JP2009226703A - 検出マーク、検出方法、描画方法、描画装置 - Google Patents

検出マーク、検出方法、描画方法、描画装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被描画媒体と描画される画像の位置ズレのズレ量を精度よく検出することができる検出マーク、当該検出マークを用いた検出方法、当該検出マークの描画方法、及び当該検出マークを描画する描画装置を提供すること。
【解決手段】本発明は、被描画媒体と描画された画像の相対位置を検出する検出マークにおいて、互いに平行な複数の第1の略直線により構成される基準スケールと、前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線と交差するように配置され前記第1の略直線に対して斜めに傾く第2の略直線である位置ズレ拡大パターンと、を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は検出マーク、検出方法、描画方法、描画装置に係り、特に用紙と画像の相対的な位置関係を検出することができる検出マークに関する。
特許文献1,2には、印刷状態の不具合を目視で検知するためのテストチャートの描画方法、当該テストチャートを描画する描画装置が開示されている。
そして特許文献1には、各ヘッドユニット間の縦ずれの有無を判別するための折れ線パターンで2色ずつ組み合わせた合成色のテストチャートや、インク吐出不良のオリフィスの有無を判別するための紙送りしながら1ドットずつずらして単列ドット線をプリントしたテストチャートや、紙送りむらまたは紙送り蛇行の有無を確認するための2色組み合わせた合成色の二重印字単列ドット線のフルラインを所定ピッチでプリントしたテストチャートなどに関し、その描画方法や描画装置が開示されている。
また特許文献2には、印刷位置ズレ、印刷同期ずれ、ヘッド間ずれ、印刷汚れ、ドット抜け、印刷抜け、インクボタ落ちなどの有無を確認するために、均一に点在する網点で構成されるテストチャートに関し、その描画方法や描画装置が開示されている。なお、その他、横断細線群や傾斜細線群やクロス傾斜細線群などで構成されるテストチャートも開示されている。
特開昭61−222778号公報 特開2000−108358号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示された発明は、用紙と描画される画像の位置関係を判断することができない。
ここで、用紙と画像の位置関係を精度よくすることは、以下の点で重要である。
(1)印刷の後工程である裁断工程において、裁断される位置は、用紙の基準辺で決められる。そのため、用紙辺が正しく揃えられていても、画像の位置が用紙に対してばらついていると、裁断後の用紙と画像の位置にバラツキが生じ、本など印刷物の品質として不良となる。
(2)裁断工程を通さない印刷の後工程の折り工程において、折りの基準は、用紙の基準辺となる。そのため、画像の位置が用紙に対してばらついていると、折り後の用紙に対する画像の位置にバラツキが生じ、本など印刷物の品質として不良となる。
そのため、用紙と画像の位置関係を、印刷現場のオペレータが描画された現物を見て判断できることは、不良品を発生させないために重要である。
具体的には以下の点で重要である。
(1)用紙と画像の位置関係を決める主要因である、用紙を位置決めして描画部に送り出すフィーダー部、または見当部の調整状態、用紙送りの安定性の不良を発見することができ、調整要否の判断ができる。
(2)フィーダー部、または見当部の調整状態、用紙送りの安定性の不良を検査する自動検査器が故障した際にも、確実に不良の有無の判断ができる。
ここで、図17はオフセット印刷における検出マークとして当たりマークの例を示している。図17(a)に示すように版200に用紙202が配置されているときに、用紙202の辺のうち例えば点線で囲まれる部分などに、図17(b)や図17(c)に示すような当たりマーク204,206を版200と用紙202に付している。そして、オフセット印刷においては、スタックされた印刷後の用紙202において当たりマーク204または当たりマーク206をオペレータが目視することにより、用紙202と描画される画像の位置ズレの有無を検出する技術が知られている。
しかし、この技術においては用紙と描画される画像の位置ズレの有無は検出できたとしても、ズレ量までは検出することができず検出精度が低い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被描画媒体と描画される画像の位置ズレのズレ量を精度よく検出することができる検出マーク、当該検出マークを用いた検出方法、当該検出マークの描画方法、及び当該検出マークを描画する描画装置を提供すること、を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の検出マークは、被描画媒体と描画された画像の相対位置を検出する検出マークにおいて、互いに平行な複数の第1の略直線により構成される基準スケールと、前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線と交差するように配置され前記第1の略直線に対して斜めに傾く第2の略直線である位置ズレ拡大パターンと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、基準スケールを構成する第1の直線に対して斜めに傾く位置ずれ拡大パターンが被描画媒体の辺と交わる位置の変化量に基づいて、被描画媒体と描画される画像の位置ずれのズレ量を精度よく検出することができる。そのため、描画物の不良品の発生を未然に防止でき、高品質な描画物を作成できる。
本発明の一態様として、前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線における隣り合う一対の第1の略直線の間に複数の前記位置ズレ拡大パターンが配置されていること、を特徴とする。
かかる態様によれば、被描画媒体と描画される画像の位置ずれのズレ量が大きくなっても当該ズレ量を検出でき、ズレ量の検出範囲が広くなる。
前記目的を達成するために、本発明の検出方法は、画像の描画時に被描画媒体が配置される所定の基準の位置である被描画媒体基準位置に被描画媒体が配置されたときに前記位置ズレ拡大パターンと被描画媒体のi方向の辺とが交わる基準位置から被描画媒体が前記被描画媒体基準位置より前記i方向と垂直なj方向にズレ量Δjでズレたときに前記位置ズレ拡大パターンと被描画媒体の前記i方向の辺とが交わる振れ位置までの振れ幅をΔiとするときに、前記複数の第1の略直線における隣り合う一対の第1の略直線の間の前記i方向の距離Lに対する前記振れ幅Δiの比率(Δi/L)を求め、前記一対の第1の略直線と前記位置ズレ拡大パターンが交差する2点の間の前記j方向の距離をLとするときに、前記比率(Δi/L)からΔj={(Δi/L)×L}の式より前記ズレ量Δjを算出して被描画媒体と描画された画像の相対位置のズレ量を検出すること、を特徴とする。
本発明によれば、ズレ量Δjが(L/L)倍された振れ幅Δiを用いて、距離Lに対する振れ幅Δiの比率(Δi/L)を求めることにより、ズレ量Δjを検出することができ、被描画媒体のズレ量の検出精度が良くなる。
