JP2006146100A - 表示装置用支持台及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

表示装置用支持台及びそれを用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 PDPやLCDなどの大型の表示装置軽量化して回転機構への負荷を軽減するとともに、支持台内部の収容能力の有効利用を図ることを可能にする表示装置用支持台、並びに表示装置用支持台と表示装置との組合せを提供する。
【解決手段】 表示装置用支持台2は外装ケース250と底面板251とにより構成され、外装ケース250に回転支持機構240が取り付けられている。表示装置用支持台2の内部には、スピーカ260,260がダクト板270を介して取り付けられている。ダクト板270は、外装ケース250と底面版251と協働して、スピーカ260,260の振動方向の前後を分離したダクト空間を構成する。音の伝播をダクト経由とすることで回転支持機構240との干渉がなく、表示装置1の向きと相関性が低く低音再生が可能な大口径のスピーカ260,260を、支持台2内の空間を有効利用して配置することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、LCD、PDPやFEDなどの平面型表示パネル(フラットパネル)を使用してテレビジョン画像や記録画像などを表示する表示装置を支持する表示装置用支持台、及び表示装置用支持台とそれを用いて回転支持した表示装置との組合せに関する。
テレビジョン受像機などの表示装置においては、表示技術の進歩に伴い、フラットパネル(平面型表示パネル)手段、例えば液晶パネル(Liquid Crystal Display:以下、「LCD」と略す)やプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:以下、「PDP」と略する)を用いた薄型のものが導入されつつある。また、フラットパネルを使用したディスプレイモニタは、大型化し、例え50型(対角1270mmなど)の大型パネルが使用されるようになってきている。
ところで、フラットパネルを用いた表示装置においては、設置に際しては、支持台を設けて設置する形態のものが従来から知られている。表示装置用支持台においては、表示装置用支持台に設けた回転手段を用いて、鑑賞する位置に合わせて表示装置を回転させることも広く行われている。表示装置用支持台に設ける回転手段としては、例えば下記特許文献1に開示されるものが知られている。特許文献1に開示されている従来技術では、重量物としてのテレビジョン本体を支持する支持台にベアリング機構を持つ回転機構を設けて、テレビジョンを左右方向に回転可能に支持している。このようにすると、プラズマディスプレイなどの大画面の重量級のディスプレイモニタでも、支持台に対して回転支持した状態で使用することができる。この従来技術では、支持台であるスタンドは、回転機構を一体的に組み込んでいるが、ベースボックスをスピーカ等の関連機器の収納用として利用しようとすることは意図されていない。
一方、表示装置用支持台においては、支持台内部にスピーカ手段を設けて、表示装置自体の質量を軽減して、セットとしての安定性を増すということも行われている。表示装置用支持台にスピーカ手段を設ける構成の従来技術としては、例えば下記特許文献2、下記特許文献3など開示されるものが知られている。特許文献2に記載のテレビ台においては、ブラウン管方式の大型テレビジョンが専用台に載せて使用されることに着目して、内部収容スペースが広い専用台にスピーカが組み込まれている。
下記特許文献2に開示されている従来技術では、テレビジョン台に低音スピーカが設けられている。このようにすると、テレビジョンモニタ単体では寸法やスペースの制約で実現できなかった低音スピーカを設置することが可能となる。また、低音に関しては、音像の位置に関する検知限が鈍く、画面のほぼ中央であれば良く、その方向性はあまり問われない。このようにすると、最近のプラズマディスプレイなどの大画面サイズのテレビジョンモニタのスピーカとしても十分機能することになる。しかしながら、この従来技術では、テレビジョンモニタを回転させる場合にテレビジョン台を含めた全体を回転させることになり、設置場所の制約が発生するという問題点があり、この点、従来十分に考慮されていなかった。
