JP2009234339A - 車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置 - Google Patents

車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】方向指示の場合にのみ点滅する方向指示灯で車輪、特に前輪を照らすことにより、自車の挙動を後続車に確実に伝えることができる。
【解決手段】車両100の方向指示灯は、従来からの方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lと、右側のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1に設けられた方向指示灯31Rとで構成される。ウインカースイッチにより右方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、22R、23R、24Rと、方向指示灯31Rとが制御手段により点滅駆動される。ハザードスイッチによりハザードランプの点灯を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lが制御手段により同時に点滅駆動されるが、方向指示灯31Rは点滅駆動しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置に係り、特に自車の挙動を他車に正確に伝えることができる車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置に関する。
車両には、走行中および停車中の安全を確保するため、種々の照明装置が装備されている。例えば、車幅を他車に対して示すための車幅灯、夜間走行のための前照灯、右左折方向を示すための方向指示灯等がある。
方向指示灯は、車両が左右に方向を変える時に、その方向を他車のドライバーや歩行者に知らせるために、図14に示すように、車体前方部(図14(a)参照)及び車体後方部(図14(b)参照)の左右両側に設けられる。車両が右に方向を変える時は、車体の右側の方向指示灯21R、22R、23R、24Rを点滅させ(図15参照)、車両が左に方向を変える時は、車体の左側の方向指示灯を点滅させる。
前照灯は近年輝度が年々高まり、前照灯近傍に存在する方向指示灯の視認性がグレア現象によって低下してしまう問題点があった。その点を改善するために、特許文献1には、図16に示すように、フロントバンパー7とリヤバンパー12の下に方向指示灯に連動する灯具8L、13Lを設置して、路面Gを照らすようにした方向指示灯が記載されている。このような構成にすることにより、前照灯のグレアの影響を受けずに、高い方向指示機能をもたせることができる。
特開平11−301346号公報
ところで、方向指示灯は、自車が交通の障害物(ハザード)となっていること、日本国内においては駐停車中であることなどを表示するためのハザードランプ(非常点滅表示灯)としても機能する。その場合には、全ての方向指示灯が点滅する仕組みとなっている。
しかしながら、以下に示すように、状況によっては自車の挙動を他車、特に後続車に対して正確に伝えることができないという問題点があった。
例えば、日本国内において路肩などに停車する際には、一般的にハザードランプを点灯させる。これにより、左右全ての方向指示灯が点滅し、後続車は路肩に停車中の車がいることが確認できる。
しかしながら、車両の左側が他の路上駐車車両等により物陰になる場合には、後続車からは右側の方向指示灯しか視認できない。このような場合には、後続車は、右側の方向指示灯の点滅が、右側への方向指示を意味するのか、ハザードランプの点灯を意味するのかを区別することができない、すなわち発進の合図と駐停車の合図とを区別することができないという問題がある。
特許文献1に記載された発明についても、ハザードランプを点灯させると左右全ての方向指示灯が点滅する仕組みであることに代わりはないため、このような問題点を解決することができない。
また、上記のように発進の合図と駐停車の合図とを区別することができない場合には、後続車は、駐停車中の車両の挙動を知るために、駐停車中の車両のタイヤの向きを手がかりにすることがある。しかしながら、従来技術においては、タイヤに光が照射されないために、夜間はタイヤの向きを判断しづらいという問題点がある。