JP2007060253A - スピーカ配置の判定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のスピーカがどのチャンネルのスピーカであるか考慮しなくても、確実にサラウンド効果を得る。
【解決手段】 スピーカ配置の判定システムは、複数のスピーカと、制御装置322と、右マイク310および左マイク312と、判定装置322とを含む。複数のスピーカは、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、音波を出力する。制御装置322は、交互に音波を出力するように、複数のスピーカを制御する。右マイク310および左マイク312は、薄型テレビジョン304に設けられ、複数のスピーカのいずれかが出力した音波を検出する。判定装置322は、音波を用いて、複数のスピーカの位置を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピーカ配置の判定システムに関し、特に、ステレオ方式の音声を視聴するために用いられる、スピーカ配置の判定システムに関する。
従来、臨場感溢れる音場再生を実現しながらユーザが映像を視聴することができるAV(Audio-Visual)視聴機器が提案されている。このようなAV視聴機器は、複数のスピーカを用いた、複数のチャンネルの音響や音声により、臨場感溢れる音場再生を実現する。このようなAV視聴機器のうち、5.1チャンネル出力に対応したホームシアターシステムが普及しつつある。たとえば5.1チャンネルホームシアターシステムは、次のスピーカを配置することにより臨場感溢れる音場再生を実現することができる。第1のスピーカは、ユーザの前方左右に配置されるステレオスピーカである。第2のスピーカは、ステレオスピーカ間に配置されるセンタースピーカである。第3のスピーカは、ユーザの後方左右に配置されるステレオスピーカである。第4のスピーカは、適当な位置に配置されるサブウーファと呼ばれるスピーカである。サブウーファは、低域チャンネル出力に対応したスピーカである。以下の説明では、ユーザの前方左右のステレオスピーカをそれぞれLFおよびRFと表わす。センタースピーカをCFと表わす。ユーザ後方左右のステレオスピーカをそれぞれLRおよびRRと表わす。
ユーザが、5.1チャンネル出力に対応したホームシアターシステムにおいて、適切なサラウンド効果を得つつ映像を視聴するためには、複数のスピーカを誤りなく配置する必要がある。もしユーザが、LR(本来ユーザの後方左に配置されるべきスピーカ)とRR(本来ユーザの後方右に配置されるべきスピーカ)とを逆に配置すると、適切なサラウンド効果は得られなくなる。
特許文献1には、複数チャンネルの入力信号に夫々対応した複数のスピーカと、複数の入力端子と複数のスピーカとを1対1に対応させるチャンネル選択回路と、複数のスピーカが出力した音響を検出して信号を出力するマイクと、テスト信号を発生する音源装置と、テスト信号を複数のスピーカに交互に与え各スピーカからの信号によって複数のスピーカの配置を判定し、判定結果に基づいて、複数のスピーカが正規の位置に配置されているか否かを通知すると共に、チャンネル選択回路を制御して複数チャンネルの入力信号を複数のスピーカに供給させるマイコン(マイクロコンピュータの略)とを具備したことを特徴とするチャンネル配置装置が開示されている。以下、図19を用いて特許文献1にかかるAV視聴機器について説明する。
音源装置118は所定のテスト信号をセレクタ119へ出力する。
セレクタ119は、マイコン115によって制御されることにより、出力端の1つを介して選択的にテスト信号を出力する。セレクタ119の出力端はそれぞれチャンネル選択回路117の6つの入力端に接続されている。
信号入力端子120も、チャンネル選択回路117の6つの入力端に接続されている。信号入力端子120には、それぞれ5.1チャンネルの信号が入力される。これらの信号は、図示しないDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤから出力されたものである。
チャンネル選択回路117は、6つの入力端と6つの出力端とを有している。チャンネル選択回路117は、マイコン115の制御により、入力端と出力端とを1対1で任意に接続することができる。チャンネル選択回路117の出力端を介して出力された信号は、アンプ116の6つの入力端に接続される。
アンプ116は、入力された信号を増幅して6つの出力端に出力する。アンプ116の6つの出力端は、それぞれCF100、LF101、LR103、RR104、SW105、およびRF102に接続されている。
リモコン110に備えられたマイクロフォン(以下マイクと記す)111〜マイク113は、CF100、LF101、RF102、LR103、RR104、およびSW105の音響出力を検出する。マイク111およびマイク112は、リモコン110の前端左右に取付けられている。マイク113は、リモコン110の後端中央に取付けられている。スピーカの設定および接続を決定する際、リモコン110およびマイク111〜マイク113は、CF100、LF101、RF102、LR103、RR104、およびSW105が囲む領域の中央に配置される。
リモコン110は、各マイクに入力された音響の比較結果に基づいて、いずれのスピーカから出力されているかの方向判定を行い、判定結果をマイコン115に送信する。
マイコン115は、スピーカの適正な位置を判定する。スピーカの適正な位置を判定するため、マイコン115は、CF100、LF101、RF102、LR103、RR104、およびSW105にそれぞれに単独で音を出力させるように、セレクタ119およびチャンネル選択回路117を制御する。
特許文献1に開示された発明によると、スピーカの接続および設定が簡単になる。
特許文献2には、複数のスピーカのうちリアスピーカに対して既知の距離だけ離隔して設けられたマイクロフォンと、測定用信号を発生する発生器と、複数のスピーカのうちの任意のスピーカに発生器で発生された測定用信号を供給する切換回路と、複数のスピーカのうち任意のスピーカに対し、再生信号を出力するか、あるいは、そのスピーカで検出された信号を入力するかを切換える入出力切換回路と、切換回路により測定用信号を供給されたスピーカと入出力切換回路によりそのスピーカで検出された信号を入力するとされたスピーカおよびマイクロフォンとの間における測定用信号の遅延時間を測定する測定部と、測定部により測定された遅延時間に基づいて、複数のスピーカそれぞれの三次元座標を推定するとともに、自らが推定した三次元座標に基づき、ユーザが音声を聴取する位置(聴取位置)において適切な音場再生を可能とするように、各チャンネル毎の遅延時間および再生レベルを制御する処理部とを有するマルチチャンネルオーディオシステムが開示されている。
特許文献2に開示された発明によると、マルチチャンネルオーディオシステムのスピーカ配置を推定し、適切な聴取位置を示したり、各チャンネルのディレイやレベルを調節したりすることにより、理想的なスピーカ配置が困難な一般家庭でも適切な音場再生を可能とすることができる。
特開2001−25085号公報 特開2003−250200号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に開示された発明では、ユーザ自らスピーカの適切な配置を行なうだけでなく、スピーカの設定および接続を決定する際、ユーザが、リモコン110を、スピーカの中央に、方向や角度を考慮しつつ配置する必要があるという問題点がある。図19を参照して、以下にてより具体的に説明する。
たとえば、スピーカの設定および接続を決定する際、ユーザがリモコン110の位置、向き、あるいは傾きなどを誤ったため、本来CF100に向けられるべきリモコン110の前方が、その他のスピーカに向けられていた場合、リモコン110が向けられていたスピーカから中央前方の音響・音声チャンネルが出力されるように設定されてしまう。仮に、このときリモコン110の前方がLF101へ向けられていたとすると、本来ユーザの正面前方から出力されるべき中央前方の音響・音声チャンネルが、ユーザの前方左から出力される。この場合、ユーザは適切なサラウンド効果を得られなくなる。
