JP2010101599A - ハイブリッド温風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイオマス燃料等の固形物燃料の燃焼熱を利用して、特に低温空気から温風を生成させる温風装置として、燃焼排ガスから燃焼灰を効率よく分離でき、装置全体が極めて機能的にコンパクトにまとまったハイブリッド型で、小さい設置スペースで高能率の温風生成を行えるものを提供する。
【解決手段】外殻ケーシング1と内部の燃焼室2との間に熱交換室3が構成され、熱交換室3に接続する低温空気導入口及び高温空気導出口と、熱交換室3内に低温空気を導入する吸気ファンと、燃焼室3内に配置して上端が当該燃焼室3内に開放したサイクロン式燃焼灰分離器4とを具備し、熱交換室3に導入した低温空気を燃焼室2内の熱気との熱交換で昇温させて高温空気として導出し、燃焼灰分離器4内に流入した燃焼排ガスから分離して落下する燃焼灰を燃焼灰取出口10から取り出すように構成したので、小さい設置スペースで高能率の温風生成を行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、バイオマス燃料等の固形物燃料を燃焼させ、その燃焼熱による熱交換で導入される低温空気を昇温させて高温空気として導出するハイブリッド温風装置に関する。
近年、環境保全や省資源の観点から、化石燃料の代わりに木材や竹材の破砕チップ、木屑、鋸屑、穀物殻、果実殻、古紙、可燃ゴミ、これらの炭化物等をバイオマス燃料として用い、その燃焼熱を利用して低温の空気や水、水蒸気等を昇温させ、得られる高温流体を温室用や暖房用の熱源、乾燥用媒体、化学反応用熱源、サウナの如き温熱施設の暖気や熱源等に利用することが盛んになっている。
一般的に、このようなバイオマス燃料を用いる燃焼・熱交換装置では、燃焼室の内外に設けた熱交換室に低温流体を導入して燃焼ガスとの熱交換を行うが、バイオマス燃料の燃焼に伴って多量の灰が発生するため、燃焼排ガスを外部へ排出する排気管路(煙道)の途中にサイクロン型等の灰分離器やバグフィルターを介在させ、燃焼排ガスから燃焼灰を分離するようにしている(特許文献1,2)。
特開2007−178057号公報 特開2008−128175号公報
しかしながら、従来のこの種装置にあっては、熱回収効率の面より多分に改善の余地がある上、前記のように燃焼排ガスの排気管路に介在させる灰分離器やバグフィルターのために大きな取付スペースを必要とし、それだけ装置全体として大型化するから、場所的な制約によって利用できない場合が少なからずあった。
本発明は、上述の事情に鑑みて、バイオマス燃料等の固形物燃料の燃焼熱を利用して、特に低温空気から温風を生成させる温風装置として、燃焼排ガスから燃焼灰を効率よく分離できる上、且つ装置全体が極めて機能的にコンパクトにまとまったハイブリッド型であり、小さい設置スペースで高能率の温風生成を行えるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係るハイブリッド温風装置は、外殻ケーシング1とその内部に設けた燃焼室2との間に熱交換室3が構成され、該熱交換室3内に接続する低温空気導入口31及び高温空気導出口32と、該熱交換室内に低温空気を導入する低温空気導入手段(吸気ファン33)と、燃焼室3内に配置して上端が当該燃焼室3内に開放したサイクロン式燃焼灰分離器4と、該燃焼室3内の底部へ固形物燃料Fを送り込む燃料供給手段(スクリューフィーダー5)と、該燃焼室3内に送り込まれた固形物燃料Fに着火させる着火手段(重油バーナー6)と、該燃焼室内への燃焼用空気供給手段7と、下端開口部9aを排気流入口として上方から燃焼灰分離器4内の上部に突入配置した排気筒9と、燃焼灰分離器4の下部に連通する燃焼灰取出口10とを具備し、熱交換室3に導入した低温空気A1を燃焼室2内の熱気との熱交換で昇温させて高温空気A2として導出すると共に、燃焼灰分離器4内に流入した燃焼排ガスG1から分離して落下する燃焼灰Sを燃焼灰取出口10から取り出すように構成されてなる。
