JP2008170328A - レール探傷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レール折損の原因となる横裂が水平裂の下方にあったとしても、その横裂を確実に検出することができるレール探傷装置を提供する。
【解決手段】レール基部R1の底面に脱着自在に取り付けられる取付治具1と、該取付治具1に移動自在に設けられる超音波探傷器10とを具備し、超音波探傷器10は、取付治具1によってレール基部R1の底面に取り付けられた場合に、レール腹部R3の下方に位置するレール基部R1の底面にてレール長さ方向に沿って摺動され、レール腹部R3を経由してレール頭部R4に向けて設定角度で超音波を出力する。
【選択図】図2
【解決手段】レール基部R1の底面に脱着自在に取り付けられる取付治具1と、該取付治具1に移動自在に設けられる超音波探傷器10とを具備し、超音波探傷器10は、取付治具1によってレール基部R1の底面に取り付けられた場合に、レール腹部R3の下方に位置するレール基部R1の底面にてレール長さ方向に沿って摺動され、レール腹部R3を経由してレール頭部R4に向けて設定角度で超音波を出力する。
【選択図】図2
Description
本発明はレール頭部に発生した横裂を確実に検出できるレール探傷装置に関する。
レール頭部に発生するシェリング傷の管理が近年の重要課題となっており、このようなシェリング傷の探傷を行うためのレール探傷装置が各種開発されている。例えば、実開平4−63061号公報(特許文献1)に示される軌条用探傷装置は、レール頭部に取り付けられる窓付きプレートと、この窓付きプレートの平面内にて移動自在に設けられた探傷器とを有するものであって、この探傷器から発せられた超音波のエコーを検出することによって、レール頭部のシェリング傷が検出されるものである。
実開平4−63061号公報
ところで、シェリング傷について、図6に示されるように水平裂C1の下方に横裂C2がある場合、上記のような軌条用探傷装置では、上部の水平裂C1に遮蔽されて、下方の横裂C2の探傷が難しいのが現状である。例えば、図6に符号50で示される従来の探傷装置から、所定の角度で超音波を出力した場合に、その超音波が水平裂C1に到達した時点で、水平裂C1に反射してしまい、その先にある横裂C2を検出することができない、すなわち、レール折損の原因となる横裂C2があったとしても、その横裂C2を検出することができないという問題があった。
本発明は、従来の有していた問題を解決しようとするものであって、レール折損の原因となる横裂C2が水平裂C1の下方にあったとしても、その横裂C2を確実に検出することができるレール探傷装置の提供を目的とする。
そして、上記目的を達成するために本発明の課題解決手段では、レール基部の底面に脱着自在に取り付けられる取付治具と、該取付治具に移動自在に設けられる超音波探傷器とを具備し、前記超音波探傷器は、取付治具によってレール基部の底面に取り付けられた場合に、レール腹部の下方に位置するレール基部の底面にてレールの長さ方向に沿って摺動され、レール腹部を経由してレール頭部に向けて超音波を出力する。
また、本発明の課題解決手段では、前記超音波探傷器にて、レール基部の底面から上方のレール頭部に向けて出力する超音波の出力角度を設定する。
また、本発明の課題解決手段では、前記取付治具を、レール基部の底面に配置されて全体として四角かつ平面状に形成された治具本体と、この治具本体の対向する側部に回転軸を中心として回動自在に設けられて開放時にレール基部の底面に対して治具本体を脱着自在とし、閉鎖時にレール基部の両側部を挟持する支持アームと、から構成する。
また、本発明の課題解決手段では、前記超音波探傷器を、取付治具に移動自在に設けられた操作レバーと、該操作レバー上に固定されて該操作レバーとともに移動する超音波接触子とから構成し、前記操作レバーを、取付治具がレール基部の底面に取り付けられた場合にレールの長さ方向に沿って移動自在とし、さらに、前記超音波接触子を、操作レバーの操作によって、レール腹部の下方に位置するレール基部の底面にてレールの長さ方向に沿って摺動され、レール腹部を経由してレール頭部に向けて超音波を出力する。
本発明のレール探傷装置では、取付治具によってレールに取り付けられた超音波探傷器が、レール腹部の下方に位置するレール基部の底面においてレールの長さ方向に沿って摺動自在とされるとともに、レール腹部を経由してレール頭部に向けて下方側から超音波を出力するように構成したので、レール折損の原因となる横裂が水平裂の下方にあったとしても、その横裂を、下方位置から出力される超音波探傷器の超音波のエコーによって、確実に走査して検出することができる。また、レール頭部に形成された損傷の検出を、レール基部の底面側から行うようにしたので、レール頭部に形成された空転傷、部分磨耗の影響を受けることが無く、レール頭部の傷の深さを正確に検出することができる。
