JP2009228011A - シートプラズマ成膜装置、及びシートプラズマ調整方法 - Google Patents

シートプラズマ成膜装置、及びシートプラズマ調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
永久磁石による反発磁界の幅を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整できるシートプラズマ成膜装置を提供する。
【解決手段】
本発明に係るシートプラズマ成膜装置1は、円柱状のプラズマPを出射するプラズマガン2と、円柱状のプラズマPを挟んでN極の磁極面が対向するように配置された一対の永久磁石7A、7Bで構成され、円柱状のプラズマPをシート状に変形させる永久磁石対7と、少なくとも一方の永久磁石7A、7BのプラズマPに対向する面に配置され、かつ、一対の永久磁石7A、7Bの対向方向(Y方向)からみて円柱状のプラズマPの中心軸Tに対し非対称に配置された磁性部材8と、シート状のプラズマPを利用して成膜が行われる成膜室9と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート状のプラズマを利用して成膜を行うシートプラズマ成膜装置に関し、また、シート状のプラズマの傾きを調整するシートプラズマ調整方法に関する。
プラズマをプラズマガンによって生成すると、その形状は通常円柱状となる。そして、この円柱状のプラズマを、同じ磁極を向い合わせた永久磁石対で挟むと、永久磁石対の間で生じる反発磁界により、プラズマがシート状に変形することが知られている。シートプラズマ成膜装置は、このシート状に形成されたプラズマ(以下、「シートプラズマ」という)を利用して、成膜を行う装置である。なお、このシートプラズマ成膜装置で行う成膜法は、真空成膜法の一種である。
シートプラズマ成膜装置では、プラズマをシートプラズマ形成室でシート状に形成し、このシートプラズマを成膜室に輸送する。成膜室にはターゲットと基板が対向するように配置されており、シートプラズマはこれらの間を進行する。このとき、シートプラズマ内の荷電粒子が、ターゲットに印加されたバイアス電圧によって引き付けられてターゲットをスパッタし(叩き出し)、叩き出されたスパッタ粒子は、シートプラズマを通過する際にイオン化されて基板にかけられたバイアス電圧によって引き付けられて基板に堆積する。これによって基板の表面に膜が形成されるのである。
この原理からわかるように、プラズマをシート状に形成する理由の1つは、プラズマの厚みを一定にして、ターゲットを偏りなくスパッタし、基板を均一に成膜することにある。ただし、基板を均一に成膜するには、単にプラズマを均一の厚さにするだけでは足りず、シートプラズマとターゲットを平行にする必要がある。ところが、プラズマは永久磁石対によってシート状に形成される際に、フレミングの法則によってプラズマ中の電子がローレンツ力を受け、プラズマガン側(カソード側)から見たとき、プラズマの輸送軸を中心として反時計回りに傾いてしまう。そのため、基板を均一に成膜するには、このプラズマの傾きに対して何らかの策を講じる必要がある。
これに対し、特許文献1では、永久磁石対を構成する2つの磁石を、輸送方向に直角な方向において互いに平行のまま逆方向にずらして配置したプラズマ処理装置(本願発明のシートプラズマ成膜装置に相当)が提案されている。かかる構成によれば、永久磁石対の間に生じる反発磁界を変形することができ、ひいてはシートプラズマの傾きを補正することができる。
特許第3095614号公報
ところが、特許文献1に係るプラズマ処理装置では、対向する永久磁石を逆方向にずらす必要があることから、有効な反発磁界の幅が狭くなってしまい(オーバーラップの幅が狭くなってしまい)、条件によってはプラズマをシート状に形成できなくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、永久磁石による反発磁界の幅を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整できるシートプラズマ成膜装置、及び、シートプラズマ調整方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係るシートプラズマ成膜装置は、円柱状のプラズマを出射するプラズマガンと、前記円柱状のプラズマを挟んでN極の磁極面が対向するように配置された一対の永久磁石で構成され、前記円柱状のプラズマをシート状に変形させる永久磁石対と、少なくとも一方の前記永久磁石の前記プラズマに対向する面に配置され、かつ、前記一対の永久磁石の対向方向からみて前記円柱状のプラズマの中心軸に対し非対称に配置された磁性部材と、前記シート状のプラズマを利用して成膜が行われる成膜室と、を備える。