JP2009236808A - レール探傷方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レール頭部に発生した横裂の深さを正確に検知することのできる方法及び装置を提供する。
【解決手段】 レール探傷装置1は、レール100に対して上方向に付勢されたスライダ10と、スライダ10に、レールの長さ方向の軸を中心に回動可能に設けられたアーム20と、アーム20の先端に、レールの長さ方向に移動可能に取り付けられた超音波探触子50と、を備える。アーム20をレール側に向けて回動させてレール上首部100cに係合させると、超音波探触子50がレールの上首部100c及び/又は頭部下面に当たる。この超音波探触子50からレール踏面100bに向けて超音波を入射させ、その反射エコーからレールを探傷する。レール頭部の下面から踏面に向けて超音波を照射するので、水平裂の下に存在する横裂に超音波が照射される。その反射エコーを計測することにより、横裂の存在を正確に知ることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波パルスの反射エコーを用いてレールを探傷する方法及び装置に関する。特には、レール頭部の横裂を正確に検査することのできるレール探傷方法及び装置に関する。
まず、レールに発生する傷(亀裂)について説明する。
図9は、レールの傷(亀裂)の状況を示す図である。
レール100の頭部100aに発生する傷は、頭部100aの踏面100bの起点F1から頭部100aを踏面100bに略平行に進む水平裂F2や、この水平裂F2から派生して頭部100aの内部を下斜め方向に進む横裂F3がある。これらの水平裂F2や横裂F3は、車両の進行方向に延びるように発生する。
水平裂F2は、その上方のレール踏面が黒ずんでくるので目視でも発見可能であるが、その長さや深さを正確に知るために、従来より、超音波をレールに照射し、その反射エコーからレール内部の傷を発見する超音波探傷装置が用いられている。このような装置として、超音波探触子をレール踏面100bに当てて、頭部100aの内部に向けて斜め方向に超音波を照射し、その反射エコーを検出するタイプのものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この方法においては、傷の面に対して斜めに超音波を入射させて傷の端部のエコーを検出し、このエコーの最大値が得られるときのビーム路程と探触子の屈折角から傷の深さを測定する端部エコー法(非特許文献1参照)が適用されることが多い。この端部エコー法は、傷の先端部までの超音波の伝播時間から深さ位置を特定するが、これには傷の先端部であることの識別が必要である。そのためには、傷の面からの反射エコーとの連続性(あるいは関連性)が重要である。一方で、傷の面からの反射エコーが支配的になると、先端部のエコーはこれに埋もれてしまい捉えにくい場合がある。
一方、横裂F3は、このような超音波探傷装置を適用しても、超音波が水平裂F2の断面で反射してしまって横裂に達せず、正確に検出できないという問題がある。そこで、水平裂F2の長さから横裂F3の程度を判定することも行われている。
また、このタイプの超音波探触方法では、超音波探触子は、前述のようにレール100の踏面100bに当てられる。レール踏面100bは、常に鉄道車両の車輪と接触しており、摩耗して形状が変化する。特に、カーブの部分では斜めに摩耗する場合もある。このような摩耗が進むと、一探触子法では探触子の位置がずれたり、二探触子法では送信用探触子と受信用探触子との位置関係がずれてしまい、正確な測定ができなくなってしまう。
一方、数年前から、頭部の一側面に超音波送信用探触子を当て、反対側の側面に超音波受信用探触子を当て、送信用探触子から照射された超音波の反射エコーを受信用探触子で検出するのものが使用され始めた(例えば、特許文献2参照)。
レール頭部の横裂は、先端が深さ30mmに達するとレールが破断する可能性があるので、先端の深さを正確に把握することが必要である。そこで、レール頭部の踏面に超音波探触子を当てる探傷検査車を用いて一次検査を行い、異常が検出された部分では、レール頭部の側面に超音波探触子を当てる方法で精密な二次検査が行われている。
特開平9−304364 特開2000−9698 非破壊検査技術シリーズ 超音波探傷試験III 平成元年2月1日 社団法人 日本非破壊検査協会
