JP2009227094A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子パワーステアリング制御装置における異常の誤判定を防止する。
【解決手段】車両制御装置100は、所定の停止条件が満たされた場合にエンジン14を一時的に停止させるエコラン制御を実行するエコランECU10と、パワーステアリングモータ28を駆動することにより操舵系に操舵補助力を付与するEPSECU22と、EPSECU22の内部回路における所定の位置の電圧を監視し、該電圧が所定の閾値電圧以下である場合に、EPSECU22に異常が発生したと判定する異常判定部とを備える。異常判定部は、エコランECU10がエコラン制御を実行中に、EPSECU22に供給される電圧が低下することを検知したときには、異常を判定するための閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置に関し、特に、所定の条件が満たされた場合にエンジンを一時的に停止させるいわゆるエコラン制御システムを搭載する車両の制御装置に関する。
近年の車両において、そのほぼ全車両にパワーステアリング装置が装備されている。パワーステアリング装置には、油圧アシストタイプのものと、電動アシストタイプのものがある。電動アシストタイプは、油圧アシストタイプほど大きなアシスト力を発生できないが、油圧配管が不要で構造がシンプルであるため、小型車両を中心に普及し、最近では大型車にも採用されるようになっている。
電動パワーステアリング装置の構成は様々提案されているが、たとえばステアリングホイールに接続されたコラムシャフトに取り付けられたモータと減速機の働きにより、操舵時にアシストトルクを発生させ、ステアリング操作力を軽減させているものがある。この電動パワーステアリング装置は、電動パワーステアリング制御装置により制御される。電動パワーステアリング制御装置は、ステアリングコラム部に内蔵されているトルクセンサからのトルク信号と車速信号に基づき、アシスト電流を演算し、パワーステアリングモータに供給する電流を制御することで、アシストトルクを発生させている(たとえば特許文献1参照)。
このような電動パワーステアリング制御装置は、通常、断線や半導体素子故障などの異常が発生した場合に備えて、フェールセーフ機能を有している。たとえば、電動パワーステアリング制御装置は、内部回路における所定の位置の電圧を監視し、この電圧が所定の閾値以下となった場合には、パワーステアリングモータへの電力の供給を中止してマニュアルステアリング状態としたり、ウォーニングランプを点灯させて運転者に異常を知らせたりしている。
特開平5−77755号公報
ところで、近年では、地球温暖化の防止および省エネルギー化のために、エンジンを停車時に自動的に停止させ走行再開時に再始動させるエコラン制御システムを搭載する車両が増えてきている。このエコラン制御システムはアイドリングストップシステム等とも呼ばれている。
このようなエコラン制御システムを搭載した車両では、エコラン制御によるエンジン再始動時にスタータモータに大きな電力が供給されるため、バッテリ電圧が低下する場合がある。この場合、電動パワーステアリング制御装置への供給電圧が低下するので、異常が発生していないにもかかわらず、監視している電圧が閾値電圧以下となり、異常の発生を誤判定してしまう可能性がある。異常の誤判定が生ずると、エコラン制御中に電動パワーステアリング装置を起動できなかったり、ウォーニングランプが点灯したりして、運転者に不快感を与えるおそれがある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子パワーステアリング制御装置における異常の誤判定を防止することのできる車両制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両制御装置は、所定の停止条件が満たされた場合にエンジンを一時的に停止させるエコラン制御を実行するエコラン制御部と、モータを駆動することにより操舵系に操舵補助力を付与する電動パワーステアリング制御部と、電動パワーステアリング制御部の内部回路における所定の位置の電圧を監視し、該電圧が所定の閾値電圧以下である場合に、電動パワーステアリング制御部に異常が発生したと判定する異常判定部とを備える。異常判定部は、エコラン制御部がエコラン制御を実行中に、電動パワーステアリング制御部に供給される電圧が低下することを検知したときには、異常を判定するための閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更する。
