JP2009231410A - 熱電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】一部で断線状態が発生した場合でも、利用を継続することが可能な熱電変換モジュールを提供する。
【解決手段】熱電変換モジュールで断線状態が発生すると、断線部分が含まれる熱電素子グループの両端部に接続された電流経路切替部140に、正常時より大きな電圧が印可されるようになる。そうすると、ツェナーダイオード441を介して、ワイヤ430に電流が流れるようになり、最終的に、ワイヤ430が溶断される。ワイヤ430が溶断されると、スイッチ420の可動部421が、ばね450の付勢力によって、オン状態位置に移動して、スイッチ420がオン状態となる。スイッチ420がオン状態になって、断線部分を含む熱電素子グループの両端部が短絡されると、断線部分を通らない電流経路が形成されることとなり、熱電変換モジュールの一部で断線状態が発生したとしても、断線部分を含む特定の熱電素子グループ以外の部分は、そのまま利用を継続することができるようになる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、冷蔵庫等の冷却ユニットに利用される熱電変換モジュールに関する。
従来から、ペルチェ効果を利用した電子冷却システムが知られている。このような電子冷却システムでは、一般に、多数の熱電素子を集積して、吸放熱効率を向上させた熱電変換モジュール(ペルチェモジュール)が利用されている。
図6は、熱電変換モジュールの構造を示す図である。同図に示すように、熱電変換モジュール600は、板状に並べられた複数のπ型熱電素子610(n型半導体素子611及びp型半導体素子612の一端を金属電極613で接合したもの)によって構成されており、複数のπ型熱電素子610は、金属電極620によって、電気的には直列に、熱的には並列に接続されている。同図に示した例では、矢印の方向(π型熱電素子のn側からp側へ向かう方向)に直流電流を流すと、上面側(π型熱電素子のnp接合側)で吸熱が行われ、底面側で放熱が行われることになる。また、一般に、上面及び底面には、それぞれ、絶縁基板(例えば、セラミック基板)630が接合されており、吸熱面及び放熱面を形成している。なお、同図では、上面側の絶縁基板は省略してある。
このような構造を有する熱電変換モジュールでは、複数の熱電素子が電気的に直列に接続されているため、例えば、複数の熱電素子のうちのいずれか一つでも壊れて断線状態になると、熱電変換モジュール全体が利用できなくなっていた。
なお、特開2005−268284号公報には、複数の熱電素子とこれに接続される複数の電極とにより形成され、各熱電素子を電気的に直列に接続するための複数の電流経路を有する熱電変換モジュールにおいて、電流が流れていない電流経路を検知し、当該電流経路を迂回して、電流が流れる電流経路同士を電気的に接続させるため、隣接する直線状に配置された電流経路の端部同士を接続するように、各電流経路の下部電極に対して、ダイオードを順方向に接続した構成が開示されている。
しかしながら、上記公報記載の熱電変換モジュールでは、電流が流れていない電流経路を迂回させる際、順方向に接続されたダイオードを介して、電流が流れる電流経路同士を接続するため、電流が流れるダイオードの部分で、一定(例えば、0.6V程度)の電圧降下が発生して、電力消費がされることとなる。その結果、熱電変換モジュールの電力効率や冷却効率が低下してしまう。
特開2005−268284号公報
本発明の目的は、一部で断線状態が発生した場合でも、利用を継続することが可能な熱電変換モジュールを提供することにある。
本発明に係る熱電変換モジュールは、電気的に直列に接続された複数の熱電素子グループと、前記複数の熱電素子グループのそれぞれの両端部を短絡させることができる電流経路切替手段とを備え、前記電流経路切替手段は、前記両端部の一方に接続される第一の端子と、前記両端部の他方に接続される第二の端子と、可動部がオン状態位置にあるとき、前記第一の端子と前記第二の端子とを導通させ、前記可動部がオフ状態位置にあるとき、前記第一の端子と前記第二の端子とを非導通にするスイッチと、前記可動部をオフ状態位置に保持する可溶部材と、前記第一の端子と前記第二の端子との間に印可される電圧が予め決められた値以上になったときに、前記可溶部材を溶融させる可溶部材溶融手段とを備えたことを特徴とする。
この場合において、前記可溶部材溶融手段は、前記可溶部材と直列に接続され、前記可溶部材に電流を流すことで、前記可溶部材を溶融させるようにしてもよい。前記可溶部材溶融手段は、例えば、ツェナーダイオードで構成される。更に、前記可溶部材溶融手段は、逆向きに直列接続された一対のツェナーダイオードで構成するようにしてもよい。
