JP2009236322A - 木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器 - Google Patents

木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器 Download PDF

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Abstract

【課題】木質系ペレット燃料を直焚きするのに好適な構造及び形状の高温再生器を実現する。
【解決手段】横形の炉筒6と、該炉筒の一端に装着される木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器4、前記炉筒の上方に配置された複数の煙管7と、前記炉筒の他端と前記複数の煙管の一端が開口された後部煙室8と、前記煙管の他端が開口された前部煙室9と、該第2の煙室に接続された煙道11と、前記炉筒と前記煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器10とを備え、前記煙管は、内部にバッフル17が設けられ、前記後部煙室と前部煙室の炉筒よりも下方に延在させて灰集積部を設けてなる構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、吸収冷温水機の高温再生器に係り、特に、ペレット化した木質系のバイオマス燃料(以下、木質系ペレット燃料という。)を燃料として用いるのに好適な木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器に関する。
吸収式冷温水機には、一般に、二重効用型の吸収冷温水機が広く用いられており、蒸気を吸収した吸収材の希溶液を加熱して蒸気を発生させる高温再生器には、ガスや石油等の高質の燃料が一般に用いられている(特許文献1、2等)。
一方、資源の有効利用及び地球環境保護などの観点から、木質系バイオマス燃料をペレット化し、ボイラなどで石炭に混ぜて副燃料として用いることが行われており(例えば、特許文献3)、吸収冷温水機の高温再生器においても、燃料として木質系ペレット燃料を用いることが要望されている。
特開2000−55502号公報 特開2006−162104号公報 特開2005−291534号公報
しかし、従来は、吸収冷温水機の高温再生器の直焚き燃料として木質ペレット燃料を用いることについて考慮されていないため、これまでのガスや石油を燃料とするタイプとは、構造及び形状が大きく異なるものとならざるを得ない。すなわち、木質系ペレット燃料は原料により多少の違いはあるが、燃焼により多くの灰が発生する。したがって、灰の処理及び灰による弊害を回避する対策について考慮する必要があり、例えば、次のような解決すべき課題がある。
(1)高温再生器は、熱効率の向上及び小型化のために、燃料の燃焼ガスを流通させる複数の伝熱管(煙管)を横型にして希溶液中に配列する構造が採用されている。しかし、高温再生器の煙管内の燃焼ガスの流速は一般に低いため、燃料に木質系ペレット燃料を用いると、煙管内に灰が堆積して熱交換効率が低下し易い。そのため、煙管内に灰が堆積しにくい構造にする必要がある。
(2)高温再生器内に集積した灰を少なくとも定期的に回収可能にするため、高温再生器の燃焼ガスの流路内に灰が集積し易い構造にする必要がある。
(3)燃焼ガスの流路内に集積した灰は、燃焼ガスと同程度の高温になっており、高温再生器の運転を停止したとしても、直ぐには温度が下がらないので灰回収に時間が掛かることから、灰回収を短時間で行える構造にする必要がある。
つまり、本発明が解決しようとする課題は、木質系ペレット燃料を直焚きするのに好適な構造及び形状の高温再生器を実現することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器は、横形の炉筒と、該炉筒の一端に装着される木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器と、前記炉筒の上方に配置された複数の煙管と、前記炉筒の他端と前記複数の煙管の一端が開口された第1の煙室と、前記煙管の他端が開口された第2の煙室と、該第2の煙室に接続された煙道と、前記炉筒と前記煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器とを備え、前記煙管は、内部にバッフルが設けられ、前記第1の煙室と前記第2の煙室は、前記炉筒の位置よりも下方に位置する灰集積部を有してなる構成とする。
