JP2009235711A - 組立ユニットおよび鉄筋組立装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、壁配筋付き梁鉄筋の組み立て作業を容易にすることにある。
【解決手段】複数対の梁鉄筋組立架台21により組み立てられた梁鉄筋11は上側梁筋群13aと下側梁筋群14aと複数のスターラップ筋15とを有しており、組立ユニット22のホイスト支持部66に取り付けられた複数のホイスト65により吊り上げられた梁鉄筋11は、スターラップ筋15の間に挿入された組立ユニット22の複数の梁鉄筋支持アーム68により上側梁筋群13aの下側に接して水平に支持される。組立ユニット22により吊り上げ支持された梁鉄筋11の下側から壁配筋12を構成する縦配筋群12aを挿入し、この縦配筋群12aの下端をかさ上げされた受け台23に固定する。そして縦配筋群12aと梁鉄筋11を組み付けるとともに縦配筋群12aに垂直に横配筋群12bを結束することで壁配筋付き梁鉄筋10が組み立てられる。
【選択図】図20

Description

本発明は梁鉄筋と壁配筋とを一体に組み立てるための鉄筋組立技術に関する。
鉄筋を用いた建築物は鉄筋コンクリート柱とこれに水平に設けられる鉄筋コンクリート梁とを有しており、建築物を構成する鉄筋コンクリート梁は柱の部分で交差するように格子状に建築される。鉄筋コンクリート梁は梁鉄筋とコンクリートからなり、梁鉄筋は真っ直ぐな複数本の梁筋とそれぞれの梁筋にワイヤ等で結束される枠状の複数のスターラップ筋とにより形成されている。鉄筋コンクリート梁は、梁筋とスターラップ筋とにより梁鉄筋を組み立てた後に、組み立てられた梁鉄筋を型枠内に配置した状態のもとでコンクリートを型枠内に流し込むことにより製造されている。
スターラップ筋としては四辺形の枠状に一体的に形成される一体型に加え、それぞれ上端部が開口されたほぼU字形状の本体部と、この本体部の開口部側に配置される幅止め筋とにより全体的に四辺形に形成される分割型がある。特許文献1は一体型のスターラップ筋を用いた梁鉄筋を開示しており、特許文献2は分割型のスターラップ筋を用いた梁鉄筋を開示している。特許文献1に記載されるように、一体型のスターラップ筋を用いた梁鉄筋としては、幅寸法が短い小型のスターラップ筋と幅寸法が長い大型のスターラップ筋とを混在させるようにしたものがある。
梁筋はスターラップ筋内に真っ直ぐに伸びるように組み込まれており、コンクリート梁の上側の部分に配置される複数本の梁筋により構成される上側梁筋群と、コンクリート梁の下側の部分に配置される複数本の梁筋により構成される下側梁筋群とを通常有している。コンクリート梁としては上側梁筋群と下側梁筋群とに加えて、一列ないし複数列に中間梁群が配置されるタイプのものがある。
特開平5−79188号公報 特開平3−66868号公報
鉄筋コンクリート柱の間および鉄筋コンクリート梁の下側には鉄筋コンクリート壁が設けられ、鉄筋コンクリート壁は壁配筋とコンクリートとからなる。この壁配筋と鉄筋コンクリート梁の梁鉄筋とを一体に組み立てた壁配筋付き梁鉄筋は、従来においては、壁配筋と梁鉄筋とを別々に組み立てられた後に一体に組み付けられる。この壁配筋と梁鉄筋との組み付けの際は、垂直に固定された壁配筋の上に梁鉄筋がクレーン等で吊り上げられて組み付けられるが、クレーン等を用いて梁鉄筋を固定した壁配筋に対して位置調節するとともに梁鉄筋を水平に保つのは困難である。また、梁鉄筋をクレーン等で吊り上げた状態で十分固定せずに、壁配筋と梁鉄筋との組み付けを高所で作業するため、危険が伴うとともに作業が繁雑となる。
本発明の目的は、壁配筋付き梁鉄筋の組み立て作業を容易にすることにある。
本発明の組立ユニットは、相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋により構成される上側梁筋群、相互に平行に伸びる複数本の梁筋により構成され前記上側梁筋群と平行に配置される下側梁筋群、およびそれぞれの前記梁筋に結束される複数の枠状のスターラップ筋を有する梁鉄筋と、当該梁鉄筋に垂直に固定される複数本の壁配筋とを有する壁配筋付き梁鉄筋を組み立てる鉄筋組立装置に使用される組立ユニットであって、複数本の支柱とこれらの支柱に固定される複数本の水平梁材とを備え、前記梁鉄筋に沿って配置される組立ユニット本体と、前記組立ユニット本体に設けられ、組み立てられた前記梁鉄筋を上方に吊り上げるホイストがそれぞれ装着されるホイスト支持部と、前記ホイストにより吊り上げられた前記梁鉄筋に対して前記壁配筋を組み付ける際に前記梁鉄筋を水平に支持する支持位置と、前記梁鉄筋の支持を解除する支持解除位置とにスライド自在に前記組立ユニット本体に設けられる複数の梁鉄筋支持アームとを有することを特徴とする。