請求項2の発明は、上記請求項1のハイブリッド温風装置において、熱交換室3が燃焼室2の外周を取り巻く上下複数段の環状流路3a・・・に分画され、低温空気導入口31から全環状流路3a・・・に低温空気A1が分配導入されると共に、これら環状流路3a・・・で熱交換した高温空気A2が合流して低温空気導出口32から導出されるように構成されてなるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項2のハイブリッド温風装置において、上下複数段の環状流路3aを分画する仕切りが燃焼室2の周壁2bに一体化した熱交換フィン21・・・からなる構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3の何れかのハイブリッド温風装置において、燃料供給手段が固形物燃料Fを燃焼室2内の周辺側に向けて送り込むように設定されてなる構成としている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜4の何れかのハイブリッド温風装置において、燃焼用空気供給手段7が送風ファン70を備えると共に、該燃焼用空気供給手段7の燃焼室2内への給気口7の内側に、燃料供給手段の該燃焼室2内への燃料導入口5aが配置してなる構成としている。
請求項6の発明は、上記請求項1〜5の何れかのハイブリッド温風装置において、燃料供給手段がスクリューフィダー5からなり、このスクリューフィダー5の燃焼室2内への燃料導入口5aに、固形物燃料Fの送り圧力で上向き回動して開放し、且つ該固形物燃料Fの送り停止に伴って自重で閉止作動する自動開閉板50が設けられてなる構成としている。
請求項7の発明は、上記請求項1〜6の何れかのハイブリッド温風装置において、燃焼室2の少なくとも周壁部2aが鉄材にて形成されると共に、着火手段が該燃焼室2内へ火炎を吹き込むバーナー(重油バーナー6)からなる構成としている。
請求項8の発明は、上記請求項1〜7の何れかのハイブリッド温風装置において、燃焼室2の内底部中央に受け筒11が立設され、該受け筒11内の下方側が燃焼灰取出口11に臨むと共に、燃焼灰分離器4の下部に下方へ垂下する灰排出筒43が一体形成され、該燃焼灰分離器4が灰排出筒43を受け筒11に挿嵌した状態で当該受け筒11に支承される構成としている。
請求項9の発明は、上記請求項1〜8の何れかのハイブリッド温風装置において、低温空気導入手段が高温空気導出口32側に介装された吸気ファン33からなり、その回転に伴う吸引力によって高温空気導入口31側から外気が熱交換室3内へ吸入される構成としている。
次に、本発明の効果について、図面の参照符号を付して説明する。まず請求項1の発明に係るハイブリッド温風装置によれば、燃料供給手段(スクリューフィーダー5)によってバイオマス燃料等の固形物燃料Fを燃焼室2内の下部へ送り込むと共に、燃焼用空気供給手段7によって該燃焼室2内へ燃焼用空気A0を供給して、燃焼室2内で固形物燃料Fを着火・燃焼させる一方、低温空気導入手段(吸気ファン33)によって低温空気導入口31から外気等の低温空気A1を熱交換室3へ導入することにより、該低温空気A1が燃焼室2の熱気との熱交換で昇温し、高温空気A2として高温空気導出口3bから導出する。また、該燃焼室2内で発生した燃焼排ガスG1は、該燃焼室2内に配置するサイクロン式燃焼灰分離器4内に上方から流入し、該燃焼灰分離器4内で反転して排気筒9下端の排気流入口9aに流入するが、この反転の際に付随していた燃焼灰Sが分離して当該燃焼灰分離器4内を落下するため、燃焼灰Sを殆ど含まない排ガスG2として排気筒9を通って外部へ排出される。そして、落下した燃焼灰Sは、燃焼灰分離器4内の下部に堆積し、燃焼灰取出口10より取り出される。