かかる構成によれば、永久磁石対の間に生じる反発磁界を変形させることができることから、永久磁石による反発磁界の幅を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整することができる。
また、上記のシートプラズマ成膜装置において、前記各々のN極の磁極面が、平面状でかつ互いに平行に形成されるようにしてもよい。かかる構成であれば、シートプラズマの傾きをある程度予測して調整することができる。
また、上記のシートプラズマ成膜装置において、前記磁性部材は、前記永久磁石の表面のうち、前記プラズマガン側から見たとき、前記円柱状のプラズマの中心軸を中心として時計回り方向側に偏って配置されているようにしてもよい。かかる構成によれば、シートプラズマに生じる反時計回り方向の傾きを補正することができる。
また、上記のシートプラズマ成膜装置において、前記磁性部材は、前記永久磁石の表面のうち、前記プラズマガン側から見たとき、前記円柱状のプラズマの中心軸を中心として時計回り方向側の端部に配置されているようにしてもよい。かかる構成によれば、より効果的にシートプラズマの傾きを調整することができる。
また、上記のシートプラズマ成膜装置において、前記磁性部材は、直方体の形状を有するようにしてもよい。かかる構成によれば、磁性部材を容易に加工することができる。
また、上記のシートプラズマ成膜装置において、前記磁性部材は、直方体の一辺を面取りした面取形状を有するとともに、前記面取りされた部分が前記永久磁石の中央側、かつ、プラズマ側となるような位置に配置されるようにしてもよい。かかる構成によれば、反発磁界を効率良く形成することができる。
さらに、上記課題を解決するため、本発明に係るシートプラズマ調整方法は、円柱状のプラズマを出射するプラズマガンと、前記円柱状のプラズマを挟んでN極の磁極面が対向するように配置された一対の永久磁石で構成され、前記円柱状のプラズマをシート状に変形させる永久磁石対と、前記シート状のプラズマを利用して成膜が行われる成膜室と、を備えたシートプラズマ成膜装置において、少なくとも一方の前記永久磁石の前記プラズマに対向する面に、前記一対の永久磁石の対向方向からみて前記円柱状のプラズマの中心軸に対し非対称に磁性部材を配置することで、前記シート状のプラズマの傾きを調整する。かかる構成によれば、永久磁石対の間に生じる反発磁界を変形させることができることから、永久磁石による反発磁界の幅を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整することができる。
また、上記のシートプラズマ調整方法において、前記各々のN極の磁極面が、平面状でかつ互いに平行に形成されているようにしてもよい。かかる構成によれば、シートプラズマの傾きをある程度予測して調整することができる。
また、上記のシートプラズマ調整方法において、前記磁性部材の配置、前記磁性部材の大きさ、前記磁性部材の形状、及び、前記磁性部材の個数のうち少なくとも1つ変更することで、前記シート状のプラズマの傾きを調整するようにしてもよい。かかる構成によれば、シートプラズマの傾きをより正確に調整することができる。
本発明によれば、永久磁石による反発磁界を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整できるシートプラズマ成膜装置、及び、シートプラズマ調整方法を提供することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図を参照して説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、その重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1について説明する。図1は、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の概略図である。以下では、プラズマPの輸送方向である図1紙面における左右方向をZ方向とし、このZ方向に直交する図1紙面における上下方向をY方向とし、Z方向に直交する図1紙面における貫通方向をX方向として説明を行う。