また、特許文献3に記載の音響出力装置内蔵回転台は、コンピュータシステム用のものであって、ブラウン管方式のディスプレイモニタ本体がジョイントを介して回転台本体に回転可能に連結されている。これらの例では、スピーカ手段は、表示装置用支持台に設けられている。
下記特許文献3に開示されている従来技術は、ディスプレイモニタを支持している回転台側にスピーカ手段を設けるというものである。このようにすると、後付けでディスプレイモニタにスピーカ手段を追加することが可能になる。しかしながら、この従来技術では、ディスプレイモニタを回転させても、回転台に設けたスピーカ自体は固定された方向を向いたままである。本従来技術に開示されているブラウン管方式のディスプレイモニタの場合には、画面サイズもそれほど大きなサイズではないため、回転方向とスピーカの方向の不一致はさほど問題となっていなかった。最近のプラズマディスプレイなど、例えば対角で50型(1270mm)などの大画面サイズになった場合には、回転台により、ディスプレイモニタが別の方向に向くと、スピーカ手段の音の方向と画面の方向が一致せず、特にステレオ再生時の音像に関しては画面と一致しないことについては、下記特許文献に開示されている従来技術では十分に考慮されていなかった。また、スピーカの出力部分を装置外側にする必要がある。このとき、スピーカの口径より決まる低音再生能力もスピーカの出力部分を装置外側にすることから制限され、例えば200Hz以下の低音を再生できないといったことがある点については、従来十分に認識されていなかった。
信号再生装置と表示装置を分離した構成の従来技術としては、例えば下記特許文献4に開示されるものなどが知られている。特許文献4に開示されている技術では、表示装置部分とチューナ部分とを分離する構成とするものが開示されている。この構成では、テレビジョン本体を機能に分けて、表示装置部分とチューナ部分との組み合わせで、種々の種類の表示装置に対応できるようにしたものである。この従来技術では、大型の表示装置に関しては想定されておらず、支持台という考え方もない。
特開2004−150515号公報(段落[0029]〜[0032]、図1〜図3) 特開2001−268478号公報(段落[0003]〜[0006]、図2、図4、図5]) 特開平7−225633号公報(段落[0017]〜[0019]、図1]) 特開平8−5986号公報(段落[0037]〜[0041]、図1)
そこで、LCD、PDPやFEDなどのフラットパネルを使用してテレビジョン画像や記録画像などを表示する表示装置を表示装置用支持台によって左右に回転可能に支持する場合、その表示装置を可及的に軽量化するとともに、支持台の内部の収納能力の活用を図る点で解決すべき課題がある。
本発明の目的は、上記した課題を考慮して成されたもので、その目的は、上記課題を解決し、表示装置を軽量化して回転機構への負荷を軽減するとともに、支持台内部の収納能力の有効利用を図って、高信頼の表示装置用支持台を実現することである。
上記課題を解決するため、この発明による表示用支持台は、本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、スピーカが収容されていることを特徴としている。
この表示用支持台によれば、表示装置は、本体台部に対して回転支持機構を介して向きを変更可能に支持されており、表示装置の向きについては、回転軸を縦軸とすることで、例えば、鑑賞者の居る方向に合わせるように左右に変更可能である。本体台部に収容されているスピーカは表示装置の向きと相関性の低い機器であるので、表示装置がどの方向を向いていても当該機器を利用可能である。スピーカは、振動板の振動を外部に伝達するためダクト等のスペースを必要としているが、表示装置用支持台に収容することによって、表示装置と分離して表示装置の重量を軽減すると共に、表示装置用支持台のスペースを有効利用することができる。その結果、本体台部の内部の空間を有効利用することができ、表示装置に設ける必要がなくなるので、プラズマディスプレイなどの大画面重量級ディスプレイモニタのような表示装置の重量を軽減し、支持台として回転支持機構への重量負荷を軽減することができる。
