JP2009016945A - 音響再生システム、スピーカ装置、音響再生装置の音響調整方法及びスピーカ装置の音響調整方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】隣接するスピーカ間の主面角度を検出し、その角度に対応してスピーカに供給する音響信号を制御することによって、自動的に最適の音響指向特性に調整する。
【選択図】図1
Description
これらにおいて使用されるスピーカシステムとしては、箱形の密閉筐体(エンクロージャ)や、一部に音響的開口部を備えた箱形筐体内に、ボイスコイルを付加したコーン型スピーカを内蔵するものが主流であったが、コンデンサスピーカや各種の平面音源部材の研究により、薄型大口径の平面スピーカも出現するようになった。また、これら音響技術の発展に伴って種々のAVシステムが提案され、且つ、実用化されている。
このようなバラエティに富んだ使用方法が可能であれば、日常の生活空間として快適さを保ちつつ、優れた音響空間を提供する上で、極めて有用である。
しかしながら、このように各スピーカの設定状態に応じて、各スピーカに供給するオーディオ信号のレベル、周波数特性、位相等のいずれか(以下、これらを総称して音質という)を、その都度調整することは極めて煩雑で利便性に欠けたものとなる。特に、マルチチャネル音響システムでは、調整する箇所が多岐に亘るので、実質的に調整不可能である場合が多く、しかもAV機器を操作するとき視聴席を離れる必要がある場合には、視聴席における実際の聴感を確認しながらの調整は煩雑なものとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、煩雑な調整作業を伴うことなく、上述したようなAVシステムのスピーカとして、スピーカの角度により音響指向性をユーザの状況に合わせて制御することが可能で、バラエティに富んだ構成や使用方法を可能とした音響再生システムを提供することを目的としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の音響再生システムにおいて、前記主面角度検出手段は、前記スピーカ装置の隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検出する角度センサを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の音響再生システムにおいて、前記音響増幅手段には、前記主面角度検出手段により得た情報に基づいて前記スピーカ装置に供給する音響信号の、信号レベル、信号の位相、音声周波数特性の少なくとも一つを調整して前記スピーカ装置の音響的な指向特性を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3に記載の音響再生システムにおいて、前記制御手段には、以前に使用された際のスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶する記憶手段と、当該音響再生システムに電源を投入した際のスピーカ角度が前記記憶手段に記憶された値と異なるか否かを判断するスピーカ状態判断手段とを備え、スピーカ状態が前記記憶手段に記憶された値と異なる場合に、前記制御手段によって新たにスピーカの音響的な指向特性を制御するとともに、設定したスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶するように構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の音響再生システムにおいて、前記主面角度検出手段が、スピーカ相互間の音響出力主面角度に対応して、複数配列した接点のいずれかに接触する接点スイッチ手段、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗手段、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材の少なくとも一つを含むことを特徴する。
請求項8記載の発明は、複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、スイッチオンされている箇所が以前と異なるか否かを判断するステップと、スイッチオンされている箇所が以前と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、スピーカ装置において、パーテーション状に配列された複数の平面スピーカと、複数の平面スピーカへ入力する入力端子と、各平面スピーカの隣接部分に互いの音響出力主面角度を検知する角度センサと、角度センサにより得た隣接した各平面スピーカの音響出力主面角度の情報を出力する出力端子と、を備えたことを特徴とする。
スピーカ装置に隣接するスピーカの音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段を備え、主面角度検出手段により得た情報に基づいて各スピーカに供給する音響信号の音響を調整してスピーカ装置の音響的な指向特性を制御するように構成したので、スピーカ位置や、スピーカの相対角度が変化しても、煩雑な操作や調整を行うことなく、臨場感、立体感に溢れた音響空間を得ることができる音響再生システムを構成することが可能である。
図1は本発明の音響再生システムの一実施例を示す概要ブロック図である。
