JPH03172376A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPH03172376A
JPH03172376A JP31243289A JP31243289A JPH03172376A JP H03172376 A JPH03172376 A JP H03172376A JP 31243289 A JP31243289 A JP 31243289A JP 31243289 A JP31243289 A JP 31243289A JP H03172376 A JPH03172376 A JP H03172376A
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vinyl acetate
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ethylene
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Yukihiko Murayama
之彦 村山
Koichi Nishinaka
幸市 西中
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透湿性に優れた新規な接着剤組成物に関し、
例えば壁紙のアンダーコート用接着剤として好適に用い
られる接着剤組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来より、壁紙の化粧効果を高めるために、合成樹脂シ
ートや紙等からなる基材上に、例えば塩化ビニル樹脂ク
ロスやウレタン等の粒状発泡体をアンダーコート用接着
剤により接着したものが多用されている。アンダーコー
ト用接着剤としては、澱粉のりまたは酢酸ビニルエマル
ジョン系接着剤が用いられていた。
上記アンダーコート用接着剤として、澱粉のりゃ酢酸ビ
ニルエマルジョン系接着剤を用いていたのは、これらの
接着剤の透湿性が高いからである。
すなわち、透湿性の高い接着剤を用いることにより、壁
内の湿気を屋内に逃がし、それによって壁紙の結露やカ
ビの発生を防止するのに効果的であると考えられていた
からである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、澱粉のりは腐敗し易いという問題があっ
た。のみならず、最近になって、上記のような透湿性の
高い接着剤を用いた場合には、壁内部の湿度が上昇する
ため、壁材である鉄筋コンクリート中の鉄筋における鯖
の発生や木材の腐食を引き起こすことがわかってきた。
そこで、壁紙のアンダーコート−用接着剤としては、従
来とは逆に透湿度の低いものが要望されるようになって
きた。
透湿度の低い物質として、塩化ビニルが知られており、
上記の要望を満たすために、壁紙内に塩化ビニル・フィ
ルムを挟み込むことも一部では行われている。しかしな
がら、この方法では、コストがかなり高くつき、また施
工時に皺が発生し易く、皺の発生を防止するには非常に
煩雑な作業を強いられるという問題があった。
従って、本発明の目的は、透湿性が低く、かつ塗工作業
性に優れており皺の無い均一な層を容易に形成し得る接
着剤組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本願発明者らは、透湿性が低く、塗工作業性に優れた接
着剤組成物を得るべく鋭意検討した結果、塩化ビニル及
びエチレンを特定の割合で含む塩化ビニル−酢酸ビニル
−エチレン共重合体またはその変性物エマルジョンに水
性ラテックスを配合すれば、上記目的を達成し得ること
を見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明の接着剤組成物は、樹脂中に塩化ビニ
ルを20〜70重量%並びにエチレンをlO〜25重量
%含有yる塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体
またはその変性物のエマルジョン(I)と、水性ラテッ
クス(n)とを配合してなることを特徴とするものであ
る。
本発明において塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重
合体またはその変性物のエマルジョン(I)が配合され
るのは、それにより透湿度を著しく低下させ得るからで
ある。
エマルジョン(I)において、塩化ビニル含有量を20
重量%〜70重量%とじたのは、塩化ビニル含有量が2
0重量%未満では透湿度が高くなり過ぎるからであり、
他方、70重量%を超えると接着力が低下するからであ
る。
また、エマルジョン(+)のエチレン含有量を10重量
%〜25重量%とじたのは、エチレン含有量が10重量
%未満では造膜温度が高くなり実際に使用することがで
きないからであり、25重量%を趨えると接着力が低下
するからである。
すなわち、上記塩化ビニル含有量及びエチレン含有量の
上限値は接着力の点から選択されたものである。また、
エチレン含有量の下限値は、現実の使用が可能であるか
否かという点で選択されたものである。これに対して、
塩化ビニル含有量の下限値は、透湿度の観点から選択さ
れたものであり、本発明の主要な課題を達成するための
限界値として選択されているものである。
−一・クス ■ 本発明では、上記塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共
重合体またはその変性物のエマルジョン(I)に加えて
、水性ラテックス(rl)が配合される。この水性ラテ
ックス(II)は、塗工作業性を高めるために配合され
ているものである。
本発明において用い得る水性ラテックス(II)として
は、酢酸ビニル、酢酸ビニルとエチル(メタ)アクリレ
ート、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)ア
クリレート、2エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリル酸及びエチレンのうちから選択した1
種または2種以上との共重合物、スチレン−ブタジェン
ゴム(S8R)、ニトリルゴム(NBR)またはポリウ
レタン等からなるものを例示することができる。なお、
上記表現において(メタ)は、任意的な表現であること
を意味し、例えば(メタ)アクリレートは、アクリレー
ト及びメタアクリレートの双方を含むものとする。
酢酸ビニルと上述したような化合物との共重合物を用い
る場合には、共重合物中に酢酸ビニルが70重量%以上
含有されているものが好ましい。
