JP2009228287A - ドアハンドル等の取付座 - Google Patents

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国義 夏田
Yoshinori Nakagawa
義則 中川
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Abstract

【課題】例えばドアに設けたドアハンドルまたはサムタ−ン等の取付座に好適で、構成が簡単で容易かつ安価に製作できるとともに、取付座からカバ−を容易に取り外すことができ、しかも種々のデザインに応じられ高品位の美観を得られる、ドアハンドル等の取付座を提供する。
【解決手段】ドア1の表面に取り付け、かつ表面にカバ−30を被覆したドアハンドル等の取付座21、22において、取付座21,22の表面を額縁状に形成し、表面の平坦面23に平板状のカバ−30を被覆する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばドアに設けたドアハンドルまたはサムタ−ン等の取付座に好適で、構成が簡単で容易かつ安価に製作できるとともに、取付座からカバ−を容易に取り外すことができ、しかも種々のデザインに応じられ高品位の美観を得られる、ドアハンドル等の取付座に関する。
ドアハンドルまたはドアノブの取付部に取付座を取り付け、ドアの取付部周辺の体裁を図るようにしている。
例えばドアハンドルの取付座として、ドアの表面にビス止めする金属製の肉厚円板状のロ−ズプレ−トと、該ロ−ズプレ−トの外側を被覆し、かつその周面に形成した係合突起を、ロ−ズプレ−トの周面に形成した係合凹部に係合して取り付ける金属製のロ−ズとからなり、前記ロ−ズの通孔にレバ−ハンドルの軸部を回動可能に挿入したものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記ドアハンドルの取付座は、鋼板をプレス成形してロ−ズを製作しているため、その成形に多くの工程を要して製作に手間が掛かり、高価になる等の問題があった。
しかも、ロ−ズの周面を直角に折り曲げているため、その成形が難しく、表面の形態やデザインが単調な平坦面に限られ、高級感に欠けるとともに、種々のデザインに対応できないという問題があった。
一方、ロ−ズプレ−トは厚肉部に係合突起の作動を形成する挿入案内用凹部や係合凹部、螺旋溝やネック部を要し、それらの加工が複雑で製作コストが高価になる等の問題があった。
そして、ロ−ズをロ−ズプレ−トから取り外す場合、ロ−ズを握持して一方向に回動し、係合突起をネック部から螺旋溝へ移動させるため、面倒で概して腕力を要する問題があった。
また、別の形態のハンドル取付座として、ドアの内外面に合成樹脂製の台座を取り付け、これらの台座は肉厚の円板状に形成され、その一側にパイプ状の外脚体または内脚体を突設し、外脚体の内部に内脚体を挿入し、更に内脚体内にピンを圧入して内脚体を外脚体に圧接後、内脚体と外脚体の表面に皿状に成形した金属製のカバ−を被着したものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、前記ドアハンドルの取付座は、台座に外脚体または内脚体を一体成形しているため、成形が難しい上に、外部の台座や外脚体または内脚体が損傷した場合、当該台座全体を取り換えなければならない、という不合理があり、またカバ−には前述と同様な問題があった。
また、カバ−を台座に単に被着しているため、使用時の空転を防止する構造上、或る程度強固に嵌合させる必要があり、その場合はカバ−の取り外しが困難になる問題があった
実公平6−40295号公報 特開平9−32372号公報
本発明はこのような問題を解決し、例えばドアに設けたドアハンドルまたはサムタ−ン等の取付座に好適で、構成が簡単で容易かつ安価に製作できるとともに、取付座からカバ−を容易に取り外すことができ、しかも種々のデザインに応じられ高品位の美観を得られる、ドアハンドル等の取付座を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ドアの表面に取り付け、かつ表面にカバ−を被覆したドアハンドル等の取付座において、前記取付座の表面を額縁状に形成し、前記表面の平坦面に平板状のカバ−を被覆し、取付座とカバ−の構成を簡単にし、これらを容易かつ安価に製作し得るようにしている。
