JP2009225288A - 画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御プログラムおよび画像形成システム - Google Patents

画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御プログラムおよび画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】書類に含まれる機密情報を適切に隠蔽した画像データを生成することが可能な画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御プログラムおよび画像形成システムを提供すること。
【解決手段】第2複合機40は、印刷された機密文書71が原稿台にセットされると、その機密文書71の画像72と、機密文書71に付加された、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコード73を読み取る。そして、そのバーコード73に基づき、機密文書71における塗りつぶし箇所74を決定し、決定した塗りつぶし箇所74と読み取った画像72とを、新たな記録媒体に記録することで、機密文書71の一部が塗りつぶされた隠蔽文書75を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御プログラムおよび画像形成システムに関するものである。
印刷物などの書類には、他人に知られたくない情報、機密情報等が含まれている場合がある。このような書類を読み取って、得られた画像データに含まれる機密情報の配信や印刷を可能にしてしまうと、機密情報が漏洩してしまい、個人情報保護の観点から問題が生じる場合がある。そこで、機密情報を含む書類を読み取ると、その機密情報を別の画像データに置換して隠蔽する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、書類を読み取り、得られた画像データに機密情報を示す特定のパターンを検出した場合には、機密情報を含む画像データを、網点画像、市松模様からなるパターン画像等の別の画像データに置換する技術が開示されている。
特開2006−239957号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、機密情報を含む画像データの全体を別の画像データに置換するため、機密情報が記載されていない部分についても別の画像データで置換されてしまう。従って、書類の一部のみに機密情報が含まれている場合、その書類を読み取ることで得られた画像データに対し、機密情報が含まれている部分を適切に隠蔽した画像データを生成することができなかった。上述のような一部を隠蔽した画像データは、機密情報が含まれている部分のみを隠蔽するので、情報漏洩を防止しつつ、他人に公開することが可能なため、利用価値が高いものであるが、このような一部を隠蔽した画像データを生成することができなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、書類に含まれる機密情報を適切に隠蔽した画像データを生成することが可能な画像形成装置、画像形成制御装置、画像形成制御プログラムおよび画像形成システムを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1に記載の画像形成装置は、印刷済みの記録媒体に付加された、前記記録媒体に印刷された画像に対する塗りつぶし箇所を決定するための識別子を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた識別子から、前記塗りつぶし箇所の位置データを取得する位置データ取得手段と、前記記録媒体に印刷された画像に対応する画像データを取得する画像データ取得手段と、前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された塗りつぶし箇所に基づいて、前記画像データ取得手段により取得された画像データの一部に塗りつぶしデータを付加した、塗りつぶし画像データを生成する生成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記位置データに、前記位置データを管理するための管理データを対応付けて記憶する記憶手段を備え、前記読取手段は、前記識別子を読み取ることにより、前記管理データを取得し、前記位置データ取得手段は、前記読取手段により取得された管理データに対応する位置データを前記記憶手段から読み出すことで、位置データを取得することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記画像データ取得手段は、前記記録媒体に印刷された画像を読み取ることにより、前記画像データを取得することを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記記憶手段は、前記位置データとともに、その位置データに基づく塗りつぶし箇所を適用する画像データを、前記管理データにより対応付けて記憶するものであり、前記画像データ取得手段は、前記読取手段により取得された管理データに対応する画像データを前記記憶手段から読み出すことで、前記画像データを取得するものであることを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記識別子は前記記録媒体に印刷された識別子であり、前記記録媒体に対しインクを吐出する記録ヘッドを搭載し、記録媒体の幅方向に往復移動可能に設けられたキャリッジと、そのキャリッジに設けられ、発光素子と受光素子とを有する光センサとを備え、前記読取手段は、前記光センサを用いて前記識別子を読み取ることを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載イの画像形成装置において、前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を示した画像を画面に表示する表示手段と、前記表示手段により表示された画像に基づいて行うユーザ指示に従って、前記位置データを変更する変更手段とを備え、前記決定手段は、前記変更手段による位置データの変更に基づき、前記画像データに対する塗りつぶし箇所を決定することを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記生成手段により生成された塗りつぶし画像データに基づいて、画像の一部が塗りつぶされた画像を新たな記録媒体に印刷する印刷手段を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成制御装置は、画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する画像形成装置を制御するための画像形成制御装置であって、前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記画像形成装置に印刷させる印刷指示手段とを備えることを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成清書装置は、請求項8に記載の画像形成制御装置において、前記位置データ決定手段により決定された位置データと、その位置データに基づく塗りつぶし箇所が適用される画像データのファイル名、サイズ、または作成日時のうち、少なくともいずれか1つとを、前記管理データにより対応付けて記憶する記憶手段と、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データのファイル名と一致するファイル名が対応付けられた位置データ、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データのサイズとの差が所定値以下にあるサイズが対応付けられた位置データ、または、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データの作成日時との差が所定期間以下にある作成日時が対応付けられた位置データを、前記記憶手段に記憶されている位置データの中から選択する選択手段とを備え、前記位置データ決定手段は、前記選択手段により選択された位置データを用いて、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データに対する塗りつぶし箇所を示す位置データを決定することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成制御プログラムは、画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する画像形成装置を制御するための画像形成制御装置を、前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記画像形成装置に印刷させる印刷指示手段として機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の画像形成システムは、画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する第1画像形成装置と、その第1画像形成装置を制御するための画像形成制御装置とからなる画像形成システムであって、前記画像形成制御装置は、前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記第1画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記第1画像形成装置に印刷させる印刷指示手段とを備えることを特徴とする。
