JP2009234051A - 凸版、凸版の製造方法及び缶の印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】凸版の抜き部によって印刷される抜き点を精度良く再現でき、解像度の高い印刷が可能な凸版、この凸版の製造方法及びこの凸版を使用した缶の印刷装置を提供する。
【解決手段】円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットと、を備えた缶の印刷装置に用いられ、前記版胴の外周面に配設される凸版30であって、前記版胴の外周面に配設された状態において、最も径方向外方に位置するベタ部31と、このベタ部31から径方向内方に向けて凹んだ抜き部32と、が形成され、抜き部32は、底部33とこの底部33から立設された側壁部34とを備えており、ベタ部31と抜き部32の側壁部34との間には、ベタ部31側から抜き部32側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部35が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットとを備えた缶の印刷装置に用いられる凸版、この凸版の製造方法及びこの凸版が配設された缶の印刷装置に関する。
清涼飲料水等の容器として使用される2ピース缶は、缶蓋と円筒体の缶胴とからなり、缶胴は、DI(深絞り、しごき)加工及び洗浄がなされた後、その外面に印刷が施される。この缶胴の印刷に際しては、特許文献1又は特許文献2に示すような、オフセット印刷機構を有する印刷装置が使用されている。
このような印刷装置においては、外形が円柱状をなして外周面に凸版が配設された版胴と、この版胴の外周面(凸版)に摺接するゴム製のブランケットとを備えており、凸版にインクが塗布され、このインクがブランケットへと転写され、このブランケットが缶胴の外周面に摺接されることで缶胴の外周面に印刷を施すものである。
特開2001−129966号公報 特開2006−272682号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に記載された従来の缶の印刷装置においては、版胴の外周面に配設される凸版は、露光現像処理(エッチング処理)によって形成されている。従来の凸版を図5に示す。凸版130には、版胴の外周面に配設された状態において、版胴の径方向外方に位置するベタ部131と、エッチングによって径方向内方に向けて凹んだ抜き部132とが形成されており、抜き部132の部分にインクIが転写されないことによって画像が形成される構成とされている。なお、抜き部132は、径方向内方に位置する底部133とこの底部133から立設された側壁部134とを備えている。
このような凸版130をブランケット109に押し当てた際には、図5に示すように、その版圧によって抜き部132の周縁部(側壁部134の径方向外方端部)が抜き部132の内側に折れ曲がるように変形してしまい、ブランケット109には抜き部132の内側部分にもインクIが転写されることになり、抜き部132の形状を精度良く再現することができないことがあった。
また、露光現像処理によって抜き部を形成した場合、版の表面の硬さにバラツキが生じてしまう。このため、抜き部によって50μm未満の点を形成した場合、現像時にバラツキが生じて品質が安定しないといった問題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたものであって、凸版の抜き部によって印刷される抜き点を精度良く再現でき、解像度の高い印刷が可能な凸版、この凸版の製造方法及びこの凸版を使用した缶の印刷装置を提供することを目的とする。
前記の課題を解決するために、本発明に係る凸版は、円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットと、を備えた缶の印刷装置に用いられ、前記版胴の外周面に配設される凸版であって、前記版胴の外周面に配設された状態において、最も径方向外方に位置するベタ部と、このベタ部から径方向内方に向けて凹んだ抜き部と、が形成され、前記抜き部は、底部とこの底部から立設された側壁部とを備えており、前記ベタ部と前記抜き部の側壁部との間には、ベタ部側から抜き部側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部が形成されていることを特徴としている。
この構成の凸版によれば、前記版胴の外周面に配設された状態において、前記ベタ部と前記抜き部の側壁部との間に、ベタ部側から抜き部側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部が形成されているので、凸版をブランケットに押し当てた際に、逃げ部の部分の押圧力が低く抑えられ、抜き部の周縁部(側壁部の径方向外方端部)が潰れるように変形することがなくなり、抜き部による抜き点を精度良く再現することができ、解像度の高い印刷を行うことが可能となる。
ここで、前記版胴の外周面に配設された状態において、前記逃げ部の径方向長さH1を、0μm<H1≦80μmの範囲内に設定することが好ましい。
