JP2009239050A - 保護回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気印加時には、高速にトリガし、通常使用時には、ラッチアップが起きにくいサイリスタ型の保護回路を提供する。
【解決手段】第1の端子と第2の端子との間に、一端が第2の端子に接続された容量素子と、半導体基板上に設けられたサイリスタであって、上記第1の端子に接続されたアノードと、上記第2の端子に接続された第1カソードと、アノードと第1カソードとの間に配置され上記容量素子の他端に接続された第2カソードと、を備えたマルチカソードサイリスタと、を用いることにより、アノードと第2カソード間で開始したサイリスタ動作がアノードと第1カソード間のサイリスタ動作を誘起するようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、保護回路に関する。特に、半導体基板上に設けられたサイリスタを有する保護回路であって、第1の端子と第2の端子との間に設けられた静電気(ESD)等の過電圧、過電流に対する保護回路に関する。
従来、半導体集積回路の分野では、入出力端子や電源端子を静電気による破壊から防ぐため、ダイオードによるものや、MOSトランジスタによるものなど様々なタイプの保護回路が用いられている。特に近年は、半導体集積回路の微細化、集積化の進展により、半導体素子がより一層静電気に対して破壊されやすくなっているため、静電気に対する保護回路は、重要性を増しており、各社においても、盛んに研究開発が行われている。その中でもサイリスタ(SCR)型の保護回路は、放電能力に優れているため、最近注目を浴びている。
たとえば、本発明者らによる特許文献1には、サイリスタ型の保護回路において、NウェルタップとPウェルタップとの間にトリガ素子を接続することにより、サイリスタを構成するPNPトランジスタとNPNトランジスタをほぼ同時にトリガさせ、高速に静電気保護を行う回路が示されている。この回路図を図28、構造の断面図を図29に示す。
また、非特許文献1には、トリプルウェル構造のCMOSにおいて、デュアルベースのダーリントンバイポーラトランジスタをトリガ素子に用いることで高速に動作するサイリスタ型の静電保護回路が記載されている。この構造の断面図を図30に示す。
さらに、特許文献2には、サイリスタによる一次保護デバイスと、NMOSによる二次保護デバイスとを併用し、一次保護デバイスと二次保護デバイスでソースを共用し、一次保護デバイスのトリガ電圧を二次保護デバイスのトリガ電圧に近い電圧まで低下させ、効率的に保護を行おうとするものが記載されている。この構造の断面図を図31に示す。
特開2005−101485号公報(図24) 特開2000−277700号公報(図6B) Ciaran J. Brennan, Shunhua Chang, Min Woo, Kiran Chatty, Robert Gauthier; "Implementation of Diode and Bipolar triggered SCRs for CDM Robust ESD protection in 90nm CMOS ASICs"; IBM, 2005 EOS/ESD Symposium
上述したようにサイリスタ型静電気保護回路は、放電能力が高いという利点を有する。しかし、静電気が印加されたときの高速なトリガと、通常使用状態でラッチアップが起きないようにすることの両立が困難であるという課題を有する。すなわち、ラッチアップは、サイリスタ動作そのものであり、静電気印加時にサイリスタ動作を起きやすくすれば、通常使用状態でもラッチアップが起きやすくなってしまう。
また、たとえば、前述した特許文献2のように二次保護デバイスにNMOSトランジスタの寄生バイポーラ動作を用いても、バイポーラ動作のキャリアが電子だけであるため、サイリスタに比べると保護性能が十分でなく、また、保護回路にMOSトランジスタを用いるとゲート酸化膜がダメージを受ける恐れもある。
したがって、静電気印加時には、保護回路自体が損傷を受けることなく高速にトリガし、通常使用時には、ラッチアップが起きにくいサイリスタ型の保護回路が求められている。
本願で開示される発明は、概略以下の構成とされる。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係る保護回路は、第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、半導体基板上に設けられ前記第1の端子に接続されたアノードと前記第2の端子に接続された第1カソードと前記アノードと第1カソードとの間に配置され前記容量素子の他端に接続された第2カソードとを有するマルチカソードサイリスタと、を備える。
