JP2009016945A - 音響再生システム、スピーカ装置、音響再生装置の音響調整方法及びスピーカ装置の音響調整方法 - Google Patents

音響再生システム、スピーカ装置、音響再生装置の音響調整方法及びスピーカ装置の音響調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】平面スピーカを含む複数のスピーカを自在に組み合わせたAVシステムにおいて、煩雑な調整作業を伴うことなく、バラエティに富んだ構成や使用を可能とする音響再生システムを提供する。
【解決手段】隣接するスピーカ間の主面角度を検出し、その角度に対応してスピーカに供給する音響信号を制御することによって、自動的に最適の音響指向特性に調整する。
【選択図】図1

Description

本発明は音響再生システム、音響再生装置の音響調整方法及びスピーカ装置の音響調整方法に関し、詳細には、ステレオ装置等の音響システムにおいて、使用状況に応じて種々配置等が変動するスピーカの状況に対応して自動的に音響指向特性を制御し、立体感、臨場感に富んだ音響空間を形成する音響再生システムに好適なものである。
従来からステレオ装置等によって音楽を聴取することが楽しまれているが、近年、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の薄型大画面の映像表示装置の普及に伴って、5.1chマルチチャネル音響装置やDVD等の映像再生システムを加えた、音響映像再生システム(Audio Visual System:AVシステム)がホームシアター等として一般家庭にも普及している。
これらにおいて使用されるスピーカシステムとしては、箱形の密閉筐体(エンクロージャ)や、一部に音響的開口部を備えた箱形筐体内に、ボイスコイルを付加したコーン型スピーカを内蔵するものが主流であったが、コンデンサスピーカや各種の平面音源部材の研究により、薄型大口径の平面スピーカも出現するようになった。また、これら音響技術の発展に伴って種々のAVシステムが提案され、且つ、実用化されている。
例えば、特許文献1には、室内の壁、床、天井等の建築部材の一部にスピーカ機能を持たせたものが開示されている。また特許文献2には、スピーカの鉛直方向に対する角度傾斜を検出したら、音声の音量や音質をユーザが制御できるものが開示されている。また特許文献3には、チルトスタンドの角度によって音質を変化させるようにしたものが開示されている。
このようなバラエティに富んだ使用方法が可能であれば、日常の生活空間として快適さを保ちつつ、優れた音響空間を提供する上で、極めて有用である。
特開2006−80820公報 特開2005−217492公報 特開平11−275686号公報
ところで、上述したように色々な形態での使用を考える場合、各スピーカエレメントの折り曲げ角度や各スピーカの離間距離に応じて、夫々のスピーカに供給するオーディオ信号(音響信号)のレベルや信号の位相等を正確に調整しなければ、立体感溢れた音響空間を再現することができないことは既によく知られたことである。即ち、図10に示すように、2chステレオシステムを例にすると、左右のスピーカの音響的指向部が交わる斜線領域でのみ立体感や臨場感が得られ、その領域を外れると左右のバランスが失われ、立体感に乏しいものとなる。また、一つのスピーカに着目して考えると図11に示すように、平面スピーカのなす各度θによって、スピーカの総合的な音響指向性が変化するので、その時の角度に応じた調整が必要である。
しかしながら、このように各スピーカの設定状態に応じて、各スピーカに供給するオーディオ信号のレベル、周波数特性、位相等のいずれか(以下、これらを総称して音質という)を、その都度調整することは極めて煩雑で利便性に欠けたものとなる。特に、マルチチャネル音響システムでは、調整する箇所が多岐に亘るので、実質的に調整不可能である場合が多く、しかもAV機器を操作するとき視聴席を離れる必要がある場合には、視聴席における実際の聴感を確認しながらの調整は煩雑なものとなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、煩雑な調整作業を伴うことなく、上述したようなAVシステムのスピーカとして、スピーカの角度により音響指向性をユーザの状況に合わせて制御することが可能で、バラエティに富んだ構成や使用方法を可能とした音響再生システムを提供することを目的としたものである。