この場合、逃げ部の径方向長さH1が0μmより大きく設定されているので、ブランケットに押し当てた際に抜き部の周縁部(側壁部の径方向外方端部)が潰れるように変形することを確実に防止することができる。また、逃げ部の径方向長さH1が80μm以下とされているので、版圧を必要以上に高くしなくても抜き部の周縁部(側壁部の径方向外方端部)をブランケットに確実に接触させることができ、抜き点を精度良く再現することができる。
さらに、前記逃げ部の幅Wを、10μm≦W≦3mmの範囲内に設定することが好ましい。
この場合、逃げ部の幅Wが10μm≦W≦3mmの範囲内に設定されているので、ブランケットへ押圧した際に、抜き部の周縁部(側壁部の径方向外方端部)が変形することを確実に防止することができる。
また、前記版胴の外周面に配設された状態において、前記抜き部の径方向長さH2を、 90μm≦H2≦700μmの範囲内に設定することが好ましい。
この場合、前記抜き部の径方向長さH2が、H2≧90μmとされているので、インクによる目詰まりの発生を抑えることができ、長時間連続して印刷作業を安定して行うことができる。特に、金属缶印刷用のインクは粘度が高く目詰まりが発生しやすいため、効果的である。
さらに、抜き部同士の間隔を狭くしても目詰まりを防止できるので、印刷される点の間隔を0.145mm(175線)、0.163mm(156線)と狭くすることが可能となる。
また、本発明に係る凸版の製造方法は、前述の凸版の製造方法であって、版素材にレーザーを照射し、版素材の表面を焼失させて前記抜き部を形成することを特徴としている。
この構成の凸版の製造方法によれば、レーザーによって版素材を焼失させて抜き部を形成しているので、抜き部を精度良く形成することができる。これにより、抜き部によって印刷される抜き点(ドット)のサイズの下限値を従来の50μmから10μmへと大幅に向上させることが可能となる。つまり、従来では表現できなかった、10μm〜50μmの点を再現することができるのである。ここで、抜き点(ドット)の大きさとは、点の輪郭がなす円又は多角形の内接円の直径である。
また、本発明に係る缶の印刷装置は、円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットと、を備え、前記版胴の外周面に前述の凸版が配設されていることを特徴としている。
この構成の缶の印刷装置によれば、缶の外周面に解像度の高い印刷、例えば写真調の印刷を施すことが可能となり、缶の意匠性を大幅に向上させることができる。
本発明によれば、凸版の抜き部によって印刷される抜き点を精度良く再現でき、解像度の高い印刷が可能な凸版、この凸版の製造方法及びこの凸版を使用した缶の印刷装置を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態について添付した図面を参照して説明する。本実施形態である凸版を使用した缶の印刷装置の概略を図1に示す。
この缶の印刷装置Aは、複数配置されたインク付着機構Bと、缶移動機構Cとで概略構成されている。
インク付着機構Bは、インクを供給するインカーユニット1と、このインカーユニット1に接触してインクを写し取った後、缶胴20の外周面に接触して該インクを印刷する(付着させる)ブランケット9を複数枚備えるブランケットホイール8とから構成される。
インカーユニット1は、インク源2と、インク源2に接触してインクを受けるダクティングロール3と、このダクティングロール3に接続して複数のローラからなる中間ローラ4と、この中間ローラ4に接続するゴムローラ5と、このゴムローラ5に接続する版胴6とからなり、版胴6の外周面には缶胴20に転写するパターンと同形状に形成された凸版30が配設されている。この版胴6は印刷装置Aのシャフト部に回転自在に支持されている。
ブランケットホイール8の外周面には、ブランケット9が複数枚備えられており、このブランケット9は、版胴6の外周面に配設された凸版30に接触するとともに、缶胴20に接触する構成とされている。
缶移動機構Cは、缶胴20を取り入れる缶シュータ10と、この缶シュータ10から供給された缶胴20を回転自在に保持するマンドレル11と、このマンドレル11に装着された缶胴20を、順次、インク付着機構B方向に回転移動させるマンドレルターレット12とで構成されている。
版胴6は、図2に示すように、円筒状をなすスリーブ36と、このスリーブ36の内周側に嵌入された胴本体37とを有している。スリーブ36は、プラスチック樹脂で構成されており、その内径及び外径はスリーブ36がなす円筒の軸線方向で略一定とされている。そして、このスリーブ36の外周面には、所定のパターンを有する凸版30が配設されている。
図3に凸版30の断面模式図を示す。凸版30は、スリーブ36の外周側に取り付けられた版素材38の表面にレーザーを照射することで形成される。レーザー加工条件は、例えば、COレーザーで、波長2.5〜11μm,出力100〜500Wで行うことが好ましく、本実施形態では、波長10.6μm、出力200Wとし、版素材38の回転数を520rpmとした。
このように形成された凸版30には、レーザー加工が施されていないベタ部31と、大きく凹んだ底部33及びこの底部33から立設された側壁部34を有する抜き部32と、が設けられている。
このような凸版30は、版胴6(スリーブ36)の外周面に配設された状態において、ベタ部31が最も径方向外方に位置し、抜き部32の底部33が最も径方向内方に位置することになる。