この態様によると、たとえばエコラン制御中に大きな電力を消費する補機が起動されて電動パワーステアリング制御部に供給される電圧が低下した場合であっても、異常の誤判定を防止できる。その結果、エコラン制御中に電動パワーステアリング装置を起動できなかったり、ウォーニングランプが点灯したりして、運転者に不快感を与える事態を防止できる。
異常判定部は、エコラン制御部がエコラン制御を実行中に、エコラン制御部がエンジンの再始動を行っていることを検知したときには、異常を判定するための閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更してもよい。
エコラン制御によりエンジンの再始動を行っている場合には、大きな電力が消費されることにより電動パワーステアリング装置に供給される電圧が低下してしまうが、閾値電圧を供給電圧の降下を考慮した電圧に変更することにより、異常の誤判定を防止できる。
本発明によれば、電子パワーステアリング制御装置における異常の誤判定を防止することのできる車両制御装置を提供できる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る車両制御装置100を示すブロック図である。この車両制御装置100は、所定条件が満たされた場合にエンジンを一時的に停止させるいわゆるエコラン制御を実行可能である。すなわちこの車両制御装置100は、所定の停止条件が満たされた場合にエンジンを停止させ、アクセルペダルが踏み込まれるなど所定の再始動条件が満たされた場合にエンジンを再始動させる。
図1に示される車両制御装置100は、エコラン制御装置(以下、エコランECUと称する)10、エンジン制御装置(以下、エンジンECUと称する)12、ABS制御装置(以下、ABSECUと称する)16、および電動パワーステアリング制御装置(以下、EPSECUと称する)22を含んで構成される。エコランECU10、エンジンECU12、ABSECU16、およびEPSECU22は、それぞれCPUを含むマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に各種プログラムを記憶するROM、データを一時的に記憶するRAM、入出力ポートおよび通信ポート等を備える。
エコランECU10は、エンジンECU12、ABSECU16、およびEPSECU22のそれぞれと互いに各種制御信号等を通信可能に接続されている。また、エコランECU10は、エンジンECU12、ABSECU16、およびEPSECU22のそれぞれは、車両に搭載されたバッテリ24から電力が供給されるようになっている。
エンジンECU12は、たとえばアクセルのオンオフやアクセル開度、シフトポジション、エンジン回転数などを示す入力信号に基づいてエンジン14を制御する。これらの信号はエンジンECU12に接続されている各種センサ等(図示せず)により取得されるものであり、たとえばアクセルのオンオフやアクセル開度はアクセルスイッチにより、シフトポジションはシフトポジションセンサにより、エンジン回転数はNEセンサにより取得されエンジンECU12へと送信される。
ABSECU16は、たとえば滑りやすい路面等での制動時にタイヤのロックを防止するためのABS制御を実行するための制御装置である。ABSECU16は、たとえば車輪速度センサ(図示せず)によりモニタされる車輪回転数に基づいてABS制御を適宜実行する。
エコランECU10は、エンジンECU12からのエンジンの動作状態を示す各種信号およびABSECU16からの車輪速度を示す信号等に基づいてエコラン制御のためのエンジン停止命令信号およびエンジン再始動命令信号をエンジンECU12に出力する。エンジンECU12は、エコランECU10からのエンジン停止命令信号およびエンジン再始動命令信号に基づいて、エンジン14に対し燃料噴射、吸気、点火制御等の制御信号を出力しエンジン14の停止および再始動を制御する。エコランECU10からエンジン再始動命令信号が入力された場合、エンジンECU12は、エンジン14に設けられたスタータモータ26を駆動し、エンジン14の再始動を行う。なおエコランECU10にはマスタシリンダ圧を測定するためのマスタシリンダ圧センサ(図示せず)が接続され、エコランECU10は、マスタシリンダ圧をモニタすることができるように構成されてもよい。
