JP2009237436A - 白色反射フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】
本発明は、液晶バックライトの輝度向上を図り、長時間使用しても反射率の低下が少ない白色反射フィルムおよびそれからなるバックライト用ランプリフレクター、エッジライト型方式のバックライトおよび直下型方式のバックライトを提供せんとするものである。
【解決手段】
本発明の白色反射フィルムは、白色フィルムの少なくとも片面に、樹脂層を少なくとも1層以上積層し、その樹脂層中に、明細書中に記載の化1、化2、化3、化4、及び化5からなる群より選ばれる少なくとも1種の骨格構造を分子内に有する化合物を含有することを特徴とするものである。
また、本発明のバックライト用ランプリフレクターおよび直下型方式のバックライトは、かかる白色反射フィルムを、その積層面を光源側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明のエッジライト型方式のバックライトは、前記白色反射フィルムを、その積層面を導光板側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、液晶ディスプレイ用バックライトの輝度向上を図る白色反射フィルムに関するものである。さらに詳しくは液晶ディスプレイ用のエッジライト方式バックライトのランプリフレクター、液晶ディスプレイ用のエッジライト型方式及び/又は直下型方式バックライトの反射板に用いられる白色反射フィルムに関するものである。
液晶ディスプレイでは、液晶セルを照らすバックライトが用いられている。液晶ディスプレイの種類に応じて液晶モニターではエッジライト方式のバックライト、液晶テレビでは直下型方式のバックライトが採用されている。これらのバックライトに用いられる反射フィルムとしては、気泡により形成された多孔質の白色フィルムが一般的に用いられている(特許文献1)。さらに、冷陰極管から放射される紫外線によるフィルムの黄変色を防ぐために紫外線吸収層を積層した白色フィルムも提案されている(特許文献2、3)。
成長著しい液晶テレビ用反射フィルムにおいては、低コスト化が強く求められる一方、従来以上に反射フィルムの反射特性の向上も同時に求められている。この理由は、反射フィルムの反射特性の向上によりバックライトとしての輝度が向上すれば、光源上部に使用している高価なシートを削減することができるからである。そのため、これら反射フィルムにおいて、反射の諸特性を改善するための様々な方法が開示されている。例えば、前記の白色フィルム上に積層する紫外線吸収層中に、色目調整の目的で極微量の各種蛍光増白剤を含有した白色フィルムが提案されている(特許文献3、4)。またエッジライト方式での輝度向上を図るために、光源と反対側のフィルム面に光隠蔽層を設ける方法(特許文献5)や、また、球状粒子とバインダーとの屈折率差を選択することにより、光拡散性を制御し、光拡散シートによる正面輝度の改善する方法が開示されている(特許文献6)。
特開平8−262208号公報 特開2001−166295号公報 特開2002−90515号公報 特開2006−48039号公報 特開2002−333510号公報 特開2001−324608号公報
しかしながら、反射フィルムの反射特性は白色フィルム内部のボイド構造に依存する部分が多いのであるが、特許文献1のようにボイド構造の工夫によって、反射特性を向上させるのには限界があり、また、特許文献2〜4のように紫外線吸収層を設けたり、その紫外線吸収層中に微量の蛍光増白剤を含有する方法では、吸収した紫外線エネルギーは熱に変換するか、反射フィルムの色目調整に寄与する少量の光量にしか変換されず、また、特許文献5.6のような場合は、冷陰極管から放射される紫外線に対しての効果は小さいため、これらの方法では実質バックライトとしての光エネルギーの利用効率は上がらず、結局、飛躍的な輝度向上するまでには至っていないのが実状である。
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、液晶バックライトの輝度向上を図り、長時間使用しても反射率の低下が少ない白色反射フィルムおよびそれからなるバックライト用ランプリフレクター、エッジライト型方式のバックライトおよび直下型方式のバックライトを提供せんとするものである。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような構成を採用する。すなわち、本発明の白色反射フィルムは、白色フィルムの少なくとも片面に、樹脂層を少なくとも1層以上積層し、その樹脂層中に、下記化1、化2、化3、化4、及び化5からなる群より選ばれた少なくとも1種の骨格構造を分子内に有する化合物を含有することを特徴とするものである。
Figure 2009237436
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かかる白色反射フィルムの好ましい態様は、
(1) 前記化合物が、同一分子内に化1及び化2の構造を有するものであること、
(2) 前記化合物が、波長300〜450nm間に極大吸収波長を有するものであること、(3) 前記化合物が、波長350〜600nm間に発光を有するものであること、
(4) 前記樹脂層中に、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有することを特徴とするものである。
また、本発明のバックライト用ランプリフレクターおよび直下型方式のバックライトは、かかる白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明のエッジライト型方式のバックライトは、前記白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を導光板側に向けて設けられて構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、白色フィルムの少なくとも片面に特定の樹脂層を設けることで、バックライトに用いた際にバックライトの輝度が向上する白色反射フィルムを提供できる。本発明の白色反射フィルムは液晶ディスプレイ用のエッジライト方式バックライトのリフレクター、およびエッジライト型方式のバックライトの反射板、直下型方式のバックライトの反射板、さらに、各種面光源の反射板として、好適に使用することができる。
本発明は、前記課題、つまり液晶バックライトの輝度向上を図れる白色反射フィルムについて、鋭意検討し、白色フィルムの少なくとも片面に樹脂層を1層以上有し、その樹脂層に含有する化合物について特定の骨格構造を有するものを用いてみたところ、かかる課題を一挙に解決することを究明したものである。
