JP2009228399A - 調湿化粧パネル - Google Patents

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Hiroyuki Omura
浩之 大村
Hiroshi Kano
広志 加納
Masasuke Tsukamoto
政介 塚本
Yoshiaki Kaji
良明 鍜治
Yoshihiro Okada
芳弘 岡田
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Abstract

【課題】意匠性を高くすることができるにもかかわらず、基材による調湿性を損なわないようにすることができる調湿化粧パネルを提供する。
【解決手段】調湿性のある基材1の表面に、通気性のある化粧シート2を通気性のある接着層3で接着して一体化する。上記通気性のある化粧シート2を通気性のある塗料層4で塗装する。通気性のある塗料層4と通気性のある化粧シート2と通気性のある接着層3とを通して、最外面の塗料層4から基材1の表面までの通気性を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内装材等の建材などとして使用される調湿化粧パネルに関するものである。
調湿性のある基材としては、珪藻土やシリカゲル等の調湿材が内添された石膏ボードや、木質系パネルなどがあるが、内装用途に使用するには意匠性の問題から基材表面に化粧シートを貼ることが多い(例えば、特許文献1参照)。化粧シートとしては通気性のある印刷化粧紙、クロスシートあるいは木材を薄くスライスしたツキ板(突き板)などがある。
しかし、これらの化粧シートを接着する際に使用する接着剤の層(以下、接着層という)の通気性が低ければ、この接着層が遮断層となって、基材による調湿性が著しく低下するおそれがあった。
そこで、通気性の高い接着層を形成するために、接着剤として澱粉系接着剤やエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルション系の特殊仕様品等が用いられているが、これらの接着剤は一般的に粘着力が弱く、水分を蒸発させるまで接着力が発現しないため、化粧シートの反りや水分による化粧シートの動きを抑えることが困難である。そこで、一般的には粘着力の高い酢酸ビニル接着剤や熱圧プレスで用いられる熱硬化タイプの接着剤等が使用されているが、これらの接着剤では接着剤が膜を作ってしまい、通気性を大きく損なう状態であった。
また、木材を薄くスライスしたツキ板を化粧シートとして用いた場合、表面に着色して意匠性を良くする場合が一般的であるが、着色する際に塗布された塗料の層(以下、塗料層という)の通気性が低ければ、塗料層が遮断層となって、基材による調湿性が著しく低下するおそれがあった。また、一般的に、塗料がツキ板に染み込まないように、下地処理を施して塗装されるが、このような塗装では、下地処理で遮断層を形成してしまい、さらに、着色用の塗装をすることで通気性を大きく損なう状態であった。一方、通気性の高い塗料としては、塗膜を作らない含浸型の塗料が挙げられるが、これらの通気性のある塗料でも水分を通さないようにするために、遮断層を作ってしまい、通気性がやや損なわれる状態であった。
上記のように、従来の調湿化粧パネルでは、意匠性を向上させるために、調湿性のある基材の表面に化粧シートを接着し、さらに化粧シートに塗装をしているので、接着層や塗装層で遮断層を作ってしまい、基材による調湿性が低下するという問題があった。また、調湿性だけでなく、基材自体がガスを吸着することによる消臭性も低下するおそれがあった。また、調湿化粧パネルに抗アレルゲン機能を設けるため、塗料層に抗アレルゲン剤を混合することもできるが、通気性のない塗料で形成される塗料層であれば、通気性がないために表面積が小さくなり、アレルゲンと抗アレルゲン剤との反応効率が悪く、抗アレルゲン機能が低いという問題があった。尚、抗アレルゲン剤はハウスダストなどのアレルゲンとの接触反応でアレルゲンを低減化するため、表面積の大きい方が有利であり、さらに、抗アレルゲン剤とアレルゲンとの接触が必要であるが、水などが介在してアレルゲンが溶出すれば直接接触しなくても低減化できるため、調湿剤があれば有利となる。
特開2005−48439号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、意匠性を高くすることができるにもかかわらず、基材による調湿性を損なわないようにすることができる調湿化粧パネルを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る調湿化粧パネルは、調湿性のある基材1の表面に、通気性のあ