エコランECU10には、エンジン停止条件としてたとえば、車速が零又は所定値以下であること、シフトポジションがドライブポジションであること、マスタシリンダ圧が所定値以上であること等が予め設定されている。エコランECU10は、たとえばこれらの条件すべてが成立する場合に、エンジン停止命令信号をエンジンECU12に出力する。あるいはこれらの条件のうちいずれかが成立する場合にエンジン停止命令信号をエンジンECU12に出力してもよい。なお、エンジン14をエコラン制御により停止した場合には、エコランECU10はエンジン14を停止したことを示すフラグをオンにして保持する。
また、エンジン14が自動停止した状態で所定の再始動条件の成立により再始動する場合には、エコランECU10はたとえば次のような処理を行う。まず、エコランECU10は、エンジン14がエコラン制御による停止状態にあるか否かを上述のフラグに基づき判断する。エンジン14がエコラン制御による停止状態でない場合、エコランECU10は、自動的にエンジン14を始動することがないよう再始動の処理は行わない。エンジン14がエコラン制御による停止状態である場合、エコランECU10は、エンジン再始動条件が満たされているか否かを判断する。エンジン再始動条件としてはたとえば、ブレーキペダルの踏み込み量が所定量以下である状態が所定時間継続すること、アクセルペダルの踏み込み量が所定量以上に達したこと、車速が所定値以上に達したこと等が予め設定されている。これらのエンジン再始動条件の全てまたはいずれかが満たされる場合に、エコランECU10は、エンジン再始動命令信号をエンジンECU12に出力する。エンジン再始動条件が満たされない場合には、エンジン停止状態が継続される。
EPSECU22は、車両のステアリングコラム部に内蔵されているトルクセンサ(図示せず)からのトルク信号と車速信号に基づき、アシスト電流を演算し、電動パワーステアリング装置のパワーステアリングモータ28に供給する電流を制御することで、アシストトルクを発生させる。これにより、操舵系に操舵補助力が付与され、運転者は小さな力で操舵を行うことができる。
ところで、本実施の形態のEPSECU22は、断線や半導体素子故障などの異常が発生した場合に備えて、フェールセーフ機能を有している。より詳細には、EPSECU22は、内部回路における所定の位置の電圧を監視しており、この電圧が所定の閾値以下となった場合には、パワーステアリングモータへの電力の供給を中止してマニュアルステアリング状態としたり、ウォーニングランプを点灯させて運転者に異常を知らせたりする。している。
図2は、EPSECU22の内部回路の一部を示す図である。図2には、バッテリ24から電力の供給を受ける電源入力部の周辺回路が示されている。図2に示すように、バッテリ24のプラス端子24aは、EPSECU22の電源入力プラス端子22aにワイヤハーネス30を介して接続されており、バッテリ24のマイナス端子24bは、EPSECU22の電源入力マイナス端子22bにワイヤハーネス31を介して接続されている。電源入力マイナス端子22bは、バッテリ24内部において接地されている。
EPSECU22内において、電源入力プラス端子22aは、昇圧回路40に接続されている。昇圧回路40は、第1コンデンサ42と、第2コンデンサ50と、インダクタ44と、第1MOSFET46と、第2MOSFET48と、ダイオード52とを備える。
電源入力プラス端子22aには、第1コンデンサ42の一端が接続されており、第1コンデンサ42の他端は接地されている。また、電源入力プラス端子22aには、インダクタ44の一端にも接続されている。インダクタ44の他端は、第1MOSFET46のドレインが接続されており、第1MOSFET46のソースは、接地されている。また、インダクタ44の他端は、ダイオード52のカソードに接続されており、ダイオード52のアノードは、5Vの定電圧源に接続されている。また、インダクタ44の他端は、第2MOSFET48のソースに接続されており、第2MOSFET48のドレインは、後段のインバータ回路に接続されている。また、第2MOSFET48のドレインは、第2コンデンサ50の一端に接続されており、第2コンデンサ50の他端は、接地されている。このように構成された昇圧回路40は、電源入力プラス端子22aにたとえば12Vの電圧が入力された場合、たとえば33V程度に昇圧して、後段のインバータ回路に供給する。