この例に示す音響再生システムは、複数の平面スピーカエレメントを備えたスピーカ装置である板状スピーカ(平面スピーカ)1と、AV機器2とを備えている。平面スピーカ1は、複数の平面スピーカエレメント11、12、16がスピーカ連結部13を介して接合されている。各スピーカ連結部13には角度検出手段として角度検出器(角度検出センサ)14が備えられ、その各出力信号が角度検出部15に供給されている。
平面スピーカ1は、例えば小ホールや家庭内等の室内に設置してAV機器2を再生した場合にサラウンドスピーカとして使用することができるスピーカである。この平面スピーカ1は、図示しないが、板材に磁気回路とボイスコイルとを有する音響駆動ユニット(駆動体)が設けられたものであって、板材の表裏面の表面が、音響駆動ユニットの駆動により直接振動する振動面とされている。そして本実施例では、前記板材を複数組み合わせて平面スピーカ1を形成するようにしている。
一方、AV機器2は、CD、DVD、チューナ、TV等からの音声信号(デジタル信号を含む)を入力する音声信号入力部21と、その出力信号のデコード(デジタル信号の場合はアナログ信号に変換する)音声デコーダ22と、デコードした音声信号の音響を平面スピーカエレメント11、12、16ごとに調整する音響調整部23a、23b、23cと、平面スピーカエレメント11、12、16を駆動する上で必要なレベルにそれぞれ増幅する増幅部24a、24b、24cと、増幅した音声信号をそれぞれの平面スピーカエレメント11、12、16に供給する音声出力部25a、25b、25cと、を備える。
さらに、装置の所要部を制御するCPU26と、上記角度検出器(角度検出センサ)14に制御信号を供給する角度検出信号出力部27とを備えており、上記CPU26は、少なくとも上記平面スピーカ1の角度検出部15からの信号に基づいて音声デコーダ22と音響調整部23a、23b、23c、増幅部24a、24b、24c、及び角度検出信号出力部27とを制御するように構成されている。
即ち、この例に示す音響再生システムは、平面スピーカ1において、平面スピーカエレメント11と16、及び平面スピーカエレメント12と16の音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段(角度検出センサ14と角度検出部15)を備える。
このように、本実施例の音響再生システムでは、平面スピーカエレメント11、12、16ごとに音響調整部23a、23b、23c、増幅部24a、24b、24c、音声出力部25a、25b、25cを設けたことで、5.1chのマルチサラウンド制御の音響再生システムを実現することができる。なお、音声信号入力部21や音声デコーダ22をスピーカの数だけ複数設けるようにしても良い。また、各AV機器2から各平面スピーカエレメント11、12、16に対して同一の信号を出力する場合は、音響調整部23、増幅部24、音声出力部25はそれぞれ一つ設けられていれば良い。
また更に、主面角度検出手段としては、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応していずれかに接触する複数接点スイッチ、又は、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗素子、又は、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材素子等が考えられるが、これ以外のものを使用しても構わない。なお、平面スピーカエレメント夫々の角度に対する音響調整情報を記憶する方法は、当該AVシステムの製造過程において、設計値に基づいて予めプログラムやデータとして所要のメモリに記憶しておくことができる。あるいは、音響システムは、設置される室内の状態で微妙に音場が変化するので、ユーザ(視聴者)が状況に応じて好みの音響に調整して、それらの情報をメモリできるようにする方法や、ユーザの設定した情報を自動的にメモリする学習機能を持たせる等の工夫が可能である。
この例に示す音響自動調整処理では、AV機器2の電源がオン状態であるか否かを判断し(S1)、オン状態と判断した場合は(S1、Yes)、角度検出信号出力部27から平面スピーカ1の角度検出センサ14に対してスピーカ角度検出信号を出力する(S2)。これに応答して平面スピーカ1の角度検出部15から返送される検出信号がCPU26において検出されると(S3)、CPU26は以前設定した平面スピーカエレメントの角度と異なるか否かを判断し、異なる場合は(S4、Yes)、出力音響設定の変更処理を行う(S5)。この後、スピーカの角度情報と出力音響設定情報を保存して処理を終了する(S6)。一方、前回の設定角度と変更がないと判別した場合(S4、No)、或いはAV機器の電源がオン状態でないと判断した場合は(S1、No)、そのまま処理を終了する。またスピーカからの検出信号がCPU26において検出できなかった場合(S3、No)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S7)。このような処理を行えば、電源投入毎に音響調整処理を行うより、迅速な起動が可能となる。
なお、各平面スピーカエレメントの連結部分には、夫々角度検出センサや角度検出手段が備えられているので、図3に示した場合の他、折り畳センスのように互いにジグザグ(ギザギザ)状に折り曲げて設置するものであっても、夫々の平面スピーカエレメント毎に供給する信号の音響を調整することができるので、所望の音響的指向性を形成して、立体感や臨場感ある音場を形成することができる。その場合、蝶番などの機構に角度検出センサ14を設けることで角度を検出することができる。
各スピーカの連結部分の角度が異なる場合は、各角度検出センサ14は各々の情報を角度検出部15で検出して、角度検出部15から返送された各々の情報を時系列でCPU26に送っても良い。