本発明の鉄筋組立装置は、相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋により構成される上側梁筋群、相互に平行に伸びる複数本の梁筋により構成され前記上側梁筋群と平行に配置される下側梁筋群、およびそれぞれの前記梁筋に結束される複数の枠状のスターラップ筋を有する梁鉄筋と、当該梁鉄筋に垂直に固定される複数本の壁配筋とを有する壁配筋付き梁鉄筋を組み立てる鉄筋組立装置であって、それぞれの第1と第2の架台本体により構成され、相互に対向して所定間隔毎に一直線上に配置される複数の架台組立体と、それぞれの前記架台組立体に着脱自在に装着され、前記上側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を相互に平行に水平に支持する第1の梁筋支持棒材と、それぞれの前記架台組立体に着脱自在に装着され、前記下側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を前記上側梁筋群に平行に支持する一方、前記スターラップ筋が前記上側梁筋群に所定間隔毎に配置された後に前記梁筋の支持を解除して前記下側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を前記スターラップ筋の下側辺内側に接触させる第2の梁筋支持棒材と、複数本の支柱とこれらの支柱に固定される複数本の水平梁材とを備え、前記梁鉄筋に沿って配置される組立ユニット本体と、前記組立ユニット本体に設けられ、組み立てられた前記梁鉄筋を上方に吊り上げるホイストがそれぞれ装着されるホイスト支持部と、前記ホイストにより吊り上げられた前記梁鉄筋に対して前記壁配筋を組み付ける際に前記梁鉄筋を水平に支持する支持位置と、前記梁鉄筋の支持を解除する支持解除位置とにスライド自在に前記組立ユニット本体に設けられる複数の梁鉄筋支持アームとを有することを特徴とする。
本発明の鉄筋組立装置は、少なくとも一対の前記架台組立体の上端部に取り付けられる受け台支持部材に装着され、前記スターラップ筋をその上側辺内側の部分で垂直に支持するスターラップ受け台を有し、当該スターラップ受け台に前記スターラップ筋を配置した後に前記スターラップ筋を前記上側梁筋群に所定間隔毎に配置することを特徴とする。
本発明の鉄筋組立装置は、前記壁配筋の下端は複数の筒状の受けピースに挿入され、当該受けピースを有する受け台に固定されることを特徴とする。
本発明の鉄筋組立装置は、前記受け台は所定高さにかさ上げされていることを特徴とする。
本発明によれば、組み立てられた梁鉄筋に壁配筋を一体に組み立てる工程において、梁鉄筋をホイストにより吊り上げ梁鉄筋支持アームにより水平に支持するようにしたので、梁鉄筋の下側から壁配筋の縦配筋群を挿入しそれらを結束することにより、梁鉄筋と壁配筋とを容易に一体に組み立てることができる。このとき、縦配筋群の下端を固定する受け台を所定高さにかさ上げしたので、梁鉄筋を高い位置で支持して梁鉄筋に壁配筋を組み立てることができ、梁鉄筋の下側から容易に壁配筋の縦配筋群を挿入することができる。
本発明によれば、上側梁筋群を構成する複数本の梁筋を第1の梁筋支持棒材の上に配置し、下側梁筋群を構成する複数本の梁筋を第2の梁筋支持棒材の上に配置するようにしたので、スターラップ筋と梁筋との干渉がしない状態でこれらの結束を準備することができる。この状態のもとで、スターラップ筋をその上側辺の部分で上側梁筋群に接触するように分散配置し、下側梁筋群を下降移動させてスターラップ筋の下側辺に接触させるようにしたので、短時間で安全にスターラップ筋と梁筋とを組み立てて梁鉄筋を製造することができる。
スターラップ受け台に複数個のスターラップ筋を吊り下げた状態のもとで、第1の梁筋支持棒材の上に上側梁筋群を構成する複数本の梁筋を滑り込ませるとともに、第2の梁筋支持棒材の上に下側梁群を構成する複数本の梁筋を滑り込ませるようにし、スターラップ受け台に支持された状態のスターラップ筋を上側梁筋群に所定間隔毎に配置すると、短時間で安全にスターラップ筋を梁筋とを組み立てることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は壁配筋付き梁鉄筋の斜視図であり、図2は本発明の一実施の形態である鉄筋組立装置の正面図であり、図3は図2における矢印3−3線方向の側面図である。
図2および図3に示す本発明の鉄筋組立装置は図1に示す壁配筋付き梁鉄筋10を組み立てる際に適用され、壁配筋付き梁鉄筋10は建築物の梁をなす梁鉄筋11とこの下側に垂直に組み立てられ建築物の壁をなす壁配筋12とにより一体に構成されている。梁鉄筋11は真っ直ぐな複数本の梁筋13、14とそれぞれの梁筋13、14にワイヤ等で結束される複数の枠状のスターラップ筋15とにより形成され、梁筋13、14は、梁鉄筋11の上側に位置し相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋13により構成される上側梁筋群13aと、梁鉄筋11の下側に位置し相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋14により構成され上側梁筋群13aと平行に配置される下側梁筋群14aとを有している。スターラップ筋15は梁筋13、14と平行な直線上に所定間隔毎に配置され、スターラップ筋15内に収容された梁筋13、14の上側梁筋群13aと下側梁筋群14aとはそれぞれスターラップ筋15の上側辺内側と下側辺内側とに接しワイヤ等で結束されている。
壁配筋12は梁鉄筋11の下側に垂直に組み立てられ、相互に平行に鉛直方向に伸びる複数本の縦配筋群12aと、相互に平行につまり梁鉄筋11に平行に伸び縦配筋群12aと直交してワイヤ等で結束される横配筋群12bとを有している。縦配筋群12aは所定間隔毎に2列をなして配置され、縦配筋群12aが梁鉄筋11内に突出した状態でそれぞれをワイヤ等で結束することにより、梁鉄筋11と壁配筋12とは一体に組み立てられる。図1には縦配筋群12aの上端が梁鉄筋11内に納まっている状態で組み立てられた壁配筋付き梁鉄筋10を示したが、縦配筋群12aの上端が梁鉄筋11を貫通して上側から突出している状態でそれらを結束して壁配筋付き梁鉄筋10を組み立て、その突出した部分に上階の壁配筋付き梁鉄筋10を結束することにより壁配筋付き梁鉄筋10を積み重ねし易くしても良い。