シートプラズマ成膜装置1は、図1に示すように、プラズマガン2と、シートプラズマ形成室3と、第1〜3電磁コイル4〜6と、永久磁石対7と、磁性部材8と、成膜室9と、終端部10とを備えている。プラズマガン2(カソード11)から出射されたプラズマPは、シートプラズマ形成室3及び成膜室9を通過して、終端部10(アノード12)で収束する。また、プラズマガン2、シートプラズマ形成室3、及び成膜室9は、互いに気密を保った状態で連通している。なお、プラズマガン2、成膜室9、アノード12、ターゲット13、及び、基板14は、それぞれセラミック、樹脂等を介して電気的に絶縁されている。
プラズマガン2は、プラズマPを生成する構成部品である。プラズマガン2はカソード(陰極)11を有しており、カソード11はプラズマガン2の端部に設けられたフランジ(カソードマウント)15によって支えられている。また、フランジ15には、本実施形態の放電ガスであるアルゴン(Ar)ガスをプラズマガン2の内部に導くガス導入構造(図示せず)が形成されている。プラズマガン2の内部には放電空間(図示せず)が形成されており、この放電空間内でカソード11は熱電子を放出する。カソード11から放出された熱電子はプラズマ放電を誘発し、誘発されたプラズマ放電によってアルゴンガスが電離される。これにより、放電空間には、荷電粒子(Arと電子)の集合体であるプラズマPが生成される。なお、プラズマ放電を維持するため、直流電圧V1と抵抗Rv、R1、R2の組合せにより所定のプラス電圧が印加された一対のグリッド電極(中間電極)G1、G2が放電空間の適所に配置されている。
シートプラズマ形成室3は、プラズマガン2のプラズマ輸送方向側(終端部10側)に配設されている。プラズマPは、プラズマガン2から放出された段階では円柱状であるが、シートプラズマ成形室3の内部でシート状に形成される。シートプラズマ形成室3は、非磁性の材料(例えばステンレスやガラス)で形成された円筒状の外壁を有しており、内部にはプラズマPが通過する輸送空間16が形成されている。
第1電磁コイル4は、環状の空心コイルであって、シートプラズマ形成室3を囲むように配設されている。第1電磁コイル4に電流を通電すると、シートプラズマ形成室3にはプラズマガン2(カソード11)側から終端部10(アノード12)側に向かう磁界が形成される構成となっている。プラズマPを構成する荷電粒子は、磁力線に沿って(厳密には磁力線に巻き付きながら)進行するという特性を有しているため、第1電磁コイル4に電流を通電すると、プラズマPはプラズマガン2(カソード11)から終端部10(アノード12)に向かう方向に輸送される。すなわち、第1電磁コイル4は、プラズマPを終端部10(アノード12)側へ輸送する推進源としての機能を有している。
同様に、第2電磁コイル5は成膜室9を囲むようにして成膜室9とシートプラズマ形成室3との境界付近に配置され、第3電磁コイル6は成膜室9を囲むようにして成膜室9と終端部10との境界付近に配置されている。第2電磁コイル5及び第3電磁コイル6は、第1電磁コイル4と同様、いずれも環状の空心コイルであって、電流を通電したときにプラズマガン2(カソード11)側から終端部10(アノード12)側に向かう磁界が形成される。つまり、第2電磁コイル5及び第3電磁コイル6は、成膜室9内のプラズマPを終端部10(アノード12)側へ輸送する推進源としての機能を有している。
永久磁石対7は、X方向に伸延する2つの(一対の)棒磁石(永久磁石)7A、7Bによって構成されている。永久磁石対7は、シートプラズマ形成室3の外側であって、第1電磁コイル4よりもプラズマPの輸送方向側(終端部10側)に配設されている。永久磁石対7を構成する2つの棒磁石7A、7Bは、Y方向においてN極の磁極面同士が対向し、かつ、シートプラズマ成膜室3を挟むように配置されている。また、この2つの棒磁石7A、7Bの互いに対向する面は、平面状で、かつ、互いに平行となっている。この2つの棒磁石7A、7Bによって、シートプラズマ成膜室3の輸送空間16に反発磁界が発生し、円柱状のプラズマPがこの反発磁界を通過することでシート状に形成される。なお、棒磁石7A、7Bの材料には、ネオジウム、フェライト、サマリウム、及びコバルト等が用いられる。