本発明の別なアスペクト(側面)に係る保護回路は、第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、半導体基板上に設けられ前記第1の端子に接続されたアノードと前記第2の端子に接続された第1カソードと、前記容量素子の他端に接続された第2カソードとを有するマルチカソードサイリスタであって、前記第2カソードが前記第1カソードよりサイリスタ動作を起こしやすく、かつ、サイリスタ動作を開始することにより、前記第1カソードとアノードとの間のサイリスタ動作を誘起する位置に配置されたマルチカソードサイリスタと、を備える。
本発明のさらに別なアスペクト(側面)に係る保護回路は、上記保護回路において、上記マルチカソードサイリスタを、アノードをカソードに、第1カソードを第1アノードに、第2カノードを第2アノードに、それぞれ読み替えたマルチアノードサイリスタに置き換えた保護回路である。
本発明のさらに別なアスペクト(側面)に係る保護回路は、第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、半導体基板上に設けられたサイリスタであって、第1導電型低濃度領域と、前記第1導電型低濃度領域に隣接して設けられた第2導電型低濃度領域と、前記第2導電型低濃度領域の中に設けられ前記第1の端子に接続された第1導電型高濃度領域と、前記第1導電型低濃度領域の中に設けられ前記第2の端子に接続された第1の第2導電型高濃度領域と、前記第1導電型高濃度領域と前記第1の第2導電型高濃度領域との間に挟まれて第1導電型低濃度領域の中に設けられ前記容量素子の他端に接続された第2の第2導電型高濃度領域と、を有するサイリスタと、を備える。
本発明によれば、トリガしやすくラッチアップが起きにくいサイリスタ型保護回路が提供できる。
最良の形態について、具体的に説明する前にその理解を深めるために、サイリスタ型保護回路において、求められる特性について説明する。図1は、従来のサイリスタ型保護回路と、理想的なサイリスタ型保護回路を電源間保護に用いた場合の電圧電流特性の比較を示す図面である。図1において、横軸が、電源端子間の電圧、縦軸が保護回路に流れる電流を示す。図中の点線のカーブは、従来のサイリスタ型保護回路の電圧電流特性、実線が理想的なサイリスタ保護回路の電圧電流特性を示す。
まず、集積回路の電源端子間保護として用いられる保護回路が静電気の保護回路として機能する場合を考える。電源端子間に静電気が印加される前は、電源端子間には電位差はない。静電気が印加されると電源端子間に印加される電圧は急激に上昇し、端子間の電圧がトリガ電圧に達すると保護回路はサイリスタ動作を開始する。サイリスタ動作を開始すると電源端子間に電流が流れ始め電源端子間の電圧は保持電圧まで低下し、大電流を放電し、保護回路としての機能を果たす。保護回路としては、如何に速やかにサイリスタをトリガするかトリガのしやすさが求められる。
次に、同じ保護回路が通常使用状態において、ラッチアップを起こす場合を考える。図1の電源電圧は、通常使用状態において考えられる最も高い電源電圧である。サイリスタがトリガする電圧はこの最大電源電圧より高いが、電源ノイズ等により電源間の電圧がトリガ電圧にまで達するとサイリスタはトリガする。サイリスタがトリガすること自体は、落雷等による電源ノイズから集積回路を保護するためにも必要である。この場合、一度サイリスタがトリガすると、電源電圧がサイリスタ動作の保持電圧より高い限り、サイリスタ動作は解除されず、いわゆるラッチアップ状態になる。ラッチアップ状態は、電源電圧を保持電圧より下げない限り解除されない。
しかし、サイリスタ動作の保持電圧が電源電圧の最大電圧より高ければ、電源ノイズが入力されたときだけ、サイリスタ動作を起こすことがあっても、電源ノイズが収まって、電源電圧が元の電圧にもどれば、その電源電圧は、サイリスタ動作の保持電圧より低いので、サイリスタ動作は解除される。すなわち、ラッチアップを防ぐためには、サイリスタ動作の保持電圧が保護回路の対象とする端子間において通常使用状態において取りうる最大電位差より大きいことが求められる。
このサイリスタ型保護回路において、求められる特性を前提に、以下、本発明の実施の形態について実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例1は、電源端子間の保護に保護回路を用いた例である。図2は、実施例1の回路図、図3は、図2の保護回路に用いられるマルチカソードサイリスタの断面図、図4は、図3の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。また、図5は、実施例1におけるマルチカソードサイリスタの平面図である。
まず、実施例1の回路の構成について図2を用いて説明する。サイリスタ型の保護回路3は、第1の電源VDD端子1と第2の電源GND端子2との間に設けられる。保護回路3は、容量素子14と、マルチカソードサイリスタ7と、トリガ素子10を含んで構成される。マルチカソードサイリスタ7のアノード4は第1の電源VDD端子1に、第1のカソード5は第2の電源GND端子2に、第2のカソード6は容量素子14を介して第2の電源GND端子2に接続される。