図2および図3に示す本発明の鉄筋組立装置は梁鉄筋11を組み立てる梁鉄筋組立架台21と、梁鉄筋11を吊り上げ支持する組立ユニット22と、壁配筋12の縦配筋群12aの下端を固定する受け台23とにより構成されている。下記に鉄筋組立装置を構成するこれらを順に説明する。
図4は梁鉄筋組立架台を構成する一対の架台組立体を示す斜視図であり、図5は一対の架台組立体を構成する架台本体を示す分解斜視図であり、図6〜図10は梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図であり、図11は図8における矢印11−11線方向の拡大側面図であり、図12は図9における矢印12−12線方向の拡大側面図であり、図13は図10における矢印13−13線方向の拡大側面図である。
この梁鉄筋組立架台21は、図10および図13に示すように、梁鉄筋11を組み立てるために使用される。梁鉄筋11は相互に平行となって真っ直ぐに伸びる複数本の梁筋13により構成される上側梁筋群13aと、相互に平行に伸びる複数本の梁筋14により構成されて上側梁筋群13aに平行となる下側梁筋群14aとを有しており、複数の四辺形の枠状のスターラップ筋15が上側梁筋群13aと下側梁筋群14aとを囲むように所定の間隔毎に配置される。スターラップ筋15とそれぞれの梁筋13,14は相互に図示しないワイヤにより結束されて梁鉄筋11の組立が完了する。
図4に示すように一対の架台組立体25は、第1の架台本体26と第2の架台本体27とにより構成されており、それぞれの架台本体26,27は同一の構造となっている。それぞれの架台本体26,27は横断面形状が四角形となった中空の角パイプからなる支柱28を有し、支柱28の下端部には脚部29が取り付けられており、支柱28は脚部29の部分で基盤面の上に垂直に配置されるようになっている。なお、支柱28の上端部には係合孔28aが形成されており、支柱28を図示しない昇降機により吊り下げる際に昇降機のフックが係合孔28aに係合するようになっている。
支柱28の上端部の側面には角パイプからなる受け台支持部材30が支柱28と平行となって着脱自在に装着されるようになっている。図5に示すように、受け台支持部材30の下端部には支柱28の3面を覆うコの字形状のブラケット31が固定され、上端部には上方が開口されたU字形状のフック32が固定されている。ブラケット31の対向する2面には貫通孔33が形成され、支柱28には長手方向に所定の間隔毎に複数の貫通孔34が形成されており、貫通孔33を貫通するボルト35をいずれかの貫通孔34に貫通させてブラケット31を支柱28に固定することによって受け台支持部材30は支柱28に着脱自在に装着され、ボルト35を貫通させる貫通孔34の位置を変えることによって受け台支持部材30の上端部の高さを複数段階に変化させることができる。
受け台支持部材30の上端部には、図4に示すように、スターラップ受け台36が着脱自在に装着されるようになっている。スターラップ受け台36は両端部で受け台支持部材30のフック32に支持される角パイプからなる支持棒材37と、この支持棒材37にその幅方向両側に突出してクランプ材38により固定される複数本の受け棒材39とにより構成されており、図7に示すように、スターラップ受け台36はスターラップ筋15をその上側辺内側の部分で垂直に支持するようになっている。
支柱28の上端部には、図4に示すように、上方に向けて開口した係合溝40が形成されており、この係合溝40には丸棒からなる第1の梁筋支持棒材41が着脱自在に装着されるようになっている。第1の架台本体26と第2の架台本体27とを図4に示すように対をなして配置することにより一対の架台組立体25が形成され、架台組立体25に装着される第1の梁筋支持棒材41の上には、上側梁筋群13aを構成するそれぞれの梁筋13が、図7に示すように、相互に平行となって水平に支持される。
支柱28にはその3面を覆うコの字形状のブラケット42が装着されるようになっており、ブラケット42にはフック43が取り付けられている。図5に示すように、ブラケット42の相互に対向する2面には貫通孔44が形成されており、貫通孔44にはアイボルト45が貫通して装着されるようになっている。したがって、ブラケット42を支柱28に装着してアイボルト45を締め付けると、ブラケット42にアイボルト45から支柱28に加えられる締付力によりブラケット42は支柱28に締結される。アイボルト45を緩めると、ブラケット42を上下方向に位置調整することができる。このように、ブラケット42をアイボルト45により締結することによって、梁鉄筋の組立現場においてスパナを用いることなく、棒状の部材を用いてアイボルト45の締結と締結解除とを行うことができる。なお、受け台支持部材30についてもブラケット31の対向する2面の部分の長さを長くして、ボルトの締結力により受け台支持部材30を支柱28に取り付けるようにしても良く、その場合には受け台支持部材30を段階的ではなく任意の高さ位置に調整することができる。