このようなハイブリッド温風装置では、サイクロン式燃焼灰分離器4が燃焼室2内に配置し、外部には該燃焼灰分離器4の取付スペースが不要であるから、装置全体が極めて機能的にコンパクトにまとまり、狭い場所でも支障なく設置できる上、外からは単なる燃焼炉のみのように視認され、すっきりした良好な外観が得られる。また、外殻ケーシング1とその内部に設けた燃焼室2との間に熱交換室3が構成されるから、熱交換面積が大きくなり、それだけ高い熱交換効率が得られ、小さい設置スペースで高能率の温風生成を行える。
請求項2の発明によれば、熱交換室3が上下複数段の環状流路3a・・・に分画されているから、各環状流路3a内では空間が狭いために大きな温度勾配を生じず、また環状流路3a・・・同士では上下位置差による熱交換度合の違いで温度差を生じても、熱交換後に合流して低温空気導出口32から導出されるから、継続的に安定した温度の高温空気A2が得られる。
請求項3の発明によれば、上記の上下複数段の環状流路3aを分画する仕切りが燃焼室2の周壁2bに一体化した熱交換フィン21・・・からなるため、熱交換面積が非常に大きくなり、より高い熱交換効率によってより高能率の温風生成を行える。
請求項4の発明によれば、燃料供給手段(スクリューフィーダー5)によって固形物燃料Fが燃焼室2内の周辺側に向けて送り込まれるから、その送り込みに伴って燃焼室2内にある固形物燃料Fが押されて周方向に回るように移動し、もって燃焼室2内での固形物燃料Fの燃焼が偏らずに均一に進行すると共に、固形物燃料Fの更新バランスつまり燃焼消費と追加供給のバランスが保たれ、その結果として安定した燃焼状態で高い燃焼効率が持続し、熱交換状態も高レベルで安定する。
請求項5の発明によれば、送気ファン70を備える燃焼用空気供給手段7の燃焼室2内への給気口7aの内側に、燃料供給手段(スクリューフィーダー5)の燃焼室2内への燃料導入口5aが配置し、該燃料導入口5aから供給される固形物燃料Fは、送気ファン70を介して給気口7aより流入する空気Aと共に燃焼室2内へ送り込まれるから、非常に高い燃焼効率が得られる。また、固形物燃料Fの送り込みに給気口7aからの空気圧が加わるため、燃焼室2内に先に送り込まれた固形物燃料Fが存在する状態でも、該固形物燃料Fを無理なく追加供給できる。
請求項6の発明によれば、燃料供給手段であるスクリューフィダー5の燃焼室2内への燃料導入口5aに設けられた自動開閉板50により、送り停止中のスクリューフィダー5の内部が燃焼室2から遮断されるから、該スクリューフィダー5内に残る固形物燃料Fの燃焼を確実に防止できる。
請求項7の発明によれば、燃焼室2の少なくとも周壁2aが鉄材にて形成され、着火手段が該燃焼室2内へ火炎を吹き込むバーナー6からなるため、燃焼室2内の固形物燃料Fに対する着火を容易に行えると共に、温風装置の運転開始に当たって燃焼室2内へ固形物燃料Fを導入する前に、予めバーナー6によって空状態の燃焼室2の鉄材を焼いて赤熱化し、もって導入される固形物燃料Fの着火・燃焼を早めることが可能になり、また何らかの要因で固形物燃料Fの導入が途切れる場合に、バーナー6の火炎を吹き込んで燃焼室2内の温度低下を防止できる。
請求項8の発明によれば、燃焼灰分離器4が下部の灰排出筒43を燃焼室2内の受け筒11に挿嵌した状態で該受け筒11に支承され、且つ該灰排出筒43内の下方側が燃焼灰取出口10に臨む構成であるから、温風装置全体を容易に組立製作できる上、稼働後の燃焼室2から該燃焼灰分離器4を取り外して、内部の清掃や補修等の作業を容易に行うことができる。
請求項9の発明によれば、高温空気導出口32側に介装された吸気ファン33により、高温空気導入口31側から外気が熱交換室3内へ吸入されることから、熱交換室3における外気の導入量ならびに滞留時間を一定に維持できる。
以下、本発明に係るハイブリッド温風装置の一実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1はハイブリッド温風装置全体の正面図、図2は同縦断側面図、図3は同横断面平面図である。