本発明の白色反射フィルムは、白色フィルムの少なくとも片面にある特定の骨格構造を分子内に有する化合物を含有した樹脂層を設けたものである。かかる樹脂層に該化合物を含有させると、バックライトの輝度が向上する理由は明らかではないが、以下のような理由からバックライトの正面方向の輝度が向上しているのではないかと推定している。
すなわち、冷陰極管は一般的に310〜315nm付近、360〜370nm付近の紫外領域及び400〜410nm付近の近紫外領域にそれぞれ発光ピークが存在し、またそれより長波長側の可視光領域にも複数の発光ピークがあることで、それぞれの光が混合することにより白色光を再現しているが、特定の骨格構造を分子内に有する化合物を選択することで、冷陰極管から放射される光のうち、輝度にほとんど寄与しない前記紫外領域の光と従来の紫外線吸収剤では吸収し得ない前記近紫外領域の光との両方を吸収し、色目調整効果のある領域とは異なる波長、すなわち輝度に寄与する可視光領域の波長へと選択的に変換し、放出しているためではないかと推定している。
本発明の白色反射フィルムは、白色フィルムの少なくとも片面に、樹脂層を少なくとも1層以上積層し、その樹脂層中に前述の化1、化2、化3、化4、及び化5からなる群より選ばれる少なくとも1種以上の骨格構造を分子内に有する化合物のいずれか1種類以上を含有するものである。
かかる樹脂層を設けないか、特定の骨格構造を分子内に有する化合物を含有しない場合は、その白色反射フィルムをバックライトに組み込んでも、輝度向上効果が得られない。
尚、本発明の白色反射フィルムにおいて定義される樹脂層とは、有機成分及び/又は無機成分を含む高分子化合物からなる層のことであり、その樹脂層の形態は白色フィルム上に薄膜や、フィルム同士の貼り合わせによる複合層などが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明にかかる化合物は、その分子内に、前記化1〜化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有することが必要である。化1、化2、化3、化4、化5のいずれの骨格構造も有さない場合は、輝度向上効果は得られない。尚、化1、化2、化3、化4、化5の骨格構造はどのような結合態様で含まれていても良く、例えば各種置換基、基幹構造、また、バインダー樹脂等の樹脂層を成す成分と共有結合、イオン結合、配位結合等で含まれていれば良い。そう言った意味では、樹脂層中に含有する際に、それぞれ単体で含まれていても良いが、用途や特性に応じて選択すれば良く、特に限定されるものではない。
本発明にかかる化合物の化1、化2、化3、化4、化5に示すRn(n=1〜10)は、各種置換基、もしくは、基幹構造やバインダー樹脂等の樹脂層中に含まれる分子との結合を意味する。基本的に輝度向上効果を発現するための化1、化2、化3、化4、化5で示す骨格構造を有すれば良く、用途や要求する特性を阻害しない範囲で生産性が良好であったり、また、使用する溶剤や共に使用する樹脂及び添加剤との相溶性等の相性が良い置換基もしくは結合状態を任意に選択して使用したり、異なる置換基や結合状態の2種以上を混合したり、また、無置換の単体を使用してもよく、特にこれらに限定されるものではないが、かかる置換基として好ましくは、メチル基・エチル基などの直鎖アルキル基、iso−プロピル基・iso−ブチル基・sec−ブチル・tert−ブチル基などの分岐アルキル基、シクロプロピル基・シクロブチル基・シクロペンチル基・シクロヘキシル基などの環状アルキル基、ビニル基・アリル基・ヘキセニル基などのアルケニル基、フェニル基・トリル基・キシリル基・ナフチル基・ビフェニル基などのアリール基、ベンジル基・フェネチル基などのアラルキル基、メトキシ基・エトキシ基などのアルコキシ基、スルホン酸ナトリウム基などのスルホン酸基、アクリル基、メタクリル基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、アリルオキシカルボニル基・ベンジルオキシカルボニル基などのオキシカルボニル基、エポキシ基、イソシアネート基、アミノ基・ジメチルアミノ基・ジエチルアミノ基などの置換・無置換のアミノ基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、ハロゲン基、置換・無置換のトリアジン・チオフェンラクトン・オキサゾール・イミダゾールなどの複素環を使用することができる。
本発明にかかる化合物としては、その同一分子内に化1及び化2の両構造を有することがより好ましい。化1及び化2の両骨格構造を有すると、化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた1種のみを有する場合に比して、さらに高い輝度向上効果が得られる。かかる両骨格構造を有することによって、輝度向上効果が更に得られる理由は明らかではないが、冷陰極管から放射される紫外線をより効率良く、また、広い波長領域において吸収することができ、発光がより長波長側においても発生し、幅広い波長領域の光を発することができるため、ひいては実質的な光エネルギーの利用効率がより向上したためと推定している。但し、化1及び化2の両骨格構造を有する化合物を選択した場合、樹脂層中に共に混合する添加物やバインダーの種類や、また、特に樹脂層中の含有率によっては黄色化を引き起こしやすいため、液晶ディスプレイ用のバックライトに使用した際にバックライトから発生する光の色調変化が強く起こることがある一方、化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた1種のみを有する場合は、化1及び化2の両骨格構造を有する場合よりも輝度向上効果は低いものの色目変化が少ない傾向にあるため、用途や重視する特性によりどちらか一方を選択したり、含有率を変更したり、また、両構造を有するものと1種のみを有するものとを混合するなどして使用することができる。
これら化合物としては、具体的には、例えば、Eastobrite OB−1(Eastman Chemical Company製)、Kayalightシリーズ(日本化薬(株)製)、Kayaphorシリーズ(日本化薬(株)製)、Mikawhiteシリーズ(日本化薬(株)製)、UVITEX OB(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製)、Hostaluxシリーズ(クラリアントジャパン(株)製)、Shigenoxシリーズ(ハッコールケミカル(株)製)、Hakkolシリーズ(ハッコールケミカル(株)製)、Lumogen(登録商標) F Violet570(BASF社製)、Lumogen(登録商標) F Blue650(BASF社製)、Lumogen(登録商標) OB 433(BASF社製)等を使用することができるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明にかかる化合物は、樹脂層中での分散性向上、安定性保持、生産性等の観点から、発明の効果を阻害しない範囲で表面処理をしても良い。