また、特許文献1および特許文献2に開示された発明では、スピーカの設定および接続を決定するために、マイクを備えたリモコンの配置などをユーザが行なう必要があるという問題点がある。
本発明は上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、複数のスピーカがどのチャンネルのスピーカであるか考慮しなくても、確実にサラウンド効果を得ることができるスピーカ配置の判定システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、スピーカ配置の判定システムは、複数の出力装置と、複数の検出装置と、制御装置と、判定装置とを含む。複数の出力装置は、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置および表示装置のある位置のいずれかである第1の位置で、情報を伝達するための媒体を出力する。複数の検出装置は、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置および表示装置のある位置のうち、第1の位置とは異なる位置である第2の位置で、複数の出力装置のいずれかが出力した媒体を検出する。制御装置は、交互に媒体を出力するように、複数の出力装置を制御する。判定装置は、媒体を用いて、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置を判定する。
また、上述の複数の出力装置は、複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、媒体を出力する複数の装置を含むことが望ましい。併せて、複数の検出装置は、表示装置に設けられ、媒体を検出する複数の装置を含むことが望ましい。併せて、判定装置は、媒体を用いて、媒体を出力する複数の装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を出力する複数の装置は、媒体として音波を出力する複数のスピーカを含むことが望ましい。併せて、媒体を検出する複数の装置は、複数のスピーカのいずれかが出力した音波を検出する複数のマイクロフォンを含むことが望ましい。併せて、判定装置は、制御装置がスピーカに音波を出力させた期間とマイクロフォンが音波を検出した期間との時間差に基づいて、複数のスピーカの位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の複数のマイクロフォンは、表示装置に複数のスピーカのいずれかからの距離が互いに異なるように設けられた2つのマイクロフォンを含むことが望ましい。併せて、判定する装置は、時間差に対応するようにマイクロフォンとスピーカとの距離を判定するための手段と、時間差同士を比較することにより、2つのマイクロフォンの位置を双曲線の焦点とした場合の、双曲線の焦点の中点からの、スピーカの方向を判定するための手段とを含むことが望ましい。
もしくは、複数のマイクロフォンは、それぞれ複数のスピーカのうち表示装置から見て互いに異なる方向のスピーカが出力した音波を検出する、少なくとも2つのマイクロフォンを含むことが望ましい。併せて判定する装置は、マイクロフォンが音波を検出できる方向に対応するよう、スピーカの方向を判定するための手段と、時間差に対応するようにマイクロフォンとスピーカとの距離を判定するための手段とを含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を出力する複数の装置は、媒体として電波を出力する、スピーカに取付けられた複数の送信装置を含むことが望ましい。併せて、媒体を検出する複数の装置は、表示装置に複数の通信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ複数の送信装置のいずれかが出力した電波を検出する、2つの装置を含むことが望ましい。併せて、判定装置は、2つの装置が検出した電波の電界強度の差に基づいて、送信装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の2つの装置は、スピーカを特定する情報を含む電波を検出する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を出力する複数の装置は、媒体として電波を出力する、スピーカに取付けられた複数の送信装置を含むことが望ましい。併せて、媒体を検出する複数の装置は、表示装置に複数の送信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ複数の送信装置のいずれかが出力した電波を検出する、2つの装置を含むことが望ましい。併せて、判定装置は、2つの装置が検出した電波の通信時間の差に基づいて、送信装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を検出する複数の装置は、スクリーンに設けられ、媒体を出力する複数の装置のいずれかが出力した媒体を検出する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を検出する複数の装置は、テレビジョンに設けられ、媒体を出力する複数の装置のいずれかが出力した媒体を検出する装置を含むことが望ましい。
また、上述の複数の検出装置は、複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、媒体を検出する複数の装置を含むことが望ましい。併せて、複数の出力装置は、表示装置に設けられ、媒体を出力する複数の装置を含むことが望ましい。併せて、判定装置は、媒体を用いて、媒体を検出する複数の装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を検出する複数の装置は、スピーカに取付けられた複数の第1の通信装置を含むことが望ましい。併せて、媒体を出力する複数の装置は、表示装置に複数の第1の通信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ複数の第1の通信装置のいずれかへ媒体として電波を出力する、2つの第2の通信装置を含むことが望ましい。併せて、判定する装置は、第2の通信装置が出力した電波の電界強度の差に基づいて、第1の通信装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
もしくは、上述の媒体を検出する複数の装置は、スピーカに取付けられた複数の第1の通信装置を含むことが望ましい。併せて、媒体を出力する複数の装置は、表示装置に複数の第1の通信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ複数の第1の通信装置のいずれかへ媒体として電波を出力する、2つの第2の通信装置を含むことが望ましい。併せて、判定する装置は、第2の通信装置が出力した電波の通信時間の差に基づいて、第1の通信装置の位置を判定する装置を含むことが望ましい。
また、上述のスピーカ配置の判定システムは、受信する装置と、分配装置とをさらに含むことが望ましい。受信する装置は、音源装置から、ステレオ方式の音声信号を受信する。分配装置は、スピーカの配置に対応するように、複数のスピーカに対し、ステレオ方式の音声信号を分配する。
もしくは上述のスピーカ配置の判定システムは、スピーカの配置に対応し、かつ音声信号の出力の時期がスピーカから表示装置までの距離に応じて早まるように、音声信号を調節する装置をさらに含むことが望ましい。
もしくは上述のスピーカ配置の判定システムは、ステレオ方式の音声信号が表わすスピーカの数が、スピーカの配置が表わすスピーカの数を超えている場合、ステレオ方式の音声信号を、スピーカの配置が表わすスピーカの数に応じた信号にダウンミックスする装置をさらに含むことが望ましい。
本発明に係るスピーカ配置の判定システムは、複数のスピーカがどのチャンネルのスピーカであるか考慮しなくても、確実にサラウンド効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムの構成を表わす図である。本実施の形態にかかるスピーカ配置の判定システムは、SWの出力を制御しないこととする。SWの特性が室内の音響条件に依存するためである。図1を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、CF100、LF101、RF102、LR103、およびRR104と、処理装置302と、右マイク310および左マイク312とを含む。