磁性部材8は、永久磁石対7を構成する2つの棒磁石7A、7Bの表面に配置されている。本実施形態に係る磁性部材8は、直方体の形状を有しており、特に立方体の形状を有している。また、磁性部材8の材料には、鉄、ニッケル、フェライト系ステンレス、マルテンサイト系ステンレス等の磁性体又は強磁性体を用いるのが望ましい。これらの材料は、汎用磁性金属であるため、シートプラズマ成膜装置1の製造コストを抑えることができる。図2は、図1のII−II断面を示した概略断面図である。つまり、図2は、プラズマガン11側から見たときの磁性部材8及び永久磁石対7を含む面の断面図である。図2に示すように、本実施形態に係る磁性部材8は、2つの棒磁石7A、7Bのそれぞれに配置され、かつ、棒磁石7A、7Bの表面のうちプラズマP(輸送空間16)に対向する面に配設されている。さらに、棒磁石7A、7Bの表面における磁性部材8は、2つの棒磁石7A、7Bの対向方向(Y方向)からみて、プラズマPの輸送軸Tに対して非対称に配置されている。より具体的には、磁性部材8は、棒磁石7A、7Bの表面のうち、プラズマPの輸送軸Tを中心として、時計回り方向側の端部に配置されている。なお、プラズマPの輸送軸Tとは、カソード11の中心と後述のアノード12の中心をつなぐ軸、つまり円柱状のプラズマの中心軸をいう。
図1に戻って、成膜室9は、シートプラズマ形成室3のプラズマ輸送方向側(終端部10側)に配設されている。成膜室9の外壁部分は、非磁性の材料(例えばステンレス)で形成されている。成膜室9のうちシートプラズマ形成室3との境界部分、及び、終端部10との境界部分には、プラズマPの輸送軸Tに垂直な面(XY断面)の断面積が小さいボトルネック部17、18が形成されている。さらに、2つのボトルネック部17、18の間には、成膜空間19が形成されている。成膜空間19には、真空ポンプ25(例えばターボポンプ)に接続する排気口20と、この排気口20の開閉を行うバルブ21が設けられている。排気口20に接続する上記の真空ポンプ25は、成膜空間19をスパッタリングプロセス可能なレベルの真空度にまで速やかに減圧できると共に、プラズマ形成室3の輸送空間16を円柱状のプラズマPが輸送可能なレベルの真空度まで速やかに減圧することができる程度の性能を有している。
また、成膜室9には、ターゲット13を保持するためのターゲットホルダ22と、基板14を保持するための基板ホルダ23とが、Y方向に離間し、かつ、対向するように設けられている。本実施形態ではターゲットとして銅板がターゲットホルダ22に保持され、基板として半導体ウエハが基板ホルダ23に保持される。また、ターゲット13には、ターゲットホルダ22を介して直流電源V3により数百ボルトの範囲内で変更可能な可変バイアス電圧(マイナス電圧)を印加することができる。同様に、基板14には、基板ホルダ23を介して直流電源V2により数百ボルトの範囲内で変更可能な直流の可変バイアス電圧を印加することができる。なお、ターゲットホルダ22及び基板ホルダ23は、それぞれ図示しないアクチュエータによってY方向に移動可能であり、プラズマPまでの距離をそれぞれ変化させることができる。
成膜室9は上記の構成を有していることから、ターゲット13と基板14にバイアス電圧をかけた状態で、成膜室9にシートプラズマPが輸送されると、シートプラズマPの中のArはバイアス電圧がかかったターゲット13に引き付けられる。その結果、Arとターゲット13との間の衝突エネルギによりターゲット13のスパッタ粒子(本実施形態ではCu粒子)が叩き出される。そして、シートプラズマを通過する際に、電子を剥ぎ取られて電離されたスパッタ粒子(本実施形態ではCuイオン)が、基板14の表面に堆積する。これによって、基板14に銅が成膜されるのである。