ここで、被描画媒体基準位置とは、例えば、複数の被描画媒体のうちのいずれかが描画時に被描画媒体が配置される位置、または、被描画媒体が画像の描画時に配置されるべき理想の基準の位置である。
前記目的を達成するために、本発明の描画方法は、画像の描画時に被描画媒体が配置される所定の基準の位置である被描画媒体基準位置に被描画媒体が配置されたときに、前記の検出マークが被描画媒体の辺に配置されるように描画すること、を特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明の描画装置は、被描画媒体に対し描画用液体を吐出して画像を描画し、かつ互いに平行な複数の第1の略直線により構成される基準スケールと前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線の間に配置され前記第1の略直線に対して斜めに傾く第2の略直線である位置ズレ拡大パターンとを備える検出マークを描画する描画手段を有すること、を特徴とする。
本発明によれば、被描画媒体と描画される画像の位置ズレのズレ量を精度よく検出することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
〔本発明の検出マークと検出方法の説明〕
本発明が提案する検出マークは、被描画媒体と描画された画像の相対位置を検出する検出マークであって、さらに詳しくは被描画媒体と描画された画像の相対的な位置ズレ量を検出する検出マークである。
図1は本発明が提案する検出マークの実施例である当たりマークについて用紙への配置例を示す図であり、図2は1つの当たりマークを拡大した図である。なお、図1では説明の便宜上、被描画媒体である用紙に対する当たりマークの大きさや倍率を簡略化して図示している。
図1に示すように、用紙12が後述する給紙部102(図10参照)の搬送手段によって所定の送り方向に送られ、画像の描画時に配置される所定の基準の位置(例えば、画像の描画時に配置されるべき理想の基準の位置)に配置されると想定したときに、本発明が提案する当たりマーク10は、用紙12のX方向およびY方向のエッジ部12A(辺)に描画され、X方向およびY方向の各エッジ部12Aに複数描画されている。また、図2に示すように、本発明が提案する当たりマーク10は、基準スケール14と位置ズレ拡大パターン16から構成される。
図1,図2に示すように基準スケール14は、互いに平行な複数の直線(第1の直線)により構成され、具体的には、互いに平行な2本の(一対の)直線であるスケール線14a,14bで構成される。そして、基準スケール14は、スケール線14a,14bが用紙12の内側から外側にかけて、エッジ部12Aと直交するように描画されている。なお、基準スケール14は、スケール線14a,14bが用紙12の内側から外側にかけて、エッジ部12Aと所定の傾き角を持って斜めに交わるように描画されていてもよい。
また、位置ズレ拡大パターン16は、基準スケール14を構成する2本の(一対の)直線であるスケール線14a,14bと交差するように配置され、当該スケール線14a,14bに対して斜めに傾く直線(第2の直線)である。本実施例では、位置ズレ拡大パターン16として、基準スケール14を構成する隣り合う一対のスケール線14a,14bの間に2本の位置ズレ拡大パターン16a,16bを掛け渡すように描画されている。そして、位置ズレ拡大パターン16a,16bは、各々スケール線14a,14bに対し所定の傾き角αを持って描画されている。
本実施例では位置ズレ拡大パターン16aが、用紙12の内側から外側にかけてエッジ部12Aに対し傾きを持って交差するように描画されている。また本実施例では、基準スケール14を構成する隣り合う一対のスケール線14a,14bと交差するように、2本の位置ズレ拡大パターン16a,16bが配置されている。
位置ズレ拡大パターン16bは、位置ズレ拡大パターン16aと平行な直線であり、位置ズレ拡大パターン16aと同様にスケール線14a,14bと交差するように描画されている。位置ズレ拡大パターン16bは、用紙12のズレ量の検出範囲を広げるように位置ズレ拡大パターン16aを補助する位置ズレ拡大パターンである。なお、位置ズレ拡大パターン16a,16b,・・・は3本以上構成されていてもよく、位置ズレ拡大パターン16a,16b,・・・の本数が多いほど、用紙12のズレ量を検出できる範囲を広げることができる。
スケール線14a,14bの長さや太さ、及び位置ズレ拡大パターン16a,16bの太さや傾き角αは、用紙12の厚みや大きさや形状、後述する図10に示すように、給紙部102における用紙12を浸透抑制処理部104に送り出す搬送手段のフィーダボード122などのフィーダー部や見当部(不図示)による用紙12の送り出し精度などにより適宜設定する。特に、スケール線14a,14bの太さ及び位置ズレ拡大パターン16a,16bの太さについては、用紙12の厚みにより適宜設定すべく、用紙12を厚み方向から見たとき(図4参照)に見易いように設定すること(例えば、100μmの太さ)が望ましい。
図1では、用紙12の各エッジ部12Aに複数の当たりマーク10を付しているが、これに限らず、用紙12の各エッジ部12Aに1つの当たりマーク10だけを付してもよい。なお、用紙12の各エッジ部12Aに複数の当たりマーク10を付すことにより、後述するように、用紙12と用紙12に形成される画像の相対的な角度ズレを検出することができる。
図1では、用紙12のX方向およびY方向の各エッジ部12Aにそれぞれ当たりマーク10を付しているが、これに限らず、用紙12のY方向のズレ量のみを検出したい時などには用紙12のX方向のエッジ部12Aのみに当たりマーク10を付してもよく、また用紙12のX方向のズレ量のみを検出したい時などには用紙12のY方向のエッジ部12Aのみに当たりマーク10を付してもよい。
以上のような当たりマーク10を描画することにより、以下のように、用紙12に画像を描画する時における、画像の位置と用紙12の位置の相対関係を検出することができる。
図2に示すように、当たりマーク10について、一対のスケール線14a,14b間のY方向の距離をLとし、この一対のスケール線14a,14b間を位置ズレ拡大パターン16a,16bが各々所定の傾き角αを持ちつつ掛け渡され、一対のスケール線14a,14bと位置ズレ拡大パターン16a,16bが交差する各々の2点の間のX方向の距離をLとする。すると、位置ズレ拡大パターン16a,16bは、基準スケール14を構成する隣り合う一対のスケール線14a,14bに対してL/Lの傾きで交差していることになる。
図3は、用紙12が所定の基準の位置Aから位置BにズレたときのX方向についての用紙12のズレ量をΔxpとしたときに、(a)は用紙12の平面方向から見た図(XY平面図)であり、(b)は用紙12の厚み方向から見た図(YZ平面図)である。図3(b)では、説明の便宜上、スケール線14a,14bと位置ズレ拡大パターン16aが付された位置が分かりやすいように、用紙12の厚みを拡大して模式的に示している。