なお、特許文献1に記載の発明においては、フロントバンパーの下に照明装置がつけられているため、タイヤを照らすことは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、方向指示灯で車輪、特に前輪を照らすことにより、自車の挙動を他車に確実に伝えることができる車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の車両用方向指示灯は、点滅により車両が左右いずれの回動方向に回動するかを報知する車両用方向指示灯において、車両の左右に離間して設けられた複数組の方向指示灯により構成される第1の方向指示灯と、前記第1の方向指示灯と連動して点滅する第2の方向指示灯であって、前記車両の右側及び左側の少なくとも一方、かつフロントフェンダー及びリアフェンダーの少なくとも一方のタイヤハウスに設けられ、該タイヤハウスにより形成された空間全体を照らす第2の方向指示灯と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の車両用方向指示灯によれば、従来からの方向指示器である第1の方向指示灯(車両の左右に離間して設けられた複数組の方向指示灯)と、車両の右側及び左側の少なくとも一方、かつフロントフェンダー及びリアフェンダーの少なくとも一方のタイヤハウスに設けられた第2の方向指示灯とで構成される。第2の方向指示灯は、タイヤハウスにより形成された空間、すなわちタイヤとその近傍を照らす。
これにより、車両の一部が路上駐車車両等により物陰になり、従来の方向指示灯の一部が視認できない場合においても、前輪とその近傍が照射されているため、他車は方向指示灯が点滅していることを認識することができる。また、前輪が照らされていることにより、他車は駆動輪である前輪又は後輪の向きを確認することができる。そのため、車両が他の車線に発進しようすること、車線変更しようとすることなどの車両の挙動を他車、特に後続車に確実に伝えることができる。また、従来の方向指示灯に比べて方向指示灯の発光面積が広いため、当該車両の位置をより他車に容易に把握させることができる。
請求項2に記載の車両用方向指示灯は、請求項1に記載の車両用方向指示灯において、前記第2の方向指示灯は、前記タイヤハウスに沿って並べられた複数の光源により構成されることを特徴とする。
請求項2に記載の車両用方向指示灯によれば、タイヤハウスに沿って並べられた複数の光源により、タイヤハウスにより形成された空間全体、すなわち前輪及び後輪の少なくとも一方とその近傍を照らすことができる。
請求項3に記載の車両用方向指示灯は、請求項1に記載の車両用方向指示灯において、前記第2の方向指示灯は、光源と、前記光源が発光した光を前記タイヤハウスにより形成された空間全体に照射させる反射鏡とで構成されることを特徴とする。
請求項3に記載の車両用方向指示灯によれば、光源から発光された光は、反射鏡によってタイヤハウスにより形成される空間全体に照射される。これにより、1つの光源でタイヤハウスにより形成される空間全体、すなわち前輪及び後輪の少なくとも一方とその近傍を照らすことができる。
請求項4に記載の車両用方向指示灯は、請求項1から3のいずれかに記載の車両用方向指示灯において、前記第2の方向指示灯は、前記車両の右側及び左側の少なくとも一方の側方の路面を照らす方向指示灯を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の車両用方向指示灯によれば、従来からの方向指示器である第1の方向指示灯(車両の左右に離間して設けられた複数組の方向指示灯)と、各タイヤハウスにより形成された空間、すなわち前輪及び後輪とそれらの近傍を照らす方向指示灯と、車両の右側及び左側の少なくとも一方の側方の路面を照らす方向指示灯とを含む第2の方向指示灯とで構成される。これにより、従来の方向指示灯に比べて方向指示灯の発光面積をさらに広くし、当該車両の位置をより他車に容易に把握させることができる。
請求項5に記載の車両用方向指示装置は、請求項1から4のいずれかに記載の車両用方向指示灯と、方向指示用スイッチと、ハザードスイッチと、前記方向指示用スイッチ及び前記ハザードスイッチへの入力を検出する検出手段と、前記検出手段により前記方向指示用スイッチへの入力が検出されると、前記第1の方向指示灯及び前記第2の方向指示灯のうちの前記車両の回動方向に応じた方向指示灯を選択的に点滅させ、前記検出手段により前記ハザードスイッチへの入力が検出されると、前記第1の方向指示灯を構成する全ての方向指示灯を同時に点滅させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の車両用方向指示灯によれば、方向指示用スイッチが入力されると、第1の方向指示灯及び第2の方向指示灯のうちの車両の回動方向に応じた方向指示灯が選択的に点滅する。また、ハザードスイッチが入力されると、第1の方向指示灯を構成する全ての方向指示灯が同時に点滅する。ただし、ハザードスイッチが入力された場合には、第2の方向指示灯は点滅しない。
このように、方向指示の場合にのみ点滅する方向指示灯を設けることにより、車両の一部が他の路上駐車車両等により物陰になった場合でも、第2の方向指示灯の点滅の有無により、ハザードランプの点灯なのかどうか、車両が他の車線に発進しようとしているのかどうか等の車両の挙動を他車に確実に伝えることが出来る。