また、以上の場合において、前記可溶部材は、線状の可溶合金で構成するようにしてもよい。また、前記可動部をオン状態位置の方向に付勢する付勢手段を更に備えるようにしてもよい。この場合、前記付勢手段は、ばね(例えば、引っ張りコイルばね)で構成するようにしてもよい。
また、以上の場合において、前記複数の熱電素子グループはそれぞれ、電気的に直列に接続された複数の熱電素子を備えるようにしてもよい。また、前記電流経路切替手段は、前記熱電変換モジュールの端部に配置されるようにしてもよい。この場合、前記電流経路切替手段は、前記熱電変換モジュールの一辺に沿うように配置されるようにしてもよい。更に、前記電流経路切替手段は、前記熱電変換モジュールの入出力用の電極が設けられた辺に沿うように配置されるようにしてもよい。
本発明によれば、一部の熱電素子が壊れる等して断線状態が生じた場合であっても、断線部分を含む熱電素子グループを検知して、その両端部を短絡させることができるので、熱電変換モジュールとしての利用を継続することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明による熱電変換モジュールの構成を示す図である。図1は斜視図を示し、図2は平面図を示す。なお、図1及び図2では、図6と同様に、上面側の絶縁基板は省略してある。更に、図2では、上面側の金属電極も省略してある。
図1に示すように、熱電変換モジュール100は、板状に並べられた複数のπ型熱電素子110(n型半導体素子111及びp型半導体素子112の一端を金属電極113で接合したもの)によって構成されており、複数のπ型熱電素子110は、金属電極120によって、電気的には直列に、熱的には並列に接続されている。同図に示した例では、矢印の方向(π型熱電素子のn側からp側へ向かう方向)に直流電流を流すと、上面側(π型熱電素子のnp接合側)で吸熱が行われ、底面側で放熱が行われることになる。また、上面及び底面には、それぞれ、絶縁基板(例えば、セラミック基板)130が接合されており、吸熱面及び放熱面を形成している。なお、前述したように、同図では、上面側の絶縁基板は省略してある。
また、同図に示すように、熱電変換モジュール100は、複数の電流経路切替部140(140a〜140c)を備えている。複数の電流経路切替部140は、熱電変換モジュール100の電流入出力用の金属電極120i,120oが配置された一辺側に、当該一辺に沿うように配置されている。電流経路切替部140は、電気的に直列に接続された複数(本実施形態では、5つ)のπ型熱電素子(以下、単に、熱電素子という)110によって構成される熱電素子グループ(後述)毎に設けられており、各熱電素子グループの入力側の端部と出力側の端部とを必要に応じて短絡させることによって、いずれかの熱電素子グループで断線状態が生じた場合に、断線状態が生じた熱電素子グループを通らない電流経路を形成するものである。
図2に示すように、本実施形態では、複数の熱電素子110は、3つの熱電素子グループA〜Cにグループ分けされており、各熱電素子グループA〜Cは、電気的に直列に接続された5つの熱電素子で構成されている。そして、3つの電流経路切替部140a〜140cは、各熱電素子グループA〜Cの入力側の金属電極と出力側の金属電極との間にまたがるように配置され、それぞれと電気的に接続される。すなわち、電流経路切替部140aは、熱電素子グループAの入力側の金属電極120iと出力側の金属電極120abとの間にまたがるように配置され、それぞれと電気的に接続され、電流経路切替部140bは、熱電素子グループBの入力側の金属電極120abと出力側の金属電極120bcとの間にまたがるように配置され、それぞれと電気的に接続され、電流経路切替部140cは、熱電素子グループCの入力側の金属電極120bcと出力側の金属電極120oとの間にまたがるように配置され、それぞれと電気的に接続される。なお、同図に示すように、各熱電素子グループA〜Cを構成する熱電素子110同士を接続する金属電極120や入出力用の金属電極120i,120oは、平面視において、矩形状の形状を有しているが、隣接する熱電素子グループ同士(すなわち、熱電素子グループAとBや熱電素子グループBとC)を接続する金属電極120ab,120bcは、平面視において、コの字状の形状を有している。