表示装置用支持台は表示装置をその左右中央において支持可能であり、表示装置用支持台に収容するスピーカとして、低音用スピーカ又はスピーカシステムの中央用スピーカとすることができる。人の聴覚の特性として低音については音像の位置への検知限が鈍いので、表示装置を鑑賞する人がスピーカからの音を聴取する場合、音源が画面のほぼ中央に配置されていればよく、その方向性が問われることは殆どない。表示装置用支持台は、表示装置をその左右中央において支持可能であるので、表示装置用支持台が収容する低音用スピーカは、表示装置が映す映像に対してほぼ中央に位置することになり、鑑賞者に対して音源の位置について違和感を与えることはない。また、サラウンドシステムのようなスピーカシステムを表示装置と組み合わせてセットする場合には、表示装置用支持台が収容するスピーカをその中央用スピーカとすることができる。
収容される機器をスピーカとした上記の表示装置用支持台において、本体台部を内部に空洞を形成している外装ケースと底板とから構成し、スピーカは、本体台部との間にスピーカの前側と後側とで発生させる音を区分けして伝達するダクトを形成するダクト板を介して本体台部に取り付けることができる。スピーカの振動板からその前後に向かって発生する音は、本体台部内にダクト板によって形成されるダクトによって導いて外部に伝達させることができる。スピーカはそのダクトを形成するダクト板を利用して本体台部に取り付けることができ、部品点数を減らして、構造を簡素化することができる。重量級のディスプレイモニタの支持台としては、回転支持機構が大掛かりになるため、スピーカの支持台内部の配置が困難になるが、取付けにダクト板を利用することにより回転支持機構を避けてスピーカを本体台部内に収容することができる。
スピーカがダクト板に取り付けられている上記の表示装置用支持台において、スピーカは、本体台部に設けられる回転支持機構から離れ且つ回転支持機構を挟む二つの位置においてそれぞれダクト板に取り付けられている二つのスピーカとすることができる。本体台部内にダクトを形成するダクト板にスピーカを取り付ける場合、スピーカを左右の二つのスピーカとし、その設置位置を回転支持機構の両側に配置するなどにより、回転支持機構との干渉を回避して、スピーカを取り付けることができる。結果として、回転支持機構と二つのスピーカとを両立した構成とすることができ、スピーカ手段の配置を自由に行うことが可能となる。
本体台部に収容する二つのスピーカをダクト板に取り付けた上記の表示装置用支持台において、本体台部の前面には、一方のダクトに接続され且つスピーカの一側面側で発生した音を放つ中央の開口部と、他方のダクトに接続され且つスピーカの他側面側で発生した音を放つ左右両側の開口部とを形成することができる。例えば、スピーカの前面側で発生した音については、本体台部の前面に形成された中央の開口部から出力し、また、スピーカの後面側で発生した音については、本体台部の前面に形成された左右両側の開口部から出力することができる。
また、この発明による表示用支持台は、本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、前記表示装置に表示すべき映像信号に関連する映像信号処理機器が収容されていることを特徴としている。
映像信号に関連する映像信号処理機器は、表示装置と信号の遣り取り上、関連性のある機器であるが、表示装置の向きとは相関性の低い機器である。したがって、表示装置がどの方向を向いていても当該映像信号処理機器を利用可能であり、配置上、及び省スペース上等、本体台部を利用して収容するのが好ましい。
上記の表示装置用支持台において、本体台部に収容する機器を、表示装置に表示すべき映像信号を選局するチューナとすることができる。また、本体台部に収容する機器を、再生した映像を表示装置に表示可能な信号再生機器、或いは映像信号を記録可能な信号記録機器とすることもできる。チューナ、信号再生機器及び信号記録機器は、表示装置と分離する構成では、表示装置の向きとは相関性が低い機器であって且つ支持台との関連も本来無いが、そうであればこそ、これらの機器の設置スペースに関して改善の余地がある。チューナ、信号再生機器及び信号記録機器を本体台部に収容することで、これらの機器を外部に設置する場合に比べて、設置スペースを省くことができると共に、本体台部内部のスペースを有効利用することができる。
また、この発明による表示用支持台は、本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、外部機器が着脱可能に収容されていることを特徴としている。