本発明にかかる化合物は、波長300〜450nm間に極大吸収波長を有することが好ましい。尚、ここでいう極大吸収波長とは、可溶な溶剤に溶解させた化合物の紫外可視分光光度法(UV−Vis)より求めた吸収スペクトルの極大値における波長のことであり、極大値が複数ある場合はいずれかの極大吸収波長が波長300〜450nm間に存在すればよい。極大吸収波長が波長300〜450nm間に存在する場合、たとえ冷陰極管から放射される近紫外領域以下の光の波長と極大吸収波長が必ずしも一致しなくとも、極大吸収波長前後の波長領域において吸収を有するので、充分に可視光領域の光に変換することができる。
極大吸収波長が300nmより短波長側にある場合は、冷陰極管より放射される近紫外領域以下の短波長光を吸収することができない。また、極大吸収波長が450nmより長波長側にある場合は、冷陰極管より放射される近紫外領域以下の短波長光を吸収することができないばかりか、冷陰極管の可視光領域の光までも吸収してしまい、逆に輝度低下やバックライト光の著しい色調変化を引き起こす恐れがある。
本発明にかかる化合物は、波長350〜600nm間に発光を有することが好ましい。尚、ここでいう発光とは蛍光及び燐光どちらでもよく、吸収した光エネルギーを放出する際に発生する光のことであり、その発光スペクトル全体が波長350〜600nm間に存在することを意味する。発光が波長350〜600nm間に存在する場合、一般的な人間の目が知覚できる光の波長領域のうち、その知覚の感度が比較的高く、また、バックライト光の色調変化がそれほど大きくないため、ひいてはバックライトの輝度が向上し、画面の色調変化が少なく、且つ明るく表示することができる。
発光がない場合は、輝度向上効果が得られず、発光波長が350nmより短波長領域にも発光がある場合、一般的な人間の目が知覚できる感度が低くなり、発光が存在していてもあたかも明るさが変化していないと認識してしまうばかりか、高濃度で含有したり吸収波長の異なる2種以上の化合物を混合したりする際に、吸収波長の領域と発光波長の領域が重なりやすくなるため、発光した光が再度吸収されてしまい、輝度向上効果が低い場合がある。また、光波長が600nmより長波長領域にも発光がある場合、バックライト光の著しい色調変化を引き起こす恐れがある。発光波長は好ましくは、380〜550nmである。
本発明の白色反射フィルムは、バックライトとして使用すると、冷陰極管などのランプから出る光、特に紫外線によって基材の白色フィルムや樹脂層に含有する化合物が劣化する場合があるので(例えば黄変などの光学的劣化、あるいは低分子化する分解劣化など)、基材の白色フィルム上に設ける樹脂層を形成する樹脂中に本発明の効果を阻害しない範囲内で、紫外線吸収剤および/あるいは光安定剤を含有するのが好ましい。尚、紫外線吸収剤は、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種以上の骨格構造を有する化合物の紫外領域における吸収帯と重ならない領域での紫外線吸収帯を少しでも有しているものを選択すれば、輝度向上効果発現しつつ、基材の白色フィルムと分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物の紫外線による劣化を防止する効果との、両効果を付与することが充分に可能である。
本発明にかかる樹脂層としては、特に限定されないが、有機成分を主体とする樹脂が好ましく、例えばポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フッ素系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。中でもポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルもしくはメタクリル樹脂が耐熱性、添加物の分散性、生産性、光沢度の点から好ましく使用される。樹脂層の耐光性という点では、樹脂中においても、紫外線吸収剤、光安定化剤が含まれていることがさらに好ましい。
かかる紫外線吸収剤、光安定剤としては、無機系と有機系に大別されるが、含有する形態に関しては特に限定されるものではなく、かかる樹脂層を形成する樹脂と混合する等の方法でも良く、かかる樹脂層よりブリードアウトすることを防ぎたい場合は、例えば該樹脂層を形成する樹脂と共重合する等の方法でも良い。
かかる無機系紫外線吸収剤としては、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、などが一般的に知られており、中でも酸化亜鉛、酸化チタンおよび酸化セリウムからなる群より選ばれる少なくとも1種類がブリードアウトせず、経済性、耐光性、紫外線吸収性、光触媒活性に優れるという点から好ましく用いられる。かかる紫外線吸収剤は、必要に応じて数種類併用する場合もある。中でも酸化亜鉛が経済性、紫外線吸収性、光触媒活性という点で最も好ましい。かかる酸化亜鉛としては、FINEX−25LP、FINEX−50LP(堺化学工業(株)製)などを使用することができる。
また、かかる有機系紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノンなどが挙げられる。これらの紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するのみであり、紫外線照射により発生する有機ラジカルを捕捉することができないため、このラジカルにより連鎖的に基材の白色フィルムが劣化することがある。
これらのラジカル等を捕捉するために光安定化剤が好適に併用され、かかる光安定化剤としてはヒンダードアミン(HALS)系化合物が好ましく使用される。
ここで、かかる有機系紫外線吸収剤および/または光安定化剤を固定させる共重合モノマーとしては、アクリル系、スチレン系などのビニル系モノマーが汎用性が高く、経済的にも好ましい。かかる共重合モノマーのなかでも、スチレン系ビニルモノマーは芳香族環を有しているため、黄変しやすいため、耐光性という点では、アクリル系ビニルモノマーとの共重合が最も好ましく使用される。