EPSECU22は、自身に異常が発生したか否かを判定する異常判定部32を備える。異常判定部32は、昇圧回路40におけるインダクタ44、第1MOSFET46のドレイン、ダイオード52のカソードおよび第2MOSFET48のソースが接続されたA点の電圧を監視している。そして、A点の電圧が所定の閾値電圧以下である場合に、EPSECU22に異常が発生したと判定する。異常判定部32は、所定の閾値電圧を設定する閾値電圧設定部、閾値電圧とA点の電圧を比較する電圧比較部を含む。異常判定部32により異常が発生したと判定された場合、EPSECU22は、安定して電動パワーステアリング制御装置を駆動できない虞があるので、パワーステアリングモータ28への電力の供給を停止する。
ここで、本実施の形態に係る車両制御装置100では、上述したようにエコラン制御が行われる。エコラン制御によりエンジンが再始動される場合、スタータモータ26に大きな電力が消費されるので、バッテリ24からEPSECU22への供給電圧が低下してしまう。これによって、A点の電圧が閾値以下となり、EPSECU22に断線等の異常が発生していないにもかかわらず、異常が発生したと誤判定してしまうおそれがある。異常の誤判定が生じた場合、パワーステアリングモータ28への電力の供給が停止され、電動パワーステアリング装置を起動できないので、操舵に大きな力を要し、運転者に不快感を与えてしまう。
以下、具体的な数値に基づいて異常の誤判定を説明する。ここでは、通常時におけるバッテリ24の最低電圧を11Vとし、バッテリ24の内部抵抗を20mΩとし、ワイヤハーネス30、31の配線抵抗を22mΩとし、EPSECU22の引き込み電流の最大値を60Aとする。なお、ここでいう通常時とは、エコラン制御中ではなく、エンジン14が駆動されている状態をいう。エンジン14が駆動されている場合、エンジン14に設けられたオルタネータ(図示せず)が回転しているので、バッテリ24の電圧が大きく変動することはない。
通常時において、EPSECU22のA点の最低電圧VAminは、以下のように8.36Vとなる。
VAmin=11−60×(0.02+0.022)=8.36V
また、電源入力プラス端子22aがオープン状態となった場合、A点の電圧は、5Vからダイオード52による電圧降下分の0.7Vを差し引いた4.3V程度となる。また、第1MOSFET46が故障した場合は、A点電位は、接地電位(約0V)となる。従って、異常を判定する閾値電圧を、4.3Vと8.36Vの間のたとえば5Vに設定すれば、異常を判定できることになる。
次に、エコラン制御によるエンジン再始動時のA点電圧について検討する。エコラン制御中においては、オルタネータは停止しているので、エンジン14を再始動させるためにスタータモータ26に大きな電力を供給することにより、バッテリ24の出力電圧は低下する。ここでは、エンジン再始動により、7.2Vまでバッテリ24の最低電圧が低下するとする。この場合、EPSECU22のA点の最低電圧VAminは、以下のように4.56Vとなる。
VAmin=7.2−60×(0.02+0.022)=4.56V
従って、エコラン制御中にエンジン14を再始動させた場合、VAminが異常を判定する閾値である5V以下となるため、EPSECU22は、異常が発生したと誤判定をしてしまう。
そこで、本実施の形態では、異常判定部32は、エコランECU10がエコラン制御を実行中に、エコランECU10がエンジン14の再始動を行っていることを検知したときには、異常を判定するための閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更する。たとえば具体的には、異常判定部32は、エコランECU10がエコラン制御を実行中に、エコランECU10からエンジンECU12にエンジン再始動命令信号が出力された場合には、閾値電圧を上述の第1閾値電圧=5Vから、第1閾値電圧よりも低い値、たとえば4.56Vと4.3Vの間の第2閾値電圧=4.4Vに変更する。これにより、エコラン制御中にエンジン14が再始動された場合であっても、異常の誤判定の発生が防止され、エコラン制御中であっても電動パワーステアリング装置を起動することができる。第2閾値電圧は、EPSECU22の回路構成などに応じて、供給電圧が低下したときに異常の誤判定が生じないよう、適宜実験やシミュレーションにより定めればよい。
図3は、本実施の形態に係る異常判定部32の処理を説明するためのフローチャートである。この処理は、所定の周期で実行される。