請求項12に記載の画像形成システムは、請求項11に記載の画像形成システムにおいて、前記画像形成システムは、印刷済みの記録媒体に付加された、前記記録媒体に印刷された画像に対する塗りつぶし箇所を決定するための識別子を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた識別子から、前記塗りつぶし箇所の位置データを取得する位置データ取得手段と、前記記録媒体に印刷された画像に対応する画像データを取得する画像データ取得手段と、前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を決定する決定手段と、前記決定手段により決定された塗りつぶし箇所に基づいて、前記画像データ取得手段により取得された画像データの一部に塗りつぶしデータを付加した、塗りつぶし画像データを生成する生成手段と、を備える第2画像形成装置を、さらに含むことを特徴とする。
請求項1記載の画像形成装置によれば、印刷済みの記録媒体に付加された、塗りつぶし箇所を決定するための識別子が読み取られ、その識別子に基づき、印刷済みの記録媒体に対する塗りつぶし箇所が決定される。そして、決定された塗りつぶし箇所に基づいて、画像データの一部に塗りつぶしデータを付加した、塗りつぶし画像データが生成される。よって、画像データのうちで隠蔽したい箇所が塗りつぶし箇所となるように、適宜識別子を設定しておくことで、記録媒体に印刷された機密情報を適切に隠蔽した画像データを生成することができる。また、塗りつぶし箇所を決定するための識別子は、印刷済みの記録媒体に付加されているので、塗りつぶし箇所を決定するための識別子を紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項2記載の画像形成装置によれば、請求項1記載の画像形成装置の奏する効果に加え、読取手段により取得された管理データに対応する位置データに基づいて、塗りつぶし箇所を決定するので、適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定することができるという効果がある。また、識別子には、位置データを呼び出すための管理データを保持させれば良いので、保持可能なデータ量がそれほど大きくはない識別子であっても利用することができるという効果がある。
請求項3記載の画像形成装置によれば、請求項2記載の画像形成装置の奏する効果に加え、印刷済みの記録媒体を読み取るだけで、その記録媒体に印刷されている画像の一部が適切に塗りつぶされた画像データを生成可能である。よって、画像データに対して、塗りつぶす箇所を指定したり、塗りつぶしのためのデータを負荷する手間が省け、隠蔽すべき箇所が塗りつぶされた画像データを簡単に生成することができる。
請求項4記載の画像形成装置によれば、請求項3記載の画像形成装置の奏する効果に加え、画像データ取得手段は、読取手段により取得された管理データに対応する画像データを記憶手段から読み出すことで、画像データを取得するので、読取手段により識別子を読み取るだけで、位置データと共に画像データを取得する。従って、画像データを取得するための特別な手段が別途必要なく、簡易な構成により、画像データおよびその画像データに対する塗りつぶし箇所を示す位置データを容易に取得することができ、塗りつぶし画像データを生成することができる。
請求項5記載の画像形成装置によれば、請求項4記載の画像形成装置の奏する効果に加え、識別子を読み取るための構成が簡素であり、画像形成装置のコストアップおよび装置の大型化を抑制できるという効果がある。すなわち、キャリッジに搭載された記録ヘッドにより、記録媒体に対しインクを吐出し画像を形成する画像形成装置においては、記録媒体の有無や、記録媒体の端を検出するための光センサがキャリッジに設けられている場合がある。よって、その光センサを用いて、識別子を読み取ることとすれば、識別子読み取りのための新たな構成を追加する必要がなく装置を簡素化できるのである。さらに、記録媒体の幅方向に往復移動可能なキャリッジに光センサが設けられているので、識別子の印刷位置が限定されていなくても、記録媒体の幅方向にキャリッジを適宜移動させることにより、識別子を読み取ることができるという効果がある。
好適には、識別子は、記録媒体の余白に印刷される。このようにすれば、記録媒体に形成された画像が識別子によって見にくくなることが抑制され、また、識別子を確実に読み取らせることができる。
請求項6記載の画像形成装置によれば、請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、生成手段による塗りつぶし画像データの生成に先立ち、位置データに基づく塗りつぶし箇所が示された画像が画面に表示されるので、ユーザは、その画面を視認し、例えば、塗りつぶしを中止する、塗りつぶし箇所を変更するなど、適切な処置をとることができるという効果がある。また、画面に表示された画像に基づいて行うユーザ指示に従って、位置データを変更する変更手段を備えるので、ユーザは好みや目的に応じて塗りつぶし箇所を適宜変更できるという効果がある。
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置の奏する効果に加え、生成手段により生成された塗りつぶし画像データを用いて、画像データに基づく画像の一部が塗りつぶされた画像を新たな記録媒体に印刷する。よって、塗りつぶされた箇所に対応する画像データの内容の漏洩を防ぎつつ、記録媒体に印刷された画像を他人に公開することができる。さらに、印刷済みの記録媒体自体を塗りつぶすのではなく、印刷済みの記録媒体とは別の新たな記録媒体に画像の一部が塗りつぶされた画像を印刷するので、印刷済みの記録媒体は、そのままの状態で保持しつつ、その印刷済みの記録媒体を基に何度でも塗りつぶしが適用された画像を印刷することができる。
請求項8記載の画像形成制御装置によれば、画像データについて、画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、画像データに基づく画像を、画像形成装置に印刷させる印刷指示手段とを備える。その結果、画像が印刷された記録媒体に、塗りつぶし箇所を示す位置データを取得するための識別子を付加する。よって、その記録媒体に対し塗りつぶし印刷を行う際には、その記録媒体に付加されている識別子を用いて位置データを取得し、その位置データに基づいて塗りつぶし箇所を決定することができるので、適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定することができ、塗りつぶし画像データの生成に要する手間と処理時間が省けるという効果がある。
また、画像が印刷される記録媒体に、識別子が付加されるので、その画像の塗りつぶしを行う際に、塗りつぶし箇所を決定するための識別子を紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
請求項9記載の画像形成制御装置よれば、請求項8記載の画像形成制御装置の奏する効果に加え、選択手段は、印刷指示手段による印刷対象の画像データのファイル名と一致するファイル名が対応付けられた位置データ、印刷指示手段による印刷対象の画像データのサイズとの差が所定値以下にあるサイズが対応付けられた位置データ、または、印刷指示手段による印刷対象の画像データの作成日時との差が所定期間以下にある作成日時が対応付けられた位置データを、記憶手段に記憶されている位置データの中から選択する。よって、一旦、位置データが決定された画像データについて、再度、印刷を行う場合には、先に決定された位置データを利用して、適切な位置データを簡単に決定できるという効果がある。
ここで、「画像データのファイル名と、一致するファイル名」とは、画像データのファイル名と完全一致するファイル名に限定されるものではなく、例えば、一部一致するファイル名であっても良い。
請求項10記載の画像形成制御プログラムによれば、請求項8記載の画像形成制御装置と同様の効果が得られる。
請求項11記載の画像形成システムによれば、請求項8記載の画像形成制御装置と同様の効果が得られる。
請求項12記載の画像形成システムによれば、請求項8記載の画像形成制御装置と、請求項1記載の画像形成装置とを合わせた効果が得られる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明における実施形態の画像形成システム1の全体構成を示すブロック図である。図1に示されるような画像形成システム1は、パーソナルコンピュータ10(以下、PC10と称する)と、第1複合機30と、第2複合機40と、サーバ60とがLAN70で接続されて構成されている。第1複合機30および第2複合機40は、それぞれ画像を記録用紙(記録媒体の一例)に形成するプリンタを内蔵している。また、第2複合機40は、記録用紙に印刷された画像を読み取るスキャナを内蔵している。
画像形成システム1において、PC10は、第1複合機30を制御して機密文書を印刷させる。一方、第2複合機40は、印刷された機密文書を読み取り、その読み取った画像の機密部分を塗りつぶした塗りつぶし画像データを生成したうえで、新たな記録媒体に塗りつぶし画像を印刷する(以下、塗りつぶしコピーと称す。)ものである。特に、本実施形態の画像形成システム1は、機密文書毎に、適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定してコピーすることができるものである。
図2を参照して画像形成システム1で実行される処理の概要を説明する。図2(a)は、PC10により実行される、機密文書作成処理の流れを模式的に示す図である。
図2(a)に示すように、機密文書作成処理では、PC10は、第1複合機30を制御し、画像データに対応した画像72およびバーコード73が印刷により付加された機密文書71を作成させる。このバーコード73は、画像72の塗りつぶし箇所を決定するために付加されるものであり、特許請求の範囲に記載の識別子の一例であるが、詳細は図5,図6を参照して説明する。
図2(b)は、第2複合機40で実行される、塗りつぶしコピー処理の流れを模式的に示す図である。図2(b)に示すように、第2複合機40は、上述のようにして印刷された機密文書71が原稿台にセットされると、その機密文書71に付加された、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコード73および画像72をスキャナによって読み取る。そして、そのバーコード73に基づき、画像72における塗りつぶし箇所74を決定し、決定した塗りつぶし箇所74を適用した画像72を、新たな記録媒体に印刷して、隠蔽文書75を得る。