図1〜図3に示すように、このハイブリッド温風装置は、架台12上に固設された略円筒状で密閉式の外殻ケーシング1内に円筒状の燃焼室2が同心に配置し、この燃焼室2の外周に環状の熱交換室3が構成されると共に、該燃焼室2内にサイクロン式燃焼灰分離器4が同心に配置し、更に外部上方から排気筒9が外殻ケーシング1及び燃焼室2の蓋板1a,2aを貫通して燃焼灰分離器4内の上部に突入配置している。そして、外殻ケーシング1の外周一方側には、熱交換室3に連通する低温空気導入口31及び高温空気導出口32が隣接して突設されている。また、外殻ケーシング1の下部周囲には、燃焼室2内の底部へ固形物燃料Fを送り込む燃料供給手段としてのスクリューフィーダー5と、該燃焼室2内に送り込まれた固形物燃料Fの着火手段としての重油バーナー6と、燃焼室2内への燃焼用空気供給手段7とが付設されている。また、外殻ケーシング1の上部には、燃焼室2内の温度を測定表示する温度計13が取り付けられている。
外殻ケーシング1は、共に金属製の蓋板1a及び主周壁1bの内面側にガラスウールやロックウールからなる断熱材14が張設されると共に、主周壁1bよりも縮径した金属製の下部周壁1c及び底板1dと燃焼室2との間に、耐火煉瓦等よりなる耐火材15が装填されている。そして、蓋板1aには前記の排気筒9が溶接固着されている。
燃焼室2は、周壁2b及び底板2cが鉄板にて構成され、その内底部中央に鉄板製の受け筒11が垂直に立設されている。この受け筒11は、燃焼室2及び外殻ケーシング1の底板2c,1dを貫通して下端が下方外部へ突出し、その下端がキャップ10a付きの燃焼灰取出口10を構成している。
熱交換室3は、外殻ケーシング1の主周壁1bの略全高にわたる上下幅を有するが、燃焼室2の周壁2bの外周に上下一定間隔置きに一体形成された多数の円環状の熱交換フィン21・・・により、上下多段の環状流路3a・・・に分画されている。そして、低温空気導入口31及び高温空気導出口32は共に全部の環状流路3a・・・に臨む縦断面縦長矩形に構成され、これら導入出口31,32間の仕切り壁34が燃焼室2の周壁2a外面まで延出し、この仕切り壁34によって各環状流路3aの入口側と出口側とが遮断されている。また、低温空気導入口31は熱交換室3への連通部と同サイズの縦長矩形で側方に開口し、その開口部に紙屑等の粗大異物の吸込み防止用ネット35が張設されている。一方、高温空気導出口32は先端側が縦円筒部32aをなし、この縦円筒部32a上に突設した接続用筒部32bの内部に、熱交換室3側から高温空気を吸い込んで上方へ送る吸気ファン33が取り付けられている。
サイクロン式燃焼灰分離器4は、円筒状上部41と、その下端に連続して下方へ縮径する円錐筒部42と、該円錐筒部42の下端から下方へ延出する灰排出筒43とで構成される独立部材になっている。そして、この燃焼灰分離器4は、下部の灰排出筒43を受け筒11に挿嵌することにより、円筒状上部41の上端開口部4aが燃焼室2の蓋板2aから離間した位置で該受け筒13に支承されると共に、円筒状上部41の外面に突設した係止金具44を燃焼室2の周壁2b内面側に突設して係止片16に係合することにより、直立状態で且つ回転不能に保持されている。
燃焼用空気供給手段7は、燃焼室2の周壁2aの下部に開口した給気口7aから側方外部へ突出する水平筒部71と、水平筒部71の下面側に連通接続した吸気筒部72とで構成されており、吸気筒部72の先端の吸込み口7b側に送気ファン70を内蔵している。そして、水平筒部71にはスクリューフィーダー5の燃料供給筒51の内側半部を同心状に内嵌している。従って、送気ファン70を介して吸気筒部72に吸入された燃焼用空気A0は、水平筒部71と燃料供給筒51との間の環状空間を通って給気口7aより燃焼室2内へ流入する。