このように、燃焼ガスを流通させる複数の煙管を横型にして希溶液中に配列する構造を採用しているから、熱効率の向上及び小型化を維持できる。これに加え、煙管の内部にバッフルを設けているから、煙管内を流通する燃焼ガスに乱流を起こさせることができ、乱流効果によって伝熱が促進されるとともに、煙管内に灰が堆積するのを防ぐことができる。その結果、燃料に木質系ペレット燃料を用いても、熱交換効率の低下を抑えることができる。
また、燃焼ガスは炉筒から第1の煙室に排出され、第1の煙室において流れの向きが反転して煙管に流入されるから、その反転の過程で燃焼ガスに同伴した飛灰の一部が煙室壁に衝突して捕集される。捕集された灰は、下方の灰集積部に落下して集積される。また、第2の煙室に接続された煙道を、煙管に直交する煙室壁に接続すれば、煙管から出た燃焼ガスが向きを変えて煙道に流入することになる。この過程で燃焼ガスに同伴した飛灰の一部が第2の煙室の壁に衝突して捕集され、下方の灰集積部に落下集積される。つまり、燃焼ガスの流路内に煙室を形成して灰が集積し易い灰集積部を設けていることから、灰集積部に集積された灰を少なくとも定期的に回収可能な構造にできる。この場合、灰の回収は、用手法又は機械的な方法による回収のいずれでも実現できる。
本発明において、第1の煙室の炉筒と煙管との境部に、飛灰を捕集するエリミネータを設けることが好ましい。これによれば、煙管に侵入する飛灰の量を低減できるから、煙管内に堆積して伝熱を妨げるのを抑制できるとともに、エリミネータで捕集された飛灰を灰集積部に回収できる。
また、上記の場合において、灰集積部は、第1の煙室と第2の煙室の底部に設けられた灰箱と、第1の煙室と第2の煙室の側壁に形成された灰箱を挿入引出し可能な開口と、この開口を塞ぐカバーとを有して構成することが好ましい。これによれば、例えば、高温再生器の運転中であっても、カバーを取り外せば、灰箱を簡単に引出すことができるから、灰の回収を短時間で行うことができる。特に、用手法により灰を回収できるから、小型又は中型の高温再生器に適している。また、灰箱を設ければ、灰集積部から高温の灰をかき出す作業を回避することができる。
この場合、第1の煙室の灰集積部は、カバーが取り外された状態で、灰箱側の煙室と灰箱よりも上部側の煙室とを仕切る仕切り板が挿脱可能に設けられてなる構造とすることが好ましい。すなわち、第1の煙室の灰集積部のカバーを取り外して灰箱を引出すと、開口から周囲の空気が第1の煙室に侵入するため、燃焼器の燃焼が不安定になったり、燃焼ガスの温度が下がって高温再生器の機能が低下してしまうおそれがある。この点、第1の煙室の灰箱を引出す前に、仕切り板を挿入することにより、周囲の空気が第1の煙室に侵入するのを低減できる。
また、第1の煙室の灰集積部の上方に、多数の貫通穴を有する遮熱板を設けることが好ましい。これによれば、灰集積部に集積された灰が燃料ガスにより加熱されるのを抑制でき、灰箱等に回収される灰の温度の上昇を抑えることができ、灰の回収作業が容易になる。
以上説明した本発明の特徴構成を全て備えれば、中小型の木質系ペレット燃料直焚き二重効用吸収冷温水機の高温再生器として、主な熱交換器となる煙管(伝熱管)内に灰が堆積するのを抑制でき、長期にわたって高い熱交換効率を維持でき、耐久性に優れ、且つ灰回収性やメンテナンス性に優れた構造を実現できる。
本発明によれば、木質系ペレット燃料を直焚きするのに好適な構造及び形状の高温再生器を実現できる。
以下、本発明を適用してなる木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、一実施形態の高温再生器の全体の系統構成図であり、図2は、本実施形態の高温再生器の主要部の構成を半割にして示した斜視図である。また、図3に、本実施形態の高温再生器の外観斜視図を示し、図4に、本実施形態の高温再生器を適用した木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の全体の外観斜視図を示す。それらの図において、同一の符号を付したものは、同一の機能及び構成を有するものである。