CF100、LF101、RF102、LR103、およびRR104は、それぞれ複数のスピーカの配置に対応する位置で、情報を伝達するための媒体(本実施の形態の場合は音波)を出力する装置として動作する。以下の説明において、CF100、LF101、RF102、LR103、およびRR104を、「特定スピーカ」と称する。処理装置302は、特定スピーカおよび図示しないSWを制御したり、それらの配置を判定したりする装置である。右マイク310と左マイク312とは、スピーカの配置に対応する位置とは異なる位置である薄型テレビジョン304上の所定の位置で、特定スピーカのいずれかが出力した媒体(本実施の形態の場合は音波)を検出する検出装置である。右マイク310と左マイク312とは、薄型テレビジョン304に、特定スピーカのいずれかからの距離が互いに異なるように設けられている。増幅器324は、制御装置322が出力した制御用の信号を増幅する装置である。
処理装置302は、判定装置320と、制御装置322とを含む。判定装置320は、媒体(本実施の形態の場合、特定スピーカが出力した音波)を用いて、スピーカの位置を判定する装置である。制御装置322は、交互に音波を出力するように、特定スピーカを制御する装置である。
図2は、本実施の形態において、特定スピーカが、薄型テレビジョン304に対し、どの位置に配置されているかを表わす図である。
図3は、制御装置322の構成を表わす図である。制御装置322は、切替回路330と、記憶装置332と、生成回路334と、音声回路336と、表示装置338とを含む。
切替回路330は、音源装置118(本実施の形態の場合、音源装置118はDVDプレーヤであることとする)から送信されるステレオ方式の音声信号(あるいはステレオ方式の音響信号)と増幅器324を介して特定スピーカおよびSWに出力する音声信号(あるいは音響信号)との対応付けを行なう装置である。本実施の形態において、音源装置118と処理装置302とは、光デジタルケーブルにより接続されている。記憶装置332は、特定スピーカの配置を検出するために必要な情報を記憶する装置である。生成回路334は、特定スピーカの配置を検出するためのテスト信号を生成する回路である。音声回路336は、音声信号の遅延時間や記憶レベルなどを制御する回路である。表示装置338は、ユーザに対するメッセージなどを表示する装置である。
図4を参照して、スピーカ配置の判定システムで実行されるプログラムは、音声信号の分配に関し、以下のような制御を実行する。
ステップ400(以下、ステップをSと略す。)にて、切替回路330は、ループ処理を実施する。ループ処理の実施のため、切替回路330は、初めて後述するS402〜S406の処理を実施する場合、変数Iの値を「1」に設定する。2回目以降のループ処理の場合、切替回路330は変数Iの値を「1」ずつ加算する。
S402にて、切替回路330は、生成回路334が生成する信号を次に示すスピーカの端子へ出力するように、信号の対応付けを行なう。そのスピーカとは、特定スピーカのうち、変数Iが表わす値に対応するスピーカである。このことは、切替回路330が、信号の出力先を、変数Iに対応するスピーカに設定することに該当する。
S404にて、生成回路334はテスト信号を生成する。切替回路330は、生成回路334が生成したテスト信号をS402にて出力先に設定されたスピーカに出力する。
S406にて、右マイク310および左マイク312は、特定スピーカのいずれかが出力した音波を検出する。
S408にて、切替回路330はループ処理に必要な制御を実施する。「ループ処理に必要な制御」とは、変数Iの値が特定スピーカの数Nを上回る場合、処理をS410へと移し、そうでない場合、処理をS400へと移す処理である。これにより、S400〜S408の処理が「N」回繰返されることとなる。
S410にて、判定装置320は、右マイク310および左マイク312が変換した信号を受信する。信号が受信されると、判定装置320は、受信した信号の値に基づき、特定スピーカの配置を判定する。本実施の形態の場合、判定装置320は、時間差同士を比較することにより、2つのマイクロフォン(本実施の形態の場合は右マイク310および左マイク312)の位置を双曲線の焦点とした場合の、双曲線の焦点の中点からの、スピーカの方向を判定する。右マイク310および左マイク312の位置を双曲線の焦点とした場合の、双曲線の焦点の中点からの、スピーカの方向が判定されるので、判定装置320は、右マイク310から最も近いスピーカをRF102と判定する。判定装置320は、左マイク312から最も近いスピーカをLF101と判定する。判定装置320は、右マイク310から最も遠いスピーカをLR103と判定する。左マイク312から最も遠いスピーカをRR104と判定する。右マイク310からの距離と左マイク312からの距離とが等しいスピーカをCF100と判定する。
S412にて、判定装置320は、特定スピーカの配置の判定は不可能か否かを判断する。判定が不可能と判断した場合(S412にてYES)、処理はS414へと移される。もしそうでないと(S412にてNO)、処理はS416へと移される。
S414にて、判定装置320は特定スピーカの配置の判定が不可能である旨の信号を制御装置322の表示装置338に出力する。表示装置338は、特定スピーカの配置が適切でない旨の警告を表示する。
S416にて、判定装置320は、スピーカ配置の判定結果の情報を、制御装置322に出力する。記憶装置332は、スピーカ配置の判定結果の情報を記憶する。切替回路330は、スピーカ配置の判定結果の情報に基づき、特定スピーカおよび図1に図示しないSWに出力するステレオ信号の出力先を切替える。切替回路330は、各スピーカに適切な信号が対応するように、ステレオ信号の出力先を切替える。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、スピーカ配置の判定システムの動作について説明する。
[スピーカの配置に問題がない場合]
スピーカ配置の判定システムの電源が投入された場合(ユーザにより図示しない設定ボタンが押された場合であってもよいが、本実施の形態の場合、電源が投入された場合であることとする)、切替回路330は、変数Iの値を「1」に設定する(S400)。値が設定されると、切替回路330は、テスト信号の出力先を、値「1」に対応付けられたスピーカに設定する(S402)。スピーカが設定されると、切替回路330は、テスト信号を値「1」に対応付けられたスピーカに出力する。テスト信号が出力されると、スピーカから音が出力される(S404)。S400〜S404の処理により、制御装置322は、交互に情報を伝達するための媒体(本実施の形態の場合は音波)を出力するように、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置にある、複数の出力装置(本実施の形態の場合はスピーカ自体)を制御することとなる。
音が出力されると、右マイク310および左マイク312は、複数のスピーカのいずれかが出力した音波を検出する(S406)。判定装置320は、マイクが検出した信号を切替回路330に出力する。切替回路330は、記憶装置332に、値「1」に対応付けられたスピーカにテスト信号を出力した期間と右マイク310および左マイク312が信号を変換した期間との時間差に対応する値を記憶させる。図5は、記憶装置332の、値が記憶される前の状況を表わす図である。図6は、記憶装置332の、値が記憶された後の状況を表わす図である。
値が記憶されると、切替回路330は、ループ処理を終了するか否かを判断する(S408)。この場合、変数Iの値は「1」である。変数Iの値は特定スピーカの数(本実施の形態の場合スピーカの数は「5」である)よりも小さいので、S400〜S408の処理が繰返される。図7は、ループ処理が終了した時点における、記憶装置332が記憶した値を表わす図である。