なお、前記ベンゾトリアゾールに反応性ビニルモノマーが置換されたものとして、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メタクリロキシエチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール(商品名:RUVA−93);大塚化学(株)製)を使用することができ、また、ヒンダードアミン系化合物に反応性ビニルモノマーが置換されたものとして、4−メタクリロイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(「アデカスタブLA−82」;(株)ADEKA製)を使用することができる。
本発明においては、かかる有機系紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェノンなどの有機紫外線吸収剤を含有する樹脂、あるいはベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系反応性モノマーを共重合した樹脂、さらにはこれらにヒンダードアミン(HALS)系反応性モノマーなどの光安定剤を含有及び/又は共重合した樹脂を、本発明の効果を阻害しない範囲内で使用することができる。
かかるベンゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系反応性モノマーを共重合した樹脂、さらにはこれらにヒンダードアミン(HALS)系反応性モノマーを共重合した樹脂などを含む有機紫外線吸収樹脂は薄層で紫外線吸収効果が高く、より好ましい。
これらの製造方法等については、特開2002−90515の〔0019〕〜〔0039〕に詳細に開示されている。中でもアクリルモノマーと紫外線吸収剤の共重合物を有効成分として含むハルスハイブリッド(登録商標)((株)日本触媒製)などを使用することができる。
本発明にかかる樹脂層中における分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物の含有率は、輝度向上が得られれば特に限定されず、また、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物の種類、分散性、生産性等にも依存するため、一義的に限定することはできないが、樹脂層全体に対して0.2重量%以上であることが好ましく、さらに好ましくは1重量%以上、より好ましくは3重量%、特に好ましくは10重量%以上、最も好ましくは30重量%以上であるが、輝度向上効果とバックライト光の色度変化とのバランスが良好な含有率を選択すればよい。
該化合物の含有率が0.2重量%より少ない場合は、輝度向上効果が得られない場合がある。また、上限は特に限定されるものではないが、75重量%を超えると生産性が劣ったり、バックライト光の色度変化が極端に大きくなる場合があるので、75重量%以下に制御するのが好ましい。
本発明にかかる分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物を含有する樹脂層の厚みは、化合物の種類や含有率にも依存するため一義的に限定することはできないが、0.05〜50μm以上であることが好ましく、さらに好ましくは1〜15μm、特に好ましくは1〜5μmである。
かかる樹脂層の厚みが0.1μm未満であると、輝度向上効果が得られなかったり、耐光性が不足する場合がある。逆に厚みが50μmを越えると、輝度が低下したりバックライト光の色度変化が極端に大きくなる場合があり、また経済性の面から好ましくない。
尚、ここでいう樹脂層の厚みとは、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物を含有する樹脂層の総厚みのことで、1層以上有する場合は、その樹脂層全体の厚み、つまり複数層の樹脂層全体の厚みより求めたものである。
本発明にかかる基材の白色フィルムは、可視光線反射率が高ければ高い方が良く、このためには内部に気泡を含有する白色フィルムが好ましくは使用される。これらの白色フィルムとしては限定されるものではないが、多孔質の未延伸、あるいは二軸延伸ポリプロピレンフィルム、多孔質の未延伸あるいは延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが例として好ましく用いられる。これらの製造方法等については特開平8−262208の〔0034〕〜〔0057〕、特開2002−90515の〔0007〕〜〔0018〕、特開2002−138150の〔0008〕〜〔0034〕等に詳細に開示されている。中でも特開2002−90515の中に開示されている多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムや、耐熱性と反射率の点からポリエチレンナフタレートとの混合及び/又は共重合した多孔質白色二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが、前述の理由で本発明にかかる白色フィルムとして特に好ましい。
本発明にかかる基材の白色フィルムの構成は、使用する用途や要求する特性により適宜選択すれば良く、特に限定されるものではないが、少なくとも1層以上の構成を有する単層及び/又は2層以上の複合フィルムが好ましく、その少なくとも1層以上に気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有していることが好ましい。
単層構成(=1層)の例としては、たとえば単層のA層のみの基材の白色フィルムであり、前記A層に気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。また、2層構成の例としては、前記A層にB層を積層した、A層/B層の2層構成の基材の白色フィルムであり、これらA、B層少なくともどちらか1層中に、気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。さらに、3層構成の例としては、前記同様に、A層/B層/A層やA層/B層/C層の3層を積層してなる3層積層構造の基材の白色フィルムであり、各層の内少なくとも1層中に、気泡、無機粒子、有機粒子のいずれか1種以上を含有させた構成のものが挙げられる。3層構成の場合、生産性の観点からB層が気泡を含有する層であることが最も好ましい。
かかる基材の白色フィルムに含有する無機微粒子及び/又は有機粒子の数平均粒子径は、0.3〜2.0μmであるのが好ましい。かかる有機粒子のとして、高融点である架橋高分子成分を主体とする樹脂が好ましく、例えばポリエステル樹脂、ベンゾグアナミンのようなポリアミド系樹脂粒子、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂粒子、及びそれらの中空粒子などが挙げられる。これらの樹脂は単独で用いてもよく、あるいは2種以上の共重合体もしくは混合物としたものを用いてもよい。白色フィルムの耐光性という点では、含有する球状粒子に紫外線吸収剤、光安定化剤が含まれていることが好ましい。また、かかる無機粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫化亜鉛、リン酸カルシウム、シリカ、アルミナ、マイカ、雲母チタン、タルク、クレー、カオリン、フッ化リチウム、フッ化カルシウム等を用いることができる。