終端部10は、成膜室9のプラズマ輸送方向側に配設されている。終端部10は、アノード(陽極)12と永久磁石24とから主に構成されている。アノード12は、カソード11との間でプラス電圧(例えば100V)を印加され、プラズマPを構成する荷電粒子(特に電子)を回収する機能を有している。また、永久磁石(収束用磁石)24は、アノード12側がS極となるように、かつ、大気側がN極となるように配置されている。永久磁石24は、N極から出てS極に入る磁力線からなる磁界を形成するため、アノード12に向かうシートプラズマPは幅方向に収束される。これにより、シートプラズマPの荷電粒子をアノード12に適切に回収することができる。以上が本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の構成である。
次に、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の作用効果について、従来のシートプラズマ成膜装置50と対比して説明する。図3は、従来のシートプラズマ成膜装置50について、永久磁石対7の周辺における磁場のシミュレーション結果を示した図である。図3は、永久磁石対7を含むXY断面を表わしており、紙面奥側がアノード12(終端部10)側である。つまり、図3はカソード11(プラズマガン2)側から見た図である。なお、以下では、図3の紙面における上下左右を単に上下左右として説明する(後述の図4〜7についても同様とする)。図中の左右に伸延する同じ長さの2つの長方形は、棒磁石7A、7Bの位置及び形状を示している。また、図中の矢印は、長さが磁束密度の大きを示しており、方向が磁力線の方向を示している。さらに、符号Aを付した灰色の濃い部分は、下向き成分の磁力が大きい領域を示しており、符号Bを付したやや灰色が薄い部分は、上向き成分の磁力が大きい領域を示している。また、棒磁石の間に位置し、左右方向(X方向)に伸延する太線状の部分は、シートプラズマPの位置及び形状を示している。
ここで、図3において、2つの棒磁石7A、7Bに挟まれた部分における磁力線の方向(矢印の方向)に注目する。上方の棒磁石7AのN極面(下方面)から出た磁力線は、下方の棒磁石7Bに向かって伸びている。一方、下方の棒磁石7BのN極面(上方面)から出た磁力線は、上方の棒磁石7Aに向かって伸びている。そして、両方の棒磁石7A、7Bから伸びた磁力線は、両棒磁石7A、7Bの中央で衝突して反発し、左右方向(X方向)に伸びていることがわかる。上述したように、プラズマPを構成する荷電粒子は、磁力線に沿って(厳密には磁力線に巻き付きながら)進行することから、円柱状のプラズマPが2つの棒磁石7A、7Bの間を通過すると、荷電粒子が左右方向(X方向)に広がっていく。これにより、X方向に伸延するシート状のプラズマPが形成されるのである。
さらに、図3において、2つの棒磁石7A、7Bに挟まれた部分における上下方向に磁力が大きい領域(符号A、Bが付された領域;以下、「大磁力領域」と呼ぶ。)の形状に注目する。上方の棒磁石7AのN極面(下方面)から広がる大磁力領域は、右側に比べ左側の方がわずかにプラズマP側にせり出していることがわかる。一方、下方の棒磁石7BのN極面(上方面)から広がる大磁力領域は、左側に比べ右側の方がわずかにプラズマP側にせり出していることがわかる。そして、これらの大磁力領域の間をシートプラズマPが伸延している。そのため、シートプラズマPは、棒磁石7A、7BのN極面に対して平行ではなく、プラズマPの輸送軸Tを中心として反時計回りに傾いた形状となっている。以上が、従来のシートプラズマ成膜装置50についてのシミュレーション結果である。
これに対して図4は、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1について、永久磁石対7の周辺における磁場のシミュレーション結果を示した図である。図4に示すシミュレーション結果の表示方法は、図3の場合と同じである。ただし、図3には表示されていない棒磁石7A、7Bの表面に位置する正方形は、磁性部材8を示している。磁性部材8を備えている点を除けば、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の構成は、従来のシートプラズマ成膜装置50の構成と同じである。ここで、図4において、2つの棒磁石7A、7Bに挟まれた部分における大磁力領域(符号A、Bが付された領域)の形状に注目する。上方の棒磁石7AのN極面(下方面)から広がる大磁力領域、及び、下方の棒磁石7BのN極面(上方面)から広がる大磁力領域は、その先端部分の外縁が棒磁石のN極面とほぼ平行の状態で広がっていることがわかる。