ループ処理が終了すると、判定装置320はスピーカの配置を判定する(S410)。本実施の形態の場合、判定装置320は記憶装置332に記憶された情報を参照することにより、スピーカの配置を判定する。上述したように、記憶装置332に記憶された値は、スピーカにテスト信号を出力した期間と右マイク310および左マイク312が信号を変換した期間との時間差に対応する。これにより、判定装置320は、制御装置322がスピーカに音波を出力させた期間とマイクロフォン(本実施の形態の場合は右マイク310および左マイク312)が音波を検出した期間との時間差に基づいて、複数のスピーカの位置を判定することとなる。図7に示す情報が記憶されている場合、右マイク310に最も近いスピーカ(記憶装置332に記憶される値が最も小さいスピーカ(値「1」に対応するスピーカ))がRF102と判定される。左マイク312に最も近いスピーカ(記憶装置332に記憶される値が最も小さいスピーカ(値「4」に対応するスピーカ))がLF101と判定される。右マイク310から最も遠いスピーカ(値「3」に対応するスピーカ)がLR103と判定される。左マイク312から最も遠いスピーカ(値「2」に対応するスピーカ)がRR104と判定される。右マイク310からの距離と左マイク312からの距離とが等しいスピーカ(値「5」に対応するスピーカ)がCF100と判定される。これによって、判定装置320は、制御装置322がスピーカに音波を出力させた期間と右マイク310および左マイク312が音波を検出した期間との時間差に対応するように、マイクロフォンとスピーカとの距離を判定することとなる。
スピーカの配置が判定されると、判定装置320はスピーカの配置の判定は不可能か否かを判断する(S412)。この場合、スピーカすべての配置が判定されたので(S412にてNO)、切替回路330は、各スピーカに適切な信号が対応するように、ステレオ信号の出力先を切替える(S416)。たとえば、RF102と判定された値「1」に対応するスピーカには右前方からの音声信号が出力されるように切換が行なわれる。これにより、切替回路330は、音源装置118から、ステレオ方式の音声信号を受信することとなる。併せて、切替回路330は、スピーカの配置に対応するように、複数のスピーカに対し、ステレオ方式の音声信号を分配することとなる。
[スピーカの配置に問題がある場合]
S400〜S408の処理へ経た時点で記憶装置332に記憶されている情報が、図8に示す通りであることとする。判定装置320はスピーカの配置の判定を行なう(S410)。記憶装置332が図8に示す値を記憶している場合、値「1」に対応するスピーカについての値と値「2」に対応するスピーカについての値とが同じである。値「4」に対応するスピーカについての値と値「5」に対応するスピーカについての値とも同じである。これらのことは、スピーカの配置の判定が不可能なことを表わす。形式的にスピーカの配置の判定が終了した後、判定装置320はスピーカ配置の判定は不可能か否かを判断する(S412)。この場合、判定は不可能なので(S412にてYES)、判定装置320は、判定が不可能である旨の信号を表示装置338に出力する。表示装置338は、特定スピーカの配置が適切でない旨の警告を表示する(S414)。
以上のようにして、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、スピーカの配置と表示装置との相対的な位置に基づいてスピーカの配置を検出できるので、映像が表示される位置の前方において適切なサラウンド効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、薄型テレビに設けられた複数のマイクロフォンによりスピーカ配置の検出を行なうので、簡単な構成によってスピーカの配置を検出できる。これにより、ユーザは適切なサラウンド効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、マイクロフォンを用いることにより、簡単に適切なサラウンド効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、ステレオ方式の音声信号を各々適切なスピーカに対応付けて出力することで、ユーザが、出力チャンネルとスピーカとの対応を考慮することなく、適切なサラウンド効果を得ることが可能となる。これにより、スピーカの配置を誤ることがなくなる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムは、薄型テレビジョンの前方において適切なサラウンド効果を得ることができる。
なお、薄型テレビジョン304に代えて、スクリーンが用いられてもよい。この場合、スクリーンの前方において適切なサラウンド効果を得ることができる。
また、テスト信号は、たとえば超音波などの、人間が聞き取れない周波数の音声信号を用いてもよい。これにより、スピーカ配置を検出する際、音声が出力することにより不快感を解消することができる。
また、S416にて、音声回路336は、記憶装置332が記憶した値に基づいて、音声信号の出力の遅延時間および音声信号の出力値を制御してもよい。図9は、図1に示す位置とは異なる位置にスピーカが配置された場合の、記憶装置332が記憶した値を表わす図である。この場合、値「1」に対応するスピーカについての値が「1.9」と「0.9」とである。この場合、音声回路336は、スピーカから出力される音声信号の遅延時間を長くし、かつ出力レベルを下げるように制御を実施する。値「3」に対応するスピーカについての値が「2.2」と「3.1」とである。この場合、音声回路336は、スピーカから出力される音声信号の遅延時間を短くし、かつ出力レベルを上げるように制御する。これにより、音声回路336は、スピーカの配置に対応し、かつ音声信号の出力の時期がスピーカから薄型テレビジョン304までの距離に応じて早まるように、音声信号を調節することとなる。ユーザは特別な作業を行なわなくても、映像が表示される場所の前方において音場形成されるので、適切なサラウンド効果を得ることができる。
なお、薄型テレビジョン304の画面の中央に指向性マイクを備えてもよい。これにより、それら複数のマイクロフォン(すなわち指向性マイク)は、それぞれ複数のスピーカのうち薄型テレビジョン304から見て互いに異なる方向のスピーカが出力した音波を検出することとなる。この場合、判定装置320は、指向性マイクが音波を検出できる方向に対応するよう、スピーカの方向を判定し、時間差に対応するように指向性マイクとスピーカとの距離を判定することとなる。
なお、右マイク310および左マイク312は、薄型テレビジョン304に内蔵されていてもよい。また、右マイク310および左マイク312は、薄型テレビジョン304から取外すことが可能なマイクであってもよい。そのようなマイクの例として、テレビ電話に利用されるマイクを共用する場合が考えられる。マイクの着脱が可能な場合、自身から映像が表示される位置に備える1つ以上のスピーカまでの距離を、そのマイクにより計測する。この方法により、マイクの位置が適切であることを確認してからスピーカ位置の検出を行なう。このような方法により、正確にスピーカの配置を検出することが可能となる。
また、右マイク310および左マイク312が着脱可能な場合、これらの形状は取付位置によって異なる形状であってもよい。この場合、ユーザがマイクを取付ける際、誤ってマイクが取付けられることがなくなる。形状を変えることに代え、テレビに備えた識別機能により、どのマイクがテレビジョンのどちら側に取付けられているかを予め検出してもよい。
また、マイクの配置の判定が不可能な場合、表示装置338によってメッセージを表示するのではなく、スピーカを介して音声などによって警告してもよい。
またS410にて、判定装置320は右マイク310からの距離と左マイク312からの距離との差が所定の範囲内であればこれらの距離が等距離であるとみなしてもよい。
また、検出されたスピーカの数が音源装置118から入力される信号の種類の数より少ない場合、検出されたスピーカだけを用いて、入力される音声信号を仮想的にサラウンド再生できるように制御してもよい。これにより、音源装置118が出力するステレオ信号が5.1チャンネルであって、設置されたスピーカが2つしかない場合であっても、特別な操作をすることなく自動的に5.1チャンネルのサラウンド効果を得ることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムの構成は、スピーカ配置を検出しようとするサラウンドシステムが7.1チャンネルのシステムであっても同様である。