ブラケット42に取り付けられたフック43には丸棒からなる第2の梁筋支持棒材46が図4に示すように着脱自在に装着されるようになっている。一対の架台組立体25に装着される第2の梁筋支持棒材46の上には、図8に示すように、下側梁筋群14aを構成するそれぞれの梁筋14が相互に平行となって水平に支持される。したがって、下側梁筋群14aを構成するそれぞれの梁筋14を支持した状態のもとでブラケット42を下方にずらし移動させると、梁筋14は下方にずらされることになる。つまり、スターラップ受け台36に支持されたスターラップ筋15を、図9および図12に示すように、上側梁筋群13aの上に所定間隔毎に配置した後に、下側梁筋群14aを構成するそれぞれの梁筋14を第2の梁筋支持棒材46により支持した状態のもとで、図10および図13に示すように、第2の梁筋支持棒材46をブラケット42により下方にずらし移動して梁筋14の支持を解除すると、下側梁筋群14aを構成するそれぞれの梁筋14はスターラップ筋15の下側辺内側に接触することになる。第2の梁筋支持棒材46による梁筋14の支持を解除するには、ブラケット42を下方にずらすようにしても良く、第2の梁筋支持棒材46を抜き取るようにしても良い。
このようにしてスターラップ筋15の上側辺の内側には上側梁筋群13aの梁筋13が接触し、スターラップ筋15の下側辺の内側には下側梁筋群14aの梁筋14が接触することになる。この状態のもとで、スターラップ筋15とそれぞれの梁筋13,14とをワイヤにより結束すると、梁鉄筋の組立が完了することになる。
図4および図5に示すように、支柱28の下端部に固定される脚部29は、支柱28の下面に固定されて支柱28に対して直角方向に両側に突出する2つの固定脚47を有している。図5に示すように、それぞれの固定脚47は連結板48により隙間49を介して相互に連結されており、支柱28に固定された取付部材50をボルト51により固定脚47にねじ止めすることによって固定脚47は支柱28に取り付けられている。隙間49には着脱脚52が固定脚47に対して直角方向に組み付けられるようになっている。図5に示すように、着脱脚52はその長手方向の中央部に形成された貫通孔53を貫通し、支柱28の下端部に設けられた図示しないナットにねじ結合されるボルト54により着脱自在に支柱28に取り付けられるようになっている。
したがって、図5において二点鎖線で示すように、着脱脚52を固定脚47に重ねるようにして畳むことができる。畳んだ状態としてボルト54により着脱脚52を固定脚47に締め付けると、架台本体26,27を運搬したり保管したりするとき、つまり使用されないときには、占有面積を小さくすることができる。しかも、受け台支持部材30およびブラケット42は支柱28に対して着脱自在となっているので、これらを支柱28から取り外すことにより、架台本体26,27の運搬や保管時の占有面積を小さくすることができる。なお、ボルト54に代えてアイボルトを用いるようにしても良い。
図5に示すように、支柱28の上端部には延長支柱55が着脱自在に装着されるようになっている。延長支柱55は支柱28と同一のサイズの角パイプからなる突出部55aと、これの下端部に取り付けられて支柱28の内部に嵌合される嵌合部55bとを有しており、嵌合部55bには貫通孔56が複数個形成されている。したがって、支柱28の貫通孔34のいずれかと貫通孔56のいずれかとに図示しないボルトを貫通させることにより、延長支柱55を支柱28の上方に突出させて取り付けることができるとともに、突出長さを複数段階に設定することができる。
延長支柱55の上端部には、支柱28の上端部と同様に、係合溝40が形成されており、係合溝40には第1の梁筋支持棒材41を配置することができるようになっている。したがって、延長支柱55を支柱28に装着することによって第1の梁筋支持棒材41の高さを複数段階に設定することができる。なお、支柱28および延長支柱55は、角パイプにより形成されているが、丸パイプを用いるようにしても良い。また、第1と第2の梁筋支持棒材41,46は丸パイプにより形成されているが、角パイプとしても良い。
次に、梁鉄筋組立架台21を用いた梁鉄筋の組立工程について説明する。図4に示すように、それぞれの架台組立体25は2つの架台本体26,27を間隔を隔てて配置することにより形成され、係合溝40に両端部を係合させて第1の梁筋支持棒材41がそれぞれの架台組立体25に装着されるとともに、フック43に両端部を係合させて第2の梁筋支持棒材46がそれぞれの架台組立体25に装着される。このようにして2つの架台本体26,27により対となってそれぞれ形成される複数対の架台組立体25を、図6に示すように、梁鉄筋11を形成する梁筋13,14の長さに対応させて所定の間隔を隔てて一直線状に配置する。図6に示す場合には、梁筋13,14の長さに対応させて5対の架台組立体25が基盤上に配置されており、一対の架台組立体25を隔てて合計2対の架台組立体25の受け台支持部材30には、両端部をフック32に係合させてスターラップ受け台36が装着されている。梁鉄筋11を組み立てるために使用される架台組立体25の数は、梁筋13,14の長さに応じて任意の台数とすることができる。