請求項2の発明は、前記カバ−を金属板で平板状に形成し、金属製のカバ−の構成を簡単にし、従来の皿状の金属製カバ−のように多工程を要するものに比べ、これを容易かつ安価に製作し得るとともに、カバ−の種々のデザインに応じられ、取付座に高品位の美観を得られるようにしている。
請求項3の発明は、前記カバ−を、平坦面に取り付けたマグネットシ−トに吸着保持させ、その着脱を簡便に行なうようにしている。
請求項4の発明は、前記カバ−に、ドアハンドルの軸部またはサムタ−ン摘みの基部若しくは表示板またはキ−シリンダを挿入可能な通孔を形成し、該通孔またはカバ−の外周に舌片を突設し、該舌片を介して前記カバ−をマグネットシ−トから剥離可能にし、取付座周辺を損傷することなくカバ−を容易に取り外せるようにしている。
請求項1の発明は、取付座の表面を額縁状に形成し、前記表面の平坦面に平板状のカバ−を被覆したから、取付座とカバ−の構成を簡単にし、これらを容易かつ安価に製作することができる。
請求項2の発明は、前記カバ−を金属板で平板状に形成したから、金属製のカバ−の構成を簡単にし、従来の皿状の金属製カバ−のように多工程を要するものに比べ、これを容易かつ安価に製作できるとともに、カバ−の種々のデザインに応じられ、取付座に高品位の美観を得られる効果がある。
請求項3の発明は、前記カバ−を、平坦面に取り付けたマグネットシ−トに吸着保持させたから、その着脱を簡便に行なうことができる。
請求項4の発明は、前記カバ−に、ドアハンドルの軸部またはサムタ−ン摘みの基部若しくは表示板またはキ−シリンダを挿入可能な通孔を形成し、該通孔またはカバ−の外周に舌片を突設し、該舌片を介して前記カバ−をマグネットシ−トから剥離可能にしたから、取付座周辺を損傷することなくカバ−を容易に取り外すことができる。
以下、本発明を室内ドアのハンドル取付座に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図10において1は玄関および勝手口を除く室内の間仕切り用ドアで、該ドア1の一側端部に錠取付穴2が開口され、該錠取付穴2に錠前3が収容されている。
前記錠前3の一端にラッチボルト4が出没可能に設けられ、その他側端側に角穴5が設けられ、該角穴5に室外側のレバ−ハンドル6にピン7aを介して連結した角芯棒7が係合可能に挿入されている。
図中、8は錠取付穴2の開口縁部に形成した縦長矩形の切欠溝で、該溝8に錠前3と一体の取付板9と、フロント板10とが重合して収容され、これらがビス11を介してドア1の側端部に取り付けられている。
前記角穴5の両側に係合孔12が形成され、該孔12,12と前記角穴5に対応するドア1の内部に貫通孔13,14が形成され、該貫通孔13,14がドア1の内外面に開口している。
前記貫通孔13,14に前記角芯棒7と、真鍮等の金属製の連結パイプ15が挿入され、このうち連結パイプ15は貫通孔13を介して係合孔12に挿入され、その長さはドア1の厚さより若干長尺に形成されている。
前記連結パイプ15の管内全域に雌ネジ部16が形成され、該雌ネジ部16にドア1の内外からビス17をねじ込み可能にされ、後述するハンドル取付座をドア1の内外に取り付け可能にしている。
前記連結パイプ15の一端に切欠溝18が形成され、該スリット18の両側に略円弧状断面の係止爪19が対向して形成され、該係合爪19,19を後述するハンドル取付座の内面に形成した係合溝20に係合可能に配置している。
前記ハンドル取付座21,22は貫通孔13,14に臨むドア1の内外面に配置され、該ハンドル取付座21,22は合成樹脂または亜鉛若しくはアルミダイカスト合金によって略円板状に成形されている。