また、本発明のレール探傷装置では、レール基部底面からレール頭部に向けられる超音波は、一定の傾斜角度をもって超音波探傷器から出力されるものであるので、枕木の直上に位置するレール頭部に横裂があったとしても、その横裂を斜め下方から出力される超音波によって確実に検出することができ、枕木の存在が、横裂の検出作業の支障となることがない。
また、本発明のレール探傷装置では、治具本体の対向する側部に設けられた支持アームを、回転軸を中心として回動させて、該支持アームを開放位置に配置した場合に、レール基部の底面に対して治具本体が脱着される。また、レール基部の底面に対して治具本体が取り付けられた状態で、回転軸を中心として支持アームを回動させて、該支持アームを閉鎖位置に配置した場合には、該支持アームがレール基部の対向する側部を挟持し、該支持アームを介して、治具本体がレール基部の底面に固定される。すなわち、回転軸を中心として回動自在に治具本体に設けられた支持アームの開閉によって、レール基部の底面に対する超音波探傷器の取付け、取外しを容易に行うことができる。
また、本発明のレール探傷装置では、超音波探傷器を、取付治具に移動自在に設けられた操作レバーと、この操作レバー上に固定された超音波接触子とから構成し、作業員による操作レバーの操作によって、超音波接触子を、レール腹部の下方位置にてレール基部底面の長さ方向に沿って摺動させつつ、レール腹部を経由してレール頭部に向けて斜め下方から超音波を出力させることができる。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1はレール探傷装置100の平面図、図2はレール探傷装置100をレール基部R1に取り付けた状態の断面図、図3及び図4は図1に示されるレール探傷装置100の側面図である。
これらの図において符号1で示されるものはレール基部R1の底面に脱着自在に取り付けられる取付治具である。取付治具1は、レール基部R1の底面に配置されて全体として四角かつ平面状に形成された治具本体2と、この治具本体2の対向する側部に設けられた一対の支持アーム3・4とから構成されたものであって、一方の支持アーム3は、治具本体2に対して固定された状態にあり、他方の支持アーム4は、垂直な取付軸5を中心として水平面内で矢印(イ)―(ロ)方向に回動自在に設けられている。また、これら支持アーム3・4のそれぞれは図2に示すように断面コ字に形成されており、その凹部3A・4B内にレール基部R1の側縁部R2が配置される。そして、このような取付治具1では、図1に一点鎖線で示される支持アーム4の開放時にレール基部R1に対して治具本体2が脱着され、実線で示される支持アーム4の閉鎖時にレール基部R1の両側縁部R2を挟持する。また、支持アーム3の先端部には、蝶ネジ6が設けられており、この蝶ネジ6を治具本体2側の雌ネジ部7に螺合させることによって、レール基部R1の側縁部R2を挟持した支持アーム3が治具本体2に固定される。
前述した取付治具1には超音波探傷器10が設けられている。この超音波探傷器10は、取付治具1に移動自在に設けられた操作レバー11と、操作レバー11上に固定されて該操作レバー11とともに移動する超音波接触子12とから構成されている。操作レバー11は、図3及び図4に示されるように、支持アーム3・4と同じ治具本体2の側部に形成された間隙13を貫通するものであって、その両端部を作業員が把持することによって、間隙13の長さ方向(矢印a−b方向)に沿って移動させられる。そして、取付治具1がレールRの基部R1に取り付けられた場合には、間隙13が、レールRの長さ方向(矢印a−b方向)と同方向に配置されることから、操作レバー11とともに超音波接触子12がレールRの長さ方向(矢印a−b方向)に移動することになる。
操作レバー11は、間隙13内のレールRの長さ方向(矢印a−b方向)に沿って移動されるとともに、その長さ方向(矢印c−d方向)に沿っても微小に移動自在とされる。具体的には、レール腹部R3の幅は50Nレールの場合で15mmであり、この50Nレールである場合には、およそ2mmの範囲内で矢印c−d方向に移動可能であり、さらに、操作レバー11の操作により、超音波接触子12の若干の首振り、向きの調整を行うことができ、これにより横裂C2の発見を確実に行うことができる。そして、このような矢印c−d方向への微調整・首振り・向きの調整により、図2に示されるように超音波接触子12がレール腹部R3の直下に配置されるように微細な位置調整が行われる。なお、図2において、符号15で示すものは治具本体2に固定された誘導アームであり、この誘導アーム15がガイドとなって、レール腹部R3の直下のレール基部R1裏面に位置する超音波接触子12を、レールRの長さ方向(矢印a−b方向)に沿って正確に移動させることが可能である。