本発明によれば、方向指示灯で車輪、特に前輪を照らすことにより、自車の挙動を他車に確実に伝えることができる。
以下、本発明に係る車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態の車両用方向指示灯及び車両用方向指示装置を備えた車両100の後方斜視図であり、図2は、車両100の右側面図である。車両100は、車両100が右に方向を変える時に、通常の方向指示灯に加えて右側の前輪及びその近傍を照らすことにより、車両100の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものである。
車両100の後部の左右両側には、図1に示すように、主として方向指示灯21R、21Lが設けられ、車両100の前部の左右両側には、図2に示すように、主として方向指示灯22R、22L、23R、23L、24R、24L(22L、23L、24Lは図1、2では図示せず)と、前照灯41R、41L(41Lは図1、2では図示せず)とが設けられる。また、右側のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1には、方向指示灯31Rが設けられる。
方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lは、従来から備わっている方向指示灯と同様のものである。方向指示灯21R、21Lは、車両100後方の左右にそれぞれ設けられ、方向指示灯22R、22Lは、右側のフロントドアー111Rの上部に取り付けられたサイドミラー113R、左側のフロントドアー111Lの上部に取り付けられたサイドミラー113Lにそれぞれ設けられ、方向指示灯23R、23Lは、右側のフロントフェンダー110R、左側のフロントフェンダー110Lにそれぞれ設けられ、方向指示灯24R、24Lは、車両前方の進行方向を一定の範囲照明する前照灯41R、41Lの内側に隣接して設けられる。
方向指示灯31Rは、本実施の形態の特徴部分であり、図3に示すように、主として一列に並べられた複数の点光源31R−1、31R−2・・・31R−nにより構成される。点光源31R−1、31R−2・・・31R−nには、例えばアンバー色の発光ダイオード(LED)が用いられる。なお、点光源31R−1、31R−2・・・31R−nとしては、アンバー色のLED以外に、白色のLEDとアンバー色のフィルターとで構成された光源や、LEDとレンズとで構成された光源を用いることもできる。
方向指示灯31Rは、複数の点光源31R−1、31R−2・・・31R−nがタイヤハウス110R−1に沿って配置されるように、タイヤハウス110R−1に取り付けられる。これにより、タイヤハウスにより形成される空間全体、すなわち前輪及びその近傍を均一に照明することができる。
このように構成された方向指示灯31Rは、ハザードスイッチとは連動せず、ウインカースイッチにのみ連動する仕組みになっている。これを示したのが図4、5である。図4、5において、網かけがされた構成要素は、現在駆動中であることを示す。
車両100は、右前側の方向指示灯R1(方向指示灯22R、23R、24Rに相当)と、左前側の方向指示灯L1(方向指示灯22L、23L、24Lに相当)と、右後側の方向指示灯R2(方向指示灯21Rに相当)と、左後側の方向指示灯L2(方向指示灯21Lに相当)と、右前輪タイヤハウスを照らす方向指示灯R3(方向指示灯31Rに相当)と、制御手段50と、ウインカースイッチ51と、ハザードスイッチ52とで構成される。
制御手段50は、車両100内部に設けられたウインカースイッチ51の操作に応じて、方向指示灯R1、R2、L1、L2、R3を点滅駆動する。すなわち、制御手段50は、図4に示すように、ウインカースイッチ51により右方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯R1、R2及びR3を点滅駆動する。また、制御手段50は、ウインカースイッチ51により左方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯L1及びL2を点滅駆動する。
このように、方向指示の場合にのみ点滅する方向指示灯を設けることにより、車両100の挙動を他車、特に後続車に確実に伝えることができる。例えば、左側路側帯に駐停車している車の列が存在しているとする。この場合には、駐停車している大多数の車両のハザードランプが点灯しているが、車両100が右側の車線に発進しようとする場合には、従来の方向指示灯R1、R2に加えて、本実施の形態の特徴である方向指示灯R3によって右前輪及びその近傍が照明される。このように、駐停車している車両の列の中で1箇所大きく異なる発光をする(ポップアウトする)ことにより、右側の車線に発進しようとする車両100の挙動を他車に容易に判別させることができる。