このように、大磁力領域における先端部分の外縁が、棒磁石7A、7BのN極面とほぼ平行な状態で広がっているため、大磁力領域の影響を受けるシートプラズマPは棒磁石7A、7BのN極面と平行か、わずかに右下がりに傾いた状態で左右方向に伸延している。なお、上記の大磁力領域がその先端部分の外縁において棒磁石7A、7BのN極面とほぼ平行な状態で広がっているのは、棒磁石7A、7Bに取り付けられた磁性部材8が磁化されて磁界を形成しているからである。つまり、磁化された磁性部材8がシートプラズマP側に突出することで、上方の棒磁石7Aについては右側の大磁力領域をシートプラズマP側に押し上げる結果となり、下方の棒磁石7Bについては左側の大磁力領域をシートプラズマP側に押し上げる結果となったのである。
以上のように、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1によれば、一般的な材料及び形状である磁性部材8を棒磁石7A、7Bに取り付けるだけで、シートプラズマPの傾きを補正することができる。つまり、従来のシートプラズマ成膜装置50に複雑な駆動機構や制御機構を新たに加えたり、反発磁界の幅を狭めたりすることなく、シートプラズマPの傾きを補正することができる。さらに、磁性部材8は、棒磁石7A、7Bの磁力によって取り付けることができることから、接着剤等を用いる必要もなく、磁性部材8の棒磁石7A、7Bへの取り付け及び取り外しが非常に容易である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Aについて説明する。図5は、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Aについて、永久磁石対7の周辺における磁場のシミュレーション結果を示した図ある。図5に示すシミュレーション結果の表示方法は、図3の場合と同じである。なお、本実施形態に係る磁性部材8は、第1実施例に係る磁性部材8に比べて上下方向(Y方向)の長さが2倍の直方体の形状を有している。図5における棒磁石7A、7Bの表面に配置された長方形は、この磁性部材8を示したものである。磁性部材8の長さが上下方向(Y方向)に長い点を除けば、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Aの構成は、第1実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の構成と同じである。
ここで、図5に示されている、2つの棒磁石7A、7Bに挟まれた部分における大磁力領域(符号A、Bが付された領域)の形状に注目する。上方の棒磁石7AのN極面(下方面)から広がる大磁力領域は、左側に比べ右側の方がプラズマP側にせり出していることがわかる。一方、下方の棒磁石7BのN極面(上方面)から広がる大磁力領域は、右側に比べ左側の方がプラズマP側にせり出していることがわかる。これは、本実施形態に係る磁性部材8が、第1実施形態の磁性部材8(図3参照)に比べプラズマP側に大きく突出しているためである。そして、これらの大磁力領域の間をシートプラズマPが伸延しており、シートプラズマPが棒磁石7A、7BのN極面に対して時計回り(右下がり)に傾いた状態となっている。
このように、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Aによれば、磁性部材8の大きさを大きくすることで、シートプラズマPが棒磁石7A、7BのN極面に対して時計回り方向に(右下がりに)傾くように調整することができる。実際のシートプラズマ成膜装置では、アンペールの法則によってシートプラズマP(電子)自体が移動することで、シートプラズマPの周辺に磁場が発生する。そして、シートプラズマ(電子)の移動量を増やすと(放電電流を増やすと)、この磁場による影響が大きくなり、シートプラズマPは、プラズマガン2側から見て、輸送軸Tを中心として反時計回りに傾いてしまう。本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Aは、このようにプラズマPが反時計回りに傾くような条件で運転するな場合に有効である。つまり、成膜室9における反時計方向の傾きの程度を考慮して、シートプラズマPを形成する時点でシートプラズマPの傾きを時計回り側になるように調整すれば、ターゲット13と基板14の間において、これらと平行になるようにシートプラズマPを通過させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Bについて説明する。