マルチカソードサイリスタ7は、コレクタとベースを共有するNPNトランジスタ11、12と、ベースがNPNトランジスタ11、12のコレクタに、エミッタがNPNトランジスタ11、12のベースに接続されたPNPトランジスタ13とから構成されている。PNPトランジスタ13のエミッタがアノード4となり、NPNトランジスタ11、12のエミッタは、それぞれ、第1のカソード5、第2のカソード6となる。
さらに、PNPトランジスタ13のベースとなるN型トリガタップ9とNPNトランジスタ11、12のベースとなるP型トリガタップ8との間には、トリガ素子10が接続されている。
次に、マルチカソードサイリスタ7を半導体基板上に形成した場合の構造について断面図・図3と平面図・図5を用いて説明する。図3、図5において、半導体基板上にPウェル21とNウェル22が隣接して設けられ、Nウェル22の表面には、P型の高濃度領域が設けられアノード4となる。また、Nウェル22の表面には、N型トリガタップ9となるN型高濃度領域が設けられ、トリガ素子10が接続される。さらに、Pウェル21の表面には、それぞれ第1カソード5、第2カソード6となるN型高濃度領域と、P型トリガタップ8となるP型高濃度領域8が設けられており、トリガ素子10のもう片方の端子に接続されている。なお、トリガ素子10は、図4に示すように複数のダイオードを順方向に直列接続したものであってもよい。また、容量素子14は、半導体基板上に周知の方法によって設けられたものであってもよい。
ここで、第2カソード6は、アノード4の近くに配置されているので、アノード4と第2カソード間のPウェル21、Nウェル22の抵抗は十分小さく、このアノード4と第2カソード6との間では高速にトリガされサイリスタ動作が起きやすい。また、サイリスタ動作を維持する保持電圧も非常に小さい値となる。しかし、第2アノード6は、容量素子4を介して第2の電源GND端子2に接続されているので、容量素子14に蓄積した電荷を全て放出するとアノード4と第2カソード6間でのサイリスタ動作は停止する。
次に、第1カソード5は、間に第2カソード6を挟んでアノード4から離間して配置されている。従って、第1カソード5からアノード4までの間には、Pウェル21の抵抗値が大きいので、第1カソード5とアノード4との間での単独のサイリスタ動作を考えると、サイリスタ動作が起こりにくい。また、サイリスタ動作を開始したとしてもその保持電圧は高くなる。しかし、第1カソード5と、アノード4との間には、第2カソード6が配置されているので、第2カソード6とアノード4との間でサイリスタ動作が開始すると、第2カソード6の下のPウェル21には、十分なホール、電子が注入され、低抵抗状態となる。従って、その分、第1カソードは、第2カソード下にキャリアを注入する必要がなく、サイリスタ動作を開始するまでの時間が短縮され、サイリスタ動作を起こしやすくなる。従って、第1カソードとアノード4との間に容量素子を接続した第2カソードを設けることにより、第1カソードとアノード4間のサイリスタ動作の起動を高速化することができ、静電破壊を防ぐとともに、第1カソードとアノードとの距離を大きくすることができるので、サイリスタ動作の保持電圧を高くすることができ、ラッチアップを防ぐことができる。
次に、実施例2について、図面を用いて説明する。図6は、半導体基板にサイリスタを配置したときの平面図である。実施例1は、カソード領域を2つに別けていたが、実施例2では、カソードの領域を4つに別け、アノードと最も距離が遠いカソードとの間に残る3つのカソード領域を挟むように配置している。プロセス変更等によって最適なアノードと第1、第2カソードとの位置関係が変わる場合がある。この実施例2のようにカソード領域を設けておけば、配線工程のみ変更することで、アノードに対する第1、第2カソードの相対的な位置や大きさを変更することができ、容易にサイリスタの動作開始時間や保持電圧を調整することができる。すなわち、アノードから最も距離が離れたカソードとの間に複数のカソードを配置し、それら複数のカソードのうち、どのカソードを第1カソードとするか第2カソードとするか、その接続を配線工程等の後工程により変更することにより、顧客の要求仕様や製造条件等に合わせて、最適な特性を有する保護回路を構成することができる。
次に、実施例3について、図面を用いて説明する。実施例3は、実施例1と同様に電源端子間の保護に保護回路を用いた実施例である。図7は、実施例3の回路図、図8は、その構造を示す断面図である。また、図9は、図8の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例3については、実施例1と構成および動作が統一である部分は、図面に同一の番号を付し、その説明は省略する。