本発明による熱電変換モジュール100と、図6に示した熱電変換モジュール600とを比較して考えると、熱電変換モジュール100は、熱電変換モジュール600から、電流入出力用の金属電極が配置された一辺に沿って設けられた一列分(図6の例では2つ)の熱電素子を取り除き、当該取り除かれた各熱電素子が接合されていた金属電極同士を連結するため、該当部分の金属電極の形状をコの字状とした上で、入力用金属電極120iとコの字状金属電極120abとの間、隣接するコの字状金属電極120ab,120bcの間、及び、コの字状金属電極120bcと出力用金属電極120oとの間にそれぞれ、電流経路切替部140を設けたような構造となっている。
図3は、熱電変換モジュール100における複数の熱電素子グループと複数の電流経路切替部との電気的な接続形態を示す図である。
同図に示すように、複数の熱電素子グループA〜Cは、電気的に直列に接続されている。そして、電流経路切替部140aが、熱電素子グループAと並列に接続され、電流経路切替部140bが、熱電素子グループBと並列に接続され、電流経路切替部140cが、熱電素子グループCと並列に接続される。このように、熱電素子モジュール100では、各熱電素子グループA〜Cに並列に、電流経路切替部140a〜140cが設けられているので、熱電素子グループA〜Cのいずれかにおいて断線状態が発生した場合であっても、断線状態が発生した熱電素子グループに対応する電流経路切替部が作動することで、断線状態が発生した熱電素子グループを通らない電流経路を形成することが可能となる。例えば、熱電素子グループAにおいて断線状態が発生した場合は、電流経路切替部140aが作動して、入力(+)端子→電流経路切替部140a→熱電素子グループB→熱電素子グループC→出力(-)端子という電流経路が形成される。同様に、熱電素子グループBにおいて断線状態が発生した場合は、入力(+)端子→熱電素子グループA→電流経路切替部140b→熱電素子グループC→出力(-)端子という電流経路が形成され、熱電素子グループCにおいて断線状態が発生した場合は、入力(+)端子→熱電素子グループA→熱電素子グループB→電流経路切替部140c→出力(-)端子という電流経路が形成される。
次に、電流経路切替部140の詳細について説明する。
図4は、電流経路切替部140の構成を説明するための図である。
同図(a)に示すように、電流経路切替部140は、第一端子411と、第二端子412と、スイッチ420と、ワイヤ430と、ツェナーダイオード441と、ばね450とによって構成されている。そして、各構成部材は、ケース490に収容されている。
第一端子411及び第二端子412はそれぞれ、電流経路切替部140に電流を入力し、又は電流経路切替部140から電流を出力するための端子であって、各熱電素子グループA〜Cの両端部のいずれか一方に接続される。本実施形態では、第一端子411が各熱電素子グループA〜Cの入力側の端部(金属電極)に接続され、第二端子412が、各熱電素子グループA〜Cの出力側の端部(金属電極)に接続される。
スイッチ420は、第一端子411と第二端子412との間に配置され、両端子間を導通又は非導通状態に切り替えることができる機械式のスイッチである。同図に示すように、スイッチ420は、可動部421を有し、当該可動部421が動くことによって、両端子間を導通又は非導通状態に切り替える。すなわち、可動部421が、同図(a)に示すオフ状態位置にある間は、両端子間は非導通状態になっており、可動部421が、同図(a)に示すオフ状態位置から、同図(b)に示すオン状態位置に移動すると、両端子間が、非導通状態から導通状態に切り替わる。
ワイヤ430は、スイッチ420の可動部421と、ツェナーダイオード441の一方の端子(本実施形態では、アノード)とに接続され、スイッチ420の可動部421を、(ばね450の付勢力に逆らって)オフ状態位置に保持する部材である。また、ワイヤ430は、第一端子411からツェナーダイオード441を介して電流が流れてきた場合に、スイッチ420の可動部421を介して、第二端子412に向けて電流を流すものであり、予め決められた値以上の電流が流れると、自己発熱によって溶融し、溶断する。ワイヤ430は、例えば、線状の可溶合金で構成される。
ツェナーダイオード441は、ワイヤ430と、第一端子441とに接続され、必要に応じて、ワイヤ430に電流を流すことで、ワイヤ430を溶断させるものである。すなわち、両端子間にツェナー電圧(本実施形態の場合、例えば、8Vとする)より小さな電圧が印可されているときは、前記ワイヤ430に(実質的に)電流を流さないようにし、両端子間にツェナー電圧以上の電圧が印可されると、ワイヤ430に所定の電流を流して、ワイヤ430を溶断させるものである。