表示装置用支持台において、本体台部に外部機器を着脱可能に収容することにより、本体台部内のスペースが限られる場合であっても、複数の外部機器から選択した上で本体台部に外部機器を装填して利用することができる。本体台部に対して、着脱時に接続又は離脱する適宜のコネクタを用いることで、表示装置等と信号伝達可能に接続させることができる。
本体台部に外部機器を着脱可能に収容する上記の表示装置用支持台において、外部機器は、スピーカ、チューナ、録画記録再生機器、ディスク記録・再生機器、ディスク再生機器、及びテープ記録・再生機器から選択される一つ又は複数の機器であるとすることができる。これらの外部機器から一つ、又は同時に装填可能な個数以下の外部機器を選択して、本体台部内に着脱することができる。
この発明は、上記の各表示装置用支持台と、当該表示装置用支持台に支持された表示装置との組合せとすることができる。表示装置は、組合せ状態では、表示装置用支持台に対して回転支持機構を介して回転可能に支持されており、鑑賞者の居る方向に向かって向きを変更することができる。また、スピーカや映像信号処理装置、或いは各種の外部機器は表示装置の向きと相関性の低い機器であり、鑑賞者の居る方向に向ける必要がなく、スペース的に収容可能な範囲で表示装置用支持台によって収容することができ、表示装置の重量を減少させて回転支持機構への重量負荷を軽減することができる。
本発明の表示装置用支持台によれば、表示装置は、本体台部に対して回転支持機構を介して向きを変更可能に支持されており、表示装置の向きについては鑑賞者の居る方向に合わせるように左右に変更可能である。本体台部はスピーカや映像信号処理装置、或いは各種の外部機器のように、表示装置の向きと相関性の低い機器を収容可能であるので、表示装置がどの方向を向いていても当該機器を利用可能である。その結果、当該機器を表示装置に設ける必要はなくなり、表示装置の重量を軽減し、回転支持機構への重量負荷を軽減することができる。また、支持台内部のスペースの収容能力を有効利用することができ、結果として高信頼の表示装置用支持台を実現することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施する上での最良の形態について説明する。なお、全図において、共通な機能を有する構成要素には同一符号を付して示し、また、煩雑さを避けるために、一度述べたものについてはその繰り返した説明を省略する。
図1から図6は、本発明による表示装置用支持台及びそれと組み合わされる表示装置についての第1の実施例の説明図である。図1から順に説明する。図1は、本発明による第1実施例に係る表示装置用支持台及びそれと組み合わされた状態にある表示装置の外観を示す斜視図である。図1において、表示装置1は、表示装置用支持台2に支持された状態で置かれている。表示装置1の表示部101には、テレビジョンなどの映像が表示される。本実施例では、表示部101はPDPなどの薄型ディスプレイであり、表示部101への映像の表示は図示していないチューナ手段やビデオ再生手段などからの信号に基づいて行なわれる。また、表示部101の左右にはスピーカ11,12が設けてあり、表示部101での映像表示と同時に、音(ステレオ音)も出力することができる。表示装置用支持台2には、回転支持機構240が設けてあり、表示装置用支持台2に対して表示部101を矢印A及び矢印Bに示すように左右方向に回転移動して、設置位置を変えることなく視聴位置(方向)を変更することができる。
図2は、図1に示した表示装置用支持台2の詳細を示す斜視図である。図2において、表示装置用支持台2に設けられている回転支持機構240の回転部分には、表示装置1を取り付ける一対の取付け部210、210が設けてある。また、表示装置用支持台2には、その前面において、スピーカの開口部220と開口部230とが形成されている。スピーカは、表示装置用支持台2の内部に取り付けてあり、外側からは見えない。取付け部210,210は、図示のように、回転支持機構240の上部に左右の延びるアーム部221,221の各端部分に上方へ延びる態様で設けられている。取付け部210、210は、表示部101の背面側に形成されている穴や窪みに嵌合した上で、表示部101に止めねじによって固着される。
図3は、図2に示した表示装置用支持台の内部構成を示す分解斜視図である。表示装置用支持台2の外形は、外装ケース250と底面板251とにより構成され、この外装ケース250に回転支持機構240が取り付けられている。表示装置用支持台2の内部には、スピーカ260,260がダクト板270を介して取り付けられている。ダクト板270は、外装ケース250と底面版251と協働して、スピーカ260,260の振動方向の前後を分離した空間(ダクト)を構成する。