図6は、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Bについて、永久磁石対7の周辺における磁場のシミュレーション結果を示した図である。図6に示すシミュレーション結果の表示方法は、図3の場合と同じである。なお、本実施形態に係る磁性部材8は、第1実施例に係る磁性部材8に比べて左右方向(X方向)の長さが2倍の直方体の形状を有している。図6における棒磁石7A、7Bの表面に配置された長方形は、この磁性部材8を示したものである。磁性部材8の長さが左右方向(X方向)に長い点を除けば、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Bの構成は、第1実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の構成と同じである。
図6に示すように、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Bによれば、第2実施形態の場合と同様、シートプラズマPが棒磁石7A、7BのN極面に対して時計回り方向(右下がり)に傾くように調整することができる。ただし、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Bは、第2実施形態の場合に比べて、磁性部材8のプラズマP側への突出量が少ない(Y方向の長さが短い)ため、棒磁石7A、7B間の距離が小さい状態でシートプラズマ成膜装置1Bを運転する場合には、シートプラズマPと磁性部材8の衝突を避けることができるため有効である。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Cについて説明する。図7は、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Cについて、永久磁石対7の周辺における磁場のシミュレーション結果を示した図である。図7に示すシミュレーション結果の表示方法は、図3の場合と同じである。なお、本実施形態に係る磁性部材8は、直方体の一辺が面取りされた面取形状を有するとともに、面取りされた部分が、永久磁石(棒磁石)7A、7Bの中央側、かつ、プラズマP側となるような位置に配置されている。換言すれば、磁性部材8は、面取された部分がプラズマPの輸送軸Tに対向するように配置されている。図7における棒磁石7A、7Bの表面に配置された五角形は、この磁性部材8を示したものである。磁性部材8が面取形状である点を除けば、本実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1Cの構成は、第1実施形態に係るシートプラズマ成膜装置1の構成と同じである。
図7に示すように、本実施形態に係る磁性部材8は、第1実施形態に係る磁性部材8(図3参照)に比べて、棒磁石7A、7BのN極面に直角で棒磁石7A、7Bの中心側(内側)に向いた面の表面積が、面取りされた影響により小さくなっている。この面から広がる磁界は、棒磁石7A、7BのN極面に平行に磁力線が伸びていくことから、棒磁石7A、7B間で生じる反発磁界の形成にほとんど寄与していない。また、本実施形態に係る磁性部材8は、第1実施形態に係る磁性部材8にはない、プラズマPの輸送軸Tに対向する面を有している。この面は、2つの棒磁石7A、7Bによって生じた磁界の衝突する部分に向いているため、棒磁石7A、7B間で生じる反発磁界の形成に寄与している。つまり、本実施形態に係る磁性部材8によれば、プラズマPをシート状に形成するための反発磁界を効率良く形成することができる。
以上、第1〜4実施形態において、それぞれ異なる形状の磁性部材を備えたシートプラズマ成膜装置1、1A〜1Cについて説明した。上述したように、磁性部材8を異なる形状のものに置換えることによって、シートプラズマPの傾きを調整することができる。ただし、シートプラズマPの傾きは、磁性部材8の形状のみならず、磁性部材8の配置、大きさ、及び、個数を変更することで調整することもできる。