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、レール頭部に発生した横裂の深さを正確に検知することのできる方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明のレール探傷方法は、 探触子から超音波をレールに入射させ、該超音波の反射エコーを受信して前記レールを探傷する方法であって、 前記探触子を前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、前記レールの踏面に向けて超音波を入射させることを特徴とする。
本発明によれば、レール頭部の下面(裏面)から踏面に向けて超音波を照射するので、水平裂の下に存在する横裂に超音波が照射される。その反射エコーを計測することにより、横裂の存在を正確に知ることができる。従来のレールの超音波探傷は、レール頭部の踏面や側面に超音波探触子を当てて行うことが一般的であり、レール頭部の裏面に超音波探触子を当てることは行われていなかった。これは、レール頭部裏面には油や泥、さびが付着しているため、事前に清掃が必要であることや、レール上首部がアール状の凹面であることなどによる。本発明の方法では、事前の清掃は必要であるが、横裂を正確に検査できる。さらに、レール頭部裏面はレール踏面などのように摩耗が起こらないので、横裂の深さ測定の基準面として適していて、レール強度・交換要否判定の最も重要なファクターである横裂先端の位置を正確に測定できるという利点がある。
本発明の他の態様のレール探傷方法は、 超音波を照射する送信用探触子と、該送信用探触子からレールに照射された超音波の反射エコーを受信する受信用探触子とを前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、 前記送信用探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、 前記受信用探触子でその反射エコーを受信し、 端部エコー法により前記レール中の横裂の先端位置を測定することを特徴とする。
二探触子法の方が、一探触子法よりもノイズエコーが低く傷の反射エコーの識別性(いわゆるSN比がよい)が高いので、測定性に優れる。また、傷先端の位置測定には、端部エコー法の他に、TOFD法や表面波法などがあるが、端部エコー法が測定精度及び簡便性の点で好ましい。
本発明においては、 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部を挟んで配置するとともに、横裂の進行方向に対して同じ側に配置することとできる。この方法を二探触子V走査法という。
この走査方法は、横裂の面と反射エコーと横裂先端部のエコーの両方を捕らえやすい利点(連続性あるいは関連性)がある。一方で、レール腹部を挟んで探触子を走査するため、両探触子の位置関係を精度よくコントロールしなければならない問題がある。
または、 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部を挟んで配置するとともに、一方の探触子を横裂の進行方向前方に配置し、もう一方の探触子を進行方向後方に配置することとしてもよい。この方法を二探触子斜めV走査法という。
この走査方法は、横裂をまたいでの探傷であるため、検出されるエコーはレール踏面(表面、図1の符号100b)の反射エコーと傷先端部のエコーのみの検出となり、傷の先端部の識別性に優れる。一方、横裂面と先端部の関連性は捉えられないこと、横裂をまたいで斜めに超音波が入射するため、傷先端部に対する超音波の入射角が大きくなり、測定精度が劣る。また、横裂の発生が多少横方向にずれた位置の場合は、さらに測定精度が劣る。さらに、前述の方法と同様に、レール腹部を挟んで探触子を走査するため、両探触子の位置関係を制度よくコントロールしなければならない問題がある。
さらに、 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部の一方の側に配置するとともに、一方の探触子を横裂の進行方向前方に配置し、もう一方の探触子を進行方向後方に配置することとしてもよい。この方法を二探触子横V走査法という。
この走査方法は、同一側面からの探傷のため、検出されるエコーはレール肩(図9の符号100e)の反射エコーと傷先端部のエコーのみの検出となり、横裂の発生がレールの中心よりずれて起こった場合に先端部のエコーを検出しやすい利点がある。一方で、横裂面と傷先端部の関連性は捉えられないこと、横裂をまたいで超音波が入射するため、傷先端に対する超音波の入射角が大きくなり、測定精度が劣る。