処理が開始されると、まずEPSECU22の異常判定部32は、エコランECU10からエコラン制御モードを受信する(S10)。このエコラン制御モードは、エンジンECU12から受信したエンジンの動作状態を示す各種信号に基づいて、以下の信号1から信号4のいずれかを選択してエコランECU10から異常判定部32に送信されるものである。
信号1:エンジンオン状態
信号2:フューエルカット実行中
信号3:エコラン制御によるエンジン停止状態
信号4:エンジン再始動中
異常判定部32は、エコランECU10から受信したエコラン制御モードに基づいて、エコラン制御中であるか否か判定する(S12)。具体的には、異常判定部32は、信号1を受信した場合にはエコラン制御中ではないと判定し、信号2〜4を受信した場合にはエコラン制御中であると判定する。
エコラン制御中でないと判定した場合(S12のN)、異常判定部32は、異常を判定するための閾値電圧を通常時の第1閾値電圧に設定する(S14)。
一方、エコラン制御中であると判定した場合(S12のY)、異常判定部32は、受信したエコラン制御モードに基づいて、エンジン14が再始動中であるか否かを判定する(S16)。具体的には、異常判定部32は、信号2または3を受信した場合にはエンジン14が再始動中ではないと判定し、信号4を受信した場合にはエンジン14が再始動中であると判定する。
エンジン14が再始動中ではないと判定した場合(S16のN)、異常判定部32は、閾値電圧を通常時の第1閾値電圧に設定する(S20)。一方、エンジンが再始動中であると判定した場合(S16のY)、異常判定部32は、閾値電圧を供給電圧の降下を考慮した第2閾値電圧に設定する(S18)。これにより、EPSECU22における異常の誤判定が防止される。
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
上述の実施の形態では、エコランECU10がエコラン制御を実行中に、エコランECU10がエンジン14の再始動を行っていることを検知したときに、異常を判定するための閾値電圧を変更するよう構成したが、本発明の実施の形態はこれに限られず、エコランECU10がエコラン制御を実行中に、EPSECU22に供給される電圧が低下することを検知したときに、閾値電圧を変更するよう構成されていればよい。たとえば、異常判定部32は、パワーウィンドウやエアコンの制御装置と情報をやり取りし、パワーウィンドウやエアコンが動作された場合には、閾値電圧を変更するよう構成してもよい。これにより、エコラン制御中に大きな電力を消費する補機が起動されてEPSECU22に供給される電圧が低下した場合であっても、異常の誤判定を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る車両制御装置を示すブロック図である。 EPSECUの内部回路の一部を示す図である。 本実施の形態に係る異常判定部の処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 エコランECU、 12 エンジンECU、 14 エンジン、 16 ABSECU、 22 EPSECU、 24 バッテリ、 26 スタータモータ、 28 パワーステアリングモータ、 40 昇圧回路、 32 異常判定部、 100 車両制御装置。

Claims (2)

  1. 所定の停止条件が満たされた場合にエンジンを一時的に停止させるエコラン制御を実行するエコラン制御部と、
    モータを駆動することにより操舵系に操舵補助力を付与する電動パワーステアリング制御部と、
    前記電動パワーステアリング制御部の内部回路における所定の位置の電圧を監視し、該電圧が所定の閾値電圧以下である場合に、前記電動パワーステアリング制御部に異常が発生したと判定する異常判定部と、
    を備え、
    前記異常判定部は、前記エコラン制御部がエコラン制御を実行中に、前記電動パワーステアリング制御部に供給される電圧が低下することを検知したときには、異常を判定するための前記閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記異常判定部は、前記エコラン制御部がエコラン制御を実行中に、前記エコラン制御部がエンジンの再始動を行っていることを検知したときには、異常を判定するための前記閾値電圧を、通常時の所定の第1閾値電圧から、供給電圧の降下を考慮した所定の第2閾値電圧に変更することを特徴とする請求項1に記載の車両制御装置。
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