そこで、図3(a)に示すように、用紙12のエッジ部12Aが点線で示される所定の基準の位置AからX方向にΔxp分離れた位置Bにズレた状態を想定し、この状態で当たりマーク10が描画されたとする。そして、このとき図3(b)に示すように、エッジ部12Aにおいて、基準位置mから振れ位置nまでの振れ幅をΔymとする。ここで、基準位置mとは、所定の基準の位置Aに用紙12が配置されたときに位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12Aとが交わる位置である。また、振れ位置nとは、用紙12が所定の基準の位置AよりX方向にズレ量Δxpでズレて、位置Bに達したときに位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12Aとが交わる位置である。
ここで、前記のように、位置ズレ拡大パターン16aは、スケール線14a,14bに対してL/Lの傾きで交差しているので、以下の数1で示される関係式が成立する。
Figure 2009226703
そのため、X方向についての用紙12のズレ量Δxpが、(L/L)倍されて、位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymとして用紙12のエッジ部12Aに描画されることになる。
そこで、本発明では、(L/L)倍された振れ幅Δymから、ズレ量Δxpを検出する方法を提案する。
具体的には、一対のスケール線14a,14b間のY方向の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)を求め、以下の数2で示される関係式から、Δxpを検出する。このズレ量Δxpが、用紙12と描画された画像の相対位置のズレ量となる。
なお、LとLを適切に設定することにより、検出の感度を任意に設定することができる。特に、L>Lとすれば振れ幅が拡大して表示され、検出の感度を高めることができる。
Figure 2009226703
前記のように(L/L)倍された振れ幅Δymから、ズレ量Δxpを検出する方法を用いた具体例として、スタックされた複数の用紙12内におけるズレ量Δxpを検出する方法を説明する。
図4は、スケール線14a,14bの位置を揃えて用紙12がスタックされた場合に当たりマーク10を用紙12の厚み方向から見た概要図である。ここで、前記の図2において、L=10mm、L=1mmとするとき、図4に示すように、スタックされた複数の用紙12内において、Y方向の振れ幅がΔym=3mmになったとする。図4においては、一例として、一番下に位置する用紙12について所定の基準の位置A(図3参照)に配置され位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12Aとが基準位置m(図3参照)で交わる一方、任意の用紙12について位置B(図3参照)に配置され位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12A(図3参照)とが振れ位置nで交わる場合を想定している。
すると、前記の距離Lに対する振れ幅Δymの比率(Δym/L)=0.3が求まり、前記の数2の関係式からΔxp=0.3mmと求めることができる。これにより、前記の任意の用紙12は、一番下に位置する用紙12に対しX方向に0.3mmのズレ量が生じていると検出することができる。そのため、スタックされた複数の用紙12内において、一番下に位置する用紙12と任意の用紙12の間では、描画された画像の相対的な位置ズレ量は、X方向に最大Δxp=0.3mm生じている、と検出することができる。
したがって、オペレータはスタックされた複数の用紙12の厚み方向からエッジ部12Aを目視して、前記の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)を確認すれば、前記の数2の関係式から実際の用紙のズレ量Δxpを容易に検出することができる。ここで、位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymは、(L/L)倍されて表示されているので、特に、L>Lとすれば振れ幅Δymが拡大して表示され、オペレータは比率(Δym/L)が確認しやすくなり、ズレ量Δxpを容易に検出することができる。
また特に、オペレータはスタックされた複数の用紙12の厚み方向からエッジ部12Aを目視して、位置ズレ拡大パターン16aのY方向の最大の振れ幅Δym(MAX)の両端を規定する2枚の用紙12に着目する。そして、一方の用紙12が所定の基準の位置Aに配置され位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12Aとが基準位置m(図3参照)で交わり、他方の用紙12が位置ズレ拡大パターン16aと用紙12のY方向のエッジ部12Aとが振れ位置n(図3参照)で交わると考えれば、前記の距離Lに対する前記の最大の振れ幅Δym(MAX)の比率(Δym(MAX)/L)を確認することにより、前記の数2の関係式を用いて、スタックされた複数の用紙12のX方向の配置位置の最大のズレ量Δxp(MAX)を、容易に検出することができる。これにより、スタックされた複数の用紙12内において、用紙12と描画された画像の相対位置の最大のズレ量Δxp(MAX)を検出することができる。
また、スケール線14a,14bの位置を揃えて用紙12をスタックさせて、用紙12の厚み方向からエッジ部12Aを目視して、各用紙12のズレ量Δxpが発生する傾向を確認することができる。
なお、オペレータの目視によらず、センサなどで位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymを検知させ、この検知結果をもとに後述する制御部のシステムコントローラ172(図16参照)にて前記の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)を演算させ、さらに、前記の数2の関係式から用紙のズレ量Δxpを演算させて、用紙12と描画された画像の相対位置のズレ量を検出することも考えられる。
なお、本実施例では、位置ズレ拡大パターン16aの他に位置ズレ拡大パターン16bが描画され、位置ズレ拡大パターン16aでは検出できない大きさのズレ量が生じた場合には位置ズレ拡大パターン16bで検出できるようにして、ズレ量の検出範囲を広げている。そのため、用紙12のX方向にさらに大きいズレ量が生じているときは、図5、図6のように表される。
図5は、用紙12が点線で示される所定の基準の位置Aから位置CへX方向に大きくズレた状態において、(a)は用紙12の平面方向から見た図(XY平面図)であり、(b)は用紙12の厚み方向から見た図(YZ平面図)である。図6は、スケール線14a,14bの位置を揃えて用紙12がスタックされた場合に当たりマーク10を用紙12の厚み方向からエッジ部12Aを見た概要図である。
なお、エッジ部12Aを見たときに位置ズレ拡大パターン16aが描画されているのか、位置ズレ拡大パターン16bが描画されているのかを区別できるように、位置ズレ拡大パターン16aと位置ズレ拡大パターン16bで線の太さを異なるようにしてもよい。
また図7のような当たりマーク20も考えられる。当たりマーク20においては、基準スケール14が、互いに平行な複数の直線により構成され、具体的には、互いに平行な3本の直線であるスケール線14a,14b,14cで構成される。また、位置ズレ拡大パターン16として、基準スケール14を構成する3本のスケール線14a,14b,14cにおける隣り合う一対のスケール線14a,14bおよびスケール線14b,14cの間に掛け渡される2本の位置ズレ拡大パターン16a,16bが描画されている。また図7のように、当たりマーク20は、真ん中のスケール線14bを中心として対称となるように、2本の位置ズレ拡大パターン16a,16bを描画している。