まず、図7において、実施例1の図2と対比すると、実施例1では、容量素子14は、半導体基板に設けられた容量素子を用いていたが、実施例3では、NPNトランジスタ11のエミッタは、他の電源端子であるVDD2端子に接続され、VDD2端子と、GND端子の端子間の寄生容量を容量素子として用いている。NPNトランジスタ11のエミッタをVDD2端子に接続しても、通常使用時には、NPNトランジスタ11が導通することはないので、実使用上、問題が生ずることはない。実施例3では、集積回路の構成上、必然的にできる電源端子間の寄生容量を容量素子として用いることにより、大容量の容量素子を半導体チッブの面積を増加させることなく、実現している。なお、実施例3において、VDD2端子とGND端子の間に半導体基板の外に、さらに容量を外付けすることにより、容量値を増やすこともできる。
次に、実施例4は、実施例1の回路を入出力端子の保護に用いた実施例である。図10はその回路図、図11は、マルチカソードサイリスタを半導体基板に形成したときの断面図である。また、図12は、図11の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。図2と図10を対比すると、実施例1ではマルチカソードサイリスタ7のアノード4は、VDD電源端子に接続していたが、この実施例4では、マルチカソードサイリスタ7のアノード4は、入出力端子41に接続されている。保護回路3Aは、入出力端子41とGND端子2との間に設けられ、入出力端子41とGND端子2間の保護に用いられる。また、N型トリガタップ9は、抵抗を介してVDD端子1に接続されている。
なお、入出力端子41は、入力機能と出力機能の兼用端子、入力専用端子、出力専用端子のような端子であってもよい。すなわち、マルチカソードサイリスタを用いた保護回路を電源間の保護に限られず、入出力端子の保護にも用いることができる。
次に、実施例5は、入出力端子の保護を電源端子間の寄生容量を用いて行った実施例である。この回路図を図13、断面図を図14に示す。また、図15は、図14の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例4に比べると、容量素子14に電源端子間の寄生容量を用いているので、入出力端子の保護回路においてチップ面積を増やすことなく、大きな容量を稼ぐことができる。
次に、実施例6は、実施例1の電源間保護回路に対して、マルチカソードサイリスタのトリガタップを増やし、さらにトリガしやすくした実施例である。実施例6の回路は、実施例1の図2に示す回路と同一である。図16は、実施例6のマルチカソードサイリスタの断面図であり、図17は、図16の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。図16を実施例1の断面図図3と比べると、図3では、Pウェル21のトリガタップ8は一つであり、第1カソードより外側に配置していたのに対して、図16では、トリガタップ8Aの他に第2カソード近傍にもP型トリガタップ8Bを配置し、第2カソード6C、6Dとアノード4間のトリガをより速めるように配置している。特にこの実施例では、第2カソードの接続点も6C、6Dと2つ設け、2つの第2カソード6C、6Dの中間にトリガタップ8Bを配置している。
このように配置することで、トリガタップの配置により第2カソードとアノードとの距離を遠ざけてしまうことなく、トリガタップを第2カソードの直近に設けることができ、迅速なトリガを図っている。すなわち、第1カソードの外側のほか、第2カソードの近傍にP型タップを増やすことで、カソード付近へのホールの注入が低抵抗で行われるようになる。すなわち、トリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域(8B)を、前記第1カソード(5)より内側にも設けることにより、実施例6は実施例1に比べてもさらにサイリスタの動作速度を速くすることができる。また、Pウェルタップ61は、サイリスタ動作を起こしやすくするため、アノード、カソードやトリガタップから離間して設けられている。
次に、実施例7について説明する。図18は実施例7の断面図である。また、図19は、図18の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例7の回路構成は、実施例1の回路図2と同一であり、実施例7は、実施例6とは別な電源間保護の変形例である。実施例7では、第1カソードと第2カソードの間にもトリガタップを設けることにより、アノードと、第2カソード及び第1カソードとの間のサイリスタ動作をより迅速にトリガするようにしている。また、第2カソード近傍のトリガタップの数や第2カソードの数も増やしており、第2カソード全体がトリガする時間を早めている。すなわち、この実施例でもトリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域(8D、8E、8F)を、前記第1カソード(5)より内側にも設けている。