本実施形態の画像形成システム1によれば、バーコード73が付加された機密文書71をコピーすると、機密部分が塗りつぶされた隠蔽文書75が得られるので、機密文書71のコピーによる機密情報の漏洩を防止することができる。また、隠蔽文書75は、機密部分のみが塗りつぶされているので、機密文書71の機密部分以外の公開可能な情報を他人に配布したり閲覧させたりすることができる。また、バーコードが付加された機密文書71を読み取るだけで、適切な塗りつぶし箇所74を短時間で決定することができるので、速やかに隠蔽文書75を得ることができる。
また、機密文書71自体を塗りつぶすのではなく、機密文書71とは別の新たな記録媒体に機密部分が塗りつぶされた隠蔽文書75を印刷するので、機密文書71を基に何度でも隠蔽文書75を印刷することができる。また、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコード73は、機密文書71自体に付加されているので、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコード73を紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良い。
図3は、図1に示す画像形成システム1の電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、PC10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD14と、入力装置15と、表示装置16と、LAN70に接続するインターフェース18(I/F18)とを備え、これらはバスライン19を介して互いに接続されている。
CPU11は、このPC10を総括的に制御する中央演算処理であり、図8から図10のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。
ROM12は、CPU11により実行される各種制御プログラムや、それらの制御プログラムをCPU11により実行する上で必要なデータなどを格納した書き換え不能なメモリである。
RAM13は、CPU11により実行される各種処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するためのメモリである。このRAM13は、画像データメモリ13aと、位置データメモリ13bと、管理番号メモリ13cとを備えている。画像データメモリ13aは、ユーザにより指定された印刷対象の画像データが格納されるメモリである。位置データメモリ13bは、後述する機密文書作成処理(S1)により決定される、塗りつぶし箇所を示す位置データを格納するメモリである。管理番号メモリ13cは、位置データを呼び出すためにバーコード73(図2参照)に保持させる管理番号(管理データの一例)を格納するメモリである。なお、管理番号については、図6を参照して後述する。
HDD14は、ハードディスクドライブであり、第1複合機30を制御するための第1複合機用プリンタドライバ14aが記憶されている。この第1複合機用プリンタドライバ14aにより、図8から図10のフローチャートで示す処理が実行される。
入力装置15は、PC10にデータ又はコマンドを入力するものであり、キーボード、マウスなどにより構成されている。表示装置16は、PC10で実行される処理内容や入力されたデータなどを視覚的に確認するために、文字や画像などを表示するものであり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにより構成されている。
第1複合機30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、フラッシュメモリ34と、LAN70に接続するインターフェイス35(I/F35)と、プリンタ36と、スキャナ37と、モデム38とを備え、これらはバスラインを介して互いに接続されている。第1複合機30は、ファクシミリ機能、PCプリント機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能を有するものであり、特に、PC10に制御されて、機密文書71(図2参照)を作成する。
第2複合機40は、CPU41と、ROM42と、RAM43と、フラッシュメモリ44と、スキャナ45と、モデム46と、LAN70に接続するインターフェイス47(I/F47)と、プリンタ48と、液晶表示装置49(LCD49)を備え、これらはバスラインを介して互いに接続されている。
CPU41は、第2複合機40を統括的に制御する中央演算処理であり、図11および図12のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。
ROM42は、CPU41により実行される各種制御プログラムや、それらの制御プログラムをCPU41により実行する上で必要なデータなどを格納した書き換え不能なメモリである。
RAM43は、CPU41により実行される各種処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するためのメモリであり、管理番号メモリ43a、位置データメモリ43b、画像データメモリ43cとを備える。
管理番号メモリ43aは、機密文書71のバーコード73を読み取ることにより、そのバーコード73から取得された管理番号が格納されるメモリである。なお、管理番号については、図6を参照して後述する。
位置データメモリ43bは、バーコード73から取得された管理番号に基づいて、サーバ60の管理フォーマットテーブル64a(図6参照)から呼び出される位置データが格納されるメモリである。
画像データメモリ43cは、スキャナ45により読み取られた画像データが格納されるメモリである。
フラッシュメモリ44は、書換可能な不揮発性のメモリであって、後述する塗りつぶしモードフラグ44aが設けられている。ユーザにより、塗りつぶしモードが設定されると、この塗りつぶしモードフラグ44aがオンとされ、一方、塗りつぶしモードが解除されると、塗りつぶしモードフラグ44aがオフとされる。
第2複合機40は、ファクシミリ機能、PCプリント機能、スキャナ機能、及び、コピー機能などの各種機能を有するものである。特に、第2複合機40のプリンタ48は、機密文書71に付加されたバーコード73を読み取り可能な構成を有しており、塗りつぶしモードフラグ44aがオンとなっている場合、機密文書71の塗りつぶしコピーを実行する。
サーバ60は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、HDD64と、入力装置65と、表示装置66と、LAN70に接続するインターフェイス67(I/F67)とを備え、これらはバスライン68を介して互いに接続されている。
HDD64は、ハードディスクドライブであり、塗りつぶし箇所を示す位置データを記憶する管理フォーマットテーブル64aと、塗りつぶしコピーの履歴を記憶する塗りつぶしコピー履歴テーブル64bとが格納される。なお、管理フォーマットテーブル64aについては、図5,図6を参照して後述し、塗りつぶしコピー履歴テーブル64bについては、図7を参照して後述する。
次に、図5を参照して、PC10における、位置データの決定およびその位置データを管理フォーマットテーブル64aに登録するまでの流れを説明する。図5は、フォーマット登録画面の一例を示す図である。このフォーマット登録画面80は、PC10で実行される機密文書作成処理(図8参照)において、PC10の表示装置16に表示される画面である。
図5に示すように、フォーマット登録画面80には、画像表示領域81、機密部指定アイコン82、機密部指定解除アイコン83、およびフォーマット登録アイコン84が設けられる。
画像表示領域81は、印刷対象の画像データがプレビュー表示される領域である。機密部指定アイコン82は、塗りつぶし部指定の開始指示を受け付けるアイコンである。機密部指定アイコン82への指示が入力されると、画像表示領域81にプレビュー表示される画像に含まれる文字列を指定可能とすることにより、いずれの箇所を塗りつぶし箇所とするかを指定する、ユーザからの指定入力を受け付ける。
ユーザがマウスなどの入力装置15を操作することにより、塗りつぶし箇所85を指定すると、指定された塗りつぶし箇所85は、例えば、反転表示され、または枠等で囲われ、他の領域と区別して表示される。なお、塗りつぶし箇所85を完全に塗りつぶしてしまった状態を表示するのではなく、図5に例示するように、塗りつぶされる文字を視認できるように、塗りつぶし箇所85を表示することにより、塗りつぶしの対象の文字をユーザに読ませ、その塗りつぶしが真に必要であるか否かを判別させることができる。
機密部指定解除アイコン83は、塗りつぶし部の解除指示を受け付けるアイコンである。機密部指定解除アイコン83への指示が入力されると、その後、画像表示領域81に表示される塗りつぶし箇所85のうち、ユーザによって指示される塗りつぶし箇所85は、その指定が解除される。
フォーマット登録アイコン84は、画像表示領域81に表示された塗りつぶし箇所85の登録指示を入力するアイコンである。フォーマット登録アイコン84への指示が入力されると、画像表示領域81に表示中の塗りつぶし箇所85を示す位置データが、フォーマットとして管理フォーマットテーブル64a(図6参照)に登録(記憶)される。なお、フォーマットの登録完了後は、そのフォーマットを呼び出すための管理番号が、メッセージ86によりユーザに通知される。
図6は、管理フォーマットテーブル64aの内容の一例を模式的に示す図である。図6に示すように、管理フォーマットテーブル64aは、1の管理番号(管理データの一例)64a1に対し、1のフォーマット64a2を対応付けて記憶するテーブルである。
図6に示すように、フォーマット64a2には、位置データ64a4が記憶される。位置データ64a4は、塗りつぶし箇所85で示される領域の始点座標と終点座標とからなる組の1又は複数組で構成されるものである。