■立五査 水性ラテックスは、塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン
共重合体またはその変性物のエマルジョン(I)100
重量部(固形分換算)に対し、固形分換算で70〜50
0重量部配合される。70重量部未満では、接着力が低
下し、粘度調節を行うことが容易でなく、作業性、特に
塗工作業性が低下するからである。また、500重量部
を超えて配合した場合には、水性ラテックスの透湿性へ
の寄与が大きくなり、透湿度が高くなり過ぎ、塩化ビニ
ルー酢酸ビニルーエチレン共重合体またはその変性物の
エマルジョン(+)を配合する利点が損なわれるからで
ある。
製造方法 本発明の接着剤組成物の製造方法は特に限定されない。
すなわち、この分野で慣用されている方法を広く用いる
ことができる0例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル−エチ
レン共重合体またはその変性物のエマルジョン(I)と
水性ラテックス(■)とを単に混合することにより製造
し得る。
なお、配合された接着剤組成物は、固形分濃度が30〜
70重量%となるように調製することが好ましい、30
重量%未満では、樹脂分が少ないので乾燥に長時間を要
し、作業性が低下するからである。他方、70重量%を
超えると、樹脂分が多くなり過ぎ、配合物の安定性(貯
蔵安定性や機械的安定性等)が低下するからである。
また、必要に応じて、溶剤、可塑剤、充填剤、増粘剤、
防錆剤及び/または防カビ剤等を適宜添加してもよい。
本発明の接着剤組成物による 着 本発明の接着剤組成物は、1液タイプの接着剤として用
意される。そして、使用に際しては、ロールコータ−1
刷毛塗りまたはスプレー等の通常の接着方法により接着
剤を塗布すればよい。すなわち、接着方法及び接着装置
に特別なものを必要としない。
〔作用〕
本発明の接着剤組成物では、上記割合で塩化ビニルを含
有する塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体また
はその変性物のエマルジョン(I)が配合されているの
で、該塩化ビニルの疎水性により、並びに上記エマルジ
ョンの粒径が比較的大きいため、透湿度が効果的に低め
られる。また、水性ラテックス(II)が上記エマルジ
ョン(I)に配合されるため、塗工作業性が高められる
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、樹脂中に塩化ビニルを
20〜70T1ji%、エチレンを10〜25重量%含
有する塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体また
はその変性物のエマルジョン(I)に水性ラテックス(
II)が配合されているため、透湿度が低く、かつ塗工
作業性に優れた新規な接着剤組成物を提供することが可
能となる。
よって、例えば壁紙のアンダーコート用接着剤として本
発明の接着剤組成物を用いれば、壁材であるコンクリー
ト中の鉄筋における錆の発生を防止したり、木材の腐食
を効果的に防止することができる。また、例えば壁紙の
基材に広い面積に渡って塗布し、砂状発泡体を接着した
としても、皺等が発生し難い、従って、化粧効果に優れ
た壁紙を簡単に製造することが可能となる。
なお、本発明は、上記のような壁紙のアンダーコート用
接着剤として用い得るだけでなく、ビーチサンダルの芯
材と表面側の合成樹脂シートとの接着のように、内部へ
の温度の侵入防止が要求される部分での接着用途−Sに
適用し得るものである。
〔実施例〕
塩化ビニル−酢酸ビニル−エチレン共重合体またはその
変性物のエマルジョン(I)として、スミカフレックス
S−820(商品名:住人化学工業社製)を用いた。こ
のスミカフレックスS−820の塩化ビニル、酢酸ビニ
ル及びエチレンの含有量は、重量%で、それぞれ、45
.35及び20である。また、蒸発残分は50%である
水性ラテックス(II)として、下記の2種を用意した
・スミカフレックスS−400(商品名:住人化学工業
社製、エチレン酢酸ビニル共重合体ラテックス)・−・
・−・エチレン及び酢酸ビニルを、それぞれ、18及び
82重量%の割合で含有する。蒸発残分は55%。
・ニスダイン#5200(商品名:積土化学工業社製、
酢酸ビニルラテックス)−−−−−・−・蒸発残分は5
0%。
上記スミカフレックスS−820に、スミカフレックス
S−400またはニスダイン#5200を後述の第1表
に示す割合で配合し、実施例1〜3の接着剤組成物を得
た。
比較のために、スミカフレックスS−400のみを用い
た接着剤組成物及びニスダイン#5200のみを用いた
接着剤組成物を、それぞれ、比較例1.2として用意し
た。。
上記実施例1〜3及び比較例1.2の接着剤組成物を8
0g裏打紙に200g/ITrの割合で塗布し、乾燥し
た後、下記の透湿度試験方法により透湿度を測定した。
結果を第1表に示す、なお、第1表の比較例3では、接
着剤を塗布していない裏打紙の透湿度を示した。
盗星皮拭慧 透湿度は、J l5−Z−0208の防湿包装材料の透
湿度試験方法に準して行った。測定は、温度40度にお
いて、試験片の一方側の空気を相対湿度90%とし、他
方側の空気を乾燥状態に保ち、24時間に試験片を通過
する水蒸気の質量(g)を、測定することにより行い、
試験片1rrrあたりに換算した値を透湿度として表し
た。
第1表 第1表から明らかなように、実施例1〜実施例3の何れ
の接着剤組成物を用いた場合においても、比較例1.2
の接着剤組成物に比べて透湿度を効果的に低め得ること
がわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 樹脂中に塩化ビニルを20〜70重量%、並びにエチレ
    ンを10〜25重量%含有する塩化ビニル−酢酸ビニル
    −エチレン共重合体またはその変性物のエマルジョン(
    I )と、 水性ラテックス(II)とを配合してなることを特徴とす
    る接着剤組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009228399A (ja) * 2008-02-26 2009-10-08 Panasonic Electric Works Co Ltd 調湿化粧パネル

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5478738A (en) * 1977-12-07 1979-06-23 Sumitomo Chem Co Ltd Adhesive composition

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