JPS5856596B2 - 床壁材用接着剤 - Google Patents
床壁材用接着剤Info
- Publication number
- JPS5856596B2 JPS5856596B2 JP13190381A JP13190381A JPS5856596B2 JP S5856596 B2 JPS5856596 B2 JP S5856596B2 JP 13190381 A JP13190381 A JP 13190381A JP 13190381 A JP13190381 A JP 13190381A JP S5856596 B2 JPS5856596 B2 JP S5856596B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- floor
- wall materials
- fine powder
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、床壁材用接着剤、更に詳細には、クッショ
ンフロア、ビニルシート、ビニルタイル。
ンフロア、ビニルシート、ビニルタイル。
コルクタイル、ゴムタイル、屋内用人工芝生、カーペッ
ト、ジュータンなどの各種床材、及び壁紙などの壁装材
に用いられる接着剤に関する。
ト、ジュータンなどの各種床材、及び壁紙などの壁装材
に用いられる接着剤に関する。
従来より、床壁材用接着材としては、合成樹脂、合成ゴ
ム、変成ゴム、澱粉などの1種、または2種以上を主成
分とする接着剤が用いられていた。
ム、変成ゴム、澱粉などの1種、または2種以上を主成
分とする接着剤が用いられていた。
しかしながら、近時、建物の防音化や断熱化などに伴っ
て室内の気密化が進み、室内空気の移動がなく湿気をも
ちやすくなった為、床壁材の施工後にカビが多く発生し
て床壁材の機能を著しく阻害し、大変見苦しいものであ
った。
て室内の気密化が進み、室内空気の移動がなく湿気をも
ちやすくなった為、床壁材の施工後にカビが多く発生し
て床壁材の機能を著しく阻害し、大変見苦しいものであ
った。
かかる発カビの原因として、床や壁の下地、あるいは床
壁材の水分吸収のほか、特に、接着剤自体に起因するも
のが非常に多いものであった。
壁材の水分吸収のほか、特に、接着剤自体に起因するも
のが非常に多いものであった。
そこで、かがる問題点を解決するものとして、接着剤に
防ガビ剤を添加することが行われたが、充分な防カビ効
果が得られず、しかも、市販の防カビ剤の殆んどが塩素
系であるため反応性が強く、床壁材を変色せしめ、また
、例えば、澱粉のりの場合には防カビ効果を発揮せしめ
るためには2ないし5%の防カビ剤を添加する必要があ
り、5%近くも添加すると非常にコスト高となるのみな
らず、澱粉のりが脱水現象を呈してパサパサとなり、接
着力の極端な低下を招来するなどの欠点があった。
防ガビ剤を添加することが行われたが、充分な防カビ効
果が得られず、しかも、市販の防カビ剤の殆んどが塩素
系であるため反応性が強く、床壁材を変色せしめ、また
、例えば、澱粉のりの場合には防カビ効果を発揮せしめ
るためには2ないし5%の防カビ剤を添加する必要があ
り、5%近くも添加すると非常にコスト高となるのみな
らず、澱粉のりが脱水現象を呈してパサパサとなり、接
着力の極端な低下を招来するなどの欠点があった。
この発明は、従来の問題点を一挙に解決し、床壁材の変
色や接着剤の接着機能を低下させることなく、防カビ効
果を有効に発揮し、しかも、床壁材施行による室内空気
を常に清浄に保持することができる接着剤を提供しよう
とするものである。
色や接着剤の接着機能を低下させることなく、防カビ効
果を有効に発揮し、しかも、床壁材施行による室内空気
を常に清浄に保持することができる接着剤を提供しよう
とするものである。
この発明の床壁材用接着剤は、合成樹脂、合成ゴム、澱
粉などの1種、または2種以上を主成分とする接着剤の
基剤に、放射性鉱物の微粉を配合したことを特徴とする
ものである。
粉などの1種、または2種以上を主成分とする接着剤の
基剤に、放射性鉱物の微粉を配合したことを特徴とする
ものである。
この発明において用いる接着剤の基材としては、ポリウ
レタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂な
どの熱硬化性樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリビニルアルコール、アクリル樹脂などの熱可塑性樹
脂、ポリクロロプレン、ブタジェン、ニトリルゴムなど
の合成ゴム、澱粉、アラビアゴムなとで、かかる接着剤
の基剤の1種。
レタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂な
どの熱硬化性樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、
ポリビニルアルコール、アクリル樹脂などの熱可塑性樹
脂、ポリクロロプレン、ブタジェン、ニトリルゴムなど
の合成ゴム、澱粉、アラビアゴムなとで、かかる接着剤
の基剤の1種。
または2種以上に乳化剤、充填剤、増量剤、可塑剤、そ
の他の添加物を適宜添加したものを用いる。
の他の添加物を適宜添加したものを用いる。
また、放射性鉱物としては、常時ガンマ−線を放射し、
かつ、微量のラドンガス(ラジウムエマナチオン、トリ
ウムエマナチオン)を発生して周囲の物質をマイナスイ
オン化させるもので、酸化ラジウムや酸化トリウムを比
較的多く含有する放射性鉱物、例えば、以下に化学組成
を示すフェルグソン石、褐廉石を微粉末にして使用する
。
かつ、微量のラドンガス(ラジウムエマナチオン、トリ
ウムエマナチオン)を発生して周囲の物質をマイナスイ
オン化させるもので、酸化ラジウムや酸化トリウムを比
較的多く含有する放射性鉱物、例えば、以下に化学組成
を示すフェルグソン石、褐廉石を微粉末にして使用する
。
そして、放射性鉱物の添加量は、接着剤の基剤の種類に
関係なく接着剤の基材100重量部に対し30〜55重
量部が好ましい。
関係なく接着剤の基材100重量部に対し30〜55重
量部が好ましい。
A、フェルグソン石
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例 1
不飽和ポリエステル樹脂100?にフェルグソン石の微
粉を45S’添加し、常温下、かくはん機で充分かくは
んし、粘ちょうな熱硬化性樹脂の接着剤を得た。