燃料供給手段のスクリューフィーダー5は、燃料供給筒51内にモーター52にて回転駆動する送りスクリュー53が配置すると共に、該燃料供給筒51の外側半部の上面側にホッパー54が固設されている。このホッパー54の下部寄り側面には燃料レベル計55が付設されている。また、燃料供給筒51の内端の燃料導入口5aは、下部側を長く斜め切りした形状で燃焼用空気供給手段7の給気口7aに臨んでおり、その上端に自動開閉板50が枢着されている。しかして、図3に示すように、燃焼用空気供給手段7の水平筒部71の軸線方向dは外殻ケーシング1の中心Oから外れており、もって該水平筒部71に内嵌する燃料供給筒51内の送りスクリュー53による固形物燃料Fの送り方向が燃焼室2内の周辺側に向くように設定されている。
上記構成のハイブリッド温風装置の稼働に際しては、スクリューフィーダー5のホッパー54にバイオマス燃料等の固形物燃料Fを投入しておき、まず重油バーナー6の火炎を空の状態の燃焼室2内に吹き込むことにより、当該燃焼室2の周壁2aの下部及び底板2b、受け筒11の鉄板を600〜700℃程度に焼いて赤熱させておく。そして、スクリューフィーダー5を回転駆動して固形物燃料Fを燃焼室2内に送り込むと同時に、燃焼用空気供給手段7の送気ファン70を回転駆動して燃焼用空気A0を燃焼室2内に供給する。この時、スクリューフィーダー5の燃料導入口5aを閉止していた自動開閉板50は、固形物燃料Fの送り圧力によって上方回動して開放状態になる。
かくして燃焼室2内に送り込まれる固形物燃料Fは、燃料導入口5aと同心の給気口7aから環状に流入する燃焼用空気A0と一緒に該燃焼室2内の高温雰囲気中に放出され、且つ周辺の赤熱した鉄板に接触するため、直ちに着火して燃焼し始めることになる。そして、この燃焼に伴って発生する燃焼ガスは、図2の破線矢印で示すように、多量の燃焼灰を巻き込んだ燃焼排ガスG1として燃焼室2内を上昇し、上部側からサイクロン式燃焼灰分離器4内へ流入し、該燃焼灰分離器4内で下降流から上昇流に反転して排気筒9に流入するが、その際のサイクロン作用つまりガス流の反転に伴う急激な流れ方向変化及び流速変化により、付随していた燃焼灰Sが分離して当該燃焼灰分離器4内を落下するため、燃焼灰Sを殆ど含まない排ガスG2として排気筒9を通って外部へ排出される。また、分離した燃焼灰Sは、燃焼灰分離器4の円錐状筒部42内を螺旋状に旋回しつつ落下し、下部の灰排出筒43内へ落ち込み、燃焼灰取出口10上に堆積する。
しかして、温度計13によって計測される燃焼室2内の温度が所定値まで上昇した段階で、高温空気導出口32の吸気ファン33を回転駆動することにより、その吸引力で低温空気導入口33から外気が低温空気A1として吸入される。この吸入された低温空気A1は、熱交換室3の環状流路3a─に分配流入し、燃焼室2の周壁2b及び熱交換フィン21・・・を介して当該燃焼室2内の熱気と熱交換して昇温し、高温空気A2として高温空気導出口3bから導出され、所要の用途に供される。なお、このハイブリッド温風装置による空気の昇温度合は、使用する固形物燃料Fの種類と、熱交換室3への通気速度とによって広範囲に設定できるが、一般的には出入口温度差で+20℃程度である。
なお、燃焼室2への固形物燃料Fの供給は、温度計13によって計測される燃焼温度から想定される燃焼状況に応じ、継続・停止を行えばよい。しかして、固形物燃料Fの供給を停止すれば、燃料導入口5aに設けた自動開閉板50が自重で閉止作動し、送り停止中のスクリューフィダー5の内部が燃焼室2から遮断されるから、該スクリューフィダー5内に残る固形物燃料Fの燃焼を確実に防止できる。また、何らかの要因で固形物燃料Fの導入が一時的に途切れる場合、重油バーナー6の火炎を吹き込んで燃焼室2内の温度低下を防止できるから、その間も安定した熱交換による温風生成を持続できる。
このようなハイブリッド温風装置では、サイクロン式燃焼灰分離器4が燃焼室2内に配置し、外部には該燃焼灰分離器4の取付スペースが不要であり、もって装置全体が極めて機能的にコンパクトにまとまっているから、狭い場所でも支障なく設置できるという利点があり、特に小規模な温風利用施設に好適である上、単なる燃焼炉だけのようにすっきりした外観を呈するために設置状態での見栄えもよい。また、外殻ケーシング1とその内部に設けた燃焼室2との間に熱交換室3が構成され、熱交換面積が大きくなるから、それだけ高い熱交換効率が得られ、小さい設置スペースで高能率の温風生成を行える。