本発明はこのような課題を解決するために、請求項1記載の音響再生システムは、複数のスピーカを備えるスピーカ装置と、該スピーカ装置の夫々のスピーカに音響信号を供給する音響再生装置と、からなる音響再生システムであって、前記スピーカ装置は、隣接するスピーカの音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段を備え、前記音響再生装置は、前記主面角度検出手段により得た隣接するスピーカの音響出力主面角度の情報に基づいて前記各スピーカに供給する音響信号を調整して出力する音響増幅手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の音響再生システムにおいて、前記主面角度検出手段は、前記スピーカ装置の隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検出する角度センサを備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の音響再生システムにおいて、前記音響増幅手段には、前記主面角度検出手段により得た情報に基づいて前記スピーカ装置に供給する音響信号の、信号レベル、信号の位相、音声周波数特性の少なくとも一つを調整して前記スピーカ装置の音響的な指向特性を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の音響再生システムにおいて、前記スピーカ装置は、パーテーション状に複数の平面スピーカを縦方向又は横方向に並べたものであって、各平面スピーカの隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検知する角度センサを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3に記載の音響再生システムにおいて、前記制御手段には、以前に使用された際のスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶する記憶手段と、当該音響再生システムに電源を投入した際のスピーカ角度が前記記憶手段に記憶された値と異なるか否かを判断するスピーカ状態判断手段とを備え、スピーカ状態が前記記憶手段に記憶された値と異なる場合に、前記制御手段によって新たにスピーカの音響的な指向特性を制御するとともに、設定したスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶するように構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載の音響再生システムにおいて、前記主面角度検出手段が、スピーカ相互間の音響出力主面角度に対応して、複数配列した接点のいずれかに接触する接点スイッチ手段、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗手段、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材の少なくとも一つを含むことを特徴する。
請求項7記載の発明は、複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、以前設定したスピーカの角度と異なるか否かを判断するステップと、前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、スイッチオンされている箇所が以前と異なるか否かを判断するステップと、スイッチオンされている箇所が以前と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、音響再生装置と共に音響再生システムを構成する複数のスピーカを備えるスピーカ装置の音響調整方法であって、前記音響再生装置から角度検出要求を受信したときに前記スピーカ同士の角度検出処理を行うステップと、各スピーカからの角度検出信号に基づいて、スピーカ同士の角度が以前設定した角度と異なるか否かを判断するステップと、前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、スピーカの角度情報を保存して前記音響再生装置に出力し、前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と同じ場合はスピーカの角度情報を保存することなく前記音響再生装置に出力するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、スピーカ装置において、パーテーション状に配列された複数の平面スピーカと、複数の平面スピーカへ入力する入力端子と、各平面スピーカの隣接部分に互いの音響出力主面角度を検知する角度センサと、角度センサにより得た隣接した各平面スピーカの音響出力主面角度の情報を出力する出力端子と、を備えたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成し、又は処理するので、夫々以下の様な効果がある。
スピーカ装置に隣接するスピーカの音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段を備え、主面角度検出手段により得た情報に基づいて各スピーカに供給する音響信号の音響を調整してスピーカ装置の音響的な指向特性を制御するように構成したので、スピーカ位置や、スピーカの相対角度が変化しても、煩雑な操作や調整を行うことなく、臨場感、立体感に溢れた音響空間を得ることができる音響再生システムを構成することが可能である。