次に、前記基材熱可塑性樹脂フィルムのうち3層構成白色フィルムの製造方法について説明するが、この例に限定されるものではない。
まず、非相溶ポリマーとしてポリメチルペンテンを、低比重化剤としてポリエチレングリコール、ポリブチレンテレフタレートとポリテトラメチレングリコール共重合物を、ポリエチレンテレフタレートに混入する。それを充分混合・乾燥させて270〜300℃の温度に加熱された押出機Bに供給する。BaSO、CaCO、TiOなどの無機物および/または有機物添加剤を含有するポリエチレンテレフタレートを常法により押出機Aに供給する。そして、Tダイ3層口金内で押出機Bのポリマーが内層(B層)に、押出機Aのポリマーが両表層(A層)に配置されるようにして、A層/B層/A層なる構成の3層に積層する。
この溶融積層シートを、ドラム表面温度10〜60℃に冷却されたドラム上で静電気力にて密着冷却固化し、未延伸フィルムを得る。該未延伸フィルムを80〜120℃に加熱したロール群に導き、長手方向に2.0〜5.0倍縦延伸し、20〜50℃のロール群で冷却する。続いて、この縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持しながらテンターに導き90〜140℃に加熱された雰囲気中で長手に垂直な方向に横延伸する。この場合、延伸倍率は、縦、横それぞれ2.5〜4.5倍に延伸するが、その面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は9〜16倍であることが好ましい。すなわち、この面積倍率が9倍未満であると、得られるフィルムの白さが不良となる。また、面積倍率が16倍を越えると、延伸時に破れを生じやすくなり、製膜性が不良となる傾向がある。こうして二軸延伸されたフィルムに平面性、寸法安定性を付与するために、テンター内で150〜230℃の熱固定を行い、均一に徐冷し、さらに、室温まで冷却した後、巻取機で巻き取り、本発明に係る基材熱可塑性樹脂フィルムを得る。
かかる基材熱可塑性樹脂フィルムの例としては、まず、単層構成の白色フィルムとしては、ルミラー(登録商標)E20(東レ(株)製)、SY64(SKC製)などが挙げられ、2層構成の白色フィルムとしては、テトロン(登録商標)フィルムUXZ1(帝人デュポンフィルム(株)製)などが挙げられ、3層構成の白色フィルムとしては、ルミラー(登録商標)E60L、E6SL、E6SR、E6SQ、E6Z(東レ(株)製)、テトロン(登録商標)フィルムUX(帝人デュポンフィルム(株)製)などが挙げられる。
本発明にかかる白色フィルム及び/或いは樹脂層には、本発明の効果を阻害しない範囲内で各種の添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、有機および/または無機の微粒子、架橋剤、耐熱安定剤、耐酸化安定剤、有機の滑剤、帯電防止剤、核剤、染料、充填剤、分散剤およびカップリング剤などを用いることができる。
本発明の白色反射フィルムは、樹脂層を設けた面から測定した波長400〜700nmの波長における平均反射率が85%以上であることが好ましく、より好ましくは87%以上、さらに好ましくは90%以上、最も好ましくは95%以上であるのがよい。
この平均反射率が85%未満の場合には、適用する液晶ディスプレイによっては輝度が不足する場合がある。なお、両面に樹脂層を設けている場合には、いずれかの樹脂層から測定した平均反射率が85%以上であればよい。かかる波長400〜700nmの波長における平均反射率を85%以上にする方法としては、例えば、基材の白色フィルム内もしくは樹脂面の、光を反射する界面の絶対量を増やす方法がある。特に、前述した基材の白色フィルム内のボイド構造をより多く形成したり、ボイド構造を有する部分の厚みをより厚くする等の方法が挙げられる。
本発明において、樹脂層を設ける面は特に限定されるものではなく、A層/B層の2層構造、A層/B層/A層もしくはA層/B層/C層の3層構造である場合、どちら側に設けてもよい。
本発明においては、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物を含有する樹脂層を、白色フィルムの少なくとも片面に形成するにあたり、任意の方法で形成することができるが、例えば、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物を含有した塗液をグラビアコート、ロールコート、スピンコート、リバースコート、バーコート、スクリーンコート、ブレードコート、エアーナイフコートよびディッピングなどの各種塗布方法を用いて、基材の白色フィルム製造時に塗布(インラインコーティング)したり、結晶配向完了後の白色フィルム上に塗布(オフラインコーティング)するなどで塗布層を設ける方法で形成したり、分子内に化1、化2、化3、化4、化5から選ばれた少なくとも1種の骨格構造を有する化合物を含有したフィルムやシートをラミネートなどにより貼り合わせる方法が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
このようにして得られる本発明の白色反射フィルムは、液晶バックライトの輝度向上を図ることでき、さらに好ましい態様によれば、長時間使用しても反射率の低下が少ない。したがって、本発明の白色反射フィルムは液晶ディスプレイ用のエッジライト方式のバックライトのリフレクター、およびエッジライト型方式或いは直下型方式バックライトの反射板好適に使用することができる。その他にも、各種面光源の反射板や、反射特性が要求される太陽電池モジュールの封止フィルムとしても好適に使用することができる。
測定方法および評価方法を以下に示す。
(1)化合物の構造同定
化合物の構造が不明な場合、樹脂層の形態により以下の方法を選択して行う。
(i)塗布層などのフィルムを有しない樹脂層