これにより、スケール線14a,14b,14cの位置を揃えて用紙12がスタックされた場合の当たりマーク20を、用紙12の厚み方向から見ると図8のようになり、ズレ量が大きく表示されて確認しやすくなる。なお、この場合も位置ズレ拡大パターン16aのみが構成されることも考えられる。
なお、3本のスケール線14a,14b,14cのうち、真ん中のスケール線14bを他のスケール線14a,14cよりも細くすることにより、中心となるスケール線14bの位置を判別しやすくなり、スケール線14a,14b,14cの位置を揃えやすくなり、用紙12と描画された画像の相対位置のズレ量を検出しやすくなる。
なお、3本以上のスケール線14a,14b,14c,・・・を構成する基準スケール14も考えられる。図9には、その一例として、基準スケール14としてスケール線14a,14b,14c,14d,14eを構成しており、位置ズレ拡大パターン16は、スケール線14a,14b,14c,14d,14eに対して斜めに傾きながら交差するように配置される当たりマーク25を示す。当たりマーク25は、スケール線の本数を増やしているので、前記の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)を精度よく求めることができ、オペレータの目視による確認精度を高くすることができる。
また、当たりマーク25においては、両端に配置されるスケール線14a,14eに対し、その間に配置されるスケール線14b,14c,14dの線の太さを小さくしている。これにより、両端に配置されるスケール線14a,14e間のY方向の距離Lが判別しやすくなり、前記の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)をより精度よく求めることができ、オペレータの目視による確認精度をより高くすることができる。
また、当たりマーク25においては、位置ズレ拡大パターン16aは両端に配置されるスケール線14a,14eの外側まで描画されている。これにより、ズレ量Δxpが大きくなっても前記の距離Lに対する位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの比率(Δym/L)を求めることができるので、ズレ量Δxpの検出範囲が広がる。
以上、用紙12がX方向またはY方向の一方向のみについてズレ量が生じた場合を説明したが、用紙12がX方向およびY方向の両方向について同時にズレ量が生じた場合においても、用紙12のX方向およびY方向のエッジ部12Aに各々、当たりマーク10,20,25が描画されるので、前記のように、一対のスケール線14a,14b間の距離Lに対する各々の振れ幅Δxm,Δymの比率(Δxm/L),(Δym/L)を確認して、X方向およびY方向のズレ量Δxp,Δypを検出することができる。なお、用紙12がX方向およびY方向の両方向について同時にズレ量Δxp,Δypが生じた場合には、当該ズレ量Δxp,Δypが生じた用紙12を個別に取り出してX方向およびY方向のエッジ部12Aにおける前記の距離Lに対する各々の振れ幅Δxm,Δymの比率(Δxm/L),(Δym/L)を求めて、前記の式2を用いて、X方向およびY方向のズレ量Δxp,Δypを検出する。
また、用紙12が所定の基準の位置に対しある角度(ズレ角)をもって傾いた状態で配置された場合には、当該用紙12の例えばY方向に延びる辺にある、離れた2個の当たりマーク10の、それぞれについて、前記の方法で用紙の所定の基準の位置のからのズレ量Δxp1、Δxp2を求める。ここで、2個の当たりマーク10の距離をDyとすると、当該用紙12の角度ズレΔθyは、以下の式で求めることができる。
Figure 2009226703
また、上記において、y方向に延びる辺にある3個目の当たりマーク10についても、同様に用紙12のズレ量Δxp3を求め、Δxp3のズレがΔxp1、Δxp2のズレで決まる直線上にないとすると、用紙12が変形していることになり、当該直線からのズレ量から用紙12の辺の変形量を求めることができる。
さらに、x方向に延びる辺にある2個の当たりマーク10により、同様に角度ズレΔθxを求めると、当該角度ズレΔθxと、前述のΔθyとの差が直角度を表す。この直角度が、用紙12の製品としての直角度公差を超えていたとすると、用紙が変形したと判断できる。
カラー描画により画像を形成する場合には、各色(例えば、CMYK)ごとに描画される位置を変えつつ当たりマーク10を描画することにより、色ごとの用紙12の位置ズレを検出することができる。
なお、本実施例では用紙12を例に挙げたが、これに限らず、シート状のフィルムなど被描画媒体と画像の位置決めが必要な場合に適用することができる。
当たりマーク10の描画は、用紙12の外側までインクで描画させることになるので、当たりマーク10の描画後に描画該当箇所をクリーニングすること、が望ましい。
〔インクジェット記録装置の説明〕
次に、前記のような当たりマーク10を描画しながら用紙12に画像を描画する描画装置の一実施形態として、インクジェット記録装置について説明する。なお、インクジェット記録装置としては、中間転写型および直接描画型のどちらでも適用できるが、ここでは直接描画型を例として説明する。
図10は、インクジェット記録装置100の概略構成図である。同図に示すインクジェット記録装置100は、ドラム形状の搬送部材の周面に用紙12を固定して用紙12を搬送するドラム搬送方式が適用される。
図10に示すように、インクジェット記録装置100は、用紙(被描画媒体)12の片面のみに印刷可能な片面機であり、用紙12を供給する給紙部102と、用紙12に対して浸透抑制処理(浸透抑制層形成)を行う浸透抑制処理部(浸透抑制剤付与部)104と、用紙12に処理液を付与する処理液付与部106と、用紙12インクを付与して画像記録を行う印字部(画像記録部、インク打滴部)108と、用紙12に記録された画像に定着処理を施す定着処理部110と、画像が形成された用紙12を搬送して排出する排紙部112とから主に構成される。
<給紙>
給紙部102には、用紙12を積載する給紙台120が設けられている。給紙台120の前方(図10において左側)にはフィーダボード122が接続されており、給紙台120に積載された用紙12(カット状のシート)は1番上から順に1枚ずつフィーダボード122に送り出される。フィーダボード122に送り出された用紙12は、渡し胴124aを介して、浸透抑制処理部104の圧胴126aの表面(周面)に給紙される。
なお、本例では用紙12としてマットコート紙(例えば、ユーライト(日本製紙社製商品名))を用いる場合について説明する。
<浸透抑制層形成>
浸透抑制処理部104には、圧胴126aの回転方向(図10において反時計回り方向)に関して上流側から順に、圧胴126aの表面に対向する位置に、用紙予熱ユニット128、浸透抑制剤ヘッド130、及び浸透抑制剤乾燥ユニット132がそれぞれ設けられている。