以下、本発明を図示した実施形態を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の音響再生システムの一実施例を示す概要ブロック図である。
この例に示す音響再生システムは、複数の平面スピーカエレメントを備えたスピーカ装置である板状スピーカ(平面スピーカ)1と、AV機器2とを備えている。平面スピーカ1は、複数の平面スピーカエレメント11、12、16がスピーカ連結部13を介して接合されている。各スピーカ連結部13には角度検出手段として角度検出器(角度検出センサ)14が備えられ、その各出力信号が角度検出部15に供給されている。
平面スピーカ1は、例えば小ホールや家庭内等の室内に設置してAV機器2を再生した場合にサラウンドスピーカとして使用することができるスピーカである。この平面スピーカ1は、図示しないが、板材に磁気回路とボイスコイルとを有する音響駆動ユニット(駆動体)が設けられたものであって、板材の表裏面の表面が、音響駆動ユニットの駆動により直接振動する振動面とされている。そして本実施例では、前記板材を複数組み合わせて平面スピーカ1を形成するようにしている。
ここで、平面スピーカ1は、平面スピーカエレメント11、12、16の前面(音響出力主面)から音響が発生するので、その面を音響出力主面(もしくは主面)と呼ぶが、平面スピーカではない箱形スピーカにおいては、主たるスピーカが配置された面を音響出力主面(もしくは主面)と呼ぶことにする。
一方、AV機器2は、CD、DVD、チューナ、TV等からの音声信号(デジタル信号を含む)を入力する音声信号入力部21と、その出力信号のデコード(デジタル信号の場合はアナログ信号に変換する)音声デコーダ22と、デコードした音声信号の音響を平面スピーカエレメント11、12、16ごとに調整する音響調整部23a、23b、23cと、平面スピーカエレメント11、12、16を駆動する上で必要なレベルにそれぞれ増幅する増幅部24a、24b、24cと、増幅した音声信号をそれぞれの平面スピーカエレメント11、12、16に供給する音声出力部25a、25b、25cと、を備える。
さらに、装置の所要部を制御するCPU26と、上記角度検出器(角度検出センサ)14に制御信号を供給する角度検出信号出力部27とを備えており、上記CPU26は、少なくとも上記平面スピーカ1の角度検出部15からの信号に基づいて音声デコーダ22と音響調整部23a、23b、23c、増幅部24a、24b、24c、及び角度検出信号出力部27とを制御するように構成されている。
即ち、この例に示す音響再生システムは、平面スピーカ1において、平面スピーカエレメント11と16、及び平面スピーカエレメント12と16の音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段(角度検出センサ14と角度検出部15)を備える。
また音響増幅手段としてのAV機器2は、角度検出センサ14と角度検出部15(主面角度検出手段)により得た情報に基づいて、各平面スピーカエレメント11、12、16に供給する音響信号の、信号レベル(増幅部の制御)、信号の位相や音声周波数特性(音響調整部の制御)、遅延時間等の少なくとも一つを調整してスピーカの音響的な指向特性を制御する制御手段を備えている。そして、この構成によって平面スピーカ1の平面スピーカエレメント11、12、16のなす角度を自動的に検出し、その角度に応じて所定位置(視聴席)における音響的な臨場感や立体感等がもたらされるよう(視聴領域)にCPU26によって自動制御されるように構成されている。なお、本実施例の音響再生システムでは、上記のような自動制御を行うために、CPU26あるいはCPUに付属するメモリ等に、必要なプログラムやデータが記憶されている。
このように、本実施例の音響再生システムでは、平面スピーカエレメント11、12、16ごとに音響調整部23a、23b、23c、増幅部24a、24b、24c、音声出力部25a、25b、25cを設けたことで、5.1chのマルチサラウンド制御の音響再生システムを実現することができる。なお、音声信号入力部21や音声デコーダ22をスピーカの数だけ複数設けるようにしても良い。また、各AV機器2から各平面スピーカエレメント11、12、16に対して同一の信号を出力する場合は、音響調整部23、増幅部24、音声出力部25はそれぞれ一つ設けられていれば良い。
また、一つの平面スピーカエレメント自体が、複数のスピーカの集合体として構成され、夫々の各特性を調整するアレイ型スピーカであってもよい。
また更に、主面角度検出手段としては、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応していずれかに接触する複数接点スイッチ、又は、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗素子、又は、隣接する平面スピーカエレメントの音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材素子等が考えられるが、これ以外のものを使用しても構わない。なお、平面スピーカエレメント夫々の角度に対する音響調整情報を記憶する方法は、当該AVシステムの製造過程において、設計値に基づいて予めプログラムやデータとして所要のメモリに記憶しておくことができる。あるいは、音響システムは、設置される室内の状態で微妙に音場が変化するので、ユーザ(視聴者)が状況に応じて好みの音響に調整して、それらの情報をメモリできるようにする方法や、ユーザの設定した情報を自動的にメモリする学習機能を持たせる等の工夫が可能である。