そして、ベタ部31と抜き部32の側壁部34との間には、ベタ部31側から抜き部32側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部35が形成されている。つまり、抜き部32の側壁部34の径方向外方端とベタ部31とを接続するように逃げ部35が形成されているのである。なお、本実施形態では、図3に示すように、逃げ部35は傾斜面状をなしている。
ここで、図3に示すように、抜き部32の側壁部34の径方向外方端からベタ部31までの径方向距離、つまり、逃げ部35の径方向長さH1は、0μm<H1≦80μmの範囲内に設定されている。また、逃げ部35の幅Wは、10μm≦W≦3mmの範囲内に設定されている。
さらに、抜き部32の側壁部34の径方向外方端から底部33までの径方向距離、つまり、抜き部32の径方向長さH2は、H2は、90μm≦H2≦700μmの範囲内に設定されている。また、本実施形態において、抜き部32の幅Dは、20μm≦D≦60μmの範囲内に設定されている。
このような構成とされた凸版30を備えた缶の印刷装置Aにおいては、各々のインカーユニット1のインク源2から各々異なった色のインクが、ダクティングロール3、中間ローラ4、ゴムローラ5を介して、版胴6の外周面に配設された凸版30に付着させられ、これら各色のインクが、回転するブランケットホイール8上のブランケット9にパターンとして乗せられ、このパターンがマンドレル11に保持された缶胴20に接触しながら印刷される
ここで、図4に、凸版30をブランケット9に押圧する様子を示す。凸版30のベタ部31及び逃げ部35の上にインクIが盛られ、抜き部32の部分のみインクIが抜けている。この凸版30をブランケット9に押圧すると、押圧力によって凸版30が変形し、ベタ部31と逃げ部35の上に盛られたインクIがブランケット9に転写される。このとき、逃げ部35が変形することで抜き部32の側壁部34は変形しない。
本実施形態である凸版30によれば、版胴6の外周面に配設された状態において、最も径方向外方に位置するベタ部31と、径方向内方に凹んだ抜き部32との間に、ベタ部31側から抜き部32側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部35が形成されているので、凸版30をブランケット9に押し当てた際に、逃げ部35の部分の押圧力が抑えられ、抜き部32の周縁部(側壁部34の径方向外方端部)が潰れるように変形することがなくなり、抜き部32による抜き点を精度良く再現することができ、解像度の高い印刷を行うことが可能となる。
また、版胴6の外周面に配設された状態において、抜き部32の側壁部34の径方向外方端からベタ部31までの径方向距離、つまり、逃げ部35の径方向長さH1が、0μm<H1≦80μmの範囲内に設定されており、逃げ部32の幅Wが10μm≦W≦3mmの範囲内に設定されているので、ブランケット9に押し当てた際に抜き部32の周縁部(側壁部34の径方向外方端部)が潰れるように変形することを確実に防止することができる。また、版圧を必要以上に高くしなくても抜き部32の周縁部(側壁部34の径方向外方端部)をブランケット9に確実に接触させることができ、抜き点を精度良く再現することができる。
また、版胴6の外周面に配設された状態において、抜き部32の側壁部34の径方向外方端から底部33までの径方向距離、つまり、抜き部32の径方向長さH2が、90μm≦H2≦700μmの範囲内に設定されているので、インクによる目詰まりの発生を抑えることができ、長時間連続して印刷作業を行うことができる。
また、版素材38にレーザーを照射して、版素材38の表面を焼失させることで抜き部32(底部33及び側壁部34)を形成しているので、抜き部32を精度良く形成することができる。これにより、抜き部32によって印刷される抜き点のサイズを小さくすることが可能となり、従来では表現できなかった、10μm〜50μmの抜き点を印刷することができる。
さらに、版胴6(スリーブ36)の外周面に版素材38を取り付けた状態で凸版30を形成することができるので、凸版30を貼り付ける作業が不要となり、見当合わせ等の作業を省略することができる。
また、凸版30がプラスチック樹脂製のスリーブ36に配設されているので、缶胴20に印刷する図柄を変更する場合に、非常に軽量なスリーブ36のみを交換すればよく、凸版30の交換に要する時間と労力を大きく削減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、逃げ部を傾斜面状に形成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、R曲面状に形成されていてもよい。また、逃げ部と側壁部及び逃げ部とベタ部とがR曲面で接続されていてもよい。
また、版胴を構成する円筒状のスリーブの外周面に取り付けられた版素材に直接レーザー加工によって凸版を形成するものとして説明したが、これに限定されることはなく、プレート状の版素材にレーザー加工によって凸版を形成し、これを版胴の外周面に貼り付けてもよい。
さらに、スリーブと胴本体とで構成される版胴として説明したが、これに限定されることはなく、スリーブを有さず、胴本体の外周面に凸版を貼り付ける構造としてもよい。
また、レーザー加工条件は、本実施形態に限定されることはなく、版素材の材質や形成する抜き部の形状等を考慮して適宜設定することが好ましい。