ばね450は、スイッチ420の可動部421に作用して、スイッチ420の可動部421をオン状態位置の方向に付勢する部材であり、例えば、引っ張りコイルばねによって構成される。同図に示すように、ばね450は、一方の端部が、例えば、絶縁部材を介して、スイッチ420の可動部421に適宜取り付けられ、他方の端部が、電流経路切替部140のケース490に適宜取り付けられる。スイッチ420の可動部421は、ばね450によってオン状態位置の方向に付勢されているので、可動部421をオフ状態位置に保持しているワイヤ430が溶断されると、同図(b)に示すように、オン状態位置に移動して、スイッチ420をオン状態にすることになる。その結果、第一端子411と第二端子412とが導通される。
電流経路切替部140は、以上のような構成を有しているので、第一端子411と第二端子412との間に、一定以上の電圧が印可されると、スイッチ420を介して、第一端子411と第二端子412とが自動的かつ不可逆的に短絡されるようになる。
なお、図4に示した電流経路切替部140では、熱電変換モジュール100に流す電流の向きが一方方向のみの場合(例えば、冷却のみを行う場合)を考えている。熱電変換モジュール100に流す電流の向きが変わる場合(例えば、冷却と加温を適宜切り替えて使う場合)は、例えば、図5に示すように、2つのツェナーダイオード541,542を逆向きに直列接続して、ワイヤ430と第一端子441との間に接続するようにすればよい。同図に示すような電流経路切替部140を利用することにより、第一及び第二端子間に印可される電圧の向きに拘わらず、一定(すなわち、ツェナー電圧+順方向電圧)以上の電圧が印可されると、ワイヤ430に電流が流れるようになり、ワイヤ430が溶断して、スイッチ420がオン状態になることとなる。
次に、上述したような構成を有する熱電変換モジュール100の動作について説明する。
熱電変換モジュール100を利用している際、断線部分が全くない状態では、各電流経路切替部140a〜140cには、各熱電素子グループA〜Cで生じる電圧降下に応じた電圧が印可されることになる。例えば、図1及び図2に示した熱電変換モジュール100に12Vの電圧が印可された場合、各熱電素子グループA〜Cの抵抗が等しいとすると、各電流経路切替部140a〜140cには、12/3=4Vの電圧が印可されることとなる。
前述したように、本実施形態では、ツェナーダイオード441のツェナー電圧を8Vとしているので、正常動作時には、ツェナーダイオード441に電流は(ほとんど)流れないことになる。すなわち、各電流経路切替部140a〜140cには実質的に電流が流れない状態になっている。
その後、なんらかの原因で、熱電変換モジュール100のいずれかの部分で断線状態が発生し始めると(例えば、熱電素子にひびが入り始めると)、当該部分で電流が流れにくくなり、その部分の抵抗が大きくなる(最終的に、完全に断線すると、抵抗は、無限大になる)。その結果、断線部分が含まれる熱電素子グループの両端部間にまたがって配置された電流経路切替部140には、正常時より大きな電圧が印可されるようになる。すなわち、電流経路切替部140に含まれるツェナーダイオード441に、ツェナー電圧以上の電圧が印可されるようになり、ツェナーダイオード441が電流を流せるようになる。そうすると、第一端子411から、ツェナーダイオード411、ワイヤ430及び可動部421を介して、第二端子412に電流が流れるようになる。その結果、ワイヤ430が自己発熱をし始め、最終的には、溶断することとなる。ワイヤ430が溶断すると、スイッチ420の可動部421が、ばね450の付勢力によって、オン状態方向に移動を開始し、最終的には、オン状態位置で移動を停止する。つまり、スイッチ420がオン状態となり、電流経路切替部140の両端子間が導通状態になることとなる。すなわち、断線部分を含む熱電素子グループの両端部が短絡されることとなるので、断線部分を通らない(バイパスした)電流経路が形成されることとなる。その結果、熱電変換モジュール100のいずれかの部分で断線状態が発生したとしても、断線部分を含む一定の範囲(すなわち、断線部分を含む特定の熱電素子グループ内)の熱電素子は利用できなくなるが、それ以外の部分は、そのまま利用を継続することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態においては、熱電変換モジュール100を構成する複数の熱電素子を、複数の熱電素子グループにグループ分けし、各熱電素子グループ毎に、各熱電素子グループの両端部を短絡させることができる電流経路切替部を設けているので、断線状態が発生した熱電素子グループを通らない電流経路を形成することができ、熱電変換モジュール100の一部に断線が発生しても、熱電変換モジュール100の利用を継続することが可能となる。