用紙予熱ユニット128及び浸透抑制剤乾燥ユニット132には、それぞれ所定の範囲で温度制御可能なヒータが設けられる。圧胴126aに保持された用紙12が、用紙予熱ユニット128や浸透抑制剤乾燥ユニット132に対向する位置を通過する際、これらユニットのヒータ(赤外線ヒータ)によって加熱される。
浸透抑制剤ヘッド130は、圧胴126aに保持される用紙12に対して浸透抑制剤を打滴するものであり、後述する印字部108の各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kと同一構成が適用される。
本例では、用紙12の表面に対して浸透抑制処理を行う手段として、インクジェットヘッドを適用したが、浸透抑制処理を行う手段については特に本例に限定されるものではない。例えば、スプレー方式、塗布方式などの各種方式を適用することも可能である。
本例では、用紙12の温度調節に圧胴126aの表面に対向するヒータを用いる態様を例示したが、圧胴126aの内部にヒータ等の発熱体を設置する態様や、用紙12の上面から熱風(乾燥風)を当てる態様を適用してもよい。また、これらを組み合わせてもよい。
<凝集処理液付与>
浸透抑制処理部104に続いて処理液付与部106が設けられている。浸透抑制処理部104の圧胴126aと処理液付与部106の圧胴126bとの間には、これらに対接するようにして渡し胴124bが設けられている。これにより、浸透抑制処理部104の圧胴126aに保持された用紙12は、浸透抑制処理が行われた後に、渡し胴124bを介して処理液付与部106の圧胴126bに受け渡される。
即ち、ドラム状の圧胴126(126a〜126d)上にて用紙12の先端部がグリッパー115で保持されて圧胴126の周面上を用紙12が(図10における半時計周りに)回転する。所定の処理が施された用紙12の先端部は、渡し胴124(124a〜124d)にて受け渡しが行われる。本例では、1個の圧胴126に2個のグリッパー115(115a,115b)が設けられており、渡し胴124には1個のグリッパー116が設けられている。
渡し胴124もドラム状となっており、用紙12の先端部を上流側の圧胴126から受け渡されて、グリッパー116にて用紙12の先端部を保持して(図10における時計周りに)回転し、下流側の圧胴126に用紙12を受け渡す。
処理液付与部106には、圧胴126bの回転方向(図10において反時計回り方向)に関して上流側から順に、圧胴126bの表面に対向する位置に、用紙予熱ユニット134、処理液ヘッド136、及び処理液乾燥ユニット138がそれぞれ設けられている。
処理液付与部106の各部(用紙予熱ユニット134、処理液ヘッド136、及び処理液乾燥ユニット138)については、上述した浸透抑制処理部104の用紙予熱ユニット128、浸透抑制剤ヘッド130、及び浸透抑制剤乾燥ユニット132とそれぞれ同様の構成が適用されるため、ここでは説明を省略する。もちろん、浸透抑制処理部104と異なる構成を適用することも可能である。
本例で用いられる処理液(凝集処理剤)は、後段の印字部108に配置される各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kから用紙12に向かって吐出されるインクに含有される色材を凝集させる作用を有する酸性液である。
一方、処理液をインクジェット方式ではなく、ローラなどの塗設装置によって塗設する態様も可能ある。塗設方式では、インクジェット方式を用いた場合よりも処理液を薄層で塗設することができ、かかる態様においても乾燥時間の短縮や加熱エネルギーの削減が可能となる。
本例の如く、用紙12上に処理液が付与される前に、用紙予熱ユニット134のヒータによって用紙12を予備加熱する態様が好ましい。この場合、処理液の乾燥に要する加熱エネルギーを低く抑えることが可能となり、省エネルギー化を図ることができる。
<画像記録(インク打滴、溶媒乾燥)>
処理液付与部106に続いて印字部108が設けられている。処理液付与部106の圧胴126bと印字部108の圧胴126cとの間には、これらに対接するようにして渡し胴124cが設けられている。これにより、処理液付与部106の圧胴126bに保持された用紙12は、処理液が付与されて固体状又は半固溶状の凝集処理剤層が形成された後に、渡し胴124cを介して印字部108の圧胴126cに受け渡される。
印字部108には、圧胴126cの回転方向(図10において反時計回り方向)に関して上流側から順に、圧胴126cの表面に対向する位置に、CMYKの4色のインクにそれぞれ対応したインクヘッド140C、140M、140Y、140Kと、溶媒乾燥ユニット142a、142bがそれぞれ設けられている。
各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kは、上述した浸透抑制剤ヘッド130や処理液ヘッド136と同様に、インクジェット方式の記録ヘッド(インクジェットヘッド)が適用される。即ち、各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kは、それぞれ対応する色インクの液滴を圧胴126cに保持された用紙12に向かって吐出する。
各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kは、図11に示すように、それぞれ圧胴126cに保持される用紙12における画像記録領域の最大幅に対応する長さを有し、そのインク吐出面には画像記録領域の全幅にわたってインク吐出用のノズル(図10中不図示、図12参照)が複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている。各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kが圧胴126cの回転方向(用紙12の搬送方向)と直交する方向に延在するように固定設置される。
用紙12の画像記録領域の全幅をカバーするノズル列を有するフルラインヘッドがインク色毎に設けられる構成によれば、用紙12の搬送方向(副走査方向)について、用紙12と各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kを相対的に移動させる動作を1回行うだけで(即ち、1回の副走査で)、用紙12の画像記録領域に画像を記録することができる。なお、本実施形態では、用紙12に前記の当たりマーク10,20,25も各色記録される。
これにより、用紙12の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)に往復動作するシリアル(シャトル)型ヘッドが適用される場合に比べて高速印字が可能であり、プリント生産性を向上させることができる。
また、本例では、CMYKの4色の構成を例示したが、インク色や色数の組み合わせについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するインクヘッドを追加する構成も可能であり、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
本例に示すインクジェット記録装置100に適用される用紙12の最大サイズは菊半サイズであり、印字部108は、菊半サイズの幅720mmに対応した直径810mmのドラム(圧胴126c)を有している。インク打滴時のドラム回転周速度は530mm/secであり、1回のインク吐出体積は2pl、記録密度は主走査方向、副走査方向ともに1200dpiである。