以下に、本発明の効果を確認するために行った確認試験結果について説明する。
比較例1は、従来の露光現像方式で形成した凸版である。比較例2は、レーザー露光+現像処理により形成した凸版である。実施例1〜11はレーザー加工により抜き部を形成した凸版である。
なお、評価した凸版のデータは、175線、156線、133線の0〜100%の網点データとした。
これらの凸版を用いて、金属缶の印刷を行い、ドットゲイン、点の再現性(点が印刷されるか否かを含む)、10000缶印刷後のインクの目詰まり状況について評価した。
ドットゲインの測定は、KEYENCE社製のデジタルマイクロスコープ(model VH−7000)を用いて行った。なお、ドットゲインGは、凸版の抜き部の幅D、印刷物(缶)の抜き部に相当する部分の幅Bとしたとき、G=(D−B)で算出される。
印刷条件は、ブランケットの硬度80(ショアA)、凸版の硬度50〜90(ショアA)、インク粘度15〜75Pa・s、インク盛量0.125cc相当とした。なお、インク盛量0.125cc相当とは、RIテスタのロールに0.125ccのインクを投入し、缶胴から切り出したアルミ板に対して印刷を行って製作した展色パネルの色の濃度となるように調整したインク盛量である。
評価結果を表1に示す。
Figure 2009234051
露光現像方式で形成された比較例1及びレーザー露光+現像処理により形成された比較例2おいては、凸版のベタ部と抜き部との間に逃げ部が形成されていない(H1=0)構成とされているので、ドットゲインがそれぞれ30μm、30μmと大きく、印刷された抜き点が小さくなってしまう(インクが抜き点の内部に入り込んでしまう)ことが確認された。また、比較例2においては抜き部の径方向長さH2が30μmと小さいため、インクの目詰まりが確認された。
これに対して、ベタ部と抜き部との間に逃げ部を設けた実施例1−11においては、ドットゲインが10〜20μmと低く抑えられている。また、抜き部の径(ドット径)が25μmとされた実施例6においても、抜き点を印刷して再現することができることが確認された。
なお、実施例7−11においては、逃げ部の径方向長H1を変更しているが、H1が大きくなるとドットゲインが小さくなることが確認される。しかし、H1を100mmとした実施例11では、版圧を110μmと高くする必要があることが確認された。
また、実施例1−5においては、抜き部の径方向長さH2を変更しているが、H2が80μmとされた実施例2では目詰まりの発生するものが認められた。インクの目詰まりを防止するためには、突起部の高さH2を90μm以上とすることが好ましいことが確認された。
本発明の実施形態である凸版が使用される缶の印刷装置の模式図である。 図1に示す缶の印刷装置に備えられた版胴の斜視図である。 図2に示す版胴に備えられた凸版の拡大断面図である。 本実施形態である凸版をブランケットに押圧する様子を示す説明図である。 従来の凸版をブランケットに押圧する様子を示す説明図である。
符号の説明
6 版胴
9 ブランケット
30 凸版
31 ベタ部
32 抜き部
33 底部
34 側壁部
35 逃げ部
38 版素材
A 缶の印刷装置

Claims (6)

  1. 円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットと、を備えた缶の印刷装置に用いられ、前記版胴の外周面に配設される凸版であって、
    前記版胴の外周面に配設された状態において、最も径方向外方に位置するベタ部と、このベタ部から径方向内方に向けて凹んだ抜き部と、が形成され、
    前記抜き部は、底部とこの底部から立設された側壁部とを備えており、
    前記ベタ部と前記抜き部の側壁部との間には、ベタ部側から抜き部側に向かうにしたがい漸次径方向内方へと向かう逃げ部が形成されていることを特徴とする凸版。
  2. 前記版胴の外周面に配設された状態において、前記逃げ部の径方向長さH1が、
    0μm<H1≦80μmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の凸版。
  3. 前記逃げ部の幅Wが、10μm≦W≦3mmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の凸版。
  4. 前記版胴の外周面に配設された状態において、前記抜き部の径方向長さH2が、
    90μm≦H2≦700μmの範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の凸版。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された凸版の製造方法であって、
    版素材にレーザーを照射し、版素材の表面を焼失させて前記抜き部を形成することを特徴とする凸版の製造方法。
  6. 円筒面を有する版胴と、この版胴に接触してインクが転写されるブランケットと、を備え、前記版胴の外周面に請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の凸版が配設されていることを特徴とする缶の印刷装置。
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