先ず、サンプルの樹脂層を有機溶剤に浸漬して樹脂層を剥離採取する。その後、樹脂層を浸漬した後の有機溶剤を濾過する。濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し再度溶解する。次いでシリカゲルカラムクロマトグラフィー、ゲル浸透クロマトグラフィー、液体高速クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー等に代表される一般的なクロマトグラフィーのうち分離可能な方法を選択し、濾液及び再溶解した濾物溶液をそれぞれ単一物質に分離精製する。樹脂層中の他成分と結合して分離が困難な場合はそのまま用いた。その後各物質について適宜濃縮及び希釈を行い、核磁気共鳴分光法(H−NMR、13C−NMR)、二次元核磁気共鳴分光法(2D−NMR)、赤外分光光度法(IR)、質量分析法(Mass)、元素分析により構造同定を行った。
(ii)フィルム同士の貼り合わせ等による樹脂層
貼り合わせを伴う場合は、粘着樹脂層と樹脂層フィルムに分けて評価を行う。先ず、樹脂層を形成するフィルムを剥離する。次いで、剥離した基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの双方を有機溶剤に浸漬して、樹脂粘着層を剥離採取した後の有機溶剤を濾過する。濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し、再度溶解する。
次いで、樹脂粘着層を剥離した後の樹脂層を形成するフィルムにおいて、その樹脂を溶解する有機溶剤に浸漬した後の有機溶剤を濾過する。樹脂粘着層と同様に濾物がある場合は、濾物に対する溶解度の高い溶剤を選択し再度溶解する。粘着樹脂層中及び樹脂層を形成するフィルム中の他成分と結合して分離が困難な場合はそのまま用いた。格成分を(i)と同様の方法にて適宜、分離精製と濃縮及び希釈を経て、核磁気共鳴分光法(H−NMR、13C−NMR)、二次元核磁気共鳴分光法(2D−NMR)、赤外分光光度法(IR)、質量分析法(MS)、元素分析により構造同定を行った。
(2)樹脂層中の化合物の極大吸収波長
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、紫外可視分光光度計(UV−Bis Spectrophotometer、日本分光(株)製 V−660型)を用いて波長200〜900nmにおける吸収スペクトルを測定した。濃度は各極大吸収波長が観察でき得る範囲で適宜調節し、極大吸収波長が波長300〜450nm間にある場合は合格、波長300nm未満の短波長側にある場合を不合格1、波長450nmより長波長側にある場合を不合格2とした。
(3)樹脂層中の化合物の発光波長
(1)と同様のいずれかの方法にて化合物を離精製後、各種可溶な溶剤に溶解させた。次いで、この溶液を石英セル中に入れ、分光蛍光光度計(日本分光(株)製 FP−6500型)を用いて、(2)より求めたいずれかの極大吸収波長を励起波長として照射し、波長250〜750nmにおける発光スペクトルを測定した。濃度は光路長1cmとしたときの励起波長における吸光度が1となるよう調整し、発光スペクトル全体が波長350〜600nm間にある場合は合格、発光がない場合もしくは発光スペクトルの一部が波長350nm未満の短波長領域にある場合を不合格A、発光スペクトルの一部が波長600nmより長波長領域にある場合を不合格Bとした。
(4)樹脂層中の化合物の含有率
樹脂層の形態により、以下の方法を選択して行う。
(i)塗布層などのフィルムを有しない樹脂層
先ず、サンプルを30cm四方に切断し重量を測定する。次いで、樹脂層を有機溶剤に浸漬して、樹脂層を剥離採取した後のサンプルの重量を測定し、樹脂層剥離前後のサンプル重量の差を算出し、その値を樹脂層樹脂層全体の重量とする。さらに(1)の(i)と同様の方法にて濾液及び再溶解した濾物溶液ごとにそれぞれ単一物質に分離精製する。化合物に該当する分離物を濃縮しその総重量を測定し、その値を樹脂層全体の重量で除した値を求めた。同様の方法にて5箇所の測定を行い、5箇所の平均値を「化合物の含有率」とした。
(ii)フィルム同士の貼り合わせ等による樹脂層
貼り合わせを伴う場合は、粘着樹脂層と樹脂層フィルムに分けて評価を行う。先ず、(1)の(ii)と同様の方法にて、サンプルの樹脂粘着層及び樹脂層を形成するフィルムのどちらか一方もしくは双方に化合物が含有しているかを特定する。
次いで、サンプルを30cm四方に切断し重量を測定した後に、樹脂層を形成するフィルムを剥離後、剥離した基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの双方を有機溶剤に浸漬して、基材の白色フィルム、樹脂層を形成するフィルムの各重量をそれぞれ測定する。樹脂層剥離前のサンプル全重量から基材の白色フィルムと樹脂層を形成するフィルムの各重量を引いて樹脂粘着層の重量を求める。さらに、(1)の(ii)と同様の方法にて樹脂粘着層の成分及び樹脂層を形成するフィルムの成分ごとにそれぞれ単一物質に分離精製し、化合物に該当する分離物を濃縮しその総重量を測定する。化合物に該当する分離物を濃縮しその総重量の値を、樹脂層を形成するフィルムの重量と樹脂粘着層の重量の和で除した値を求めた。この際、樹脂層を形成するフィルムもしくは樹脂粘着層のうちどちらかに化合物が含有していない場合は、その重量を0として算出する。同様の方法にて5箇所の測定を行い、5箇所の平均値を「化合物の含有率」とした。
(5)樹脂層の厚み
先ず、(1)のいずれかと同様の方法にて、サンプルの蛍光増白剤が含有している層を特定する。次いで、サンプルを、日本ミクロトーム研究所(株)製ロータリー式ミクロトームを使用し、ナイフ傾斜角度3°にてフィルム平面に垂直な方向に切断する。得られたフィルム断面をトプコン社製走査型電子顕微鏡ABT−32を用いて観察し、基材の白色フィルム上に積層している樹脂層のうち蛍光増白剤が含有する層の総厚みを各片面5箇所測定しその平均値を「樹脂層の厚み」とする。
(6)耐光性(黄色味変化量Δb値)
紫外線劣化促進試験機アイスーパーUVテスターSUV−W131(岩崎電気(株)製)を用い、下記条件で強制紫外線照射試験を行った後、b値を求めた。3サンプルについて促進試験を実施し、それぞれ試験前後のb値を測定し、その差の平均値を耐光性(黄色味変化量Δb値)とした。
「紫外線照射条件」
照度:100mW/cm、温度:60℃、相対湿度:50%RH、照射時間:48時間
耐光性評価結果を下記により判定し、A、B級であれば合格であり、A級が最も好ましい。
A級:黄色味変化量Δb値が5未満
B級:黄色味変化量Δb値が5以上15未満
C級:黄色味変化量Δb値が15以上。
(7)平均輝度、色度変化(Δx値、Δy値)
21インチ直下型バックライト(冷陰極管使用、波長450nm以下における冷陰極管の極大発光波長:313nm 365nm 405nm 436nm、ランプ管径:3mmΦ、ランプ本数:12本、ランプ間距離:25mm、白色反射フィルムとランプ中心間距離:4.5mm、拡散版とランプ中心間距離:13.5mm)を使用し、下記2モデルでの光学シート構成にて輝度及び色度測定を行った。