前記内外のハンドル取付座21,22は実質的に同一に構成され、これを外側のハンドル取付座21で説明すると、ハンドル取付座21のドア1の表面と反対側の表面は額縁状に形成され、その凹状の平坦面23の外周に凸部24が環状に形成されている。
この場合、ハンドル取付座21,22は円板状に限らず、楕円、小判形、矩形、正五〜八角形、その他の異形に形成することも可能である。
前記平坦面23の中央に、レバ−ハンドル6の軸部先端6aを挿入可能な通孔25が形成され、該通孔25より外側の平坦面23に一対の凹孔26と矩形の凹部27とが互いに直交して配置されている。
このうち、凹孔26に前記ビス17の頭部17aが収容可能にされ、該凹孔26の底部に前記ビス17の螺軸を挿入可能な通孔28が形成されている。
また、前記凹部27に両面接着テ−プ(図示略)または接着剤を介して、マグネットシ−ト29が取り付けられ、該マグネットシ−ト29の外面にカバ−である、磁性を有する金属製の化粧板30が取り付けられている。
実施形態では前記化粧板30として、板厚0.8mmの比較的肉厚のステンレス鋼板を使用し、該化粧板30をマグネットシ−ト29に重合して配置し、該化粧板30の表面を前記凸部24と同高位置または若干高位置若しくは低位置に位置付けている。
前記化粧板30の表面はヘアラインまたは鏡面仕上げされ、その中央に通孔31が形成され、その対向位置に一対の舌片32が対向して形成され、該舌片32,32が凹溝33,33上に配置されている。
前記通孔31は、通孔25の周縁に対向して突設した円弧状のガイドリブ34,34の外側に嵌合して取り付けられ、同側のガイドリブ34,34の間に前記凹溝33,33が形成され、該凹溝33,33上の同側のガイドリブ34,34の間に、舌片32,32が円周方向に移動可能に配置されている。
一方、ハンドル取付座21のドア1の表面に相対する裏面の外周に環状の補強リブ35が突設され、また通孔25の開口縁部に環状の補強リブ36が突設され、該補強リブ35,36の間に直線状の補強リブ37が突設されている。
また、前記補強リブ37と直交する補強リブ35,36の間に円板状の補強板38,38が突設され、これらの補強板38,38と補強リブ35,36,37は同高面に形成されている。
前記補強板38,38の中央に前記通孔28,28が形成され、該通孔28,28の開口縁部に一対の係合溝20が対向して形成されている。
この他、図中、39は室内側のレバ−ハンドルで、その軸部先端39aの端面に前記角芯棒7の先端部を差し込み可能な角穴40が形成され、該角穴40の外側から止めビス42がねじ込まれ、その螺軸端部が角芯棒7に形成した係止溝42に係合可能に配置され、角芯棒7を連結可能にしている。
このように構成したハンドル取付座21,22は、連結パイプ15の切欠溝18部を除いて、実質的に同一に構成されている。
すなわち、前記ハンドル取付座21,22は実施形態の場合、合成樹脂で略円板状に成形され、その一側面、つまりドア1の設置側と他側面に平坦面23が成形され、該平坦面23に一対の凹孔26と凹部27とが互いに直交方向に成形され、平坦面23の外周に凸部24が環状に成形されている。
前記平坦面23の中央に通孔25が形成され、該通孔25の開口縁にガイドリブ34,34が対向して突設され、このガイドリブ34,34の間に凹溝33,33が成形されている。
前記ハンドル取付座21,22の他側面、つまりドア1の設置側に環状の補強リブ35,36と、直線状の補強リブ37と、円板状の補強板38,38とが突設され、これらが同高面に成形されている。
このように、前記ハンドル取付座21,22の両側の各部は樹脂成形によって一体に成形されているから、これを容易かつ均質に製作できる。
一方、ハンドル取付座21,22の表面を被覆する、従来のカバ−と同一の機能を有する化粧板30は、比較的肉厚の磁性を有する平板状のステンレス鋼板で形成されているから、従来の皿状のカバ−に比べ、成形が頗る簡単で容易かつ均質に製作できる。
前記ハンドル取付座21,22は、その表面および側面を同時に被覆する従来の金属製の皿状のカバ−を有しないから、該カバ−の多工程かつ複雑な成形と、側面の取り付け用係合突起の形成が不要になり、該カバ−の単調なデザインを解消し得る。
