音声が形成する音場が、前記表示装置の表示方向と正対した位置において、前記表示装置の表示方向が予め定められた基準表示方向である場合と同様となるように前記複数のスピーカーの各々に出力する複数の音声信号を調整する調整量を、前記基準表示方向と前記表示方向との差に関連づけて記憶する記憶手段を有する音声信号生成装置の制御方法であって、
    前記表示装置の画面の表示方向を示す方向情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程により受信された方向情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された調整量を参照し、前記入力される音声信号を、該参照により取得された調整量に基づいて調整し、前記複数のスピーカーに出力する複数の音声信号を生成する制御工程と、
    を有する制御方法。
  7. 表示装置と、
    前記表示装置とは別筐体であり、複数のスピーカーを有するスピーカーシステムと、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の音声信号生成装置と、
    前記表示装置を、画面の表示方向を変更可能に前記スピーカーシステムに設置する設置部材と、
    前記設置部材により前記スピーカーシステムに設置された前記表示装置の画面の表示方向を検出して該表示方向を示す方向情報を前記受信手段へ送信する検出手段と、
    を備えるオーディオシステム。
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