溶媒乾燥ユニット142a、142bは、上述した用紙予熱ユニット128、134や浸透抑制剤乾燥ユニット132、処理液乾燥ユニット138と同様に、所定の範囲で温度制御可能なヒータを含んで構成される。後述するように、用紙12上に形成された固体状又は半固溶状の凝集処理剤層上にインク液滴が打滴されると、用紙12上にはインク凝集体(色材凝集体)が形成されるとともに、色材と分離されたインク溶媒が広がり、凝集処理剤が溶解した液体層が形成される。このようにして用紙12上に残った溶媒成分(液体成分)は、用紙12のカールだけでなく、画像劣化を招く要因となる。そこで、本例では、各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kからそれぞれ対応する色インクが用紙12上に打滴された後、溶媒乾燥ユニット142a、142bのヒータによって加熱を行い、溶媒成分を蒸発させ、乾燥を行っている。
本例に示すインクジェット記録装置100の溶媒乾燥処理は、25℃の渡し胴124cに用紙12を保持し、70℃の熱風にて2秒間乾燥処理を行い、次に、50℃の圧胴126cに用紙12を保持し、70℃の熱風にて1秒間乾燥処理を行い、更に、60℃の圧胴126dに用紙12を保持し、70℃の熱風にて2秒間乾燥処理を行うように構成されている。
<定着処理>
印字部108に続いて定着処理部110が設けられている、印字部108の圧胴126cと定着処理部110の圧胴126dとの間には、これらに対接するように渡し胴124dが設けられている。これにより、印字部108の圧胴126cに保持された用紙12は、各色インクが付与された後に、渡し胴124dを介して定着処理部110の圧胴126dに受け渡される。
定着処理部110には、圧胴126dの回転方向(図10において反時計回り方向)に関して上流側から順に、圧胴126dの表面に対向する位置に、印字部108による印字結果を読み取る印字検出部144、加熱ローラ148a,148bがそれぞれ設けられている。
印字検出部144は、印字部108の印字結果(各インクヘッド140C、140M、140Y、140Kの打滴結果)を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ等)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
画像記録された用紙12は、60℃の圧胴126dに保持され、110℃に設定された加熱ローラ148a,148bにより1MPaのニップ圧で加熱定着処理が施される。
なお、加熱加圧処理に代わり、又はこれと併用して透明UVインクを用いて用紙12に画像を定着させる態様も好ましい。
<排紙>
定着処理部110に続いて排紙部112が設けられている。排紙部112には、定着処理が施された用紙12を受ける排紙胴150と、該用紙12を積載する排紙台152と、排紙胴150に設けられたスプロケットと排紙台152の上方に設けられたスプロケットとの間に掛け渡され、複数の排紙用グリッパーを備えた排紙用チェーン154とが設けられている。
図10には、用紙12の片面に画像記録を行う片面機を図示したが、本発明は用紙12面に画像記録を行う両面機にも適用可能である。かかる両面機の構成としては、一方の面に画像が記録された用紙12の表裏を反転させる用紙反転機構と、表裏反転処理後の用紙12の他方の面に画像記録を行う構成(用紙12の一方の面に画像記録を行う構成と同一の構成を適用可能)と、備える態様が挙げられる。また、図10に示す処理液付与部106を省略する構成も可能である。
〔インクヘッドの構造〕
次に、各インクヘッドの構造について説明する。色別のインクヘッド140C、140M、140Y、140Kの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号80によってヘッドを示すものとする。
図12(a)はヘッド80の構造例を示す平面透視図であり、図12(b) はその一部の拡大図である。本例のヘッド80は、図12(a)、(b) に示したように、インク吐出口であるノズル81と、各ノズル81に対応する圧力室82等からなる複数のインク室ユニット(記録素子単位としての液滴吐出素子)83を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(主走査方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
主走査方向に用紙12の全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する形態は本例に限定されない。例えば、図12(a) の構成に代えて、図13 に示すように、複数のノズル81が2次元に配列された短尺のヘッドモジュール80’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで用紙12の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。
各ノズル81に対応して設けられている圧力室82は、その平面形状が概略正方形となっており(図12(a)、(b) 参照)、対角線上の両隅部の一方にノズル81への流出口が設けられ、他方に供給インクの流入口(供給口)84が設けられている。なお、圧力室82の形状は、本例に限定されず、平面形状が四角形(菱形、長方形など)、五角形、六角形その他の多角形、円形、楕円形など、多様な形態があり得る。
図14は、ヘッド80における記録素子単位となる1チャンネル分の液滴吐出素子(1つのノズル81に対応したインク室ユニット)の立体的構成を示す断面図(図12(a) 中の14−14線に沿う断面図)である。
図14に示したように、各圧力室82は供給口84を介して共通流路85と連通されている。共通流路85はインク供給源たるインクタンクと連通しており、インクタンクから供給されるインクは共通流路85を介して各圧力室82に供給される。
圧力室82の一部の面(図14において天面)を構成している加圧板(共通電極と兼用される振動板)86には個別電極87を備えたアクチュエータ88が接合されている。個別電極87と共通電極間に駆動電圧を印加することによってアクチュエータ88が変形して圧力室82の容積が変化し、これに伴う圧力変化によりノズル81からインクが吐出される。インク吐出後、アクチュエータ88の変位が元に戻る際に、共通流路85から供給口84を通って新しいインクが圧力室82に再充填される。
上述した構造を有するインク室ユニット83を図15示す如く主走査方向に沿う行方向及び主走査方向に対して直交しない一定の角度θを有する斜めの列方向に沿って一定の配列パターンで格子状に多数配列させることにより、本例の高密度ノズルヘッドが実現されている。
特に、図15に示すようなマトリクス状に配置されたノズル81を駆動する場合は、ノズル81-11 、81-12 、81-13 、81-14 、81-15 、81-16 を1つのブロックとし(他にはノズル81-21 、…、81-26 を1つのブロック、ノズル81-31 、…、81-36 を1つのブロック、…として)、用紙12の搬送速度に応じてノズル81-11 、81-12 、…、81-16 を順次駆動することで用紙12の幅方向に1ラインを印字する。