以上のことから、本発明においては、二探触子V走査法が好ましいといえる。さらに、この方法においては、探触子を横裂の進行方向後方に配置して、超音波をレールの踏面に向けて照射する後方探傷が、探触子を横裂の進行方向前方に配置して、超音波をレールの踏面に向けて照射する前方探傷より好ましい。その理由は、横裂先端部の位置の特定には、横裂面からの反射エコーとの連続性が重要であり、後方探傷はこれに優れるためである。一方で、傷の面からの反射エコーが支配的になると先端部のエコーがこれに埋もれてしまい捉えにくい場合があり、この場合は前方探傷を行うことが好ましい。
本発明のレール探傷装置は、 超音波を照射する送信用探触子と、 該送信用探触子からレールに照射された超音波の反射エコーを受信する受信用探触子と、 前記送信用探触子及び受信用探触子とを前記レールの上首部及び/又は頭部下面に押圧させる付勢機構と、備え、 前記送信用探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、 前記受信用探触子でその反射エコーを受信し、 その反射エコーからレールを探傷することを特徴とする。
本発明によれば、探触子をレールの上首部から頭部下面に押し当てる機構を有するので、探触子をレール頭部下面に密接に接触させることができる。
また、本発明においては、 前記送信用探触子及び受信用探触子とを前記レールの上首部のアール中心を中心にして回転させる機構をさらに備えることとすれば、探触子の探触面をレールの上首部から頭部下面に密接に接触させて超音波をレール頭部のほぼ全域に渡って入射できる。
本発明のレール探傷装置の具体的な形態は、 レールの長さ方向に移動可能なスライダと、 該スライダを上方向に付勢する付勢機構と、 前記スライダに、前記レールの長さ方向の軸を中心に回動可能に設けられたアームと、 該アームの先端に、前記レールの長さ方向に移動可能に取り付けられた超音波探触子と、 前記アームの先端に設けられた前記レールの上首部に係合するレール係合部と、を備え、 前記アームを前記レール側に向けて回動させて前記レール係合部を前記レール上首部に係合させることにより、前記超音波探触子を前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、 該超音波探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、 その反射エコーから前記レールを探傷することを特徴とする。
本発明によれば、スライダが上方に付勢されているので、レールの踏面が摩耗して形が変わっても、探触子を常に一定の状態(圧力)で検査位置に当てることができ、精度の良い計測を行うことができる。
また、アームを内方向(レール側)に回動させると、レール係合部がレールの上首部に係合して、超音波探触子がレールの上首部から頭部裏面に渡る部分に押し当てられて検査状態となり、アームを外方向(レールと反対側)に回動させると、超音波探触子がレールから離れてレールから装置を取り外すことができる。なお、アームは、スライダのレールを挟んで両側に取り付けられていることが好ましい。
本発明においては、 該複数のアームの先端に、前記超音波探触子を、前記レールの上首部のアール中心を中心にして回動可能に支持する機構をさらに備えることが好ましい。
さらに、本発明においては、 前記スライダの前記レール踏面からの高さを計測するスケールを備えることが好ましい。
アームが内方向(レール側)に回動した状態では、アームの先端に設けられたレール係合部がレールの上首部に係合する。スライダは、付勢機構により上方に付勢されており、アームのレール係合部がレール上首部に係合した状態では、スライダの高さは、アームの長さで決まる高さに保たれる。レール上首部は車輪との摩擦による摩耗などが起こらず初期状態を保っているが、レール踏面は車輪との摩擦により摩耗する。スライダの高さは一定であるので、レール踏面が摩耗すると、ローラはレール踏面に載っているが、スライダはローラに対してバネで上方に付勢され、スライダとレール踏面との間隔が長くなる。そこで、スライダのレール踏面からの高さを計測して、初期状態での高さと比較すれば、初期状態からのレール踏面の摩耗量を知ることができる。
なお、スケールをレールの幅方向の両端付近に設置すれば、レールの幅方向での摩耗量の差がわかる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、レール頭部の下面から上首部に渡る部分に超音波探触子を当てて、同探触子から踏面に向けて超音波を入射させるので、水平裂の下の横裂を正確に検知することができる。さらに、レール頭部の裏面や上首部は、車輪との摩擦が起こらず摩耗しないので、横裂先端検知の基準面として適している。