図4は、図3に示す表示装置用支持台の内部構成を底面側から見た分解斜視図である。外装ケース250においては、回転支持機構240を取り付けるための取付け部255が上壁の中央位置を占めて下方に張り出す態様で設けられている。各スピーカ260は、外装ケース250内の左右位置のように、取付け部255を避けた位置に配置されているので、回転支持機構240やその取付け部255がスピーカ260と干渉することはない。このように、ダクト板270を介してスピーカ260,260を内部に設けることにより、比較的大口径(例えば200mmなど)のスピーカ260,260を薄型(例えば厚さ60mmなど)の支持台2の内部に設置することが可能となる。大口径のスピーカ260ほど、低音用スピーカとして適している。更には、スピーカ260,260を回転支持機構240と干渉しない位置に配置し、支持台2内のスペースを有効利用することも可能となる。
図5は、図1〜図4に示す表示装置用支持台の内部のダクト構成を示す断面図である。図5(a)は、スピーカの前面側を中心とした断面であり、図5(b)はスピーカの背面側を中心とした断面である。夫々の断面は、説明用のダクト板270周りを示すものであり、ダクト板270に沿って断面を作成したものである。図5(a)では、スピーカ260からその前面側で発生した音は、前面側ダクト280を経由して開口部220(図2参照、前面の中央開口部220)へと進み、表示装置用支持台2の外部へと導かれる。このとき前面側ダクト280は、ダクト板270と底面板251とにより構成され、背面側ダクト290とは分離されている。図5(b)では、スピーカ260の背面側の振動は、背面側ダクト290を経由して、開口部230(図2参照、前面の左右の開口部230,230)へと進み、表示装置用支持台2の外部へと導かれる。このとき、背面側ダクト290は、ダクト板270と底面板251及び外装ケース250とにより構成され、前面側ダクト280とは分離されている。
以上、図1〜図5を用いて説明したように、本発明の第1番目の実施例においては、表示装置用支持台2に回転支持機構240と、ダクト板270を介して取り付けた二つのスピーカ260,260が設けてある。このようにすることにより、大画面の表示部101を動作させて、所望の角度で鑑賞する場合には、表示装置1の支持台2に設けてある回転支持機構240により、角度を調節することができる。また、表示装置1の支持台2に設けてあるスピーカ260,260により、表示部101の左右のスピーカ11,12の機能を補う、例えば低音部分を再生することが可能となる。
人の聴覚の性質として、低音(数十Hz〜100Hz)は高音よりも方向識別性が低く、音が発生されているときにその方向が高音ほど問題になることは少ない。それゆえ、人が鑑賞する表示部101の方向に合わせて表示部101と共に回転するスピーカ11,12については、高音用スピーカとすることが好ましい。低音用スピーカについては、必ずしも、鑑賞する人の方向に向ける必要がない、即ち、表示装置の向きと相関性が低いと言えるので、支持台2に設けてあるスピーカ260,260を低音用スピーカとして充てることができる。低音用スピーカでは、要求されるスペックが大きいので、容量的にもスピーカ11,12を低音用として充当することは困難であるが、支持台2の内部の大きな容量であれば低音用スピーカのために利用することができる。この場合、振動するエアの量が大きいので、二つのスピーカ260,260を備えることも有利である。更にまた、表示装置1を多チャンネルのスピーカシステムと共に用いる場合には、支持台2に設けてあるスピーカ260,260を低音用スピーカのみならず、他のスピーカ構成、例えば中央スピーカとして構成しても、同様の効果を得ることができる。
図6は、本発明による第2実施例に係る表示装置用支持台及びそれに支持された表示装置の外観を示す斜視図である。図6において、表示装置1は表示装置用支持台3に回転可能に支持されており、表示装置1は表示部101を備えている。表示装置1の表示部101、左右のスピーカ11,12、取付け部210及び回転支持機構240については、第1実施例のものと基本的に同等であるので、再度の説明を省略する。