所定台数の架台組立体25が配置された状態のもとで、図7に示すように、枠状つまりループ状の複数のスターラップ筋15をスターラップ受け台36の受け棒材39に吊り下げる。これにより、複数のスターラップ筋15はその上側辺内側の部分でスターラップ受け台36に垂直に支持される。ただし、全ての架台組立体25にスターラップ受け台36を装着し、それぞれのスターラップ受け台36にスターラップ筋15を吊り下げるようにしても良い。
このようにしてスターラップ筋15がその上側辺の内側でスターラップ受け台36の支持棒材37により支持された状態のもとで、図8および図11に示すように、第1の梁筋支持棒材41の上に複数本の梁筋13を載置する。これにより、上側梁筋群13aを構成する全ての梁筋13は、スターラップ筋15と干渉することなくその内部を貫通して第1の梁筋支持棒材41の上に水平となって支持される。同様に、第2の梁筋支持棒材46の上に複数本の梁筋14を載置する。これにより、下側梁筋群14aを構成する全ての梁筋14は、スターラップ筋15と干渉することなくその内部を貫通して第2の梁筋支持棒材46の上に水平となって支持され、図11に示すように、下側梁筋群14aと上側梁筋群13aは相互に平行となる。
この状態のもとで、図9および図12に示すように、スターラップ筋15をスターラップ受け台36から取り外して上側梁筋群13aに所定の間隔毎に配置する。この取り外し操作と配置操作はスターラップ筋15が梁筋13,14に干渉することなく、容易に行うことができ、図9および図12に示すように、上側梁筋群13aを構成する梁筋13はスターラップ筋15の上側辺に接触した状態となる。
次いで、それぞれの架台組立体25におけるブラケット42を締結しているアイボルト45を緩めてブラケット42を下方にずらし移動して第2の梁筋支持棒材46により梁筋14の支持を解除する。これにより、第2の梁筋支持棒材46は下方にずらし移動され下側梁筋群14aを構成する梁筋14はスターラップ筋15の下側辺の内側に接触することになる。ただし、ブラケット42を下方にずらし移動することなく、第2の梁筋支持棒材46を抜き取ることによって、梁筋14の支持を解除するようにしても良い。図10および図13は、このようにして下側梁筋群14aの梁筋14がスターラップ筋15に接触した状態を示している。
上側梁筋群13aの梁筋13と下側梁筋群14aの梁筋14とがそれぞれスターラップ筋15に接触した状態のもとで、スターラップ筋15と梁筋13,14は図示しないワイヤにより結束されて梁鉄筋11の組立が完了する。組立完了後の梁鉄筋11は、図示しないクレーンにより上方に僅かに持ち上げた状態のもとで架台組立台25を撤去した後に、クレーンにより型枠内に搬送されてコンクリートの内部に埋め込まれてコンクリート梁の製造が完了する。
このように、複数のスターラップ筋15をスターラップ受け台36に集めて吊り下げた状態のもとで、スターラップ筋15の内側に入り込ませるように複数本の梁筋13を第1の梁筋支持棒材41の上に配置し、複数本の梁筋14を第2の梁筋支持棒材46の上に配置するようにしたので、スターラップ筋15とそれぞれの梁筋13,14とを干渉させることなく、スターラップ筋15と梁筋13,14とを容易にセットすることができる。この状態のもとで、スターラップ筋15をまずその上側辺内側に上側梁筋群13aが接触するように分散配置した後に、下側梁筋群14aの第2の梁筋支持棒材46による支持を解除することによって下側梁筋群14aをスターラップ筋15の下側辺内側に配置することができる。
図14および図15は他の実施の形態である梁鉄筋組立架台を示す側面図であり、これらの図においては、上述した梁鉄筋組立架台と共通する部材には同一の符号が付されている。
図14は、幅寸法が長い大型のスターラップ筋15aと、これよりも幅寸法が短い小型のスターラップ筋15bとを混在させて梁筋13,14に取り付けるようにしたタイプの梁鉄筋11を組み立てた状態を示している。このように、それぞれ一体型であって、サイズが相違する複数のスターラップ筋15a,15bを用いた梁鉄筋11を組み立てる場合にもこの梁鉄筋組立架台21を使用することができる。
図15は分割型のスターラップ筋15cを用いた梁鉄筋11を組み立てた状態を示している。このスターラップ筋15cはそれぞれ上端部が開口されたほぼU字形状の本体部18と、この本体部18の開口部側に配置される幅止め筋19とにより全体的に四辺形に形成されている。スターラップ筋15cの本体部18の開口部側には引っ掛け部18aが形成されており、本体部18はスターラップ受け台36の受け棒材39に引っ掛け部18aの部分で吊り下げられ、本体部18を上側梁筋群13aの外側に位置する梁筋13に引っ掛けた後に、幅止め筋19を上側梁筋群13aに取り付けるようにしても良いが、分割型のスターラップ筋15cについては、スターラップ受け台36を使用しないで第1の梁筋支持棒材41に梁筋13を支持した状態のもとで本体部18を梁筋14に取り付けるようにしても良い。
図16は梁鉄筋支持アームが支持解除位置のもとでの組立ユニットの正面図であり、図17は図16における矢印17−17線方向の側面図であり、図18は梁鉄筋支持アームが支持位置のもとでの組立ユニットの正面図である。