また、本実施形態では、ピエゾ素子(圧電素子)に代表されるアクチュエータ88の変形によってインク滴を飛ばす方式が採用されているが、本発明の実施に際して、インクを吐出させる方式は特に限定されず、ピエゾジェット方式に代えて、ヒータなどの発熱体によってインクを加熱して気泡を発生させ、その圧力でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式など、各種方式を適用できる。
〔制御部の説明〕
図16は、インクジェット記録装置100のシステム構成を示す要部ブロック図である。インクジェット記録装置100は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184等を備えている。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信するインターフェース部である。通信インターフェース170にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介してインクジェット記録装置100に取り込まれ、一旦メモリ174に記憶される。
メモリ174は、通信インターフェース170を介して入力された画像を一旦格納する記憶手段であり、システムコントローラ172を通じてデータの読み書きが行われる。メモリ174は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置100の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。即ち、システムコントローラ172は、通信インターフェース170、メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178等の各部を制御し、ホストコンピュータ186との間の通信制御、メモリ174の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ188やヒータ189を制御する制御信号を生成する。
また、システムコントローラ172は、前記のように、不図示のセンサなどで検知した位置ズレ拡大パターン16aの振れ幅Δymの検知結果をもとに、用紙12のズレ量Δxpを演算する機能を持たせてもよい。この場合、演算したズレ量Δxpから検出された用紙12と描画された画像の相対位置のズレ量を不図示のモニターなどで表示させて、オペレータに知らせることとしてもよい。
メモリ174には、システムコントローラ172のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。なお、メモリ174は、書換不能な記憶手段であってもよいし、EEPROMのような書換可能な記憶手段であってもよい。メモリ174は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
プログラム格納部190には各種制御プログラムが格納されており、システムコントローラ172の指令に応じて、制御プログラムが読み出され、実行される。プログラム格納部190はROMやEEPROMなどの半導体メモリを用いてもよいし、磁気ディスクなどを用いてもよい。外部インターフェースを備え、メモリカードやPCカードを用いてもよい。もちろん、これらの記録媒体のうち、複数の記録媒体を備えてもよい。なお、プログラム格納部190は動作パラメータ等の記録手段(不図示)と兼用してもよい。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示にしたがってモータ188を駆動するドライバである。図16には、装置内の各部に配置されるモータ(アクチュエータ)を代表して符号188で図示されている。例えば、図16に示すモータ188には、図10の圧胴126a〜126dや渡し胴124a〜124d、排紙胴150を駆動するモータなどが含まれている。
ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示にしたがって、ヒータ189を駆動するドライバである。図16には、インクジェット記録装置100に備えられる複数のヒータを代表して符号189で図示されている。例えば、図16に示すヒータ189には、図10に示す用紙予熱ユニット128、134や浸透抑制剤乾燥ユニット132、処理液乾燥ユニット138、溶媒乾燥ユニット142a、142bのヒータなどが含まれている。
プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、メモリ174内の画像データから印字制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行う信号処理機能を有し、生成した印字データ(ドットデータ)をヘッドドライバ184に供給する制御部である。プリント制御部180において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいて、ヘッドドライバ184を介してヘッド80の吐出液滴量(打滴量)や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。なお、図16には、インクジェット記録装置100に備えられる複数のヘッド(インクジェットヘッド)を代表して符号80で図示されている。例えば、図16に示すヘッド80には、図10の浸透抑制剤ヘッド130、処理液ヘッド136、インクヘッド140C、140M、140Y、140Kが含まれている。
また、プリント制御部180が有する信号処理機能は、用紙12のサイズに変更があった場合には、当たりマーク10,20,25を描画する位置を用紙12のサイズに合わせて変更する処理を行う。そのため、例えばオペレータは不図示の入力手段で用紙12のサイズの変更内容をプリント制御部180に入力して、当たりマーク10,20,25を描画する位置を用紙12のサイズに合わせて変更させることができ、作業現場での対応力がアップする。
また、プリント制御部180には画像バッファメモリ182が備えられており、プリント制御部180における画像データ処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ182に一時的に格納される。また、プリント制御部180とシステムコントローラ172とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられる画像データに基づいてヘッド80のアクチュエータ(圧電素子)88(図14参照)に印加される駆動信号を生成するとともに、該駆動信号をアクチュエータ88に印加してアクチュエータ88を駆動する駆動回路を含んで構成される。なお、図16に示すヘッドドライバ184には、ヘッド80の駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
印字検出部144は、図10で説明したように、イメージセンサ(ラインセンサ等)を含むブロックであり、用紙12に印字された画像を読み取り、所要の信号処理などを行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつきなど)を検出し、その検出結果をプリント制御部180に提供する。プリント制御部180は、必要に応じて印字検出部144から得られる情報に基づいてヘッド80に対する各種補正を行う。