上記超音波接触子12は、図2の断面図に示されるように、操作レバー11の中間に形成された凹部11A内に配置されるものであって、凹部11Aの上面と超音波接触子12との間に設置された圧縮バネ14によって上方に付勢されている。そして、超音波接触子12がレール基部R1に取り付けられた場合に、圧縮バネ14の付勢によって、超音波接触子12がレール基部R1の底面に押し付けられ、さらにこの状態で、操作レバー11を操作することより、レール基部R1の底面を矢印a−b方向に超音波接触子12が摺動することになる。また、この超音波接触子12は、レール基部R1の底面から上方に位置するレール頭部R4に向けて45°の角度で超音波を出力するように設定されており、出力した超音波のエコーが受信される。そして、図示しない解析装置にて、図5に示されるように超音波接触子12が受信した超音波のエコーを、レールRを走査することにより予め求めた超音波の反射特性(超音波の強度によってA−B、C・・と複数検出されている)の中から選択されたC線と比較し、超音波接触子12によって検出された超音波のエコーについて、C線を越えるところのものを傷の位置と判断する。そして、このような判断手法により、図5に符号(CX)で示されるレールRの箇所にどれだけの深さの横裂C2があるかが検出される。
なお、超音波接触子12の出力角度を45°に設定したが、この45°は、最も効率良く横裂C2の深さ及び長さを検出できる角度である。また、超音波接触子12から出力される超音波のエコーにより、レール腹部R3の直上に位置する範囲(図2に符号r4で示す)のレール頭部R4の横裂C2を検出したが、レール腹部R3の直上に位置するレール頭部R4の範囲r4の周辺においても、若干減衰した超音波のエコーを受信することが可能であり、これによりレール頭部R4の広い範囲で横裂C2を検出することができる。また、図3及び図4に示されるように支持アーム3・4の外側には、目盛り8・9が取り付けられており、これら目盛り8・9によって操作レバー11及び超音波接触子12が、レールRの長さ方向(矢印a−b方向)に対して直角に配置されているか否かが目視により確かめられるようになっている。また、上述した解析装置では、超音波接触子12による走査結果に基づき、横裂C2の深さについては探傷器画面に表示可能であるが、横裂C2の幅については画面表示がなされず、このため、探傷器画面にエコーが立ち上がった位置からエコーが消える位置までの超音波接触子12の移動距離は、支持アーム3・4外側に設けられた目盛り8・9を用いて計測し、これら計測された深さと幅に基づき、精度の高い横裂C2の判定を行うことが可能となる。
そして、以上のように構成されたレール探傷装置100では、支持アーム3・4によって取付治具1をレール基部R1の底面に取り付けた状態で、取付治具1に移動自在に設けられた操作レバー11を、レールRの長さ方向(矢印a−b方向)に沿って移動させたとき、操作レバー11上の超音波接触子12から設定角度(本例では45°)で出力された超音波が、レール頭部R4に生じた横裂C2に反射して、該横裂C2が検出される。これによって、図6に示されるように、レール折損の原因となる横裂C2が水平裂C1の下方にあったとしても、その横裂C2を、下方位置から出力される超音波接触子12からの超音波のエコーによって、確実に走査して検出することができ、レール折損の発生を未然に防止することができ、また、枕木の直上に位置するレール頭部R4に横裂C2があった場合でも、斜め下方から出力される超音波によってその横裂C2を確実に検出することができ、枕木の存在が、横裂C2の検出作業の支障となることがない。
また、上記レール探傷装置100では、治具本体2に設けられた支持アーム3・4を、垂直な取付軸5を中心として回動させて、該支持アーム3・4を開放位置に配置した場合(図1に一点鎖線で示す)に、レール基部R1の底面に対して治具本体2が脱着される。また、レール基部R1の底面に対して治具本体2が取り付けられた状態で、取付軸5を中心として支持アーム3・4を回動させて、該支持アーム3・4を閉鎖位置に配置した場合(図1に実線で示す)には、該支持アーム3・4がレール基部R1の両側部を挟持し、この支持アーム3・4を介して、治具本体2がレール基部R1の底面に固定される。すなわち、取付軸5を中心として回動自在に治具本体2に設けられた支持アーム3・4によって、レール基部R1の底面に対するレール探傷装置100全体の取付け、取外しを容易に行うことができる。
また、上記レール探傷装置100は、平面状に形成された治具本体2、治具本体2の対向する側部に設けられた一対の支持アーム3・4、取付治具1に設けられた超音波探傷器10等を主な構成要素とし、全体として薄厚に形成されたものであるので、スラブ軌道の底部からも容易にレール頭部の探傷を行うことができるとともに、レール探傷装置100全体を軽量化して持ち運びにも便利となる。
また、上記レール探傷装置100では、超音波接触子12を、下方からレール頭部R4に向けて45°の角度で超音波を出力するように角度設定したので、水平裂C1の下方に位置する横裂C2を、下斜め方向から効率良く検出することができる。また、この45°という設定角度により、横裂C2を最も効率良く検出することが可能となる。