この組立ユニット22は梁鉄筋組立架台21により組み立てられた梁鉄筋11を吊り上げ支持するために使用される。組立ユニット22は複数本の支柱60とこれらの支柱60を連結し固定される複数本の水平梁材61とを備えた組立ユニット本体62を有し、この組立ユニット本体62は梁鉄筋11に沿って配置される。支柱60は下端の脚部60aにより地盤63に溶接等にて固定され、上端部の梁鉄筋11が位置するのと反対側(図16において左側)に支持部材64の上端が取り付けられ支柱60が鉛直になるように支持されている。水平梁材61は支柱60の上端に固定される2本の上側水平梁材群61aと支柱60の中央部に固定される2本の下側水平梁材群61bとを有し、上側水平梁材群61aは支柱60の図16において左側に固定され下側水平梁材群61bはその反対の図16において右側に固定されている。組立ユニット22は図17において支柱60と水平梁材61とをそれぞれ4本ずつ有しているが、組み立てられる梁鉄筋11の長さ等に応じてその数を変更しても良い。
上側水平梁材群61aのうち上側の水平梁材61には梁鉄筋11が位置する側(図16において右側)に梁鉄筋11を吊り上げるための複数のホイスト65が取り付けられる複数のホイスト支持部66が水平に伸びている。ホイスト65としては有線式あるいは無線式のスイッチにより地上から直接運転操作が容易に行うことができ電動機により巻上げ、巻下げ可能な電気ホイストが多用されるが、手鎖やレバー操作により巻上げ、巻下げを行う手動型のホイストを用いても良い。ホイスト支持部66は図17の矢印で示すように上側水平梁材群61aにその軸方向に揺動自在に取り付けられ、梁鉄筋11を吊り上げる際に梁鉄筋11が水平に安定するような位置にホイスト65を移動させることができる。
下側水平梁鉄筋群61bには上下2つの水平梁材61を連結するように複数のアーム支持台67が取り付けられており、アーム支持台67の中央には支柱60に平行に延びたアーム取付溝67aが開口している。それぞれのアーム取付溝67aにはホイスト支持部66と平行に図16の矢印の方向にスライド自在に梁鉄筋支持アーム68が取り付けられ、この梁鉄筋支持アーム68はホイスト65により吊り上げられた梁鉄筋11を水平に支持する支持位置と、梁鉄筋の支持を解除する支持解除位置とに移動自在である。支持位置は図18に示すように梁鉄筋支持アーム68がアーム支持台67から図18の右方向に突出し、梁鉄筋11のスターラップ筋15の間に入り込み上側梁筋群13aの下端に接することで梁鉄筋11を支持する位置である。支持解除位置は図16に示すように梁鉄筋支持アーム68がアーム支持台67から図16の左方向に突出し、梁鉄筋支持アーム68の右端がホイスト65により吊り上げられる梁鉄筋11に接触しない位置である。アーム支持台67もホイスト支持部66と同様に水平梁材61に揺動自在に取り付け、梁鉄筋支持アーム68が梁鉄筋11のスターラップ筋15の間に入り込むように位置調節できるようにしても良い。また、梁鉄筋支持アーム68をアーム支持台67のアーム取付溝67a内を上下方向に摺動自在に取り付け、梁鉄筋11を支持する高さを調節できるようにしても良い。
それぞれの支柱60の中央部には図16の左側に補強材69が設けられており、その補強材69を介して支柱60には足場取付部材70が取り付けられている。足場取付部材70の上面にはそれぞれの足場取付部材70を連結するように足場板70aを備えており、この足場板70aに乗り上げ梁鉄筋支持アーム68を支持位置と支持解除位置とに手動で移動させる。
図19は受け台の斜視図である。受け台23は組立ユニット22により吊り上げ水平に支持された梁鉄筋11に下側から挿入された縦配筋群12aの下端を固定するために使用される。受け台23は、表面に開口した複数のボルト孔75にボルト等が挿入され地盤63や固定台に締結される受け板76と、この受け板76の表面から上方に伸びる筒状の77とを有している。受け台23は組み立てられる壁配筋付き梁鉄筋10とほぼ同じ長さをしており、その表面に所定間隔毎に2列に配置される壁配筋12の縦配筋群12aに対応して受けピース77が設けられている。それぞれの受けピース77の中空部77aには壁配筋12の縦配筋群12aの下端が挿入され固定される。
図20は壁配筋付き梁鉄筋が組み立てられた状態での鉄筋組立装置の正面図である。図2、図3、図20により本発明の鉄筋組立装置による壁配筋付き梁鉄筋10の組立動作を説明する。
図2および図3に示すように鉄筋組立装置を構成する梁鉄筋組立架台21と組立ユニット22と受け台23とは、組み立てられる壁配筋付き梁鉄筋10の長さに応じた距離に平行に設置されるとともに、梁鉄筋組立架台21の架台本体26、27の中心と組立ユニット22のホイスト65と受け台23とが鉛直方向に一直線上になるように配置する。図3に示すように梁鉄筋組立架台21と組立ユニット22のホイスト65および梁鉄筋支持アーム68とは対応させて所定間隔毎に配置されているが、その数や設置間隔は任意である。受け台23は地盤63上にパイプ等により組み立てられた枠組80上に載置され、地盤63から所定高さにかさ上げされている。梁鉄筋組立架台21は枠組80に囲まれており、梁鉄筋組立架台21の支柱28はこの枠組80内に入り込んでいる。枠組80上には受け台23および梁鉄筋組立架台21を取り囲むように足場板81が敷設され、この足場板81に乗って作業を行うことができる。この状態で図2に示すように梁鉄筋組立架台21により上述の手順で梁鉄筋11が組み立てられる。