発明を実施するための形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレール探傷装置の構造を説明する側面図である。
図2は、図1のレール探傷装置の正面図である。
図3は、図1のレール探傷装置の探触子の回転状態を説明する正面図である。
図4は、図1のレール探傷装置のローラ付近の構造を説明する側面図である。
レール探傷装置1は、図1に示すように、レール100の長さ方向に移動可能なスライダ10と、同スライダ10を上方向に付勢する付勢機構と、スライダ10に設けられた複数のアーム20と、同アームの先端に取り付けられた超音波探触子50と、を備える。
スライダ10は、レール100の長さ方向に長い直方体の中空のものである。底面は開口していてもよい。スライダ10の四隅にはローラ11が設けられており、レール踏面100b上を移動可能となっている。図4に示すように、ローラ11の回転軸11aを支持する縦軸13は、スライダ10の内部に縦方向に延びるように設けられた中空の支持部材15に支持されて、上下方向に移動可能となっている。縦軸13の、ローラ回転軸11aのやや上方の部分には、外方向に張り出すフランジ部13aが設けられている。このフランジ部13aと支持部材15との間には、バネ17が介装されている。このような構成により、スライダ10は、ローラ11に対して、即ち、ローラ11が接するレール踏面100bに対してバネ17により上方に付勢されている。
さらに、縦軸13の上部には、目盛り13bが付されており、スライダ10の上面の高さを計測できるようになっている。
図1や図2に示すように、スライダ10の両側面の両端付近には、下方に延びるアーム20が、レール100の長さ方向の軸を中心に回動可能に取り付けられている。図1に示すように、スライダ10の一方の側の両アーム20の先端間は、クランク機構23を介してロッド25で接続している。このロッド25上に、超音波探触子50が回動不能かつ手動でスライド可能に支持されている。超音波探触子50のスライド距離は、例えば約100mmである。なお、超音波探触子50は、スライダ10の両側のロッド25に各々1個取り付けてもよく、一方のロッド25のみに1個又は2個取り付けてもよい。これらは、後述する探傷方法によって決まる。
超音波探触子50は、振動子等を収容した筐体51を有し、筐体51のレールと接する側には、探傷シュー52が設けられている。探傷シュー52は、被検査体であるレール100と同じ超音波伝播速度を有する材質で作製され、図3に示すように、レール上首部100cの曲率半径よりやや小さい曲率半径を有する凸状の部材である。
アーム20は、図2に示すように、実線で示す、鉛直方向に向く位置(内位置)と、二点鎖線で示す、レール100から外方向に開いた位置(外位置)との間を手動で回動可能となっている。アーム20の回動角度は、例えば、15〜20°である。
スライダ10の一方の側の一方のアーム20の先端には、内側(レール側)に突き出たレール係合部20aが設けられている。レール係合部20aの、レール上首部100cに対向する部分にはレストパッド21が取り付けられている。このアーム20が内位置に回動すると、レストパッド21がレール上首部100cのアールに係合する。このとき、超音波探触子50は、探傷シュー52がレール頭部裏面から上首部100cに当たる。
また、前述のようにスライダ10はローラ11に対して上方に付勢されているため、このようにアーム20がレール上首部100cに係合した状態では、スライダ10は、バネ17によりレール踏面100bに押し付けられているともいえる。
さらに、レール係合部20aには、レール100の長さ方向の軸を中心に回転するウオームホイール27が取り付けられている。ウオームホイール27は、後述する探触子回転機構30により回転する。ウオームホイール27が回転すると、クランク機構23を介して、ロッド25が、レール上首部100cのアール中心Cを回転中心として約60°の円弧状を移動する。これにより、ロッド25に回動不能に支持されている超音波探触子50は、図3に示すように、レール上首部100cのアール中心Cを中心として回転する。詳細には、超音波探触子50の回転角度θは約60°であり、探傷シュー52が、レール頭部裏面の最も外側の部分に当接する位置と、上首部100cの中心よりやや下方の部分に当接する位置との間を回転する。この回転中、探傷シュー52は、レール100の表面に面接触しながら移動する。これにより、レール頭部100aのほとんどの部分に超音波を入射させることができる。