また、音源装置118から制御装置332への音声信号の出力は、有線通信によっても無線通信によってもよい。無線通信の場合、プロトコルは特に限定されない。
また、処理装置302は、たとえばAVアンプ、ハードディスクレコーダ、DVDプレーヤなどの機器と一体となっていてもよい。また、薄型テレビジョンなどに内蔵される形態であってもよい。
また、図6などにより表わされた、記憶装置332に記憶される値は、複数のスピーカの位置を判定できる値であれば、切替回路330がテスト信号を出力した期間と右マイク310および左マイク312が信号を変換した期間との時間差でなくともよい。「複数のスピーカの位置を判定できる値」の例には、右マイク310および左マイク312がそれぞれ検出した音の大きさが含まれる。
また、処理装置302は、SWの出力を制御する機能を有していてもよい。
また、処理装置302は、スピーカに代え、機械によって自動演奏される楽器の音量などを制御するシステムであってもよい。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、必ずしも増幅器324を含まなくてもよい。
また、薄型テレビジョン304に代えて、ブラウン管テレビジョン、パーソナルコンピュータのディスプレイ、あるいはスクリーンが用いられていてもよい。
また、音源装置118は、DVDプレーヤに代え、デジタル放送対応チューナなどのステレオ方式の音声信号を出力できる装置であってもよい。
また、S400〜S404において、テスト信号に代え、音源装置118が出力した音声信号を用いてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムについて説明する。
図10を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、複数の送信装置500と、右通信機510と、左通信機512と、判定装置520と、制御装置522とを含む。本実施の形態の場合、判定装置520と制御装置522とは、処理装置504を構成している。
送信装置500は、特定スピーカ(特定スピーカの定義は第1の実施の形態と同様である)に取付けられ、電波を出力する送信装置である。右通信機510は、複数のスピーカそれぞれに取付けられた送信装置のいずれかが送信した電波を検出する。左通信機512も、複数のスピーカそれぞれに取付けられた送信装置のいずれかが送信した電波を検出する。右通信機510および左通信機512は、薄型テレビジョン304に、複数のスピーカ(本実施の形態の場合は特定スピーカ)それぞれに取付けられた送信装置500のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられている。判定装置520は、右通信機510および左通信機512が送信した信号に基づき、特定スピーカの配置を判定する装置である。制御装置522は、交互に電波を出力するように、送信装置500を制御する装置である。
制御装置522は、切替回路330と、記憶装置332と、生成回路334と、音声回路336と、表示装置338と、識別回路340とを含む。識別回路340は、判定装置520から受信した信号に基づき、右通信機510と左通信機512とに電波を送信した送信装置が設けられた、スピーカを識別する。
なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての構造も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。なお、図11は、右通信機510および左通信機512が設けられた薄型テレビジョン304の外観を表わす図である。
図12を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、音声信号の分配に関し、以下のような制御を実行する。なお、図12に示すフローチャートの中で、前述の図4に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S520にて、切替回路330は、生成回路334が生成する信号を次に示す送信装置500へ出力するように、信号の対応付けを行なう。その送信装置500とは、特定スピーカのうち、変数Iが表わす値に対応するスピーカに取付けられた送信装置500である。このことは、切替回路330が、信号の出力先を、変数Iに対応するスピーカに取付けられた送信装置500に設定することに該当する。
S522にて、生成回路334はテスト信号を生成する。切替回路330は、生成回路334が生成したテスト信号をS520にて設定された送信装置500に出力する。送信装置500はテスト信号とスピーカに固有の識別番号とを送信する。テスト信号と識別番号とが送信されると、右通信機510および左通信機512は、送信装置500が送信したテスト信号と識別番号とを受信する。
S524にて、判定装置520は、記憶装置332が記憶した値に基づき、各スピーカの配置を判定する。本実施の形態の場合、記憶装置332は、電波として受信した信号の電界強度の逆数に対応する値を記憶する。これにより、通信機に近いスピーカほど、値が小さくなる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、スピーカ配置の検知システムの動作について説明する。
S400の処理を経て、切替回路330は、信号の出力先を変数Iに対応するスピーカの送信装置に設定する(S520)。出力先が設定されると、生成回路334はテスト信号を生成する。切替回路330は、生成回路334が生成したテスト信号を設定された送信装置に出力する。送信装置はテスト信号と識別番号とを送信する。テスト信号と識別番号とが送信されると、右通信機510および左通信機512は、送信装置が送信したテスト信号と識別番号とを受信する(S522)。これにより、制御装置322は、交互に情報を伝達するための媒体(本実施の形態の場合は電波)を出力するように、スピーカの配置にそれぞれ対応する位置にある、複数の出力装置を制御することとなる。本実施の形態の場合、「スピーカの配置にそれぞれ対応する位置にある、複数の出力装置」とは、複数のスピーカそれぞれに取付けられた送信装置のことである。
テスト信号と識別番号とが受信されると、S400〜S408の処理が繰返された後、判定装置520はスピーカの位置を判定する(S524)。図13は、このとき記憶装置332が記憶した値を表わす図である。この場合、左通信機512からの距離が最も近いスピーカ(値「4」に対応するスピーカ)がLFと判定される。これにより、判定装置520は、少なくとも2つの装置(本実施の形態の場合は右通信機510および左通信機512)が検出した電波の電界強度の差に基づいて、送信装置の位置を判定することとなる。記憶装置332には、電界強度の逆数に対応する値に加え、識別番号も記憶されているので(このため、右通信機510および左通信機512は、スピーカを特定する情報を含む電波を検出することとなる)、識別番号が「4」のスピーカがLFであると判定される。スピーカの位置が判定されると、S412を経て、切替回路330は、識別番号「4」のスピーカにLFに対応する音声信号を出力する。他のスピーカについても対応付けが実施される。
以上のようにして、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、即時に複数の音声が出力される位置を検出することができ、距離計測を行なうことが難しい環境(たとえば雑音が多い環境)であってもスピーカの位置を検出することが可能になる。また、第1の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムと同様に、ユーザは各スピーカを設置する際、各スピーカから出力されるチャンネルがLRなのかそれともRRなのかなどを考慮する必要はない。ユーザは各スピーカをディスプレイの周囲に適宜配置するだけでよい。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検出装置は識別番号を通信するので、複数のスピーカの制御を容易にすることができる。