梁鉄筋組立架台21により梁鉄筋11の組立が完了すると、ホイスト65を巻下げてホイスト65のチェーンの下端に設けられたフック等と梁鉄筋11が締結され、組立ユニット22の梁鉄筋支持アーム68が支持解除位置のもとで、フック等により締結された梁鉄筋11が複数のホイスト65により所定の高さまで吊り上げられる。このときフック等に直接梁鉄筋11を引っ掛けても良いし、ワイヤ等で結束しても良い。吊り上げられた梁鉄筋11を組立ユニット22の足場板70aに乗った人の手動で複数の梁鉄筋支持アーム68を支持位置にスライドさせることにより、図20に示すように梁鉄筋11を水平に支持する。梁鉄筋11が吊り上げられた状態で下側に壁配筋12が組み立てられるが、その際、梁鉄筋11の組立が完了した梁鉄筋組立架台21の第1および第2の梁筋支持棒材36、41と図示しないスターラップ受け台31とが邪魔となるため撤去する。図2において梁鉄筋組立架台21は枠組80に取り囲まれているが、梁鉄筋組立架台21の組立架台26、27間距離を大きくして枠組80外に設置しても良い。
梁鉄筋11が複数の梁鉄筋支持アーム68により水平に支持された状態で、梁鉄筋11の下側から壁配筋12の縦配筋群12aが梁鉄筋11に垂直に挿入される。縦配筋群12aの上端が梁鉄筋11内に位置するように組み立てても良いが、図20に示すように縦配筋群12aの上端を梁鉄筋11から突出させその突出した部分に上階の壁配筋付き梁鉄筋10を結束することにより、壁配筋付き梁鉄筋10を積み重ねし易くできる。このように梁鉄筋11に縦配筋群12aを挿入するためには、梁鉄筋11を所定の位置よりも高く吊り上げ、縦配筋群12aを挿入した後に梁鉄筋11を所定の位置にまで吊り下げなければならない。しかし、本発明では、受け台23をかさ上げしているので、梁鉄筋11に縦配筋群12aを挿入しやすくするために所定の高さよりもさらに高く吊り上げる必要はなく作業を簡便にすることができる。
足場板81から梁鉄筋11の下端までの距離は縦配筋群12aの長さよりも短いため、吊り上げられた梁鉄筋11に縦配筋群12aを挿入する際には、足場板81に設けた挿入孔81aに縦配筋群12aの下端を挿入させることにより縦配筋群12aを梁鉄筋11に挿入し易くなる。本実施の形態では枠組80によりかさ上げされた受け台23の周囲の足場板80に挿入孔81aを設け梁鉄筋11に縦配筋群12aを挿入し易くしているが、枠組80および足場板81を設けずに受け台80の底面の大きさに合わせたかさ上げ台を設けても良い。また、縦配筋群12aは2列に配置されるので、図20において、壁配筋12の両側の足場板81に挿入孔81aを設けても良い。
縦配筋群12aが挿入された梁鉄筋11は、縦配筋群12aの下端が受け台23の受けピース77の中空部77aに挿入され固定されるとともに、縦配筋群12aと梁鉄筋11とがワイヤ等で結束される。縦配筋群12aの梁鉄筋11よりも下側には縦配筋群12aを相互に連結し梁鉄筋11に平行に所定の間隔毎に配置される横配筋群12bがワイヤ等で結束され、壁配筋付き梁鉄筋10の組立が完了する。完成した壁付き梁鉄筋10は型枠内に搬送されてコンクリートの内部に埋め込まれ鉄筋コンクリートとなる。
このように、梁鉄筋組立架台21により組み立てられた梁鉄筋11を吊り上げ水平に支持した状態で梁鉄筋11に壁配筋12を組み付けたので、梁鉄筋11と壁配筋12とを別個に組み立てた後に壁配筋12に梁鉄筋11を組み付ける煩雑さと手間とが解消される。また、受け台23をかさ上げしたので、梁鉄筋11に縦配筋群12aを挿入する際に、梁鉄筋11を所定高さよりも高く吊り上げ、縦配筋群12a挿入後に梁鉄筋11を所定の高さに下げるという作業を省き、作業を容易にすることができる。さらに、梁鉄筋組立架台21の架台本体26、27の中心と組立ユニット22のホイスト65と受け台23とが鉛直方向に一直線上になるように配置したので、それぞれの作業位置に鉄筋を搬送するという手間を省くことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図示する梁鉄筋11は上側梁筋群13aと下側梁筋群14aとがスターラップ筋15内に組み込まれているが、それら2列の梁筋群に加えて、中間の梁筋群を一列ないし複数列設けるようにしても良い。その場合には中間の梁筋群における梁筋はS字形状の引っ掛け金具により上段側の梁筋に連結されることになる。
壁配筋付き梁鉄筋の斜視図である。 本発明の一実施の形態である鉄筋組立装置の正面図である。 図2における矢印3−3線方向の側面図である。 梁鉄筋組立架台を構成する一対の架台組立体を示す斜視図である。 一対の架台組立体を構成する架台本体を示す分解斜視図である。 梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図である。 梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図である。 梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図である。 梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図である。 梁鉄筋組立架台を用いた梁鉄筋の組立工程を示す正面図である。 図8における矢印11−11線方向の拡大側面図である。 図9における矢印12−12線方向の拡大側面図である。 図10における矢印13−13線方向の拡大側面図である。 他の実施の形態である梁鉄筋組立架台を示す側面図である。 他の実施の形態である梁鉄筋組立架台を示す側面図である。 梁鉄筋支持アームが支持解除位置のもとでの組立ユニットの正面図である。 図16における矢印17−17線方向の側面図である。 梁鉄筋支持アームが支持位置のもとでの組立ユニットの正面図である。 受け台の斜視図である。 壁配筋付き梁鉄筋が組み立てられた状態での鉄筋組立装置の正面図である。