また、車両100が右側の車線に車線変更しようとする場合にも同様の効果を得ることができる。例えば、車両の右側が他の先行車により物陰になり、方向指示灯R1、R2が視認できない場合においても、方向指示灯R3により右前輪とその近傍が照明されるため、後続車は方向指示灯が点滅していることを認識することができる。そのため、車両100が他の車線に車線変更しようとしていることを後続車に確実に伝えることができる。
また、制御手段50は、車両100内部に設けられたハザードスイッチ52の操作に応じて、方向指示灯R1、R2、L1、L2のみを点滅駆動する。すなわち、制御手段50は、図5に示すように、ハザードスイッチ52によりハザードランプの点灯を示す信号が入力されると、方向指示灯R1、R2、L1、L2を構成する全ての方向指示灯を同時に点滅駆動するが、方向指示灯R3は点滅駆動しない。すなわち、方向指示灯R3は方向指示の機能のみしか有さない。
これにより、後続車は方向指示灯R3の点滅の有無で、ハザードランプの点灯なのかどうか、車両100が右側の車線に発進しようとしているのかどうか等の車両100の挙動を容易に判別することが出来る。
本実施の形態によれば、方向指示の場合にのみ点滅し、右前輪とその近傍を照らす方向指示灯を設けることにより、車両の一部が他の路上駐車車両等により物陰になる等、方向指示灯の一部が視認できない場合においても、当該車両の挙動を他車に確実に伝えることが出来る。
また、本実施の形態によれば、右前輪及びその近傍を均一に照明する方向指示灯を設けることにより、従来の方向指示灯に比べて方向指示灯の発光面積が広くすることができる。このため、方向指示灯点滅時の視認性を増すことができる。
なお、本実施の形態は、前輪駆動の車両に適用した場合であり、右側のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1に設けられた方向指示灯31Rで駆動輪である前輪を照らすようにした。本発明を後輪駆動の車両に適用する場合には、右側のリアフェンダー112Rのタイヤハウスに方向指示灯を設け、駆動輪である後輪を照らすようにすればよい。
<第1の実施の形態の変形例>
車両100は、複数の点光源31R−1、31R−2・・・31R−nが一列に並んで構成された方向指示灯31Rをフロントフェンダー110Rの右のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1に沿って設けることにより、右側の前輪及びその近傍を照らすものであるが、右側の前輪及びその近傍を照らす方法はこれに限らない。
本実施の形態の第1変形例の車両101は、1個の光源で構成される方向指示灯32Rにより右側の前輪及びその近傍を照らすものである。図6は、車両101の右側面図である。第1の実施の形態と同一の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。
方向指示灯32Rは、図6に示すように、右のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1の最上端に設けられ、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lと連動して、右前輪を照らすように点滅駆動される。なお、方向指示灯32Rは、方向指示灯31Rと同様、ハザードスイッチとは連動しない。
方向指示灯32Rは、図7に示すように、例えば白熱バルブなどの光源32−1と、光源32−1に被せられたアンバー色のフィルター32−2と、光源32−1からの光をタイヤハウスにより形成される空間全体に照射させる反射鏡32−3及びレンズ32−4とで構成される。
これにより、タイヤハウスにより形成される空間全体、すなわち右前輪及びその近傍を1個の光源で均一に照明することができる。
なお、方向指示灯32Rの変形例として、図8に示すように、アンバー色LEDを用いた光源32’−1と、反射鏡32−3と、レンズ32−4とで構成された方向指示灯32R’を用いてもよいし、白色LEDを用いた光源32’−1と、アンバー色のフィルター32−2と、反射鏡32−3と、レンズ32−4とで構成された方向指示灯を用いてもよい。
<第2の実施の形態>
車両100は、通常の方向指示灯に加えて右側の前輪及びその近傍を照らすことにより、車両100の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものであるが、車両の挙動を分かりやすくする方法はこれに限らない。