なお、右通信機510および左通信機512に代え、アンテナが設けられていてもよい。この場合、電波を受信するために必要なアンテナ以外の機器は、任意の場所に設置することができる。
なお、本実施の形態では、電波の電界強度の差を用いて、距離計測する例について説明したが、これに限定されない。たとえば、S524にて、通信時間の差を用いて距離を計測することで、スピーカ配置を検出することができる。
なお、本実施の形態では、スピーカに取り付けられた送信装置500から交互に電波が出力され、右通信機510および左通信機512で受信されることで距離を計測し、スピーカ配置を検出する例について説明したが、これに限定されることはない。たとえば上記とは逆方向に、右通信機510と左通信機512から交互に電波が出力され、スピーカに取り付けられた通信装置(もしくは受信装置)にて受信されることでスピーカ配置を検出してもよい。また、右通信機510および左通信機512と通信装置間において、1回以上通信を行なうことでスピーカ配置を検出してもよい。
なお、右通信機510と左通信機512との間で通信を行なうことにより、これらの設置位置が適正であるか否か判断してもよい。この場合、右通信機510および左通信機512の位置が適正であることを確認してからスピーカ位置の検知を行なうことにより、本実施の形態に係るスピーカ配置の判定システムはより正確にスピーカ位置を検出することができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、サラウンドシステムに代え、ゲーム機に用いることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、家庭用のサラウンドシステムだけでなく、業務用のサラウンドシステムその他のAV機器に用いてもよい。
また、右通信機510と左通信機512とに代えて、スピーカの配置と薄型テレビジョン304との位置の関係が特定できる装置を用いてもよい。「位置の関係が特定できる装置」には、デジタルカメラが含まれる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、薄型テレビジョン304にとどまらず、スクリーンやコンピュータ用ディスプレイなどの映像表示装置であれば適用することができる。
またS524にて、判定装置520は、送信装置500から右通信機510までの距離と送信装置500から左通信機512までの距離との差が所定の範囲内であれば、これらの距離が等距離であるとみなしてもよい。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムについて説明する。
図14を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、複数の通信装置600と、右通信機510と、左通信機512と、判定装置520と、制御装置524と、増幅器324とを含む。本実施の形態の場合、判定装置520と制御装置524とは、処理装置506を構成している。
通信装置600は、特定スピーカ(特定スピーカの定義は第1の実施の形態と同様である)に取付けられ、右通信機510および左通信機512と通信を行なう。
制御装置524は、切替回路330と、記憶装置332と、選択装置605と、音声回路336と、表示装置338と、識別回路340とを含む。選択装置605は、通信装置600、右通信機510および左通信機512において通信を行なう際に、通信装置600、右通信機510、および左通信機512のいずれから電波を送出するかの制御を行なう。また選択装置605は、通信装置600、右通信機510、および左通信機512との通信結果を判定装置520に渡す。また選択装置605は通信装置600、右通信機510、左通信機512と通信可能な通信機能を備えても良く、通信機能を利用して、通信結果を受信することができる。なお、その他の構成については前述の第2の実施の形態と同じである。それらについての構造も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図15を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、音声信号の分配に関し、以下のような制御を実行する。なお、図15に示すフローチャートの中で、前述の図12に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S620にて、選択装置605は、通信装置600、右通信機510、および左通信機512が互いに通信を行なうように制御する。この制御により、右通信機510は、すべての通信装置600と通信することとなる。左通信機512も、すべての通信装置600と通信することとなる。ただし、右通信機510と左通信機512との間の通信は実施されない。なお、ここでは通信の方向は右通信機510あるいは左通信機512から通信装置600であっても良く、また通信装置600から右通信機510あるいは左通信機512であっても良い。またその両方向であっても良いが、ここでは、右通信機510および左通信機512から通信装置600へ信号が送信されるものとする。右通信機510と左通信機512とから通信装置600に信号が送信されると、通信装置600は信号を受信する。これにより、右通信機510および左通信機512は、薄型テレビジョン304に設けられ、通信装置600のいずれかへ電波を出力することとなる。通信装置600は、複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、電波を検出することとなる。
S622にて、通信装置600は通信結果を制御装置524に渡す。制御装置522は、通信装置600から渡された通信結果を記憶装置332に記憶する。識別回路340は通信結果が渡された通信装置600の識別番号を記憶する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、スピーカ配置の検知システムの動作について説明する。
選択装置605は、右通信機510、左通信機512、および通信装置600間で通信を行なうように制御し、右通信機510および左通信機512から通信装置600に信号が送信される(S620)。通信装置600は信号を受信する。
信号が受信されると、通信装置600は通信結果を制御装置524に渡す(S622)。制御装置522は、通信装置600から渡された通信結果を記憶装置332に記憶する。図16は、このとき記憶装置332が記憶した値を表わす図である。このとき識別回路340は通信結果が渡された通信装置600の識別番号を記憶する。識別番号は通信装置固有のものである。判定装置500はスピーカの位置を判定する(S524)。この場合、左通信機512からの距離が最も近いスピーカ(値「4」に対応するスピーカ)がLFと判定される。これにより、判定装置520は、少なくとも2つの装置(本実施の形態の場合は右通信機510および左通信機512)から送信された(すなわち右通信機510および左通信機512が出力した)電波の電界強度の差に基づいて、通信装置600の位置を判定することとなる。記憶装置332には、電界強度の逆数に対応する値に加え、通信結果が渡された通信装置600の識別番号も記憶されているので、識別番号が「4」のスピーカがLFであると判定される。スピーカの位置が判定されると、S412を経て、切替回路330は、識別番号「4」のスピーカにLFに対応する音声信号を出力する。他のスピーカについても対応付けが実施される。
以上のようにして、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、即時に複数の音声が出力される位置を検出することができ、距離計測を行なうことが難しい環境(たとえば雑音が多い環境)であってもスピーカの位置を検出することが可能になる。また、第1の実施の形態および第2の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムと同様に、ユーザは各スピーカを設置する際、各スピーカから出力されるチャンネルがLRなのかそれともRRなのかなどを考慮する必要はない。ユーザは各スピーカを薄型テレビジョンの周囲に適宜配置するだけでよい。