モデル1:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)2枚
モデル2:拡散版RM803(住友化学(株)製、厚み2mm)/拡散シートGM3((株)きもと製、厚み100μm)/プリズムシートBEF−II(3M社製、厚み130μm)/偏光分離シートDBEF(3M社製、厚み400μm)。
測定は冷陰極線管を60分間点灯して光源を安定させた後に、色彩輝度計BM−7fast(株式会社トプコン製)を用いて輝度(cd/m)、色度(x値、y値)を測定した。各値とも3サンプルについて平均値を算出し、これを平均輝度、平均色度(x値、y値)とした。次いで、求めた平均色度と樹脂層を設けない基材の白色フィルムの平均色度との差をとり、これを色度変化(Δx値、Δy値)とした。
各実施例に使用したバインダー樹脂、化合物を以下に示す。
(1)バインダー樹脂A : アクリル系樹脂(綜研化学(株)製 フォレットGS−1000 濃度30%溶液)
(2)バインダー樹脂B : ベンゾトリアゾール含有アクリル系共重合体樹脂((株)日本触媒製 ハルスハイブリッド(登録商標)UV−G720T 濃度40%溶液)
(3)化合物A : Kayaphor SN(日本化薬(株)製、構造式:下記化6(化1構造を含む化合物))
(4)化合物B : UVITEX OB(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ(株)製、構造式:下記化7(化2構造を含む化合物))
(5)化合物C : Shigenox 102(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記化8(化3構造を含む化合物))
(6)化合物D : Hakkol PSR(ハッコールケミカル(株)製、構造式:下記化9(化3構造を含む化合物))
(7)化合物E : 1,8−ナフタルイミド(東京化成工業(株)製、構造式:下記化10(化4構造を含む化合物))
(8)化合物F : アントラセン(東京化成工業(株)製、構造式:下記化11(化5構造を含む化合物))
(9)化合物G : Eastobrite OB−1(Eastman Chemical Company製、構造式:下記化12(化1及び化2構造を含む化合物))
(10)化合物H : Hostalux KS(クラリアントジャパン(株)製、構造式:下記化13(化1及び化2構造を含む化合物))
(11)化合物I : ナフタレン(東京化成工業(株)製、構造式:下記化14(化1〜化5のいずれの構造も含まない化合物))
(12)化合物J : キナクリドン(東京化成工業(株)製、構造式:下記化15(化1〜化5のいずれの構造も含まない化合物))
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
Figure 2009237436
(実施例1)
バインダー樹脂A:20.0g
トルエン:13.6g
化合物A:0.9g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが4.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例2)
バインダー樹脂A:20.0g
トルエン:20.8g
化合物A:2.7g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#44を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが13.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例3)
使用する化合物を化合物Bとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例4)
使用する化合物を化合物Cとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例5)
使用する化合物を化合物Dとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例6)
使用する化合物を化合物Eとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例7)
使用する化合物を化合物Fとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例8)
使用する化合物を化合物Gとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例9)
使用する化合物を化合物Hとしたこと以外は、実施例1と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例10)
使用するバインダー樹脂をバインダー樹脂Bとしたこと以外は、実施例8と同様に作成し、乾燥後の厚みが3.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例11)
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:11.2g
化合物G:0.3g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#20を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが6.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例12)
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:10.6g
化合物G:0.17g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが4.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例13)
バインダー樹脂B:125.0g
トルエン:2658.2g
化合物G:0.1g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#3を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが0.08μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(実施例14)
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:63.6g