図2は、上記のように構成された音響再生システムを使用する場合のCPU26による調整手順例の一部を示すフローチャートである。
この例に示す音響自動調整処理では、AV機器2の電源がオン状態であるか否かを判断し(S1)、オン状態と判断した場合は(S1、Yes)、角度検出信号出力部27から平面スピーカ1の角度検出センサ14に対してスピーカ角度検出信号を出力する(S2)。これに応答して平面スピーカ1の角度検出部15から返送される検出信号がCPU26において検出されると(S3)、CPU26は以前設定した平面スピーカエレメントの角度と異なるか否かを判断し、異なる場合は(S4、Yes)、出力音響設定の変更処理を行う(S5)。この後、スピーカの角度情報と出力音響設定情報を保存して処理を終了する(S6)。一方、前回の設定角度と変更がないと判別した場合(S4、No)、或いはAV機器の電源がオン状態でないと判断した場合は(S1、No)、そのまま処理を終了する。またスピーカからの検出信号がCPU26において検出できなかった場合(S3、No)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S7)。このような処理を行えば、電源投入毎に音響調整処理を行うより、迅速な起動が可能となる。
図3は、上述した処理を利用する場合の一実施例を示すシステム概要図であり、一つのパーテーション状(平面)スピーカを制御する場合を示している。即ち、図3(a)に示す音響再生システムのスピーカは、縦長の8個の平面スピーカエレメント30−1〜30−8をパーテーション状に横に連結したパーテーション状(平面)スピーカ31として構成したものである。このようなパーテーション状(平面)スピーカ31の一つの使用例としては、図3(a)に示すように視聴席32の後方に半円状に配置することが考えられるが、視聴席32の前方に配置してもよい。
なお、各平面スピーカエレメントの連結部分には、夫々角度検出センサや角度検出手段が備えられているので、図3に示した場合の他、折り畳センスのように互いにジグザグ(ギザギザ)状に折り曲げて設置するものであっても、夫々の平面スピーカエレメント毎に供給する信号の音響を調整することができるので、所望の音響的指向性を形成して、立体感や臨場感ある音場を形成することができる。その場合、蝶番などの機構に角度検出センサ14を設けることで角度を検出することができる。
各スピーカの連結部分の角度が異なる場合は、各角度検出センサ14は各々の情報を角度検出部15で検出して、角度検出部15から返送された各々の情報を時系列でCPU26に送っても良い。
また、本実施例の音響再生システムでは、音響調整部23、増幅部24、音声出力部25がそれぞれ平面スピーカエレメントの数だけ設けられているため、マルチチャネル用のスピーカとして駆動することも可能である。平面スピーカエレメントの向きを検出できるので、中央の平面スピーカエレメントをウーファーとして利用したり、センタースピーカとして利用したりすることが可能になる。
図3(b)は、パーテーション状(平面)スピーカ31を外側に向くように柱状に円形に連結したものであり、このようにすれば、例えば、多くの人が集まるパーティ会場で、全方向に音響指向性をもったスピーカとして使用することが可能である。各角度検出センサ14は同一角度であることを検出することで、円柱状に連結したと判別されても良い。この場合、本実施形態の音響再生システムでは、音響調整部23、増幅部24、音声出力部25において、同一の出力制御を行うことが可能になる。つまり、本実施例の音響再生システムでは、サラウンド出力と同一出力を実現することが可能になる。
図3(a)と(b)に示す例では、平面スピーカエレメントの隣り合うもの同士のなす角度や、全てのエレメントのなす角度の合計等の値が異なったものとなる場合が多いので、それらの角度の特徴を検出することによって、いずれの場合であるか判断することも可能である。
図4は本発明の他の実施例を示す概要構成図である。この例では、二つの平面スピーカエレメントを折り曲げ可能に連結したスピーカ40、41を、液晶ディスプレイ42とAV機器43の左右に配置した音響再生システムである。そして図4(a)は、平面スピーカエレメントのなす角θ1が90度の場合、図4(b)はθ2<90度(鋭角)の場合、図4(c)はθ3>90度(鈍角)の場合を夫々示している。
夫々の使い分けの例としては、図4(a)のように開口角θ1が90度は、通常の音楽を楽しむ場合、図4(b)のように鋭角(θ2<90度)は場所を占める領域が小さくなるので、AV機器2から各平面スピーカエレメントに同一の信号を出力することで、BGM(Back Ground Music)やイージーリスニングとして音楽を流す場合に好適である。