図1を参照して、本実施形態の高温再生器の全体の系統構成を説明する。木質系のバイオマス燃料をペレット状に形成した木質系ペレット燃料は、屋外又は屋内に設置したサイロペレットサイロ1に貯蔵される。木質系ペレット燃料はペレットサイロ1の底部から切り出され、搬送装置2によって燃料供給装置3に搬送される。燃料供給装置3は、ホッパ、コンベア、燃料供給量調整装置、などを備えて構成され、吸収冷温水機の負荷に応じて木質系ペレット燃料の燃焼量を制御可能に形成されている。燃料供給装置3により供給される木質系ペレット燃料は、図示していない空気供給装置から供給される燃焼用空気とともにペレット燃焼器4に導かれて燃焼されるようになっている。なお、燃焼器4には、図示していないが、着火用バーナが備えられている。
高温再生器5は、横形の炉筒6と、炉筒6の上方に配置された複数の煙管7と、炉筒6と複数の煙管7の一端が開口された後部煙室8と、煙管7の他端が開口された前部煙室9とを備えて構成されている。炉筒6と煙管7の外周側に希溶液が導入される容器10が形成され、この容器10は炉筒6と煙管7の外周側を取り巻いて設けられた容器壁と、後部煙室8と前部煙室9のケーシングとにより形成されている。また、前部煙室9の上部には、煙道11の一端が接続され、煙道11の他端はサイクロン12を介して誘引ブロワ13に連結されている。後部煙室8と前部煙室9の底部には、炉筒6の位置よりも下方に位置させて灰集積部14、15が設けられている。また、サイクロン12の底部にも灰集積部16が設けられている。
このように構成されることから、図1の高温再生器5によれば、ペレット燃焼器4によって燃焼された木質系ペレット燃料の燃焼ガスの熱によって、炉筒6及び複数の煙管7を介して容器10に導入される吸収液の希溶液が加熱される。これにより希溶液が濃縮されて、図示していない低温再生器に導かれる。一方、容器10で発生した蒸気は、同じく低温再生器に導かれ、容器10から供給される濃溶液の加熱再生に用いられる。なお、高温再生器5の炉筒6、煙管7、後部煙室8、前部煙室9内は、誘引ブロワ13により運転時は常に大気圧以下の負圧となっており、燃焼中であっても煙室等の接続シール部から燃焼ガスが外部に漏れることはない。
図2乃至図4を参照して、具体的な高温再生器5の実施形態を説明する。図2は、本実施形態の高温再生器5を炉筒6の軸方向に沿って半割にして示し、図3は高温再生器5の外観斜視図を示している。また、図4は、本実施形態の高温再生器5を適用した木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の全体の外観斜視図であり、図において符号30が吸収冷温水機部である。
図2において、手前側がペレット燃焼器4を装着される前部煙室9であり、奥側が後部煙室8となっている。それらの煙室は、それぞれ直方体状に形成されたケーシングを室壁として、炉筒6の両端に対向させて配置されている。炉筒6の上方には、複数の煙管7が配置され、それらの煙管8の両端はそれぞれ後部煙室8と前部煙室9に連通するように開口させて設けられている。また、煙管7の内部には、図5の拡大図に示すように、帯状の板材をらせん状に捻って形成されたバッフル17が挿入されている。
前部煙室9には、ペレット燃焼器4を装着するための筒体21が、炉筒6の軸と同軸に前部煙室9を貫通させて、且つ前部煙室9に対して気密に設けられている。筒体21の先端は炉筒6の一端に連設されている。前部煙室9の底部には、上面が開口された灰箱22が設置されている。前部煙室9の灰箱22に対向する前壁には、灰箱22を出し入れ可能な開口が設けられており、その開口は通常時はカバー23によって気密に覆われている。前部煙室9の上部には、煙管7の軸方向に直交する方向の側壁に煙道11が接続されている。また、煙管7に対向する位置の前部煙室9の前壁に開口が設けられ、その開口は通常時はカバー24によって気密に塞がれている。
後部煙室8には、炉筒6の他端が開口されて接続され、後部煙室8には、炉筒6と煙管7との境に位置させて、エリミネータ25が全面にわたって設けられている。エリミネータ25は、飛灰の慣性を利用して飛灰を捕集するものであり、例えば、図6に示すように、折り曲げられた複数の板材25aを一対の基材25bに間隔を空けて配列し、燃焼ガスの主流方向に合わせて屋根型に組み上げて形成することができる。あるいは、複数枚の多孔板を間隔を空けて配置して形成することができる。また、後部煙室8の底部には、上面が開口された灰箱26が設置されている。灰箱26が位置する後部煙室8の室壁には、灰箱26を出し入れ可能な開口が設けられており、その開口は通常時はカバー27によって気密に塞がれている。また、後部煙室8内には、灰箱26の上面の開口を塞ぐように、遮熱板28が設けられている。この遮熱板28は、熱を遮蔽可能な複数の帯板を斜めに並べて形成され、帯板の隙間から灰が落下可能に形成されている。