図3(b)は、パーテーション状(平面)スピーカ31を外側に向くように柱状に円形に連結したものであり、このようにすれば、例えば、多くの人が集まるパーティ会場で、全方向に音響指向性をもったスピーカとして使用することが可能である。各角度検出センサ14は同一角度であることを検出することで、円柱状に連結したと判別されても良い。この場合、本実施形態の音響再生システムでは、音響調整部23、増幅部24、音声出力部25において、同一の出力制御を行うことが可能になる。つまり、本実施例の音響再生システムでは、サラウンド出力と同一出力を実現することが可能になる。
図3(a)と(b)に示す例では、平面スピーカエレメントの隣り合うもの同士のなす角度や、全てのエレメントのなす角度の合計等の値が異なったものとなる場合が多いので、それらの角度の特徴を検出することによって、いずれの場合であるか判断することも可能である。
夫々の使い分けの例としては、図4(a)のように開口角θ1が90度は、通常の音楽を楽しむ場合、図4(b)のように鋭角(θ2<90度)は場所を占める領域が小さくなるので、AV機器2から各平面スピーカエレメントに同一の信号を出力することで、BGM(Back Ground Music)やイージーリスニングとして音楽を流す場合に好適である。
また図4(c)のように大きく広げる場合(θ3>90)は、AV機器2から各平面スピーカエレメントにサラウンド制御を行った信号を出力することで、本格的に立体感や臨場感をもって音楽や映像を楽しむ場合等に好適である。平面スピーカエレメントの音響出力主面角度検出手段としては、上述したように複数接点スイッチ、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗素子、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材素子等や、その他の機械的・電気的検出手段が利用できる。
この構成において調整処理は、図6に示すように、AV機器2の電源がオン状態であるか否かを判断し、オン状態と判断した場合は(S31、Yes)、角度検出信号出力部27から板状スピーカ70のスイッチ73に対してスピーカ角度検出信号を出力する(S32)。これに応答してスピーカ側から返送される検出信号がCPU26において検出されると(S33、Yes)、スイッチオンされている箇所が以前のものと異なるか否かを判断し、異なる場合は(S34、Yes)、その時のスイッチオン状態に対応した出力音響設定の変更処理を行う(S35)。この後、スピーカの角度情報と出力音響設定情報を保存して処理を終了する(S36)。一方、スイッチオンされている箇所が前回と同一の場合は(S34、No)、或いはAV機器の電源がオン状態でないと判断した場合は(S31、No)、そのまま処理を終了する。またスピーカからの検出信号がCPU26において検出できなかった場合(S33、No)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S37)。
この構成に対しては図8、図9に示すように処理を行う。即ち、図8はAV機器側の処理、図9はスピーカ側の処理の例を示すものである。
一方、スピーカ側のCPU84から返送されてくる角度通知を取得できなかった場合は(S43、No)、次にスピーカ側のCPU84から返送されてくる角度検出エラー通知を取得したか否かの判断し、角度検出エラー通知を取得した場合は(S47、Yes)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S48)。
また、スピーカ側のCPU84から角度検出エラー通知を取得できなかった場合は(S47、No)、スピーカ側のCPU84から一定時間以上応答がないか否か判断し、一定時間以上応答がなければ(S49、Yes)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S48)。一方、応答なしの時間が一定時間に達していない場合は(S49、No)、ステップS43に戻って処理を繰り返す。
一方、スピーカ同士の角度が以前と同じ場合は(S55、No)、スピーカ角度を保存することなく、角度通知をAV機器2に出力して処理を終了する(S57)。
また、スピーカからの信号を検出できなかった場合は(S54、No)、角度検出エラー通知をAV機器2に出力して処理を終了する(S58)。
以上のように、AV機器側と、スピーカ側とで処理を分担することも、複雑な処理を迅速に行って、最適な音響の音場を形成する上で有効である。
更に本発明は、以上説明した例に留まることなく種々変形や改良が可能である。例えば、視聴席等の所定場所に基準点を設定し、その場所に光(赤外線)発生器や超音波発生器、電波発生器を設置するとともに、スピーカ側にそれらの信号を受信する手段を備え、夫々の機能に基づいてスピーカの位置情報を検出して、この基準点が最適な視聴領域となるように音響調整を行ってもよい。また、スピーカの音響出力主面の複数箇所に、上述した各信号発生器に対応するセンサや応答する機能を備えることによって、各センサや応答器に到達する信号のタイミングや、応答信号の受信タイミング等に基づいて、スピーカの響出力主面角度を検出することも可能である。
また、本発明を実施する上で必要な上記各処理を、プログラムとして実現しておけば、CPUやメモリを備えた音響再生装置にインストールすることによって、ソフトウエア的に本発明を実現することも可能であり、そのためのプログラムを各種のメモリに記録して提供することや、通信手段を介して頒布提供することも可能である。