なお、本実施の形態では送信された電波の電界強度の差を用いて、距離計測する例について説明したが、これに限定されない。たとえば、S524にて、通信時間の差を用いて距離を計測することで、スピーカ配置を検出することができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、必ずしも増幅器324を含まなくてもよい。各スピーカが増幅器を含む構成であってもよい。なお、処理装置332から各スピーカへの音声信号の供給は、有線通信によっても無線通信によってもよい。無線通信の場合、プロトコルは特に限定されない。また、スピーカ配置を検出するための通信装置と通信装置の通信によって供給される構成であっても良い。また、無線通信の場合、スピーカがバッテリ駆動するワイヤレススピーカであっても良い。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムについて説明する。
本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、前述第3の実施の形態のスピーカ配置の検知システムと同様の構成である。なお、第1の実施の形態や第2の実施の形態と同じ構成であってもよい。
前述の第3の実施の形態と異なる点は、判定装置520が、第3の実施の形態と同様の判定に加え、音源装置118から制御装置524へ入力される音声信号のチャンネル数と検出されたスピーカ数との比較を行なう点、およびスピーカ数の方が少ないと判定された場合、切替回路330が、入力される音声信号をダウンミックスしてスピーカへ出力する点である。なお、その他の構成については前述の第3の実施の形態と同じである。それらについての構造も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
本実施の形態では、音源装置118から制御装置524に5.1チャンネルの音声信号が入力されるものとする。
図17を参照して、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、音声信号の分配に関し、以下のような制御を実行する。なお、図17に示すフローチャートの中で、前述の図4、図12、あるいは図15に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S720にて、判定装置520は、音源装置118から制御装置524へ入力される音声信号のチャンネル数と検出されたスピーカ数の比較を行なう。検出されたスピーカ数の方が少ないと判断された場合(S720にてYES)、処理はS722に移される。もしそうでないと(S720にてNO)、処理はS524へと移される。
S722にて、切替回路330は、制御装置524へ入力される音声信号をダウンミックスしてスピーカへ出力する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、スピーカ配置の検知システムの動作について説明する。
なお、本実施の形態では、図2のスピーカ配置のうち、LF101とRF102とのスピーカのみが検出された場合の例を説明する。
選択装置605は、右通信機510、左通信機512、および通信装置600間で通信を行なうように制御し、右通信機510および左通信機512から通信装置600に信号が送信される(S620)。通信装置600は信号を受信する。
信号が受信されると、通信装置600は通信結果を制御装置524に渡す(S622)。制御装置524は、通信装置600から渡された通信結果を記憶装置332に記憶する。図18は、このとき記憶装置332が記憶した値を表わす図である。
判定装置520は、音源装置118から制御装置524へ入力される音声信号のチャンネル数と検出されたスピーカ数の比較を行なう(S720)。この例では、入力される音声信号が5.1チャンネルであるのに対し、検出されたスピーカが2つであるため(S720にてYES)、切替回路330は入力される音声信号をダウンミックス処理する(S722)。たとえば、識別番号「1」のスピーカからRFのチャンネルを出力し、識別番号「4」のスピーカからLFのチャンネルを出力し、LRとRLのチャンネルを出力せず、CFのチャンネルを識別番号「1」と識別番号「4」のスピーカからステレオ出力するように切り替えられる。これにより、切替回路330は、ステレオ方式の音声信号が表わすスピーカの数(チャンネル数)が、スピーカの配置が表わすスピーカの数(検出されたスピーカ数)を超えている場合、ステレオ方式の音声信号を、検出されたスピーカ数に応じた信号にダウンミックスすることとなる。
なお、スピーカ数が入力される音声信号のチャンネル数以上である場合には、音声信号は、前述の第3の実施の形態と同様に制御される。
以上のようにして、本実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムは、検出されたスピーカ数が入力される音声信号のチャンネル数より少ない場合であっても、自動的にダウンミックスされ、ある程度のサラウンド効果を得ることが可能となる。また、第1の実施の形態、第2の実施の形態、および第3の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムと同様に、ユーザは各スピーカを設置する際、各スピーカから出力されるチャンネルがLRなのかそれともRRなのかなどを考慮する必要はない。ユーザは各スピーカを薄型テレビジョンの周囲に適宜配置するだけでよい。
なお、本実施の形態では、音源装置118から処理装置504へ入力される音声信号のチャンネル数が5.1チャンネルの場合について説明したが、これに限定されることなく7.1チャンネルやその他の場合であっても適用することができる。また、検出されるスピーカの数や位置によって、適宜出力制御することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムの構成を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスピーカが薄型テレビに対しどの位置に配置されているかを表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る制御装置の構成を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音声信号の分配処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る記憶装置の値が記憶される前の状況を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係る記憶装置の値が記憶された後の状況を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態に係るループ処理が終了した時点における記憶装置が記憶した値を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態において不適切に配置されたスピーカからの音声を受信した場合の記憶装置が記憶した値を表わす図である。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る記憶装置が記憶した値を表わす図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムの構成を表わす図である。 本発明の第2の実施の形態に係るディスプレイの外観図である。 本発明の第2の実施の形態に係る音声信号の分配処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る記憶装置が記憶した値を表わす図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスピーカ配置の検知システムの構成を表わす図である。 本発明の第3の実施の形態に係る音声信号の分配処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る記憶装置が記憶した値を表わす図である。 本発明の第4の実施の形態に係る音声信号の分配処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る記憶装置が記憶した値を表わす図である。 従来例に係るスピーカ配置の検出装置の構成を表わす図である。