図7は、図6に示した表示装置用支持台の詳細を示す斜視図である。図7において、表示装置用支持台3には、チューナ部310が設けてあり、表示装置用支持台3の外部に面して、チューナ部310の電源釦311、操作釦312部、外部信号入出力コネクタ313が設けてある。これらの電源釦311や操作釦312を適宜操作することにより、チューナ部310を動作させて、外部からの放送などの信号を表示装置用の信号に変換して映像として表示することができる。
図6及び図7に示したような第2実施例においては、信号処理を行うチューナ部310を表示装置用支持台3の内部に設け、表示装置1の外部に設けていた別体の信号処理回路部を支持台の一部として構成した。チューナ部310については、回転支持機構240によって回転される表示部101の向きとの相関性は基本的にはないので、チューナ部310を表示装置用支持台3に設けても何らの差し支えはない。このため、従来、別体で設置していたチューナ部310を含む信号処理回路部を一体で取り扱うことができ、表示装置1と表示装置用支持台3との全体の設置が容易になり、取扱い性に優れた表示装置用支持台3、並びに表示装置用支持台3とそれに回転可能に支持された表示装置との組合せを実現することが可能となるという効果がある。
図8は、本発明による表示装置用支持台の第3実施例を示す斜視図である。図8においては、表示部そのものの形態は、図1に示した第1実施例又は図6に示した第2実施例における表示部と同等であるため、図では省略してある。図8において、表示装置用支持台4には、回転支持機構240が設けてあり、表示装置用支持台4に対して表示部(図示せず)を矢印A及び矢印Bに示す方向に回転移動して、設置位置に対して視聴位置(角度)を変更することができる。
図8に示す表示装置用支持台4には、電源釦411が設けられ、着脱式チューナユニット410、着脱式スピーカユニット420などが装着された状態を示している。この状態では、着脱式チューナユニット410で装置外部からの電波などの信号を復調して、表示装置1(図1、図6参照)で表示可能な信号にして、テレビジョン放送等の映像として表示することができる。また、着脱式スピーカユニット420からは、低音などの音を再生することができる。着脱式チューナユニット410及び着脱式スピーカユニット420は、表示装置用支持台4に対して着脱自在に装着され、装置外部へと取り出すことができる。図8では、着脱式スピーカユニット420を、装着スロット440へ取り付ける状態を示している。着脱式スピーカユニット420は、取り付けた状態から表示装置用支持台4の外部へと取り外すこともできる。
また、装置外部へ取り外した状態の着脱式記録ユニット430を、装着されている着脱式スピーカユニット420と差し替えて使用することができる。このように、着脱式記録ユニット430を装着させると、同ユニット内に記録された映像などを再生して、表示装置(図1、図6参照)で表示することが可能となる。また、着脱可能なユニットとしては、例えばスピーカ手段、チューナ手段、録画記録再生手段、ディスク記録・再生手段、ディスク再生手段、テープ記録・再生手段のような表示装置の向きと相関性が無い又は低い手段の何れか一つ又は複数種類を装着して使用することができる。
図8に示す第3実施例によると、表示装置用支持台4の内部に設ける動作ユニットを適宜選択して装着することにより、必要な機能を必要なときに適宜使用できる構成となるという効果がある。もちろん、表示装置用支持台4としての機能も有するため、従来、別体で設けていた信号処理回路部を装置と一体で取り扱うことができ、設置性に優れた表示装置用支持台、並びに表示装置用支持台とそれに回転可能に支持された表示装置との組合せを提供することができる。
以上の説明においては、表示装置1の例として、PDPの例で説明したが、他の例えば液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)、電界放射型ディスプレイ(Field Emission Display:FED)、発光ダイオード型ディスプレイ(Electroluminescence)などの平面型表示装置であっても同様の効果が有ることは、言うまでもない。
本発明による第1実施例に係る表示装置用支持台及びそれに回転可能に支持された表示装置の外観を示す斜視図。 図1に示した表示装置用支持台2の詳細を示す斜視図。 図2に示した表示装置用支持台の内部構成を示す分解斜視図。 図3に示す表示装置用支持台の内部構成を底面側から見た分解斜視図。 図1〜図3に示す表示装置用支持台の内部の断面図。 本発明による第2実施例に係る表示装置用支持台及びそれに回転可能に支持された表示装置の外観を示す斜視図。 図6に示す表示装置用支持台の外観を示す斜視図。 本発明による第3実施例に係る表示装置用支持台を示す斜視図。