る化粧シート2を通気性のある接着層3で接着して一体化し、上記通気性のある化粧シート2を通気性のある塗料層4で塗装して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項2に係る調湿化粧パネルは、請求項1において、通気性のある接着層3を、通気用隙間5を設けた接着層3により形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る調湿化粧パネルは、請求項1又は2において、通気性のある接層3を水性エマルジョン型接着剤で形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る調湿化粧パネルは、請求項1乃至3のいずれか一項において、通気性のある化粧シート2が、パルプ混抄紙、クロスシート、木材をスライスしたツキ板のいずれか一つであることを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る調湿化粧パネルは、請求項1乃至4のいずれか一項において、通気性のある塗料層4が抗アレルゲン機能を有して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る調湿化粧パネルは、請求項1乃至5のいずれか一項において、通気性のある塗料層4が撥水機能を有して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項7に係る調湿化粧パネルは、請求項1乃至6のいずれか一項において、調湿性のある基材1が消臭機能を有して成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、通気性のある塗料層4と通気性のある化粧シート2と通気性のある接着層3とを通して、最外面の塗料層4から基材1の表面までの通気性を確保することができ、塗料層4及び化粧シート2により意匠性を高くすることができるにもかかわらず、通気性を確保して基材1による調湿性を損なわないようにすることができるものである。
請求項2の発明では、接着層3の通気用隙間5で通気性を高くすることができ、基材1の表面までの通気性を確保することができるものである。
請求項3の発明では、接着層3の通気性を高くすることができ、基材1の表面までの通気性を確保することができるものである。
請求項4の発明では、化粧シート2の通気性を高くすることができ、基材1の表面までの通気性を確保することができるものである。
請求項5の発明では、塗料層4でハウスダストなどのアレルゲンを低減することができ、アレルギーの発生を低減することができるものである。
請求項6の発明では、塗料層4で撥水させることができ、基材1にまで水分が達しにくくなって防水性を高くすることができるものである。
請求項7の発明では、基材1で消臭することができ、調湿性と消臭性の両方を確保することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明において、調湿性のある基材1は、吸湿や放湿により湿度を調整する機能を有するものであって、50%と90%の湿度差で0.5wt%以上の吸放湿量があれば「調湿性のある基材」として用いることができる。このような基材1としては、炭、活性炭、珪藻土、シリカゲル、ゼオライト、アロフェン、活性白土、セピオライトなどの調湿材料を配合した石膏ボード、あるいはセメント板、珪酸カルシウム板、ロックウール繊維板などの無機材料板、あるいは木質繊維板、合板、パーティクルボードなどの木質材料板などを例示することができる。また、本発明において、調湿性のある基材1は消臭機能を有していることが好ましい。消臭機能はメチルメルカプタン、アンモニア、硫化水素などの臭気成分を吸着したり分解したりして発揮させることができ、例えば、活性炭、ゼオライト、シリカゲル、珪藻土などの物理吸着剤、尿素やヒドラジド系のホルマリンキャッチャー材、アミノ基やカルボキシル基を有する材料、セメントや漆喰、酸やアルカリ性の材料を配した化学吸着剤、酸化マンガン、酸化銅、酸化チタンや白金などの貴金属で酸化させるような触媒材料などの消臭材を基材1に担持させるようにして消臭機能を付与することができる。尚、基材1の厚みや大きさは、調湿性及び強度などの建材としての性能を損なわない範囲で適宜設定することができる。
本発明において、通気性のある化粧シート2は、厚み方向に空気や湿気を通過させることができるものであって、透気度1000秒以下の通気量があれば「通気性のある化粧シート」として用いることができる。具体的には、パルプとアクリル繊維などの合成繊維との混抄紙、クロスシート(通気性のある壁装材・パルプ紙等)、木材を0.1〜0.6mmに薄くスライスした突き板のいずれか一つを用いるのが好ましい。尚、化粧シート2の厚みや大きさは、通気性及び化粧性等の性能を損なわない範囲で適宜設定することができる。
本発明において、通気性のある接着層3は、厚み方向に空気や湿気を通過させることができるものであって、接着層の有無で透湿性能を比較し、接着層が無い場合に比べて、透湿量低下が50%以内の通気量があれば「通気性のある接着層」とすることができる。具体的には、内装仕上げ材の通気性を阻害しない壁紙用のエチレンー酢酸ビニル共重合樹脂系、酢酸ビニル樹脂系の水性エマルジョン型接着剤あるいは澱粉系接着剤などで接着層3を形成することができる。これらの接着剤は接着剤自体が親水性であり、硬化時に水分が飛ぶことで隙間ができ、通気性のある接着層3を形成することができる。尚、接着層3の厚みや大きさは、通気性及び接着性等の性能を損なわない範囲で適宜設定することができる。