1 取付治具
2 治具本体
3 支持アーム
4 支持アーム
5 取付軸(回転軸)
10 超音波探傷器
11 操作レバー
12 超音波接触子
100 レール探傷装置
C1 水平裂
C2 横裂
R レール
R1 レール基部
R2 レール側縁部
R3 レール腹部
R4 レール頭部
2 治具本体
3 支持アーム
4 支持アーム
5 取付軸(回転軸)
10 超音波探傷器
11 操作レバー
12 超音波接触子
100 レール探傷装置
C1 水平裂
C2 横裂
R レール
R1 レール基部
R2 レール側縁部
R3 レール腹部
R4 レール頭部
Claims (4)
- レール基部の底面に脱着自在に取り付けられる取付治具と、該取付治具に移動自在に設けられる超音波探傷器とを具備し、
前記超音波探傷器は、取付治具によってレール基部の底面に取り付けられた場合に、レール腹部の下方に位置するレール基部の底面にてレールの長さ方向に沿って摺動され、レール腹部を経由してレール頭部に向けて超音波を出力することを特徴とするレール探傷装置。 - 前記超音波探傷器は、レール基部の底面から上方のレール頭部に向けて出力する超音波の出力角度が所定の角度に設定されていることを特徴とする請求項1記載のレール探傷装置。
- 前記取付治具は、レール基部の底面に配置されて全体として4辺形の枠状に形成された治具本体と、この治具本体の対向する側部に回転軸を中心として回動自在に設けられて開放時にレール基部の底面に対して治具本体を脱着自在とし、閉鎖時にレール基部の両側部を挟持する支持アームと、から構成されていることを特徴とする請求項1記載のレール探傷装置。
- 前記超音波探傷器は、取付治具に移動自在に設けられた操作レバーと、該操作レバー上に固定されて該操作レバーとともに移動する超音波接触子とから構成され、
前記操作レバーは、取付治具がレール基部の底面に取り付けられた場合にレールの長さ方向に沿って移動自在とされ、
前記超音波接触子は、操作レバーの操作によって、レール腹部の下方に位置するレール基部の底面にてレールの長さ方向に沿って摺動され、レール腹部を経由してレール頭部に向けて超音波を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載のレール探傷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004663A JP2008170328A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | レール探傷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004663A JP2008170328A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | レール探傷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008170328A true JP2008170328A (ja) | 2008-07-24 |
Family
ID=39698557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007004663A Withdrawn JP2008170328A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | レール探傷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008170328A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012237662A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | West Japan Railway Co | 鉄道用レールの隠蔽部におけるレール底面の検査方法及びこれに用いる検査ヘッド |
CN103543203A (zh) * | 2013-10-30 | 2014-01-29 | 吉林大学 | 自动超声波探伤仪 |
CN104267099A (zh) * | 2014-10-24 | 2015-01-07 | 株洲时代电子技术有限公司 | 钢轨探伤动态试验装置 |
JP2018194384A (ja) * | 2017-05-16 | 2018-12-06 | Jfeスチール株式会社 | レール用超音波探傷治具、レールの足先部の超音波探傷方法、レールの品質保証方法、及びレールの製造方法 |
-
2007
- 2007-01-12 JP JP2007004663A patent/JP2008170328A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100406 |