また図4(c)のように大きく広げる場合(θ3>90)は、AV機器2から各平面スピーカエレメントにサラウンド制御を行った信号を出力することで、本格的に立体感や臨場感をもって音楽や映像を楽しむ場合等に好適である。平面スピーカエレメントの音響出力主面角度検出手段としては、上述したように複数接点スイッチ、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗素子、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材素子等や、その他の機械的・電気的検出手段が利用できる。
図5、図6は本発明の音響再生システムの他の変形実施例を示す概要構成図と処理フローチャートである。この例は、板状スピーカ(平面スピーカ)70の平面スピーカエレメント11、12、16の連結部分に、一定角度毎に複数のスイッチを配設したものを角度検出手段として備えたもので、図1と異なりスピーカ側に角度検出部15を不要にした点が特徴である。この構成によれば、AV機器2からは単に何等かの信号を平面スピーカ70側に出力するのみで、どのような角度に設定されているかを判断可能である。従って、構成や処理が簡単になる効果がある。なお、複数の切替スイッチに値が異なる抵抗器を接続しておけば、角度検出信号出力部27から一定値の電圧信号や電流値を出力するのみで、CPU26が角度を検出することが可能である。
この構成において調整処理は、図6に示すように、AV機器2の電源がオン状態であるか否かを判断し、オン状態と判断した場合は(S31、Yes)、角度検出信号出力部27から板状スピーカ70のスイッチ73に対してスピーカ角度検出信号を出力する(S32)。これに応答してスピーカ側から返送される検出信号がCPU26において検出されると(S33、Yes)、スイッチオンされている箇所が以前のものと異なるか否かを判断し、異なる場合は(S34、Yes)、その時のスイッチオン状態に対応した出力音響設定の変更処理を行う(S35)。この後、スピーカの角度情報と出力音響設定情報を保存して処理を終了する(S36)。一方、スイッチオンされている箇所が前回と同一の場合は(S34、No)、或いはAV機器の電源がオン状態でないと判断した場合は(S31、No)、そのまま処理を終了する。またスピーカからの検出信号がCPU26において検出できなかった場合(S33、No)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S37)。
図7〜図9は本発明の更に他の変形実施例を示す音響再生システムの概要構成図と処理フローチャートの例を示す図である。この例は、板状スピーカ(平面スピーカ)80の平面スピーカエレメント11、12、16の連結部分に、角度検出手段を備えるとともに、スピーカ側にも角度検出処理用のCPU84を備えた点が特徴である。そして、AV機器85には、角度検出信号出力部27に代えて、スピーカ電源出力部86を備える。この構成によれば、AV機器85側で、角度検出処理を行う代わりに、スピーカ側で行うので、スピーカシステムが多数になるマルチチャネル方式のシステムにおいて、AV機器側の処理を軽減するとともに、処理時間を短縮する効果がある。また、多数のスピーカシステムの夫々が複雑に設定される場合や、各種のスピーカシステムを適宜組み合わせて構成する場合等に便利である。
この構成に対しては図8、図9に示すように処理を行う。即ち、図8はAV機器側の処理、図9はスピーカ側の処理の例を示すものである。
先ずAV機器側では図8に示すように、AV機器2の電源がオン状態であるか否かを判断し、オン状態と判断した場合は(S41、Yes)、板状スピーカ80のCPU84に対してスピーカの角度を通知するよう要求する(S42)。これに応答してスピーカ側のCPU84から返送されてくる角度通知を取得した場合は(S43、Yes)、スピーカ同時の角度が以前と異なるか否かを判断し、異なる場合は(S44、Yes)、そのときの角度情報に対応した出力音響設定の変更処理を行う(S45)。この後、スピーカの角度情報と出力音響設定情報を保存して処理を終了する(S46)。
一方、スピーカ側のCPU84から返送されてくる角度通知を取得できなかった場合は(S43、No)、次にスピーカ側のCPU84から返送されてくる角度検出エラー通知を取得したか否かの判断し、角度検出エラー通知を取得した場合は(S47、Yes)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S48)。
また、スピーカ側のCPU84から角度検出エラー通知を取得できなかった場合は(S47、No)、スピーカ側のCPU84から一定時間以上応答がないか否か判断し、一定時間以上応答がなければ(S49、Yes)、角度検出エラーを通知して処理を終了する(S48)。一方、応答なしの時間が一定時間に達していない場合は(S49、No)、ステップS43に戻って処理を繰り返す。