そして、本実施形態では、熱交換室3が上下複数段の環状流路3a・・・に分画されているから、各環状流路3a内では空間が狭いために大きな温度勾配を生じず、また環状流路3a・・・同士では上下位置差による熱交換度合の違いで温度差を生じても、熱交換後に合流して低温空気導出口32から導出されるから、継続的に安定した温度の高温空気A2が得られる。しかも、上下複数段の環状流路3aを分画する仕切りが燃焼室2の周壁2aに一体化した熱交換フィン21・・・からなるため、熱交換面積が非常に大きくなり、非常に高い熱交換効率に基づく高能率の温風生成を行える。
一方、本実施形態においては、固形物燃料Fがスクリューフィーダー5によって燃焼室2内の周辺側に向けて送り込まれるから、その送り込みに伴って燃焼室2内にある固形物燃料Fが押されて周方向に回るように移動し、もって燃焼室2内での固形物燃料Fの燃焼が偏らずに均一に進行すると共に、固形物燃料Fの更新バランスつまり燃焼消費と追加供給のバランスが保たれることから、安定した燃焼状態で高い燃焼効率が持続し、これに伴って熱交換状態も高レベルで安定化する。その上、燃焼用空気供給手段7の燃焼室2内への給気口7aの内側に、スクリューフィーダー5による燃料導入口5aが配置し、該燃料導入口5aから供給される固形物燃料Fが送気ファン70を介して給気口7aより流入する空気Aと共に燃焼室2内へ送り込まれるから、燃焼効率がより向上する。また、固形物燃料Fの送り込みに給気口7aからの空気圧が加わるため、燃焼室2内に先に送り込まれた固形物燃料Fが存在する状態でも、該固形物燃料Fを無理なく追加供給できる。
更に、本実施形態にあっては、燃焼灰分離器4が独立部材をなし、下部の灰排出筒43を燃焼室2内の受け筒13に挿嵌した状態で該受け筒13に支承される構造であるから、温風装置の組立製作に際し、外殻ケーシング1内に燃焼室2の筒体を装填した後、該燃焼室2内に上方から嵌装するという手順で、温風装置全体を容易に組立製作できる。そして、内部の清掃や補修等においても、該燃焼灰分離器4を取り外すことで、所要の作業を容易に行うこと可能となり、また損傷したものを交換できるという利点がある。
なお、上記の稼働方法では固形物燃料Fの導入前に重油バーナー6で燃焼室2内の鉄板を焼いて赤熱させているが、先に燃焼室2内へ固形物燃料Fを送り込み、その固形物燃料Fに着火する方法も採用可能である。ただし、例示した稼働方法のように予め燃焼室2内の鉄材を焼いて赤熱させておけば、固形物燃料Fの着火・燃焼が早まるから、それだけ温風生成までの待機時間が少なくて済む。しかして、このように前もって燃焼室2内を高温化する上で、少なくとも燃焼室2の周壁2aを鉄材にて構成することが望ましい。
本発明のハイブリッド温風装置においては、燃料供給手段及び着火手段として実施形態で例示した以外の種々の方式を採用可能であり、また他の各部の細部構成についても実施形態以外に種々設計変更可能である。ただし、燃料供給手段では、実施形態のようなスクリューフィーダーが、安定して連続供給できて、且つ供給量調整が容易である点から、好適なものとして推奨される。また、着火手段としても、実施形態の重油バーナーの如きオイルバーナーやガスバーナーは、着火性に優れることに加え、前記の如く燃焼室2内を空状態で高温化したり、固形物燃料Fの供給が途絶えた間に燃焼室2内に火炎を吹き込んで温度低下を防止できる点から、特に好適である。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド温風装置の正面図である。 同ハイブリッド温風装置の縦断側面図である。 同ハイブリッド温風装置の横断平面図である。
符号の説明
1 外殻ケーシング
2 燃焼室
2a 周壁
21 熱交換フィン
3 熱交換室
3a 環状流路
31 低温空気導入口
32 高温空気導出口