また、上述した電流経路切替部140では、作動時に、両端子がスイッチ420のみを介して短絡されるので、電流経路切替部140での電圧降下は非常に少なくて済み、電流経路切替部140での電力消費を非常に少なくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、当然のことながら、本発明の実施形態は上記のものに限られない。例えば、熱電素子モジュールを構成する熱電素子の数や、各熱電素子グループを構成する熱電素子の数は、必要とされる熱電素子モジュールの性能(冷却性能等)その他の実装条件に応じて、適当なものを選択することができる。
本発明による熱電変換モジュール100の構成を示す斜視図である。 本発明による熱電変換モジュール100の構成を示す平面図である。 熱電変換モジュール100における複数の熱電素子グループと複数の電流経路切替部との電気的な接続形態を示す図である。 電流経路切替部140の構成を説明するための図である。 電流経路切替部140の別の実施形態を説明するための図である。 熱電変換モジュール600の構造を示す図である。
符号の説明
100 熱電変換モジュール
110 π型熱電素子
111 n型半導体素子
112 p型半導体素子
113 上面側金属電極
120 底面側金属電極
130 絶縁基板
140a〜140c 電流経路切替部
411 第一端子
412 第二端子
420 スイッチ
421 可動部
430 ワイヤ
441 ツェナーダイオード
450 ばね
490 ケース
541,542 ツェナーダイオード
600 熱電変換モジュール
610 π型熱電素子
611 n型半導体素子
612 p型半導体素子
613 金属電極
620 金属電極
630 絶縁基板

Claims (9)

  1. 電気的に直列に接続された複数の熱電素子グループと、
    前記複数の熱電素子グループのそれぞれの両端部を短絡させることができる電流経路切替手段と
    を備え、
    前記電流経路切替手段は、
    前記両端部の一方に接続される第一の端子と、
    前記両端部の他方に接続される第二の端子と、
    可動部がオン状態位置にあるとき、前記第一の端子と前記第二の端子とを導通させ、前記可動部がオフ状態位置にあるとき、前記第一の端子と前記第二の端子とを非導通にするスイッチと、
    前記可動部をオフ状態位置に保持する可溶部材と、
    前記第一の端子と前記第二の端子との間に印可される電圧が予め決められた値以上になったときに、前記可溶部材を溶融させる可溶部材溶融手段と
    を備えたことを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記可溶部材溶融手段は、前記可溶部材と直列に接続され、前記可溶部材に電流を流すことで、前記可溶部材を溶融させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記可溶部材溶融手段は、ツェナーダイオードで構成される
    ことを特徴とする請求項2に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記可溶部材溶融手段は、逆向きに直列接続された一対のツェナーダイオードで構成される
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記可溶部材は、線状の可溶合金で構成される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記可動部をオン状態位置の方向に付勢する付勢手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の熱電変換モジュール。
  7. 前記付勢手段は、ばねで構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載の熱電変換モジュール。
  8. 前記複数の熱電素子グループはそれぞれ、電気的に直列に接続された複数の熱電素子を備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱電変換モジュール。
  9. 前記電流経路切替手段は、前記熱電変換モジュールの入出力用の電極が設けられた辺に沿うように配置される
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の熱電変換モジュール。
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