図7〜図9に、後部煙室8の灰集積部14の詳細構成図を示す。図7(A)は灰集積部14をカバー27側から見た図であり、同図(B)はカバー27を取り外した図である。同図(B)に示すように、カバー27を取り外すと、灰箱26を引出すことができるようになっている。図において、符号26aは灰箱26の取っ手である。また、灰集積部14には、図8(B)に示すように、カバー27が取り外された状態で、灰箱26側の煙室と灰箱26よりも上部側の煙室とを仕切る仕切り板29が挿入可能になっている。仕切り板29は、図8(A),(B)に示すように、後部煙室8の両側壁に設けられたガイド30の上をスライドさせて、カバー27側から後部煙室8内に挿入、引出し可能に形成されている。
このように構成されることから、本実施形態の高温再生器は、次に述べるように、中小型の木質系ペレット燃料直焚き二重効用吸収冷温水機の高温再生器として、主な熱交換器となる煙管内に灰が堆積するのを抑制でき、長期にわたって高い熱交換効率を維持でき、耐久性に優れ、且つ灰回収性やメンテナンス性に優れている。
すなわち、燃焼ガスを流通させる複数の煙管7を横型にして希溶液中に配列する構造を採用しているから、熱効率の向上及び小型化を維持できる。これに加え、煙管7の内部にバッフル17を設けているから、煙管7内を流通する燃焼ガスがバッフル17に沿って旋回され、これにより乱流を起こさせることができる。その乱流効果によって、伝熱が促進されるとともに、煙管7内に灰が堆積するのを防ぐことができ、燃料に木質系ペレット燃料を用いても、熱交換効率の低下を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、エリミネータ25が設けられているから、煙管7に侵入する飛灰の量を低減でき、煙管7内に堆積して伝熱を妨げるのを一層抑制できる。エリミネータ25で捕集された飛灰は、落下して灰集積部14に回収できる。
一方、燃焼ガスは炉筒6から後部煙室8に排出され、後部煙室8において流れの向きが反転して煙管7に流入される。この反転の過程で燃焼ガスに同伴した飛灰の一部が煙室壁に衝突して捕集される。捕集された灰は、下方の灰集積部14の灰箱26に落下して集積される。また、煙管7から流出される燃焼ガスは、前部煙室9において向きを変えて煙道11に流入する。この過程で燃焼ガスに同伴した飛灰の一部が前部煙室9の壁に衝突して捕集され、下方の灰集積部15の灰箱22に落下集積される。このように、本実施形態によれば、燃焼ガスの流路である後部煙室8と前部煙室9の底部に灰箱22、26を有する灰集積部15、14を設けているから灰を集積しやすい。しかも、カバー23、27を取り外して灰箱22、26を引出すことにより、容易に灰を回収することができる。
灰集積部14の灰箱22を引出すときは、カバー27を取り外して仕切り板29を挿入することにより、開口から周囲空気が後部煙室8に侵入するのを防ぐことができる。その結果、周囲空気が後部煙室8に侵入することによる燃焼の不安定を起こすことなく、また、燃焼ガスの温度が下がって高温再生器の機能が低下してしまうおそれを防止できる。さらに、仕切り板29を挿入することにより、燃焼炎が煙室外に吹き出すことはない。また、灰箱22を取り出しても灰集積部14に灰が落下することはない。
ここで、図9(A)に示すように、仕切り板29を挿入したとき、その取っ手31がカバー27の装着面よりも突き出すように仕切り板29が形成されている。これにより、仕切り板29を引出さなければ、カバー27を装着できないようになっている。したがって、灰箱22を取り出して灰を回収した後、灰箱22を灰集積部14に装着した後、図9(B)に示すように、仕切り板29を引出してカバー27をすることになる。これにより、仕切り板29を装着したまま、高温再生器5を運転してしまう誤りを防止することができる。
このように、本実施形態によれば、例えば、高温再生器の運転中であっても、カバー27を取り外せば、灰箱22を簡単に引出すことができるから、灰の回収を短時間で行うことができる。特に、用手法により灰を回収できるから、小型又は中型の高温再生器に適している。また、灰箱を設ければ、灰集積部から高温の灰をかき出す作業を回避することができる。特に、遮熱板26を設けているから、灰集積部14に集積された灰が燃料ガスにより加熱されるのを抑制でき、灰箱22等に回収される灰の温度の上昇を抑えることができ、灰の回収作業が容易になる。つまり、運転直後であっても灰箱22の灰の温度は高くないから、比較的早い時間で灰回収をできる。