すなわち、前記ハンドル取付座21,22は、その側周面を素面状態で表出し、その表面の平坦部23を平板状の化粧板30で被覆しているから、ハンドル取付座21,22の正面形状を種々の形状に成形し、これに応じて化粧板30を種々の形状に打ち抜き成形することで、種々のデザインに応じられる。
図10はハンドル取付座21,22と化粧板30の種々のデザインを示している。
同図(a)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を半楕円形状に形成し、その下側の偏心位置に通孔25およびガイドリブ34を形成している。
同図(b)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を縦長矩形に形成し、化粧板30の周囲を波形に形成して周囲を装飾し、同図(c)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を円形に形成し、その下側の偏心位置に通孔25およびガイドリブ34を形成している。
図10(d)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を逆半楕円形状に形成し、その中央に通孔25とガイドリブ34を形成し、また化粧板30の通孔31の周囲を鋸歯状に形成し、前記周囲を装飾している。
図10(e)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を小判形に形成し、その中央に通孔25とガイドリブ34を形成している。
図10(f)は、ハンドル取付座21,22と化粧板30の正面形状を円形に形成し、化粧板30の周囲を菊花形状に形成し、前記周囲を装飾している。
前記化粧板30は、市販のマグネットシ−ト29を介して凹部27に取り付けられ、該マグネットシ−ト29は、両面接着テ−プまたは接着剤を介して凹部27に取り付けられ、前記マグネットシ−ト29上の化粧板30の表面を、凸部24と同高より低位若しくは高位置に配置している。
前記連結パイプ18は所定径の真鍮材をドア1の厚さ程度に裁断し、その内部に貫通孔を形成し、該貫通孔の内面に雌ネジ部16を形成して製作している。
こうして製作したハンドル取付座21,22と、連結パイプ18と化粧板30を用いて、室内外側のレバ−ハンドル6,39の取り付け基部周辺の体裁を改善する場合は、予め室外側のハンドル取付座21を組み立て、室内側のハンドル取付座22を仮組みして置く
このうち、室外側のハンドル取付座21を組み立てる場合は、連結パイプ18の一端の係合爪19,19を、ハンドル取付座21の裏面の係合溝20,20に係合し、凹孔26の外側から通孔28を介してビス17を雌ネジ部16にねじ込み、これを緊締して頭部17aを凹孔26に定着し、一対の連結パイプ18を前記裏面に連結する。
この場合、係合爪19,19が係合溝20,20に係合しているから、ビス17の緊締による連結パイプ18の共回りが防止される。
この後、凹部27に両面接着テ−プ(図示略)を介して、マグネットシ−ト29を取り付け、該マグネットシ−ト29の表面に化粧板30を吸着し、平坦部23を化粧板30で被覆するとともに、通孔31をガイドリブ34に嵌合し、凹溝33,33上に舌片32,32を位置付ける。
この状況は図2のようで、ビス頭部17aとマグネットシ−ト29が化粧板30で隠蔽され、化粧板30がマグネットシ−ト29上に重合し、その表面が凸部24と同高に位置し、ガイドリブ34が化粧板30の表面から突出している。この状況は図3のようである
次に、室内側のハンドル取付座22を仮組みする場合は、前述の連結パイプ18の連結と化粧板30の取り付けは不要で、両面接着テ−プ(図示略)を介し、凹部27にマグネットシ−ト29を取り付けるだけで良い。
こうして室内外のハンドル取付座21,22を組み立て仮組みした後、錠取付穴2に錠前3を挿入し、フロント板10をビス止めして錠前3を固定する。