化合物G:13.4g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#88を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥し、再度同じ面に前記塗布液を、メタバー#88を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥し、乾燥後の総厚みが52μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(比較例1)
多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を、塗布層を設けずに白色反射フィルムとした。
(比較例2)
バインダー樹脂B:10.0g
トルエン:10.0g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの両面に、メタバー#13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが4.0μmの化合物を含有しない樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(比較例3)
バインダー樹脂A:20.0g
トルエン:13.6g
化合物I:0.9g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが4.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
(比較例4)
バインダー樹脂A:20.0g
トルエン:13.6g
化合物J:0.9g
を攪拌しながら添加して塗液を作った。
基材の白色フィルムとして多孔質の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートで構成された3層構成の熱可塑性樹脂フィルム(東レ(株)製 ルミラー(登録商標)E6SR、厚み225μm)を準備した。前記塗布液を、この基材白色フィルムの片面に、メタバー#13を使用して塗布し、120℃、1分間で加熱乾燥して、乾燥後の厚みが4.0μmの樹脂層を設けて、本発明の白色反射フィルムを得た。
Figure 2009237436
実施例1〜14のいずれにおいても、輝度向上効果が見られた。中でも化合物が化1及び化2の構造を有し、且つ、樹脂層中に紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有したものは輝度だけでなく耐光性も付与でき(実施例10)、化合物の含有率や樹脂層厚みを変えることで輝度向上率や色度変化の調整が可能であった(実施例11、12)。
化合物が化1、化2、化3、化4、化5のいずれかの構造を有する場合(実施例1、3、4、6、7)、輝度向上効果が確認でき、化合物が化1及び化2の構造を有する場合(実施例8〜14)は、色度変化が大きくなるものの輝度向上効果が特に高かった。樹脂層中の化合物の含有率が高く、且つ、その樹脂層が厚い場合は、それに比例して色度変化が大きくなるものの輝度向上効果はより高いものとなった(実施例2)。化合物が化1、化2、化3、化4、化5のいずれかの構造を有する、または、化1及び化2の構造を有する場合どちらにおいても、置換基が結合していても同様の輝度向上効果が得られた(実施例5、9)。
樹脂層中の化合物の含有率が低く、その樹脂層の厚みが薄い場合(実施例13)、色度変化がほとんどないものの輝度向上効果や耐光性は低いものとなった。樹脂層中の化合物の含有率が極端に高く、その樹脂層の厚みが極端に厚い場合(実施例14)は、輝度向上効果及び耐光性は非常に良好であったが、色度変化が極端に大きくなってしまった。
樹脂層を設けない場合(比較例1)、耐光性が不合格であり輝度向上効果も得られなかった。また、樹脂層を設けても化1、化2、化3、化4、化5のいずれかの構造を有する化合物を含有しない場合、輝度向上効果は得られなかった(比較例2)。樹脂層中に化合物を添加しても、化合物の構造中に化1、化2、化3、化4、化5のいずれかの構造も有さない場合、極大吸収波長が極端に短波長領域にあり発光しないものは輝度向上効果が得られず(比較例3)、また、極大吸収波長及び発光領域が極端に長波長領域にある場合は(比較例4)、冷陰極管より発した可視領域の光を吸収してしまい輝度が低下してしまうばかりか、色度変化も極端に大きくなってしまった。
本発明の白色反射フィルムの断面模式図の一例である。 本発明にかかる基材の白色フィルムの断面模式図の一例である。
符号の説明
1:白色反射フィルム
2:3層構成の基材白色フィルム
3:化合物を含有した樹脂層
4:化合物を含有した塗布層
5:化合物を含有した接着層
6:化合物を含有した樹脂フィルム
7:無機粒子及び/又は気泡を含有した層

Claims (8)

  1. 白色フィルムの少なくとも片面に、樹脂層を少なくとも1層以上積層し、その樹脂層中に、下記化1、化2、化3、化4、及び化5からなる群より選ばれる少なくとも1種の骨格構造を分子内に有する化合物を含有する白色反射フィルム。
    Figure 2009237436
    Figure 2009237436
    Figure 2009237436
    Figure 2009237436
    Figure 2009237436
  2. 前記化合物が、同一分子内に化1及び化2の構造を有するものである請求項1に記載の白色反射フィルム。
  3. 前記化合物が、波長300〜450nm間に極大吸収波長を有するものである請求項1又は2に記載の白色反射フィルム。
  4. 前記化合物が、波長350〜600nm間に発光を有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  5. 前記樹脂層中に、紫外線吸収剤および/または光安定化剤を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の白色反射フィルム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されているバックライト用ランプリフレクター。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されているエッジライト型方式のバックライト。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の白色反射フィルムを、その樹脂層が積層された面を光源側に向けて設けられて構成されている直下型方式のバックライト。
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