33 吸気ファン
4 サイクロン式燃焼灰分離器
4a 上方開口部
43 灰排出筒
5 スクリューフィーダー(燃料供給手段)
5a 燃料導入口
50 自動開閉板
6 重油バーナー(着火手段)
7 燃焼用空気供給手段
7a 給気口
70 送風ファン
9 排気筒
9a 下端開口部
10 燃焼灰取出口
11 受け筒
A0 燃焼用空気
A1 低温空気
A2 高温空気
F 固形物燃料
G1 燃焼排ガス
G2 燃焼灰を含まない燃焼排ガス

Claims (9)

  1. 外殻ケーシングとその内部に設けた燃焼室との間に熱交換室が構成され、該熱交換室内に接続する低温空気導入口及び高温空気導出口と、該熱交換室内に低温空気を導入する低温空気導入手段と、前記燃焼室内に配置して上端が当該燃焼室内に開放したサイクロン式燃焼灰分離器と、該燃焼室内の底部へ固形物燃料を送り込む燃料供給手段と、該燃焼室内に送り込まれた固形物燃料に着火させる着火手段と、該燃焼室内への燃焼用空気供給手段と、下端開口部を排気流入口として上方から燃焼灰分離器内の上部に突入配置した排気筒と、前記燃焼灰分離器の下部に連通する燃焼灰取出口とを具備し、
    前記熱交換室に導入した低温空気を燃焼室内の熱気との熱交換で昇温させて高温空気として導出すると共に、前記燃焼灰分離器内に流入した燃焼排ガスから分離して落下する燃焼灰を前記燃焼灰取出口から取り出すように構成されてなるハイブリッド温風装置。
  2. 前記熱交換室が前記燃焼室の外周を取り巻く上下複数段の環状流路に分画され、前記低温空気導入口から全環状流路に低温空気が分配導入されると共に、これら環状流路で熱交換した高温空気が合流して前記低温空気導出口から導出されるように構成されてなる請求項1に記載のハイブリッド温風装置。
  3. 前記上下複数段の環状流路を分画する仕切りが燃焼室の周壁に一体化した熱交換フィンからなる請求項2に記載のハイブリッド温風装置。
  4. 前記燃料供給手段が固形物燃料を前記燃焼室内の周辺側に向けて送り込むように設定されてなる請求項1〜3の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
  5. 前記燃焼用空気供給手段が送風ファンを備えると共に、該燃焼用空気供給手段の前記燃焼室内への給気口の内側に、前記燃料供給手段の該燃焼室内への燃料導入口が配置してなる請求項1〜4の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
  6. 前記燃焼用空気供給手段がスクリューフィダーからなり、このスクリューフィダーの前記燃焼室内への燃料導入口に、固形物燃料の送り圧力で上向き回動して開放し、且つ該固形物燃料の送り停止に伴って自重で閉止作動する自動開閉板が設けられてなる請求項1〜5の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
  7. 前記燃焼室の少なくとも周壁部が鉄材にて形成されると共に、前記着火手段が該燃焼室内へ火炎を吹き込むバーナーからなる請求項1〜6の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
  8. 前記燃焼室の内底部中央に受け筒が立設され、該受け筒内の下方側が前記燃焼灰取出口に臨むと共に、前記燃焼灰分離器の下部に下方へ垂下する灰排出筒が一体形成され、該燃焼灰分離器が灰排出筒を前記受け筒に挿嵌した状態で当該受け筒に支承される請求項1〜7の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
  9. 前記低温空気導入手段が前記高温空気導出口側に介装された吸気ファンからなり、その回転に伴う吸引力によって前記高温空気導入口側から外気が熱交換室内へ吸入される請求項1〜8の何れかに記載のハイブリッド温風装置。
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