本発明において、通気性のある塗料層4は、厚み方向に空気や湿気を通過させることができるものであって、塗装の有無で透湿性能を比較し、塗装がない場合に比べて、透湿量低下が50%以内の通気量があれば「通気性のある塗料層」とすることができる。また、通気性のある塗料層4は撥水機能を有しているのが好ましい。具体的には、木材保護塗料として用いられているシリコン系撥水塗料などで塗料層4を形成することができる。このような塗料は基材に浸透して硬化するため、他の一般の塗料のように塗膜を構成せず、通気が妨げられないと考えられる。
さらに、通気性のある塗料層4には、抗アレルゲン剤を配合することができ、抗アレルゲン機能を有した塗料層4を形成することができる。抗アレルゲン剤としては、フェノール性水酸基を有する非水溶性高分子を用いる。フェノール性水酸基は、アレルゲン物質の吸着捕捉とそのエネルギー活性の不活化(抑制)に寄与し、抗アレルゲン性能が非常に高いことが報告されている。また、非水溶性高分子の抗アレルゲン剤を用いることで、水や高湿度条件において、抗アレルゲン剤のブリードや溶け出しを防ぐことができるものである。フェノール性水酸基を有する非水溶性高分子としては、例えば、ポリ3,4,5−ヒドロキシ安息香酸ビニル、ポリビニルフェノール、ポリチロシン、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−6−ヒドロキシナフタレン)、ポリ(1−ビニル−5−ヒドロキシアントラセン)などを挙げることができる。これらの中でも、ポリビニルフェノールが好ましい。抗アレルゲン剤の配合量は塗料層4を形成する塗料の固形分全量に対する質量比で5〜50%が好ましく、10〜30%の範囲がより好ましい。アレルゲン低減性能は配合比が多いほど高くなるが、上記配合比が30%(特に50%)より多くなると、塗料層4の塗膜が弱くなり耐薬品性などの物性が低下するおそれがあり、また、上記配合比が5%より少なくなると、抗アレルゲン剤が塗料層4の表面露出が少なくなって、塗料層4の抗アレルゲン機能が不十分となるおそれがある。尚、塗料層4が撥水処理で水分を通さない場合でも通気性を確保した塗料で形成されているため、汚れが付きにくく、さらに表面積が大きく湿気も通るために抗アレルゲン機能の効果を確保して高めることができる。
本発明において、上記の塗料層4の厚みや大きさは、通気性及び化粧性や表面保護性等の性能を損なわない範囲で適宜設定することができる。
そして、本発明の調湿化粧パネルを製造するにあたっては、まず、基材1の表面に接着剤を塗布し、その表面に化粧シート2を配置した後、接着剤を硬化させて接着層3を形成し、化粧シート2を基材1の表面に接着して一体化する。次に、接着した化粧シート2の表面に塗装を施して塗料層4を形成する。このようにして塗料層4と化粧シート2で化粧された調湿化粧パネルを形成することができる。この調湿化粧パネルでは、通気性のある塗料層4と化粧シート2と接着層3とを通じて基材1に吸湿させたり排湿させたりすることができ、基材1による調湿性を損なわないようにすることができる。
図2に他の実施の形態を示す。この調湿化粧パネルは、接着層3に厚み方向に貫通する通気用隙間5を設けて通気性のある接着層3を形成したものであり、その他の構成は図1のものと同様である。この場合、通気用隙間5により通気性を確保することができるので、接着層3を形成する接着剤としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂系の水性エマルジョン型接着剤あるいは澱粉系接着剤などの他に、SBR系接着剤などの通気性のない膜を形成する接着剤であっても使用することができ、接着剤に制限を少なくすることができるものである。このような通気用隙間5を有する接着層3は、基材1の表面に接着剤を部分的に塗布して形成することができ、接着剤を塗布しなかった部分を通気用隙間5とすることができる。尚、この実施の形態においても、上記と同様にして塗料層4に抗アレルゲン機能を付与することができる。
以下本発明を実施例によって具体的に説明する。尚、「部」は質量部を示す。
[実施例1〜6及び比較例1〜17]
表1に示す材料の組み合わせにより調湿化粧パネルを形成した。
〈基材〉
珪藻土入り石膏ボード:焼石膏(ナカライテスク製)5部と珪藻土1.5部を混合し、水10部を加え型枠に入れて、調湿性のあるボードを作製した。
珪藻土と消臭剤入り石膏ボード:焼石膏(ナカライテスク製)5部と珪藻土1.5部、消臭剤(ズードケミ触媒製造のN140・環境浄化用触媒)を0.1部混合し、水10部を加え型枠に入れて、調湿性と消臭機能のあるボードを作製した。
珪藻土なし石膏ボード:焼石膏(ナカライテスク製)5部に水10部を加え型枠に入れて、石膏ボードを作製した。
〈化粧シート〉
天然突き板:天然の木材(ブナ材)から得られた厚み0.17mmの突き板(松下電工製)製造品を使用した。
パルプアクリル混抄紙:パルプとアクリル繊維を混抄した印刷化粧紙であって、原紙の目付け50g/m、透気度14秒、印刷紙の透気度60秒、透湿度2100g/m/24hrの試作品を使用した。
〈接着層〉
通気性接着剤:EVAエマルジョン系接着剤(ファースト化工製造のE280・壁紙用透湿機能あり)