符号の説明
10 壁配筋付き梁鉄筋
11 梁鉄筋
12 壁配筋
12a 縦配筋群
12b 横配筋群
13a 上側梁筋群
14a 下側梁筋群
15 スターラップ筋
21 梁鉄筋組立架台
22 組立ユニット
23 受け台
25 架台組立体
26、27 架台本体
28 支柱
29 脚部
30 受け台支持部材
36 スターラップ受け台
37 支持棒材
38 クランプ材
39 受け棒材
41 第1の梁筋支持棒材
46 第2の梁筋支持棒材
47 固定脚
52 着脱脚
55 延長支柱
60 支柱
61 水平梁材
61a 上側水平梁材群
61b 下側水平梁材群
62 組立ユニット本体
65 ホイスト
66 ホイスト支持部
67 アーム支持台
68 梁鉄筋支持アーム
70a 足場板
77 受けピース
80 枠組
81 足場板

Claims (5)

  1. 相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋により構成される上側梁筋群、相互に平行に伸びる複数本の梁筋により構成され前記上側梁筋群と平行に配置される下側梁筋群、およびそれぞれの前記梁筋に結束される複数の枠状のスターラップ筋を有する梁鉄筋と、当該梁鉄筋に垂直に固定される複数本の壁配筋とを有する壁配筋付き梁鉄筋を組み立てる鉄筋組立装置に使用される組立ユニットであって、
    複数本の支柱とこれらの支柱に固定される複数本の水平梁材とを備え、前記梁鉄筋に沿って配置される組立ユニット本体と、
    前記組立ユニット本体に設けられ、組み立てられた前記梁鉄筋を上方に吊り上げるホイストがそれぞれ装着されるホイスト支持部と、
    前記ホイストにより吊り上げられた前記梁鉄筋に対して前記壁配筋を組み付ける際に前記梁鉄筋を水平に支持する支持位置と、前記梁鉄筋の支持を解除する支持解除位置とにスライド自在に前記組立ユニット本体に設けられる複数の梁鉄筋支持アームとを有することを特徴とする組立ユニット。
  2. 相互に平行に水平に伸びる複数本の梁筋により構成される上側梁筋群、相互に平行に伸びる複数本の梁筋により構成され前記上側梁筋群と平行に配置される下側梁筋群、およびそれぞれの前記梁筋に結束される複数の枠状のスターラップ筋を有する梁鉄筋と、当該梁鉄筋に垂直に固定される複数本の壁配筋とを有する壁配筋付き梁鉄筋を組み立てる鉄筋組立装置であって、
    それぞれの第1と第2の架台本体により構成され、相互に対向して所定間隔毎に一直線上に配置される複数の架台組立体と、
    それぞれの前記架台組立体に着脱自在に装着され、前記上側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を相互に平行に水平に支持する第1の梁筋支持棒材と、
    それぞれの前記架台組立体に着脱自在に装着され、前記下側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を前記上側梁筋群に平行に支持する一方、前記スターラップ筋が前記上側梁筋群に所定間隔毎に配置された後に前記梁筋の支持を解除して前記下側梁筋群を構成するそれぞれの前記梁筋を前記スターラップ筋の下側辺内側に接触させる第2の梁筋支持棒材と、
    複数本の支柱とこれらの支柱に固定される複数本の水平梁材とを備え、前記梁鉄筋に沿って配置される組立ユニット本体と、
    前記組立ユニット本体に設けられ、組み立てられた前記梁鉄筋を上方に吊り上げるホイストがそれぞれ装着されるホイスト支持部と、
    前記ホイストにより吊り上げられた前記梁鉄筋に対して前記壁配筋を組み付ける際に前記梁鉄筋を水平に支持する支持位置と、前記梁鉄筋の支持を解除する支持解除位置とにスライド自在に前記組立ユニット本体に設けられる複数の梁鉄筋支持アームとを有することを特徴とする鉄筋組立装置。
  3. 請求項2記載の鉄筋組立装置において、少なくとも一対の前記架台組立体の上端部に取り付けられる受け台支持部材に装着され、前記スターラップ筋をその上側辺内側の部分で垂直に支持するスターラップ受け台を有し、当該スターラップ受け台に前記スターラップ筋を配置した後に前記スターラップ筋を前記上側梁筋群に所定間隔毎に配置することを特徴とする鉄筋組立装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄筋組立装置において、前記壁配筋の下端は複数の筒状の受けピースに挿入され、当該受けピースを有する受け台に固定されることを特徴とする鉄筋組立装置。
  5. 請求項4記載の鉄筋組立装置において、前記受け台は所定高さにかさ上げされていることを特徴とする鉄筋組立装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013204257A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Ohbayashi Corp 鉄筋組立て装置及び鉄筋組立て方法
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