第2の実施の形態の車両102は、右側の前輪及びその近傍に加えて、右側の後輪及びその近傍を照らすことにより、車両102の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものである。図9は、車両102の後方斜視図である。第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
車両102の右側のフロントフェンダー110Rのタイヤハウス110R−1には、方向指示灯31Rが設けられ、右側のリアフェンダー112Rのタイヤハウス112R−1には、方向指示灯33Rが設けられる。
方向指示灯33Rは、方向指示灯31Rと同様に、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lと連動して、右後輪を照らすように点滅駆動される。
方向指示灯33Rは、方向指示灯31Rと同様に、主として一列に並べられた複数の点光源により構成され、複数の光源がタイヤハウス112R−1に沿って配置されるように、タイヤハウス112R−1に取り付けられる。これにより、タイヤハウスにより形成される空間全体、すなわち右後輪及びその近傍を均一に照明することができる。
方向指示灯31R及び方向指示灯33Rは、ハザードスイッチとは連動せず、ウインカースイッチにのみ連動する仕組みになっている。すなわち、ウインカースイッチ51により右方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、22R、23R、24Rと、方向指示灯31R、33Rとが制御手段50により点滅駆動される。また、ウインカースイッチ51により左方向の移動を示す信号が入力されると、従来の車両と同様、方向指示灯21L、22L、23L、24Lが制御手段50により点滅駆動される。
これにより、後続車は、車両102が右側の車線に発進しようとする挙動や、右側の車線に車線変更しようとする挙動をより容易に判別することができる。また、方向指示灯の発光面積がより広くなり、方向指示灯点滅時の視認性を増すことができる。
また、ハザードスイッチ52によりハザードランプの点灯を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lが制御手段50により同時に点滅駆動されるが、方向指示灯31R、33Rは点滅駆動しない。すなわち、方向指示灯31R、33Rは方向指示の機能のみしか有さない。
これにより、後続車は方向指示灯31R、33Rの点滅の有無で、ハザードランプの点灯なのかどうか、車両102が右側の車線に発進しようとしているのかどうか等の車両102の挙動を他車に確実に伝えることが出来る。
<第3の実施の形態>
車両100は、通常の方向指示灯に加えて右側の前輪及びその近傍を照らすことにより、車両100の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものであるが、車両の挙動を分かりやすくする方法はこれに限らない。
第3の実施の形態の車両103は、右側の前輪及びその近傍と、後輪及びその近傍とに加えて、車両の右側方の路面を照らすことにより、車両103の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものである。図10は、車両103の後方斜視図である。第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
車両103の右側のフロントフェンダー110Rには、方向指示灯31Rが設けられ、右側のリアフェンダー112Rには、方向指示灯33Rが設けられる。また、右側のステップ114Rには、右側方を照らす方向指示灯34Rが設けられる。
方向指示灯34Rは、主として一列に並べられた複数の点光源により構成され、複数の点光源が右前輪と右後輪との間に列状に配置されるように、ステップ114Rに取り付けられる。これにより、車両103の右側方、すなわち右前輪と右後輪との間の路面とその近傍を照明することができる。
方向指示灯31R、方向指示灯33R及び方向指示灯34Rは、ハザードスイッチとは連動せず、ウインカースイッチにのみ連動する仕組みになっている。すなわち、ウインカースイッチ51により右方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、22R、23R、24Rと、方向指示灯31R、33R、34Rとが制御手段50により点滅駆動される。また、ウインカースイッチ51により左方向の移動を示す信号が入力されると、従来の車両と同様、方向指示灯21L、22L、23L、24Lが制御手段50により点滅駆動される。
これにより、後続車は、車両103が右側の車線に発進しようとする挙動をより容易に判別することができる。また、方向指示灯の発光面積がより広くなり、方向指示灯点滅時の視認性を増すことができる。