一般接着剤:ほとんど通気性のない接着剤(東洋プライウッド製造のインスターボンド・一般突き板用)
〈塗料層〉
通気性シリコン系撥水塗料:撥水機能があり、通気性のあるシリコン系の塗料(ダイゴ創景製造のワイティープルーフSP200・木材保護塗料)
一般ウレタン系塗料:撥水機能がなく、通気性のないウレタン系の塗料(サンユーペイント製造のCWH80・機能性塗料)
抗アレルゲン剤を配合した通気性シリコン系撥水塗料:上記の通気性のあるシリコン系の塗料100部に、ポリ−4−ビニルフェノール(商品名:マルカリンカーS−2P、丸善石油化学社製)25部を混合したもの
〈成形方法〉
基材と化粧シートとの貼り合わせは、実施例1、3、5、6及び比較例1、2、5〜9、12〜17では、接着剤をロールコータにより隙間無く基材の表面全面に8g/mの塗布量で塗布した後(表1中に「全面塗布」で示す)、化粧シートをプレス圧締して接着した。実施例2、4及び比較例3、4、10、11では、接着剤をスプレーにより通気用隙間が空くように基材の表面に4g/mの塗布量で塗布した後(表1中に「部分塗布」で示す)、化粧シートをプレス圧締して接着した。いずれにおいても、接着剤の水蒸散を促進するため、プレス圧締時の温度を70℃とした。
また、化粧シートへの塗装(塗料層の形成)は、実施例1、3、5、6及び比較例2、9、16、17では、塗料を刷毛塗りで化粧シートの表面全面に50g/mの塗布量で塗布した。実施例2、4及び比較例1、3〜8、10〜15では、刷毛塗りでステイン塗料を化粧シートの表面全面に塗布して乾燥することにより下地処理をした後、下地処理の上に表1に示す塗料(着色塗料)を上塗り塗料として刷毛塗りで塗布した。
〈調湿量の測定及び調湿性の判定基準〉
調湿化粧パネルを25℃50%で恒量まで養生した後、吸湿(湿度90%で24時間放置)と放湿(湿度50%で24時間放置)をした際の重量変化の平均値(測定回数2回)を求めて調湿量とした。また、一般のインシュレーションボード(9mm)に、上記の通気性シリコン系撥水塗料を塗装したものの調湿量と比較して15%以上良い場合を○とし、15%未満の場合を×とした(=調湿量で120以上で○)。
〈撥水性の判定基準〉
水の接触角が60°以上のものを○とし、それ未満のものを×とした。
〈消臭性の判定基準〉
調湿化粧パネルを10cm角にしてサンプルを形成し、このサンプルの表面以外をアルミテープでシールを行い、3リットルのテドラバッグに1.8リットルのメチルメルカプタン50ppm程度とともに封入し、4時間後のガス濃度から低減率を算出した。そして、70%以上の低減率を○とした。
〈アレルゲン低減性の判定基準〉
実施例1、6及び比較例17の調湿化粧パネル4cm角にカットしたサンプルを形成し、リン酸緩衝液に精製ダニ抗原粉末(アサヒビール製Delf1)を溶かした液体を滴下して、フィルムで押さえ、温度37℃、湿度90%の恒温恒湿槽の中で放置し、24時間後に液体を回収し、ELISA法でアレルゲンの濃度を測定した。実施例1、6及び比較例17の中で、未処理品(実施例1)に対して50%を超える効果のあったものを○、効果が50%以下のものを△、効果がほとんど見られなかったものを×とした。
結果を表1に示す。表中の「−」は評価しなかったことを示す。
Figure 2009228399
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。
符号の説明
1 基材
2 化粧シート
3 接着層
4 塗料層
5 通気用隙間

Claims (7)

  1. 調湿性のある基材の表面に、通気性のある化粧シートを通気性のある接着層で接着して一体化し、上記通気性のある化粧シートを通気性のある塗料層で塗装して成ることを特徴とする調湿化粧パネル。
  2. 通気性のある接着層を、通気用隙間を設けた接着層により形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の調湿化粧パネル。
  3. 通気性のある接着層を水性エマルジョン型接着剤で形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の調湿化粧パネル。
  4. 通気性のある化粧シートが、パルプ混抄紙、クロスシート、木材をスライスしたツキ板のいずれか一つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の調湿化粧パネル。
  5. 通気性のある塗料層が抗アレルゲン機能を有して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の調湿化粧パネル。
  6. 通気性のある塗料層が撥水機能を有して成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の調湿化粧パネル。
  7. 調湿性のある基材が消臭機能を有して成ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の調湿化粧パネル。
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