次に、実施例8について説明する。図20は実施例8の断面図である。また、図21は、図20の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例8は、電源端子間の容量や外付け容量を電源間保護回路に用いた実施例3の変形例である。従って、回路構成は、実施例3の回路図7と同一である。実施例8では、実施例6と同様、第1カソードの外側だけでなく、第2カソード近傍にも設けている。実施例8では、実施例3に対して第2カソード6C、6Dの近傍にP型タップ8Bを増やすことで、カソード付近へのホールの注入が低抵抗で行われるようになり、さらにサイリスタの動作速度が速くなる。すなわち、この実施例でもトリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域(8B)を、前記第1カソード(5)より内側にも設けている。
実施例6〜8では、トリガタップとカソードの配置位置を工夫することにより、マルチカソードサイリスタを使用した電源間保護回路のトリガ間時間を速める実施例を説明した。実施例4に述べた入出力端子間保護の場合も、電源間保護の場合と同様に、トリガタップとカソードの配置位置を工夫することにより、トリガ時間を短縮することができる。以下、トリガタップとカソードの配置位置を工夫することにより、入出力端子間保護のトリガ時間を短縮できる実施例を示す。
図22は実施例9の断面図である。また、図23は、図22の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例9の回路は、図10と同一である。
この実施例9は、トリガタップとカソードの配置位置を工夫することにより、マルチカソードサイリスタを使用した入出力端子間保護回路のトリガ時間を速めている。図22では、実施例4の図10に対して第2カソードの近傍にP+タップを増やすことで、カソード付近へのホールの注入が低抵抗で行われるようになり、さらにサイリスタの動作速度が速くなる。すなわち、この実施例でもトリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域(8B)を、前記第1カソード(5)より内側にも設けている。
次に実施例10について、説明する。実施例10は、入出力端子の保護を電源端子間の寄生容量を用いて行った実施例である実施例5に対して、カソードとP型トリガタップの位置を工夫することで、トリガ動作を速める実施例である。
図24は実施例10の保護回路に用いられるマルチカソードサイリスタの断面図、図25は、図24の断面図にトリガ素子10の内部回路の一例を書き加え、回路動作が容易に理解できるようにした図面である。実施例10の回路は、図13と同一である。図24を参照すると、実施例5の図14に対して、第1カソード5の外側に設けたP型トリガタップ8Aに加えて、第1カソード5と第2カソード6との間に別なP型トリガタップ8Bを設けている。また、アノード4と第2カソード6とを挟んでいるものの、N型トリガタップ9とP型トリガタップ8Bは比較的近傍に配置されている。さらに、第1カソード5は第2カソード6と、P型トリガタップ8Bを挟んで、アノード4からある程度距離を置いて配置されている。また、Pウェルタップ61は、第1カソードやP型トリガタップ8Aからもさらにアノード4から離間して配置されている。
このような配置をすれば、アノード4と第2カソード6とを挟んで、N型トリガタップ9とP型トリガタップ8Bは近傍に配置されており、かつ、Pウェルタップ61は、アノード4と第2カソード6から離れて配置されていることになる。従って、トリガ素子10に電流が流れると、アノード4と第2カソード直下にホール及び電子が注入され、速やかにアノード4と第2カソード6との間でサイリスタ動作を開始させることができる。すなわち、この実施例でもトリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域(8B)を、前記第1カソード(5)より内側にも設けている。
また、アノード4と、第1カソードはある程度の距離を置いて配置されているので、ラッチアップ動作はおきにくい。
次に実施例11について説明する。実施例1から実施例10はすべてマルチカソードサイリスタを用いた保護回路について説明した。しかし、本発明は、マルチアノードサイリスタを用いた保護回路にも適用できる。
実施例11は、実施例6の電源間保護回路のマルチカソードサイリスタをマルチアノードサイリスタに置き換え、VDD端子とGND端子の接続を逆にしたものである。図26にその回路図を、図27に実施例11の保護回路に用いられるマルチアノードサイリスタの断面図である。
なお、この実施例11に限らず、実施例1乃至実施例10の全ての実施例は、VDD端子とGND端子とを読み替え、マルチカソードサイリスタをマルチアノードサイリスタに読み替え、アノードをカソードと読み替え、第1カソード、第2カソードを第1アノード、第2アノードと読み替え、VDD2端子をGND2端子と読み替え、P型とN型の導電型をすべて入れ替えることにより、すべてマルチアノードサイリスタを用いた保護回路にも適用できることは言うまでもない。