また、ハザードスイッチ52によりハザードランプの点灯を示す信号が入力されると、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lが制御手段50により同時に点滅駆動されるが、方向指示灯31R、33R、34Rは点滅駆動しない。すなわち、方向指示灯31R、33R、34Rは方向指示の機能のみしか有さない。
これにより、方向指示灯31R、33R、34Rの点滅の有無で、ハザードランプの点灯なのかどうか、車両103が右側の車線に発進しようとしているのかどうか等の車両103の挙動を他車に確実に伝えることが出来る。
なお、本実施の形態では、複数の点光源により構成された方向指示灯34Rをステップ114Rに列状に配置することにより、車両103の右側方を照らしたが、方向指示灯34Rの形態はこれに限らない。車両103の右側方を照らすことが可能であれば、光源が1つでもよいし、光源をタイヤハウスに設けるようにしてもよい。
<第4の実施の形態>
車両100は、通常の方向指示灯に加えて右側の前輪及びその近傍を照らすことにより、車両100の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものである。
日本などの左側通行の場合には、路肩などに停車する際には、車両の左側が他の路上駐車車両等により物陰になり、後続車からは右側の方向指示灯しか視認できない。このような場合には、右側の前輪及びその近傍を照らす方向指示灯により当該車両の挙動を判断することができる。
しかしながら、右側通行の場合には、左側通行の場合とは逆に、左側の方向指示灯しか視認できないという問題がある。
第4の実施の形態の車両104は、上記問題点に対応するものであり、左側の前輪及びその近傍を照らすことにより、車両104の移動方向などの車両の挙動を分かりやすくするものである。図11は、車両104の後方斜視図である。第1の実施の形態と同一の部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。
車両104の左側のフロントフェンダー110Lのタイヤハウス110L−1には、方向指示灯31Lが設けられる。
方向指示灯31Lは、方向指示灯21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24Lと連動して、左前輪を照らすように点滅駆動される。
方向指示灯31Lは、方向指示灯31Rと同様に、主として一列に並べられた複数の点光源により構成され、複数の光源がタイヤハウス110L−1に沿って配置されるように、タイヤハウス110L−1に取り付けられる。これにより、タイヤハウスにより形成される空間全体、すなわち左前輪及びその近傍を均一に照明することができる。
方向指示灯31Lは、ハザードスイッチとは連動せず、ウインカースイッチにのみ連動する仕組みになっている。これを示したのが図12、13である。図12、13において、網かけがされた構成要素は、現在駆動中であることを示す。
車両104は、右前側の方向指示灯R1(方向指示灯22R、23R、24Rに相当)と、左前側の方向指示灯L1(方向指示灯22L、23L、24Lに相当)と、右後側の方向指示灯R2(方向指示灯24Rに相当)と、左後側の方向指示灯L2(方向指示灯24Lに相当)と、左前輪タイヤハウスを照らす方向指示灯L3(方向指示灯31Lに相当)と、制御回路と、ウインカースイッチ51と、ハザードスイッチ52とで構成される。
制御手段50は、車両104内部に設けられたウインカースイッチ51の操作に応じて、方向指示灯R1、R2、L1、L2、L3を点滅駆動する。すなわち、制御手段50は、ウインカースイッチ51により右方向の移動を示す信号が入力されると、方向指示灯R1及びR2を点滅駆動する。また、制御手段50は、ウインカースイッチ51により左方向の移動を示す信号が入力されると、図12に示すように、方向指示灯L1、L2及びL3を点滅駆動する。
これにより、例えば、右側に駐停車しなくてはいけない場合や、左側の車線に車線変更しようとする場合において、車両104の挙動を他車、特に後続車に確実に伝えることができる。また、歩道を歩く歩行者に対しても車両104の挙動を分かりやすく示すことが出来るという効果が得られる。
また、制御手段50は、車両104内部に設けられたハザードスイッチ52の操作に応じて、方向指示灯R1、R2、L1、L2のみを点滅駆動する。すなわち、制御手段50は、図13に示すように、ハザードスイッチ52によりハザードランプの点灯を示す信号が入力されると、方向指示灯R1、R2、L1、L2を構成する全ての方向指示灯を同時に点滅駆動するが、方向指示灯L3は点滅駆動しない。すなわち、方向指示灯L3は方向指示の機能のみしか有さない。
これにより、後続車は方向指示灯L3の点滅の有無で、ハザードランプの点灯なのかどうか、車両104が左側の車線に発進しようとしているのかどうか等の車両104の挙動を容易に判別することが出来る。