粉を45S’添加し、常温下、かくはん機で充分かくは
んし、粘ちょうな熱硬化性樹脂の接着剤を得た。
実施例 2
ポリ酢酸ビニル−エチレン共重合体1001にフェルグ
ソン石の微粉を301添加し、常温下、かくはん機で充
分にかくはんし、粘ちょうな熱可塑性樹脂の接着剤を得
た。
ソン石の微粉を301添加し、常温下、かくはん機で充
分にかくはんし、粘ちょうな熱可塑性樹脂の接着剤を得
た。
実施例 3
ニトリルゴム100iにフェルグソン石の微粉を551
添加し、常温下、かくはん機で充分にかくはんし、粘ち
ょうな合成ゴムの接着剤を得た。
添加し、常温下、かくはん機で充分にかくはんし、粘ち
ょうな合成ゴムの接着剤を得た。
実施例 4
澱粉のり1001に褐廉石の微粉を45f添加し、常温
下、かくはん機で充分かくはんし、澱粉のりの接着剤を
得た。
下、かくはん機で充分かくはんし、澱粉のりの接着剤を
得た。
実施例 5
ポリビニルアルコールを配合した澱粉のり1001に褐
廉石の微粉を45′?添加し、常温下、かくはん機で充
分かくはんし、接着剤を得た。
廉石の微粉を45′?添加し、常温下、かくはん機で充
分かくはんし、接着剤を得た。
次に、上記実施例により得た接着剤、市販の防カビ剤無
添加の澱粉のり、及び市販の防カビ剤添加接着剤を各々
、含水率40%の石膏ボードに塗付し、各々別個に温度
25〜30°C1湿度95へ98%の恒温恒湿室に2月
間放置し、発カビ試験を行った。
添加の澱粉のり、及び市販の防カビ剤添加接着剤を各々
、含水率40%の石膏ボードに塗付し、各々別個に温度
25〜30°C1湿度95へ98%の恒温恒湿室に2月
間放置し、発カビ試験を行った。
その結果を次表に示す。この表から明らかなように、市
販の防カビ剤添加接着剤は30日でそれぞれカビを発生
したのに対し、この発明にかかる接着剤はカビを発生せ
ず、非常に顕著な防カビ効果を示した。
販の防カビ剤添加接着剤は30日でそれぞれカビを発生
したのに対し、この発明にかかる接着剤はカビを発生せ
ず、非常に顕著な防カビ効果を示した。
この発明にかかる床壁材用接着剤は、合成樹脂、合成ゴ
ム、澱粉などの1種、または2種以上を主成分とする接
着剤の基剤に、放射性鉱物の微粉を配合しているから、
放射性鉱物より常時放射するガンマ−線によりカビ菌を
殺菌するのみならず、ラドンガスの発生により空気中の
物質をマイナスイオン化させて異臭や悪臭を防ぎ常に空
気を清浄に保持することができるもので、ひいてはカビ
菌類の繁殖を抑制し、防菌、防カビ効果を有効に発揮す
ることができるものである。
ム、澱粉などの1種、または2種以上を主成分とする接
着剤の基剤に、放射性鉱物の微粉を配合しているから、
放射性鉱物より常時放射するガンマ−線によりカビ菌を
殺菌するのみならず、ラドンガスの発生により空気中の
物質をマイナスイオン化させて異臭や悪臭を防ぎ常に空
気を清浄に保持することができるもので、ひいてはカビ
菌類の繁殖を抑制し、防菌、防カビ効果を有効に発揮す
ることができるものである。
さらに、上記イオン化作用は人体にとって極めて好適で
あり健康増進に益するところ大である。
あり健康増進に益するところ大である。
また、放射性鉱物は接着力機能を損うことなく、しかも
、市販の塩素系時カビ剤のように反応しないため、床壁
材を変色せしめるおそれは全くないものである。
、市販の塩素系時カビ剤のように反応しないため、床壁
材を変色せしめるおそれは全くないものである。
Claims (1)
- 1 合成樹脂、合成ゴム、澱粉などの1種、または2種
以上を主成分とする接着剤の基剤に、放射性鉱物の微粉
を配合したことを特徴とする床壁材用接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13190381A JPS5856596B2 (ja) | 1981-08-22 | 1981-08-22 | 床壁材用接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13190381A JPS5856596B2 (ja) | 1981-08-22 | 1981-08-22 | 床壁材用接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5834875A JPS5834875A (ja) | 1983-03-01 |
JPS5856596B2 true JPS5856596B2 (ja) | 1983-12-15 |
Family
ID=15068859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13190381A Expired JPS5856596B2 (ja) | 1981-08-22 | 1981-08-22 | 床壁材用接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5856596B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61272972A (ja) * | 1985-05-28 | 1986-12-03 | Toshiba Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JPS62195314A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-08-28 | Tomoji Tanaka | 防腐防菌性の礦物を入れたクリ−ム食品添加物 |
JPS63223087A (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-16 | Tooshin Technical:Kk | 活性物質を含有する塗料 |
JP2004107549A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Toshiyuki Waratani | 接着剤 |
-
1981
- 1981-08-22 JP JP13190381A patent/JPS5856596B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5834875A (ja) | 1983-03-01 |
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