この後、室外側のハンドル取付座21を保持し、その連結パイプ18,18を貫通孔13,13に挿入し、これを更に係合孔12,12に差し込んで、連結パイプ18,18の先端部を貫通孔13,13の他側の開口部に位置付ける。
次に、前記仮組み状態の室内側のハンドル取付座22を保持し、その通孔28,28を貫通孔13,13の他側の開口部に位置付け、凹孔26の外側から通孔28を介してビス17を雌ネジ部16にねじ込み、これを緊締して、頭部17aを凹孔26に定着する。
この後、両面接着テ−プ(図示略)を介して、前記凹部27にマグネットシ−ト29を取り付け、該マグネットシ−ト29の表面に化粧板30を吸着保持し、平坦部23を化粧板30で被覆するとともに、通孔31をガイドリブ34に嵌合し、凹溝33,33上に舌片32,32を位置付ける。
こうしてドア1の内外にハンドル取付座21,22を固定後、室外側のレバ−ハンドル6を保持し、その角芯棒7をハンドル取付座21の通孔25に挿入し、これを錠前3の角穴5に差し込んでドア1の内側に突出する。
そして、角芯棒7の先端部に室内側のレバ−ハンドル39の軸部39aの角穴40を嵌合し、軸部39aの外側から止めビス41をねじ込み、その螺軸端部を角芯棒7の係止溝42に係合し、レバ−ハンドル39を角芯棒7に連結すれば、レバ−ハンドル6,39の取り付けが終了する。
この状況は図9のようで、ハンドル取付座21,22の表面に化粧板30,30が表出し、その外周を凸部24,24が環状に位置し、レバ−ハンドル6,39の取り付け基部が化粧板30,30の金属光沢で装飾され、その外周を凸部24,24が環状に区画して意匠的な美観と高品位感を奏する。
また、前記化粧板30,30の表面は、凸部24,24と同高または若干突出若しくは低位に位置し、前記表面がレバ−ハンドル6,39の軸部6a,39aの段部と離間し、かつガイドリブ34の近接位置に位置していて、レバ−ハンドル6,39の回動による擦過を回避する。
しかも、前記化粧板30,30はマグネットシ−ト29によって吸着保持され、その表面が、レバ−ハンドル6,39の軸部6a,39aの段部と係合可能に配置されているから、化粧板30,30の剥離を防止し得る。
こうして取り付けたハンドル取付座21,22を修理等で取り外す場合は、止めビス41を緩めて内外のレバ−ハンドル6,39を取り外し、ハンドル取付座21,22を表出させる。
このようにすると、ハンドル取付座21,22に通孔25が開口し、化粧板30の舌片32が凹溝33上に張り出して対向して位置し、これがガイドリブ34,34の端部間に移動可能に配置されている。
そこで、通孔25に手指を挿入し、またはマイナスドライバ−等の器具を用いて、舌片32の先端部を手前に掻き出せば、化粧板30がマグネットシ−ト29の磁力に抗して容易に剥離され、周辺を損傷することなく安全に取り外せる。
この後、内側のビス17を緩め、内外のハンドル取付座21,22の連結を解除し、ハンドル取付座21を外側へ引き、連結パイプ15,15を係合孔12,12から引き抜けば、ハンドル取付座21,22を取り外せる。
このように基本的には工具を要することなく、手指によって周囲を損傷することなく、ハンドル取付座21,22を容易に取り外せる。
図11は本発明の他の実施形態を示し、前述の実施形態の構成と対応する部分には同一の符号を用いている。
この実施形態は、前述のレバ−ハンドル6,39の取り付け基部に対する適用に加え、間仕切り錠や表示錠、サムタ−ン摘みの各取付座に適用している。
すなわち、錠前3は表示錠および間仕切り錠に両用可能にされ、その内部にラッチボルト4の後端部に係脱可能な制御カム(図示略)が回動可能に設けられ、該制御カムに形成した方円形の係合孔43が、錠前3の後端部に貫通して形成されている。
前記係合孔43の上部側の矩形孔部に、合成樹脂製の表示用取付座44に取り付けた角軸45が係入して貫通し、後方へ突出している。前記角軸45の基部は、止め輪(図示略)を介して表示用取付座44の裏面に回動可能に取り付けられ、その一端部に表示窓46を開口した表示板47を一体に形成若しくは連結し、該表示板47を表示用取付座44に設けた凹孔48に回動可能に収容している。
