JP2009228155A - ナイロン糸条を用いてなる織物、編物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ナイロン糸条を用いてなる織物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも1.5%以下である織物。並びに、ナイロン糸条を用いてなる編物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも3.5%以下である編物。
【選択図】なし
Description
(1)ナイロン糸条を用いてなる織物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも1.5%以下であることを特徴とする織物。
(2)織物にJIS L0842第3露光法に準じブラックパネル温度を63±3℃、目的とするブルースケールを5級として露光したとき、前記ナイロン糸条の、露光前に対する露光後の強度保持率が80%以上であることを特徴とする上記(1)記載の織物。
(3)前記ナイロン糸条が、ナイロン11繊維及び/又はナイロン12繊維を含む糸条であることを特徴とする上記(1)又は(2)記載の織物。
(4)ナイロン糸条を用いてなる編物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも3.5%以下であることを特徴とする編物。
(5)編物にJIS L0842第3露光法に準じブラックパネル温度を63±3℃、目的とするブルースケールを5級として露光したとき、前記ナイロン糸条の、露光前に対する露光後の強度保持率が80%以上であることを特徴とする上記(4)記載の編物。
(6)前記ナイロン糸条が、ナイロン11繊維及び/又はナイロン12繊維を含む糸条であることを特徴とする上記(4)又は(5)記載の編物。
相対粘度2.2のナイロン11チップを、紡糸速度2750m/分、紡糸温度255℃で溶融紡糸した後、延伸し、78dtex24fのナイロン11糸条を得た。得られた糸条の水分率は0.4%であった。次いで、このナイロン11糸条を経緯糸として用いて経糸密度119本/2.54cm、緯糸密度87本/2.54cmなる平織物を得、精練、染色(酸性染料:クラリアントジャパン社製「Nylosan Blue NFL180%(商品名)」、染料濃度:1%omf、染色条件:100℃×30分)後、ソーピング(ソーピング剤:日華化学社製、「サンモールFL(商品名)」、濃度:1g/L、処理条件:80℃×20分)並びにフィックス処理(フィックス剤:日華化学社製、「サンライフE−37(商品名)」、濃度:1%omf、処理条件:80℃×20分)を順次行い、本発明の織物を得た。
相対粘度2.0のナイロン12チップを、紡糸速度2750m/分、紡糸温度250℃で溶融紡糸した後、延伸し、78dtex24fのナイロン12糸条を得た。得られた糸条の水分率は0.4%であった。そして、以降はナイロン11糸条に代えてこのナイロン12糸条を用いる以外は実施例1と同様に行い、本発明の織物を得た。
実施例1で用いたナイロン11糸条を、糸速110m/分、延伸倍率1.06倍、仮撚数Z3489T/M、温度140℃にて仮撚し、仮撚加工糸となした。次いで、この仮撚加工糸を用いて、33インチ、28ゲージの丸編機によりモックロディア組織で編立てし、以降は実施例1と同様に行い、本発明の編物を得た。
相対粘度2.5のナイロン6チップを、紡糸速度2750m/分、紡糸温度260℃で溶融紡糸した後、延伸し、78dtex24fのナイロン6糸条を得た。得られた糸条の水分率は4.5%であった。そして、以降はナイロン11糸条に代えてこのナイロン6糸条を用いる以外は実施例1と同様に行い、ナイロン織物を得た。
比較例1で用いたナイロン6糸条を、糸速110m/分、延伸倍率1.06倍、仮撚数Z3489T/M、温度170℃にて仮撚し、仮撚加工糸となした。そして、以降はナイロン11糸条から得た仮撚加工糸に代えてこの仮撚加工糸を用いる以外は実施例3と同様に行い、ナイロン編物を得た。
相対粘度2.5のポリエチレンテレフタレート(PET)チップを、紡糸速度3250m/分、紡糸温度285℃で溶融紡糸した後、延伸し、84dtex36fのポリエステル糸条を得た。得られた糸条の水分率は0.4%であった。次いで、このポリエステル糸条を経緯糸として用いて経糸密度119本/2.54cm、緯糸密度87本/2.54cmなる平織物を得、精練、染色(分散染料:ダイスタージャパン社製「Dianix Blue UN−SE(商品名)」、染料濃度:1.8%omf、染色条件:130℃×30分)後、還元洗浄(還元洗浄剤:ソーダ灰、濃度:5g/L、ハイドロサルファイト、濃度:1g/L、日華化学社製「サンモールFL(商品名)」濃度:1g/L、処理条件:80℃×20分)を行い、ポリエステル編物を得た。
まず、織編物から糸条を抜き取り、引張り試験機にて強度を測定し、これをCSBとする。次に、同織編物に対して、カーボンフェードメーター(スガ試験機社製)を用いて、JIS L0842 7.2 c)第3露光法に基付き、ブラックパネル温度を63±3℃として5級のブルースケールが標準退色するまで、又は6級のブルースケールが標準退色するまで紫外線を照射する。その後、この織編物から同じく糸条を抜き取り、引張り試験機にて強度を測定し、これをCSAとする。そして、CSB、CSAを下記式に代入して糸条の強度保持率(%)を算出する。なお、織編物の耐光性は、前記糸条の強度保持率が高いほど良好となる。
官能検査に基づき、○(優)から×(劣)の3段階で評価した。
Claims (6)
- ナイロン糸条を用いてなる織物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも1.5%以下であることを特徴とする織物。
- 織物にJIS L0842第3露光法に準じブラックパネル温度を63±3℃、目的とするブルースケールを5級として露光したとき、前記ナイロン糸条の、露光前に対する露光後の強度保持率が80%以上であることを特徴とする請求項1記載の織物。
- 前記ナイロン糸条が、ナイロン11繊維及び/又はナイロン12繊維を含む糸条であることを特徴とする請求項1又は2記載の織物。
- ナイロン糸条を用いてなる編物であって、標準状態(20±2℃、65±2%RH)下で測定した湿潤時の寸法変化率が、経緯方向でいずれも3.5%以下であることを特徴とする編物。
- 編物にJIS L0842第3露光法に準じブラックパネル温度を63±3℃、目的とするブルースケールを5級として露光したとき、前記ナイロン糸条の、露光前に対する露光後の強度保持率が80%以上であることを特徴とする請求項4記載の編物。
- 前記ナイロン糸条が、ナイロン11繊維及び/又はナイロン12繊維を含む糸条であることを特徴とする請求項4又は5記載の編物。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62243888A (ja) * | 1986-04-16 | 1987-10-24 | 三洋化成工業株式会社 | ポリアミド系繊維用染色助剤 |
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2008
- 2008-03-21 JP JP2008073607A patent/JP2009228155A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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