詳細は図11を参照して後述するが、第2複合機40において機密文書71の塗りつぶしコピー処理を実行する際、第2複合機40は、機密文書71のバーコード73から管理番号を取得する。そして、その取得した管理番号に対応するフォーマットを利用して、その機密文書71に適した塗りつぶし箇所を決定し、塗りつぶしコピーを実行する。
図7は、塗りつぶしコピー履歴テーブル64bの内容の一例を模式的に示す図である。塗りつぶしコピー履歴テーブル64bは、第2複合機40における塗りつぶしコピーの実行履歴を記憶するテーブルである。具体的には、塗りつぶしコピー処理において利用されたフォーマットを示す管理番号64b1に対応付けて、そのフォーマットが適用された機密文書71のファイル名64b2、サイズ64b3、および作成日時64b4が格納される。ここで、「機密文書71を示すファイル名、サイズ、および作成日時」とは、その機密文書71に印刷された画像72の元である画像データのファイル名、サイズ、および作成日時である。
すなわち、ある画像データについて機密文書71が作成される場合、上述したように、塗りつぶし箇所を示すフォーマットが作成され、管理フォーマットテーブル64a(図6参照)に登録される。その後、そのフォーマットに基づいて、機密文書71に対し塗りつぶしコピーが実行されると、その機密文書71の元となった画像データのファイル名、サイズ、作成日時が、フォーマットの管理番号に対応付けて、塗りつぶしコピー履歴テーブル64bに記憶されることとなる。
よって、次回以降、同じ画像データに基づいて、機密文書71を作成する際には、その画像データのファイル名、サイズ、または作成日時を条件として、この塗りつぶしコピー履歴テーブル64bを検索することにより、同一の画像データについて、過去に登録されたフォーマットの管理番号を取得し、利用することができるのであるが、詳細は、図10を参照して後述する。
なお、本実施形態においては、図6に示す管理フォーマットテーブル64aと、図7に示す塗りつぶしコピー履歴テーブル64bとは、共通の管理番号により互いに対応付けられている。すなわち、サーバ60においては、位置データと、その位置データで示される塗りつぶし箇所が適用された画像データのファイル名、サイズおよび作成日時とは、管理番号を介して対応付けられているということができる。
まず、PC10で実行される第1複合機30に機密文書71を印刷させるための処理を図8〜10を参照して説明する。図8は、PC10で実行される機密文書作成処理(S1)を示すフローチャートである。この機密文書作成処理(S1)は、PC10において、画像データに対し、印刷指示が入力されるとCPU11により実行される処理である。
まず、印刷指示の入力時に、機密文書作成モードが選択されたか否かを判断する(S2)。S2の判断が否定される場合(S2:No)、通常印刷を行い(S3)、処理を終了する。
一方、S2の判断が肯定される場合(S2:Yes)、S4〜S11の処理により、印刷対象の画像データについて、塗りつぶし位置を示す位置データを決定する。
具体的には、まず、管理フォーマットテーブル64a(図6参照)に登録済みのフォーマットのうち、今回の機密文書作成処理に適したフォーマットを選択するフォーマット選択処理を実行する(S4)。なお、フォーマット選択処理(S4)の詳細は、図10を参照して後述するが、フォーマット選択処理(S4)にてフォーマットが選択されると、選択フォーマットが有と設定される。
次に、選択フォーマットの有無を判断する(S6)。S6の判断が肯定される場合(S6:Yes)、次に、フォーマット選択処理(S4)で選択されたフォーマットを、管理フォーマットテーブル64aから呼び出し(S10)、そのフォーマット64a2に含まれる位置データ64a4を、位置データメモリ13b(図3参照)に格納する。また、そのフォーマットに対応する管理番号64a1を、管理番号メモリ13cに格納する。
次に、呼び出されたフォーマット64a2で示される塗りつぶし箇所が、印刷対象の画像データに基づいて印刷される画像72における、文字の印刷位置と重なるかを判断する(S11)。具体的には、そのフォーマット64a2に含まれる位置データ64a4である始点座標と終点座標との組により示される領域に、印刷対象である画像72における、文字の印刷位置が含まれているか否かを判断する。
S11の判断が肯定される場合(S11:Yes)、選択されたフォーマットに含まれる位置データ64a4を、印刷対象の画像データについて塗りつぶし箇所を示す位置データとして決定する(S12)。
そして、管理番号メモリ13cに格納された管理番号64a1(すなわち、呼び出したフォーマットに対応する管理番号)を保持するバーコード73を機密文書71に印刷するための、バーコードデータを作成する(S13)。そして、そのバーコードデータを、画像72を印刷するための印刷データに付加して、第1複合機30へ出力する(S14)。これにより、画像データについて決定された位置データを取得するためのバーコード73を、機密文書71に付加させ、且つ、その機密文書71への画像72の印刷を、第1複合機30に実行させることができる。
また、フォーマットで示される塗りつぶし箇所と、画像データに基づいて印刷される文字の印刷位置とが重なると判断されることを条件として、位置データを決定するので、文字を隠蔽することができる適切な塗りつぶし箇所に対応した位置データを、簡単に決定することができる。
一方、S6の判断が否定される場合(S6:No)、または、S11の判断が否定される場合(S11:No)、フォーマット登録処理(S8)を実行する。このフォーマット登録処理(S8)は、管理フォーマットテーブル64aに既に記憶されているフォーマットは用いずに、ユーザからの入力に基づいて位置データを新たに決定し、その新たに決定した位置データを含むフォーマットを、管理フォーマットテーブル64aに登録する処理である。
図9は、フォーマット登録処理(S8)を示すフローチャートである。フォーマット登録処理(S8)では、まず、フォーマット登録画面80をPC10の表示装置16に表示し、印刷対象の画像データに基づいて機密文書71に印刷される画像72を、フォーマット登録画面80の画像表示領域81(図5参照)にプレビュー表示する(S802)。
次に、ユーザにより、機密部指定キー82(図5参照)が指示されたか否かを判断する(S804)。S804の判断が肯定されると(S804:Yes)、表示される画像のうち、いずれの箇所を塗りつぶし箇所とするかを指定する、ユーザによる指定入力を受け付け(S805)、受け付けた指定入力に従って、塗りつぶし箇所を新たに指定し、位置データを位置データメモリ13bに格納させる(S806)。また、このとき格納された位置データに基づき、画像表示領域81には、塗りつぶし箇所85を示す表示がなされる(図5参照)。
次に、ユーザにより、機密部指定部解除キー83(図5参照)へ指示が入力されたか否かを判断する(S808)。S808の判断が肯定されると(S808:Yes)、次に、ユーザ指示を受け付け(S809)、表示される塗りつぶし箇所85(図5参照)のうち、ユーザにより指示された塗りつぶし箇所85の指定を解除する(S810)。すなわち、位置データメモリ13bに格納させた位置データのうち、ユーザの指定を受けたものを削除する。
次に、フォーマット登録キー84(図5参照)へ指示が入力されたかを判断する(S812)。S812の判断が否定される場合(S812:No)、S804に戻り処理を繰り返すが、S812の判断が肯定されると(S812:Yes)、画像表示領域81に表示中の塗りつぶし箇所85を示す位置データが塗りつぶし箇所として決定される(S813)。
そして、S813の処理で決定された位置データを含むフォーマットを作成し、そのフォーマットを、管理フォーマットテーブル64aに新たに記憶させる(S814)。なお、管理フォーマットテーブル64aに新規のフォーマットを記憶させる場合、そのフォーマットには、既に使用済みの他の管理番号と重複しないユニークな管理番号が対応付けられる。このフォーマットに対応付けられた新たな管理番号は、管理番号メモリ13cに記憶される。また、このときフォーマット登録画面80には、記憶された管理番号が、メッセージ86によりユーザに通知される。(図5参照)。
フォーマット登録処理(S8)によれば、ユーザの所望の位置データが決定され、管理フォーマットテーブル64aに記憶させる。従って、ユーザの所望の箇所を塗りつぶすことが可能となる。
図8に戻り説明する。フォーマット登録処理(S8)により、フォーマットが新たに決定されると、その新たに決定したフォーマットに対応する管理番号を保持するバーコード73を機密文書71に印刷するためのバーコードデータを作成する(S13)。そして、そのバーコードデータを、画像を印刷するための印刷データに付加して、第1複合機30へ出力する(S14)。
機密文書作成処理(S1)によれば、塗りつぶし箇所を示すバーコードが付加された機密文書71を、第1複合機30に作成させることができる。なお、この機密文書71に対する塗りつぶしコピーについては、図11を参照して後述する。
またバーコード73には、管理番号を保持させれば良いので、例えば、一次元バーコードなど、保持できるデータ量がそれほど大きくない識別子でも用いることができる。
図10は、フォーマット選択処理(S4)を示すフローチャートである。フォーマット選択処理(S4)は、管理フォーマットテーブル64a(図6参照)に登録済みのフォーマットのうち、今回の機密文書作成処理に適したフォーマットを選択する処理である。
まず、塗りつぶしコピー履歴テーブル64b(図7参照。)に記憶されているデータを呼び出す(S902)。次に、ユーザからの管理番号の入力を受け付け、管理番号が入力されたかを判断する(S904)。
ユーザから管理番号が入力された場合(S904:Yes)、その管理番号に対応するフォーマットを選択し(S905)、そのフォーマットの塗りつぶし箇所を示す位置データと印刷対象である画像データとに基づいて、塗りつぶし箇所が示された画像を画面に表示する(S906)。そして、ユーザから決定指示が入力されたか否かを判断する(S907)。S907の判断が否定される場合(S907:No)、S904に戻り処理を繰り返すが、S907の判断が肯定される場合、選択フォーマット有りに設定し(S908)、フォーマット選択処理(S4)を終了する。