図中、47aは表示板47に形成した凹溝で、例えば硬貨等の非常回動部材を係合可能にされ、室外側から硬貨を駆使して制御カムを回動し、ラッチボルト4を後退させて開扉可能にしている。
前記凹孔48の底部に、使用不使用を表示する二色の表示部(図示略)が設けられ、該凹孔48の近接位置にマグネットシ−ト29を取り付け可能な凹部27と、ビス17の頭部17aを収容可能な凹孔26が形成され、該凹孔26の同軸位置に六角パイプ状の連結パイプ49が一端が配置され、その内部に形成した雌ネジ部に前記ビス17の螺軸がねじ込まれて、連結パイプ49を連結している。
図中、50は凸部24に形成した切欠溝で、該切欠溝50に化粧板30に突設した舌片51が収容され、化粧板30を位置決めするとともに、手指または工具を舌片51の端部に接触させて化粧板30を取り外し可能にしている。
図中、52はドア1に形成した貫通孔で、該孔52に前記角軸45と連結パイプ49が挿入され、それらの先端部に合成樹脂製のサムタ−ン取付座53が取り付けられている。
前記サムタ−ン取付座53の凸部24で区画された平坦面23に、サムタ−ン摘み54が回動可能に取り付けられ、その軸部がサムタ−ン取付座53の裏面に止め輪55を介して回動可能に取り付けられ、その先端の角穴56に前記角軸45が係合可能に挿入されている。
前記平坦面23にマグネットシ−ト29を取り付け可能な凹部(図示略)と、ビス17の頭部17aを収容可能な凹孔(図示略)とが形成され、該凹孔の裏側に連結パイプ49の他端部を係合可能な角溝57が形成され、該連結パイプ49の雌ネジ部に室内側からビス17をねじ込み、連結パイプ49を連結している。
このようにドア1の内外に表示用取付座44とサムタ−ン取付座53が取り付けられ、
それらの平坦面23にステンレス鋼板製の化粧版30がマグネットシ−ト29を介して取り付けられ、表示板47またはサムタ−ン摘み54の周辺を金属光沢で装飾し、その外周を凸部24,24で環状に区画して、意匠的な美観と高品位感を備えている。
このような使用形態では、例えばトイレ等の室内の使用時に閉扉し、ラッチボルト4を突出後にサムタ−ン摘み54を回動操作すると、制御カム(図示略)が同動してラッチボルト4の後端部に移動し、ラッチボルト4の後退を阻止して閉扉状態をロックする。
前記サムタ−ン摘み54の回動操作に伴って、角軸45と表示板47が同動し、表示板47の表示窓46が表示部の使用表示域に移動し、使用中に相当する表示色を表示する。
このような室内の使用時において、室内の使用者に非常事態が発生し、サムタ−ン摘み54を回動操作できない場合は、室外側から非常回動部材を凹溝47aに係合して回動し、角軸45を介し制御カムを同動させて、該カムをラッチボルト4の後端部から避退させ、ラッチボルト4を後退可能にして開扉し、室内の使用者を救出可能にしている。
また、修理等で表示用取付座44やサムタ−ン取付座53を取り外す場合は、サムタ−ン取付座53側の化粧板30の舌片51の先端に、手指またはマイナスドライバ−等の器具を掛け、これを掻き出し若しくはこじって、化粧板30をマグネットシ−ト29から剥離し、表出したビス17を緩めてサムタ−ン取付座53を取り外し、更に表示用取付座44を角軸45および連結パイプ49と一緒に貫通孔52から引き抜けば良く、各取付座44,53の周囲を損傷することなく容易かつ速やかに取り外せる。
一方、本発明を前記表示用取付座44の代わりに、間仕切り用取付座58に適用することも可能である。
この場合の構成は表示用取付座44と基本的に同一で、対応する構成部分に同一の符号を用いている。
すなわち、角軸45の基端部に円錐台形のキ−シリンダ59を突設し、これを凹孔48に回動可能に収容するとともに、前記キ−シリンダ59に鍵孔60を形成し、該鍵孔60にキ−61を差し込んで、キ−シリンダ59を回動可能にしている。
この場合も、間仕切り用取付座58の平坦面23に、ステンレス鋼板製の化粧版30がマグネットシ−ト29を介して取り付けられ、キ−シリンダ59またはサムタ−ン摘み54の周辺を金属光沢で装飾し、その外周を凸部24,24で環状に区画して、意匠的な美観と高品位感を奏している。