図2に示すように、同アーム20には、超音波探触子50を回転させるための回転機構30が、アーム20と並列して一体に設けられている。回転機構30は、ノブ31と、ノブ31から下方に延びる回転軸32と、回転軸32の下端に固定されたウオーム33を有する。このウオーム33は、アーム20の先端のレール係合部20aに取り付けられたウオームホイール27と噛み合う。ノブ31を回転させると、回転軸32とともにウオーム33が回転し、同ウオーム33に噛み合うウォームホイール27を回転させる。
図1に示すように、もう一方のアーム20には、超音波探触子50の回転角度を検出するエンコーダ35が取り付けられている。エンコーダ35の検出値は、スライダ10にとりつけられた表示部37に表示される。
次に、このレール探傷装置1の使用方法を説明する。
まず、検査対象となるレールの頭部下面と上首部とを清掃し、付着していた泥や油、錆を除去しておく。そして、装置1の両側のアーム20を外位置に回動させて、スライダ10をレールの被検査位置に乗せる。そして、アーム20を内位置に回動させて、アーム20のレール係合部20aをレール上首部100cに係合させる。次に、超音波探触子50をロッド25上で手動でスライドさせて、以下に説明する配置となるように位置決めする。
超音波探触子50の配置及び超音波入射方向について説明する。
まず、レールに対する探触子の配置について説明する。
図5は、超音波探傷子の配置を説明する図である。
図5(A)は、1個の超音波探触子50をレール腹部100dの一方の側に配置した一探触子法を示している。この方法では、探触子50をロッド25上でスライドさせて、横裂の進行方向の前方又は後方(この例では前方)に位置させ、横裂F3に向けて超音波パルスを入射させる。そして、横裂F3で反射したエコーを同探触子50で受信する。この際、探触子回転機構30のノブ31を回転して探触子50の角度を調整する。
図5(B)は、送信用超音波探触子50T及び受信用超音波探触子50Rをレール腹部100dの両側に配置するとともに、横裂F3の進行方向に対して同じ側(この例では前方)に位置させる二探触子V走査法を示している。この方法では、送信用探触子50Tをロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の前方に位置させて、横裂F3に向けて超音波パルスを入射させる。そして、受信用探触子50Rもロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の前方に位置させ、横裂F3で反射したエコーを受信させる。この際、各探触子回転機構30のノブ31を回転して各探触子50の角度を調整する。
図5(C)は、送信用超音波探触子50T及び受信用超音波探触子50Rをレール腹部100dの両側に配置するとともに、横裂F3に対して、横裂F3の進行方向に対し前方及び後方に位置させる二探触子斜めV走査法を示している。この方法では、送信用探触子50Tをロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の前方に位置させて、横裂F3に向けて超音波パルスを入射させる。そして、受信用探触子50Rもロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の後方に位置させ、横裂F3で反射したエコーを受信させる。この際、各探触子回転機構30のノブ31を回転して各探触子50の角度を調整する。
図5(D)は、送信用超音波探触子50T及び受信用超音波探触子50Rをレール腹部100dの一方の側に配置するとともに、横裂F3に対して、横裂F3の進行方向の前方及び後方に位置させる二探触子横V走査法を示している。この方法では、送信用探触子50Tをロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の前方に位置させて、横裂F3に向けて超音波パルスを入射させる。そして、受信用探触子50Rもロッド25上でスライドさせて、横裂F3の進行方向の後方に位置させ、横裂で反射したエコーを受信させる。この際、各探触子回転機構30のノブ31を回転して各探触子50の角度を調整する。
次に、超音波の入射方向について説明する。
横裂F3への超音波の入射方向として、横裂F3の進行方向に対して後方から入射させる後方探傷と、前方から入射させる前方探傷がある。
図6は、後方探傷を説明する図である。