このようにすれば、ユーザは、自らが入力した管理番号に対応した塗りつぶし箇所を視認し、その塗りつぶし箇所を今回作成しようとする機密文書71に適当か否かを判断することができる。
一方、S904の判断が否定される場合(S904:No)、次に、印刷対象の画像データのファイル名と一致するファイル名が、塗りつぶしコピー履歴テーブル64b(図7参照)に既に記憶されているか否かを判断する(S910)。
S910の判断が肯定される場合(S910:Yes)、その一致するファイル名に対応する管理番号を取得し、その管理番号に対応するフォーマットを選択する(S911)。そして、その選択したフォーマットの位置データと印刷対象である画像データとに基づいて、塗りつぶし箇所が示された画像を画面に表示する(S916)。
S910の判断が否定される場合(S910:No)、次に、印刷対象の画像データのサイズと、同一のサイズが、塗りつぶしコピー履歴テーブル64bに記憶されているか否かを判断する(S912)。
S912の判断が肯定される場合(S912:Yes)、その同一のサイズに対応する管理番号を取得し、その管理番号に対応するフォーマットを選択し(S911)、その選択したフォーマットの位置データと印刷対象である画像データとに基づいて塗りつぶし箇所が示された画像を画面に表示する(S916)。
S912の判断が否定される場合(S912:No)、次に、印刷対象の画像データの作成日時と、同一の作成日時が、塗りつぶしコピー履歴テーブル64bに記憶されているか否かを判断する(S914)。
S914の判断が肯定される場合(S914:Yes)、その同一の作成日時に対応する管理番号を取得し、その管理番号に対応するフォーマットを選択し(S911)、塗りつぶし箇所が示された画像を画面に表示する(S916)。
そして、ユーザから決定指示が入力されたか否かを判断する(S917)。S917の判断が肯定される場合(S917:Yes)、選択フォーマット有りに設定し(S908)、フォーマット選択処理を終了するが、S917の判断が否定される場合(S917:No)、選択フォーマット無しに設定し(S918)、フォーマット選択処理(S4)をし、機密文書作成処理(S1)に戻る。
フォーマット選択処理(S4)によれば、一旦、フォーマットが決定された画像データについて、再度、印刷を行う場合には、管理番号、画像データのファイル名、サイズ、または作成日時のいずれかに基づいて、先に登録されたフォーマットが選択される。そして、機密文書作成処理(S1)では、その選択されたフォーマットを利用して、適切な位置データが簡単に決定されるので、ユーザの操作負担が軽減される。
また、選択されたフォーマットを利用した場合の塗りつぶし箇所を示す画像が、位置データの決定前に画面に表示されるので、ユーザは、予め記憶されているフォーマットに対応した塗りつぶし箇所を視認し、そのフォーマットが、今回の画像に対して適切なものであるか否かを確認した上で、そのフォーマットを利用するか否かを決定することができる。
また、フォーマット選択処理(S4)によれば、ファイル名を条件として塗りつぶしコピー履歴テーブル64bを検索したときに、同一ファイル名がなかった場合は、サイズ、または作成日時を条件として印刷履歴テーブル64bを検索するので、例えば、ファイル名を変更されていても、該当するフォーマットを選択できる可能性が高い。
次に、図11及び図12を参照して、第2複合機40で実行される、塗りつぶしコピー処理について説明する。図11は、塗りつぶしコピー処理(S100)を示すフローチャートである。この塗りつぶしコピー処理(S100)は、機密文書71を読み取ることで、機密文書71に対する塗りつぶし箇所を決定し、その決定した塗りつぶし箇所を機密文書71の読み取り画像に適用して、新たな記録媒体に印刷する処理である。
まず、第2複合機40の原稿台に原稿がセットされ、スキャナ45の読み取り開始指示があったか否かを判断する(S102)。この処理は、例えば、第2複合機40に備えられた読み取り開始キーが押下されたか否かを検出することにより判断される。S102の判断が否定される場合(S102:No)、処理を終了する。一方、S102の判断が肯定される場合(S102:Yes)、原稿の読み取りを行う(S104)。読み取られた画像データは画像データメモリ43cに格納される。
次に、原稿を読み取ることにより得られた読み取りデータの中にバーコードを示すデータが含まれているか否かを判断する(S106)。S106の判断が否定される場合(S106:No)、読み取られた原稿は機密文書71ではないと判断し(S110)、通常のコピー動作を行い(S112)、処理を終了する。
一方、S106の判断が肯定される場合(S106:Yes)、処理対象の記録用紙が機密文書71であると判断し、バーコード73の読み取りにより、バーコード73から管理番号が取得され、管理番号メモリ43a(図3参照)に格納される。次に、バーコード73から取得した管理番号に対応するフォーマットが、管理フォーマットテーブル64aに記憶されているか否かを判断する(S108)。
S108の判断が否定される場合(S108:No)、第2複合機40のLCD49に、フォーマットが見つからない旨を表示し(S114)、読み取りデータを消去し(S116)、処理を終了する。
一方、S108の判断が肯定される場合(S108:Yes)、管理番号に基づいて塗りつぶし箇所を決定する塗りつぶし箇所決定処理(S120)を実行し、その決定した塗りつぶし箇所を原稿の読み取りデータに合成し、塗りつぶし画像データを生成する(S122)。次に、新たな記録媒体を給紙して、S122で生成した塗りつぶし画像データを印刷し(S124)、その印刷履歴を塗りつぶしコピー履歴テーブル64b(図7参照)に格納し(S128)、処理を終了する。
本実施形態の塗りつぶしコピー処理(S100)によれば、バーコード73の読み取りにより適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定することができ、塗りつぶしに要する処理時間が短縮される。また、機密文書に含まれる機密情報を適切に隠蔽した塗りつぶし画像データを生成することができる。また、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコード73は、印刷済みの記録媒体に付加されているので、塗りつぶし箇所を決定するための識別子を紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
さらに、機密文書71を読み取るだけの簡単な動作で、機密文書71に含まれる機密情報が適切に隠蔽された塗りつぶし画像データを生成可能である。これにより、塗りつぶされた箇所に印刷されていた機密情報の漏洩を適切に防ぎつつ、塗りつぶされていない箇所の情報を他人に公開することができる。さらに、機密文書71自体を塗りつぶすのではなく、機密文書71とは別の新たな記録媒体に画像の一部が塗りつぶされた隠蔽文書75を印刷するので、機密文書71はそのままの状態で保持しつつ、機密文書71を基に何度でも隠蔽文書75を印刷することができる。このような効果は、機密文書71とは別に隠蔽文書75を複数枚印刷したい時に特に有効である。
図12は、塗りつぶし箇所決定処理(S120)を示すフローチャートである。なお、図13は、この塗りつぶし箇所決定処理(S120)において、第2複合機40のLCD49に表示される画面の例を示す図である。よって、図13を適宜参照しつつ、図12に示す塗りつぶし箇所決定処理(S120)について説明する。
まず、管理番号に対応したフォーマットを、管理フォーマットテーブル64a(図6参照)から呼び出し、そのフォーマット64a2に含まれる位置データ64a4を、位置データメモリ43bに格納する(S130)。次に、機密文書71を読み取って獲られた読み取りデータと格納した位置データ64a4とに基づいて機密部指定画面90を作成し、LCD49に表示する。
図13は、機密部指定画面90の一例を示す図である。図13に示すように、機密部指定画面90には、画像表示領域91、機密部指定アイコン92、機密部指定解除アイコン93、およびフォーマット登録アイコン94が設けられる。
画像表示領域91は、位置データに対応した塗りつぶし箇所95が示された画像が表示される領域である。このように、塗りつぶし箇所の決定に先立ち、呼び出した位置データに基づく塗りつぶし箇所が表示されることにより、以降の処理において、例えば、塗りつぶしを中止する、塗りつぶし箇所を変更するなど、ユーザが適切な処置をとることができる。なお、機密部指定アイコン92および機密指定部解除アイコン93の機能は、図5を参照して説明した機密部指定アイコン82および機密指定部解除アイコン83とほぼ同様であるため、説明を省略する。
図12に戻り説明する。次に、機密部指定画面90内の機密部指定アイコン92または機密指定部解除アイコン93(図7参照)が、ユーザにより指示されたか否かを判断する(S134)。
S134の判断が肯定される場合(S134:Yes)、機密部指定画面90に表示された画像91に基づいて行うユーザ指示に従って、位置データメモリ43bに格納された位置データを変更する(S136)。
なお、ユーザ指示に従って位置データが変更されると、その変更に伴って、画像表示領域91に示される塗りつぶし箇所95の表示位置も変更される(図13参照)。このようにすれば、ユーザは、現時点で選択されている塗りつぶし箇所95を視認しつつ、塗りつぶし箇所95を適切に変更することができる。
一方、S134の判断が否定される場合(S134:No)、S136の処理をスキップし、S138の処理に移行する。すなわち位置データを変更しない。
次に、フォーマット登録アイコン94が指示されたかを判断する(S138)。S138の判断が否定される場合(S138:No)、S134の処理に戻る。一方、S138の判断が肯定される場合(S138:Yes)、位置データを決定し、その決定された位置データを、バーコード73から取得された管理番号と対応付けて、管理フォーマットテーブル64aに記憶する。S120の処理で決定された位置データがユーザ指示に基づいて変更されていた場合は、その変更後の位置データを、変更前の位置データに上書して処理を終了する。