このような使用形態では、例えば子供部屋等の室内の使用時に閉扉し、ラッチボルト4を突出後にサムタ−ン摘み54を回動操作すると、制御カム(図示略)が同動してラッチボルト4の後端部に移動し、ラッチボルト4の後退を阻止して閉扉状態をロックする。
そして、室内の使用時に使用者に非常事態が発生し、サムタ−ン摘み54を回動操作できない場合は、室外側からキ−シリンダ59の鍵孔60にキ−61を差し込み、キ−シリンダ59を回動操作して、これに制御カム(図示略)とサムタ−ン摘み54を同動させ、ラッチボルト4の後退を促しサムタ−ン摘み54を回動して、ラッチボルト4を後退し開扉可能にして、室内の使用者を救出可能にしている。
一方、修理等で間仕切り用取付座58やサムタ−ン取付座53を取り外す場合は、サムタ−ン取付座53側の化粧板30の舌片51の先端に、手指またはマイナスドライバ−等の器具を掛け、これを掻き出し若しくはこじって、化粧板30をマグネットシ−ト29から剥離し、表出したビス17を緩めてサムタ−ン取付座53を取り外し、更に間仕切り用取付座58を角軸45および連結パイプ49と一緒に貫通孔52から引き抜けば良く、各取付座58,53の周囲を損傷することなく容易かつ速やかに取り外せる。
このように本発明のドアハンドル等の取付座は、構成が簡単で容易かつ安価に製作できるとともに、取付座からカバ−を容易に取り外すことができ、しかも種々のデザインに応じられ高品位の美観を得られるから、例えばドアに設けたドアハンドルまたはサムタ−ン等の取付座に好適である。
本発明をドア用レバ−ハンドルに適用した取付座の組み立て状況を分解して示す斜視図である。 本発明に適用したハンドル取付座の表面側を拡大して示す正面図である。 図2のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。
本発明に適用したハンドル取付座から化粧板を取り外した状況を示す正面図である。 本発明に適用したハンドル取付座の裏面側を拡大して示す正面図である。 本発明に適用した化粧板を拡大して示す正面図である。 本発明に適用した連結パイプを拡大して示す斜視図である。
本発明に適用したハンドル取付座を、内外のドア用レバ−ハンドルの基部に取り付けた状況を示す断面図である。 (a)〜(f)は本発明に適用したハンドル取付座の他の形態を示す正面図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図で、本発明を適用した表示用取付座と、間仕切り用取付座と、サムタ−ン取付座の取り付け状況を分解して示す斜視図である。
符号の説明
1 ドア
6 ドアハンドル(レバ−ハンドル)
6a 軸部
21 取付座(ハンドル取付座)
22 取付座(ハンドル取付座)
23 平坦面
29 マグネットシ−ト
30 カバ−(化粧板)
31 通孔
32 舌片
39 ドアハンドル(レバ−ハンドル)
39a 軸部
44 取付座(表示用取付座)
47 表示板
51 舌片
53 取付座(サムタ−ン取付座)
54 サムタ−ン摘み
58 取付座(間仕切り用取付座)
59 キ−シリンダ

Claims (4)

  1. ドアの表面に取り付け、かつ表面にカバ−を被覆したドアハンドル等の取付座において、前記取付座の表面を額縁状に形成し、前記表面の平坦面に平板状のカバ−を被覆したことを特徴とするドアハンドル等の取付座。
  2. 前記カバ−を金属板で平板状に形成した請求項1記載のドアハンドル等の取付座。
  3. 前記カバ−を、平坦面に取り付けたマグネットシ−トに吸着保持させた請求項2記載のドアハンドル等の取付座。
  4. 前記カバ−に、ドアハンドルの軸部またはサムタ−ン摘みの基部若しくは表示板またはキ−シリンダを挿入可能な通孔を形成し、該通孔またはカバ−の外周に舌片を突設し、該舌片を介して前記カバ−をマグネットシ−トから剥離可能にした請求項2または請求項3記載のドアハンドル等の取付座。
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