図7は、前方探傷を説明する図である。
図6に示す後方探傷では、探触子50を横裂F3の進行方向に対して後方に位置させ、超音波パルスを、横裂F3の進行方向前方に向って斜め上に入射させる。この場合、図6(A)で示すように、超音波が横裂F3の横断面に照射されると、高いエコーが検出される。探触子50を横裂進行方向前方に移動させていくと、図6(B)に示す、超音波が横裂F3の横断面の先端付近に照射されるまで、高いエコーが検出される。そして、図6(C)に示すように、さらに探触子50を前進させて、超音波が横裂F3の先端に達すると、横断面のエコーは低下し、端部エコーが検出される。この際のビーム路程と超音波の入射角度から横裂の深さが推定できる(端部エコー法)。
図7に示す前方探傷では、探触子50を横裂F3の進行方向に対して前方に位置させ、超音波パルスを、横裂F3の進行方向後方に向って斜め上方に入射させる。この場合、図7(A)で示すように、超音波が、横裂F3の先端に照射され、端部エコーが検出される。探触子50を横裂進行方向前方に移動させていくと、図7(B)に示すように、超音波はレール踏面100bで反射した後、水平裂F2の横断面に照射され、横裂F3には達せず、横裂F3のエコーは検出されない。そして、図7(C)に示すように、さらに探触子50を前進させると、超音波はレール踏面100bで反射した後、横裂F3の横断面に照射され、高い反射エコーが得られる。
本発明のレール探傷装置1では、探触子50をロッド25上でスライドさせることにより、上記のいずれの方法も適用できる。その中でも、二探触子V走査方法、かつ、後方探傷が適している。これは、二探触子V走査方法がノイズエコーが低く傷の反射エコーの識別性が高いためである。また、後方探傷は、横裂面からの反射エコーとの連続性をみることができ、横裂先端部の位置を正確に特定しやすい。なお、傷の面からの反射エコーが支配的になると先端部のエコーがこれに埋もれてしまい捉えにくい場合には、前方探傷を行うことが好ましい。
さらに、この装置では、縦軸13に付された目盛り13b(図3参照)を用いて、レール踏面100bの摩耗量を知ることができる。アーム20が内方向(レール側)に回動してレールの上首部100cに係合した状態では、スライダ10とレール上首部100cとの間の距離は、常にアーム20の長さで決まる距離に保たれる。レール上首部100cは車輪との摩擦による摩耗などが起こらず初期状態を保っているが、レール踏面100bは車輪との摩擦により摩耗する。スライダ10とレール上首部100c間の距離は一定であるので、レール踏面100bが摩耗すると、図3の想像線で示すように、ローラ11はレール踏面100bに載っているためその高さが低くなるが、スライダ10はローラ11に対してバネ17で上方に付勢されているため、スライダ10とレール踏面100bとの距離が長くなる。そこで、スライダ10のレール踏面100bからの高さを目盛り13bで計測して、初期状態での高さと比較すれば、初期状態からのレール踏面100bの摩耗量を知ることができる。
このような目盛り13bを左右の縦軸13に設けることにより、レール100の幅方向の摩耗量の差を知ることができる。
レールに、横裂を模した種々の深さのスリットを放電加工により設けた試験片を準備した。スリットは、レール踏面における幅が10mm、25mm、30mm及び35mmで、深さが各々10mm、15mm20mm及び25mmである。各スリットの踏面に対する角度は60°である。超音波探触子(2K10A60PS(商品名)、株式会社検査技術研究所社製、探傷周波数:2MHz、屈折角:横波屈折角60°)を用いたレール探傷装置で、各試験片のスリットの深さを計測した。超音波探触子の配置方法は、レール腹部の両側に、横裂の進行方向に対して同じ側に位置させる二探触子V走査法とした。超音波パルスの入射方向は、横裂の進行方向後方から超音波を入射させる後方探傷と、前方から入射させる前方探傷の両方を行った。
図8は、スリットの設計寸法に対して計測結果をプロットしたグラフである。横軸は、スリット深さの設計寸法、縦軸は計測値を示す。
グラフの△で示すように、後方探傷の場合、設計寸法と計測値がほぼ一致しており、スリット深さを正確に計測できることがわかる。グラフの●で示す前方探傷の場合も、後方探傷に比べて精度は劣るが、ほぼ正確に計測できることがわかる。このことから、本発明のレール探傷装置により横裂の深さを正確に検知することができるといえる。