これに対し、スピーカ側の処理としては、図9に示すように、スピーカ側の電源がオン状態であるか否かを判断し、オン状態と判断した場合は(S51、Yes)、AV機器2から角度検出要求があるか否かの判別を行い、AV機器2から角度検出要求がありと判断した場合は(S52、Yes)、スピーカ同士の角度検出処理を行う(S53)。次にスピーカらの信号を検出したか否かの判別を行い(S54)、スピーカからの信号を検出した場合は(S54、Yes)、スピーカ同士の角度が以前と異なるか否かの判別を行う(S55)。スピーカ同士の角度が以前と異なる場合は(S55、Yes)、スピーカ角度を保存して(S56)、角度通知をAV機器2に出力して処理を終了する(S57)。
一方、スピーカ同士の角度が以前と同じ場合は(S55、No)、スピーカ角度を保存することなく、角度通知をAV機器2に出力して処理を終了する(S57)。
また、スピーカからの信号を検出できなかった場合は(S54、No)、角度検出エラー通知をAV機器2に出力して処理を終了する(S58)。
以上のように、AV機器側と、スピーカ側とで処理を分担することも、複雑な処理を迅速に行って、最適な音響の音場を形成する上で有効である。
なお、本発明において使用するスピーカの向きや角度を検出する角度センサ(主面角度検出手段)の配置位置や方法は、以上説明した以外にも種々のものが考えられる。例えば、図3、図4に示したように、平面スピーカを垂直に並べたものにおいては、スピーカを安定して設置するための支持板をスピーカ下部に配置し、その支持板とその上に取り付けた平面スピーカとの接触部分に、角度センサを配置するように構成することもできる。その際にも、上述したような複数の接触接点や圧力検出素子を並べた構造等の手段を使用することが可能である。
更に本発明は、以上説明した例に留まることなく種々変形や改良が可能である。例えば、視聴席等の所定場所に基準点を設定し、その場所に光(赤外線)発生器や超音波発生器、電波発生器を設置するとともに、スピーカ側にそれらの信号を受信する手段を備え、夫々の機能に基づいてスピーカの位置情報を検出して、この基準点が最適な視聴領域となるように音響調整を行ってもよい。また、スピーカの音響出力主面の複数箇所に、上述した各信号発生器に対応するセンサや応答する機能を備えることによって、各センサや応答器に到達する信号のタイミングや、応答信号の受信タイミング等に基づいて、スピーカの響出力主面角度を検出することも可能である。
更には、リスナーがリモートコントロール等の遠隔制御器を使用して、上述した平面スピーカを動かしてスピーカ位置や角度を任意に調整可能とするメカニズム手段を備え、更にスピーカ側には、スピーカの響出力主面角度を自動的に検出して、夫々の角度に応じて最適の音響を調整する手段を備えれば、リスナーは視聴席に居ながらにして、好みの音響再生空間を得ることができるので、音響再生システムの利便性を向上する上で有用である。
また、本発明を実施する上で必要な上記各処理を、プログラムとして実現しておけば、CPUやメモリを備えた音響再生装置にインストールすることによって、ソフトウエア的に本発明を実現することも可能であり、そのためのプログラムを各種のメモリに記録して提供することや、通信手段を介して頒布提供することも可能である。
なお、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
本発明にかかる音響再生システムの一実施例を示す概要ブロック図。 本発明の一実施形態例の制御例を説明するフローチャート。 本発明にかかるパーテーション状スピーカを使用する一例で、(a)は視聴席後部に配置する例、(b)は柱状にして使用する例を示す概要図。 本発明の他の実施形態を示し、(a)は平面スピーカの角度θ1が90度の場合、(b)はθ2が鋭角の場合、(c)はθ3が鈍角の場合を示している概要構成図。 本発明の他の実施例にかかる音響再生システムの概要ブロック図。 本発明の他の実施形態にかかる制御例を説明するフローチャート。 本発明の他の実施例にかかる音響再生システムの概要ブロック図。 本発明の他の実施形態にかかるAV機器側の制御例を説明するフローチャート。 本発明の他の実施形態にかかるスピーカ側の制御例を説明するフローチャート。 音響再生システムにおいて、適した視聴領域を説明するための平面図。 従来の音響再生システムの概要構成図。
符号の説明
1、70、80 板状スピーカ(平面スピーカ)、2、43、85 AV機器、11、12 スピーカ、13 スピーカ連結部、14 角度検出器(角度検出センサ)、15 角度検出部、21 音声信号入力部、22 音声デコーダ、23a〜23c 音響調整部、24a〜24c 増幅部、25a〜25c 音声出力部、26、84 CPU、27 角度検出信号出力部、30−1〜30−8 平面スピーカエレメント、31 パーテーション状(平面)スピーカ、40、41 スピーカ、42 液晶ディスプレイ、86 スピーカ電源出力部

Claims (10)

  1. 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と、該スピーカ装置の夫々のスピーカに音響信号を供給する音響再生装置と、からなる音響再生システムであって、