画像入力から印字出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース170を介して外部から入力され、メモリ174に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの画像データがメモリ174に記憶される。
インクジェット記録装置100では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、メモリ174に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ172を介してプリント制御部180に送られ、該プリント制御部180において閾値マトリクスや誤差拡散法などを用いたハーフトーニング処理によってインク色ごとのドットデータに変換される。
即ち、プリント制御部180は、入力されたRGB画像データをC,M,Y,Kの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部180で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ182に蓄えられる。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられる印字データ(即ち、画像バッファメモリ182に記憶されたドットデータ)に基づき、ヘッド80の各ノズル81に対応するアクチュエータ88を駆動するための駆動信号を出力する。ヘッドドライバ184にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
ヘッドドライバ184から出力された駆動信号がヘッド80に加えられることによって、該当するノズル81からインクが吐出される。用紙12を所定の速度で搬送しながらヘッド80からのインク吐出を制御することにより、用紙12上に画像が形成される。
本実施例では、プリント制御部180は、前記の当たりマーク10,20,25を描画するため、印字データをヘッドドライバ184に与え、ヘッドドライバ184から駆動信号を出力して制御する。
また、用紙12に当たりマーク10,20,25を描画しながら画像を形成する描画装置の実施形態としては、前記のインクジェット記録装置に限らず、距離L、距離L、線幅、色、当たりマーク10,20,25の用紙における描画位置などが任意に変更できるデジタル印刷機(電子写真印刷装置など)であれば適用可能である。
以上、本発明の検出マーク、検出方法、描画方法、描画装置について詳細に説明したが、本発明は、以上の例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良や変形を行ってもよいのはもちろんである。
本発明が提案する当たりマーク(検出マーク)の概要図 1つの当たりマークを拡大した図 用紙が基準となる位置よりX方向にΔxp分ズレた状態で当たりマークが描画された場合を示す図 用紙がスタックされた場合の当たりマークを用紙の厚み方向から見た図 用紙のX方向にさらに大きなズレ量が生じているときの図 用紙のX方向にさらに大きなズレ量が生じているときに、用紙がスタックされた場合の当たりマークを用紙の厚み方向から見た図 当たりマークの他の例を示す図 用紙がスタックされた場合の図7の当たりマークを用紙の厚み方向から見た図 当たりマークの他の例を示す図 インクジェット記録装置の概略構成図 印字部の平面図 (a)はヘッドの構造例を示す平面透視図、 (b) はその一部の拡大図 複数のノズルが2次元に配列された短尺のヘッドモジュールを千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで長尺化する例を示す図 ヘッドにおける記録素子単位となる1チャンネル分の液滴吐出素子の立体的構成を示す断面図 マトリクス状に配置されたノズルを示す図 インクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図 従来の当たりマークを示す図
符号の説明
10…当たりマーク、12…用紙、12A…エッジ部、14…基準スケール、14a…スケール線、14b…スケール線、16a,16b…位置ズレ拡大パターン、100…インクジェット記録装置、140Y,140M,140C,140K…インクヘッド、172…システムコントローラ、180…プリント制御部、184…ヘッドドライバ

Claims (5)

  1. 被描画媒体と描画された画像の相対位置を検出する検出マークにおいて、
    互いに平行な複数の第1の略直線により構成される基準スケールと、
    前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線と交差するように配置され前記第1の略直線に対して斜めに傾く第2の略直線である位置ズレ拡大パターンと、
    を有することを特徴とする検出マーク。
  2. 請求項1の検出マークにおいて、
    前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線における隣り合う一対の第1の略直線の間に複数の前記位置ズレ拡大パターンが配置されていること、
    を特徴とする検出マーク。
  3. 請求項1または2の検出マークを用いて被描画媒体と描画された画像の相対位置のズレ量を検出する検出方法であって、
    画像の描画時に被描画媒体が配置される所定の基準の位置である被描画媒体基準位置に被描画媒体が配置されたときに前記位置ズレ拡大パターンと被描画媒体のi方向の辺とが交わる基準位置から被描画媒体が前記被描画媒体基準位置より前記i方向と垂直なj方向にズレ量Δjでズレたときに前記位置ズレ拡大パターンと被描画媒体の前記i方向の辺とが交わる振れ位置までの振れ幅をΔiとするときに、
    前記複数の第1の略直線における隣り合う一対の第1の略直線の間の前記i方向の距離Lに対する前記振れ幅Δiの比率(Δi/L)を求め、
    前記一対の第1の略直線と前記位置ズレ拡大パターンが交差する2点の間の前記j方向の距離をLとするときに、
    前記比率(Δi/L)からΔj={(Δi/L)×L}の式より前記ズレ量Δjを算出して被描画媒体と描画された画像の相対位置のズレ量を検出すること、
    を特徴とする検出方法。
  4. 画像の描画時に被描画媒体が配置される所定の基準の位置である被描画媒体基準位置に被描画媒体が配置されたときに、請求項1または2の検出マークが被描画媒体の辺に配置されるように描画すること、を特徴とする描画方法。
  5. 被描画媒体に対し描画用液体を吐出して画像を描画し、かつ互いに平行な複数の第1の略直線により構成される基準スケールと前記基準スケールを構成する前記複数の第1の略直線の間に配置され前記第1の略直線に対して斜めに傾く第2の略直線である位置ズレ拡大パターンとを備える検出マークを描画する描画手段を有すること、を特徴とする描画装置。
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