また、マルチカソードサイリスタを用いた実施例の保護回路もマルチアノードサイリスタを用いた実施例の保護回路も、第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、一端がその第2の端子に接続された容量素子と、半導体基板上に設けられたサイリスタであって、第1導電型低濃度領域と、その第1導電型低濃度領域に隣接して設けられた第2導電型低濃度領域と、その第2導電型低濃度領域の中に設けられ上記第1の端子に接続された第1導電型高濃度領域と、上記第1導電型低濃度領域の中に設けられ上記第2の端子に接続された第1の第2導電型高濃度領域と、上記第1導電型高濃度領域と上記第1の第2導電型高濃度領域との間に挟まれて第1導電型低濃度領域の中に設けられ上記容量素子の他端に接続された第2の第2導電型高濃度領域と、を有するサイリスタと、を備えた保護回路である点においては、共通している。
また、第2カソード(第2アノード)は、必ずしもアノード(カソード)と第1カソード(第1アノード)との間に配置するものには限られず、第2カソード(第2アノード)が第1カソード(第1アノード)よりサイリスタ動作を起こしやすく、かつ、サイリスタ動作を開始することにより、第1カソード(第1アノード)とアノード(カソード)との間のサイリスタ動作を誘起する位置に配置されればよいことは上述した各実施例から容易に読み取れるであろう。
以上本発明を上記実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
従来のサイリスタ型保護回路と理想的なサイリスタ型保護回路の電圧電流特性の比較を示す図である。 本発明の一実施例の回路図である。 本発明の一実施例におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図3の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の一実施例におけるマルチカソードサイリスタの平面図である。 本発明の実施例2におけるマルチカソードサイリスタの平面図である。 本発明の実施例3の回路図である。 本発明の実施例3におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図8の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例4の回路図である。 本発明の実施例4におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図11の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例5の回路図である。 本発明の実施例5におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図14の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例6におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図16の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例7におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図18の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例8におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図20の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例9におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図22の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例10におけるマルチカソードサイリスタの断面図である。 図24の断面図にトリガ素子の内部回路の一例を書き加えた図面である。 本発明の実施例11の回路図である。 本発明の実施例11におけるマルチアノードサイリスタの断面図である。 従来の保護回路の回路図である。 図28記載の保護回路の断面図である。 他の従来の保護回路の断面図である。 別の従来の保護回路の回路図である。
符号の説明
1、102 VDD端子
2、101 GND端子
3、3A、103 保護回路
4 アノード(P型高濃度領域)
5、5A、5B 第1カソード(N型高濃度領域)
6、6A〜6G 第2カソード(N型高濃度領域)
7 マルチカソードサイリスタ
8、8A〜8F、109 P型トリガタップ(P型高濃度領域)
9、108A、108B N型トリガタップ(N型高濃度領域)