本発明の実施の形態に係るレール探傷装置の構造を説明する側面図である。 図1のレール探傷装置の正面図である。 図1のレール探傷装置の探触子の回転状態を説明する正面図である。 図1のレール探傷装置のローラ付近の構造を説明する側面図である。 超音波探傷子の配置を説明する図である。 後方探傷を説明する図である。 前方探傷を説明する図である。 スリットの設計寸法に対して計測結果をプロットしたグラフである。 レールの傷(亀裂)の状況を示す図である。
符号の説明
1 レール探傷装置 10 スライダ
11 ローラ 13 縦軸
15 支持部材 17 バネ
20 アーム 23 クランク機構
25 ロッド 27 ウオームホイール
30 探触子回転機構 31 ノブ
32 回転軸 33 ウオーム
50 超音波探触子 51 筐体
52 探傷シュー
100 レール

Claims (10)

  1. 探触子から超音波をレールに入射させ、該超音波の反射エコーを受信して前記レールを探傷する方法であって、
    前記探触子を前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、前記レールの踏面に向けて超音波を入射させることを特徴とするレール探傷方法。
  2. 超音波を照射する送信用探触子と、該送信用探触子からレールに照射された超音波の反射エコーを受信する受信用探触子とを前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、
    前記送信用探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、
    前記受信用探触子でその反射エコーを受信し、
    端部エコー法により前記レール中の横裂の先端位置を測定することを特徴とするレール探傷方法。
  3. 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部を挟んで配置するとともに、横裂の進行方向に対して同じ側に配置することを特徴とする請求項2記載のレール探傷方法。
  4. 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部を挟んで配置するとともに、一方の探触子を横裂の進行方向前方に配置し、もう一方の探触子を進行方向後方に配置することを特徴とする請求項2記載のレール探傷方法。
  5. 前記送信用探触子と受信用探触子とを、前記レールの腹部の一方の側に配置するとともに、一方の探触子を横裂の進行方向前方に配置し、もう一方の探触子を進行方向後方に配置することを特徴とする請求項2記載のレール探傷方法。
  6. 超音波を照射する送信用探触子と、
    該送信用探触子からレールに照射された超音波の反射エコーを受信する受信用探触子と、
    前記送信用探触子及び受信用探触子とを前記レールの上首部及び/又は頭部下面に押圧させる付勢機構と、
    備え、
    前記送信用探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、
    前記受信用探触子でその反射エコーを受信し、
    その反射エコーからレールを探傷することを特徴とするレール探傷装置。
  7. 前記送信用探触子及び受信用探触子とを前記レールの上首部のアール中心を中心にして回転させる機構をさらに備えることを特徴とする請求項6記載のレール探傷装置。
  8. レールの長さ方向に移動可能なスライダと、
    該スライダを上方向に付勢する付勢機構と、
    前記スライダに、前記レールの長さ方向の軸を中心に回動可能に設けられたアームと、
    該アームの先端に、前記レールの長さ方向に移動可能に取り付けられた超音波探触子と、
    前記アームの先端に設けられた前記レールの上首部に係合するレール係合部と、
    を備え、
    前記アームを前記レール側に向けて回動させて前記レール係合部を前記レール上首部に係合させることにより、前記超音波探触子を前記レールの上首部及び/又は頭部下面に当て、
    該超音波探触子から前記レールの踏面に向けて超音波を入射させ、
    その反射エコーから前記レールを探傷することを特徴とするレール探傷装置。
  9. 該複数のアームの先端に、前記超音波探触子を、前記レールの上首部のアール中心を中心にして回動可能に支持する機構をさらに備えることを特徴とする請求項8記載のレール探傷装置。
  10. 前記スライダの前記レール踏面からの高さを計測するスケールを備えることを特徴とする請求項8又は9記載のレール探傷装置。
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