このようにすれば、バーコード73から取得した管理番号に基づいて呼び出した位置データを変更したとしても、その変更後の位置データが取得した管理番号と対応付けて管理フォーマットテーブル64b(図6参照)に記憶される。従って、次回以降、同じ管理番号が付加された機密文書71について塗りつぶしコピーを行う際には、その変更後の位置データを呼び出して利用することができるので、ユーザの操作負担が軽減される。
塗りつぶし箇所決定処理(S120)によれば、管理番号に対応する位置データに基づいて、塗りつぶし箇所が決定されるので、適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定することができる。
さらに、塗りつぶし箇所決定処理(S120)によれば、バーコード73から取得した管理番号に基づいて、位置データを呼び出し、その位置データに基づいて、塗りつぶし箇所が決定される。よって、機密文書71のバーコード73に、その機密文書71に最適な位置データに対応する管理番号を保持させておけば、ユーザ自身が操作しなくても、最適な塗りつぶし箇所を自動的に決定することができる。
また、呼び出した位置データが変更された場合には、その変更された位置データに基づいて塗りつぶし箇所を決定させることができるので、管理番号に基づいて呼び出した位置データに基づく塗りつぶし箇所が、ユーザの期待とぴったり一致しなかったとしても、ユーザは、好みや目的に合わない一部のみを変更すれば良く、操作負担が極めて小さい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第2複合機40のプリンタ48によって、第1の実施形態における塗りつぶしコピーと同様の機能を達成する点で異なる。すなわち、第2の実施形態において、第2複合機40は、プリンタ48に給紙される給紙カセットに機密文書71をセットされると、プリンタ48に備えられたキャリッジ55によりバーコード73を認識し、バーコード73に基づいて機密文書71の画像データおよび塗りつぶし箇所を示す位置データを読み出す。そして、これらのデータを用いて隠蔽文書75を新たな記録媒体に印刷する。従って、スキャナ45による機密文書71の読み取りを行う必要がない。
以下、第2実施形態の特徴的な構成のみを説明する。従って、PC10および第1複合機30の構成は、第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
次に第2複合機40の構成について、第1の実施形態とは異なる構成を中心に説明する。図3において、第2複合機40は、画像データメモリ43cとプリンタ48の構成が第1の実施形態とは異なる。画像データメモリ43cには、詳しくは後述するが、バーコードを読み取ることで取得された管理番号に基づいて呼び出された画像データが格納される。
図4を参照して、第2複合機40のプリンタ48について詳細に説明する。図4(a)は、第2複合機40に内蔵されたプリンタ48の構成を示す概略平面図である。図4(a)に示すように、プリンタ48には、記録ヘッドを搭載したキャリッジ55が、記録用紙の幅方向(図4(a)における紙面横方向)に往復移動可能に設けられる。
キャリッジ55に搭載された記録ヘッドは、インクタンク53から供給されるインクを微小なインク滴として記録用紙に吐出する。このような記録ヘッドが搭載されたキャリッジ55が、記録用紙の幅方向に移動されることにより、記録ヘッド下方においてプラテン54(図4(b)参照)上を搬送される記録用紙Pに、印刷が行われる。特に、記録用紙Pが機密文書71である場合は、その機密文書71のバーコード73(図2参照)を読み取り、バーコード73に基づいて決定される塗りつぶし箇所を、印刷により塗りつぶす。
図4(b)は、バーコード73の読み取りに用いられるメディアセンサ50の断面構成の概略を示す部分断面図である。図4(b)に示すように、メディアセンサ50は、キャリッジ55に設けられ、プラテン54上に給紙された記録用紙Pに向けて光を照射する発光ダイオード51と、記録用紙Pからの反射光を受光する光学式センサ52とを有する。よって、プラテン54を明度の低い色で構成することにより、メディアセンサ50が受光する反射光量の差により記録用紙Pの有無を検知することができる。
特に、本実施形態では、機密文書71のバーコード73(図2参照)の読み取りにも、このメディアセンサ50を用いることとしているので、バーコード73読み取りのための新たな構成を追加する必要がなく、コストアップおよび装置の大型化が抑制される。
また、メディアセンサ50がキャリッジ55に搭載されているので、メディアセンサ50を記録用紙の幅方向に往復移動させることができる。よって、バーコード73が記録用紙Pのいずれの位置に印刷されていたとしても、キャリッジ55によりメディアセンサ50の記録用紙幅方向位置を移動させるか、または図示しない搬送機構によりプラテン54上の記録用紙を搬送することにより、バーコード73を読み取ることができる。
次にサーバ60について説明する。サーバ60については、第1の実施形態とほぼ同様であるが、HDD64に記憶される管理フォーマットテーブル640aのみ、第1の実施形態とは異なるので、図14を参照して説明する。
図14に示すように、管理フォーマットテーブル640aは、管理番号640a1と、フォーマット640a2とで構成される。フォーマット640a2には、位置データ640a4に対応付けて、その位置データ640a4に基づく塗りつぶしが適用される、機密文書71の画像72に対応した画像データ640b3が記憶される。ここで、画像データ640a3が記憶される点が第1の実施形態における管理フォーマットテーブル64aとは異なる。位置データ640a4は、塗りつぶし箇所85で示される領域の始点座標と終点座標とからなる組の1又は複数組で構成されるものである。
詳細は図16を参照して後述するが、第2複合機40において機密文書71の塗りつぶしコピー処理を実行する際、第2複合機40は、機密文書71のバーコード73から管理番号を取得する。そして、その取得した管理番号に対応するフォーマットを利用して、その機密文書71に適した塗りつぶし箇所を決定し、塗りつぶしコピーを実行する。
次に、図15を参照してPC10で実行される機密文書作成処理(S200)について説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理には同じ番号を付し、説明は省略する。図15は、機密文書作成処理(S200)を示すフローチャートである。この機密文書作成処理(S200)は、PC10において、画像データが指定され、その画像データに対し、印刷指示が入力されると実行される処理である。機密文書作成処理(S200)は、図8に示す第1の実施形態における機密文書作成処理(S1)と共通の処理については、同じ番号を付し、説明は省略する。
フォーマット選択処理(S4)を経て、選択フォーマットがありと判断され(S6:Yes)、管理フォーマットテーブル640aから呼び出されたフォーマットの塗りつぶし箇所と、文字の印刷位置とが重なっていると判断され(S11:Yes)、位置データ640a4が決定されると(S12)、その決定された位置データと、印刷対象の画像データとを含むフォーマットを作成し、そのフォーマットを、管理フォーマットテーブル640aに新たに記憶させる(S15)。このS15の処理が、第1の実施形態における機密文書作成処理(S1)とは異なる処理である。なお、管理フォーマットテーブル640aに新規のフォーマットを記憶させる場合、そのフォーマットには、既に使用済みの他の管理番号と重複しないユニークな管理番号が対応付けられる。このフォーマットに対応付けられた新たな管理番号は、管理番号メモリ13cに記憶される。
また、フォーマット登録処理(S800)において、第1の実施形態と異なる点のみ、図9を参照して説明する。ユーザにより指定された塗りつぶし箇所を示す位置データが決定される(S813)と、S813の処理で決定された位置データと、印刷対象の画像データとを含むフォーマットを作成し、そのフォーマットを、管理フォーマットテーブル640aに新たに記憶させる(S814)。
このように、第2の実施形態における機密文書作成処理(S200)では、S15およびS814で実行されるように、塗りつぶし箇所を示す位置データが決定されると、その決定された位置データと、印刷対象の画像データとを含む新規なフォーマットを、管理フォーマットテーブル640aに記憶させる。これは、後述する塗りつぶしコピー処理(S300)にて、キャリッジ55に備えられたメディアセンサ50でバーコードを読み取ることにより、そのバーコードに基づいて管理フォーマットテーブル640aに登録された画像データ640a3と位置データ640a4とを呼び出すためである。
図15に戻り説明する。次に、S15およびS814で管理フォーマットテーブル640aに記憶された新たな管理番号640a1を保持するバーコード73のバーコードデータを作成する(S13)。そして、そのバーコードデータを、画像72を印刷するための印刷データに付加して、第1複合機30へ出力する(S14)。これにより、画像データについて決定された位置データを取得するためのバーコード73を、機密文書71に付加させ、且つ、その機密文書71への画像72の印刷を、第1複合機30に実行させることができる。
このように、機密文書作成処理(S200)では、機密文書71に、塗りつぶし箇所を示す位置データを取得するためのバーコード73を付加する。よって、塗りつぶしコピーを行う際には、その機密文書71に付加されているバーコード73を用いて、管理フォーマットテーブル640aから位置データおよび画像データを取得し、その位置データおよび画像データに基づいて塗りつぶし箇所を決定することができるので、画像データに対する適切な塗りつぶし箇所を短時間で決定することができ、塗りつぶし画像データの生成に要する手間と処理時間が省けるという効果がある。
また、機密文書71自体に、バーコードが付加されるので、その塗りつぶしコピーを行う際に、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコードを紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良いという効果がある。
