JP2009233080A - 緩衝構造体および当該緩衝構造体を用いたスポーツ用シューズのソール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 湾曲形状を有する複数の板状片11〜14を前後方向に並設しかつ隣り合う各板状片の一部をオーバラップさせることにより緩衝構造体1を構成する。隣り合う各板状片11、12のうち、板状片11の後端面に切欠き11Cを形成し、板状片12の前端面に、切欠き11Cに挿入される張出部12Dを形成する。隣り合う各板状片12、13のうち、板状片12の後端面に切欠き12Cを形成し、板状片13の前端面に、切欠き12Cに挿入される張出部13Dを形成する。隣り合う各板状片13、14のうち、板状片13の後端面に切欠き13Cを形成し、板状片14の前端面に、切欠き13Cに挿入される張出部14Dを形成する。各板状片12〜14は扁平な概略Y字形状を有している。各板状片の前後端面をベース10上に固着する。
【選択図】 図1
Description
〔第1の実施例〕
図1ないし図4Bは、本発明の第1の実施例による緩衝構造体を説明するための図であって、図1は緩衝構造体の斜視図、図2は図1の緩衝構造体を別の角度から見た斜視図、図3は緩衝構造体の側面図、図4Aは緩衝構造体の変形前の状態を側面から見た模式図、図4Bは緩衝構造体の変形後の状態を併せて示す模式図である。なお、これらの図において、同一符号は同一または相当部分を示している。
〔第2の実施例〕
前記第1の実施例では、第2ないし第4の板状片12、13、14が扁平な概略Y字状に形成された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。図5および図6は本発明の第2の実施例による緩衝構造体を示している。同図において、前記第1の実施例と同一符号は、同一または相当部分を示している。
〔第3の実施例〕
前記第1および第2の実施例では、各板状片に形成される切欠きを板状片の端面中央に配置して各板状片を前後方向の中心線に関して左右対称に構成することにより、板状片が衝撃荷重を左右でバランスよく支持できるようにした例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。図7は本発明の第3の実施例による緩衝構造体を示している。同図において、前記第1および第2の実施例と同一符号は、同一または相当部分を示している。
〔他の実施例1〕
前記各実施例で、前後方向に4つの板状片が配設された例を示したが、板状片の数はこれには限定されず、本発明は、少なくとも2つの板状片が並設されたものに適用可能である。
〔他の実施例2〕
前記各実施例では、緩衝構造体が前後方向に1列だけ配設された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。緩衝構造体を前後方向に少なくとも2列並設するようにしてもよく、このとき、左右方向(矢印Y方向)に隣り合う各板状片は、互いに連結されていても、分離されていてもよい。
〔適用例1〕
図8および図9は、本発明による緩衝構造体がスポーツ用シューズのミッドソールに適用された例を説明するための図であって、図8はシューズの側面一部断面図、図9はミッドソールの平面概略図である。なお、これらの図において、前記各実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
〔適用例2〕
図10は、本発明による緩衝構造体がクリーツシューズに適用された例を示す側面図である。ここでは、クリーツシューズとして、野球用スパイクシューズを例にとっている。なお、同図において、前記各実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
この場合には、シューズの踵着地時において踵部分に衝撃荷重を作用したとき、この荷重は、緩衝構造体1の各板状部11、12の湾曲形状が扁平となる向きに変形することで、吸収・緩和できる。また、この場合には、クリーツを設けることで板状片の剛性が増して圧縮硬度が増加するが、板状片の前後端間の長さを長くすることにより、圧縮硬度の増加分を相殺してクッション性を向上させることが可能である。また、この場合、クッション性が増すことで、クリーツからの突上げ感を緩和することができる。
10: ベース
11: 第1の板状片
11A: 前端面
11B: 後端面
11C: 切欠き
12: 第2の板状片
12A: 前端面(張出部先端面)
12B: 後端面
12C: 切欠き
12D: 張出部
13: 第3の板状片
13A: 前端面(張出部先端面)
13B: 後端面
13C: 切欠き
13D: 張出部
14: 第4の板状片
14A: 前端面(張出部先端面)
14B: 後端面
14C: 切欠き
14D: 張出部
λ: 板状片の前後端面間の前後方向距離
δ: 隣り合う板状片のオーバラップ量
100: スポーツ用シューズ
102: ミッドソール
102a: 凹部
100’: 野球用スパイクシューズ
105: ソール
110: クリーツ
Claims (18)
- 緩衝構造体であって、
それぞれ前端から後端にかけて湾曲形状を有する少なくとも2つの板状片を前後方向に並設しかつその一部をオーバラップさせることにより構成され、
隣り合う一方の板状片が切欠きを有するとともに、他方の板状片が、前記切欠きに挿入される張出部を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1において、
当該緩衝構造体がさらにベースを備えており、
前記各板状片の前後端面が前記ベースの面に固着されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1において、
前記切欠きが、前記板状片の端面の中央部に形成されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1において、
前記切欠きが、前記板状片の端面の角部に形成されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 緩衝構造体であって、
それぞれ前端から後端にかけて湾曲形状を有する第1、第2および第3の板状片を前後方向に並設しかつ隣り合う前記各板状片の一部を互いにオーバラップさせることにより構成され、
隣り合う第1、第2の板状片のうちの一方の板状片が切欠きを有し、他方の板状片が前記切欠きに挿入される張出部を有するとともに、隣り合う第2、第3の板状片のうちの一方の板状片が切欠きを有し、他方の板状片が前記切欠きに挿入される張出部を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項5において、
前記第2の板状片が概略Y字状またはV字状の形状を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項5において、
前記第1ないし第3の板状片がすべて概略Y字状またはV字状の形状を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項5において、
前記第2の板状片が、その前後端に張出部を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項5において、
前記第2の板状片が、その前後端に切欠きを有する概略H字状の形状を有している、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
前記いずれかの板状片に荷重が作用して変形する際には、当該変形が他の板状片の変形から独立して行われるようになっている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、
前記いずれかの板状片に荷重が作用して変形する際には、変形した板状片がこれと隣り合う他の板状片と干渉しないように、前記切欠きまたは張出部の大きさ、およびオーバラップ量が設定されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1または5に記載の緩衝構造体が、前後方向に少なくとも2列並設されており、左右方向に対応する前記各板状片が互いに連結されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1または5に記載の緩衝構造体が、前後方向に少なくとも2列並設されており、左右方向に対応する前記各板状片が互いに分離されている、
ことを特徴とする緩衝構造体。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の緩衝構造体が、スポーツ用シューズのソールとして用いられている、
ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の緩衝構造体が、スポーツ用シューズのソール内の少なくとも踵部分に設けられている、
ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の緩衝構造体が、スポーツ用シューズのソール内の踵部分から爪先部分にかけての全面に設けられている、
ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。 - 請求項14ないし16のいずれかにおいて、
前記ソールの内部に凹部が形成されており、前記緩衝構造体が前記凹部内に設けられている、
ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。 - 請求項1ないし13のいずれかに記載の緩衝構造体が、クリーツシューズのソールを構成しており、前記板状片の湾曲形状の下面にクリーツが取り付けられている、
ことを特徴とするスポーツ用シューズのソール構造。
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2008
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