本実施の形態によれば、方向指示の場合にのみ点滅する方向指示灯を設けることにより、車両の一部が他の先行車両等により物陰になる等の方向指示灯の一部が視認できない場合においても、当該車両が左側の車線に発進しようとしていることや、左側の車線に車線変更しようとしていること等の当該車両の挙動を他車に確実に伝えることが出来る。
また、本実施の形態によれば、左前輪及びその近傍を均一に照明する方向指示灯を設けることにより、従来の方向指示灯に比べて方向指示灯の発光面積が広くなるため、方向指示灯点滅時の視認性を増すことができる。
なお、方向指示灯31Lとしては、一列に並べられた複数の点光源により構成された形態以外に、バルブと反射鏡とで構成された形態など、左前輪及びその近傍を均一に照明することが可能な様々な形態の光源を用いることができる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。例えば、第2の実施の形態及び変形例に示した形状のフードトップにおいて、曲面により形成された側面に、第1の実施の形態で示したような凹凸を形成するようにしてもよい。
本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
車両100の後方斜視図である。 上記車両100の右側面図である。 上記車両100の方向指示灯31Rの模式図である。 上記車両100の電気的な構成を示すブロック図である。 上記車両100の電気的な構成を示すブロック図である。 車両101の右側面図である。 上記車両101方向指示灯32Rの模式図である。 上記方向指示灯32Rの変形例である方向指示灯32R’の模式図である。 車両102の後方斜視図である。 車両103の後方斜視図である。 車両104の後方斜視図である。 上記車両104の電気的な構成を示すブロック図である。 上記車両104の電気的な構成を示すブロック図である。 (a)は従来の車両の正面図であり、(b)は従来の車両を後方図である。 従来の車両の後方斜視図である。 従来の車両の正面斜視図である。
符号の説明
21R、21L、22R、22L、23R、23L、24R、24L、31R、31L、32R、33R、34R…方向指示灯、50…制御手段、51…ウインカースイッチ、52…ハザードスイッチ、100、101、102、103、104…車両用前照灯、

Claims (5)

  1. 点滅により車両が左右いずれの回動方向に回動するかを報知する車両用方向指示灯において、
    車両の左右に離間して設けられた複数組の方向指示灯により構成される第1の方向指示灯と、
    前記第1の方向指示灯と連動して点滅する第2の方向指示灯であって、前記車両の右側及び左側の少なくとも一方、かつフロントフェンダー及びリアフェンダーの少なくとも一方のタイヤハウスに設けられ、該タイヤハウスにより形成された空間全体を照らす第2の方向指示灯と、
    を備えたことを特徴とする車両用方向指示灯。
  2. 前記第2の方向指示灯は、前記タイヤハウスに沿って並べられた複数の光源により構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用方向指示灯。
  3. 前記第2の方向指示灯は、光源と、前記光源が発光した光を前記タイヤハウスにより形成された空間全体に照射させる反射鏡とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の車両用方向指示灯。
  4. 前記第2の方向指示灯は、前記車両の右側及び左側の少なくとも一方の側方の路面を照らす方向指示灯を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の車両用方向指示灯。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の車両用方向指示灯と、
    方向指示用スイッチと、
    ハザードスイッチと、
    前記方向指示用スイッチ及び前記ハザードスイッチへの入力を検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記方向指示用スイッチへの入力が検出されると、前記第1の方向指示灯及び前記第2の方向指示灯のうちの前記車両の回動方向に応じた方向指示灯を選択的に点滅させ、前記検出手段により前記ハザードスイッチへの入力が検出されると、前記第1の方向指示灯を構成する全ての方向指示灯を同時に点滅させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする車両用方向指示装置。
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