符号の説明
1 表示装置
2 表示装置用支持台
3 表示装置用支持台
4 表示装置用支持台
11 スピーカ
101 表示部
210 取り付け部
220 開口部A
230 開口部B
240 回転手段
250 外装ケース
251 底面板
255 回転手段取り付け部
260 スピーカ
270 ダクト板
280 前面側ダクト
290 背面側ダクト
310 チューナ部
311 電源釦
312 操作釦
313 外部信号入出力コネクタ
410 着脱式チューナユニット
411 電源釦
420 着脱式スピーカユニット
430 着脱式記録ユニット
440 装着スロット
A 回転方向矢印
B 回転方向矢印

Claims (14)

  1. 本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、スピーカが収容されていることを特徴とする表示装置用支持台。
  2. 前記表示装置用支持台は前記表示装置をその左右中央において支持可能であり、前記スピーカは低音用スピーカ又はスピーカシステムの中央用スピーカであることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用支持台。
  3. 前記本体台部は内部に空洞を形成している外装ケースと底板とから構成されており、前記スピーカは、前記本体台部との間に前記スピーカの前側と後側とで発生させる音を区分けして伝達するダクトを形成するダクト板を介して前記本体台部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置用支持台。
  4. 前記スピーカは、前記本体台部に設けられる前記回転支持機構から離れ且つ前記回転支持機構を挟む二つの位置においてそれぞれ前記ダクト板に取り付けられている二つのスピーカであることを特徴とする請求項3に記載の表示装置用支持台。
  5. 前記本体台部の前面には、一方の前記ダクトに接続され且つ前記スピーカの一側面側で発生した音を放つ中央の開口部と、他方の前記ダクトに接続され且つ前記スピーカの他側面側で発生した音を放つ左右両側の開口部とが形成されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置用支持台。
  6. 請求項1に記載の表示装置用支持台と、前記表示装置用支持台に支持された前記表示装置との組合せ。
  7. 本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、前記表示装置に表示すべき映像信号に関連する映像信号処理機器が収容されていることを特徴とする表示装置用支持台。
  8. 前記映像信号処理機器は、前記映像信号を選局するチューナであることを特徴とする請求項7に記載の表示装置用支持台。
  9. 前記映像信号処理機器は、再生信号としての前記映像信号を前記表示装置に表示可能な信号再生機器であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置用支持台。
  10. 前記機器は、前記映像信号を記録可能な信号記録機器であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置用支持台。
  11. 請求項7に記載の表示装置用支持台と、前記表示装置用支持台に支持された前記表示装置との組合せ。
  12. 本体台部と、前記本体台部に表示装置を支持可能に設けられると共に前記表示装置の向きを変更可能な回転支持機構とを備え、前記本体台部には、外部機器が着脱可能に収容されていることを特徴とする表示装置用支持台。
  13. 前記外部機器は、スピーカ、チューナ、録画記録再生機器、ディスク記録・再生機器、ディスク再生機器、及びテープ記録・再生機器から選択される一つ又は複数の機器であることを特徴とする請求項12に記載の表示装置用支持台。
  14. 請求項12に記載の表示装置用支持台と、前記表示装置用支持台に支持された前記表示装置との組合せ。
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