符号の説明
100 CF、101 LF、102 RF、103 LR、104 RR、105 SW、110 リモコン、111,112,113 マイク、115 マイコン、116 アンプ、117 チャンネル選択回路、118 音源装置、119 セレクタ、120 入力端子、302,504,506 処理装置、304 薄型テレビジョン、310 右マイク、312 左マイク、320,520 判定装置、322,522,524 制御装置、324 増幅器、330 切替回路、332 記憶装置、334 生成回路、336 音声回路、338 表示装置、340 識別回路、500 送信装置、510 右通信機、512 左通信機、600 通信装置、605 選択装置。

Claims (16)

  1. 複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置および表示装置のある位置のいずれかである第1の位置で、情報を伝達するための媒体を出力する複数の出力装置と、
    前記スピーカの配置にそれぞれ対応する位置および表示装置のある位置のうち、前記第1の位置とは異なる位置である第2の位置で、前記複数の出力装置のいずれかが出力した媒体を検出する複数の検出装置と、
    交互に前記媒体を出力するように、前記複数の出力装置を制御する制御装置と、
    前記媒体を用いて、前記スピーカの配置にそれぞれ対応する位置を判定する判定装置とを含む、スピーカ配置の判定システム。
  2. 前記複数の出力装置は、前記複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、前記媒体を出力する複数の装置を含み、
    前記複数の検出装置は、前記表示装置に設けられ、前記媒体を検出する複数の装置を含み、
    前記判定装置は、前記媒体を用いて、前記媒体を出力する複数の装置の位置を判定する装置を含む、請求項1に記載のスピーカ配置の判定システム。
  3. 前記媒体を出力する複数の装置は、前記媒体として音波を出力する複数のスピーカを含み、
    前記媒体を検出する複数の装置は、前記複数のスピーカのいずれかが出力した音波を検出する複数のマイクロフォンを含み、
    前記判定装置は、前記制御装置がスピーカに音波を出力させた期間と前記マイクロフォンが音波を検出した期間との時間差に基づいて、前記複数のスピーカの位置を判定する装置を含む、請求項2に記載のスピーカ配置の判定システム。
  4. 前記複数のマイクロフォンは、前記表示装置に前記複数のスピーカのいずれかからの距離が互いに異なるように設けられた2つのマイクロフォンを含み、
    前記判定する装置は、
    前記時間差に対応するようにマイクロフォンとスピーカとの距離を判定するための手段と、
    前記時間差同士を比較することにより、前記2つのマイクロフォンの位置を双曲線の焦点とした場合の、前記双曲線の焦点の中点からの、前記スピーカの方向を判定するための手段とを含む、請求項3に記載のスピーカ配置の判定システム。
  5. 前記複数のマイクロフォンは、それぞれ前記複数のスピーカのうち前記表示装置から見て互いに異なる方向のスピーカが出力した音波を検出する、少なくとも2つのマイクロフォンを含み、
    前記判定する装置は、
    前記マイクロフォンが音波を検出できる方向に対応するよう、スピーカの方向を判定するための手段と、
    前記時間差に対応するようにマイクロフォンとスピーカとの距離を判定するための手段とを含む、請求項3に記載のスピーカ配置の判定システム。
  6. 前記媒体を出力する複数の装置は、前記媒体として電波を出力する、前記スピーカに取付けられた複数の送信装置を含み、
    前記媒体を検出する複数の装置は、前記表示装置に前記複数の送信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ前記複数の送信装置のいずれかが出力した電波を検出する、2つの装置を含み、
    前記判定装置は、前記2つの装置が検出した電波の電界強度の差に基づいて、前記送信装置の位置を判定する装置を含む、請求項2に記載のスピーカ配置の判定システム。
  7. 前記2つの装置は、前記スピーカを特定する情報を含む電波を検出する装置を含む、請求項6に記載のスピーカ配置の判定システム。
  8. 前記媒体を出力する複数の装置は、前記媒体として電波を出力する、前記スピーカに取付けられた複数の送信装置を含み、
    前記媒体を検出する複数の装置は、前記表示装置に前記複数の送信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ前記複数の送信装置のいずれかが出力した電波を検出する、2つの装置を含み、
    前記判定装置は、前記2つの装置が検出した電波の通信時間の差に基づいて、前記送信装置の位置を判定する装置を含む、請求項2に記載のスピーカ配置の判定システム。
  9. 前記媒体を検出する複数の装置は、スクリーンに設けられ、前記媒体を出力する複数の装置のいずれかが出力した媒体を検出する装置を含む、請求項2に記載のスピーカ配置の判定システム。
  10. 前記媒体を検出する複数の装置は、テレビジョンに設けられ、前記媒体を出力する複数の装置のいずれかが出力した媒体を検出する装置を含む、請求項2に記載のスピーカ配置の判定システム。
  11. 前記複数の検出装置は、前記複数のスピーカの配置にそれぞれ対応する位置で、前記媒体を検出する複数の装置を含み、
    前記複数の出力装置は、前記表示装置に設けられ、前記媒体を出力する複数の装置を含み、
    前記判定装置は、前記媒体を用いて、前記媒体を検出する複数の装置の位置を判定する装置を含む、請求項1に記載のスピーカ配置の判定システム。
  12. 前記媒体を検出する複数の装置は、前記スピーカに取付けられた複数の第1の通信装置を含み、
    前記媒体を出力する複数の装置は、前記表示装置に前記複数の第1の通信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ前記複数の第1の通信装置のいずれかへ前記媒体として電波を出力する、2つの第2の通信装置を含み、
    前記判定する装置は、前記第2の通信装置が出力した電波の電界強度の差に基づいて、前記第1の通信装置の位置を判定する装置を含む、請求項11に記載のスピーカ配置の判定システム。
  13. 前記媒体を検出する複数の装置は、前記スピーカに取付けられた複数の第1の通信装置を含み、
    前記媒体を出力する複数の装置は、前記表示装置に前記複数の第1の通信装置のいずれかからの距離が互いに異なるように設けられ、かつ前記複数の第1の通信装置のいずれかへ前記媒体として電波を出力する、2つの第2の通信装置を含み、
    前記判定する装置は、前記第2の通信装置が出力した電波の通信時間の差に基づいて、前記第1の通信装置の位置を判定する装置を含む、請求項11に記載のスピーカ配置の判定システム。
  14. 前記スピーカ配置の判定システムは、
    音源装置から、ステレオ方式の音声信号を受信する装置と、
    前記スピーカの配置に対応するように、複数のスピーカに対し、前記ステレオ方式の音声信号を分配する分配装置とをさらに含む、請求項1に記載のスピーカ配置の判定システム。
  15. 前記スピーカ配置の判定システムは、前記スピーカの配置に対応し、かつ前記音声信号の出力の時期が前記スピーカから表示装置までの距離に応じて早まるように、前記音声信号を調節する装置をさらに含む、請求項14に記載のスピーカ配置の判定システム。
  16. 前記スピーカ配置の判定システムは、前記ステレオ方式の音声信号が表わすスピーカの数が、前記スピーカの配置が表わすスピーカの数を超えている場合、前記ステレオ方式の音声信号を、前記スピーカの配置が表わすスピーカの数に応じた信号にダウンミックスする装置をさらに含む、請求項14に記載のスピーカ配置の判定システム。
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