また、磁性部材8は、必ずしも2つの永久磁石(棒磁石)7A、7Bのそれぞれに配置する必要はなく、いずれか一方の永久磁石7A、7Bに配置するようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、磁性部材8のみでシートプラズマの傾きを調整する場合について説明したが、本発明に係るシートプラズマ調整方法を、他のシートプラズマ調整方法と併用しても良い。
本発明によれば、永久磁石による反発磁界の幅を狭めることなく、シートプラズマの傾きを調整できるシートプラズマ成膜装置、及び、シートプラズマ調整方法を提供することができる。よって、本発明は、シートプラズマ成膜装置の技術分野において有益である。
本発明の第1実施形態に係るシートプラズマ成膜装置の概略図である。 本発明の第1実施形態に係る磁性部材及び永久磁石対を含む面の概略断面図である。 従来のシートプラズマ成膜装置のシミュレーション結果を示した図である。 本発明の第1実施形態に係るシミュレーション結果を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るシミュレーション結果を示した図である。 本発明の第3実施形態に係るシミュレーション結果を示した図である。 本発明の第4実施形態に係るシミュレーション結果を示した図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C シートプラズマ成膜装置
2 プラズマガン
7 永久磁石対
7A 永久磁石
7B 永久磁石
8 磁性部材
9 成膜室
P プラズマ
T 輸送軸(円柱状のプラズマの中心軸)

Claims (9)

  1. 円柱状のプラズマを出射するプラズマガンと、
    前記円柱状のプラズマを挟んでN極の磁極面が対向するように配置された一対の永久磁石で構成され、前記円柱状のプラズマをシート状に変形させる永久磁石対と、
    少なくとも一方の前記永久磁石の前記プラズマに対向する面に配置され、かつ、前記一対の永久磁石の対向方向からみて前記円柱状のプラズマの中心軸に対し非対称に配置された磁性部材と、
    前記シート状のプラズマを利用して成膜が行われる成膜室と、を備えたシートプラズマ成膜装置。
  2. 前記各々のN極の磁極面は、平面状でかつ互いに平行に形成されている、請求項1に記載のシートプラズマ成膜装置。
  3. 前記磁性部材は、前記永久磁石の表面のうち、前記プラズマガン側から見たとき、前記円柱状のプラズマの中心軸を中心として時計回り方向側に偏って配置されている、請求項1又は2に記載のシートプラズマ成膜装置。
  4. 前記磁性部材は、前記永久磁石の表面のうち、前記プラズマガン側から見たとき、前記円柱状のプラズマの中心軸を中心として時計回り方向側の端部に配置されている、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載のシートプラズマ成膜装置。
  5. 前記磁性部材は、直方体の形状を有する、請求項1乃至4のうちいずれか一の項に記載のシートプラズマ成膜装置。
  6. 前記磁性部材は、直方体の一辺が面取りされた面取形状を有するとともに、前記面取りされた部分が前記永久磁石の中央側、かつ、前記プラズマ側となるような位置に配置されている、請求項1乃至4のうちいずれか一の項に記載のシートプラズマ成膜装置。
  7. 円柱状のプラズマを出射するプラズマガンと、前記円柱状のプラズマを挟んでN極の磁極面が対向するように配置された一対の永久磁石で構成され、前記円柱状のプラズマをシート状に変形させる永久磁石対と、前記シート状のプラズマを利用して成膜が行われる成膜室と、を備えたシートプラズマ成膜装置において、少なくとも一方の前記永久磁石の前記プラズマに対向する面に、前記一対の永久磁石の対向方向からみて前記円柱状のプラズマの中心軸に対し非対称に磁性部材を配置することで、前記シート状のプラズマの傾きを調整するシートプラズマ調整方法。
  8. 前記各々のN極の磁極面は、平面状でかつ互いに平行に形成されている、請求項7に記載のシートプラズマ調整方法。
  9. 前記磁性部材の配置、前記磁性部材の大きさ、前記磁性部材の形状、及び、前記磁性部材の個数のうち少なくとも1つ変更することで、前記シート状のプラズマの傾きを調整する、請求項7又は8に記載のシートプラズマ調整方法。
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