続いて、図16を参照して塗りつぶしコピー処理(S300)を説明する。図16は、第2複合機40で実行される、塗りつぶしコピー処理(S300)を示すフローチャートである。この塗りつぶしコピー処理(S300)は、キャリッジ55に備えられたメディアセンサ50でバーコードを読み取ることにより、機密文書71に対する塗りつぶし箇所を決定し、新たな記録媒体に印刷する処理である。
まず、第2複合機40の塗りつぶしモードフラグがオンに設定されているか否かを判断する(S302)。この処理は、例えば、第2複合機40に塗りつぶしモードを指定するキーが備えられており、そのキー押下されたかを検出することにより判断される。S302の判断が否定される場合(S302:No)、処理を終了する。
一方、S302の判断が肯定される場合(S302:Yes)、次に、機密文書71が給紙トレイにセットされているか否かを判断する(S304)。なお、予め機密文書71セット用の給紙トレイを定めておき、その給紙トレイに記録用紙がセットされているか否かに基づいて、S304の判断を行うこととしても良い。
S304の判断が否定される場合(S304:No)、処理を待機するが、S304の判断が肯定される場合(S304:Yes)、次に、その機密文書71のバーコード73がメディアセンサ50による読み取り可能位置に到達するまで、機密文書71を給紙する(S306)。
次に、機密文書71に付加されたバーコード73を、メディアセンサ50(図4(b)参照)により読み取る(S308)。処理対象の記録用紙が機密文書73である場合、バーコード73の読み取りにより、バーコード73から管理番号が取得され、管理番号メモリ43a(図3参照)に格納される。
次に、バーコード73が認識できたか否かを判断する(S310)。S310の判断が否定される場合(S310:No)、機密文書71ではないと判断し(S312)、給紙された記録用紙をそのまま排紙し(S314)、処理を終了する。
一方、S310の判断が肯定される場合(S310:Yes)、次に、バーコード73から取得した管理番号に対応するフォーマットが、管理フォーマットテーブル64aに記憶されているか否かを判断する(S316)。
S316の判断が否定される場合(S316:No)、第2複合機40のLCD49に、フォーマットが見つからない旨を表示し(S318)、S314の処理に移行する。
一方、S316の判断が肯定される場合(S316:Yes)、管理番号に基づいて塗りつぶし箇所および機密文書71に対応する画像データとを決定する塗りつぶし箇所決定処理(S320)を実行し、その決定した塗りつぶし箇所を示す位置データおよび機密文書71に対応する画像データを、新たな記録媒体に対し印刷する(S322)。次に、S322の印刷履歴を塗りつぶしコピー履歴テーブル64b(図7参照)に格納し(S324)、処理を終了する。
本実施形態の塗りつぶしコピー処理(S300)によれば、機密文書71に印刷された機密情報を適切に塗りつぶした画像データを生成することができる。また、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコードは、機密文書71自体に付加されているので、塗りつぶし箇所を決定するためのバーコードを紛失するおそれが少なく、ユーザにとって使い勝手が良い効果がある。
また、メディアセンサ50に読み取られることにより、バーコードから取得した管理番号に対応する画像データを管理フォーマットテーブル640aから呼び出すことで、位置データおよび画像データを取得するので、画像データおよび位置データを取得するための特別な手段がそれぞれ必要ではなく、簡易な構成で画像データおよび位置データを取得することができる。さらに、キャリッジ55に搭載された、記録媒体の有無や記録媒体の端を検出するためのメディアセンサ50を用いて、バーコードを読み取ることとすれば、バーコード読み取りのための新たな構成を追加する必要がなく装置を簡素化できる。さらに、記録媒体の幅方向に往復移動可能なキャリッジ55にメディアセンサ50が設けられているので、バーコードの印刷位置が限定されていなくても、記録媒体の幅方向にキャリッジ55を適宜移動させることにより、バーコードを読み取ることができるという効果がある。
次に、塗りつぶし箇所決定処理(S320)について説明する。第2の実施形態における塗りつぶし箇所決定処理(S320)は、第1の実施形態における塗りつぶし箇所決定処理(S120)と一部が異なるのみなので、図12を参照して異なる部分を中心に説明する。なお、この塗りつぶし箇所決定処理(S320)において、第2複合機40のLCD49に表示される画面は、先述した図13と同様であるので説明は省略する。
まず、管理番号に対応したフォーマットを、管理フォーマットテーブル640a(図14参照)から呼び出し、そのフォーマット640a2に含まれる位置データ640a4を、位置データメモリ43bに格納し、画像データ640a3を画像データメモリ43c(図3参照)に格納する(S330)。S320は、管理番号により、位置データとともに画像データも管理フォーマットテーブルから呼び出す点でS130とは異なる。
次に、格納した画像データ64a3と位置データ64a4とに基づいて機密部指定画面90(図13参照)を作成し、LCD49に表示する(S332)。S332は、管理フォーマットテーブルから呼び出された画像データに基づいて機密部指定画面90を表示する点で、S132とは異なる。以降の処理(S134〜S138)については、第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、第1および第2の実施形態の画像形成システム1では、バーコードを読み取ることにより、機密文書71の機密部分が塗りつぶされた隠蔽文書75を印刷するものであるが、これに限られず、機密文書71の機密部分が塗りつぶされた塗りつぶし画像データをFAX送信したり、ファイルを作成してメールに添付したりしてもよい。
また、上記実施形態の画像形成システム1では、第1複合機30と、第2複合機40とがそれぞれ別体であったが、プリンタ機能を有する1台のプリンタで、機密文書作成処理(S1およびS200)により出力されるデータの記録媒体への印刷、および、塗りつぶしコピー処理(S100)を実行しても良い。また、実施形態の画像形成システム1では、第2複合機40が、他の装置と同一のLAN70に接続されていたが、第2複合機40が同一のLAN70に接続されていなくても良い。
また、上記実施形態では、PC10が第1複合機30を制御することにより、機密文書71を作成させることとしていたが、第1複合機30など、プリンタ部を有する装置単体で、機密文書71を作成するように構成されても良い。この場合、その装置のプリンタ部が、特許請求の範囲に記載の印刷手段に相当し、その装置に内蔵されたCPUが、特許請求の範囲に記載の印刷制御装置に相当する。また、その装置に格納されたプログラムが、特許請求の範囲に記載の印刷制御プログラムに相当する。
また、上記実施形態では、管理フォーマットテーブル64a、640aおよび塗りつぶしコピー履歴テーブル64bが、サーバ60に記憶されていたが、PC10や、第1複合機30、又は第2複合機40に記憶されても良い。
また、上記実施形態では、塗りつぶし箇所を決定するための識別子として、一次元のバーコード73を用いるものとして説明したが、これに替えて、二次元コードなど、データをコード化して保持する他の識別子や、ICタグなど管理番号を記憶して保持する識別子が用いられても良い。
また、実施形態では、バーコード73などの識別子に、管理番号を保持させるものとして説明したが、例えば、塗りつぶし箇所74を示す位置データや画像データそのものを識別子に保持させても良い。その場合、二次元コードや無線タグなど、保持可能なデータ容量が比較的大きい識別子が好適に用いられる。
また、上記実施形態では、バーコード73などの識別子に、管理番号を保持させるものとして説明したが、例えば、フォーマットにフォーマット名(例えば、「名刺」、「お客様情報」など)を対応付け、ユーザによりそのフォーマット名が入力された場合に、対応するフォーマットを呼び出すように構成されても良い。この場合、フォーマット名が管理データに相当する。
また、上記実施形態の塗りつぶしコピー処理(S100、S300)では、バーコード73などの識別子から得た管理番号に基づき、塗りつぶし箇所74を決定していたが、例えば、機密文書71の複数箇所に、バーコード73等の識別子を付加し、2つの識別子間を塗りつぶし箇所74として決定するように、構成されても良い。
また、上述したフォーマット選択処理(S4)におけるS912の処理では、印刷対象の画像データのサイズと、同一のサイズに対応付けられた位置データを選択することとしていたが、これに代えて、画像データのサイズとの差が所定値以下にあるサイズに対応付けられた位置データを選択することとしても良い。このようにすれば、前回の機密文書印刷処理時から、画像データに微細な変更が加えられ、サイズが多少異なるものとなっていたとしても、対応する位置データを選択することができる。
また、同様に、S914の処理では、印刷対象の画像データの作成日時と、同一の作成日時に対応付けられた位置データを選択することとしていたが、これに代えて、印刷対象の画像データの作成日時との差が所定期間以下にある作成日時が対応付けられた位置データを選択することとしても良い。
また、上述した機密文書作成処理(S1、S200)では、選択されたフォーマットの位置データで示される塗りつぶし箇所が、画像データに基づいて印刷される文字だけではなく、画像と重なると判断された場合にも、その選択された位置データを、塗りつぶし箇所を示す位置データとして決定するように構成されても良い。
また、実施形態では、塗りつぶしに用いるインクについて特に限定をしていないが、例えば、記録ヘッドのクリーニング操作により吸引された廃インクが用いられても良い。また、複数色のインクが使用可能で有れば、パージ時期が最も迫ったインクが用いられて塗りつぶしコピーが行われても良い。また、背景色の色を画像データから判断し、その背景色と同系の色で、塗りつぶしコピーが行われても良い。