なお、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
Claims (10)
- 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と、該スピーカ装置の夫々のスピーカに音響信号を供給する音響再生装置と、からなる音響再生システムであって、
前記スピーカ装置は、隣接するスピーカの音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段を備え、
前記音響再生装置は、前記主面角度検出手段により得た隣接するスピーカの音響出力主面角度の情報に基づいて前記各スピーカに供給する音響信号を調整して出力する音響増幅手段を備えたことを特徴とする音響再生システム。 - 前記主面角度検出手段は、前記スピーカ装置の隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検出する角度センサを備えたことを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
- 前記音響増幅手段には、前記主面角度検出手段により得た情報に基づいて前記スピーカ装置に供給する音響信号の、信号レベル、信号の位相、音声周波数特性の少なくとも一つを調整して前記スピーカ装置の音響的な指向特性を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響再生システム。
- 前記スピーカ装置は、パーテーション状に複数の平面スピーカを縦方向又は横方向に並べたものであって、各平面スピーカの隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検知する角度センサを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の音響再生システム。
- 前記制御手段には、以前に使用された際のスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶する記憶手段と、当該音響再生システムに電源を投入した際のスピーカ角度が前記記憶手段に記憶された値と異なるか否かを判断するスピーカ状態判断手段とを備え、スピーカ状態が前記記憶手段に記憶された値と異なる場合に、前記制御手段によって新たにスピーカの音響的な指向特性を制御するとともに、設定したスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の音響再生システム。
- 前記主面角度検出手段が、スピーカ相互間の音響出力主面角度に対応して、複数配列した接点のいずれかに接触する接点スイッチ手段、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗手段、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材の少なくとも一つを含むことを特徴する請求項1乃至5の何れかに記載の音響再生システム。
- 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、
前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、
前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、以前設定したスピーカの角度と異なるか否かを判断するステップと、
前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする音響再生装置の音響調整方法。 - 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、
前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、
前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、スイッチオンされている箇所が以前と異なるか否かを判断するステップと、
スイッチオンされている箇所が以前と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする音響再生装置の音響調整方法。 - 音響再生装置と共に音響再生システムを構成する複数のスピーカを備えるスピーカ装置の音響調整方法であって、
前記音響再生装置から角度検出要求を受信したときに前記スピーカ同士の角度検出処理を行うステップと、
各スピーカからの角度検出信号に基づいて、スピーカ同士の角度が以前設定した角度と異なるか否かを判断するステップと、
前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、スピーカの角度情報を保存して前記音響再生装置に出力し、前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と同じ場合はスピーカの角度情報を保存することなく前記音響再生装置に出力するステップと、を含むことを特徴とするスピーカ装置の音響調整方法。 - パーテーション状に配列された複数の平面スピーカと、複数の平面スピーカへ入力する入力端子と、各平面スピーカの隣接部分に互いの音響出力主面角度を検知する角度センサと、角度センサにより得た隣接した各平面スピーカの音響出力主面角度の情報を出力する出力端子と、を備えたことを特徴とするスピーカ装置。
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