10、110 トリガ素子
11、12、113 NPNトランジスタ
13、111、112 PNPトランジスタ
14、114 容量素子
21、122 Pウェル(P型低濃度領域)
22、121 Nウェル(N型低濃度領域)
23、123 絶縁層
31 VDD2端子
41 入出力端子
61 Pウェルタップ(P型高濃度領域)
104 カソード(N型高濃度領域)
105 第1アノード(P型高濃度領域)
106、106A、106B 第2アノード(P型高濃度領域)
161 Nウェルタップ(N型高濃度領域)

Claims (10)

  1. 第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、
    一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、
    半導体基板上に設けられ、前記第1の端子に接続されたアノードと、前記第2の端子に接続された第1カソードと、前記アノードと第1カソードとの間に配置され前記容量素子の他端に接続された第2カソードと、を有するマルチカソードサイリスタと、
    を備えた保護回路。
  2. 第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、
    一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、
    半導体基板上に設けられ、前記第1の端子に接続されたアノードと、前記第2の端子に接続された第1カソードと、前記容量素子の他端に接続された第2カソードと、を有するマルチカソードサイリスタであって、前記第2カソードが前記第1カソードよりサイリスタ動作を起こしやすく、かつ、サイリスタ動作を開始することにより、前記第1カソードとアノードとの間のサイリスタ動作を誘起する位置に配置されたマルチカソードサイリスタと、
    を備えた保護回路。
  3. 請求項1または2記載の保護回路が、
    さらに、トリガ素子を備え、
    前記マルチカソードサイリスタが、
    第1導電型低濃度領域と、
    前記第1導電型低濃度領域に隣接して設けられた第2導電型低濃度領域と、
    前記第1導電型低濃度領域の中に設けられ前記トリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域と、
    前記第2導電型低濃度領域の中に設けられ前記トリガ素子の他端が接続された第2導電型高濃度領域と、
    をさらに備え、
    前記アノードが、前記第2導電型低濃度領域の中に設けられた第1導電型高濃度領域であって、
    前記第1カソード、第2カソードが、それぞれ前記第1導電型領域に設けられた第2導電型高濃度領域であるマルチカソードサイリスタである保護回路。
  4. 前記トリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域が、前記第1カソードの外側に、前記前記トリガ素子の他端が接続された第2導電型高濃度領域が、前記アノードの外側に、配置された請求項3に記載の保護回路。
  5. 前記トリガ素子の一端が接続された第1導電型高濃度領域を、前記第1カソードより内側にも備えた請求項4に記載の保護回路。
  6. 前記マルチカソードサイリスタのサイリスタ動作保持電圧が、通常使用状態において取りうる前記第1第2の端子間の最大電位差より大きい請求項1乃至5いずれか1項記載の保護回路。
  7. 前記第1、第2の端子が、いずれも電源端子である請求項1乃至6いずれか1項記載の保護回路。
  8. 前記第1の端子が、入力/出力端子であり、前記第2の端子が、電源端子である請求項1ないし6いずれか1項記載の保護回路。
  9. 第1の端子と第2の端子との間に設けられた保護回路であって、
    一端が前記第2の端子に接続された容量素子と、
    半導体基板上に設けられたサイリスタであって、
    第1導電型低濃度領域と、
    前記第1導電型低濃度領域に隣接して設けられた第2導電型低濃度領域と、
    前記第2導電型低濃度領域の中に設けられ前記第1の端子に接続された第1導電型高濃度領域と、
    前記第1導電型低濃度領域の中に設けられ前記第2の端子に接続された第1の第2導電型高濃度領域と、
    前記第1導電型高濃度領域と前記第1の第2導電型高濃度領域との間に挟まれて第1導電型低濃度領域の中に設けられ前記容量素子の他端に接続された第2の第2導電型高濃度領域と、を有するサイリスタと、
    を備えた保護回路。
  10. 前記マルチカソードサイリスタを、アノードをカソードに、第1カソードを第1アノードに、第2カノードを第2アノードに、それぞれ読み替えたマルチアノードサイリスタに置き換えた請求項1ないし8いずれか1項記載の保護回路。
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