本発明における実施形態の画像形成システムの全体構成を示すブロック図である。 (a)は、PCにより実行される、機密文書作成処理の流れを模式的に示す図であり、(b)は、第2複合機で実行される、塗りつぶしコピー処理の流れを模式的に示す図である。 図1に示す画像形成システムの電気的構成を示すブロック図である。 (a)は、第2複合機に内蔵されたプリンタの構成を示す概略平面図であり、(b)は、バーコード73の読み取りに用いられるメディアセンサの断面構成の概略を示す部分断面図である。 フォーマット登録画面の一例を示す図である。 管理フォーマットテーブルの内容の一例を模式的に示す図である。 塗りつぶしコピー履歴テーブルの内容の一例を模式的に示す図である。 PCで実行される機密文書作成処理を示すフローチャートである。 フォーマット登録処理を示すフローチャートである。 フォーマット選択処理を示すフローチャートである。 第2複合機で実行される、塗りつぶしコピー処理を示すフローチャートである。 塗りつぶし箇所決定処理を示すフローチャートである。 塗りつぶし箇所決定処理において、第2複合機のLCDに表示される画面の例を示す図である。 管理フォーマットテーブルの内容の一例を模式的に示す図である。 PCで実行される機密文書作成処理を示すフローチャートである。 第2複合機で実行される、塗りつぶしコピー処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成システム
10 PC(画像形成制御装置の一例)
14a 第1複合機用プリンタドライバ(印刷制御プログラムの一例)
30 第1複合機(画像形成装置の一例、第1画像形成装置の一例)
40 第2複合機(印刷手段の一例、第2画像処理装置の一例、第3画像処理装置の一例)
45 スキャナ45(画像読取手段の一例、識別子読取手段の一例)
50 メディアセンサ(光センサの一例)
51 発光ダイオード(発光素子の一例)
52 光学式センサ(受光素子の一例)
64 HDD(記憶手段の一例、管理記憶手段の一例)
71 機密文書(印刷済みの記録媒体の一例、識別子が付加される記録媒体の一例)
72 画像
73 バーコード(識別子の一例)
S12 位置データ決定手段の一例
S14 付加指示手段の一例、印刷指示手段の一例
S120 塗りつぶし箇所決定処理(決定手段の一例)
S136 変更手段の一例
S308 取得手段の一例
S330 呼出手段の一例
S911 選択手段の一例

Claims (12)

  1. 印刷済みの記録媒体に付加された、前記記録媒体に印刷された画像に対する塗りつぶし箇所を決定するための識別子を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた識別子から、前記塗りつぶし箇所の位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記記録媒体に印刷された画像に対応する画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された塗りつぶし箇所に基づいて、前記画像データ取得手段により取得された画像データの一部に塗りつぶしデータを付加した、塗りつぶし画像データを生成する生成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置データに、前記位置データを管理するための管理データを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
    前記読取手段は、前記識別子を読み取ることにより、前記管理データを取得し、
    前記位置データ取得手段は、前記読取手段により取得された管理データに対応する位置データを前記記憶手段から読み出すことで、位置データを取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像データ取得手段は、前記記録媒体に印刷された画像を読み取ることにより、前記画像データを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段は、前記位置データとともに、その位置データに基づく塗りつぶし箇所を適用する画像データを、前記管理データにより対応付けて記憶するものであり、
    前記画像データ取得手段は、前記読取手段により取得された管理データに対応する画像データを前記記憶手段から読み出すことで、前記画像データを取得するものであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記識別子は前記記録媒体に印刷された識別子であり、
    前記記録媒体に対しインクを吐出する記録ヘッドを搭載し、記録媒体の幅方向に往復移動可能に設けられたキャリッジと、
    そのキャリッジに設けられ、発光素子と受光素子とを有する光センサとを備え、
    前記読取手段は、前記光センサを用いて前記識別子を読み取ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を示した画像を画面に表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示された画像に基づいて行うユーザ指示に従って、前記位置データを変更する変更手段とを備え、
    前記決定手段は、前記変更手段による位置データの変更に基づき、前記画像データに対する塗りつぶし箇所を決定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記生成手段により生成された塗りつぶし画像データに基づいて、画像の一部が塗りつぶされた画像を新たな記録媒体に印刷する印刷手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する画像形成装置を制御するための画像形成制御装置であって、
    前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、
    前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、
    前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記画像形成装置に印刷させる印刷指示手段とを備えることを特徴とする画像形成制御装置。
  9. 前記位置データ決定手段により決定された位置データと、その位置データに基づく塗りつぶし箇所が適用される画像データのファイル名、サイズ、または作成日時のうち、少なくともいずれか1つとを、前記管理データにより対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記印刷指示手段による印刷対象の画像データのファイル名と一致するファイル名が対応付けられた位置データ、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データのサイズとの差が所定値以下にあるサイズが対応付けられた位置データ、または、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データの作成日時との差が所定期間以下にある作成日時が対応付けられた位置データを、前記記憶手段に記憶されている位置データの中から選択する選択手段とを備え、
    前記位置データ決定手段は、前記選択手段により選択された位置データを用いて、前記印刷指示手段による印刷対象の画像データに対する塗りつぶし箇所を示す位置データを決定することを特徴とする請求項8記載の画像形成制御装置。
  10. 画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する画像形成装置を制御するための画像形成制御装置を、
    前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、
    前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、
    前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記画像形成装置に印刷させる印刷指示手段として機能させることを特徴とする画像形成制御プログラム。
  11. 画像データに基づく画像を記録媒体に印刷する第1画像形成装置と、その第1画像形成装置を制御するための画像形成制御装置とからなる画像形成システムであって、
    前記画像形成制御装置は、
    前記画像データに対する、塗りつぶし箇所を示す位置データを決定する位置データ決定手段と、
    前記位置データ決定手段により決定される位置データを取得するための識別子を、前記第1画像形成装置を用いて記録媒体に付加させる付加指示手段と、
    前記付加指示手段の指示により識別子が付加される記録媒体に対して、前記画像データに基づく画像を、前記第1画像形成装置に印刷させる印刷指示手段とを備えることを特徴とする画像形成システム。
  12. 前記画像形成システムは、
    印刷済みの記録媒体に付加された、前記記録媒体に印刷された画像に対する塗りつぶし箇所を決定するための識別子を読み取る読取手段と、
    前記読取手段により読み取られた識別子から、前記塗りつぶし箇所の位置データを取得する位置データ取得手段と、
    前記記録媒体に印刷された画像に対応する画像データを取得する画像データ取得手段と、
    前記位置データ取得手段により取得された位置データに基づき、前記画像データ取得手段により取得された画像データに対する塗りつぶし箇所を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された塗りつぶし箇所に基づいて、前記画像データ取得手段により取得された画像データの一部に塗りつぶしデータを付加した、塗りつぶし画像データを生成する生成手段と、を備える第2画像形成装置を、さらに含むことを特徴とする請求項11記載の画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6077625B1 (ja) * 2015-10-23 2017-02-08 株式会社ヒメナ・アンド・カンパニー 個人情報保護が可能なスキャナシステム、コンピュータプログラム

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