    前記スピーカ装置は、隣接するスピーカの音響出力主面角度を検出する主面角度検出手段を備え、
    前記音響再生装置は、前記主面角度検出手段により得た隣接するスピーカの音響出力主面角度の情報に基づいて前記各スピーカに供給する音響信号を調整して出力する音響増幅手段を備えたことを特徴とする音響再生システム。
  2. 前記主面角度検出手段は、前記スピーカ装置の隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検出する角度センサを備えたことを特徴とする請求項1記載の音響再生システム。
  3. 前記音響増幅手段には、前記主面角度検出手段により得た情報に基づいて前記スピーカ装置に供給する音響信号の、信号レベル、信号の位相、音声周波数特性の少なくとも一つを調整して前記スピーカ装置の音響的な指向特性を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の音響再生システム。
  4. 前記スピーカ装置は、パーテーション状に複数の平面スピーカを縦方向又は横方向に並べたものであって、各平面スピーカの隣接部分に主面角度検出手段として互いの音響出力主面角度を検知する角度センサを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の音響再生システム。
  5. 前記制御手段には、以前に使用された際のスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶する記憶手段と、当該音響再生システムに電源を投入した際のスピーカ角度が前記記憶手段に記憶された値と異なるか否かを判断するスピーカ状態判断手段とを備え、スピーカ状態が前記記憶手段に記憶された値と異なる場合に、前記制御手段によって新たにスピーカの音響的な指向特性を制御するとともに、設定したスピーカ角度情報とそのスピーカ角度情報に対応する指向性制御情報とを記憶するように構成したことを特徴とする請求項3に記載の音響再生システム。
  6. 前記主面角度検出手段が、スピーカ相互間の音響出力主面角度に対応して、複数配列した接点のいずれかに接触する接点スイッチ手段、音響出力主面角度に対応して抵抗値が変化する可変抵抗手段、音響出力主面角度に対応して変化する圧力によって電気的出力値が変化する圧電部材の少なくとも一つを含むことを特徴する請求項1乃至5の何れかに記載の音響再生システム。
  7. 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、
    前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、
    前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、以前設定したスピーカの角度と異なるか否かを判断するステップと、
    前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする音響再生装置の音響調整方法。
  8. 複数のスピーカを備えるスピーカ装置と共に音響再生システムを構成する音響再生装置の音響調整方法であって、
    前記スピーカ装置に対して前記スピーカ同士の角度を示す角度検出信号の送信を要求するステップと、
    前記スピーカ装置から受信した角度検出信号に基づいて、スイッチオンされている箇所が以前と異なるか否かを判断するステップと、
    スイッチオンされている箇所が以前と異なる場合は、音響設定の変更処理を行うステップと、前記スピーカの角度情報と音響設定情報を保存するステップと、を含むことを特徴とする音響再生装置の音響調整方法。
  9. 音響再生装置と共に音響再生システムを構成する複数のスピーカを備えるスピーカ装置の音響調整方法であって、
    前記音響再生装置から角度検出要求を受信したときに前記スピーカ同士の角度検出処理を行うステップと、
    各スピーカからの角度検出信号に基づいて、スピーカ同士の角度が以前設定した角度と異なるか否かを判断するステップと、
    前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と異なる場合は、スピーカの角度情報を保存して前記音響再生装置に出力し、前記スピーカ同士の角度が以前設定したスピーカの角度と同じ場合はスピーカの角度情報を保存することなく前記音響再生装置に出力するステップと、を含むことを特徴とするスピーカ装置の音響調整方法。
  10. パーテーション状に配列された複数の平面スピーカと、複数の平面スピーカへ入力する入力端子と、各平面スピーカの隣接部分に互いの音響出力主面角度を検知する角度センサと、角度センサにより得た隣接した各平面スピーカの音響出力主面角度の情報を出力する出力端子と、を備えたことを特徴とするスピーカ装置。
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