また、煙管7内に灰が堆積した場合は、カバー24を取り外して清掃することができる。煙管7を通って前部煙室9に達する飛灰のうち、比較的大きな粒径の飛灰は前部煙室9において落下し、灰箱22に集積されるから、煙道11に飛灰が堆積するのを抑制できる。一方、微細な飛灰は煙道11を通ってサイクロン12により捕集され、灰集積部16に回収される。なお、サイクロンに限らず、他の集塵機を設けることができる。
上記実施形態では、後部煙室8と前部煙室9の底部に灰箱22、26を設けて、用手法により灰を回収するようにしたが、これに限らず、灰箱22、26を設けずに、機械的な方法によって灰を回収するようにすることができる。概して大型の高温再生器の設備では、自動回収タイプが好ましく、小型又は中型の場合は、上記実施形態のように灰箱を設けて手動方式で定期的に行うのが好ましい。
本発明の一実施形態の高温再生器を適用してなる木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の全体の系統構成図である。 本発明の一実施形態の高温再生器の主要部の構成を半割りにして示した斜視図である。 図2に示した高温再生器の外観斜視図である。 図2に示した高温再生器を適用した木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の全体の外観斜視図である。 煙管内に設けられるバッフルの拡大斜視図である。 エリミネータの拡大斜視図である。 後部煙室の灰集積部の詳細構成図を示す図であり、(A)は灰集積部をカバー側から見た正面図で、(B)はカバーを取り外した図である。 後部煙室の灰集積部の詳細構成図を示す図であり、(A)はカバーを取り外した正面図であり、(B)は仕切板を挿入した図である。 後部煙室の灰集積部の詳細構成図を示す図であり、(A)はカバーを取り外して仕切板を挿入した状態の側面断面図であり、(B)は仕切板を取り出してカバーを装着した状態の側面断面図である。
符号の説明
4 ペレット燃焼器
5 高温再生器
6 炉筒
7 煙管
8 後部煙室
9 前部煙室
10 容器
11 煙道
17 バッフル
21 筒体
22、26 灰箱
23、24、27 カバー
25 エリミネータ
28 遮熱板
29 仕切り板
30 ガイド

Claims (6)

  1. 横形の炉筒と、該炉筒の一端に装着される木質系ペレット燃料を燃焼する燃焼器と、前記炉筒の上方に配置された複数の煙管と、前記炉筒の他端と前記複数の煙管の一端が開口された第1の煙室と、前記煙管の他端が開口された第2の煙室と、該第2の煙室に接続された煙道と、前記炉筒と前記煙管の外周側に希溶液が導入される空間を形成する容器とを備え、前記煙管は、内部にバッフルが設けられ、前記第1の煙室と前記第2の煙室は、前記炉筒の位置よりも下方に位置する灰集積部を有してなる木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
  2. 請求項1において、
    前記第1の煙室には、前記炉筒と前記煙管との境に、飛灰を捕集するエリミネータが設けられてなることを特徴とする木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
  3. 請求項2において、
    前記灰集積部は、前記第1の煙室と前記第2の煙室の底部に設けられた灰箱と、前記第1の煙室と前記第2の煙室の側壁に形成された前記灰箱を挿入引出し可能な開口と、該開口を塞ぐカバーとを有して構成されてなることを特徴とする木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
  4. 請求項3において、
    前記第1の煙室の灰集積部は、前記カバーが取り外された状態で、前記灰箱側の煙室と前記灰箱よりも上部側の煙室とを仕切る仕切り板が挿脱可能に設けられてなることを特徴とする木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
  5. 請求項3又は4において、
    前記第1の煙室の灰集積部の上方に、多数の貫通穴を有する遮熱板が設けられてなることを特徴とする木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、
    前記第2の煙室に接続された前記煙道は、サイクロン12を介して誘引ブロワに連結されてなることを特徴とする木質系ペレット燃料直焚き吸収冷温水機の高温再生器。
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